JPH0881181A - 移動式クレーンのアウトリガジャッキ接地地盤の沈下警報装置 - Google Patents
移動式クレーンのアウトリガジャッキ接地地盤の沈下警報装置Info
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- JPH0881181A JPH0881181A JP24706194A JP24706194A JPH0881181A JP H0881181 A JPH0881181 A JP H0881181A JP 24706194 A JP24706194 A JP 24706194A JP 24706194 A JP24706194 A JP 24706194A JP H0881181 A JPH0881181 A JP H0881181A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】移動式クレーンのアウトリガジャッキ接地地盤
の地盤沈下を確実に警報することのできる装置。 【構成】旋回角度検出手段6、起伏角度検出手段7、長
さ検出手段8、伸縮ブームに作用する負荷を検出する負
荷検出手段9、各アウリトガジャッキの張出量をそれぞ
れ検出する張り出し量検出手段10、各アウトリガジャ
ッキの支持力を検出支持力として検出するそれぞれ検出
する支持力検出手段11、各検出手段からの検出信号を
受け取って演算算出し警報信号を出力する演算手段1
2、および警報信号を受け取って作動する警報手段13
とで以て構成し、演算手段12は、各アウトリガジャッ
キの支持力を算出支持力として算出すると共に、この算
出支持力と検出支持力を比較し、両者間に所定以上の偏
差が生じると警報信号を発生するよう構成した。
の地盤沈下を確実に警報することのできる装置。 【構成】旋回角度検出手段6、起伏角度検出手段7、長
さ検出手段8、伸縮ブームに作用する負荷を検出する負
荷検出手段9、各アウリトガジャッキの張出量をそれぞ
れ検出する張り出し量検出手段10、各アウトリガジャ
ッキの支持力を検出支持力として検出するそれぞれ検出
する支持力検出手段11、各検出手段からの検出信号を
受け取って演算算出し警報信号を出力する演算手段1
2、および警報信号を受け取って作動する警報手段13
とで以て構成し、演算手段12は、各アウトリガジャッ
キの支持力を算出支持力として算出すると共に、この算
出支持力と検出支持力を比較し、両者間に所定以上の偏
差が生じると警報信号を発生するよう構成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、移動式クレーンのア
ウトリガジャッキ接地地盤の沈下警報装置に関するもの
である。
ウトリガジャッキ接地地盤の沈下警報装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】移動式クレーンは、図2に示す如く、車
輌1上に旋回自在に搭載した旋回台2に起伏自在に伸縮
ブーム3を取り付けると共に、伸縮ブーム3の先端部に
巻き上げ巻き下げ自在に吊具4を吊下している。前記車
輌1の周囲には、張り出し接地可能な複数のアウトリガ
ジャッキ5a〜5dが取り付けられており、これらアウ
リトガジャッキ5a〜5dを張り出し接地することで車
輌1をジャッキアップできるようになっている。3a
は、伸縮ブーム3を起伏駆動するためのブーム起伏シリ
ンダである。移動式クレーンによりクレーン作業をする
場合には、各アウトリガジャッキ5a〜5dにより車輌
をジャッキアップして移動式クレーンの安定度を高め、
その上で、旋回台2を旋回、伸縮ブーム3を伸縮および
起伏、吊具4を巻き上げ巻き下げして、吊具4に取り付
けた吊荷Wを移動するのである。
輌1上に旋回自在に搭載した旋回台2に起伏自在に伸縮
ブーム3を取り付けると共に、伸縮ブーム3の先端部に
巻き上げ巻き下げ自在に吊具4を吊下している。前記車
輌1の周囲には、張り出し接地可能な複数のアウトリガ
ジャッキ5a〜5dが取り付けられており、これらアウ
リトガジャッキ5a〜5dを張り出し接地することで車
輌1をジャッキアップできるようになっている。3a
は、伸縮ブーム3を起伏駆動するためのブーム起伏シリ
ンダである。移動式クレーンによりクレーン作業をする
場合には、各アウトリガジャッキ5a〜5dにより車輌
をジャッキアップして移動式クレーンの安定度を高め、
その上で、旋回台2を旋回、伸縮ブーム3を伸縮および
起伏、吊具4を巻き上げ巻き下げして、吊具4に取り付
けた吊荷Wを移動するのである。
【0003】この種の移動式クレーンには、伸縮ブーム
3に作用する負荷F(ブーム起伏シリンダ3aに作用す
る負荷、または吊荷Wの負荷)が、移動式クレーンの稼
働姿勢(各アウトリガジヤッキ5a〜5dの張り出し
量、旋回台2の旋回角度、伸縮ブーム3の起伏角度、お
よび伸縮ブーム4のブーム長さで定まる移動式クレーン
の姿勢)に応じて定まる限界値Fmaxを越えようとし
た場合に、これを警報または移動式クレーンの作動を自
動停止させるようにした周知の過負荷防止装置が取り付
けられており、これによりクレーン作業中の移動式クレ
ーンの転倒を防止するようにしている。
3に作用する負荷F(ブーム起伏シリンダ3aに作用す
る負荷、または吊荷Wの負荷)が、移動式クレーンの稼
働姿勢(各アウトリガジヤッキ5a〜5dの張り出し
量、旋回台2の旋回角度、伸縮ブーム3の起伏角度、お
よび伸縮ブーム4のブーム長さで定まる移動式クレーン
の姿勢)に応じて定まる限界値Fmaxを越えようとし
た場合に、これを警報または移動式クレーンの作動を自
動停止させるようにした周知の過負荷防止装置が取り付
けられており、これによりクレーン作業中の移動式クレ
ーンの転倒を防止するようにしている。
【0004】このような従来の過負荷安全装置は、移動
式クレーンの各アウトリガジャッキ5a〜5dが接地し
た地盤(以下、接地地盤という)が、クレーン作業中に
地盤沈下を起こさない堅い地盤(以下、単に堅い接地地
盤という)であれば、移動式クレーンの転倒を確実に防
止することができるという効果がある。
式クレーンの各アウトリガジャッキ5a〜5dが接地し
た地盤(以下、接地地盤という)が、クレーン作業中に
地盤沈下を起こさない堅い地盤(以下、単に堅い接地地
盤という)であれば、移動式クレーンの転倒を確実に防
止することができるという効果がある。
【0005】しかしながら、上記従来の過負荷防止装置
では、各アウトリガジャッキ5a〜5dの接地地盤が堅
い接地地盤でない場合(アウトリガの接地地盤がクレー
ン作業中に地盤沈下を起こす恐れのある軟弱な地盤であ
る場合)において、クレーン作業中に生じる接地地盤の
沈下に起因する移動式クレーンの転倒の防止には何の役
にも立たないものである。
では、各アウトリガジャッキ5a〜5dの接地地盤が堅
い接地地盤でない場合(アウトリガの接地地盤がクレー
ン作業中に地盤沈下を起こす恐れのある軟弱な地盤であ
る場合)において、クレーン作業中に生じる接地地盤の
沈下に起因する移動式クレーンの転倒の防止には何の役
にも立たないものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の移動式クレー
ンのアウトリガジャッキ接地地盤の沈下警報装置は、ア
ウトリガジャッキ5a〜5dの設置地盤の沈下を初期の
段階で検出して警報し、以て地盤沈下に起因する移動式
クレーンの転倒の防止に役立てようとするものである。
ンのアウトリガジャッキ接地地盤の沈下警報装置は、ア
ウトリガジャッキ5a〜5dの設置地盤の沈下を初期の
段階で検出して警報し、以て地盤沈下に起因する移動式
クレーンの転倒の防止に役立てようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る移動式クレーンのアウトリガジャッキ
接地地盤の沈下警報装置は、以下のように構成する。そ
の周囲に配置した複数のアウトリガジャッキ5a〜5d
によりジャッキアップして安定を確保できるようにした
車輌1上に旋回自在に旋回台2を搭載し、この旋回台2
に起伏自在に伸縮ブーム3を取り付け、さらに伸縮ブー
ム3の先端部から吊具4を巻き上げ巻き下げ自在に吊下
してなる移動式クレーンに用いられるアウリトガジャッ
キ接地地盤の沈下警報装置であって、旋回台の旋回角度
を検出する旋回角度検出手段、伸縮ブームの起伏角度を
検出する起伏角度検出手段、伸縮ブームの長さを検出す
る長さ検出手段、伸縮ブームに作用する負荷を検出する
負荷検出手段、前記各アウリトガジャッキの張り出し量
をそれぞれ検出する張り出し量検出手段、前記各アウト
リガジャッキの支持力をそれぞれ検出する支持力検出手
段、前記各検出手段からの検出信号を受け取って演算算
出し、警報信号を出力する演算手段、および前記演算手
段からの警報信号を受け取って作動する警報手段、とか
らなり、前記演算手段は、旋回角度検出手段、起伏角度
検出手段、長さ検出手段、負荷検出手段、および各張り
出し量検出手段からの信号を受け取り、これら信号の関
数として堅い接地地盤に対応する各アウトリガジャッキ
の支持力を算出支持力として算出する支持力算出部、支
持力算出部の算出に係る各アウトリガジャッキの算出支
持力と、前記各支持力検出手段からの検出支持力を受け
取り、対応するアウトリガジャッキの算出支持力と検出
支持力とを比較し両者間に予め定めた所定値以上の偏差
が生じた時に前記警報信号を出力する比較手段、とで以
て構成していることを特徴とする移動式クレーンのアウ
トリガジャッキ接地地盤の沈下警報装置。
め、本発明に係る移動式クレーンのアウトリガジャッキ
接地地盤の沈下警報装置は、以下のように構成する。そ
の周囲に配置した複数のアウトリガジャッキ5a〜5d
によりジャッキアップして安定を確保できるようにした
車輌1上に旋回自在に旋回台2を搭載し、この旋回台2
に起伏自在に伸縮ブーム3を取り付け、さらに伸縮ブー
ム3の先端部から吊具4を巻き上げ巻き下げ自在に吊下
してなる移動式クレーンに用いられるアウリトガジャッ
キ接地地盤の沈下警報装置であって、旋回台の旋回角度
を検出する旋回角度検出手段、伸縮ブームの起伏角度を
検出する起伏角度検出手段、伸縮ブームの長さを検出す
る長さ検出手段、伸縮ブームに作用する負荷を検出する
負荷検出手段、前記各アウリトガジャッキの張り出し量
をそれぞれ検出する張り出し量検出手段、前記各アウト
リガジャッキの支持力をそれぞれ検出する支持力検出手
段、前記各検出手段からの検出信号を受け取って演算算
出し、警報信号を出力する演算手段、および前記演算手
段からの警報信号を受け取って作動する警報手段、とか
らなり、前記演算手段は、旋回角度検出手段、起伏角度
検出手段、長さ検出手段、負荷検出手段、および各張り
出し量検出手段からの信号を受け取り、これら信号の関
数として堅い接地地盤に対応する各アウトリガジャッキ
の支持力を算出支持力として算出する支持力算出部、支
持力算出部の算出に係る各アウトリガジャッキの算出支
持力と、前記各支持力検出手段からの検出支持力を受け
取り、対応するアウトリガジャッキの算出支持力と検出
支持力とを比較し両者間に予め定めた所定値以上の偏差
が生じた時に前記警報信号を出力する比較手段、とで以
て構成していることを特徴とする移動式クレーンのアウ
トリガジャッキ接地地盤の沈下警報装置。
【0008】
【作用】上記の如く構成した移動式クレーンのアウトリ
ガジャッキ接地地盤の沈下警報装置は、演算手段の支持
力算出部において、堅い接地地盤に対応する各アウトリ
ガジャッキの支持力(各アウトリガジャッキ5a〜5d
がクレーン作業中に地盤沈下を起さない地盤に接地され
た状態における支持力)が、移動式クレーンの稼働姿勢
(旋回台2の旋回角度Θ、伸縮ブーム3の起伏角度θ、
伸縮ブーム3の長さl、および各アウトリガジャッキ5
a〜5dの張り出し量La〜Ldから定まる移動式クレ
ーンの稼働姿勢)および伸縮ブーム3に作用する負荷F
の関数としての算出支持力として演算算出され、この演
算算出された算出支持力と支持力検出手段で検出された
各アウトリガジャッキ5a〜5dの実際の検出支持力が
演算手段の比較部において比較され、対応するアウトリ
ガジャッキの算出支持力と検出支持力との間に予め定め
た所定値以上の偏差が生じた時に演算手段から警報信号
が出力されるのである。そして、この警報信号により警
報手段が作動するのである。
ガジャッキ接地地盤の沈下警報装置は、演算手段の支持
力算出部において、堅い接地地盤に対応する各アウトリ
ガジャッキの支持力(各アウトリガジャッキ5a〜5d
がクレーン作業中に地盤沈下を起さない地盤に接地され
た状態における支持力)が、移動式クレーンの稼働姿勢
(旋回台2の旋回角度Θ、伸縮ブーム3の起伏角度θ、
伸縮ブーム3の長さl、および各アウトリガジャッキ5
a〜5dの張り出し量La〜Ldから定まる移動式クレ
ーンの稼働姿勢)および伸縮ブーム3に作用する負荷F
の関数としての算出支持力として演算算出され、この演
算算出された算出支持力と支持力検出手段で検出された
各アウトリガジャッキ5a〜5dの実際の検出支持力が
演算手段の比較部において比較され、対応するアウトリ
ガジャッキの算出支持力と検出支持力との間に予め定め
た所定値以上の偏差が生じた時に演算手段から警報信号
が出力されるのである。そして、この警報信号により警
報手段が作動するのである。
【0009】即ち、この発明の警報装置は、堅い接地地
盤に対応する各アウトリガジャッキの支持力(各アウト
リガジャッキ5a〜5dがクレーン作業中に地盤沈下を
起さない地盤に接地された状態における支持力)として
演算算出される支持力(算出支持力)は、クレーン作業
中に地盤沈下が起こらない状態においては対応する各ア
ウトリガジャッキ5a〜5dの実際の支持力(支持力検
出手段で検出される実際の支持力)と同じであるが、ク
レーン作業中に接地地盤の沈下が生じた場合には、両者
間に偏差が出るという現象に着目し、この偏差が予め定
めた所定値(この所定値は、警報に値する沈下量の地盤
沈下が生じた時に生ずる偏差を実測に基づき定めてお
く)を越えると警報するようにしたものである。
盤に対応する各アウトリガジャッキの支持力(各アウト
リガジャッキ5a〜5dがクレーン作業中に地盤沈下を
起さない地盤に接地された状態における支持力)として
演算算出される支持力(算出支持力)は、クレーン作業
中に地盤沈下が起こらない状態においては対応する各ア
ウトリガジャッキ5a〜5dの実際の支持力(支持力検
出手段で検出される実際の支持力)と同じであるが、ク
レーン作業中に接地地盤の沈下が生じた場合には、両者
間に偏差が出るという現象に着目し、この偏差が予め定
めた所定値(この所定値は、警報に値する沈下量の地盤
沈下が生じた時に生ずる偏差を実測に基づき定めてお
く)を越えると警報するようにしたものである。
【0010】
【実施例】以下本発明の移動式クレーンのアウトリガジ
ャッキ接地地盤の沈下警報装置を、図1に基づいて説明
する。図1において、6は、旋回台2の旋回角度Θを検
出する旋回角度検出手段である。7は、伸縮ブーム3の
起伏角度θを検出する起伏角度である。8は、伸縮ブー
ム3の長さlを検出する長さ検出手段である。9は、伸
縮ブーム3に作用する負荷Fを検出する負荷検出手段で
ある。この負荷検出手段9は、伸縮ブーム3を起伏駆動
するブーム起伏シリンダ3aに作用する負荷を検出する
検出器、または、吊荷Wの重量を検出する検出器で以て
構成している。10は、各アウリトガジャッキ5a〜5
dの張り出し量La〜Ldをそれぞれ検出する張り出し
量検出手段である。11は、前記各アウトリガジャッキ
5a〜5dの支持力を検出するそれぞれ検出する支持力
検出手段であって、各アウトリガジャッキ5a〜5dの
支持力は、検出支持力fa〜fdとして検出される。1
2は、前記各検出手段6〜11からの検出信号(旋回角
度Θ、起伏角度θ、長さl、負荷F、張出量La〜L
d、検出支持力fa〜fd)を受け取って演算算出して
警報信号を出力する演算手段である。13は、演算手段
12からの警報信号で作動する警報手段である。
ャッキ接地地盤の沈下警報装置を、図1に基づいて説明
する。図1において、6は、旋回台2の旋回角度Θを検
出する旋回角度検出手段である。7は、伸縮ブーム3の
起伏角度θを検出する起伏角度である。8は、伸縮ブー
ム3の長さlを検出する長さ検出手段である。9は、伸
縮ブーム3に作用する負荷Fを検出する負荷検出手段で
ある。この負荷検出手段9は、伸縮ブーム3を起伏駆動
するブーム起伏シリンダ3aに作用する負荷を検出する
検出器、または、吊荷Wの重量を検出する検出器で以て
構成している。10は、各アウリトガジャッキ5a〜5
dの張り出し量La〜Ldをそれぞれ検出する張り出し
量検出手段である。11は、前記各アウトリガジャッキ
5a〜5dの支持力を検出するそれぞれ検出する支持力
検出手段であって、各アウトリガジャッキ5a〜5dの
支持力は、検出支持力fa〜fdとして検出される。1
2は、前記各検出手段6〜11からの検出信号(旋回角
度Θ、起伏角度θ、長さl、負荷F、張出量La〜L
d、検出支持力fa〜fd)を受け取って演算算出して
警報信号を出力する演算手段である。13は、演算手段
12からの警報信号で作動する警報手段である。
【0011】前記演算手段12は、旋回角度検出手段6
からの旋回角度Θ、起伏角度検出手段7からの起伏角度
θ、長さ検出手段8からの長さl、負荷検出手段9から
の負荷F、および張り出し量検出手段11からの張出量
La〜Ld信号を受け取り、これら信号の関数として堅
い接地地盤に対応する各アウトリガジャッキの支持力を
算出支持力として算出する支持力算出部12aを備えて
いる。この支持力算出部12aは、各アウリトガジャッ
キ5a〜5dの支持力を算出支持力Fa〜Fdとして算
出するものである。
からの旋回角度Θ、起伏角度検出手段7からの起伏角度
θ、長さ検出手段8からの長さl、負荷検出手段9から
の負荷F、および張り出し量検出手段11からの張出量
La〜Ld信号を受け取り、これら信号の関数として堅
い接地地盤に対応する各アウトリガジャッキの支持力を
算出支持力として算出する支持力算出部12aを備えて
いる。この支持力算出部12aは、各アウリトガジャッ
キ5a〜5dの支持力を算出支持力Fa〜Fdとして算
出するものである。
【0012】各アウトリガジャッキ5a〜5dが、移動
式クレーンのクレーン作業中に地盤沈下することのない
堅い接地地盤に張り出し接地されており、これにより車
輌1がジャッキアップされている状態の下では、各アウ
トリガジャッキ5a〜5dの算出支持力Fa〜Fdは、
移動式はクレーンの稼働姿勢(旋回台2の旋回角度Θ、
伸縮ブーム3の起伏角度θ、伸縮ブーム3の長さl、お
よび各アウトリガジャッキ5a〜5dの張り出し量La
〜Ldから定まる移動式クレーンの稼働姿勢)と、伸縮
ブーム3に作用する負荷Fの関数 Fa〜Fd=f(Θ、θ、l、5a、5b、5c、5
d、F) として求めることができる。即ち、演算部12における
支持力演算部12aは、このような関数式に基づいて各
アウトリガジャッキ5a〜5dの算出支持力Fa〜Fd
を算出するよう構成している。
式クレーンのクレーン作業中に地盤沈下することのない
堅い接地地盤に張り出し接地されており、これにより車
輌1がジャッキアップされている状態の下では、各アウ
トリガジャッキ5a〜5dの算出支持力Fa〜Fdは、
移動式はクレーンの稼働姿勢(旋回台2の旋回角度Θ、
伸縮ブーム3の起伏角度θ、伸縮ブーム3の長さl、お
よび各アウトリガジャッキ5a〜5dの張り出し量La
〜Ldから定まる移動式クレーンの稼働姿勢)と、伸縮
ブーム3に作用する負荷Fの関数 Fa〜Fd=f(Θ、θ、l、5a、5b、5c、5
d、F) として求めることができる。即ち、演算部12における
支持力演算部12aは、このような関数式に基づいて各
アウトリガジャッキ5a〜5dの算出支持力Fa〜Fd
を算出するよう構成している。
【0013】また、演算手段12には、前記支持力算出
部12aからの前記算出支持力Fa〜Fdと、前記各支
持力検出手段11からの検出支持力fa〜fdを受け取
り、対応するアウトリガジャッキの算出支持力と検出支
持力(Faとfa、Fbとfb、Fcとfc、Fdとf
d)とを比較し両者間に予め定めた所定値以上の偏差が
生じた時に前記警報信号を出力する比較部12bを備え
ている。
部12aからの前記算出支持力Fa〜Fdと、前記各支
持力検出手段11からの検出支持力fa〜fdを受け取
り、対応するアウトリガジャッキの算出支持力と検出支
持力(Faとfa、Fbとfb、Fcとfc、Fdとf
d)とを比較し両者間に予め定めた所定値以上の偏差が
生じた時に前記警報信号を出力する比較部12bを備え
ている。
【0014】演算手段12は、上記のように支持力算出
部12aと比較部12bとで以て構成されており、比較
部12bから出力される警報信号が、当該演算手段12
から警報信号として出力されるようになっている。
部12aと比較部12bとで以て構成されており、比較
部12bから出力される警報信号が、当該演算手段12
から警報信号として出力されるようになっている。
【0015】次に作用を説明する。移動式クレーンの各
アウトリガジャッキ5a〜5dを張り出し接地して車輌
1をジャッキアップしてクレーン作業をする場合におい
て、クレーン作業中に各アウトリガジャッキ5a〜5d
の接地地盤が沈下しない時には、演算部12の支持力算
出部12aで算出した各アウトリガジャッキ5a〜5d
の算出支持力Fa〜Fdは、支持力検出手段11が検出
した各アウトリガジャッキ5a〜5dの検出支持力fa
〜fdにそれぞれ一致している。従って、演算部12の
比較部12bから警報信号は出力されない。
アウトリガジャッキ5a〜5dを張り出し接地して車輌
1をジャッキアップしてクレーン作業をする場合におい
て、クレーン作業中に各アウトリガジャッキ5a〜5d
の接地地盤が沈下しない時には、演算部12の支持力算
出部12aで算出した各アウトリガジャッキ5a〜5d
の算出支持力Fa〜Fdは、支持力検出手段11が検出
した各アウトリガジャッキ5a〜5dの検出支持力fa
〜fdにそれぞれ一致している。従って、演算部12の
比較部12bから警報信号は出力されない。
【0016】しかしながら、クレーン作業中にアウトリ
ガジャッキ5a〜5dの接地地盤が沈下すると沈下に係
るアウトリガジャッキの検出支持力が算出支持力に対し
て低下して両者間に偏差が生じ、その結果、演算部12
の比較部12bから警報信号は出力され、警報手段13
(ブサーまたは警告灯)が作動するのである。従って、
移動式クレーンのオペレータは、警報手段13の作動に
より接地地盤の沈下を知ることができるので、移動式ク
レーンを停止させる等の安全策を講じることができるの
である。
ガジャッキ5a〜5dの接地地盤が沈下すると沈下に係
るアウトリガジャッキの検出支持力が算出支持力に対し
て低下して両者間に偏差が生じ、その結果、演算部12
の比較部12bから警報信号は出力され、警報手段13
(ブサーまたは警告灯)が作動するのである。従って、
移動式クレーンのオペレータは、警報手段13の作動に
より接地地盤の沈下を知ることができるので、移動式ク
レーンを停止させる等の安全策を講じることができるの
である。
【0017】
【効果】以上の如く構成し作用する本発明の移動式クレ
ーンのアウトリガジャッキ接地地盤の沈下警報装置は、
アウトリガジャッキ5a〜5dの接地地盤の沈下を初期
の段階で移動式クレーンのオペレータに警報することが
できるので、接地地盤の沈下に伴う移動式クレーンの転
倒事故を未然に防止する上で優れた効果を持つものであ
る。
ーンのアウトリガジャッキ接地地盤の沈下警報装置は、
アウトリガジャッキ5a〜5dの接地地盤の沈下を初期
の段階で移動式クレーンのオペレータに警報することが
できるので、接地地盤の沈下に伴う移動式クレーンの転
倒事故を未然に防止する上で優れた効果を持つものであ
る。
【図1】 本発明に係る移動式クレーンのアウトリガジ
ャッキ接地地盤の沈下警報装置の説明図である。
ャッキ接地地盤の沈下警報装置の説明図である。
【図2】 移動式クレーンの説明図である。
1;車輌、2;旋回台、3;伸縮ブーム、3a;ブーム
起伏シリンダ、4;吊具、5a〜5d;アウトリガジャ
ッキ、W;吊荷、6;旋回角度検出手段、Θ;旋回角
度、7;起伏角度検出手段、θ;起伏角度、8;長さ検
出手段、l;長さ、9;負荷検出手段、F;負荷、1
0;張出量検出手段、La〜Ld;張出量、11;支持
力検出手段、fa〜fd;検出支持力、12;演算部、
12a;支持力算出部、Fa〜Fd;算出支持力、12
b;比較部、13;警報手段、
起伏シリンダ、4;吊具、5a〜5d;アウトリガジャ
ッキ、W;吊荷、6;旋回角度検出手段、Θ;旋回角
度、7;起伏角度検出手段、θ;起伏角度、8;長さ検
出手段、l;長さ、9;負荷検出手段、F;負荷、1
0;張出量検出手段、La〜Ld;張出量、11;支持
力検出手段、fa〜fd;検出支持力、12;演算部、
12a;支持力算出部、Fa〜Fd;算出支持力、12
b;比較部、13;警報手段、
Claims (1)
- 【請求項1】 その周囲に配置した複数のアウトリガジ
ャッキ5.5…によりジャッキアップして安定を確保で
きるようにした車輌1上に旋回自在に旋回台2を搭載
し、この旋回台2に起伏自在に伸縮ブーム3を取り付
け、さらに伸縮ブーム3の先端部から吊具4を巻き上げ
巻き下げ自在に吊下してなる移動式クレーンに用いられ
るアウリトガジャッキ接地地盤の沈下警報装置であっ
て、 旋回台の旋回角度を検出する旋回角度検出手段、 伸縮ブームの起伏角度を検出する起伏角度検出手段、 伸縮ブームの長さを検出する長さ検出手段、 伸縮ブームに作用する負荷を検出する負荷検出手段、 前記各アウリトガジャッキの張り出し量をそれぞれ検出
する張り出し量検出手段、 前記各アウトリガジャッキの支持力をそれぞれ検出する
支持力検出手段、 前記各検出手段からの検出信号を受け取って演算算出
し、警報信号を出力する演算手段、 および前記演算手段からの警報信号を受け取って作動す
る警報手段、とからなり、前記演算手段は、 旋回角度検出手段、起伏角度検出手段、長さ検出手段、
負荷検出手段、および各張り出し量検出手段からの信号
を受け取り、これら信号の関数として堅い接地地盤に対
応する各アウトリガジャッキの支持力を算出支持力とし
て算出する支持力算出部、 支持力算出部の算出に係る各アウトリガジャッキの算出
支持力と、前記各支持力検出手段からの検出支持力を受
け取り、対応するアウトリガジャッキの算出支持力と検
出支持力とを比較し両者間に予め定めた所定値以上の偏
差が生じた時に前記警報信号を出力する比較部、とで以
て構成していることを特徴とする移動式クレーンのアウ
トリガジャッキ接地地盤の沈下警報装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24706194A JPH0881181A (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 移動式クレーンのアウトリガジャッキ接地地盤の沈下警報装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24706194A JPH0881181A (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 移動式クレーンのアウトリガジャッキ接地地盤の沈下警報装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0881181A true JPH0881181A (ja) | 1996-03-26 |
Family
ID=17157845
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24706194A Pending JPH0881181A (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 移動式クレーンのアウトリガジャッキ接地地盤の沈下警報装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0881181A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1994
- 1994-09-13 JP JP24706194A patent/JPH0881181A/ja active Pending
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