JPH0740652A - 粘着用紙を有するノーカーボン複写用紙 - Google Patents
粘着用紙を有するノーカーボン複写用紙Info
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- JPH0740652A JPH0740652A JP5208291A JP20829193A JPH0740652A JP H0740652 A JPH0740652 A JP H0740652A JP 5208291 A JP5208291 A JP 5208291A JP 20829193 A JP20829193 A JP 20829193A JP H0740652 A JPH0740652 A JP H0740652A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 粘着用紙を有するノーカーボン複写用紙の保
管中に粘着剤層と対応していない剥離剤層部分が発色す
るのを防止する。 【構成】 ノーカーボン複写用紙１は、発色剤層４を設
けた粘着用紙を兼ねる複写上紙２と、顕色剤層５を設け
た複写下紙３からなり、顕色剤層５の上面側に減感イン
キで印刷してなる保護層６を介して剥離剤層７を設ける
一方、発色剤層４の下面側には剥離剤層７と対応する部
分に減感インキで印刷してなる保護層８を介して、この
保護層８よりも狭い範囲に粘着剤層９を設け、複写上紙
２を粘着剤層９により複写下紙３の剥離剤層７部分に剥
離可能に接着する。発色剤層４と顕色剤層５との間に保
護層６，８を介して剥離剤層７が存在するので、剥離剤
層７が粘着剤層９と対応しない部分においても、保護層
６，８によって発色剤層４と顕色剤層５の反応を抑制し
得る。
管中に粘着剤層と対応していない剥離剤層部分が発色す
るのを防止する。 【構成】 ノーカーボン複写用紙１は、発色剤層４を設
けた粘着用紙を兼ねる複写上紙２と、顕色剤層５を設け
た複写下紙３からなり、顕色剤層５の上面側に減感イン
キで印刷してなる保護層６を介して剥離剤層７を設ける
一方、発色剤層４の下面側には剥離剤層７と対応する部
分に減感インキで印刷してなる保護層８を介して、この
保護層８よりも狭い範囲に粘着剤層９を設け、複写上紙
２を粘着剤層９により複写下紙３の剥離剤層７部分に剥
離可能に接着する。発色剤層４と顕色剤層５との間に保
護層６，８を介して剥離剤層７が存在するので、剥離剤
層７が粘着剤層９と対応しない部分においても、保護層
６，８によって発色剤層４と顕色剤層５の反応を抑制し
得る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、対向面の一方に発色剤
層を設け、他方には顕色剤層を設けてなるノーカーボン
複写用紙の前記各層の一方に、剥離剤層を介して粘着用
紙を剥離可能に接着してなる粘着用紙を有するノーカー
ボン複写用紙に関する。
層を設け、他方には顕色剤層を設けてなるノーカーボン
複写用紙の前記各層の一方に、剥離剤層を介して粘着用
紙を剥離可能に接着してなる粘着用紙を有するノーカー
ボン複写用紙に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種ノーカーボン複写用紙の構
成としては、例えば図５に示すように、ノーカーボン複
写用紙５０の対となる複写上紙５１と複写下紙５２の対
向面の一方に、染料を内包したマイクロカプセル層から
なる発色剤層５３を設け、他方には顕色剤層５４を設け
るとともに、前記複写上紙５１の発色剤層５３面に粘着
剤層５４を設けて粘着用紙となし、この粘着用紙を兼ね
る複写上紙５１を、前記複写下紙５２に、前記顕色剤層
５４面に設けた剥離剤層５６を介して前記粘着剤層５５
によって剥離可能に接着した構成が知られている。そし
て、図５でも明らかであるが、前記剥離剤層５６はその
機能上、前記粘着剤層５５よりも広い範囲に及んで設け
られる。
成としては、例えば図５に示すように、ノーカーボン複
写用紙５０の対となる複写上紙５１と複写下紙５２の対
向面の一方に、染料を内包したマイクロカプセル層から
なる発色剤層５３を設け、他方には顕色剤層５４を設け
るとともに、前記複写上紙５１の発色剤層５３面に粘着
剤層５４を設けて粘着用紙となし、この粘着用紙を兼ね
る複写上紙５１を、前記複写下紙５２に、前記顕色剤層
５４面に設けた剥離剤層５６を介して前記粘着剤層５５
によって剥離可能に接着した構成が知られている。そし
て、図５でも明らかであるが、前記剥離剤層５６はその
機能上、前記粘着剤層５５よりも広い範囲に及んで設け
られる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
粘着用紙を有するノーカーボン複写用紙５０にあって
は、保管中に、剥離剤層５６の露出部分、換言すると剥
離剤層５６において粘着剤層５４と対応していない部分
に発色が起こるという不都合があった。この原因は、剥
離剤中の溶剤が、発色剤層５３のマイクロカプセル内の
溶剤を吸収し、これが顕色剤層５４の顕色剤と反応する
ことによるものと考えられる。
粘着用紙を有するノーカーボン複写用紙５０にあって
は、保管中に、剥離剤層５６の露出部分、換言すると剥
離剤層５６において粘着剤層５４と対応していない部分
に発色が起こるという不都合があった。この原因は、剥
離剤中の溶剤が、発色剤層５３のマイクロカプセル内の
溶剤を吸収し、これが顕色剤層５４の顕色剤と反応する
ことによるものと考えられる。
【０００４】本発明は、上述した不都合を、剥離剤中の
溶剤が発色剤層の溶剤を吸収して顕色剤と反応するのを
阻止することにより解消した粘着用紙を有するノーカー
ボン複写用紙を提供することを目的とする。
溶剤が発色剤層の溶剤を吸収して顕色剤と反応するのを
阻止することにより解消した粘着用紙を有するノーカー
ボン複写用紙を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、対向面の一方に発色剤層を設け、他方には
顕色剤層を設けてなるノーカーボン複写用紙の前記各層
の一方に、剥離剤層を介して粘着用紙を剥離可能に接着
してなる粘着用紙を有するノーカーボン複写用紙におい
て、少なくとも前記剥離剤層が露出して前記発色剤層も
しくは前記顕色剤層の他方と対向する部分に対応して、
前記発色剤層と前記顕色剤層との間に介在して前記各層
間の反応を抑制する保護層を設けたものである。
に本発明は、対向面の一方に発色剤層を設け、他方には
顕色剤層を設けてなるノーカーボン複写用紙の前記各層
の一方に、剥離剤層を介して粘着用紙を剥離可能に接着
してなる粘着用紙を有するノーカーボン複写用紙におい
て、少なくとも前記剥離剤層が露出して前記発色剤層も
しくは前記顕色剤層の他方と対向する部分に対応して、
前記発色剤層と前記顕色剤層との間に介在して前記各層
間の反応を抑制する保護層を設けたものである。
【０００６】上述した保護層は、減感剤やＰＶＡ等で形
成すればよく、減感剤としては、第４級アンモニウム
塩、ポリエチレンオキサイド基を有する第３級イミン、
ポリエチレングリコールの高級脂肪酸エステル等を使用
すると好適である。
成すればよく、減感剤としては、第４級アンモニウム
塩、ポリエチレンオキサイド基を有する第３級イミン、
ポリエチレングリコールの高級脂肪酸エステル等を使用
すると好適である。
【０００７】
【作用】保護層が、剥離剤層の露出部分に対応する発色
剤層と顕色剤層との間に介在するので、前記剥離剤層を
介してなされる前記発色剤層と前記顕色剤層との反応が
抑制され、ノーカーボン複写用紙の保管中における剥離
剤層の発色を防止し得る。
剤層と顕色剤層との間に介在するので、前記剥離剤層を
介してなされる前記発色剤層と前記顕色剤層との反応が
抑制され、ノーカーボン複写用紙の保管中における剥離
剤層の発色を防止し得る。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面の図
１〜図４に基づいて詳細に説明する。ここにおいて、図
１は第１実施例を示す平面図、図２はそのＡ−Ａ線断面
図であり、また、図３は第２実施例を示す平面図、図４
はそのＢ−Ｂ線断面図である。
１〜図４に基づいて詳細に説明する。ここにおいて、図
１は第１実施例を示す平面図、図２はそのＡ−Ａ線断面
図であり、また、図３は第２実施例を示す平面図、図４
はそのＢ−Ｂ線断面図である。
【０００９】まず、図１及び図２に基づいて第１実施例
を説明する。ノーカーボン複写用紙１は、複写上紙２と
その下に重ねられた複写下紙３とからなり、前記複写上
紙２の下面側にロイコ系染料を内包したマイクロカプセ
ル層からなる発色剤層４を設け、前記複写下紙３の上面
側に固体酸からなる顕色剤層５を設けて、前記複写上紙
２と前記複写下紙３との対向面にノーカーボン複写構造
を構成している。
を説明する。ノーカーボン複写用紙１は、複写上紙２と
その下に重ねられた複写下紙３とからなり、前記複写上
紙２の下面側にロイコ系染料を内包したマイクロカプセ
ル層からなる発色剤層４を設け、前記複写下紙３の上面
側に固体酸からなる顕色剤層５を設けて、前記複写上紙
２と前記複写下紙３との対向面にノーカーボン複写構造
を構成している。
【００１０】顕色剤層５の上面側には図１上、上端に沿
って、例えば第４級アンモニウム塩をアルコールベース
のビヒクルに顔料とともに混練してなる減感インキで印
刷して保護層６を形成し、さらにこの保護層６の上に同
一範囲に及ぶ剥離剤層７を設けている。一方、発色剤層
４の下面側には、前記剥離剤層７に対応する部分に、前
記保護層６と同一構成の保護層８を設け、さらにこの保
護層８に重ねて保護層８よりも狭い範囲に粘着剤層９を
設けている。すなわち、複写上紙２が粘着用紙を兼ねる
ものであり、この複写上紙２は前記粘着剤層９によっ
て、剥離剤層７を介して複写下紙３に剥離可能に接着さ
れている。
って、例えば第４級アンモニウム塩をアルコールベース
のビヒクルに顔料とともに混練してなる減感インキで印
刷して保護層６を形成し、さらにこの保護層６の上に同
一範囲に及ぶ剥離剤層７を設けている。一方、発色剤層
４の下面側には、前記剥離剤層７に対応する部分に、前
記保護層６と同一構成の保護層８を設け、さらにこの保
護層８に重ねて保護層８よりも狭い範囲に粘着剤層９を
設けている。すなわち、複写上紙２が粘着用紙を兼ねる
ものであり、この複写上紙２は前記粘着剤層９によっ
て、剥離剤層７を介して複写下紙３に剥離可能に接着さ
れている。
【００１１】図１に示すように、複写上紙２の表面には
記入欄１０が設けられ、この記入欄１０に対応位置する
複写下紙３の顕色剤層５面側にも同一構成の記入欄（図
示せず）が設けられている。したがって、前記複写上紙
２の記入欄１０に所望情報を記入すると、前記複写下紙
３の対応位置する記入欄にも同一事項が複写記入される
ものである。
記入欄１０が設けられ、この記入欄１０に対応位置する
複写下紙３の顕色剤層５面側にも同一構成の記入欄（図
示せず）が設けられている。したがって、前記複写上紙
２の記入欄１０に所望情報を記入すると、前記複写下紙
３の対応位置する記入欄にも同一事項が複写記入される
ものである。
【００１２】本実施例は以上のように構成したので、複
写上紙２の記入欄１０に所望情報を記入して、同一事項
を複写下紙３の対応位置する記入欄に複写記入した複写
用紙１は、前記複写上紙２を前記複写下紙３から剥離し
て各別に使用可能である。そして、複写記入前の保管中
にあっては、剥離剤層７に対応して発色剤層４面と顕色
剤層５面とにそれぞれ保護層８，６を設けたので、前記
剥離剤層７が粘着剤層９と対応しない露出部分において
も、前記発色剤層４と前記顕色剤層５とが反応すること
が抑制され、発色することがない。
写上紙２の記入欄１０に所望情報を記入して、同一事項
を複写下紙３の対応位置する記入欄に複写記入した複写
用紙１は、前記複写上紙２を前記複写下紙３から剥離し
て各別に使用可能である。そして、複写記入前の保管中
にあっては、剥離剤層７に対応して発色剤層４面と顕色
剤層５面とにそれぞれ保護層８，６を設けたので、前記
剥離剤層７が粘着剤層９と対応しない露出部分において
も、前記発色剤層４と前記顕色剤層５とが反応すること
が抑制され、発色することがない。
【００１３】次に、第２実施例を図３及び図４に基づい
て説明する。本実施例の複写用紙２１は、図３上、上端
側で接着力の弱い接着剤２６により分離可能に綴じ合わ
された複写上紙２２と複写下紙２３からなり、第１実施
例と同様に、前記複写上紙２２の下面側にロイコ系染料
を内包したマイクロカプセル層からなる発色剤層２４を
設け、前記複写下紙２３の上面側に固体酸からなる顕色
剤層２５を設けて、前記複写上紙２２と前記複写下紙２
３との対向面にノーカーボン複写構造を構成している。
て説明する。本実施例の複写用紙２１は、図３上、上端
側で接着力の弱い接着剤２６により分離可能に綴じ合わ
された複写上紙２２と複写下紙２３からなり、第１実施
例と同様に、前記複写上紙２２の下面側にロイコ系染料
を内包したマイクロカプセル層からなる発色剤層２４を
設け、前記複写下紙２３の上面側に固体酸からなる顕色
剤層２５を設けて、前記複写上紙２２と前記複写下紙２
３との対向面にノーカーボン複写構造を構成している。
【００１４】図４に示すように、顕色剤層２５の上面側
には剥離剤層２７が設けられ、その上に粘着用紙たるラ
ベル片２８が下面に設けた粘着剤層２９によって、剥離
可能に接着されている。このラベル片２８の上面側に
も、顕色剤層２５と同一構成の顕色剤層３０が設けられ
ている。さらに、前記剥離剤層２７の前記粘着剤層２９
と対応しない露出部分には、第１実施例と同一構成の保
護層３１が、前記粘着剤層２９の周囲を囲むようにして
設けられている。一方、発色剤層２４の下面側には前記
保護層３１と対向すべく同一構成の保護層３２が設けら
れている。
には剥離剤層２７が設けられ、その上に粘着用紙たるラ
ベル片２８が下面に設けた粘着剤層２９によって、剥離
可能に接着されている。このラベル片２８の上面側に
も、顕色剤層２５と同一構成の顕色剤層３０が設けられ
ている。さらに、前記剥離剤層２７の前記粘着剤層２９
と対応しない露出部分には、第１実施例と同一構成の保
護層３１が、前記粘着剤層２９の周囲を囲むようにして
設けられている。一方、発色剤層２４の下面側には前記
保護層３１と対向すべく同一構成の保護層３２が設けら
れている。
【００１５】図３に示すように、複写上紙２２の表面に
は各記入欄３３，３４，３５が設けられ、前記記入欄３
３はラベル片２８と対応位置すべく設けられ、また前記
各記入欄３４，３５に対応位置する複写下紙２３の顕色
剤層２５面側にも同一構成の各記入欄（図示せず）が設
けられている。したがって、前記複写上紙２２の前記記
入欄３３に所望情報を記入すると前記ラベル片２８に同
一事項が複写記入され、また、前記各記入欄３４，３５
に所望情報を記入すると、前記複写下紙３の対応位置す
る各記入欄に同一事項が複写記入されるものである。
は各記入欄３３，３４，３５が設けられ、前記記入欄３
３はラベル片２８と対応位置すべく設けられ、また前記
各記入欄３４，３５に対応位置する複写下紙２３の顕色
剤層２５面側にも同一構成の各記入欄（図示せず）が設
けられている。したがって、前記複写上紙２２の前記記
入欄３３に所望情報を記入すると前記ラベル片２８に同
一事項が複写記入され、また、前記各記入欄３４，３５
に所望情報を記入すると、前記複写下紙３の対応位置す
る各記入欄に同一事項が複写記入されるものである。
【００１６】本実施例は以上のように構成したので、複
写上紙２２の各記入欄３３，３４，３５に所望情報を記
入して、同一事項を複写下紙２３の対応位置するラベル
片２８及び各記入欄に複写記入した複写用紙２１は、前
記ラベル片２８を前記複写下紙２３から剥離して使用可
能である。また、前記複写上紙２２と前記複写下紙２３
とは互いに分離して各別に使用可能である。そして、複
写記入前の保管中にあっては、剥離剤層２７が粘着剤層
２９と対応しない露出部分を被覆するように、前記剥離
剤層２７面と発色剤層２４面とにそれぞれ保護層３１，
３２を設けたので、前記剥離剤層２７の露出部分におい
ても、前記発色剤層２４と前記顕色剤層２５とが反応す
ることが抑制され、発色することがない。
写上紙２２の各記入欄３３，３４，３５に所望情報を記
入して、同一事項を複写下紙２３の対応位置するラベル
片２８及び各記入欄に複写記入した複写用紙２１は、前
記ラベル片２８を前記複写下紙２３から剥離して使用可
能である。また、前記複写上紙２２と前記複写下紙２３
とは互いに分離して各別に使用可能である。そして、複
写記入前の保管中にあっては、剥離剤層２７が粘着剤層
２９と対応しない露出部分を被覆するように、前記剥離
剤層２７面と発色剤層２４面とにそれぞれ保護層３１，
３２を設けたので、前記剥離剤層２７の露出部分におい
ても、前記発色剤層２４と前記顕色剤層２５とが反応す
ることが抑制され、発色することがない。
【００１７】なお、本発明は上述した各実施例に限定さ
れるものではなく、例えば、複写用紙１、２１は複写上
紙２，２２及び複写下紙３，２３という２枚に限らず、
３枚以上の用紙を用いて互いの対向面にノーカーボン複
写構造を構成したものでもよい。また、発色剤層４，２
４側に剥離剤層７，２７を設け、ここに粘着用紙を剥離
可能に接着してもよい。さらに、保護層６，８，３１，
３２は、剥離剤層７，２７が粘着剤層９，２９と対応し
ないで露出している部分において、発色剤層４，２４と
顕色剤層５，２５との間に介在するよう設ければ足り、
必ずしも上述した各実施例のように、前記発色剤層４，
２４と前記顕色剤層５，２５との両面側に設ける必要は
ない。
れるものではなく、例えば、複写用紙１、２１は複写上
紙２，２２及び複写下紙３，２３という２枚に限らず、
３枚以上の用紙を用いて互いの対向面にノーカーボン複
写構造を構成したものでもよい。また、発色剤層４，２
４側に剥離剤層７，２７を設け、ここに粘着用紙を剥離
可能に接着してもよい。さらに、保護層６，８，３１，
３２は、剥離剤層７，２７が粘着剤層９，２９と対応し
ないで露出している部分において、発色剤層４，２４と
顕色剤層５，２５との間に介在するよう設ければ足り、
必ずしも上述した各実施例のように、前記発色剤層４，
２４と前記顕色剤層５，２５との両面側に設ける必要は
ない。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したところで明らかなように、
本発明によれば、剥離剤層の露出部分に対応する発色剤
層と顕色剤層との間に、保護層を介在させたので、前記
剥離剤層を介してなされる前記発色剤層と前記顕色剤層
との反応が抑制され、ノーカーボン複写用紙の保管中に
おける剥離剤層の発色を防止することができるという効
果を奏する。
本発明によれば、剥離剤層の露出部分に対応する発色剤
層と顕色剤層との間に、保護層を介在させたので、前記
剥離剤層を介してなされる前記発色剤層と前記顕色剤層
との反応が抑制され、ノーカーボン複写用紙の保管中に
おける剥離剤層の発色を防止することができるという効
果を奏する。
【図１】第１実施例を示すノーカーボン複写用紙の平面
図。
図。
【図２】図１のＡ−Ａ線断面図。
【図３】第２実施例を示すノーカーボン複写用紙の平面
図。
図。
【図４】図３のＢ−Ｂ線断面図。
【図５】従来例のノーカーボン複写用紙を示す断面図。
１，２１ 複写用紙 ２，２２ 複写上紙 ３，２３ 複写下紙 ４，２４ 発色剤層 ５，２５，３０ 顕色剤層 ６，８，３１，３２ 保護層 ７，２７ 剥離剤層 ９，２９ 粘着剤層 ２８ ラベル片
Claims (1)
- 【請求項１】 対向面の一方に発色剤層を設け、他方に
は顕色剤層を設けてなるノーカーボン複写用紙の前記各
層の一方に、剥離剤層を介して粘着用紙を剥離可能に接
着してなる粘着用紙を有するノーカーボン複写用紙にお
いて、少なくとも前記剥離剤層が露出して前記発色剤層
もしくは前記顕色剤層の他方と対向する部分に対応し
て、前記発色剤層と前記顕色剤層との間に介在して前記
各層間の反応を抑制する保護層を設けたことを特徴とす
る粘着用紙を有するノーカーボン複写用紙。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5208291A JPH0740652A (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 粘着用紙を有するノーカーボン複写用紙 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5208291A JPH0740652A (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 粘着用紙を有するノーカーボン複写用紙 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0740652A true JPH0740652A (ja) | 1995-02-10 |
Family
ID=16553827
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5208291A Pending JPH0740652A (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 粘着用紙を有するノーカーボン複写用紙 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0740652A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002307868A (ja) * | 2001-04-13 | 2002-10-23 | Kyodo Printing Co Ltd | 複写伝票 |
| US7400197B2 (en) | 2005-05-10 | 2008-07-15 | Alps Electric Co., Ltd. | Gain control circuit capable of reducing change in gain due to variation of ambient temperature |
-
1993
- 1993-07-30 JP JP5208291A patent/JPH0740652A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002307868A (ja) * | 2001-04-13 | 2002-10-23 | Kyodo Printing Co Ltd | 複写伝票 |
| US7400197B2 (en) | 2005-05-10 | 2008-07-15 | Alps Electric Co., Ltd. | Gain control circuit capable of reducing change in gain due to variation of ambient temperature |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020827 |