JPH04668B2 - - Google Patents

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JPH04668B2
JPH04668B2 JP61207705A JP20770586A JPH04668B2 JP H04668 B2 JPH04668 B2 JP H04668B2 JP 61207705 A JP61207705 A JP 61207705A JP 20770586 A JP20770586 A JP 20770586A JP H04668 B2 JPH04668 B2 JP H04668B2
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JP
Japan
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dialysate
concentration
bicarbonate
sodium bicarbonate
solution
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Scitec KK
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Publication date
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    • A61M1/00Suction or pumping devices for medical purposes; Devices for carrying-off, for treatment of, or for carrying-over, body-liquids; Drainage systems
    • A61M1/14Dialysis systems; Artificial kidneys; Blood oxygenators ; Reciprocating systems for treatment of body fluids, e.g. single needle systems for hemofiltration or pheresis
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  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)
  • External Artificial Organs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、広くは医療方法に関するものであ
り、特に血液透析において使用する透析液供給方
法に関するものである。
(従来の技術) 従来、血液透析では、アセテート等の酢酸系透
析液が化学的に安定していて取扱が容易という理
由で広く用いられてきた。然るに、近年ダイアラ
イザーの効率が良くなり、又大面積ダイアライザ
ーの使用などのため、透析中アセテートが急速に
血中に移行する結果、血圧低下や吐気等のいわゆ
る不均衡症候群様の症状を呈する患者が多くなつ
て来た。そこで、それらの症状の軽減に有効な重
炭酸系透析液が見直されてきた。
しかしながら、重炭酸ナトリウム(NaHCO3
濃厚腋は、保存中に 2NaHCO3→Na2CO3+CO2+H2O なる反応により濃度の低下を来たし保存がきかな
い。同時に、そのPHが上昇するためカルシウムイ
オン(Ca++)やマグネシユウムイオン(Mg++
と共存すると、それらの炭酸塩をつくり沈殿を生
成する。そのために、重炭酸ナトリウムを含む透
析液を供給するには、予め塩酸等でPHを調整した
重炭酸を含まない液と、重炭酸ナトリウムの濃厚
液との2原液を使用時に混合希釈して用いざるを
得ない。
この重炭酸ナトリウム液は、経時的に濃度の低
下を来たし保存できない。それ故に、使用時毎に
一回の透析に必要な量を人手によつて溶解する繁
雑さがあり、また溶解のバツチ毎の濃度の再現性
にばらつきもある。
現在行われている重炭酸透析液の調製方法とし
ては、以下に記す三方式が代表的なものとして知
られている。
(A) バツチ方式 これは、重炭酸を含まない原液と重炭酸ナト
リウム原液及び温水との3者を一定の比率で混
合希釈して調製した透析液を循環使用するもの
である。
(B) 定量ポンプ方式 これは、定量ポンプを用いて、重炭酸を含ま
ない原液または重炭酸ナトリウム原液と水とを
一定の比率で混合する。そして、この希釈液
と、重炭酸ナトリウム原液または重炭酸を含ま
ない原液を一定の比率で混合し、この液の電気
伝導度を測定して透析液の重炭酸ナトリウムの
濃度をチエツクして使用するものである。
(C) 重炭酸液注入方式 これは、重炭酸を含まない原液と温水を一定
の比率で混合希釈し、使用直前に重炭酸ナトリ
ウム液をこの希釈重炭酸を含まない原液に連続
注入し、この溶液の電気伝導度を測定して透析
液の重炭酸ナトリウム濃度をチエツクする方式
である。
しかして、具体例には、特開昭57−188261号
の公報に記載の発明と特開昭54−138121号の公
報に記載の発明と特開昭56−164113号の公報に
記載の発明等がある。
(発明が解決しようとする問題点) 上記バツチ方式、定量ポンプ方式、重炭酸液注
入方式のいずれの方式においても、一回の透析治
療に必要な量の重炭酸ナトリウム濃厚原液を予め
準備しておかなければならない。その上に、重炭
酸イオン(HCO3 -)の分解による経時的な濃度
低下も防止できなかつた。
このため、バツチ方式は透析液の経時的変化、
効率低下を敢えて無視していたもので問題が多す
ぎる。定量ポンプ方式と重炭酸液注入方式は重炭
酸ナトリウム濃厚原液の濃度低下を透析液の調製
の際混合比率を変えることにより補正しようとし
たものである。しかしここで、混合調製済の透析
液中のHCO3 -の濃度を高い精度で測定すること
は極めて困難である。従つて、濃度管理を精密に
行ないにくいと共に、ナトリウムイオン(Na+
を始め他の電解質濃度が相対的に変化することが
問題であつた。
上述したそれぞれの方法においても、以下のよ
うな問題点があり、透析液の調製に再現性が乏し
いものである。
(a) 原液の調製、濃度管理に人手を必要とする。
(b) HCO3 -の濃度低下の影響を受け易い。
(c) 各電解質の濃度の安定した透析液を供給する
ことが困難である。
重炭酸透析は、患者にとつて透析中の不均衡症
候郡様の症状改善に効果的であるが、酸・塩基平
衡是正の点からHCO3 -濃度を精密に管理するこ
とが非常に重要なことである。
以上のように、従来の方式にはそれぞれ解決す
べき多くの問題が存在していた。
そこで、この問題の基本的解決策として特開昭
57−159529号が提案されている。この提案は、重
炭酸ナトリウムを連続的にかつ自動的に溶解し、
経時的効率低下を来していない一定濃度の重炭酸
ナトリウム溶液を必要量だけ調製するものであ
る。そして、これを透析液供給装置に供給して、
従来精密に行えなかつた透析液のHCO3 -濃度の
管理を精密に行えるようにする重炭酸ナトリウム
連続溶液装置に関するものである。
しかしながら、前記提案は、アセテート等の酢
酸系透析液が一般的であつた時代に酢酸系透析液
供給装置に、調製した重炭酸ナトリウム溶液を供
給することを目的としており、透析液供給装置に
対する補助的装置に過ぎなかつた。
しかして、上記の特開昭57−188261号の公報に
記載の発明と特開昭54−138121号の公報に記載の
発明と特開昭56−164113号の公報に記載の発明に
は、以下のごとき問題がある。まず最初の特開昭
57−188261号の公報に記載の発明であるが、通常
血液透析で一人の患者の血液透析器に必要な希釈
調整済透析液量は毎時30リツトルで、5時間の治
療とすれば最低150リツトルが必要となる。しか
も、透析液の組成濃度は一定でかつ経時的にも安
定していなければ臨床使用に不適である。濃度が
一定した透析液を作成するためには水と薬剤を定
量して希釈混合するか、濃度を確認しながら混合
する方法しかない。
一方、一回の透析に必要な透析液を一回で作成
するか使用量に応じて連続して使用するか2通り
の作成方法であるが、透析の初期(30年前)にお
いては患者数も少く大量の透析液を一回で作成す
るのが一般的であつた。しかし、近代の透析は使
用量に応じ自動的に連続して透析液を作成する方
式となつている。
上記の特開昭57−188261号の公報に記載の発明
の、「毎透析に際し、一定の受器に一致する量の
一定成分の水溶透析液を新規に調整し、これを患
者の手元の受器へ供給する」(その公開公報の最
初のページの右コラムの下から2行目以下)こと
が、所定の患者に必要な透析液を一回で作成する
方式なのか、使用量に応じて複数回に分けて作成
する方式なのか明確でない。しかも、もし一回で
作成する方式なら大規模な溶解装置が必要とな
り、現代の透析治療には不適である。さらに、近
代の重炭酸系透析液の作成には液の経時的変化が
起きるため不適である。
しかも、一定の水に一定の調合剤(薬剤)の固
剤又は液剤を溶解させて透析液を調整する方法は
透析の歴史の最初から行われている方法であり、
この発明は溶解容器を除き何ら新規性はないと思
われる。
一方もし、この発明が小型の装置で連続して透
析液を調合するものであれば、次の点で実用には
適さないと思われる。すなわち、定量の水に対し
定量の調合剤を希釈しなければ濃度が一定な透析
液は保たれないが、上記の特開昭57−188261号の
公報に記載の発明には、調合剤、特に固剤の定量
方法は明示されていない。しかも、複数回作成す
る場合濃度の確認が不可欠であるかその方式もな
い。
溶解容器の中に濾過筒を使用し「排液量を適当
に制止して液が容器5内に滞留する時間を好適に
保持する。」(その公開公報の次のページの下段の
左コラムの第7行目以下)という方法は、透析液
が溶解工程中に排液(患者側へ供給)されている
ことと思われる。もしそうだとすれば、本方式は
透析液の濃度制御のない方法と言わざるを得な
い。
つぎに、上記の特開昭54−138121号の公報に記
載の発明は、濃縮した透析原液を用いたもので以
下の問題点がある。
すなわち、血液透析技術の開発初期段階(1940
年代)においては、医学研究者は皆自ら各種の粉
末薬剤を調合し、それを水に溶解してからその液
の濃度を確認し、これを透析液として透析を行つ
た。しかし、人手で粉末原剤から大量の透析液を
作成するのは、作業や設備及び安全性の面から不
可能であり、多数の患者が同時に透析治療する事
は出来なかつた。
その後、透析液の「濃縮原液」が開発され、そ
れが市販される様になつてようやく透析装置で自
動的に大量の透析液が作成する事が可能となり、
透析治療が世界的に普及し現在に至つている。こ
の原液は、輸送や取扱の面より11リツトル(患者
2人分)の容器入りで市販される。病院では、数
10名の患者を同時に治療するために、この原液を
大型の原液タンク(1000リツトル以上)に移して
使用しなければ多数の患者の同時治療は行えな
い。
この原液、特に重炭酸系原液の病院に於ける大
型タンクは、無菌状態に維持出来ないためバクテ
リアの発生を許し、バクテリアが作るエンドトキ
シンが患者に有毒となる事が分つてきた。従来よ
り、透析液系は無菌ではなかつたが、質の良い透
析治療のためには極力透析系も菌数を小さくする
ことが望ましい。
多数の患者を同時に治療しなければならない現
在の透析システムにおいて、透析原液を自動的に
希釈して透析を行うと言う方法は非常に便利では
あるが、バクテリアの問題の解決は不可能であつ
た。
上記の特開昭54−138121号の公報に記載の発明
の筆頭発明者は、上記の問題点を解決すべく原点
に戻り、保管中にバクテリアが発生しない「粉
末」原剤を用いて透析液の大量生産を研究したも
のである。しかも、これは「原液」と同じ使用上
の便利さを維持出来る「粉末」自動溶解システム
を提供するものを研究したものである。
しかして、「粉末」システムには上述のごとき
難しい問題がある。すなわち、上述のごとくに定
量の水と粉末原剤とを混合希釈して小量の透析液
を作成する事は従来より人手で行われており簡単
である。
しかるに、現代の透析治療における多人数を同
時に透析を行うと言う要求に応じるための、人手
に頼らないでの「粉末原剤」より「連続自動溶解
システム」により、安定した濃度の透析液を大量
に作る事は簡単ではない。何故なら「粉末」は吸
湿性が強く「液体」とは比較にならない程取扱い
が難しい。
自動化のためには、粉末を少くとも1日の使用
量保管出来る粉末容器に入れこの容器から透析液
の使用量に応じ小量ずつ取出し自動的に水に希釈
するシステムとなるが、このシステムは水と「粉
末」を完全に溶解させるには一定の時間がどうし
ても必要となる。一方、水と「液体原液」の希釈
には殆んど時間はかからない。
したがつて、「液体」の装置と大差ない大きさ
の「粉末」装置で、「液体」の装置と同じ透析液
作成能力を持たせることは簡単ではない。作成さ
れた透析液の濃度が不安定では治療に使えない。
水と「粉末原剤」を自動希釈するのは、水と「液
体原液」を自動希釈するより技術的に長期安定性
の面で数段難しい。
なお、特開昭54−138121号公報の発明の主旨
は、重炭酸系透析液を作成するとき、水と重炭酸
液と透析液原液の3液混合の順序に関するもの
で、水の重炭酸液を最初に混合し次に透析液原液
を加えた方が安定した透析液が保たれる事にあ
る。
もちろん、液の濃度を測定しながら混合するこ
とは、従来他のシステムにもありこの点には新規
性もなく上記の公報の発明の主旨でもない。
また、特開昭56−164113号の公報に記載の発明
も透析原液を希釈するものであつて、同様の問題
点がある。
(問題点を解決するための手段) そこで本発明に係る重炭酸透析液供給方法は、
以上の問題点に鑑みて鋭意検討の結果、従来透析
液供給装置とは別個の装置であつた重炭酸ナトリ
ウム連続溶解装置の透析液供給装置に組み込んで
一つの装置となしたものである。これにより、正
確で安定した成分の透析液を自動的に調製し、コ
ンパクトで装置の設置スペースも節約となる画期
的な重炭酸透析液供給方法を提供することを目的
としている。
特に、粉末剤を使用しながら大量の透析液を作
り出すと言うことは、シーケンス制御手段が以上
の工程をサイクルとして自動的に連続して行うよ
うに制御するようにし、溶解に充分な時間が取れ
るように貯留タンクを使用し、さらに3個の濃度
計でその濃度を厳重にチエツクするようにしたた
めである。
これにより、粉末の状態に差があつて、溶解に
通常よりも時間が掛かり、実際には充分に溶解さ
れていずに後に残留粉末が解け出して濃度に誤差
が出ることをチエツクした。
以下、本発明に係る重炭酸透析液供給方法の具
体的な構成を述べる。先ず、自動制御される重炭
酸ナトリウム粉末供給手段と制御弁付給水手段と
透析液原液供給手段との基本的は3つの手段があ
つてこれらよりそれぞれのものが供給される。次
に、上記の重炭酸ナトリウム粉末供給手段から供
給された重炭酸ナトリウム粉末、及び制御弁付給
水手段から供給された水、とを希釈タンクで溶解
混合する。そして、このタンク内の重炭酸ナトリ
ウム溶液の濃度を濃度測定手段で測定する。斯う
して、濃度が適正になつた重炭酸ナトリウム溶液
に透析液原液を一定の比率で自動的に混合し、そ
の濃度を濃度測定手段で測定する。最後に、以上
にして出来た濃度が適正な重炭酸透析液を次の工
程に供給するために貯留し、これを移送手段で移
送する方法である。
尚、以上の工程は、サイクルとして自動的に行
うよう制御するシーケンス制御手段により為され
る。そして、給水及び移送の制御は、希釈タンク
や貯留タンクに設けるレベルスイツチと濃度計で
感知し、電磁弁を作動させて自動的に行う。更
に、重炭酸ナトリウム溶液や重炭酸透析液が適正
な濃度か否かを濃度計で測定監視し、使用に適し
ていれば、次の工程へ移送し、不適当なら排棄す
ることも濃度測定手段と電磁弁で自動的に行うも
のである。
(作用) 本発明に係る重炭酸透析液供給は以上の如き構
成に為した故に、下記のごとき作用が生じた。
即ち、重炭酸ナトリウム連続溶解装置を透析液
供給装置に組み込んで一体の方法となしたもので
ある故に、正確で安定した成分の透析液を自動的
に調製し、コンパクトで装置の設置スペースも節
約となる重炭酸透析液供給方法となつた。
尚、以上の工程が、サイクルとして自動的に行
うように制御するシーケンス制御手段により為さ
れる。そして、給水及び移送の制御が、希釈タン
クや貯留タンクに設けるレベルスイツチと濃度計
で感知し、電磁弁を作動させて自動的に行われ
る。更に、重炭酸ナトリウム溶液や重炭酸透析液
が適正な濃度か否かを濃度計が測定監視し、使用
に適していれば、次の工程へ移送し、不適当なら
廃棄することも濃度測定手段と電磁弁で自動的に
行なわれる。
(実施例) 以下に、本発明に係る重炭酸透析液供給方法を
添付図面に示す好適実施例を用いて詳細に説明す
る。
第1図は、本発明の重炭酸透析液供給方法の一
実施例に使用する装置の重炭酸透析混合調製方式
を線図に示したものである。
先ず、重炭酸溶解希釈タンク1に重炭酸ナトリ
ウム粉末を粉末供給装置2により供給し、給水手
段3から供給された水で溶解する。そして、これ
を濃度計1で濃度を監視しながら、予め設定され
た濃度に希釈する。一回の溶解希釈工程で調製さ
れる重炭酸ナトリウム溶液量は、重炭酸ナトリウ
ム粉末供給量を予め粉末供給装置に設定すること
によりコントロールする。
所定の濃度の重炭酸ナトリウム溶液が調製され
たならば、次に透析原液供給手段4から供給され
た透析液原液(重炭酸を含まない液)を注入ポン
プP3で重炭酸ナトリウム溶液中に注入する。そ
して、これを濃度計2で監視しながら所定の濃度
の重炭酸透析液を調製する。
ここで調製が完了した重炭酸透析は、移送ポン
プP1で重炭酸透析液貯留タンク5へ移送する。
そして、ここで濃度計3で濃度を再確認し適正な
場合は供給ポンプP2で血液透析装置へ供給され
る。
それぞれの液の濃度が設定値に対し不適正な場
合は移送ポンプP1、P2共に作動せず、液は排棄
される。透析液供給装置に通常備わつている脱気
と加温機構については、通常行われている方式が
当然本発明の重炭酸透析液供給方法にも含まれ
る。
尚、重炭酸ナトリウムの粉末は、その量を決め
て重炭酸溶解希釈タンク1に投入される。この場
合、その投入量の制御が厳密には難しく毎回その
投入量にバラツキが出てしまうことは避けられな
い。そうすると、これは給水手段3から供給され
た水で溶解され、濃度計1で濃度を監視しされな
がら予め設定された濃度に希釈される故に、ここ
で出来た重炭酸ナトリウム溶液の量は毎回異なつ
てくる。これを、調製する方法は他にもあるが、
最も簡単な方法の一つとして、本実施例では以下
のごとくに為した。
即ち、第2図に示す如く、重炭酸溶解希釈タン
ク1にリザーブタンク7を設け、定量を越えた重
炭酸ナトリウム溶液の一部をこのリザーブタンク
7に移し、重炭酸溶解希釈タンク1内の重炭酸ナ
トリウム溶液を一定量と為してから、透析液原液
を一定量注入すると濃度の調整が容易となり、安
定した重炭酸透析液原液が調整できる。
そして、リザーブタンク7にリザーブした重炭
酸ナトリウム溶液は、重炭酸溶解希釈タンク1の
溶液を移送ポンプP1で重炭酸透析液貯留タンク
5へ移した後、次回の重炭酸ナトリウム粉末の溶
液希釈工程の前に重炭酸溶液希釈タンク1へ戻す
と良い。
而して、第2の実施例として、重炭酸ナトリウ
ムの溶解希釈とその貯留を第3図の如く別のタン
クに分離してもよい。この場合は、所定の濃度に
希釈調整された重炭酸溶液を重炭酸溶液貯留タン
ク6に移送ポンプP1で移送した後に、ここで透
析液原液(重炭酸を含まない液)を注入する。そ
して、この濃度を濃度計2で確認しながらその調
正をし、これが完了の場合はこの混合液を重炭酸
透析液貯留タンク5へ移送ポンプP1′で移送す
る。
更に、第3の実施例として、重炭酸溶液と透析
液原液(重炭酸を含まない液)の混合を第4図の
如く比例定量ポンプP4で一定の比率で行つても
よい。この場合、重炭酸溶液貯留タンク6の濃度
計1′は、重炭酸溶液濃度の再確認を行うだけと
なる。
尚、以上の工程は、サイクルとして自動的に行
うように制御するシーケンス制御手段により為さ
れる。そして、給水及び移送の制御は、希釈タン
クや貯水タンクに設けるレベルスイツチと濃度計
で感知し、電磁弁を作動させて自動的に行う。更
に、重炭酸ナトリウム溶液や重炭酸透析液が適正
な濃度が否かを濃度計で測定監視し、使用に適し
ていれば、次の工程へ移送し、不適当なら廃棄す
ることも濃度測定手段と電磁弁で自動的に行うも
のである。
(発明の効果) 本発明に係る重炭酸透析液供給方法は、従来の
ものより大幅に省力化し、しかも正確な濃度の重
炭酸透析液が自動的に供給されることが可能とな
つた。その上に、従来重炭酸溶液原液(重炭酸ナ
トリウム濃厚液)として製薬会社より購入してい
た時は90%以上は水を搬送していたわけである
が、これは社会的に見ても無駄であつた。これ
に、対して、重炭酸ナトリウムの粉末使用方式は
使用薬剤の無駄を省きコストダウンを可能にする
ものである。
更に、従来重炭酸ナトリウム連続溶解装置と透
析液供給装置は別個の装置であつたものを一体化
したことにより、装置の設置スペースは約2分の
1となつた一方、重炭酸溶液原液(重炭酸ナトリ
ウム濃厚液)が占めていた資材置場のスペースも
大幅に節約することが可能となつた。
そして、以上の工程が、サイクルとして自動的
に連続的に行うように制御するシーケンス制御手
段により為されるゆえに、大量の透析液の提供が
可能になつた。さらに、給水及び移送の制御は、
希釈タンクや貯留タンクに設けるレベルスイツチ
と濃度計で感知し、電磁弁を作動させて自動的に
行う。その上に、重炭酸ナトリウム溶液や重炭酸
透析液が適正な濃度か否かを濃度計で測定監視
し、使用に適していれば、次の工程へ移送し、不
適当なら廃棄することも濃度測定手段と電磁弁で
自動的に行うことも可能になつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の重炭酸透析液供給方法の一
実施例に使用する装置の重炭酸透析液混合調製方
式を線図に示したものである。第2図は、別の実
施例のブロツクダイアグラムを示したものであ
る。第3図は、更に別の実施例のブロツクダイア
グラムである。第4図も、更に別の実施例のブロ
ツクダイアグラムである。 1……重炭酸溶解供給釈タンク、2……粉末供
給装置、3……給水手段、4……透析液原液供給
手段、5……重炭酸透析液貯留タンク、6……重
炭酸溶液貯留タンク。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 自動制御される重炭酸ナトリウム粉末供給手
    段と制御弁付給水手段と透析液原液供給手段との
    基本的な3つの手段があつてこれらよりそれぞれ
    重炭酸ナトリウム粉末と水と透析原液が供給され
    るものであつて: 上記の重炭酸ナトリウム粉末供給手段から供給
    された重炭酸ナトリウム粉末、及び制御弁付供水
    手段から供給された水、とを希釈タンクで溶解混
    合して重炭酸ナトリウム溶液とし; この溶解希釈タンク内の重炭酸ナトリウム溶液
    の濃度を重炭酸ナトリウム溶液用の濃度測定手段
    で測定し、濃度が適正になつた重炭酸ナトリウム
    溶液に透析液原液を一定の比率で自動的に混合し
    て重炭酸透析液とし、その濃度を重炭酸透析液用
    の濃度測定手段で測定し; そして、以上にして出来た濃度が適正な重炭酸
    透析液を次の工程に供給するために移送手段で貯
    留タンクに移送して貯留し、これを移送手段で血
    液透析装置に移送する; しかして、上記のそれぞれの液の濃度が設定値
    に対して不適切な場合はそれらの移送手段は濃度
    測定手段の制御によりそれらの液を次工程に移送
    せずに自動的に廃棄する; さらに、シーケンス制御手段により、上記のこ
    とをサイクルとして自動的に連続して行うように
    制御する; 方法より構成されることを特長とした重炭酸透析
    液連続供給方法。 2 濃度が適正になつた重炭酸ナトリウム溶液の
    内、定量を超えたものをリザーブタンクに移した
    のち、その定量の重炭酸ナトリウム溶液に透析液
    原液を一定の比率で自動的に混合する、ものであ
    ることを特徴とした特許請求の範囲1に記載の重
    炭酸透析液連続供給方法。 3 濃度が適正になつた重炭酸ナトリウム溶液
    に、この溶解希釈タンク内で透析液原液を一定の
    比率で自動的に混合するものであることを特徴と
    した特許請求の範囲1に記載の重炭酸透析液連続
    供給方法。 4 濃度が適正になつた重炭酸ナトリウム溶液
    に、この液が移送された別のタンク内で透析液原
    液を一定の比率で自動的に混合するものであるこ
    とを特徴とした特許請求の範囲1に記載の重炭酸
    透析液連続供給方法。 5 濃度が適正になつた重炭酸ナトリウム溶液
    に、比例定量ポンプで透析液原液を一定の比率で
    自動的に混合するものであることを特徴とした特
    許請求の範囲1に記載の重炭酸透析液連続供給方
    法。 6 濃度が適正になつた重炭酸ナトリウム溶液
    に、溶解希釈タンクから移送されながら比例定量
    ポンプで透析液原液を一定の比率で自動的に混合
    するものであることを特徴とした特許請求の範囲
    4に記載の重炭酸透析液連続供給方法。 7 濃度が適正になつた重炭酸ナトリウム溶液
    が、溶解希釈タンクから第2のタンクに移送され
    貯留された後、さらにそこから移送されながら比
    例定量ポンプで透析液原液を一定の比率で自動的
    に混合するものであることを特徴とした特許請求
    の範囲4に記載の重炭酸透析液連続供給方法。 8 給水及び移送の制御は、希釈タンクや貯留タ
    ンクに設けるレベルスイツチと濃度計で感知し、
    電磁弁を作動させて自動的に行うものであること
    を特徴とした特許請求の範囲1に記載の重炭酸透
    析液連続供給方法。
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