JP2003221193A - 作業車のジャッキ作動制御装置 - Google Patents

作業車のジャッキ作動制御装置

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JP2003221193A JP2002022085A JP2002022085A JP2003221193A JP 2003221193 A JP2003221193 A JP 2003221193A JP 2002022085 A JP2002022085 A JP 2002022085A JP 2002022085 A JP2002022085 A JP 2002022085A JP 2003221193 A JP2003221193 A JP 2003221193A
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隆 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ローラを接地させてジャッキにより車両を支
持する場合において、所定長さでジャッキを自動停止さ
せることにより、確実に車両の転倒を防止するとともに
車両の逸走を防止する。 【解決手段】 車輪を有して走行可能な車両と、車両の
側部に配設されて車両を支持する複数のジャッキと、ジ
ャッキ下端部に軸支されて接地可能なローラと、ローラ
の下面を覆う板接地位置とローラの下面を露出させる退
避位置とに選択的に移動自在な接地板を有したジャッキ
ベースと、接地板が板接地位置および退避位置のいずれ
に位置しているかを検出する接地板位置検出手段と、接
地板が退避位置に位置している場合には、ジャッキの所
定長さ以上の伸長作動を規制する伸長作動制御手段とを
備えて作業車のジャッキ作動制御装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の側部に設け
られて車両を支持する複数のジャッキを備えた作業車に
関し、さらに詳しくは、上記複数のジャッキの作動を制
御する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このような作業車として、例えば、昇降
装置を構成するブームの旋回、起伏、伸縮作動を行わせ
てブームの先端に取り付けられた作業台を所望高所に移
動させ、作業台に搭乗した作業者により高所作業を行う
ように構成された高所作業車が一般的に知られている。
このようにして高所作業を行う場合、作業台の移動に伴
って作業台およびブームから車体に作用する転倒方向モ
ーメントが変化するため、車両の側部に車体を支持する
ための複数のジャッキを設け、高所作業時にはこれらジ
ャッキを接地させて車体を安定支持するように構成され
ている。この高所作業車は一般的に、ジャッキにより車
体を持ち上げ支持するときには走行用車輪が地面から浮
き上がり、車両は静止して走行ができないようになって
おり、ブーム(昇降装置)を車体上に格納した状態での
みジャッキによる支持を解除(ジャッキを格納)して車
両を走行させることができるようになっている。
【0003】ところで、道路に沿って架線の点検・修理
を行う場合や、トンネル内の天井、側壁等の点検・修理
を行う場合等には、上記のようにブームを格納してジャ
ッキを格納しなければ車両を走行移動できないようにし
たのでは、作業効率が低いという問題がある。このた
め、ジャッキの下端に回転自在なローラを取り付け、ロ
ーラを接地させてジャッキによる車両の支持を行うとと
もに、車輪も接地状態にして車輪を駆動して車両を走行
可能とした高所作業車が提案されている。このような高
所作業車を用いれば、ローラを接地してジャッキによる
車両の支持を行った状態でローラの回転によりジャッキ
を路面上で移動させることが可能であるため、作業台を
所望高所に移動させた状態のまま車両を走行させて作業
を行うことができ、作業効率が高い
【0004】なお、ジャッキの下端に回転自在なローラ
が取り付けられたジャッキでは、路面との接触部が面接
触ではなく線接触となるため接触面圧が高くなり、路面
を傷つけやすく、また特に不整地や軟弱地ではジャッキ
の沈み込みを生じて車体が傾くという問題がある。そこ
で、ローラの下面を覆う板接地位置とローラの側方に位
置してローラの下面を露出させる退避位置とに選択的に
移動自在な接地板を有したジャッキベースが、下端にロ
ーラが設けられたジャッキの下端部に取り付けられてい
るものも存在する。これにより、上記軟弱地や車両移動
を必要としない場所において、接地板を板接地位置に移
動し、接地板を接地させてジャッキによる車両の支持を
行って、ローラに代えてジャッキの路面との接触面圧を
低下させることができる。また、接地板を退避位置に移
動すれば、ローラを接地してジャッキによる車両の支持
を行うことが可能であるため、ジャッキの使用環境に応
じて随時ローラと接地板とを容易に切り替えて使用する
ことができる。
【0005】また、接地板を接地させてジャッキによる
車両の支持を行う場合には、車輪が地面から離れて浮き
上がった状態で車両が持ち上げ支持される。それに対
し、ローラを接地させてジャッキによる車両の支持を行
う場合には、ローラで支持された状態で車両を走行可能
にし、また、ブレーキにより車輪の回転を制動して車両
の走行を制動しローラで支持された車両が不用意に逸走
するのを防止する必要があることから、車輪の路面に対
する充分な接地力を得る必要がある。そのため、車輪に
充分な接地力が得られる荷重が作用し、且つジャッキに
車両の安定支持が可能な荷重が作用するジャッキの所定
長さが設定されていた。そしてこの所定長さまでジャッ
キを伸張作動させ、車両重量がジャッキのみならず車輪
にも配分されるようにして、車輪が接地したままの状態
でジャッキにより車両が安定支持される。これにより、
車輪が地面から離れて浮き上がった状態で車両が持ち上
げ支持されてジャッキが車両重量を全て受け止める場合
よりも安定性に若干劣るが、接地した車輪を駆動してロ
ーラで支持した状態のまま車両を走行させることがで
き、さらにこの車輪の回転を制動して車両の走行を制動
することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車輪を
接地状態にしたままローラを接地させてジャッキによる
車両の支持を行うためのジャッキ作動を作業者が手動操
作で行っていたため、車輪に充分な接地力が得られる荷
重が作用し、且つジャッキに車両の安定支持が可能な荷
重が作用するジャッキの所定長さまでジャッキを伸張作
動させることが難しく、ジャッキによる支持が不安定と
なって車両が転倒し易くなったり、車両が不用意に逸走
するおそれがあった。
【0007】ところで、ジャッキによる支持を行ってい
る場合に、ブーム(昇降装置)の作動に応じて変化する
転倒モーメントがジャッキの支持によって許容されるモ
ーメントより大きくなると車両支持が不安定となるた
め、転倒モーメントが許容モーメントを越えるようなブ
ーム(昇降装置)の作動を規制する転倒防止装置を設け
ることが従来から知られている。なお、この転倒防止装
置としては、転倒モーメントが許容モーメント以下とな
る作業台の移動範囲を許容作業範囲として予め設定して
おき、作業台がこの許容作業範囲を超えるようなブーム
の作動を規制するように構成された装置(作業範囲規制
装置)等がある。このような従来から知られている転倒
防止装置は、車輪が地面から離れて浮き上がる状態まで
持ち上げて行われるジャッキによる支持を行っている場
合に用いられるものであり、このような従来の転倒防止
装置を上述のようなローラで支持された車両に用いる
と、ローラで支持された車両の場合、車両の重量を車輪
およびジャッキに分散して受け止めているため、実際の
許容作業範囲は上述の場合の許容作業範囲より狭くな
り、ジャッキによる支持が不安定となるという問題があ
る。
【0008】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、ローラを接地させてジャッキにより車両
を支持する場合において、所定長さでジャッキを自動停
止させることにより、確実に車両の転倒を防止するとと
もに車両の逸走を防止することができる作業車のジャッ
キ作動制御装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的達成のた
め、本発明においては、車輪を有して走行可能な車両
と、車両の側部に配設され、格納状態から下方に伸長作
動して車両を支持する複数のジャッキ(例えば、実施形
態におけるアウトリガジャッキ15)と、ジャッキの下
端部に車両の走行方向に回転可能に軸支されて接地可能
なローラと、ローラの下面を覆う板接地位置とローラの
側方に位置してローラの下面を露出させる退避位置とに
選択的に移動自在な接地板を有して、ジャッキの下端部
に取り付けられたジャッキベースと、接地板が板接地位
置および退避位置のいずれに位置しているかを検出する
接地板位置検出手段(例えば、実施形態における接地板
位置検出器21)と、接地板位置検出手段により接地板
が退避位置に位置していることが検出された場合には、
ジャッキの所定長さ(例えば、実施形態における走行可
能支持長さ)以上の伸長作動を規制する伸長作動制御手
段とを備えて作業車のジャッキ作動制御装置が構成され
る。
【0010】このような構成の作業車のジャッキ作動制
御装置によれば、接地板が退避位置に位置している場
合、すなわちローラを接地させてジャッキにより車両を
支持する場合には、所定長さを超えるジャッキの伸張作
動が規制され、ジャッキが所定長さに達すると自動的に
ジャッキの伸張作動が停止するため、作業者の手動操作
による調整によらず所定長さまでジャッキを伸張作動さ
せることが可能となる。そのため、所定長さを、車輪に
充分な接地力が得られる荷重が作用し、且つジャッキに
車両の安定支持が可能な荷重が作用するジャッキ長さに
設定すれば、確実に車両の転倒を防止するとともに車両
の逸走を防止することができる。
【0011】また、上述のジャッキ作動制御装置は、車
両上に配設された昇降装置(例えば、実施形態における
旋回台4およびブーム5)と、昇降装置に取り付けられ
て昇降装置により昇降移動される作業台と、作業台の位
置を検出する位置検出手段と、位置検出手段により検出
された作業台の位置が許容作業範囲内にあるか否かを検
出し、作業台を許容作業範囲の外側に移動させるような
昇降装置の作動を規制する作動規制手段とを備え、接地
板が板接地位置および退避位置のいずれに位置している
かによって、許容作業範囲を変更可能に構成されること
が好ましい。このようにすれば、接地板を接地させる場
合と、ローラを接地させる場合とによって個別に許容作
業範囲を設定することが可能であるため、より確実に車
両の転倒を防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る好ましい実施形態について説明する。図2および図3
に本発明に係る制御装置を備えた高所作業車を示してい
る。この高所作業車は、運転キャビン1と走行用前後輪
3a,3bを有して走行自在となったトラック車両をベ
ースとして構成され、後輪3bを駆動して走行可能であ
る。
【0013】この車両の車体2上に旋回モータ(図示せ
ず)により駆動されて水平旋回自在となった旋回台4が
配設され、旋回台4には起伏シリンダ6により起伏自在
となったブーム5が枢結されている。ブーム5は、旋回
台5に枢結された基端ブーム5a内に中間ブーム5bお
よび先端ブーム5cを入れ子式に組み合わされて構成さ
れ、内蔵の伸縮シリンダ(図示せず)により伸縮自在と
なっている。先端ブーム5cの先端部には上下方向に揺
動自在に支持部材7が取り付けられ、この支持部材7の
上に首振り装置8を介して作業台9が水平旋回(首振り
作動)自在に取り付けられている。なお、先端ブーム5
cと支持部材7との間にはレベリング装置(図示せず)
が配設されており、レベリング装置によりブーム5の起
伏に拘わらず作業台9が常に水平に保持される。
【0014】作業台9の上に作業者が搭乗して高所作業
等を行うのであるが、このときに作業者が操作して作業
台9の移動操作を行う行うための操作装置10が作業台
9に設けられている。このため、作業台9に搭乗した作
業者は、操作装置10の操作レバー11などを操作し
て、旋回台4の旋回作動、ブーム5の起伏および伸縮作
動、作業台9の首振り作動等を行わせて作業台9を所望
高所に移動させ、高所作業を行うことができる。
【0015】このようにして高所作業を行うときに、前
後輪3a,3bのみによっては車体2を安定支持するの
が難しいため、車体2の前後左右の四カ所にアウトリガ
ジャッキ15が設けられている。アウトリガジャッキ1
5はそれぞれ、車幅方向に伸縮自在なアウトリガビーム
12のビームポスト13に固設されたアウターボックス
16と、アウターボックス16内に収納されて内蔵のジ
ャッキシリンダ(図示せず)により下方に伸縮自在とな
ったインナーボックス17と、インナーボックス17の
下端に取り付けられて車両進行方向に回転自在なローラ
18と、ローラ18の下面を覆う板接地位置とローラ1
8の側方に位置してローラ18の下面を露出させる退避
位置とに選択的に移動自在な接地板50aを有して、ジ
ャッキの下端部に取り付けられたジャッキベース50と
から構成される。高所作業を行うときには、アウトリガ
ビーム12のビームポスト13を伸長させて図4に示す
ようにアウトリガジャッキ15を車幅方向外側に張り出
したりした上で、ジャッキシリンダによりインナーボッ
クス17を下方に伸長させて、アウトリガジャッキ15
により車体2を安定支持する。
【0016】このアウトリガジャッキ15による車体2
の支持は、図2および図3に示すように、ジャッキベー
ス50に設けられた接地板50aをローラ18の下面を
露出させる退避位置に位置させて、ローラ8が接地し且
つ前後輪3a,3bも接地した状態で行う支持(これを
走行可能支持と称する)と、図4および図5に示すよう
に、接地板50aをローラ18の下面を覆う板接地位置
に位置させて、接地板50aが接地し且つ前後輪3a,
3bが完全に浮き上がった状態で行う支持(これを完全
支持と称する)とがある。このため、各アウトリガジャ
ッキ15には接地板50aが板接地位置および退避位置
のいずれに位置しているかを検出する接地板位置検出器
が設けられており、この検出器の検出値に基づいてジャ
ッキシリンダの伸縮制御を行い、走行可能支持を行った
り、完全支持を行ったりする。
【0017】但し、走行可能支持はアウトリガビーム1
2によりビームポスト13を車幅方向外側に張り出した
状態では行えず、図3に示すように、アウトリガジャッ
キ15が車幅方向に格納された状態でのみ許容されるよ
うになっている。すなわち、アウトリガジャッキ15が
車体幅内に収まった状態でのみ走行可能支持が許容され
る。また、完全支持の場合には、図5に示すように、ア
ウトリガビーム12によりビームポスト13を車幅方向
外方に伸長させ、アウトリガジャッキ15を車幅方向外
方に張り出した状態でも行うことが可能である。
【0018】ジャッキベース50は接地板50aを備
え、接地板50aは板接地位置においてローラ18の下
端部を覆うように配設されている。またジャッキベース
50はローラ18の回転軸19に軸支され、この回転軸
19を回転中心として揺動自在に取り付けられており、
ジャッキベース50の揺動位置(すなわち退避位置およ
び板接地位置)を選択して、ジャッキベース50とイン
ナーボックス17の先端部に設けられたブラケット17
aとの間に設けられた係止手段により係止されるように
構成されている。そのため、走行可能支持を行うときに
は、接地板50aを退避位置に位置させてローラ18の
下面を露出させ、完全支持を行うときには、接地板50
aをローラの下面を覆う板接地位置に位置させて、路面
に対する面圧を低下させることができる。なお、この係
止手段として、例えばジャッキベース50およびブラケ
ット17aにピン穴を設けて固定ピンを用いる方法や、
ブラケット17a側にねじ穴を設けジャッキベース50
側に係止穴を設けショルダーボルトを用いる方法などを
用いることができる。
【0019】以上のように構成された高所作業車におい
て、アウトリガジャッキ15により車体2を支持して高
所作業を行う場合の作動制御を、図1を参照して説明す
る。図1にはこのような作動制御を行う制御装置構成を
示しており、まずこの制御装置の構成を説明する。この
制御装置は、ブーム操作装置10、接地板位置検出器2
1、ブーム作動状態検出器22、ジャッキ操作装置2
3、ジャッキ位置センサ24およびジャッキ接地検出器
28からの入力信号を受けて、ブームアクチュエータ2
5、アラーム装置26およびジャッキアクチュエータ2
7の作動制御を行うコントロール装置30を有して構成
される。
【0020】接地板位置検出器21は、接地板50aが
板接地位置および退避位置のいずれに位置しているかを
検出する近接センサなどから構成され、その検出信号は
コントロール装置30内のジャッキ支持状態判断部31
に送られる。そして、このジャッキ支持状態判断部31
において、接地板位置検出器21により接地板50aが
退避位置に位置している状態が検出された場合には、走
行可能支持を行う状態であると判断され、接地板位置検
出器21により接地板50aが接地位置に位置している
状態が検出された場合には、完全支持を行う状態である
と判断される。
【0021】ブーム作動状態検出器22は、ブーム5の
作動位置および作業台9の作動位置を検出するためのも
ので、旋回台4の旋回角を検出する旋回角センサ、ブー
ム5の起伏角および伸長量を検出する起伏角センサおよ
び伸長センサ、作業台9の首振り角を検出する首振り角
センサから構成される。ブーム作動状態検出器22の検
出値、すなわちこれらセンサの検出値は、コントロール
装置30内の転倒モーメント演算部32および荷重配分
演算部33に入力される。
【0022】作業台位置演算部32においては、ブーム
作動状態検出器22により検出された旋回台4の旋回
角、ブーム5の起伏角および伸長量に基づいて、作業台
9の位置を演算する。荷重配分演算部33においては、
ブーム作動状態検出器22の検出値と予め記憶されてい
る車両の重量および重心位置情報とに基づいて、各アウ
トリガジャッキ15および前後輪3a,3bに作用する
荷重を演算する。荷重配分演算部33にはジャッキ支持
状態判断部31からアウトリガジャッキ15の支持状態
情報が送られており、走行可能支持状態のときには各ア
ウトリガジャッキ15および前後輪3a,3bに分配さ
れて作用する各荷重を演算し、完全支持状態のときには
各アウトリガジャッキ15に作用する荷重を演算する。
【0023】なお、アウトリガジャッキ15は車体を剛
性支持すると考えられるため、走行可能状態でのアウト
リガジャッキ15の伸長量が決まれば、前後輪3a,3
bに作用する荷重はブームの作動状態に拘わらずほぼ一
定となる。このため、全荷重から前後輪3a,3bに作
用する一定荷重を引いた残りの荷重をブームの状態に応
じてアウトリガジャッキ15が受けるとして求めること
ができる。
【0024】完全支持状態であるときには、車両がアウ
トリガジャッキ15のみにより支持されるため、荷重配
分演算部33においては各アウトリガジャッキ15に作
用する荷重を演算する。なお、アウトリガジャッキ15
に作用する荷重を演算するのではなく直接検出しても良
い。
【0025】荷重配分演算部33において算出された作
用荷重情報は許容作業範囲設定部34に送られ、許容作
業範囲すなわち作業台9が移動することが許容される範
囲が設定される。許容作業範囲設定部34には、ジャッ
キ支持状態判断部31からジャッキの支持状態に関する
情報が送られ、ジャッキ位置センサ24からはアウトリ
ガジャッキ15の車幅方向への張り出し量情報が送られ
ており、この支持状態に応じた許容作業範囲が設定され
る。
【0026】具体的には、完全支持状態の場合には、ジ
ャッキ位置センサ24からの張り出し量に基づいてアウ
トリガジャッキ15の位置を求め、ブーム作動状態検出
器22により検出した旋回台4の旋回角からブーム5の
方向すなわち転倒モーメントの作用方向を求める。そし
て、この方向において現在の位置のアウトリガジャッキ
15により安定支持した状態で許容できる作業台9の移
動可能範囲、すなわち許容作業範囲を求める。走行可能
支持状態の場合には、完全支持状態で設定される許容作
業範囲を、前後輪の作用荷重に対応して縮小補正し、こ
れを走行支持状態の許容作業範囲として設定する。
【0027】作業台位置演算部32において算出された
現在の作業台9の位置情報と、許容作業範囲設定部34
において設定された許容作業範囲情報とが比較部35に
送られて比較され、作業台9が許容作業範囲の外に移動
するときには規制部36に規制信号を出力する。これに
より、規制部36に規制信号が入力されていない場合に
はブーム操作装置10からの操作信号に基づいてブーム
アクチュエータ25に作動制御信号を出力し、ブーム操
作装置10の操作に基づく作動を行わせる。
【0028】規制部36にはブーム操作装置10からの
操作信号が入力されており、規制部36に規制信号が入
力されていない場合にはこの操作信号に基づいてブーム
アクチュエータ25に作動制御信号を出力し、ブーム操
作装置10の操作に基づく作動を行わせる。ブーム操作
装置10は、例えば、旋回台4の旋回作動を行わせる旋
回操作レバー、ブーム5の起伏および伸縮作動を行わせ
る起伏操作レバーおよび伸縮操作レバー、作業台9の首
振り作動を行わせる首振り操作レバーなどから構成さ
れ、これら各操作レバーの操作に対応する操作信号が規
制部36に入力される。ブームアクチュエータ25は、
旋回モータ、起伏シリンダ6、伸縮シリンダ、首振り装
置8等であり、演算部36から送られてくる作動制御信
号により作動されて、上記各操作レバーの操作に対応す
る作動を行う。
【0029】一方、規制部36に規制信号が入力された
場合には、ブーム操作装置10からの操作信号があって
も、ブームアクチュエータ25に対する所定の作動信号
出力を規制し、これと同時にアラーム装置26を作動さ
せ、アラームランプを点灯させたり、アラームブザーを
鳴らしたりする。規制信号が入力されるのは、上記のよ
うに作業台9が許容作業範囲の外側に移動する場合であ
り、このように作業台9を許容作業範囲の外側に移動さ
せるようなブーム5の作動を規制するように、ブームア
クチュエータ25に対する所定の作動信号出力を規制す
る。
【0030】ジャッキ操作装置23は、例えば、車体2
の後端部に設けられており、作業者が操作してアウトリ
ガビーム12の車幅方向伸縮作動と、アウトリガジャッ
キ15の伸縮作動を行なわせるようになっている。上述
のように、アウトリガジャッキ15は走行可能支持と完
全支持とを選択して行うことができるようになってい
る。走行可能支持の場合には、アウトリガジャッキ15
に支持された状態で車両を走行可能にし、また、ブレー
キ(図示せず)により前後輪3a,3bの回転を制動し
て車両の走行を制動し車両が不用意に逸走するのを防止
する必要があることから、前後輪3a,3bの路面に対
する充分な接地力を得る必要がある。そのため、前後輪
3a,3bに充分な接地力が得られる荷重が作用し、且
つアウトリガジャッキ15に車両の安定支持が可能な荷
重が作用するアウトリガジャッキ15の所定走行可能支
持長さが設定されており、車体側重量がアウトリガジャ
ッキ15のみならず前後輪3a,3bにも配分されるよ
うになっている。走行可能支持長さの設定は、インナー
ポスト17の伸長量を調整して行われる。このため、イ
ンナーポスト17の伸長量を検出するジャッキ位置セン
サ24が各アウトリガジャッキ15に設けられている。
【0031】ジャッキ操作装置23からの操作信号と、
ジャッキ位置センサ24からの伸長量検出信号はコント
ロール装置30内のジャッキ作動コントロール部37に
送られ、ジャッキアクチュエータ27の作動を制御す
る。ジャッキアクチュエータ27は、アウトリガビーム
12においてアウトリガジャッキ15が固設されたビー
ムポスト13の車幅方向の張出作動を行わせるビームシ
リンダと、インナーポスト17の下方伸縮作動を行わせ
るジャッキシリンダとからなる。このため、ジャッキ操
作装置23の操作により、アウトリガジャッキ15の車
幅方向への張出移動を行わせることができ、さらに、イ
ンナーポスト17をアウトリガジャッキ15の走行可能
支持長さや完全支持を行う長さに伸長作動させたりする
ことができる。このとき、コントロール部37にはジャ
ッキ支持状態判断部31からアウトリガジャッキ15の
支持状態情報が送られており、走行可能支持状態の場合
にはアウトリガジャッキ15の走行可能支持長さまでの
インナーポスト17の下方伸縮作動を許可し、ジャッキ
位置センサ24によりアウトリガジャッキ15が走行可
能支持長さに達した状態が検出されると、インナーポス
ト17の下方伸縮作動を停止する。それに対し、完全支
持状態の場合には走行可能支持長さを超えたインナーポ
スト17の下方伸縮作動を許可する。
【0032】また、ジャッキ接地検出器28が各アウト
リガジャッキ15にそれぞれ設けられており、アウトリ
ガジャッキ15の下端部(すなわち接地板50a)が地
面に当接したときにそれぞれ接地信号を出力する。そし
てこのジャッキ接地検出器28からの接地信号と、ジャ
ッキ位置センサ24からの伸長量検出信号と、そしてジ
ャッキ支持状態判断部31からのアウトリガジャッキ1
5の支持状態情報はコントロール装置30内のジャッキ
支持完了判断部38に送られ、走行可能支持状態で、ア
ウトリガジャッキ15が走行可能支持長さに達した状態
を各アウトリガジャッキ15に設けられた全ての(4本
の)ジャッキ位置センサ24が検出すると、走行可能支
持完了と判断してブーム操作装置10の操作に基づくブ
ームアクチュエータ25の作動を許可する。一方、完全
支持状態で、各アウトリガジャッキ15に設けられた全
ての(4本の)ジャッキ接地検出器28から接地信号が
検出されると、完全支持完了と判断してブーム操作装置
10の操作に基づくブームアクチュエータ25の作動を
許可する。
【0033】以上のような構成の高所作業車により高所
作業を行う場合の作動を、図6を参照して説明する。高
所作業を行うときには、ブーム5等が車体2上に格納さ
れた状態で、まずアウトリガジャッキ15による車体2
の支持を行わせる。はじめに、完全支持を行うときに
は、接地板50aをローラの下面を覆う板接地位置に位
置させて、路面に対する面圧を低下させる。このとき、
接地板位置検出器21により接地板50aが接地位置に
位置している状態が検出され、ジャッキ支持状態判断部
31において完全支持を行う状態であると判断される
(ステップS1)。
【0034】続いて、作業者がジャッキ操作装置23を
操作して(ステップS2)、アウトリガビーム12によ
りアウトリガジャッキ15を車幅方向所望位置まで張出
移動させ、次にインナーポスト17を下方に張り出さ
せ、接地板50aを接地させる。インナーポスト17は
前後輪3a,3bが完全に路面から離れるまで伸張作動
され、これにより図4および図5に示すように完全支持
状態となり、車体側重量は全てアウトリガジャッキ15
に配分されて支持される(ステップS3)。
【0035】ここで(ステップS4で)、各アウトリガ
ジャッキ15に設けられた全ての(4本の)ジャッキ接
地検出器28から接地信号が検出されると、ジャッキ支
持完了判断部38は完全支持完了と判断してブーム操作
装置10の操作に基づく作動を許可する。この後、ブー
ム操作装置10を操作して作業台9を所望高所に移動さ
せて高所作業が行われるが、このとき、作業台9の位置
が許容作業範囲の外側に移動するようなブーム5の作動
は規制され、且つ警報作動がなされる(ステップS
5)。一方、全てのジャッキ接地検出器28からの接地
信号が検出されなければ、完全支持未完了と判断されて
ブーム操作装置10の操作に基づく作動が規制される
(ステップS6)。
【0036】次に、走行可能支持を行うときには、接地
板50aを退避位置に位置させてローラ18の下面を露
出させ、ローラ18を路面に直接接地させる。このと
き、接地板位置検出器21により接地板50aが退避位
置に位置している状態が検出され、ジャッキ支持状態判
断部31において走行可能支持を行う状態であると判断
される(ステップS1)。
【0037】続いて、作業者がジャッキ操作装置23を
操作して(ステップS7)、インナーポスト17を下方
に張り出させる。但し、アウトリガビーム12の作動は
規制されてアウトリガジャッキ15の車幅方向張出は行
えず、車体幅内に格納された位置のままでのみ走行可能
支持を行うことができる。ここで(ステップS8で)、
アウトリガジャッキ15が走行可能支持長さに達しない
間はインナーポスト17の伸長作動が行われ(ステップ
S9)、アウトリガジャッキ15が走行可能支持長さに
達してローラ18が路面に接地するとインナーポスト1
7の伸長作動は自動的に停止する(ステップS10)。
【0038】これにより、インナーポスト17の伸長作
動は前後輪3a,3bが接地した状態で止められる。す
なわち、図2および図3に示すような状態で走行可能支
持状態となる。この状態では前後輪3a,3bも接地し
ている(すなわち、車体側重量が、アウトリガジャッキ
15のみならず前後輪3a,3bにも配分される)た
め、後輪3aを駆動して車両を走行させることができ、
さらにブレーキにより前後輪3a,3bの回転を制動し
て車両の走行を制動することができる。しかも、ローラ
18は路面に接地して回転自在であり、アウトリガジャ
ッキ15により車体2を支持したまま、車両を安定走行
させることができる。
【0039】ここで(ステップS11で)、ローラ18
が路面に接地してアウトリガジャッキ15が走行可能支
持長さに達した状態を各アウトリガジャッキ15に設け
られた全ての(4本の)ジャッキ位置センサ24が検出
すると、ジャッキ支持完了判断部38は走行可能支持完
了と判断してブーム操作装置10の操作に基づく作動を
許可する。このような走行可能支持状態においても、作
業台9が許容作業範囲の外側に移動するようなブーム5
の作動は規制され、且つ警報作動がなされる。但し、こ
のときの許容作業範囲は、前述のように完全支持状態で
設定される許容作業範囲を前後輪の作用荷重に対応して
縮小補正されて設定された許容作業範囲であり、作業台
9の移動可能範囲は完全支持状態の場合より制限される
(ステップS12)。一方、全てのジャッキ位置センサ
24からアウトリガジャッキ15が走行可能支持長さに
達した状態が検出されなければ、走行可能支持未完了と
判断されてブーム操作装置10の操作に基づく作動が規
制される(ステップS13)。
【0040】以上のようにして、接地板50aが退避位
置に位置している場合、すなわちローラ18を接地させ
てアウトリガジャッキ15により車両を支持する(すな
わち走行可能支持を行う)場合には、所定走行可能支持
長さを超えるインナーポスト17の伸長作動が規制さ
れ、アウトリガジャッキ15が所定走行可能支持長さに
達すると自動的にインナーポスト17の伸長作動が停止
するため、作業者の手動操作による調整によらず所定走
行可能支持長さまでインナーポスト17を伸長作動させ
ることが可能となる。そのため、所定走行可能支持長さ
を、前後輪3a,3bに充分な接地力が得られる荷重が
作用し、且つアウトリガジャッキ15に車両の安定支持
が可能な荷重が作用するアウトリガジャッキ15の長さ
に設定すれば、確実に車両の転倒を防止するとともに車
両の逸走を防止することができる。また、接地板50a
を接地させる(すなわち完全支持を行う)場合と、ロー
ラ18を接地させる(すなわち走行可能支持を行う)場
合とによって個別に許容作業範囲を設定することが可能
であるため、より確実に車両の転倒を防止することがで
きる。
【0041】なお、以上においては、ブームの先端に比
較的大型の作業台を取り付けた高所作業車を例にした
が、作業車の形式はこれに限定されるものではなく、種
々な形式のものが適用可能である。また、以上の例にお
いては、走行可能支持はアウトリガビームによりアウタ
ーポストを車幅方向外側に張り出した状態では行えず、
アウターポストが車幅方向に格納された状態でのみ許容
されるようになっているが、アウターポストを車幅方向
外側に張り出した状態で走行可能支持を行うようにして
も良い。
【0042】また、以上においては、作業者がジャッキ
操作装置23を操作してアウトリガジャッキ15の伸縮
作動を行なわせ、アウトリガジャッキ15による車体の
走行可能支持および完全支持を行っていたが、これに限
定されるものではなく、自動的にアウトリガジャッキ1
5の伸縮作動を行なわせ、アウトリガジャッキ15によ
る車体の走行可能支持および完全支持を行う場合におい
ても適用可能である。
【0043】さらに、以上においては、作業台9を許容
作業範囲の外側に移動させるような作動を規制する規制
部36を備え、ジャッキにより走行可能支持が行われて
いるときに用いられる許容作業範囲を完全支持が行われ
ているときより狭い値に設定していたが、これに限定さ
れるものではなく、車両に作用する転倒モーメントを検
出するモーメント検出手段と、検出された転倒モーメン
トと許容転倒モーメントと比較して転倒モーメントが許
容転倒モーメントより大きくなるような作動を規制する
作動規制手段とを備え、ジャッキにより走行可能支持が
行われているときに用いられる許容転倒モーメントを完
全支持が行われているときより狭い値に設定するように
してもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による作業
車のジャッキ作動制御装置によれば、接地板が退避位置
に位置している場合、すなわちローラを接地させてジャ
ッキにより車両を支持する場合には、所定長さを超える
ジャッキの伸張作動が規制され、ジャッキが所定長さに
達すると自動的にジャッキの伸張作動が停止するため、
作業者の手動操作による調整によらず所定長さまでジャ
ッキを伸張作動させることが可能となる。そのため、所
定長さを、車輪に充分な接地力が得られる荷重が作用
し、且つジャッキに車両の安定支持が可能な荷重が作用
するジャッキ長さに設定すれば、確実に車両の転倒を防
止するとともに車両の逸走を防止することができる。
【0045】また、上述のジャッキ作動制御装置は、車
両上に配設された昇降装置と、昇降装置に取り付けられ
て昇降装置により昇降移動される作業台と、作業台の位
置を検出する位置検出手段と、位置検出手段により検出
された作業台の位置が許容作業範囲内にあるか否かを検
出し、作業台を許容作業範囲の外側に移動させるような
昇降装置の作動を規制する作動規制手段とを備え、接地
板が板接地位置および退避位置のいずれに位置している
かによって、許容作業範囲を変更可能に構成されること
が好ましい。このようにすれば、接地板を接地させる場
合と、ローラを接地させる場合とによって個別に許容作
業範囲を設定することが可能であるため、より確実に車
両の転倒を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る作業車のジャッキ作動制御装置の
構成例を示すブロック図である。
【図2】上記制御装置により作動制御が行われて走行可
能支持状態にある高所作業車の正面図である。
【図3】上記制御装置により作動制御が行われて走行可
能支持状態にある高所作業車の側面図である。
【図4】上記制御装置により作動制御が行われて完全支
持状態にある高所作業車の正面図である。
【図5】上記制御装置により作動制御が行われて完全支
持状態にある高所作業車の側面図である。
【図6】本発明に係る作業車により高所作業を行う場合
の作動内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
3a,3b 前後輪 4 旋回台 5 ブーム 9 作業台 15 アウトリガジャッキ 18 ローラ 21 接地板位置検出器 50 ジャッキベース 50a 接地板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑島 和夫 埼玉県上尾市大字領家字山下1152番地の10 株式会社アイチコーポレーション上尾工 場内 (72)発明者 久保 淳 埼玉県上尾市大字領家字山下1152番地の10 株式会社アイチコーポレーション上尾工 場内 (72)発明者 佐々木 隆 埼玉県上尾市大字領家字山下1152番地の10 株式会社アイチコーポレーション上尾工 場内 (72)発明者 森山 亮 埼玉県上尾市大字領家字山下1152番地の10 株式会社アイチコーポレーション上尾工 場内 Fターム(参考) 3D026 EA06 EA54 EA57 EA82 EA89 EA90 3F333 AA08 CA15 CA30 DA10 DB10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪を有して走行可能な車両と、 前記車両の側部に配設され、格納状態から下方に伸長作
    動して前記車両を支持する複数のジャッキと、 前記ジャッキの下端部に前記車両の走行方向に回転可能
    に軸支されて接地可能なローラと、 前記ローラの下面を覆う板接地位置と前記ローラの側方
    に位置して前記ローラの下面を露出させる退避位置とに
    選択的に移動自在な接地板を有して、前記ジャッキの下
    端部に取り付けられたジャッキベースと、 前記接地板が前記板接地位置および前記退避位置のいず
    れに位置しているかを検出する接地板位置検出手段と、 前記接地板位置検出手段により前記接地板が前記退避位
    置に位置していることが検出された場合には、前記ジャ
    ッキの所定長さ以上の伸長作動を規制する伸長作動制御
    手段とを備えて構成されていることを特徴とする作業車
    のジャッキ作動制御装置。
  2. 【請求項2】 前記車両上に配設された昇降装置と、 前記昇降装置に取り付けられて前記昇降装置により昇降
    移動される作業台と、 前記作業台の位置を検出する位置検出手段と、 前記位置検出手段により検出された前記作業台の位置が
    許容作業範囲内にあるか否かを検出し、前記作業台を前
    記許容作業範囲の外側に移動させるような前記昇降装置
    の作動を規制する作動規制手段とを備え、 前記接地板が前記板接地位置および前記退避位置のいず
    れに位置しているかによって、前記許容作業範囲を変更
    可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載
    の作業車のジャッキ作動制御装置。
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