JPH0880345A - 透析液の調剤に利用する薬剤と溶解調剤方法 - Google Patents

透析液の調剤に利用する薬剤と溶解調剤方法

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JPH0880345A
JPH0880345A JP6242397A JP24239794A JPH0880345A JP H0880345 A JPH0880345 A JP H0880345A JP 6242397 A JP6242397 A JP 6242397A JP 24239794 A JP24239794 A JP 24239794A JP H0880345 A JPH0880345 A JP H0880345A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 重炭酸透析液の調剤に利用する薬剤を1固剤
とし、一方その固剤の溶解調剤方法の提供。 【構成】 直接接触させると化学反応を起こす物質の間
に、化学的に安定している塩化ナトリウム層を緩衝層と
して用いることによって、互いに影響しないようにした
ものでる。具体的には、所定量の透析液に必要な透析液
全成分の固剤を1包装にした例である。その充填順序
は、最初に重炭酸ナトリウムの層、つぎに緩衝層として
の塩化ナトリウムの層、そしてぶどう糖の層、さらに塩
化ナトリウムの緩衝層のあと塩化カルシウムや塩化マグ
ネシウム等の層、そして塩化ナトリウムの緩衝層の後、
最後に酢酸ナトリウムか乳酸ナトリウムを柔軟性のある
容器C1内に充填して、これらの層の崩れや移動を防止
するために、柔軟性のある容器C1内の空気を除去しな
がら密封して、各層を固定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、広くは医療に関するも
のであり、特に、血液透析に関するものである。就中、
透析液調剤用の薬剤およびその溶解装置を用いた溶解方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に透析治療に用いる透析液は、透析
液原液またはその一部を固剤化したものを希釈水で希釈
混合または溶解希釈し、所定の濃度に調剤して使用され
る。最近、重炭酸透析液が、人体により生理的であるた
め広く普及している。重炭酸透析液は、原液Aと重炭酸
ナトリウム原液または固剤Bとの2剤に分かれている。
これは、重炭酸ナトリウムがA原液中の塩化カルシウム
や塩化マグネシウム等と化学反応し、炭酸塩を析出する
のを防止するためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】まず、重炭酸透析液用
の原液であるA剤およびB剤の組成の一例を示す。 A剤原液 組 成 (w/v%) 塩化ナトリウム(NaCl) 20.454 塩化カリウム(KCl) 0.652 塩化カルシウム(CaCl・2H2O) 0.772 塩化マグネシウム(MgCl2・6H2O) 0.534 酢酸ナトリウム(CH3COONa) 2.153 ぶどう糖(C6H12O6) 5.25 pH調整剤 B剤原液または固剤 重炭酸ナトリウム(NaHCO3) 6.60
【0004】B剤の重炭酸液はバクテリアが繁殖する問
題に加え化学的に不安定で大気に解放すると経時的に 2NaHCO3 → Na2CO3 + CO2 + H2O からなる反応を起こし、その二酸化炭素(CO2) が大気に
出て、重炭酸濃度が低下する。その結果、液のpH値は上
昇する問題があった。この問題を解決する方法として、
B剤の固剤化に関する特許第1580940および特許
第1739871がある。
【0005】つぎに、A剤の固剤化については、塩化カ
ルシウムや塩化マグネシウム粉末の潮解性が強いこと、
さらに塩化ナトリウムなどの主成分にその30〜40分
の1の非常に微量な塩化カルシウム・塩化マグネシウム
および塩化カリウム等の粉末を均一に混合する際の製剤
上の困難さがあった。このA剤固剤化の問題を解決する
ために、所定量の透析液に必要なA剤をカートリッジ化
することや特定成分をマイクロカプセル化する方法とし
て特開平3−16577の公報および特開平4−618
65の公報の発明が提案されている。
【0006】いずれの提案も、A剤およびB剤の固剤化
の問題を解決したものである。しかしながら、B剤の重
炭酸ナトリウム粉末は化学的に不安定であり、A剤の塩
化カルシウムや塩化マグネシウム粉末と混在させると化
学反応を起こす。さらに、ぶどう糖はA剤またはB剤と
混在するとカラメル化するために、A剤とB剤の固剤と
も別々にする必要があって、透析原液固剤はA,Bおよ
びぶどう糖の3剤に分けざるを得なかった。したがっ
て、これらの固剤を使用する装置もA,Bおよびぶどう
糖の3種類の固剤の溶解に対応する性能が求められた。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は以上の
問題点をさらに解決すべく鋭意検討の結果、従来A,B
およびぶどう糖の3種類であった透析液原液固剤を1容
器にまとめて1固剤となした。その結果、その溶解に必
要な透析装置が簡素化された。さらに従来は、微量成分
の均一混合やA,Bおよびぶどう糖の3種類の固剤を製
造しなければならなかったと言う製剤上の問題の解決を
可能にしたものである。その上にA,Bおよびぶどう糖
の3を1固剤とすることにより、A,Bおよびぶどう糖
の3固剤にあった使用時の取り違えの危険もなくしたも
のである。
【0008】以下、本発明に係る1固剤とその固剤溶解
型透析液供給装置と方法の具体的な構成を述べる。最初
に、本発明にかかる透析液の調剤に利用する薬剤と溶解
調剤方法の請求項1の発明に記載の透析液の調剤に利用
する薬剤の構成を説明する。この発明は、1固剤の基本
構成であり、図1に関連するものであるが、その各固剤
の層の順序はこれに限定されるものではない。
【0009】まず、所定量の透析液に必要な透析液全成
分の固剤であって、重炭酸ナトリウムの層と、ぶどう糖
の層と、塩化カルシウムと塩化マグネシウムおよび塩化
カリウムから成る層と、酢酸ナトリウムか乳酸ナトリウ
ムの層がある。つぎに、これらの層の間にそれぞれに設
けられた緩衝層としての塩化ナトリウムの層がある。そ
して、これらの塩化ナトリウムの層であつて、重炭酸ナ
トリウムの層と接する層を除く層であり、且つその全部
または一部に、pH調整剤が含まれる。そして、以上の層
が、容器内に充填され容器内の空気が除去され密封され
1包装にされたものである。
【0010】つぎに、本発明にかかる透析液の調剤に利
用する薬剤と溶解調剤方法の請求項2の発明に記載の透
析液の調剤に利用する薬剤の構成を説明する。この発明
は、請求項1の発明の具体例であって、その層の順序は
殆ど図1に示す通りのものである。まず、所定量の透析
液に必要な透析液全成分の固剤であって、重炭酸ナトリ
ウムの層がある。つぎに、緩衝層としての塩化ナトリウ
ムの層がある。この緩衝層としての塩化ナトリウムの層
の一面は、上記の重炭酸ナトリウムの層の一面に接して
設けられたものである。そして、ぶどう糖の層がある。
このぶどう糖の層は、上記の塩化ナトリウムの層の他面
に接して設けられたものである。さらに、別の塩化ナト
リウムの層からなる緩衝層がある。この塩化ナトリウム
の層からなる緩衝層は、上記のぶどう糖の層の他面に接
して設けられたものである。
【0011】そして、塩化カルシウムと塩化マグネシウ
ムおよび塩化カリウムから成る層、あるいは酢酸ナトリ
ウムか乳酸ナトリウムの層の何れかの層がある。この塩
化カルシウムと塩化マグネシウムおよび塩化カリウムか
ら成る層、あるいは酢酸ナトリウムか乳酸ナトリウムの
層の何れかの層は、上記の塩化ナトリウムの層の他面に
接して設けられたものである。さらに緩衝層として2番
目の塩化ナトリウムの層がある。この緩衝層としての塩
化ナトリウムの層は、上記の塩化カルシウムと塩化マグ
ネシウムおよび塩化カリウムから成る層、あるいは酢酸
ナトリウムか乳酸ナトリウムの層の何れかの層の一面に
接して設けられたものである。
【0012】最後に、塩化カルシウムと塩化マグネシウ
ムおよび塩化カリウムから成る層、あるいは酢酸ナトリ
ウムか乳酸ナトリウムの層の何れかの層であって、上記
で選ばれなかった残りの層がある。この塩化カルシウム
と塩化マグネシウムおよび塩化カリウムから成る層、あ
るいは酢酸ナトリウムか乳酸ナトリウムの層の何れかの
層であって、上記で選ばれなかった残りの層がある。こ
の層は、上記の3番目の塩化ナトリウムの層の他面に接
して設けられたものである。以上の塩化ナトリウムの層
は、上記の重炭酸ナトリウムの層と接する層を除く層で
あって且つその全部または一部に、pH調整剤を含む。以
上の層から成るものであって、この層が容器内に充填さ
れ容器内の空気が除去され密封され1包装にされたもの
である。
【0013】そして、本発明にかかる透析液の調剤に利
用する薬剤と溶解調剤方法の請求項3に記載の発明の透
析液の調剤に利用する薬剤の構成を説明する。この発明
は、2つの固剤から成る発明であり、図3に関連するも
のであるが、その各固剤の層の順序はこれに限定される
ものではない。まず、所定量の透析液に必要な透析液全
成分の固剤であって、重炭酸ナトリウムの層と、ぶどう
糖の層と、酢酸ナトリウムか乳酸ナトリウムの層があ
る。そして、これらの層の間にそれぞれに設けられた緩
衝層としての塩化ナトリウムの層がある。以上の層が、
容器内に充填され容器内の空気が除去され密封され1包
装にされた固剤がある。一方、塩化カリウムと塩化カル
シウムと塩化マグネシウムからなり別の容器内に充填さ
れ空気が除去され密封され別の1包装にされた固剤があ
る。および、上記の塩化ナトリウムの層で重炭酸ナトリ
ウムの層と接する層を除く層であって且つその全部また
は一部にあるいは上記の塩化カリウム等の固剤に含まれ
るpH調整剤がある。
【0014】さらに、本発明にかかる透析液の調剤に利
用する薬剤と溶解調剤方法の請求項4に記載した発明の
透析液の調剤に利用する薬剤の溶解調剤方法の構成を説
明する。この発明は、請求項1の発明のものを使用して
の透析液の溶解調剤方法に関するものであって、図2に
関連する発明である。まず、溶解希釈タンクに希釈水供
給手段で所定量の希釈水を供給する。つぎにその所定量
の希釈水に対応する透析液全成分量の下記の透析液の調
剤に利用する薬剤1包装を開封し、その内容固剤の約半
量を希釈タンクへ供給し第1次の溶解希釈を行なう。そ
して、濃度計およびタイマーで第1次溶解の終了を感知
し、重炭酸ナトリウムを含む残りの固剤全量を供給し
て、第2次の溶解希釈工程を行なう。さらに、濃度計で
濃度を確認し、貯溜タンクへ移送し1サイクルが完了
し、つぎの溶解サイクルへ入り、以後これを繰り返すも
のである。なお、上記の透析液の調剤に利用する薬剤
は、請求項1の発明の構成で述べたものである。こうし
て、つぎの溶解サイクルへ入り、以後これを繰り返す。
【0015】そして、本発明にかかる透析液の調剤に利
用する薬剤と溶解調剤方法の請求項5に記載の発明の透
析液の調剤に利用する薬剤の構成を説明する。この発明
は、1固剤と1液剤の基本発明に関するものであって、
図3に示したものである。この発明と請求項3の発明と
の差は、両方とも固剤か、あるいは一方は液剤かの差で
ある。まず、この発明は、所定量の透析液に必要な透析
液全成分の固剤と一部液剤から成る。しかして、重炭酸
ナトリウムの層と、ぶどう糖の層と、酢酸ナトリウムか
乳酸ナトリウムから成る層がある。つぎに、これらの層
の間にそれぞれに設けられた緩衝層としての塩化ナトリ
ウムの層がある。そして、以上の層が容器内に充填され
容器内の空気が除去され密封されて1包装にされた固剤
がある。最後に、塩化カルシウムと塩化マグネシウムと
塩化カリウムの液剤がある。以上の液剤が、別の容器内
に充填され、密封され1包装にされた液剤である。以上
の2剤で、透析液の原剤を構成する。
【0016】さらに、本発明にかかる透析液の調剤に利
用する薬剤と溶解調剤方法の請求項6に記載の発明の透
析液の調剤に利用する薬剤の構成を説明する。この発明
は、請求項5のものの具体的な発明に関するものである
って、図3に示すものに関連する。まず、所定量の透析
液に必要な透析液全成分の固剤と一部液剤から成る。そ
れはまず、重炭酸ナトリウムの層がある。つぎに、塩化
ナトリウムの層がある。この塩化ナトリウムの層は、上
記の重炭酸ナトリウムの層の一面に接して設けられた緩
衝層である。そしてぶどう糖の層がある。このぶどう糖
の層の一面は、上記の塩化ナトリウムの層の他面に接し
て設けられたものである。さらに、緩衝層としての別の
塩化ナトリウムの層がある。この緩衝層としての塩化ナ
トリウムの層は、上記のぶどう糖の層の他面に接して設
けられたものである。および酢酸ナトリウムか乳酸ナト
リウムの層がある。この酢酸ナトリウムか乳酸ナトリウ
ムの層は、上記の塩化ナトリウムの層の他面に接して設
けられたものである。以上の層が容器内に充填され、容
器内の空気が除去され密封され1包装にされた固剤であ
る。最後に、塩化カルシウムと塩化マグネシウムと塩化
カリウムの液剤がある。以上の液剤が、別の容器内に充
填され、密封され1包装にされた液剤である。以上の2
剤で、透析液の原剤を構成する。
【0017】そして、本発明にかかる透析液の調剤に利
用する薬剤と溶解調剤方法の請求項7に記載した発明の
透析液の調剤に利用する薬剤の溶解調剤方法の構成を説
明する。この発明は、請求項5の薬剤を使用した基本発
明であって、図4に示したものに関連する。まず、溶解
希釈タンクに、希釈水供給手段で所定量の希釈水を供給
する。つぎに、その所定量の希釈水に対応する透析液全
成分量のものであって、透析液の調剤に利用するもので
あり、且つ請求項5に記載の固剤または液剤1包装を開
封する。そして、この内容固剤または液剤を希釈タンク
へ供給し溶解希釈を行ない、濃度計およびタイマーで溶
解の終了を感知する。
【0018】つぎに、透析液全成分量のものであって、
透析液の調剤に利用するものであり且つ請求項5に記載
する固剤または液剤であり、さらに上記で開封していな
い方のもの1包装を開封する。そして、その内容固剤ま
たは液剤を希釈タンクへ供給し溶解希釈を行ない、濃度
計およびタイマーで溶解の終了を感知して、貯溜タンク
へ移送し1サイクルが完了し、つぎの溶解サイクルへ入
る。以後、これを繰り返す。
【0019】そして、本発明にかかる透析液の調剤に利
用する薬剤と溶解調剤方法の請求項8に記載した発明の
透析液の調剤に利用する薬剤の溶解調剤方法の構成を説
明する。この発明は、請求項7の発明を発展させたもの
であって、図5に示したものに関連する。まず、溶解希
釈タンクに、希釈水供給手段で所定量の希釈水を供給す
る。つぎに、その所定量の希釈水に対応する透析液全成
分量のものであって、透析液の調剤に利用するものであ
り、且つ請求項5に記載する固剤1包装を開封する。そ
して、その内容固剤を希釈タンクへ供給し溶解希釈を行
なって、濃度計およびタイマーで溶解の終了を感知す
る。それで、これを貯溜タンクへ移送して、これで1サ
イクルが完了する。そして、つぎの溶解サイクルに入っ
て、以後これを繰り返す。
【0020】つぎに、この貯留タンク内の希釈液をそれ
ぞれの患者監視装置に移送して、そこで透析液全成分量
のものであって、請求項5に記載する薬剤であり且つ上
記で使用した以外の成分の液剤を、患者監視装置へ供給
し、溶解希釈を行ない、別の濃度計で濃度を確認する。
【0021】そして、本発明にかかる透析液の調剤に利
用する薬剤と溶解調剤方法の請求項9に記載した発明の
透析液の調剤に利用する薬剤の溶解調剤方法の構成を説
明する。この発明は、請求項7のものをさらに発展させ
たものであって、図6に示すものに関連する。まず、溶
解希釈タンクに、希釈水供給手段で所定量の希釈水を供
給する。つぎに、その所定量の希釈水に対応する透析液
全成分量のものであって、透析液の調剤に利用するもの
であり、且つ請求項5に記載する固剤1包装を開封す
る。そして、その内容固剤を希釈タンクへ供給し溶解希
釈を行ない、濃厚原液を作成し、濃度計およびタイマー
で溶解の終了を感知する。それで、この濃厚原液を貯溜
タンクへ移送し、これで1サイクルが完了する。そし
て、つぎの溶解サイクルに入って、以後これを繰り返
す。
【0022】つぎに、この貯留タンク内の濃厚原液を透
析液供給装置に移送し、ここで希釈水で希釈する。そし
て、透析液全成分量のものであって、透析液の調剤に利
用するものであり、且つ請求項5に記載する固剤または
液剤であって、さらに上記で開封していない方のもの1
包装を開封する。つぎに、この内容固剤または液剤を希
釈タンクへ供給して、それを溶解希釈を行なって、別の
濃度計で濃度を確認する。
【0023】
【作用】最初に、本発明にかかる透析液の調剤に利用す
る薬剤と溶解調剤方法の請求項1の発明に記載の透析液
の調剤に利用する薬剤の作用を説明する。これは、所定
量の透析液に必要な透析液全成分の固剤であって、重炭
酸ナトリウムの層と、ぶどう糖の層と、塩化カルシウム
と塩化マグネシウムおよび塩化カリウムから成る層と、
酢酸ナトリウムか乳酸ナトリウムの層があり、これらの
層の間に設けられた塩化ナトリウムの層が、上記の各層
間の緩衝層として働く。そして、以上の層が容器内に充
填され容器内の空気が除去され密封され1包装にされた
ものゆえに、上記の層は固着化する。したがって、これ
らの層は混合しない。最後に、上記の塩化ナトリウムの
層で重炭酸ナトリウムの層と接する層を除く層であって
且つその全部または一部にあるいは上記の塩化カリウム
等の固剤に含まれるpH調整剤が、そのpHを調整する。そ
して、以上の層が、容器内に充填され容器内の空気が除
去され密封され1包装にされたものである。
【0024】つぎに、本発明にかかる透析液の調剤に利
用する薬剤と溶解調剤方法の請求項2の発明に記載の透
析液の調剤に利用する薬剤の作用を説明する。まず、塩
化ナトリウムの層が、重炭酸ナトリウムの層の一面に接
して設けられ緩衝層となる。そして、ぶどう糖の層が、
上記の塩化ナトリウムの層の他面に接して設けられたも
のであるから、この重炭酸ナトリウムの層と上記のぶど
う糖の層は互いに影響しない。さらに、塩化ナトリウム
の層が、上記のぶどう糖の層の他面に接して設けられ緩
衝層として働く。
【0025】そして、塩化カルシウムと塩化マグネシウ
ムと塩化カリウムの層あるいは酢酸ナトリウムか乳酸ナ
トリウムの層が、上記の塩化ナトリウムの層の他面に接
して設けられ、塩化カルシウムと塩化マグネシウムと塩
化カリウムの層あるいは酢酸ナトリウムのか乳酸ナトリ
ウムの層が、上記の塩化ナトリウムの層の他面に接して
設けられたものであるゆえに、上記の塩化ナトリウムの
層と上記のぶどう糖の層は互いに影響しない。そして、
塩化カルシウムと塩化マグネシウムと塩化カリウムの層
あるいは酢酸ナトリウムか乳酸ナトリウムの層が、上記
の塩化ナトリウムの層の他面に接して設けられたもので
あるから、互いに影響しない。以上の透析液全成分の固
剤から成るものであって、以上の層が容器内に充填さ
れ、容器内の空気が除去され密封され1包装にされたも
のであるから、固定されてそれらが混じり合うことはな
い。最後に、上記の塩化ナトリウムの層で重炭酸ナトリ
ウムの層と接する層を除く層であって且つその全部また
は一部にあるいは上記の塩化カリウム等の固剤に含まれ
るpH調整剤が、そのpHを調整する。
【0026】そして、本発明にかかる透析液の調剤に利
用する薬剤と溶解調剤方法の請求項3の発明に記載の透
析液の調剤に利用する薬剤の作用を説明する。これは、
所定量の透析液に必要な透析液全成分の固剤であって、
重炭酸ナトリウムの層と、ぶどう糖の層と、酢酸ナトリ
ウムか乳酸ナトリウムの層があって、これらの層の間に
それぞれ設けられた塩化ナトリウムの層が、上記の層間
の緩衝層として働く。そして、以上の層が容器内に充填
され容器内の空気が除去され密封され1包装にされたも
のゆえに、上記の層は固着化するので混合しない。以上
の透析液全成分の固剤から成るものであって、上記の層
が容器内に充填され、容器内の空気が除去され密封され
1包装にされたものであるから、固定されてそれらが混
じり合うことはない。
【0027】そして、塩化カリウムと塩化カルシウムお
よび塩化マグネシウムの固剤が、別の容器内に充填さ
れ、容器内の空気が除去され密封されて1包装にされて
いるゆえ、これらの固剤は上記の固剤とは互いに影響し
ない。最後に、上記の塩化ナトリウムの層で重炭酸ナト
リウムの層と接する層を除く層であって且つその全部ま
たは一部にあるいは上記の塩化カリウム等の固剤に含ま
れるpH調整剤が、そのpHを調整する。
【0028】そして、本発明にかかる透析液の調剤に利
用する薬剤と溶解調剤方法の請求項4に記載した発明の
透析液の調剤に利用する薬剤の溶解調剤方法の作用を説
明する。まず、溶解希釈タンクに希釈水供給手段で所定
量の希釈水が供給されて、その所定量の希釈水に対応す
る透析液全成分量の透析液の調剤に利用する薬剤1包装
が開封される。つぎに、その内容固剤の約半量が希釈タ
ンクへ供給されて、第1次の溶解希釈が行なわれて、濃
度計1およびタイマーで第1次溶解の終了が感知され
る。そして、重炭酸ナトリウムを含む残りの固剤全量が
供給されて、第2次の溶解希釈工程が行なわれる。さら
に、濃度計1でその濃度が確認され、この液は貯溜タン
クへ移送され1サイクルが完了する。かくのごとくにし
て、塩化カルシウム等の層を、重炭酸ナトリウムの層と
溶解工程を分離することにより、化学反応を起こさない
溶解が可能となる。なお、上記の透析液の調剤に利用す
る薬剤は上記の請求項1の発明の作用で述べたものであ
るゆえに、その説明をここに援用する。こうして、つぎ
の溶解サイクルへ入り、以後このサイクルが繰り返され
るゆえに、連続的に透析液が調合できる。
【0029】さらに、本発明にかかる透析液の調剤に利
用する薬剤と溶解調剤方法の請求項5の発明に記載の透
析液の調剤に利用する薬剤の作用を説明する。これは、
所定量の透析液に必要な透析液全成分の固剤であって、
重炭酸ナトリウムの層と、ぶどう糖の層と、酢酸ナトリ
ウムか乳酸ナトリウムの層があって、これらの層の間に
それぞれ設けられた塩化ナトリウムの層が、上記の各層
間の緩衝層として働く。そして、以上の層が容器内に充
填され容器内の空気が除去され密封され1包装にされた
ものゆえに、上記の層は固着化するので混合しない。
【0030】最後に、塩化カリウムと塩化カルシウムと
塩化マグネシウムの液剤が、別の容器内に充填され、密
封され1包装にされているゆえに、この液剤は上記の固
剤とは互いに影響しない。以上の2剤で、透析液の原剤
として働く。
【0031】そして、本発明にかかる透析液の調剤に利
用する薬剤と溶解調剤方法の請求項6に記載の発明の透
析液の調剤に利用する薬剤の作用を説明する。これは、
所定量の透析液に必要な透析液全成分の固剤と一部液剤
から成る。これは、まず、塩化ナトリウムの層の一面
が、重炭酸ナトリウムの層の一面に接して設けられ緩衝
層となる。そして、ぶどう糖の層が、上記の塩化ナトリ
ウムの層の他面に接して設けられたものであるから、こ
の重炭酸ナトリウムの層と上記のぶどう糖の層は互いに
影響しない。さらに、別の塩化ナトリウムの層が上記の
ぶどう糖の層の他面に接して設けられ、この塩化ナトリ
ウムの層が酢酸ナトリウムか乳酸ナトリウムの層の他面
に接して設けられたものであるから、この酢酸ナトリウ
ムか乳酸ナトリウムの層は上記のぶどう糖の層とは互い
に影響しない。以上の透析液成分の固剤から成るもので
あって、以上の層が容器内に充填されて、容器内の空気
が除去され密封され1包装にされたものであるから、固
定されてそれらが混じり合うことはない。
【0032】最後に、塩化カリウムと塩化カルシウムと
塩化マグネシウムの液剤が、別の容器内に充填され、密
封され1包装にされているゆえに、この液剤は上記の固
剤とは互いに影響しない。
【00033】さらに、本発明にかかる透析液の調剤に
利用する薬剤と溶解調剤方法の請求項7に記載した発明
の透析液の調剤に利用する薬剤の溶解調剤方法の作用を
説明する。まず、溶解希釈タンクに希釈水供給手段で所
定量の希釈水が供給される。つぎに、その所定量の希釈
水に対応する透析液全成分量のものであって、透析液の
調剤に利用されるものであり、且つ請求項5に記載の固
剤または液剤1包装が開封される。そして、この内容固
剤または固剤が、希釈タンクへ供給され、溶解希釈さ
れ、濃度計およびタイマーで溶解の終了が感知される。
【0034】つぎに、透析液全成分量のものであって、
透析液の調剤に利用されるものであり且つ請求項5に記
載する固剤または液剤であり、さらに上記で開封してい
ない方のもの1包装が開封される。そして、その内容固
剤または液剤が、希釈タンクへ供給され溶解希釈され
る。さらに、濃度計およびタイマーで溶解の終了が感知
されて、貯溜タンクへ移送されて、1サイクルが完了
し、つぎの溶解サイクルへ入る。以後、これが繰り返さ
れ。
【0035】そして、本発明にかかる透析液の調剤に利
用する薬剤と溶解調剤方法の請求項8に記載した発明の
透析液の調剤に利用する薬剤の溶解調剤方法の作用を説
明する。まず、溶解希釈タンクに希釈水供給手段で所定
量の希釈水が供給される。つぎに、その所定量の希釈水
に対応する透析液全成分量のものであって、透析液の調
剤に利用されるものであり、且つ請求項5に記載する固
剤1包装が開封される。そして、その内容固剤が希釈タ
ンクへ供給され、溶解希釈が行なわれて、濃度計および
タイマーで溶解の終了が感知される。それで、これを貯
溜タンクへ移送され、これで1サイクルが完了する。そ
して、つぎの溶解サイクルに入って、以後これを繰り返
す。
【0036】つぎに、この貯留タンク内の希釈液はそれ
ぞれの患者監視装置に移送されて、そこで透析液全成分
量のものであって、且つ請求項5に記載するものであり
且つ上記以外の成分の液剤が、患者監視装置へ供給さ
れ、溶解希釈が行なわれて、別の濃度計で濃度が確認さ
れる。
【0037】そして、本発明にかかる透析液の調剤に利
用する薬剤と溶解調剤方法の請求項9に記載した発明の
透析液の調剤に利用する薬剤の溶解調剤方法の作用を説
明する。まず、溶解希釈タンクに、希釈水供給手段で所
定量の希釈水が供給される。つぎに、その所定量の希釈
水に対応する透析液全成分量のものであって、透析液の
調剤に利用されるものであり、且つ請求項5に記載する
固剤1の包装が開封される。そして、その内容固剤を希
釈タンクに供給され、溶解希釈が行なわれ、濃厚原液が
作成され、濃度計およびタイマーで溶解の終了が感知さ
れる。それで、この濃厚原液が貯溜タンクへ移送され、
これで1サイクルが完了する。そして、つぎの溶解サイ
クルに入って、以後これを繰り返す。
【0038】つぎに、この貯留タンク内の濃厚原液が透
析液供給装置に移送され、ここで希釈水で希釈される。
そして、透析液全成分量のものであって、透析液の調剤
に利用されるものであり、且つ請求項5に記載する固剤
または液剤であって、さらに上記で開封していない方の
もの1包装が開封される。つぎに、この内容固剤または
液剤は希釈タンクへ供給され、溶解希釈が行なわれ、別
の濃度計で濃度が確認される。
【0039】
【実施例】以下に、本発明にかかる透析液調剤用固剤と
溶解調剤方法を添付図面に示す公的実施例を用いて詳細
に説明する。最初に、本発明にかかる透析液の調剤に利
用する薬剤と溶解調剤方法の請求項1と2の発明に記載
の透析液調剤用固剤の一実施例を説明する。これは、直
接接触させると化学反応を起こす物質の間に、化学的に
安定している塩化ナトリウム層を緩衝層として用いるこ
とによって、互いに影響しないようにしたものでる。ま
ず、所定量の透析液に必要な透析液全成分の固剤を1包
装にしたものである。しかして、重炭酸ナトリウム層と
ぶどう糖の層を塩化ナトリウム層で分離し、つぎにぶど
う糖の層と塩化カルシウムと塩化マグネシウムおよび塩
化カリウム層を塩化ナトリウム層で分離し、さらに酢酸
ナトリウムか乳酸ナトリウムの層を塩化ナトリウム層で
分離し、上記の化学的に不安定な物質間の影響を防止し
たものである。
【0040】その具体的な充填順序は、図1に示すごと
く、最初に重炭酸ナトリウムの層、つぎに緩衝層として
の塩化ナトリウムの層、そしてぶどう糖の層、さらに塩
化ナトリウムの緩衝層のあと塩化カルシウムや塩化マグ
ネシウムと塩化カリウムから成る層がある。さらに、こ
の塩化カルシウムと塩化マグネシウムおよび塩化カリウ
ムから成る層の他面に接して設けられた緩衝層としての
塩化ナトリウムの層がある。そして、この塩化ナトリウ
ムの層の他面に接して設けられた酢酸ナトリウムか乳酸
ナトリウムの層がある。
【0041】この酢酸ナトリウムか乳酸ナトリウムの層
と上記の塩化カルシウムや塩化マグネシウムと塩化カリ
ウムから成る層は、その順序を入れ換えてもよい。同様
にして、上記の重炭酸ナトリウムの層と、ぶどう糖の層
と、塩化カルシウムと塩化マグネシウムおよび塩化カリ
ウムから成る層と、酢酸ナトリウムか乳酸ナトリウムの
層は、本発明の請求項1においては、その順序はこれに
限定されるものではない。ただし、上記の重炭酸ナトリ
ウムの層と、塩化カルシウムと塩化マグネシウムおよび
塩化カリウムから成る層は、炭酸塩の析出を防ぐために
できるだけ離す方がよい。
【0042】そして、これらの塩化ナトリウムの層であ
つて、重炭酸ナトリウムの層と接する層を除く層であ
り、且つその全部または一部に、pH調整剤が含まれる。
以上の層から成るものであって、これを柔軟性のある容
器C1内に充填し、これらの層の崩れや移動を防止する
ために、柔軟性のある容器C1内の空気を除去しながら
密封して各層を固定した。かくして、固剤間の化学反応
が防止された。重炭酸ナトリウム層と塩化カルシウムや
塩化マグネシウム等の層は、別々に溶解するため包装の
両端に離して充填してある。
【0043】しかして、この1固剤の製造方法について
述べる。まず、所定量の透析液に必要な所定量の各成分
の固剤を事前に混合することなく、柔軟性のある容器C
1に各成分ごと層状に充填する。各成分間で層が接触し
ても化学的に変化を起こさない成分が接触するような順
序で充填する。たとえば、化学的に最も安定し他の全て
の成分とも接触可能な塩化ナトリウムが必要量も最も多
い点を利用し、他の接触不可能な成分の緩衝層として複
数層に分けて充填する。さらに、重炭酸ナトリウムと同
時に溶解すると炭酸塩を析出する塩化カルシウムや塩化
マグネシウムの層は別々に溶解できるようそれらの層を
離して充填する。全ての成分の充填が完了したならば、
各層のくずれや移動を防止するために、上述したごとく
その容器C1内の空気を除去しながら密閉し層を固定す
る。かくして、この固剤は、製造後使用されるまで固剤
間の化学的変化が起きず安定している。
【0044】つぎに、図2に示す本発明の透析液全成分
の1包装固剤を用いる固剤溶解型透析液供給装置をその
一実施例のブロックダイアグラムを用いて説明する。ま
ず、溶解希釈タンク1に希釈水供給手段2で所定量の希
釈水を供給する。つぎに、その所定量の希釈水に対応す
る透析液全成分量の上記の固剤1包装を固剤供給装置3
で自動開封して、内容固剤の約半量を溶解希釈タンク1
へ供給し、第1次の溶解希釈を行なう。この最初に溶解
希釈する成分に塩化カルシウムと塩化マグネシウムおよ
び塩化カリウムおよび酢酸ナトリウムか乳酸ナトリウム
の物質が含まれる。
【0045】すなわち、これらの成分は、後から希釈水
に投入すると溶解しにくいので、他の成分に先立って溶
解する。また、1包装を1度に希釈水に投入すると、塩
化カルシュウムや塩酸マグネシウムは重炭酸ナトリウム
と反応して、炭酸塩を析出するため2度に分けて溶解す
る。2固剤の場合も同様である。そして、濃度計1およ
びタイマーで第1次溶解の終了を感知して、つぎに重炭
酸ナトリウムを含む残りの固剤全量を供給次第2次の溶
解希釈工程を行なう。そして、濃度計1でその濃度を確
認し、貯溜タンク4へ移送し1サイクルが完了する。
【0046】その後で、自動的につぎの溶解サイクルへ
入る。貯溜タンク4の透析液は、濃度計2で再度濃度を
確認した後、ベッドサイドの透析装置(図示なし)へ送
られる。貯溜タンク4の貯留水位が下がれば、上記の溶
解希釈タンク1よりつぎのサイクルで調剤された透析液
が貯溜タンク4へ移送される。そして、以後これを繰り
返す。
【0047】すなわち、上記の1容器の固剤を溶解する
固剤溶解型透析液供給装置とその透析液供給方法は、ま
ず溶解希釈タンク1があり、つぎに給水手段2がある。
この給水手段2は、溶解希釈タンク1に所定量の希釈水
を給水するものである。そして、固剤を自動的に開封し
て、溶解希釈タンク1へ固剤を制御しながら供給する固
剤供給手段3がある。上記の容器C1、1個分の全ての
成分を一度に溶解しようとすると、その溶解前に、ある
種の成分間で化学反応を起こして、沈澱物を生じさせて
しまう。
【0048】これを防止するために、最初に塩化カルシ
ウムや塩化マグネシウム等の層を希釈タンクへ供給し
て、それらの成分の溶解が完了した後に、重炭酸ナトリ
ウムの層を供給するよう供給時間を制御する固剤供給手
段である。以上の溶解順序は、逆にしても差し支えない
が、上記の理由でこの順序の方が望ましい。さらに、第
一の濃度計がある。この濃度計は、溶解希釈タンク1内
の透析液濃度の確認と、希釈工程の制御を行なうもので
ある。希釈工程の制御はタイマーでも行なえる。濃度計
とタイマーを組み合わせると制御はより確実となる。
【0049】つぎに、貯溜タンク4がある。この貯溜タ
ンク4は、上記の希釈タンク1で調剤された透析液がポ
ンプPで送りこまれたものを貯溜するものである。そし
て、その透析液の濃度を濃度計2で再度確認して、必要
量に応じて、別のポンプPでベッドサイドへ透析液を供
給するものである。溶解希釈タンク1では、貯溜タンク
4の水位が所定のレベルに下がった時に、この溶解希釈
タンク1で調剤が完了した透析液を全量貯溜タンク4へ
移送するものである。そして、つぎの希釈工程へ入り、
以後自動的にこのサイクルを繰り返すシステムである。
なお、全ての図中において、Pはポンプを意味する。
【0050】しかして、図3に示すごとく、透析液原液
成分のうち、量の多い塩化ナトリウム、重炭酸ナトリウ
ム、ぶどう糖および酢酸ナトリウムか乳酸ナトリウム等
を固剤として1個の容器C2に収納する。そして、塩化
カルシウム、塩化マグネシウム、塩化カリウムおよび p
H 調整剤などの微量成分を液剤として別の容器C3に収
納してもよい。この薬剤は、原液部分の組成を自由に変
えることができ、患者ごとにきめ細かい処方透析を可能
にするものである。なお、原液は、1液または各成分ご
とに分けてもよい。
【0051】図4は、上記の1固剤と1液の原液を使用
する場合の透析液供給装置のブロックダイアグラムを示
したものである。まず、給水手段2が、溶解希釈タンク
1に所定量の希釈水を給水する。つぎに、原液供給装置
5から定量の原液を溶解希釈タンク1で希釈し濃度計1
で確認する。そして、固剤供給装置6で固剤を自動的に
開封して、一度に1包装の固剤を溶解希釈タンク1へ供
給して、溶解希釈されるものである。以後の工程は、1
固剤のシステムと同じである。なお、この場合も、原液
と固剤の溶解順序は、上記の逆にしてもよい。
【0052】図5は請求項8の実施例であって、上記の
図4のものが1つの溶解希釈タンク1で1固剤と1液の
原液を使用して透析液を作成するのに対し、溶解希釈タ
ンク1では固剤供給装置5のみから固剤のみが供給さ
れ、それがここで希釈溶解されて、この貯留タンク4内
の希釈液がそれぞれの患者監視装置8に移送されて、そ
こに少量成分供給手段7で塩化カルシウムと塩化マグネ
シウムと塩化カリウムとが供給され溶解希釈されるもの
である。
【0053】具体的には、まず、溶解希釈タンク1に希
釈水供給手段2で所定量の希釈水が供給される。つぎ
に、その所定量の希釈水に対応する透析液全成分量のも
のであって、透析液の調剤に利用されるものであり、且
つ請求項5に記載する固剤1包装が開封される。そし
て、その内容固剤が希釈タンクへ供給され、溶解希釈が
行なわれて、濃度計およびタイマーで溶解の終了が感知
される。それで、これを貯溜タンク4へ移送され、これ
で1サイクルが完了する。そして、つぎの溶解サイクル
に入って、以後これを繰り返す。
【0054】つぎに、この貯留タンク内の希釈液はそれ
ぞれの患者監視装置8に移送され、そこで透析液全成分
量のものであって、且つ請求項5に記載するものであり
且つ上記以外の成分の液剤が、患者監視装置8へ供給さ
れ、溶解希釈が行なわれて、別の濃度計でその濃度が確
認される。
【0055】図6は、請求項9の実施例であってこれ
も、上記の図4のものが1固剤と1液の原液を使用して
透析液を作成するのに対し、1固剤の溶解濃厚液を作成
し、一般の多人数用透析液供給装置9または個人用透析
液供給装置9へその濃厚液を供給し、一般の多人数用ま
たは個人用透析液供給装置9に少量成分供給手段7で塩
化カルシウム、塩化マグネシウムおよび塩化カリウムの
原液が供給され、この一般の多人数用または個人用透析
液供給装置9で希釈されて透析液を作成する1固剤と1
液のシステムを示したものである。
【0056】具体的には、まず、溶解希釈タンク1に、
希釈水供給手段2で所定量の希釈水が供給される。つぎ
に、その所定量の希釈水に対応する透析液全成分量のも
のであって、透析液の調剤に利用されるものであり、且
つ請求項5に記載する固剤または液剤1包装が開封され
る。そして、その内容固剤は希釈タンク1に供給され
て、溶解希釈が行なわれ、濃厚原液が作成され、濃度計
およびタイマーで溶解の終了が感知される。それで、こ
の濃厚原液が貯溜タンク4へ移送されて、これで1サイ
クルが完了する。そして、つぎの溶解サイクルに入っ
て、以後これを繰り返す。
【0057】つぎに、この貯留タンク内の濃厚原液が透
析液供給装置9に移送され、ここで希釈水で希釈され
る。そして、透析液全成分量のものであって、透析液の
調剤に利用されるものであり、且つ請求項5に記載する
固剤または液剤であって、さらに上記で開封していない
方のもの1包装が開封される。つぎに、この内容固剤ま
たは液剤は希釈タンクへ供給され、溶解希釈が行なわ
れ、別の濃度計で濃度が確認される。
【0058】
【発明の効果】本発明の効果はつぎの通りである。 1. 混在すると化学反応を起こし、炭酸塩の析出やカ
ラメル化等の性状変化を起こしやすい重炭酸透析液原液
固剤の製剤上の問題が本発明により解決され1固剤化が
可能になった。 2. 透析液の各成分を均一に固剤化する必要がなく、
その製剤が容易になった。 3. 1固剤と原液の組み合せの場合も、1固剤の製造
が容易になり処方透析液への道が開けた。 4. 1固剤化により2ないし3種類の固剤にあった固
剤の取り違えの危険がなくなり治療の安全度が向上し
た。 5. 1固剤を溶解希釈する装置は、2ないし3固剤用
の装置にくらべ簡素化され装置のコスト低減が実現しそ
の取り扱いは容易になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる透析液調剤用固剤の説明図を示
したものである。
【図2】本発明の透析液全成分の1包装固剤を用いる固
剤溶解型透析液供給装置の一実施例のブロックダイアグ
ラムを示したものである。
【図3】図1の固剤の微量成分を液剤とした例を示した
ものである。
【図4】図3の薬剤を使用する場合の透析液供給装置の
ブロックダイアグラムを示したものである。
【図5】図4のものの別の実施例である。
【図6】図4のもののさらに別の実施例を示したもので
ある。
【符号の説明】
1 溶解希釈タンク 2 給水手段 3 固剤供給装置 4 貯留タンク 5 減液供給装置 6 固剤供給装置 C1 容器 C2 容器 C3 容器 7 少量成分供給手段 8 患者監視装置 9 透析液供給装置

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定量の透析液に必要な透析液全成分の固
    剤であって、 重炭酸ナトリウムの層と、ぶどう糖の層と、塩化カルシ
    ウムと塩化マグネシウムおよび塩化カリウムから成る層
    と、酢酸ナトリウムか乳酸ナトリウムの層、 そして、これらの層の間にそれぞれに設けられた塩化ナ
    トリウムの層、該塩化ナトリウムの層であって重炭酸ナ
    トリウムの層と接する層を除く層であり且つその全部ま
    たは一部に含まれるpH調整剤、 から成るものであって且つ以上の層が容器内に充填され
    容器内の空気が除去され密封され1包装にされたもの、 より構成されることを特徴とした透析液の調剤に利用す
    る薬剤。
  2. 【請求項2】所定量の透析液に必要な透析液全成分の固
    剤であって、 その重炭酸ナトリウムの層、該重炭酸ナトリウムの層の
    一面に接して設けられた緩衝層としての塩化ナトリウム
    の層、該塩化ナトリウムの層の他面に接して設けられた
    ぶどう糖の層、該ぶどう糖の層の他面に接して設けられ
    た塩化ナトリウムの層からなる緩衝層、該塩化ナトリウ
    ムの層の他面に接して設けられた塩化カルシウムと塩化
    マグネシウムおよび塩化カリウムから成る層あるいは酢
    酸ナトリウムか乳酸ナトリウムの層の何れかの層、該塩
    化カルシウムと塩化マグネシウムおよび塩化カリウムか
    ら成る層あるいは酢酸ナトリウムか乳酸ナトリウムの層
    の何れかの層の一面に接して設けられた緩衝層として塩
    化ナトリウムの層、該塩化ナトリウムの層の他面に接し
    て設けられた塩化カルシウムと塩化マグネシウムおよび
    塩化カリウムから成る層あるいは酢酸ナトリウムか乳酸
    ナトリウムの層の何れかの層であって上記で選ばれなか
    った残りの層から成り、上記の緩衝層としての塩化ナト
    リウムの層であって上記の重炭酸ナトリウムの層と接す
    る層を除く層はその全部または一部にpH調整剤を含む、
    ものから成るものであって以上の層が容器内に充填され
    容器内の空気が除去され密封され1包装にされたもの、
    より構成されることを特徴とした透析液の調剤に利用す
    る薬剤。
  3. 【請求項3】所定量の透析液に必要な透析液全成分の固
    剤であって、 重炭酸ナトリウムの層と、ぶどう糖の層と、酢酸ナトリ
    ウムか乳酸ナトリウムの層、からなるものであってこれ
    らの層の間にそれぞれに設けられた緩衝層としての塩化
    ナトリウムの層、から成るものであって以上の層が容器
    内に充填され容器内の空気が除去され密封され1包装に
    された固剤、 塩化カリウムと塩化カルシウムと塩化マグネシウムから
    なり別の容器内に充填され空気が除去され密封され別の
    1包装にされた固剤、 および上記の塩化ナトリウムの層で重炭酸ナトリウムの
    層と接する層を除く層であって且つその全部または一部
    にあるいは上記の塩化カリウム等の固剤に含まれるpH調
    整剤、 より構成されることを特徴とした透析液の調剤に利用す
    る薬剤。
  4. 【請求項4】まず、溶解希釈タンクに希釈水供給手段で
    所定量の希釈水を供給し、その所定量の希釈水に対応す
    る透析液全成分量の下記の透析液の調剤に利用する薬剤
    1包装を開封し、内容固剤の約半量を希釈タンクへ供給
    し第1次の溶解希釈を行い、濃度計およびタイマーで第
    1次溶解の終了を感知し、つぎに重炭酸ナトリウムを含
    む残りの固剤全量を供給し、第2次の溶解希釈工程を行
    い、濃度計で濃度を確認し、貯溜タンクへ移送し1サイ
    クルが完了し、つぎの溶解サイクルへ入り、以後これを
    繰り返す、ことより構成されることを特徴とした透析液
    の調剤に利用する薬剤の溶解調剤方法。上記の透析液の
    調剤に利用する薬剤は、所定量の透析液に必要な透析液
    全成分の固剤であって、重炭酸ナトリウムの層と、ぶど
    う糖の層と、塩化カルシウムと塩化マグネシウムおよび
    塩化カリウムから成る層あるいは酢酸ナトリウムか乳酸
    ナトリウムの層の何れかの層、該塩化カルシウムと塩化
    マグネシウムおよび塩化カリウムから成る層と、酢酸ナ
    トリウムか乳酸ナトリウムの層、からなるものであって
    これらの層の間にそれぞれに設けられた緩衝層としての
    塩化ナトリウムの層、から成るものであって以上の層が
    容器内に充填され容器内の空気が除去され密封され1包
    装にされたもの、より構成されることを特徴とした透析
    液の調剤に利用する薬剤。
  5. 【請求項5】所定量の透析液に必要な透析液全成分の固
    剤と一部液剤であって、 重炭酸ナトリウムの層と、ぶどう糖の層と、酢酸ナトリ
    ウムか乳酸ナトリウムの層、からなるものであってこれ
    らの層の間にそれぞれに設けられた緩衝層としての塩化
    ナトリウムの層、から成るものであって以上の層が容器
    内に充填され容器内の空気が除去され密封され1包装に
    された固剤、 および、塩化カリウムと塩化カルシウムと塩化マグネシ
    ウムからなり、別の容器内に充填され密封され別の1包
    装にされた液剤、 より構成されることを特徴とした透析液の調剤に利用す
    る薬剤。
  6. 【請求項6】所定量の透析液に必要な透析液全成分の固
    剤と一部液剤であって、 重炭酸ナトリウムの層、該重炭酸ナトリウムの層の一面
    に接して設けられた緩衝層としての塩化ナトリウムの
    層、該塩化ナトリウムの層の他面に接して設けられたぶ
    どう糖の層、該ぶどう糖の層の一面に接して設けられた
    緩衝層としての別の塩化ナトリウムの層、および該塩化
    ナトリウムの層の他面に接して設けられた酢酸ナトリウ
    ムか乳酸ナトリウムの層、から成るものであって以上の
    層が容器内に充填され容器内の空気が除去され密封され
    1包装にされた固剤、 および、塩化カリウムと塩化カルシウムと塩化マグネシ
    ウムからなり、別の容器内に充填され密封され別の1包
    装にされた液剤、 より構成されることを特徴とした透析液の調剤に利用す
    る薬剤。
  7. 【請求項7】まず、溶解希釈タンクに希釈水供給手段で
    所定量の希釈水を供給し、その所定量の希釈水に対応す
    る透析液全成分量の透析液の調剤に利用する固剤または
    液剤1包装を開封して、その内容固剤または液剤を希釈
    タンクへ供給し溶解希釈を行なって、濃度計およびタイ
    マーで溶解の終了を感知して、つぎに透析液全成分量の
    下記の透析液の調剤に利用する固剤または液剤であって
    上記で開封していない方のもの1包装を開封して、その
    内容固剤または液剤を希釈タンクへ供給し溶解希釈を行
    なって、濃度計およびタイマーで溶解の終了を感知し、
    貯溜タンクへ移送し1サイクルが完了して、つぎの溶解
    サイクルへ入り、以後これを繰り返す、ことより構成さ
    れることを特徴とした透析液の調剤に利用する薬剤の溶
    解調剤方法。上記の透析液の調剤に利用する薬剤は、所
    定量の透析液に必要な透析液全成分の固剤と一部固剤ま
    たは液剤であって、 重炭酸ナトリウムの層と、ぶどう糖の層と、酢酸ナトリ
    ウムか乳酸ナトリウムの層、からなるものであってこれ
    らの層の間にそれぞれに設けられた緩衝層としての塩化
    ナトリウムの層、から成るものであって以上の層が容器
    内に充填され容器内の空気が除去され密封され1包装に
    された固剤、 および、塩化カリウムと塩化カルシウムと塩化マグネシ
    ウムからなり、別の容器内に充填され密封され別の1包
    装にされた固剤または液剤、 より成る。
  8. 【請求項8】まず、溶解希釈タンクに希釈水供給手段で
    所定量の希釈水を供給し、その所定量の希釈水に対応す
    る透析液全成分量の下記の透析液の調剤に利用する固剤
    1包装を開封して、その内容固剤を希釈タンクへ供給し
    溶解希釈を行なって、濃度計およびタイマーで溶解の終
    了を感知し、貯溜タンクへ移送し、これで1サイクルが
    完了し、つぎの溶解サイクルに入って、以後これを繰り
    返し、 つぎに、この貯留タンク内の希釈液をそれぞれの患者監
    視装置に移送し、そこで透析液全成分量ののものであっ
    て上記で使用した以外の成分の液剤または固剤を患者監
    視装置へ供給し溶解希釈を行ない、別の濃度計で濃度を
    確認する、 ことより構成されることを特徴とした透析液の調剤に利
    用する薬剤の溶解調剤方法。上記の透析液の調剤に利用
    する薬剤は、所定量の透析液に必要な透析液全成分の固
    剤と一部液剤であって、 重炭酸ナトリウムの層と、ぶどう糖の層と、酢酸ナトリ
    ウムか乳酸ナトリウムの層、からなるものであってこれ
    らの層の間にそれぞれに設けられた緩衝層としての塩化
    ナトリウムの層、から成るものであって以上の層が容器
    内に充填され容器内の空気が除去され密封され1包装に
    された固剤、 および、塩化カリウムと塩化カルシウムおよび塩化マグ
    ネシウムからなり別の容器内に充填された液剤、 より成る。
  9. 【請求項9】まず、溶解希釈タンクに希釈水供給手段で
    所定量の希釈水を供給し、その所定量の希釈水に対応す
    る透析液全成分量の下記の透析液の調剤に利用する固剤
    1包装を開封して、その内容固剤を希釈タンクへ供給し
    溶解希釈を行なって、濃厚原液を作成し、濃度計および
    タイマーで溶解の終了を感知し、この濃厚原液を貯溜タ
    ンクへ移送し、これで1サイクルが完了し、つぎの溶解
    サイクルに入って、以後これを繰り返し、 つぎに、この貯留タンク内の濃厚原液を透析液供給装置
    に移送し、ここで希釈水で希釈し、透析液全成分量の下
    記の透析液の調剤に利用する固剤または液剤であって上
    記で開封していない方のもの1包装を開封して、内容固
    剤または液剤を希釈タンクへ供給し溶解希釈を行ない、
    別の濃度計で濃度を確認する、 ことより構成されることを特徴とした透析液の調剤に利
    用する薬剤の溶解調剤方法。上記の透析液の調剤に利用
    する薬剤は、所定量の透析液に必要な透析液全成分の固
    剤と一部固剤または液剤であって、 重炭酸ナトリウムの層と、ぶどう糖の層と、酢酸ナトリ
    ウムか乳酸ナトリウムの層、からなるものであってこれ
    らの層の間にそれぞれに設けられた緩衝層としての塩化
    ナトリウムの層、から成るものであって以上の層が容器
    内に充填され容器内の空気が除去され密封され1包装に
    された固剤、 および、塩化カリウムと塩化カルシウムおよび塩化マグ
    ネシウムからなり、別の容器内に充填され密封され別の
    1包装にされた固剤または液剤、 より成る。
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