JPH08205340A - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

ガス絶縁開閉装置

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JPH08205340A
JPH08205340A JP7008201A JP820195A JPH08205340A JP H08205340 A JPH08205340 A JP H08205340A JP 7008201 A JP7008201 A JP 7008201A JP 820195 A JP820195 A JP 820195A JP H08205340 A JPH08205340 A JP H08205340A
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JP
Japan
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container
nozzle
circuit breaker
disconnector
line
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JP7008201A
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English (en)
Inventor
Masao Satomi
昌男 里見
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】遮断器と線路側の断路器及び接地開閉器の点検
修理作業を容易に行うことができるガス絶縁開閉装置を
提供する。 【構成】容器21の側面に、同じ向きに開口した第1及
び第2の管台部21a及び21bを、それぞれの中心軸
線を容器21の主軸線O−Oと直交させた状態で上下方
向に間隔を開けて設ける。遮断器GCBは第1の管台部
21aの開口部から容器21内に挿入して第1の管台部
21aに支持する。線路側の断路器DS2及び接地開閉
器ES2 は、第2の管台部21bの開口部から容器21
内に挿入して、第2の管台部21bに支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力用受電所、送電
所、変電所などの電気所に設置されるガス絶縁開閉装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】受電所、送電所、変電所などの電気所に
おいて、ケーブルと母線との間を接続する開閉回路は、
例えば図2に示すように構成されている。同図において
BUSは電気所の母線、DS1 は母線BUSを構成する
母線導体に一端が接続された母線側断路器、GCBは母
線側断路器DS1 の他端に一端が接続されたガス遮断
器、ES11及びES12はそれぞれ遮断器GCBの点検時
にその一端及び他端を接地する遮断器点検用接地開閉
器、DS2 は遮断器GCBの他端に一端が接続された線
路側断路器、CHDは線路側断路器DS2 の他端に一端
が接続されたケーブルヘッド、ES2 は線路側断路器D
S2 とケーブルヘッドCHDとの間を接続する回路を接
地する線路側接地開閉器、LAは線路側断路器DS2 と
ケーブルヘッドCHDとの間を接続する回路に接続され
た避雷器、CTはケーブルヘッドCHDに接続されたケ
ーブルに取り付けられた変流器である。
【0003】図3は図2の開閉回路を構成するガス絶縁
開閉装置の従来の構造を示しもので、図3において、1
は架台を兼ねる操作器箱、2は操作器箱1の上に主軸線
を垂直方向に向けて配置された遮断器収納用容器であ
る。容器2の側面の下部には、水平方向に開口した開口
部を有する管台部2aが設けられ、該容器の側面の上部
には管台部2aの開口部と反対の向きに開口した開口部
を有する管台部2bが設けられている。
【0004】本明細書において「管台部」とは、容器に
他の容器等を接続するために、該容器の側面に突設され
た短い管状の部分(分岐管分)を意味する。管台部の先
端の開口部にはフランジが設けられていて、該フランジ
に絶縁スペーサ、他の容器の管台部のフランジ、蓋板等
が接続される。
【0005】容器2内には、3相の遮断器GCBと遮断
器点検用接地開閉器ES11及びES12とが収納されてい
る。遮断器GCBは、固定接触子と直線変位形の可動接
触子と適宜の消弧機構とからなる遮断部をSF6 ガスが
封入された遮断部容器内に収納した周知のもので、可動
接触子は絶縁操作棒4を介して直線駆動されて、該遮断
部の軸線方向に沿って投入位置と遮断位置とに変位させ
られるようになっている。3相の遮断器GCBは、それ
ぞれの軸線を垂直方向に向けた状態で配置され、3相の
遮断器の可動接触子を操作する絶縁操作棒4は、3相連
結板5により連結されて操作器箱1内に配置された操作
器6に接続されている。
【0006】遮断器収納用容器2の管台部2aには絶縁
スペーサS1 を介して母線容器7が接続され、該母線容
器7内に母線BUSを構成する母線導体と、母線側断路
器DS1 とが収納されている。断路器DS1 の一端は母
線導体に接続され、他端は絶縁スペーサS1 の貫通導体
と容器2内に配置された接続導体C1 とを通して遮断器
GCBの一端に接続されている。
【0007】操作器箱1の側方には、架台8が配置され
て、該架台8の上に避雷器容器9が支持されている。避
雷器容器9の側面の上部には容器2の管台部2bに整合
する管台部9aが設けられ、該容器9の側面の下部には
管台部9aと反対の向きに開口した管台部9bが設けら
れている。避雷器容器9の管台部9aは絶縁スペーサS
2 を介して容器2の管台部2bに接続されている。避雷
器容器9内には、3相の避雷器LAと、線路側断路器D
S2 と、線路側接地開閉器ES2 とが収納されている。
【0008】更に架台8の側方に配置された架台10の
上にケーブルヘッド容器11が支持され、該ケーブルヘ
ッド容器11の側面に設けられた管台部11aが絶縁ス
ペーサS3 を介して避雷器容器9の管台部9bに接続さ
れている。ケーブルヘッド容器11内にはケーブルヘッ
ドCHDが収納されている。
【0009】遮断器収納用容器2、母線容器7、避雷器
容器9及びケーブルヘッド容器11内にはSF6 ガスが
封入され、これらの容器内に収納された機器は、それぞ
れの容器内に設けられた所定の接続導体と隣接する容器
との間をガス区分する絶縁スペーサの貫通導体とを介し
て、図2の開閉回路を構成するように接続されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のガス絶縁開閉装
置においては、容器2内に3相の遮断器GCBがそれぞ
れの軸線を垂直方向に向けた状態で配置されていたた
め、遮断器GCBの遮断部の接触子の点検や交換等を行
う際には、容器2の上部の蓋板を取り外して該容器2の
上部の高所で作業を行うか、または、操作器箱1内の狭
いスペースに入って、容器2の下部から無理な姿勢で作
業を行う必要があった。
【0011】また従来のガス絶縁開閉装置では、線路側
断路器DS2 及び線路側接地開閉器ES2 が遮断器収納
用容器2とケーブルヘッド容器11との間に配置された
避雷器容器9の内部に収納されていて、これらの機器を
容器9の側方に引き出すことはできなかったため、これ
らの機器の点検及び修理作業も、容器9の上部の蓋を取
り外して高所で行う必要があった。
【0012】このように、従来のガス絶縁開閉装置にお
いては、遮断器、線路側断路器及び線路側接地開閉器の
点検及び修理を行う際に、容器の上部の高所での作業を
必要としたり、操作器箱1内の狭いスペースでの作業を
必要としたりしたため、これらの点検、修理の際の作業
性がきわめて悪いだけでなく、作業者の安全を確保する
ことが難しいという問題があった。
【0013】本発明の目的は、遮断器、線路側断路器及
び線路側接地開閉器の点検、修理作業を容器の側方より
実施することができるようにして、点検、修理の際の作
業性及び安全性を向上させたガス絶縁開閉装置を提供す
ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、遮断器と、線
路側の断路器と、線路側の接地開閉器と、主軸線を垂直
方向に向けた状態で配置されて遮断器と線路側の断路器
及び接地開閉器とを一括して収納した容器とを備えたガ
ス絶縁開閉装置に係わるものである。
【0015】本発明においては、容器の側面に、同じ向
きに開口した第1及び第2の管台部がそれぞれの中心軸
線を主軸線と直交させた状態で上下方向に間隔を開けて
設けられている。そして、遮断器は第1の管台部の開口
部から容器内に挿入されて該第1の管台部に支持され、
線路側の断路器及び接地開閉器は、第2の管台部の開口
部から容器内に挿入されて該第2の管台部に支持されて
いる。
【0016】本発明において、遮断器を取り付ける第1
の管台部と、線路側の断路器及び接地開閉器を取り付け
る第2の管台部とは上下方向に間隔を開けて設けられて
いればよく、第1の管台部及び第2の管台部の上下の位
置関係は任意である。即ち、第1の管台部を第2の管台
部の上方に設けてもよく、第1の管台部を第2の管台部
の下方に設けてもよい。
【0017】
【作用】上記のように構成すると、遮断器、線路側断路
器及び線路側接地開閉器の点検及び修理を容器の側面側
で行うことができるため、高所での作業や狭いスペース
での無理な作業を行うことなく、点検や修理作業を行う
ことができ、作業性の向上と安全性の向上とを図ること
ができる。
【0018】
【実施例】図1は図2の構成を有するガス絶縁開閉装置
に本発明を適用した実施例を示したもので、図1におい
て20は上方から見た場合に矩形状を呈する設置ベー
ス、21は設置ベース20の長手方向の一端寄りの位置
に配置されて該設置ベース上に支持された円筒状の遮断
器収納用容器であり、容器21はその主軸線O−Oを垂
直方向に向けた状態で配置されている。
【0019】容器21の側面には、第1ないし第5の管
台部21aないし21eがそれぞれの中心軸線を主軸線
O−Oと直交させた状態で設けられている。これらの管
台部の内、第1及び第2の管台部21a及び21bは同
じ側(設置ベース20の長手方向の一端側)に開口した
開口部を有していて、それぞれ容器21の上端寄りの位
置及び下端寄りの位置に設けられている。
【0020】第3ないし第5の管台部21cないし21
eは、第1及び第2の管台部21a及び21bと反対の
向き(設置ベース20の長手方向の他端側)に開口する
ように設けられていて、第3の管台部21c及び第4の
管台部21dは容器21の上部寄りの位置に、第3の管
台部21cを第4の管台部21dよりも上方に位置させ
た状態で設けられ、第5の管台部21eは、容器21の
下端寄りの位置に設けられている。容器21の下端の開
口部は底板21fにより閉じられ、該容器の上端の開口
部は蓋板21gにより閉じられている。
【0021】容器21の前面側には縦長の操作器箱22
が配置されて、該操作器箱が設置ベース20の長手方向
の一端に支持され、容器21の第1及び第2の管台部2
1a及び21bの先端開口部のフランジの外周部が操作
器箱22の背面22aに設けられた開口部の周縁部に接
続されている。操作器箱22の前面22bは開閉自在な
扉となっていて、該扉を開くことにより、操作器箱22
の前面を大きく開口させることができるようになってい
る。
【0022】遮断器収納用容器21の第1の管台部21
aは、第2の管台部21bよりも大きな内径を有するよ
うに形成され、第1の管台部21aの開口部を通して3
相のガス遮断器GCBが容器21内に挿入されている。
3相の遮断器GCBは、それぞれの可動接触子が遮断部
の軸線方向に沿って投入位置と遮断位置とに変位するよ
うに構成されたもので、それぞれの遮断部の軸線を容器
の主軸線と直交させた状態で第1の管台部21aの端部
のフランジに接続された支持板23に片持ちで支持され
ている。
【0023】支持板23の外面(操作器箱22内に位置
する面)には、遮断器GCBの操作機構を収納した機構
ケース24が取り付けられ、各遮断器の可動接触子が絶
縁操作棒を介して機構ケース24内の操作機構に連結さ
れている。機構ケース24の側面には、該ケース内の操
作機構に動力を伝達するための操作軸が導出されて該操
作軸に操作レバー25が取り付けられ、操作器箱22内
に配置された遮断器用操作器26の出力軸がリンク等か
らなる連結機構27を介して操作レバー25に連結され
ている。
【0024】各遮断器GCBの遮断部の先端には固定接
触子側の外部端子aが設けられ、遮断部の側面の上部及
び下部には可動接触子側の外部端子b及びb´が設けら
れている。各遮断器の固定接触子側外部端子a及び可動
接触子側外部端子bをそれぞれ接地する遮断器点検用接
地開閉器ES11及びES12が、容器21内の上部空間に
配置され、操作器箱22内の上部に、これらの接地開閉
器ES11及びES12を操作する操作器38が配置されて
いる。
【0025】また容器21の第2の管台部21bの開口
部を通して3相の線路側断路器DS2 及び線路側接地開
閉器ES2 が取り付けられている。断路器DS2 及び接
地開閉器ES2 を支持するため、第2の管台部21bの
開口部のフランジに支持板28が接続され、支持板28
に絶縁支持物29を介して導体30が支持されている。
導体30の上端に断路器DS2 の可動コンタクト31が
取り付けられ、断路器DS2 の固定コンタクト32は、
容器21に対して固定されたフレーム33に絶縁支持物
34を介して支持されている。導体30の下端には接地
開閉器ES2 の固定コンタクト35が取り付けられ、支
持板28には同接地開閉器の可動コンタクト36が取り
付けられている。本実施例で用いている線路側断路器D
S2 及び接地開閉器ES2 は、棒状に形成された可動コ
ンタクト31及び36がそれぞれの軸線方向に沿って閉
路位置と開路位置とに変位するように構成された直線操
作形のもので、それぞれの軸線を容器21の主軸線O−
Oと直交させた状態で配置されている。
【0026】支持板28の外面には、断路器DS2 及び
接地開閉器ES2 を操作するための操作機構を収容した
ケース37が取り付けられ、断路器DS2 の可動コンタ
クト31及び接地開閉器ES2 の可動コンタクト36が
ケース37内の操作機構(図示せず。)に絶縁部材を介
して連結されている。
【0027】容器21の第3の管台部21c及び第4の
管台部21dのフランジにはそれぞれ絶縁スペーサ40
及び41が接続され、絶縁スペーサ40の貫通導体は接
続導体42を介して遮断器GCBの可動接触子側の端子
aに接続されている。また絶縁スペーサ41の貫通導体
は、容器21内を垂直方向に伸びる接続導体43と、容
器21内の下部を水平方向に伸びる接続導体44とによ
り導体30の下端に接続されている。導体43及び44
は、第5の管台部21eの開口部を閉じるように取り付
けられた蓋板45に絶縁支持物46を介して支持されて
いる。
【0028】各相の線路側断路器DS2 の固定コンタク
ト32は、垂直方向に伸びる接続導体47を介して対応
する相の遮断器GCBの可動接触子側の外部端子b´に
接続されている。
【0029】遮断器収納用容器21の第3の管台部21
cには、絶縁スペーサ40を介して母線容器50が接続
され、第4の管台部21dには絶縁スペーサ41を介し
て避雷器容器51が接続されている。母線容器50は容
器21の第3の管台部21cと同方向に伸びる縦管路部
50Aと該縦管路部と直交する横管路部50Bとを有す
る十字管状の容器で、横管路部50B内に母線BUSを
構成する3相の母線導体が収納され、縦管路部50A内
に母線側断路器DS1 が収納されている。母線容器50
とその内部に収納された断路器DS1 と母線導体とによ
り母線断路器エレメントが構成されている。
【0030】避雷器容器51は、容器21の第4の管台
部21dと同方向に伸びる水平管路部51Aと該垂直管
路部51Aの中央部から分岐して下方に伸びる垂直管路
部51Bとを有するT字形の容器で、水平管路部51A
の一端が絶縁スペーサ41を介して容器21の第4の管
台部21dに接続されている。垂直管路部51Bの下端
は架台52を介して設置ベース20に対して支持され、
垂直管路部51B内に3相の避雷器LAが収納されてい
る。水平管路部51Aの他端には絶縁スペーサ53が接
続され、水平管路部51A内を軸線方向に伸びる接続導
体54が、絶縁スペーサ41及び53にそれぞれ設けら
れた貫通導体に接続されている。接続導体54の中央部
には下方に伸びる分岐部が設けられ、該分岐部が避雷器
LAの非接地側の端子に接続されている。
【0031】避雷器容器51の背面側には、円筒状に形
成されたケーブルヘッド容器55が架台56を介して支
持され、この容器55内には3相のケーブルヘッドCH
Dがそれぞれの軸線を垂直方向に向けた状態で収納され
ている。容器55の側面には避雷器容器の水平管路部5
1Aの他端に整合する管台部55aと避雷器容器と反対
側に開口した管台部55bとが設けられ、管台部55a
が絶縁スペーサ53を介して避雷器容器51の水平管路
部51Aに接続されている。管台部55bはハンドホー
ルとして用いられるもので、この管台部55bは蓋板5
7により閉じられている。
【0032】3相のケーブルヘッドCHDは容器55の
底板に支持されていて、地下のケーブルピットから立ち
上げられたケーブル58の端末部58aがケーブルヘッ
ドCHDに接続されている。ケーブル58の立上り部に
変流器CTが装着されている。
【0033】遮断器収納用容器21、母線容器50、避
雷器容器51、及びケーブルヘッド容器55は気密構造
を有していて、これらの容器内にSF6 ガスが所定の圧
力で封入されている。
【0034】操作器箱22、遮断器収納容器21、母線
容器50、避雷器容器51及びケーブルヘッド容器55
と、これらの容器内に収納された機器とにより、母線と
線路との間を開閉する線路引き込みユニットが構成され
ている。図示してないが、電気所には、更に他の線路引
き込みユニットや変圧器接続ユニット等が設けられて、
これらのユニットがそれぞれの端部に設けられた操作器
箱を同じ側に位置させた状態で列盤をなすように並べて
配置され、隣り合うユニットの母線導体が相互に接続さ
れて電気所の母線が構成される。
【0035】なおガス絶縁開閉装置において、各ユニッ
トのいずれの側を前面とし、いずれの側を背面とするか
は任意であるが、本明細書では操作器箱22が設けられ
た側をユニットの前面とし、その反対側(ケーブルヘッ
ド側)を背面としている。
【0036】上記の実施例において、遮断器GCBの点
検や修理を行う際には、操作器箱22の前面を開いて機
構ケース24を取り外し、遮断器GCBの底部を開口さ
せて、遮断部を外部に引き出すことにより、可動接触子
や固定接触子等の点検、修理作業を行う。
【0037】また遮断器GCBを支持板23に取り付け
たままの状態で点検、修理を行うことができない場合に
は、遮断器GCBを外部に引き出して作業を行う。この
場合には、支持板28を第2の管台部21bから外し、
導体30を接続導体44から切り離して断路器DS2 の
可動コンタクト31と接地開閉器ES2 とを外部に引き
出した後、第2の管台部21bの開口部を通して接続導
体47を遮断器GCBから取り外す。その後支持板23
を第1の管台部21aから外して3相の遮断器GCBを
外部に引き出す。
【0038】なお遮断器GCBと各接続導体との接続を
水平方向から行うように構成して、支持板23を取り外
すだけで、遮断器GCBを外部に引き出し得るようにし
ておくと、遮断器GCBの点検、修理を容易に行うこと
ができる。
【0039】また線路側断路器DS2 及び線路側接地開
閉器ES2 の点検は、第2の管台部21bから支持板2
8を外し、導体30を接続導体44から切り離すことに
より容易に行うことができる。
【0040】上記のように、本発明においては、容器2
1の側面に、同じ向きに開口した第1及び第2の管台部
21a及び21bを設けて、遮断器GCBを第1の管台
部21aの開口部から容器内に挿入して該第1の管台部
に支持し、線路側の断路器DS2 及び接地開閉器ES2
は、第2の管台部21bの開口部から容器内に挿入して
該第2の管台部に支持するようにしたので、遮断器GC
B、線路側断路器DS2 及び線路側接地開閉器ES2 の
点検及び修理を容器の側方の広いスペースで行うことが
できる。従って、遮断器と線路側の断路器及び接地開閉
器の点検修理作業の際に、高所での作業や狭いスペース
での無理な作業を行う必要がないので、作業性の向上
と、安全性の向上とを図ることができる。
【0041】上記の実施例では、遮断器を取り付ける第
1の開口部21aを容器21の上部に設け、線路側の断
路器及び接地開閉器を取り付ける第2の開口部21bを
容器21の下部に設けたが、ガス絶縁開閉装置の構成に
よっては、第1の開口部21aを容器21の下部に設
け、第2の開口部21bを上部に設けるようにしてもよ
い。同様に、第3の開口部21cと第4の開口部21d
の上下の位置関係を入れ替えることもできる。
【0042】また上記の実施例では、避雷器LAが設け
られているが、避雷器LAが省略される場合には、避雷
器容器51を省略してケーブルヘッド容器55を直接容
器21の第4の管台部21dに絶縁スペーサを介して接
続するようにしてもよく、また上記実施例において避雷
器容器51を水平管路部のみを有する接続容器で置き換
えるようにしてもよい。
【0043】また上記の実施例では、母線BUSが1つ
だけ設けられているが、二重母線構成のガス絶縁開閉装
置にも本発明を適用することができる。例えば、上下に
2つの母線を並べて配置する場合には、容器21の第3
の管台部21c及び第4の管台部21dにそれぞれ母線
容器を接続して、それぞれの母線容器内に母線導体と母
線側断路器とを収納することにより2つの母線、断路器
エレメントを構成し、第5の管台部21eを図1に示し
た例よりも上部寄りに設けて、該第5の管台部21eに
ケーブルヘッド容器を接続する構成をとることができ
る。
【0044】以上、本発明の実施例を説明したが、本明
細書に開示した発明の主な態様を挙げると下記の通りで
ある。
【0045】(1) 主軸線を垂直方向に向けた状態で
配置された容器と、前記容器内に収納された遮断器と、
前記遮断器とともに前記容器内に収納された線路側の断
路器及び接地開閉器とを備え、前記遮断器は、その可動
接触子が遮断部の軸線方向に沿って投入位置と遮断位置
とに変位するように構成され、前記線路側の断路器及び
接地開閉器はそれぞれの可動コンタクトがそれぞれの軸
線方向に沿って閉路位置と開路位置とに変位するように
構成されたガス絶縁開閉装置であって、前記容器の側面
に、同じ向きに開口した第1及び第2の管台部がそれぞ
れの中心軸線を前記主軸線と直交させた状態で上下方向
に間隔を開けて設けられ、前記遮断器はその遮断部の軸
線を前記容器の主軸線と直交させた状態で前記第1の管
台部の開口部から前記容器内に挿入されて該第1の管台
部に支持され、前記線路側の断路器及び接地開閉器は、
それぞれの軸線を前記容器の主軸線と直交させた状態で
前記第2の管台部の開口部から前記容器内に挿入されて
該第2の管台部に支持されていることを特徴とするガス
絶縁開閉装置。
【0046】(2) 主軸線を垂直方向に向けた状態で
配置された容器と、前記容器内に収納された遮断器と、
前記遮断器とともに前記容器内に収納された線路側の断
路器及び接地開閉器とを備え、前記遮断器は、その可動
接触子が遮断部の軸線方向に沿って投入位置と遮断位置
とに変位するように構成され、前記線路側の断路器及び
接地開閉器はそれぞれの可動コンタクトがそれぞれの軸
線方向に沿って閉路位置と開路位置とに変位するように
構成されたガス絶縁開閉装置であって、前記容器の側面
に、同じ向きに開口した第1及び第2の管台部がそれぞ
れの中心軸線を前記主軸線と直交させた状態で、かつ第
1の管台部を第2の管台部よりも上方に位置させた状態
で設けられ、前記遮断器はその遮断部の軸線を前記容器
の主軸線と直交させた状態で前記第1の管台部の開口部
から前記容器内に挿入されて該第1の管台部に支持さ
れ、前記線路側の断路器及び接地開閉器は、それぞれの
軸線を前記容器の主軸線と直交させた状態で前記第2の
管台部の開口部から前記容器内に挿入されて該第2の管
台部に支持されていることを特徴とするガス絶縁開閉装
置。
【0047】(3) 主軸線を垂直方向に向けた状態で
配置された容器と、前記容器内に収納された遮断器と、
前記遮断器とともに前記容器内に収納された線路側の断
路器及び接地開閉器とを備え、前記遮断器は、その可動
接触子が遮断部の軸線方向に沿って投入位置と遮断位置
とに変位するように構成され、前記線路側の断路器及び
接地開閉器はそれぞれの可動コンタクトがそれぞれの軸
線方向に沿って閉路位置と開路位置とに変位するように
構成されたガス絶縁開閉装置であって、前記容器の側面
に、同じ向きに開口した第1及び第2の管台部がそれぞ
れの中心軸線を前記主軸線と直交させた状態で、かつ第
1の管台部を第2の管台部よりも下方に位置させた状態
で設けられ、前記遮断器はその遮断部の軸線を前記容器
の主軸線と直交させた状態で前記第1の管台部の開口部
から前記容器内に挿入されて該第1の管台部に支持さ
れ、前記線路側の断路器及び接地開閉器は、それぞれの
軸線を前記容器の主軸線と直交させた状態で前記第2の
管台部の開口部から前記容器内に挿入されて該第2の管
台部に支持されていることを特徴とするガス絶縁開閉装
置。
【0048】(4) 母線導体と、該母線導体に一端が
接続された母線側断路器と、前記母線側断路器の他端に
一端が接続された遮断器と、該遮断器の他端に一端が接
続された線路側断路器と、前記線路側断路器の他端に一
端が接続されたケーブルヘッドと、前記線路側断路器と
ケーブルヘッドとの間を接続する回路を接地する線路側
接地開閉器とを備えたガス絶縁開閉装置において、主軸
線を垂直方向に向けた状態で配置された遮断器収納用容
器が設けられて、該容器の側面に同じ向きに開口した第
1及び第2の管台部がそれぞれの中心軸線を前記主軸線
と直交させた状態で上下方向に間隔を開けて設けられる
とともに、該第1及び第2の管台部の開口方向と反対の
向きに開口した第3及び第4の管台部がそれぞれの中心
軸線を主軸線と直交させた状態で上下方向に間隔を開け
て設けられ、前記遮断器はその遮断部の軸線を前記遮断
器収納用容器の主軸線と直交させた状態で前記第1の管
台部の開口部から前記容器内に挿入されて該第1の管台
部に支持され、前記線路側の断路器及び接地開閉器は、
それぞれの軸線を前記遮断器収納容器の主軸線と直交さ
せた状態で前記第2の管台部の開口部から前記容器内に
挿入されて該第2の管台部に支持され、前記遮断器収納
用容器の第3の管台部に母線収納容器が接続されて、該
母線収納容器内に前記母線導体と母線側断路器とが収納
され、前記遮断器収納用容器の第4の管台部に接続され
たケーブルヘッド容器内に前記ケーブルヘッドが収納さ
れていることを特徴とするガス絶縁開閉装置。
【0049】(5) 母線導体と、該母線導体に一端が
接続された母線側断路器と、前記母線側断路器の他端に
一端が接続された遮断器と、該遮断器の他端に一端が接
続された線路側断路器と、前記線路側断路器の他端に一
端が接続されたケーブルヘッドと、前記線路側断路器と
ケーブルヘッドとの間を接続する回路を接地する線路側
接地開閉器とを備えたガス絶縁開閉装置において、主軸
線を垂直方向に向けた状態で配置された遮断器収納用容
器が設けられて、該容器の側面に同じ向きに開口した第
1及び第2の管台部がそれぞれの中心軸線を前記主軸線
と直交させた状態で、かつ第1の管台部を第2の管台部
よりも上方に位置させて設けられるとともに、該第1及
び第2の管台部の開口部と反対の向きに開口した第3及
び第4の管台部が第3の管台部を第4の管台部よりも上
方に位置させて設けられ、前記遮断器はその遮断部の軸
線を前記遮断器収納用容器の主軸線と直交させた状態で
前記第1の管台部の開口部から前記遮断器収納用容器内
に挿入されて該第1の管台部に支持され、前記線路側の
断路器及び接地開閉器は、それぞれの軸線を前記遮断器
収納用容器の主軸線と直交させた状態で前記第2の管台
部の開口部から前記遮断器収納用容器内に挿入されて該
第2の管台部に支持され、前記遮断器収納用容器の第3
の管台部に母線収納容器が接続されて、該母線収納容器
内に前記母線導体と母線側断路器とが収納され、前記遮
断器収納用容器の第4の管台部に接続されたケーブルヘ
ッド容器内に前記ケーブルヘッドが収納されていること
を特徴とするガス絶縁開閉装置。
【0050】(6) 母線導体と、該母線導体に一端が
接続された母線側断路器と、前記母線側断路器の他端に
一端が接続された遮断器と、該遮断器の他端に一端が接
続された線路側断路器と、前記線路側断路器の他端に一
端が接続されたケーブルヘッドと、前記線路側断路器と
ケーブルヘッドとの間を接続する回路を接地する線路側
接地開閉器とを備えたガス絶縁開閉装置において、主軸
線を垂直方向に向けた状態で配置された遮断器収納用容
器が設けられて、該容器の側面に同じ向きに開口した第
1及び第2の管台部がそれぞれの中心軸線を前記主軸線
と直交させた状態で、かつ第1の管台部を第2の管台部
よりも下方に位置させて設けられるとともに、該第1及
び第2の管台部の管台部と反対の向きに開口した第3及
び第4の管台部が第3の管台部を第4の管台部よりも下
方に位置させて設けられ、前記遮断器はその遮断部の軸
線を前記容器の主軸線と直交させた状態で前記第1の管
台部の開口部から前記遮断器収納用容器内に挿入されて
該第1の管台部に支持され、前記線路側の断路器及び接
地開閉器は、それぞれの軸線を前記遮断器収納用容器の
主軸線と直交させた状態で前記第2の管台部の開口部か
ら前記遮断器収納用容器内に挿入されて該第2の管台部
に支持され、前記遮断器収納用容器の第3の管台部に母
線収納容器が接続されて、該母線収納容器内に前記母線
導体と母線側断路器とが収納され、前記遮断器収納用容
器の第4の管台部に接続されたケーブルヘッド容器内に
前記ケーブルヘッドが収納されていることを特徴とする
ガス絶縁開閉装置。
【0051】(7) 前記容器の第3の管台部とケーブ
ルヘッド容器との間に避雷器容器が挿入されて、前記ケ
ーブルヘッドと線路側断路器との間を接続する回路に接
続された避雷器が該避雷器容器内に収納されている上記
6項または7項に記載のガス絶縁開閉装置。
【0052】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、遮断
器、線路側断路器及び線路側接地開閉器の点検及び修理
を容器の側面側で行うことができるため、高所での作業
や狭いスペースでの無理な作業を行うことなく、点検や
修理作業を行うことができ、作業性の向上と安全性の向
上とを図ることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を示した構成図である。
【図2】本発明の実施例の電気的な構成を示した単線結
線図である。
【図3】従来のガス絶縁開閉装置の構成を示した構成図
である。
【符号の説明】
21 遮断器収納用容器 21a 第1の管台部 21b 第2の管台部 21c 第3の管台部 21d 第4の管台部 50 母線容器 51 避雷器容器 55 ケーブルヘッド容器 GCB 遮断器 BUS 母線 DS1 母線側断路器 DS2 線路側断路器 ES2 線路側接地開閉器 CHD ケーブルヘッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遮断器と、線路側の断路器と、線路側の
    接地開閉器と、主軸線を垂直方向に向けた状態で配置さ
    れて前記遮断器と線路側の断路器及び接地開閉器とを一
    括して収納した容器とを備えたガス絶縁開閉装置におい
    て、 前記容器の側面に、同じ向きに開口した第1及び第2の
    管台部がそれぞれの中心軸線を前記主軸線と直交させた
    状態で上下方向に間隔を開けて設けられ、 前記遮断器は前記第1の管台部の開口部から前記容器内
    に挿入されて該第1の管台部に支持され、 前記線路側の断路器及び接地開閉器は、前記第2の管台
    部の開口部から前記容器内に挿入されて該第2の管台部
    に支持されていることを特徴とするガス絶縁開閉装置。
JP7008201A 1995-01-23 1995-01-23 ガス絶縁開閉装置 Withdrawn JPH08205340A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006352972A (ja) * 2005-06-14 2006-12-28 Japan Ae Power Systems Corp 三相一括形ガス絶縁開閉装置
KR100665387B1 (ko) * 1998-07-31 2007-01-04 가부시끼가이샤 히다치 세이사꾸쇼 가스절연 개폐장치

Cited By (3)

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JP4515966B2 (ja) * 2005-06-14 2010-08-04 株式会社日本Aeパワーシステムズ 三相一括形ガス絶縁開閉装置

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