JPH0879921A - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

ガス絶縁開閉装置

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Publication number
JPH0879921A
JPH0879921A JP6213617A JP21361794A JPH0879921A JP H0879921 A JPH0879921 A JP H0879921A JP 6213617 A JP6213617 A JP 6213617A JP 21361794 A JP21361794 A JP 21361794A JP H0879921 A JPH0879921 A JP H0879921A
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JP
Japan
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unit
operating
container
cylindrical portion
longitudinal direction
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Application number
JP6213617A
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English (en)
Inventor
Fujio Terada
冨士男 寺田
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】操作器の保守点検を容易に行うことができ、設
置面積の縮小を図ることができるガス絶縁開閉装置を提
供する。 【構成】断路器DS11、DS12、遮断器CB、断路器D
S2 、ケーブルヘッドCHd等の機器をSF6 ガスが封
入された複数の容器13,14,10,17,22に振
り分けて収納してユニットU1 を構成する。ユニットU
1 の長手方向の端部に配置する操作器41,42は、そ
の操作面41a,42aを斜め下方に向けた状態で取り
付ける。ユニットの中間部に位置する容器17の円筒部
17aの側面に配置する操作器45は、ユニットの長手
方向に直角をなして容器17の円筒部の径方向に延びる
直線と交差しない位置に、その操作面45aをユニット
の長手方向に対して傾斜させた状態で取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変電所などの電気所に
設置されるガス絶縁開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にガス絶縁開閉装置は、1組の開閉
回路の構成機器を一方向に並ぶ複数の容器内に振り分け
て収納して該複数の容器が並ぶ方向をユニットの長手方
向とした開閉装置ユニットを複数台備えて、該複数台の
開閉装置ユニットをそれぞれの長手方向を平行させた状
態で配置した構成を有する。多くの場合、各開閉装置ユ
ニットの複数の容器の少なくとも一部は中心軸線を垂直
方向に向けた円筒部を有していて、開閉器用操作機構を
箱体内に収納した構成を有する操作器を、各ユニットの
少なくとも一部の容器の円筒部の側面や、各ユニットの
最端部に配置された容器の側面に取り付けている。
【0003】図5(A)ないし(C)はそれぞれ従来の
ガス絶縁開閉装置で用いられていた開閉装置ユニットの
一部を示した正面図、左側面図及び平面図で、これらの
図において、1は軸線を垂直方向に向けた状態で配置さ
れた円筒部1aと円筒部の側面から互いに反対方向に突
出した第1及び第2の管台部1b及び1cとを有する金
属容器である。容器1内には断路器や接地開閉器などの
開閉器が収納され、該開閉器を操作する操作器2が容器
1の側面に取り付けられている。容器1の管台部1b及
び1cはそれぞれ絶縁スペーサ3及び4を介して他の容
器に接続され、円筒部1aの上端及び下端はそれぞれ蓋
板5及びカップ状のカバー6により閉じられている。
【0004】操作器2は、容器1内に収納された開閉器
を操作するための操作機構を箱体内に収納して、該箱体
の一面を操作面2aとしたものである。操作機構は開閉
器に操作力を伝達するための操作軸2bを有し、該操作
軸は容器1の円筒部の周壁に設けられた気密保持構造の
軸受を貫通して該容器内に導入されて、開閉器の可動接
触子にレバーやリンクなどの適宜の連結機構と絶縁部材
とを介して連結されている。操作器2の操作面2aに
は、操作器を動作させるための押ボタンスイッチ、手動
操作軸、開閉器の状態を表示する表示器などが設けられ
ている。
【0005】図5に示した例では、操作器2がその操作
面2aを装置の長手方向(図5Aの左右方向)と平行さ
せた状態で取り付けられているが、該操作面2aを装置
の長手方向と直角な方向に向けた状態で取り付ける場合
もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のガス絶縁開閉装
置においては、操作器2の操作面2aをユニットの長手
方向に対して直角な方向に向けた状態で取り付けるか、
またはユニットの長手方向と平行させた状態で取り付け
ていたため、操作器2の容器1からの突出長Lが長くな
って装置の幅寸法が増大し、複数の開閉装置ユニットを
並べて配置してガス絶縁開閉装置を構成する場合に、ユ
ニット間の間隔を広くとることが必要になってガス絶縁
開閉装置の設置面積が増大するという問題があった。
【0007】また従来のガス絶縁開閉装置では、全ての
操作器の操作面を垂直方向に沿わせて配置していたた
め、操作器が高所に取り付けられる場合に、地上から該
操作器の操作面を容易に視認することができなかった。
そのため、日常の保守点検の際に各操作器の操作面の状
態を確認する場合には、高所にある全ての操作器の近傍
に作業台を置いて、作業者がその作業台の上に乗った状
態で操作器の操作面を確認する必要があり、作業性が悪
くなるのを避けられなかった。
【0008】本発明の目的は、ユニット間の間隔を縮小
して設置面積の縮小を図るとともに、操作器の保守点検
の際の作業性を改善し得るようにしたガス絶縁開閉装置
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、1組の開閉回
路の構成機器を一方向に並ぶ複数の容器内に振り分けて
収納して該複数の容器が並ぶ方向をユニットの長手方向
とした開閉装置ユニットを複数台備えて、該複数台の開
閉装置ユニットをそれぞれの長手方向を平行させた状態
で配置した構成を有するガス絶縁開閉装置に係わるもの
である。ここで、各開閉装置ユニットの複数の容器の少
なくとも一部は中心軸線を垂直方向に向けた円筒部を有
していて、開閉器用操作機構を箱体内に収納した構成を
有する操作器を各ユニットの少なくとも一部の容器の円
筒部の側面及び各ユニットの最端部に配置された容器の
側面にそれぞれ取り付けるものとする。
【0010】本発明において、各ユニットの容器の円筒
部の側面に取り付ける操作器は、各ユニットの長手方向
と直角をなして該円筒部の径方向に延びる直線と交差し
ない位置に、その操作面をユニットの長手方向に対して
所定の傾斜角θだけ傾斜させた状態で取り付け、各ユニ
ットの容器の円筒部の側面に取り付けられる操作器の該
円筒部からの最大突出長を、ユニットの長手方向と直角
をなして円筒部の径方向に伸びる直線と交差する位置に
操作面をユニットの長手方向と平行させた状態で該操作
器を配置したとした場合の該操作器の円筒部からの最大
突出長よりも短くするように、操作器の取り付け位置と
傾斜角θとを設定する。また、各ユニットの最端部に配
置された容器に取り付ける操作器は、その操作面を斜め
下方に向けるように垂直方向に対して傾斜させた状態で
配置する。
【0011】
【作用】上記のように、ユニットの長手方向の最端部に
配置される操作器の操作面を斜め下方に向けるように垂
直方向に対して傾けた状態で取り付けると、該操作器が
高所に配置されていても、その操作面を地上から容易に
視認できるため、日常の保守点検の際の作業性を向上さ
せることができる。
【0012】また上記のように、操作器を、ユニットの
長手方向と直角をなして該円筒部の径方向に延びる直線
と交差しない位置に、その操作面を長手方向に対して所
定の傾斜角θだけ傾斜させた状態で取り付けると、操作
器の円筒部からの突出長を短くすることができるため、
ユニットの幅寸法を小さくしてユニット間の間隔を狭く
することができ、設置面積の縮小を図ることができる。
【0013】
【実施例】図1ないし図3は、それぞれ、線路と電気所
の母線との間を接続する開閉回路を構成するガス絶縁開
閉装置に本発明を適用した実施例を示した平面図、正面
図及び左側面図である。なおこれらの図は装置の外観を
示したものであるが、内部構造の理解を容易にするた
め、内部に収納される機器の構成を示す単線結線図を図
2に併記した。これらの図において、10は軸線を垂直
方向に向けた状態で配置された円筒状の遮断器容器で、
この遮断器容器は、操作器箱を兼ねる箱形の架台11を
介して設置ベース12上に支持されている。遮断器容器
10の側面には、同じ方向に突出して上下に所定の間隔
を隔てて並ぶ第1及び第2の母線接続用管台部10a及
び10bと、上方に位置する第1の母線接続用管台部1
0aと反対の方向に突出した線路側機器接続用管台部1
0cとが設けられ、第1及び第2の母線接続用管台部1
0a及び10bにはそれぞれ第1及び第2の母線容器1
3及び14が絶縁スペーサ15及び16を介して接続さ
れている。
【0014】第1及び第2の母線容器13及び14は、
それぞれ、縦管路部13a及び14aと、横管路部13
b及び14bとを交差させた十字管状の容器からなり、
それぞれの容器の縦管路部13a及び14aの一端が絶
縁スペーサ15及び16を介して遮断器用の第1及び第
2の母線接続用管台部10a及び10bに接続されてい
る。
【0015】遮断器容器10の線路側機器接続用管台部
10cには線路側開閉器収納容器17が接続されてい
る。線路側開閉器収納容器17は、図5に示した容器1
と同様の構造を有するもので、その正面図、左側面図及
び平面図をそれぞれ図4(A)、(B)及び(C)に示
した。線路側開閉器収納容器17は軸線を垂直方向に向
けた円筒部17aと、該円筒部17aの側面から互いに
反対の方向に突出した第1及び第2の管台部17b及び
17cとを有し、第1の管台部17bが絶縁スペーサ1
8を介して遮断器容器の管台部10cに接続されてい
る。円筒部17aの上端は蓋板19により気密に閉じら
れ、下端はカップ状に形成されたカバー20により閉じ
られている。
【0016】線路側開閉器収納容器17の第2の管台部
17cの側方には、架台21の上に支持されたケーブル
ヘッド容器22が配置されている。ケーブルヘッド容器
22は軸線を垂直方向に向けた円筒状の容器からなって
いて、その側面に互いに反対方向に突出した対の管台部
22a及び22bを有し、一方の管台部22aは絶縁ス
ペーサ23を介して線路側開閉器収納容器17の管台部
17cに接続されている。ケーブルヘッド容器22の他
方の管台部22bは作業用の開口部として用いられるも
ので、常時は着脱可能な蓋板24により閉じられてい
る。
【0017】上記の容器13(14),10,17及び
22は、一方向に並ぶように配置されていて、これらの
容器内に開閉回路を構成する3相の機器が適宜に振り分
けて収納される。図示の例では、遮断器容器10内に遮
断器CBと該遮断器の両端を接地する接地開閉器ES11
及びES12とが収納され、母線容器13及び14内にそ
れぞれ母線BUS1 及びBUS2 を構成する母線導体
と、母線と遮断器との間を開閉する母線側断路器DS11
及びDS12とが収納されている。母線BUS1 及びBU
S2 をそれぞれ構成する母線導体は、断路器DS11及び
DS12と、絶縁スペーサ15及び16にそれぞれ埋め込
まれた貫通導体と、遮断器容器内に配置された接続導体
25及び26とを通して遮断器CBの一端に接続されて
いる。
【0018】線路側機器収納容器17内には、線路側断
路器DS2 と、接地開閉器ES2 とが収納され、断路器
DS2 の一端は絶縁スペーサ18に埋め込まれた貫通導
体と遮断器容器内に配置された接続導体27とを通して
遮断器CBの他端に接続されている。接地開閉器ES2
は、断路器DS2 の他端側につながる導体と接地間に設
けられている。
【0019】ケーブルヘッド容器22内にはケーブルヘ
ッドCHdが収納され、該ケーブルヘッドの端子は接続
導体28と絶縁スペーサ23に埋め込まれた貫通導体と
を通して断路器DS2 の他端に接続されている。
【0020】容器10,13,14,17及び22には
SF6 ガスが所定の圧力で封入されている。本実施例で
は、容器10,13,14,17及び22と、それぞれ
の容器内に収納された機器とにより1台の開閉装置ユニ
ットが構成され、容器10,13,14,17及び22
が並ぶ方向がユニットの長手方向となっている。図示の
例では、同様に構成された2つの開閉装置ユニットU1
及びU2 が設けられて、該2つのユニットU1 及びU2
がそれぞれの長手方向を平行させた状態で並べて配置さ
れている。そして、両ユニットの母線容器13の横管路
部13bどうしが接続管30と伸縮継手管31と絶縁ス
ペーサ32及び33とを介して相互に接続され、隣合う
母線容器13,13の横管路部13b,13b内にそれ
ぞれ配置された母線導体が接続管30及び伸縮継手管3
1内に設けられた母線導体を介して相互に接続されて母
線BUS1 が構成されている。同様に、母線容器14の
横管路部14bどうしが接続管34と伸縮継手管35と
絶縁スペーサ36及び37とを介して相互に接続され、
母線容器14,14の横管路部14b,14b内にそれ
ぞれ配置された母線導体が接続管34及び伸縮継手管3
5内に設けられた母線導体を介して相互に接続されて母
線BUS2 が構成されている。
【0021】操作器箱11内には、遮断器容器10内に
収納された遮断器CBの操作器と、接地開閉器ES11及
びES12の操作器とが収納されている。また各ユニット
の長手方向の最端部に位置する母線容器13及び14の
側面にはそれぞれ母線側断路器DS11及びDS12を操作
するための母線側断路器用操作器41及び42が取り付
けられている。これらの操作器は、開閉器用操作機構を
箱体内に収納してそれぞれの箱体の一面を操作面41a
及び42aとしたもので、それぞれの操作機構からそれ
ぞれ操作軸41b及び42bが導出されている。これら
の操作軸41b及び42bは、それぞれ、母線容器13
及び14の縦管路部13a及び14aに設けられた気密
保持構造の軸受を通して容器13及び14内に導入され
て適宜の連結機構を介して断路器DS11及びDS12の可
動接触子に連結されている。操作器41及び42は、そ
れぞれの操作面41aび42aを斜め下方に向けた状態
で取り付けられ、日常の保守点検時に操作器41及び4
2の操作面を視認するのに都合がよい仰角α(図2参
照)が得られるように、操作面41a及び42aの傾斜
角が設定されている。
【0022】線路側機器収納容器17の円筒部17aの
側面には、断路器DS2 及び接地開閉器DS2 を操作す
るための操作器45が取り付けられている。この操作器
も開閉器用操作機構を箱体内に収納して該箱体の一面を
操作面45aとしたもので、その操作機構からは断路器
DS2 を操作する操作軸と接地開閉器ES2 を操作する
操作軸(図示せず)とが設けられ、これらの操作軸は、
容器17の円筒部17aに設けられた気密保持構造の軸
受を通して容器17内に導入されて、断路器DS2 及び
接地開閉器ES2 の可動接触子にそれぞれ適宜の連結機
構を介して連結されている。
【0023】本発明においては、上記操作器45が、ユ
ニットの長手方向と直角をなして容器17の円筒部17
aの径方向に延びる直線A−A(図1参照)と交差しな
い位置に、その操作面45aをユニットの長手方向に対
して所定の傾斜角θだけ傾斜させた状態で取り付けられ
ている。
【0024】本実施例では、遮断器容器10と該容器内
に収納された遮断器CB及び接地開閉器ES11及びES
12とにより遮断器エレメントが構成されている。また母
線容器13とその内部に収納された母線導体及び母線側
断路器とにより第1の母線エレメントが構成され、母線
容器14とその内部に収納された母線導体及び母線側断
路器とにより第2の母線エレメントが構成されている。
更に線路側機器収納容器17と該容器17内に収納され
た断路器及び接地開閉器とにより線路側断路器エレメン
トが構成され、ケーブルヘッド容器22と該容器22内
に収納されたケーブルヘッドとによりケーブルヘッドエ
レメントが構成されている。
【0025】図1ないし図3に示した例では、2つのユ
ニットU1 及びU2 が設けられているが、実際には、こ
れらのユニットU1 及びU2 の外に変圧器接続用のユニ
ット等の更に他のユニットが設けられ、該他のユニット
の長手方向の端部に設けられた母線エレメントどうしが
相互に接続されてガス絶縁開閉装置GISが構成され
る。
【0026】上記実施例と同様の構成を有する従来のガ
ス絶縁開閉装置においては、図2に鎖線で示したよう
に、ユニットの最端部に配置する操作器41´及び42
´の操作面を垂直方向に沿うように配置していた。これ
らの操作器は、架台11の上に支持された遮断器容器1
0の側面に接続された母線容器13及び14に取り付け
られるため、地上から相当に高い位置に配置されること
になるのを避けられない。そのため、これらの操作器の
操作面が垂直方向に沿っていると、該操作器の操作面を
地上から容易に見ることができず、保守点検等の際に操
作面の状態の確認(押ボタンスイッチ等の状態の確認)
を容易に行うことができないという問題があった。この
場合、高所にある操作器の操作面を見易くするために、
ユニットU1 ,U2 の最端部にそれぞれ作業者が乗る作
業台を常設することも考えられるが、ユニットの端部に
架台を常設するとユニットの長さが長くなるため、設置
面積が増大し、好ましくない。そのため従来のガス絶縁
開閉装置において、日常の点検作業を行なう際に操作器
の確認を確実に行なうためには、ユニットの最端部位置
に作業台を設置することが必要になり、点検作業の作業
性が悪くなるのを避けられなかった。
【0027】これに対し、上記実施例のように、操作器
41及び42のそれぞれの操作面を斜め下方に向けるよ
うに取り付けておくと、それぞれの操作器の操作面を地
上から容易に視認できるため、ユニットの長手方向寸法
の増大を招くことなく、保守点検を容易にすることがで
きる。
【0028】また従来のガス絶縁開閉装置では、図1及
び図4(C)に破線で示したように、線路側断路器の操
作器45´を、ユニットの長手方向と直角をなして容器
17の円筒部17aの径方向に延びる直線A−Aと交差
する位置に、その操作面をユニットの長手方向に向けた
状態で配置していたため、該操作器45´の容器17か
らの最大突出長Lが長くなり、ユニットの幅寸法が大き
くなるという問題があった。これに対し、本発明におい
ては、操作器45を、上記直線A−Aと交差しない位置
に、その操作面45aをユニットの長手方向に対して所
定の傾斜角θだけ傾けた状態で配置したため、該操作器
45の容器17からの最大突出長L´を従来よりもΔL
だけ短くすることができ、ユニットの幅寸法の縮小を図
ることができる。
【0029】なお図1ないし図3に示した例はあくまで
も本発明を適用し得るガス絶縁開閉装置の構成の一例を
示したもので、他の構成を有するガス絶縁開閉装置にも
本発明を適用することができるのはもちろんである。例
えば、上記の実施例では、遮断器容器の側面に2つの母
線容器13,14が接続されているが、母線容器が1つ
だけ設けられる単母線構成のガス絶縁開閉装置にも本発
明を適用できる。また上記の例では、線路と母線との間
を接続する開閉回路を構成する受電ユニットを例にとっ
たが、母線と変圧器との間を接続する開閉回路を構成す
る変圧器接続ユニット等の他のユニットにも本発明を適
用することができる。
【0030】また上記の実施例においては、線路側機器
収納容器内に断路器DS2 とともに接地開閉器ES2 を
収納しているが、接地開閉器ES2 をケーブルヘッド容
器22内に収納することもできる。
【0031】以上、本発明の好ましいと思われる実施例
を説明したが、本明細書に開示した発明の主な態様を挙
げると以下に示す通りである。
【0032】(1) 開閉回路の構成機器を絶縁ガスが
封入された複数の容器内に振り分けて収納した構成を有
し、少なくとも一部の構成機器を収納する容器は架台上
に支持されていて、該架台上に支持された容器の側面に
設けられた管台部に更に他の容器が支持され、前記他の
容器内に収納された開閉器を操作する操作機構を箱体内
に収納して該箱体の一側面を操作面とした操作器を前記
他の容器の側面に取り付けてなるガス絶縁開閉装置にお
いて、前記操作器は、その操作面を斜め下方に向けるよ
うに垂直方向に対して傾けた状態で取り付けられている
ことを特徴とするガス絶縁開閉装置。
【0033】(2) 開閉回路の構成機器を一方向に並
ぶ複数の容器内に振り分けて収納して該複数の容器が並
ぶ方向を装置の長手方向とした構成を有し、前記複数の
容器の少くとも一部は中心軸線が垂直方向に向いた円筒
部を有していて、該円筒部を有する容器内に収納された
開閉器を操作する操作機構を箱体内に収納して該箱体の
一側面を操作面とした操作器を該円筒部の側面に取り付
けてなるガス絶縁開閉装置において、前記容器の円筒部
の側面に取り付けられた操作器は、前記長手方向と直角
をなして該円筒部の径方向に延びる直線と交差しない位
置に、その操作面を前記長手方向に対して所定の傾斜角
θだけ傾斜させた状態で取り付けられ、前記容器の円筒
部の側面に取り付けられる操作器の該円筒部からの最大
突出長を、前記装置の長手方向と直角をなして前記円筒
部の径方向に伸びる直線と交差する位置に操作面を前記
長手方向と平行させた状態で該操作器を配置したとした
場合の該操作器の円筒部からの最大突出長よりも短くす
るように、前記操作器の取り付け位置と前記傾斜角θと
が設定されていることを特徴とするガス絶縁開閉装置。
【0034】(3) 1組の開閉回路の構成機器を一方
向に並ぶ複数の容器内に振り分けて収納して該複数の容
器が並ぶ方向をユニットの長手方向とした開閉装置ユニ
ットを複数台備えて、該複数台の開閉装置ユニットをそ
れぞれの長手方向を平行させた状態で配置し、各開閉装
置ユニットの複数の容器の少なくとも一部は中心軸線を
垂直方向に向けた円筒部を有していて、該円筒部を有す
る容器内の開閉器を操作するための操作機構を箱体内に
収納した構成を有する操作器を該円筒部の側面に取り付
けたガス絶縁開閉装置において、各ユニットの容器の円
筒部の側面に取り付けられた操作器は、前記ユニットの
長手方向と直角をなして該円筒部の径方向に延びる直線
と交差しない位置に、その操作面を前記長手方向に対し
て所定の傾斜角θだけ傾斜させた状態で取り付けられ、
各ユニットの容器の円筒部の側面に取り付けられる操作
器の該円筒部からの最大突出長を、前記ユニットの長手
方向と直角をなして前記円筒部の径方向に伸びる直線と
交差する位置に操作面を前記長手方向と平行させた状態
で該操作器を配置したとした場合の該操作器の円筒部か
らの最大突出長よりも短くするように、前記操作器の取
り付け位置と前記傾斜角θとが設定されていることを特
徴とするガス絶縁開閉装置。
【0035】(4) 1組の開閉回路の構成機器を一方
向に並ぶ複数の容器内に振り分けて収納して該複数の容
器が並ぶ方向をユニットの長手方向とした開閉装置ユニ
ットを複数台備えて、該複数台の開閉装置ユニットをそ
れぞれの長手方向を平行させた状態で配置し、各開閉装
置ユニットの複数の容器の少なくとも一部は中心軸線を
垂直方向に向けた円筒部を有していて、開閉器用操作機
構を箱体内に収納した構成を有する操作器を各ユニット
の少なくとも一部の容器の円筒部の側面及び各ユニット
の最端部に配置された容器の側面にそれぞれ取り付けた
ガス絶縁開閉装置において、各ユニットの容器の円筒部
の側面に取り付けられた操作器は、各ユニットの長手方
向と直角をなして該円筒部の径方向に延びる直線と交差
しない位置に、その操作面を前記長手方向に対して所定
の傾斜角θだけ傾斜させた状態で取り付けられ、各ユニ
ットの容器の円筒部の側面に取り付けられる操作器の該
円筒部からの最大突出長を、前記ユニットの長手方向と
直角をなして前記円筒部の径方向に伸びる直線と交差す
る位置に操作面を前記長手方向と平行させた状態で該操
作器を配置したとした場合の該操作器の円筒部からの最
大突出長よりも短くするように、前記操作器の取り付け
位置と前記傾斜角θとが設定され、各ユニットの最端部
に配置された容器に取り付けられた操作器は、その操作
面を斜め下方に向けるように垂直方向に対して傾斜させ
た状態で取り付けられていることを特徴とするガス絶縁
開閉装置。
【0036】(5) 少くとも1つの母線接続用管台部
と線路側機器接続用管台部とを側面から互いに反対方向
に突出させた構造を有して架台を兼ねる箱形の操作器箱
上に支持された遮断器容器内に少くとも遮断器を収納し
て構成した遮断器エレメントと、前記遮断器容器の母線
接続用管台部に絶縁スペーサを介して接続された母線容
器内に母線導体と母線側断路器とを収納して構成した母
線エレメントと、軸線が垂直方向に向いた円筒部と該円
筒部の側面から互いに反対方向に突出した第1及び第2
の管台部とを有して第1の管台部が前記線路側機器接続
用管台部に絶縁スペーサを介して接続された線路側開閉
器収納容器内に少くとも線路側断路器を収納して構成し
た線路側断路器エレメントと、前記線路側機器収納容器
の第2の管台部に絶縁スペーサを介して接続されたケー
ブルヘッド容器内に少くともケーブルヘッドを収納して
構成したケーブルヘッドエレメントとを備えて母線容器
と遮断器容器と線路側機器収納容器とケーブルヘッドと
が並ぶ方向を装置の長手方向とし、前記線路側断路器の
操作機構を箱体内に収納して該箱体の一面を操作面とし
た線路側断路器用操作器を前記線路側機器収納容器の円
筒部の側面に取り付け、前記母線側断路器の操作機構を
箱体内に収納して該箱体の一面を操作面とした母線側断
路器用操作器を前記母線容器の側面に取り付け、各エレ
メントの容器内にSF6 ガスを封入してなるガス絶縁開
閉装置において、前記線路側断路器用操作器は前記長手
方向に対して直角をなして前記円筒部の径方向に延びる
直線と交差しない位置に、その操作面を前記長手方向に
対して所定の傾斜角θだけ傾斜させた状態で取り付けら
れ、前記線路側断路器用操作器の前記円筒部からの最大
突出長を、前記長手方向と直角をなして前記円筒部の径
方向に伸びる直線と交差する位置に操作面を前記長手方
向と平行させた状態で該操作器を配置したとした場合の
該操作器の円筒部からの最大突出長よりも短くするよう
に、前記線路側断路器用操作器の取り付け位置と前記傾
斜角θとが設定され、前記母線容器の側面に取り付けら
れた母線側断路用操作器は、その操作面を斜め下方に向
けるように垂直方向に対して傾斜させた状態で取り付け
られていることを特徴とするガス絶縁開閉装置。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ユニッ
トの最端部に配置される操作器の操作面を斜め下方に向
けるように垂直方向に対して傾けた状態で取り付けたの
で、ユニットの長手方向の寸法の増大を招くことなく、
高所に配置される操作器の操作面の視認を容易にして、
日常の保守点検の際の作業性を向上させることができ
る。
【0038】また本発明によれば、容器の円筒部の側面
に取り付けられる操作器を、ユニットの長手方向と直角
をなして該円筒部の径方向に延びる直線と交差しない位
置に、その操作面を長手方向に対して所定の傾斜角θだ
け傾斜させた状態で取り付けたので、操作器の円筒部か
らの突出長を短くしてユニットの幅寸法を小さくするこ
とができ、ユニット間の間隔を縮小してガス絶縁開閉装
置の設置面積の縮小を図ることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す平面図である。
【図2】同実施例の正面図である。
【図3】同実施例の左側面図である。
【図4】(A)ないし(C)はそれぞれ、同実施例で用
いる線路側開閉器エレメントの正面図、左側面図及び平
面図である。
【図5】(A)ないし(C)はそれぞれ、従来のガス絶
縁開閉装置で用いられていた図4のエレメントと同様な
エレメントの正面図、左側面図及び平面図である。
【符号の説明】
10 遮断器容器 11 操作器箱(架台) 13,14 母線容器 17 線路側機器収納容器 22 ケーブルヘッド容器 41,42,45 操作器 CB 遮断器 BUS1 ,BUS2 母線 DS11,DS12 母線側断路器 DS2 線路側断路器 CHd ケーブルヘッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1組の開閉回路の構成機器を一方向に並
    ぶ複数の容器内に振り分けて収納して該複数の容器が並
    ぶ方向をユニットの長手方向とした開閉装置ユニットを
    複数台備えて、該複数台の開閉装置ユニットをそれぞれ
    の長手方向を平行させた状態で配置し、各開閉装置ユニ
    ットの複数の容器の少なくとも一部は中心軸線を垂直方
    向に向けた円筒部を有していて、開閉器用操作機構を箱
    体内に収納した構成を有する操作器を各ユニットの少な
    くとも一部の容器の円筒部の側面及び各ユニットの最端
    部に配置された容器の側面にそれぞれ取り付けたガス絶
    縁開閉装置において、 各ユニットの容器の円筒部の側面に取り付けられた操作
    器は、各ユニットの長手方向と直角をなして該円筒部の
    径方向に延びる直線と交差しない位置に、その操作面を
    前記長手方向に対して所定の傾斜角θだけ傾斜させた状
    態で取り付けられ、 各ユニットの容器の円筒部の側面に取り付けられる操作
    器の該円筒部からの最大突出長を、前記ユニットの長手
    方向と直角をなして前記円筒部の径方向に伸びる直線と
    交差する位置に操作面を前記長手方向と平行させた状態
    で該操作器を配置したとした場合の該操作器の円筒部か
    らの最大突出長よりも短くするように、前記操作器の取
    り付け位置と前記傾斜角θとが設定され、 各ユニットの最端部に配置された容器に取り付けられた
    操作器は、その操作面を斜め下方に向けるように垂直方
    向に対して傾斜させた状態で取り付けられていることを
    特徴とするガス絶縁開閉装置。
JP6213617A 1994-09-07 1994-09-07 ガス絶縁開閉装置 Withdrawn JPH0879921A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100665387B1 (ko) * 1998-07-31 2007-01-04 가부시끼가이샤 히다치 세이사꾸쇼 가스절연 개폐장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100665387B1 (ko) * 1998-07-31 2007-01-04 가부시끼가이샤 히다치 세이사꾸쇼 가스절연 개폐장치

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