JPH061425Y2 - 情報カード用カード基材 - Google Patents
情報カード用カード基材Info
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- JPH061425Y2 JPH061425Y2 JP8950888U JP8950888U JPH061425Y2 JP H061425 Y2 JPH061425 Y2 JP H061425Y2 JP 8950888 U JP8950888 U JP 8950888U JP 8950888 U JP8950888 U JP 8950888U JP H061425 Y2 JPH061425 Y2 JP H061425Y2
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- JP
- Japan
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- card
- card body
- transparent protective
- protective member
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、会社、学校、銀行、病院、ホテル等で広く利
用されている身分証カード、銀行カード、診察カード、
会員証カード等の情報カードに係わり、特に、固有情報
の書込み操作が迅速に行え、しかも、書込まれた情報の
改ざんがされ難い情報カードを簡便に提供できる情報カ
ード用カード基材に関するものである。
用されている身分証カード、銀行カード、診察カード、
会員証カード等の情報カードに係わり、特に、固有情報
の書込み操作が迅速に行え、しかも、書込まれた情報の
改ざんがされ難い情報カードを簡便に提供できる情報カ
ード用カード基材に関するものである。
[従来の技術] 従来、この種の情報カードとしては、第5図に示すよう
に各種固有情報が記入されるカード本体(a)と、この
カード本体(a)の情報記入面を保護する透明フィルム
(b)とでその主要部を構成し、ラミネータ機と称され
る加熱装置により作成されるカードが一般に知られてい
るが、この情報カードの提供に当たっては上記ラミネー
タ機を必要と、その簡便さに欠ける欠点があるため広く
利用されていないのが実情であった。
に各種固有情報が記入されるカード本体(a)と、この
カード本体(a)の情報記入面を保護する透明フィルム
(b)とでその主要部を構成し、ラミネータ機と称され
る加熱装置により作成されるカードが一般に知られてい
るが、この情報カードの提供に当たっては上記ラミネー
タ機を必要と、その簡便さに欠ける欠点があるため広く
利用されていないのが実情であった。
そこで、近年、上記ラミネータ機等の装置を使用せずに
情報カードを簡便に提供できるカード基材が一部におい
て開発されている。
情報カードを簡便に提供できるカード基材が一部におい
て開発されている。
すなわち、このカード基材(c)は第6図に示すよう
に、一面に接着層(図示せず)を有する透明シート
(d)とこの接着層の一部を露出して積層された剥離シ
ート(e)から成る透明保護部材(f)と、この透明保
護部材(f)が接着層の露出部を介し一端側に貼着され
たカード本体(g)とでその主要部が構成され、第7図
に示すように上記透明保護部材(f)を貼着部から折曲
げてカード本体(g)面を露出させ、この露出されたカ
ード本体(g)面に必要な固有情報を書込んだ後、透明
保護部材(f)の剥離シート(e)をカード本体(g)
の上記貼着部とは反対方向へ向けて順次剥離し、露出さ
れた接着層を介し透明シート(d)をカード本体(g)
に積層させて第8図〜第9図に示す情報カード(h)を
得るものであった。
に、一面に接着層(図示せず)を有する透明シート
(d)とこの接着層の一部を露出して積層された剥離シ
ート(e)から成る透明保護部材(f)と、この透明保
護部材(f)が接着層の露出部を介し一端側に貼着され
たカード本体(g)とでその主要部が構成され、第7図
に示すように上記透明保護部材(f)を貼着部から折曲
げてカード本体(g)面を露出させ、この露出されたカ
ード本体(g)面に必要な固有情報を書込んだ後、透明
保護部材(f)の剥離シート(e)をカード本体(g)
の上記貼着部とは反対方向へ向けて順次剥離し、露出さ
れた接着層を介し透明シート(d)をカード本体(g)
に積層させて第8図〜第9図に示す情報カード(h)を
得るものであった。
そして、このカード基材(h)においてはラミネータ機
等を必要としないためその簡便さに優れた利点があり、
かつ、透明シート(d)の作用により書込み情報の改ざ
んが防止できる利点を有するものであった。尚、第6図
において例示した従来例は、カード本体(g)が折目を
介し連設された表面基材と裏面基材とで構成されている
ものである。
等を必要としないためその簡便さに優れた利点があり、
かつ、透明シート(d)の作用により書込み情報の改ざ
んが防止できる利点を有するものであった。尚、第6図
において例示した従来例は、カード本体(g)が折目を
介し連設された表面基材と裏面基材とで構成されている
ものである。
[考案が解決しようとする課題] ところで、このカード基材(c)において、固有情報を
手書き操作で行うような場合においては問題無いが、第
10図に示すように台紙(j)上にカード基材(c)を複
数連設し、例えば、コンピュータの端末プリンタ等で上
記書込み操作を行おうとすると以下に示すような問題点
があった。
手書き操作で行うような場合においては問題無いが、第
10図に示すように台紙(j)上にカード基材(c)を複
数連設し、例えば、コンピュータの端末プリンタ等で上
記書込み操作を行おうとすると以下に示すような問題点
があった。
すなわち、上記端末プリンタ等で書込む以前に、連設さ
れたカード基材(c)の透明保護部材(d)を全て貼着
部から折曲げ、各カード本体(g)面を露出させる必要
があるため書込み操作が繁雑になる問題点があり、か
つ、上記プリンタの書込みヘッドを移動操作する際にこ
の書込みヘッドが透明保護部材(f)の剥離シート
(e)に接触する場合があって剥離シート(e)を剥が
し易い欠点があり、露出された接着層の一部が書込みヘ
ッドに付着しこのヘッドの書込み性能を著しく劣化させ
てしまう問題点があった。
れたカード基材(c)の透明保護部材(d)を全て貼着
部から折曲げ、各カード本体(g)面を露出させる必要
があるため書込み操作が繁雑になる問題点があり、か
つ、上記プリンタの書込みヘッドを移動操作する際にこ
の書込みヘッドが透明保護部材(f)の剥離シート
(e)に接触する場合があって剥離シート(e)を剥が
し易い欠点があり、露出された接着層の一部が書込みヘ
ッドに付着しこのヘッドの書込み性能を著しく劣化させ
てしまう問題点があった。
[課題を解決するための手段] 本考案は以上の問題点に着目してなされたもので、その
課題とするところは、書込みヘッド等の劣化を起こすこ
となく固有情報の書込み操作が迅速に行え、しかも、書
込まれた情報の改ざんがされ難い情報カードを簡便に作
成できる情報カード用カード基材を提供することにあ
る。
課題とするところは、書込みヘッド等の劣化を起こすこ
となく固有情報の書込み操作が迅速に行え、しかも、書
込まれた情報の改ざんがされ難い情報カードを簡便に作
成できる情報カード用カード基材を提供することにあ
る。
すなわち本考案は、一面に接着層を有する透明シートと
この接着層の一部を露出して積層された剥離シートから
成る透明保護部材と、この透明保護部材が接着層の露出
部を介し一端側に貼着されたカード本体とで構成され、
上記透明保護部材の剥離シートをカード本体の他端側に
向かって順次剥離し透明シートをカード本体に積層させ
て情報カードを作成する情報カード用カード基材を前提
とし、 上記カード本体と透明保護部材との間に発色部材を介在
させると共に、 カード本体と透明保護部材とが貼着された部位とは反対
側の剥離シートの端部に切欠部を設け、この切欠部から
露出する接着層を介して上記透明保護部材の他端側をも
カード本体に仮貼着させたことを特徴とするものであ
る。
この接着層の一部を露出して積層された剥離シートから
成る透明保護部材と、この透明保護部材が接着層の露出
部を介し一端側に貼着されたカード本体とで構成され、
上記透明保護部材の剥離シートをカード本体の他端側に
向かって順次剥離し透明シートをカード本体に積層させ
て情報カードを作成する情報カード用カード基材を前提
とし、 上記カード本体と透明保護部材との間に発色部材を介在
させると共に、 カード本体と透明保護部材とが貼着された部位とは反対
側の剥離シートの端部に切欠部を設け、この切欠部から
露出する接着層を介して上記透明保護部材の他端側をも
カード本体に仮貼着させたことを特徴とするものであ
る。
この様な技術的手段において、上記透明保護部材は接着
層を有する透明シートと剥離シートとで構成されるもの
であるが、この透明シートとしてはポリエステルフィル
ム、ポリ塩化ビニルフィルム等の透明プラスチックフィ
ルムが、一方、剥離シートとしては表面にシリコン等の
剥離剤をコートした普通紙、合成紙、プラスチックフィ
ルム等が使用できる。また、上記接着層を構成する接着
剤としては感圧接着剤、感熱接着剤のいずれも使用でき
るが、圧力を加えただけで接着する感圧接着剤が操作性
の面で優れている。
層を有する透明シートと剥離シートとで構成されるもの
であるが、この透明シートとしてはポリエステルフィル
ム、ポリ塩化ビニルフィルム等の透明プラスチックフィ
ルムが、一方、剥離シートとしては表面にシリコン等の
剥離剤をコートした普通紙、合成紙、プラスチックフィ
ルム等が使用できる。また、上記接着層を構成する接着
剤としては感圧接着剤、感熱接着剤のいずれも使用でき
るが、圧力を加えただけで接着する感圧接着剤が操作性
の面で優れている。
また、上記透明保護部材が一端側に貼着されるカード本
体としては、カードとして要求される所定の厚みを有す
る普通紙、合成紙、プラスチックシート等が使用でき
る。尚、展開状態に形成し、折畳んだ時に上記所定の厚
みとなるものであってもよい。また、このカード本体に
ついては、例えば、ストライプ状の磁気テープやバーコ
ード等、磁気的、あるいは光学的な手段により記録がで
きる記録部を備えていても当然のことながらよい。
体としては、カードとして要求される所定の厚みを有す
る普通紙、合成紙、プラスチックシート等が使用でき
る。尚、展開状態に形成し、折畳んだ時に上記所定の厚
みとなるものであってもよい。また、このカード本体に
ついては、例えば、ストライプ状の磁気テープやバーコ
ード等、磁気的、あるいは光学的な手段により記録がで
きる記録部を備えていても当然のことながらよい。
また、カード本体と透明保護部材との間に介在される発
色部材は、透明保護部材上からの加圧、若しくは加熱処
理によってカード本体上に固有情報の書込みを可能にさ
せるものである。そして、発色材料が単一の着色剤で構
成される場合と、発色材料が発色剤と発色助剤とで構成
される場合とで以下のような態様がある。
色部材は、透明保護部材上からの加圧、若しくは加熱処
理によってカード本体上に固有情報の書込みを可能にさ
せるものである。そして、発色材料が単一の着色剤で構
成される場合と、発色材料が発色剤と発色助剤とで構成
される場合とで以下のような態様がある。
すなわち、発色材料が単一の着色剤で構成される場合に
は、この発色材料を保持する介装シートを上記カード本
体と透明保護部材間に介装させる方法や、透明保護部材
の一部を構成する剥離シートの裏面側に発色材料を保持
させる方法等が利用できる。そして、加圧処理でもって
発色する発色材料の例としては一般の複写用カーボンイ
ンク等があり、炭酸カルシウム、二酸化チタン等の白色
顔料、あるいはカーボンブラック、群青等の有色顔料
と、鉱物油、グリース等の流動性油分と、カルナバワッ
クス、パラフィン合成ワックス等のワックス等でもって
その主要部が構成されるインクが利用できる。また、加
熱処理でもって発色する発色材料の例としては、一般に
転写型感熱記録紙に利用されている熱溶融性のインクや
熱昇華性のインク等が使用できる。
は、この発色材料を保持する介装シートを上記カード本
体と透明保護部材間に介装させる方法や、透明保護部材
の一部を構成する剥離シートの裏面側に発色材料を保持
させる方法等が利用できる。そして、加圧処理でもって
発色する発色材料の例としては一般の複写用カーボンイ
ンク等があり、炭酸カルシウム、二酸化チタン等の白色
顔料、あるいはカーボンブラック、群青等の有色顔料
と、鉱物油、グリース等の流動性油分と、カルナバワッ
クス、パラフィン合成ワックス等のワックス等でもって
その主要部が構成されるインクが利用できる。また、加
熱処理でもって発色する発色材料の例としては、一般に
転写型感熱記録紙に利用されている熱溶融性のインクや
熱昇華性のインク等が使用できる。
一方、上記発色材料が発色剤と発色助剤とで構成される
場合には、発色剤又は発色助剤の一方をカード本体面に
形成し、他方の発色剤又は発色助剤を保護する介装シー
トをカード本体と透明保護部材間に介装させる方法や、
この介装シートに替えて剥離シートの裏面側に上記発色
剤か発色助剤の一方を保持させる方法等が使用できる。
そして、加圧処理でもって発色する発色材料の例として
はノーカーボン紙に利用されている発色剤、発色助剤が
使用できる。すなわち、発色剤としては、不揮発性オイ
ルに溶解した無色又は淡色の発色性色素、例えばロイコ
染料をゼラチンその他の合成高分子皮膜に包んだマイク
ロカプセルが、一方の発色助剤としては、上記色素を発
色させる顕色材、例えば活性クレー類等が使用できる。
場合には、発色剤又は発色助剤の一方をカード本体面に
形成し、他方の発色剤又は発色助剤を保護する介装シー
トをカード本体と透明保護部材間に介装させる方法や、
この介装シートに替えて剥離シートの裏面側に上記発色
剤か発色助剤の一方を保持させる方法等が使用できる。
そして、加圧処理でもって発色する発色材料の例として
はノーカーボン紙に利用されている発色剤、発色助剤が
使用できる。すなわち、発色剤としては、不揮発性オイ
ルに溶解した無色又は淡色の発色性色素、例えばロイコ
染料をゼラチンその他の合成高分子皮膜に包んだマイク
ロカプセルが、一方の発色助剤としては、上記色素を発
色させる顕色材、例えば活性クレー類等が使用できる。
次に、上記剥離シートの端部に形成する切欠部について
は、この切欠部から露出された装着層により透明保護部
材の他端側とカード本体とを仮貼着させるものであり、
従って、仮貼着が可能な範囲において切欠部の形状、並
びに個数について特に制限は無い。
は、この切欠部から露出された装着層により透明保護部
材の他端側とカード本体とを仮貼着させるものであり、
従って、仮貼着が可能な範囲において切欠部の形状、並
びに個数について特に制限は無い。
[作用] 上述したような技術的手段によれば、カード本体と透明
保護部材との間に発色部材を介在させているため透明保
護部材面上からの加圧、若しくは加熱処理によってカー
ド本体面への書込み操作が可能になり、かつ、カード本
体と透明保護部材とが貼着された部位とは反対側の剥離
シートの端部に切欠部を設けこの切欠部から露出する接
着層を介して上記透明保護部材の他端側をもカード本体
に仮貼着させているため、書込み操作中に透明保護部材
がカード本体から剥離し難くなって書込み操作の安定化
を図ることが可能となる。
保護部材との間に発色部材を介在させているため透明保
護部材面上からの加圧、若しくは加熱処理によってカー
ド本体面への書込み操作が可能になり、かつ、カード本
体と透明保護部材とが貼着された部位とは反対側の剥離
シートの端部に切欠部を設けこの切欠部から露出する接
着層を介して上記透明保護部材の他端側をもカード本体
に仮貼着させているため、書込み操作中に透明保護部材
がカード本体から剥離し難くなって書込み操作の安定化
を図ることが可能となる。
[実施例] 以下、本考案の実施例について図面を参照して詳細に説
明する。
明する。
◎第一実施例 この実施例に係るカード基材は、第1図〜第3図に示す
ようにカード本体(1)と、この一端側に貼着された透
明保護部材(2)と、上記カード本体(1)と透明保護
部材(2)間に介装された介装シート(3)とでその主
要部が構成されているものである。
ようにカード本体(1)と、この一端側に貼着された透
明保護部材(2)と、上記カード本体(1)と透明保護
部材(2)間に介装された介装シート(3)とでその主
要部が構成されているものである。
まず、上記カード本体(1)は厚さ0.27mmのポリスチレ
ン製の合成紙(日清紡績株式会社製 商品名ピーチコー
トWGA-270)により構成され、折目(10)を介して連設
された表面基材(1f)と裏面基材(1b)とを備えてお
り、かつ、その裏面側には硬質の接着層(FSK社製
商品名PB接着剤17HD20)(図示せず)が塗布形成されて
シリコン樹脂のコートされた台紙(本州製紙社製 商品
名SP原紙)(11)上に載置されているものである。ま
た、表面基材(1f)と裏面基材(1b)の表面側の固有情
報記入欄部位には、適宜樹脂を介して顕色剤である活性
クレーがコートされている。
ン製の合成紙(日清紡績株式会社製 商品名ピーチコー
トWGA-270)により構成され、折目(10)を介して連設
された表面基材(1f)と裏面基材(1b)とを備えてお
り、かつ、その裏面側には硬質の接着層(FSK社製
商品名PB接着剤17HD20)(図示せず)が塗布形成されて
シリコン樹脂のコートされた台紙(本州製紙社製 商品
名SP原紙)(11)上に載置されているものである。ま
た、表面基材(1f)と裏面基材(1b)の表面側の固有情
報記入欄部位には、適宜樹脂を介して顕色剤である活性
クレーがコートされている。
一方、上記透明保護部材(2)は、裏面に接着層(FS
K社製 商品名PLシン接着剤)(20)が塗布された透明
シート(東レ社製ポリエステルフィルム 商品名ルミラ
ーNo.25)(21)と、上記接着層(20)の一端側を露出
して積層された剥離シート(本州製紙社製 商品名SP原
紙)(22)とで構成され、接着層(20)の露出部を介し
て上記カード本体(1)を構成する表面基材(1f)と裏
面基材(1d)の一端側に夫々貼着されていると共に、上
記剥離シート(22)の貼着部とは反対側の端部に切欠部
(23)が形成され、この切欠部(23)から露出する接着
層(20)を介して透明シート(21)の反対側部位もカー
ド本体(1)に仮貼着されているものである。
K社製 商品名PLシン接着剤)(20)が塗布された透明
シート(東レ社製ポリエステルフィルム 商品名ルミラ
ーNo.25)(21)と、上記接着層(20)の一端側を露出
して積層された剥離シート(本州製紙社製 商品名SP原
紙)(22)とで構成され、接着層(20)の露出部を介し
て上記カード本体(1)を構成する表面基材(1f)と裏
面基材(1d)の一端側に夫々貼着されていると共に、上
記剥離シート(22)の貼着部とは反対側の端部に切欠部
(23)が形成され、この切欠部(23)から露出する接着
層(20)を介して透明シート(21)の反対側部位もカー
ド本体(1)に仮貼着されているものである。
また、上記介装シート(3)は、活性クレーにより発色
する発色材が適宜樹脂を介して一面にコートされている
上用紙(富士写真フィルム社製 商品名F-KAN上[A]
紙No.40)により構成されており、かつ、この用紙にコ
ートされている発色剤は、ロイコ染料と、これを溶解す
る不揮発性オイルと、これ等を包み込むゼラチンから成
るマイクロカプセルにてその主要部が構成されているも
のである。
する発色材が適宜樹脂を介して一面にコートされている
上用紙(富士写真フィルム社製 商品名F-KAN上[A]
紙No.40)により構成されており、かつ、この用紙にコ
ートされている発色剤は、ロイコ染料と、これを溶解す
る不揮発性オイルと、これ等を包み込むゼラチンから成
るマイクロカプセルにてその主要部が構成されているも
のである。
尚、この実施例においては書込み操作の簡便化を図る理
由から、第2図に示すように両端側に搬送用の連続小孔
(15)〜(15)群が穿設された長尺状の台紙(11)上
に、ミシン目(16)を介して複数のカード基材(4)〜
(4)を連設させた構造となっている。
由から、第2図に示すように両端側に搬送用の連続小孔
(15)〜(15)群が穿設された長尺状の台紙(11)上
に、ミシン目(16)を介して複数のカード基材(4)〜
(4)を連設させた構造となっている。
このように構成された実施例に係るカード基材(4)に
おいては、カード本体(1)と透明保護部材(2)との
間に発色剤がコートされた介装シート(3)を介在させ
ているため、コンピュータの端末プリンタにて透明保護
部材(2)上から印字することにより、上記介装シート
(3)の発色剤とカード本体(1)面上にコートされた
顕色剤とを加圧反応させてカード本体(1)面へ固有情
報を直接書込むことができる。従って、従来のように透
明保護部材(2)を折曲げて各カード本体(1)を露出
させる必要が無いため書込み操作の簡便化と迅速化が図
れる長所を有している。
おいては、カード本体(1)と透明保護部材(2)との
間に発色剤がコートされた介装シート(3)を介在させ
ているため、コンピュータの端末プリンタにて透明保護
部材(2)上から印字することにより、上記介装シート
(3)の発色剤とカード本体(1)面上にコートされた
顕色剤とを加圧反応させてカード本体(1)面へ固有情
報を直接書込むことができる。従って、従来のように透
明保護部材(2)を折曲げて各カード本体(1)を露出
させる必要が無いため書込み操作の簡便化と迅速化が図
れる長所を有している。
また、透明保護部材(2)の他端側についても、その剥
離シート(22)に設けた切欠部(23)の作用によりカー
ド本体(1)に仮貼着されているため、上記書込み操作
中に剥離シート(22)が剥離し難くなって書込み操作が
より迅速に行える長所を有している。
離シート(22)に設けた切欠部(23)の作用によりカー
ド本体(1)に仮貼着されているため、上記書込み操作
中に剥離シート(22)が剥離し難くなって書込み操作が
より迅速に行える長所を有している。
一方、上記書込み操作が済んだ後においては、各介装シ
ート(3)を取除くと共に剥離シート(22)を剥離し透
明シート(21)をカード本体(1)面に積層させ、か
つ、表面基材(1f)と裏面基材(1b)とを台紙(11)か
ら剥がし折目(10)を介して各基材(1f)(1b)の裏面
側を接着させて情報カードを得るものである。
ート(3)を取除くと共に剥離シート(22)を剥離し透
明シート(21)をカード本体(1)面に積層させ、か
つ、表面基材(1f)と裏面基材(1b)とを台紙(11)か
ら剥がし折目(10)を介して各基材(1f)(1b)の裏面
側を接着させて情報カードを得るものである。
この場合、カード本体(1)面が透明シート(21)によ
り被覆されるため摩耗性等の諸耐性を向上できると共
に、透明シート(21)上から印字してもカード本体
(1)の顕色剤だけでは発色しないため加入、改ざんを
確実に防止できる長所を有している。
り被覆されるため摩耗性等の諸耐性を向上できると共
に、透明シート(21)上から印字してもカード本体
(1)の顕色剤だけでは発色しないため加入、改ざんを
確実に防止できる長所を有している。
◎第二実施例 第4図に示すようにこの実施例に係るカード基材(4)
は、発色材料として一般の複写用カーボンインキを使用
し、かつ、介装シートに替えて剥離シート(21)の裏面
側に上記インクを塗布形成した点を除き第一実施例に係
るカード基材と略同一である。
は、発色材料として一般の複写用カーボンインキを使用
し、かつ、介装シートに替えて剥離シート(21)の裏面
側に上記インクを塗布形成した点を除き第一実施例に係
るカード基材と略同一である。
そして、この実施例においても透明保護部材(2)上か
ら直接印字操作ができ、かつ、印字中に透明保護部材
(2)が剥離し難いため、著しく書込み操作の迅速化と
簡便化が図れる長所を有していると共に、加入、改ざん
がされ難い長所を有している。
ら直接印字操作ができ、かつ、印字中に透明保護部材
(2)が剥離し難いため、著しく書込み操作の迅速化と
簡便化が図れる長所を有していると共に、加入、改ざん
がされ難い長所を有している。
[考案の効果] 本考案は以上のように、カード本体と透明保護部材との
間に発色部材を介在させているため透明保護部材面上か
らの加圧、若しくは加熱処理によってカード本体面への
書込み操作が可能となり、かつ、カード本体と透明保護
部材とが貼着された部位とは反対側の剥離シートの端部
に切欠部を設けこの切欠部から露出する接着層を介して
上記透明保護部材の他端側をもカード本体に仮貼着させ
ているため、書込み操作中に透明保護部材がカード本体
から剥離し難くなって書込み操作の安定化を図ることが
可能となる。
間に発色部材を介在させているため透明保護部材面上か
らの加圧、若しくは加熱処理によってカード本体面への
書込み操作が可能となり、かつ、カード本体と透明保護
部材とが貼着された部位とは反対側の剥離シートの端部
に切欠部を設けこの切欠部から露出する接着層を介して
上記透明保護部材の他端側をもカード本体に仮貼着させ
ているため、書込み操作中に透明保護部材がカード本体
から剥離し難くなって書込み操作の安定化を図ることが
可能となる。
従って、書込みヘッド等の劣化を起こすことなく固有情
報の書込み操作が迅速に行える効果を有しており、か
つ、書込み情報の改ざんがされ難い情報カードを簡便に
提供できる効果を有している。
報の書込み操作が迅速に行える効果を有しており、か
つ、書込み情報の改ざんがされ難い情報カードを簡便に
提供できる効果を有している。
第1図〜第4図は本考案の実施例を示しており、第1図
は第一実施例に係るカード基材の構成斜視図、第2図は
このカード基材が複数連設された状態を示す斜視図、第
3図は第2図のIII−III面断面図を示し、また、第4図
は第二実施例に係るカード基材の構成斜視図を示してお
り、また、第5図〜第10図は従来例を示しており、第5
図はラミネータ機により作成された情報カードの斜視
図、第6図は従来のカード基材の構成斜視図、第7図は
このカード基材のカード本体面への書込み操作の説明
図、第8図は得られた情報カードの斜視図、第9図は第
8図のIX−IX面断面図、第10図は従来のカード基材が複
数連設された状態を示す斜視図を夫々示す。 (符号説明) (1)…カード本体 (2)…透明保護部材 (3)…介装シート (4)…カード基材 (20)…接着層 (21)…透明シート (22)…剥離シート (23)…切欠部
は第一実施例に係るカード基材の構成斜視図、第2図は
このカード基材が複数連設された状態を示す斜視図、第
3図は第2図のIII−III面断面図を示し、また、第4図
は第二実施例に係るカード基材の構成斜視図を示してお
り、また、第5図〜第10図は従来例を示しており、第5
図はラミネータ機により作成された情報カードの斜視
図、第6図は従来のカード基材の構成斜視図、第7図は
このカード基材のカード本体面への書込み操作の説明
図、第8図は得られた情報カードの斜視図、第9図は第
8図のIX−IX面断面図、第10図は従来のカード基材が複
数連設された状態を示す斜視図を夫々示す。 (符号説明) (1)…カード本体 (2)…透明保護部材 (3)…介装シート (4)…カード基材 (20)…接着層 (21)…透明シート (22)…剥離シート (23)…切欠部
Claims (3)
- 【請求項1】一面に接着層を有する透明シートとこの接
着層の一部を露出して積層された剥離シートから成る透
明保護部材と、この透明保護部材が接着層の露出部を介
し一端側に貼着されたカード本体とで構成され、上記透
明保護部材の剥離シートをカード本体の他端側に向かっ
て順次剥離し透明シートをカード本体に積層させて情報
カードを作成する情報カード用カード基材において、 上記カード本体と透明保護部材との間に発色部材を介在
させると共に、 カード本体と透明保護部材とが貼着された部位とは反対
側の剥離シートの端部に切欠部を設け、この切欠部から
露出する接着層を介して上記透明保護部材の他端側をも
カード本体に仮貼着させたことを特徴とする情報カード
用カード基材。 - 【請求項2】上記発色部材の全部又は一部が、カード本
体と透明保護部材間に介装され着色剤又は発色剤若しく
は発色助剤を保持する介装シートにより構成されている
ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
情報カード用カード基材。 - 【請求項3】上記発色部材の全部又は一部が、剥離シー
トの裏面側に一体的に形成された着色剤又は発色剤若し
くは発色助剤により構成されていることを特徴とする実
用新案登録請求の範囲第1項記載の情報カード用カード
基材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8950888U JPH061425Y2 (ja) | 1988-07-07 | 1988-07-07 | 情報カード用カード基材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8950888U JPH061425Y2 (ja) | 1988-07-07 | 1988-07-07 | 情報カード用カード基材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0210973U JPH0210973U (ja) | 1990-01-24 |
JPH061425Y2 true JPH061425Y2 (ja) | 1994-01-12 |
Family
ID=31314057
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8950888U Expired - Lifetime JPH061425Y2 (ja) | 1988-07-07 | 1988-07-07 | 情報カード用カード基材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH061425Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-07-07 JP JP8950888U patent/JPH061425Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0210973U (ja) | 1990-01-24 |
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