JPH0879774A - 撮像装置の製造装置およびチャック機構 - Google Patents

撮像装置の製造装置およびチャック機構

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JPH0879774A
JPH0879774A JP6207709A JP20770994A JPH0879774A JP H0879774 A JPH0879774 A JP H0879774A JP 6207709 A JP6207709 A JP 6207709A JP 20770994 A JP20770994 A JP 20770994A JP H0879774 A JPH0879774 A JP H0879774A
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ccd
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gripping
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JP6207709A
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Takeshi Miyagawa
毅 宮川
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 撮像素子(CCD)の接合を精度良く行うこ
とができる撮像装置の製造装置およびチャック機構装置
を提供する。 【構成】 入射面に入射した光を分光し3つの出射面か
ら出射するプリズム3の上記出射面のそれぞれにCCD
4を接合することで、3板式CCDカメラを製造する装
置であって、上記プリズム3および位置決め用のレンズ
系12を保持するプリズム保持機構14と、ロ−タリテ
−ブル23と、このロ−タリテ−ブル23上に設けら
れ、上記CCD4を保持可能なチャック機構31を具備
すると共に、このロ−タリテ−ブル23が回転すること
で上記プリズム保持機構14に保持されたプリズム3の
各出射面に上記CCD4を対向させ、このCCD4を位
置決めして上記出射面に接合する6軸位置決め装置24
とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば3板式CCD
カメラや2枚式CCDカメラ等の撮像装置を製造する撮
像装置の製造装置および例えばこの撮像装置に取着する
撮像素子を握持するチャック機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】CCD(撮像素子)を用いた撮像装置
に、図6に示す3板式CCDカメラ1がある。この3板
式CCDカメラ1は、入射光Lをダイクロイックミラ−
2を組み込んでなるプリズム3で光の3原色(R、G、
B)に分光し、それらを図に4〜6で示す3つの第1〜
第3のCCD(撮像素子)で別々に検出することで、カ
ラ−出力画像を得る装置である。
【0003】この3板式CCDカメラ1は、3原色
(R、G、B)のそれぞれに各CCD4〜6を割り当て
るようにしているので、カラ−フィルタを用い一枚のC
CDで3色を取り出す単板式CCDカメラと比較して単
純計算で3倍の解像度を得ることができる。
【0004】したがって、このような3板式CCDカメ
ラ1を小形化して、例えば半導体製造装置や精密加工装
置等に組み込めるようにすれば、これらの装置の加工精
度を向上させることができる等、実用範囲が拡大する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この3板式
CCDカメラ1を小形化するには、上記第1〜第3のC
CD4〜6に例えば1/3インチのCCDを採用すると
共に、これに適合する小形のプリズム3を設計すること
が必要となる。
【0006】しかし、このCCDカメラ1の小形化で最
も大きな問題となるのは、上記各第1〜第3のCCD4
〜6の上記プリズム3への固定精度である。小形3板式
CCDカメラ1では、各CCD4〜6のわずかな位置ず
れが性能に大きく影響する。
【0007】例えば、上記1/3インチCCDを使用す
る場合には、2/3インチのCCDを使用する放送局用
の3板式CCDカメラに比べて、上記CCDの固定精度
を「一桁程度」も向上なければならないとも言われてい
る。
【0008】ここで、上記3板式CCDカメラ1におけ
るCCDの固定は、上記プリズム3の第1〜第3の出射
面3a〜3c(第1〜第3の接合面)に、それぞれR、
G、B用の第1〜第3のCCD4〜6を位置合わせして
接着することで行う。
【0009】この接着は、図7に拡大して示すように、
上記第1〜第3のCCD4〜6(図には第1のCCD4
のみ図示)の位置決めを行った後、このCCD4の表面
と上記出射面3aとの間に図に示す楔部材8を介在させ
て行うようにしている。
【0010】この接着において問題となるのは、上述し
たように上記第1〜第3のCCD4〜6の位置合わせ精
度である。この位置合わせを精度良く行うには、X、
Y、Z方向のずれ、およびXY面、XZ面、YZ面にお
ける傾きを補正するための6軸位置決め装置が必要とな
る。
【0011】従来の装置として、この6軸位置決め装置
を各CCD4〜6用に合計3台具備するものがある。す
なわち、上記プリズム3の各第1〜第3の出射面3a〜
3cに対向する位置に上記6軸位置決め装置をそれぞれ
設けたものである。
【0012】この装置では、各6軸位置決め装置にそれ
ぞれCCD4〜6を保持させる。そして、各CCD4〜
6で、位置合わせ用の図柄が描画されてなる同一のチャ
−トを撮像し、この撮像画像に基づいて各6軸位置決め
装置を操作することで、上記各CCD4〜6の位置合わ
せを行う。
【0013】しかし、このように、3台の6軸位置決め
装置を有する構成では、装置全体が大型化、複雑化し、
プリズム3やCCD4〜6をセットするためのスペ−ス
が小さくなって作業性が悪化するということがある。
【0014】また、6軸位置決め装置を3台も具備する
ものであるため、装置全体が非常に高価になるというこ
とがあった。一方、他の装置として、一台の6軸位置決
め装置で上記第1〜第3のCCD4〜6の位置合わせを
行う装置がある。この装置では、上記プリズム3を回転
させることで、このプリズム3の各第1〜第3の出射面
3a〜3cを順次上記6軸位置決め装置に対向させ、上
記各CCD4〜6の位置合わせを行うようにしている。
【0015】しかし、この装置では、上記プリズム3を
回動させる毎に上記各CCD4〜6の位置合わせを行う
ようにしているので、位置合わせの度にこのプリズム3
の光軸がずれることになる。したがって、位置合わせの
度に上記プリズム3と上記チャ−トの位置合わせをやり
直す必要があり、作業性が悪いという問題がある。
【0016】一方、上記CCD4〜6の位置決めおよび
接合を確実に行うには、上記CCD4〜6を確実に保持
する必要がある。従来、上記CCD4〜6の保持は、図
7に9で示すようなチャック機構により行っているのが
一般的であったが、このチャック機構9は、上記CCD
4〜6をプリズム3の各出射面に接合する際の邪魔にな
ることがないように、図に示すように、このCCD4
(5、6)の矩形状のパッケ−ジ4aを上下あるいは左
右から握持するのみ構成であった。
【0017】しかし、このような握持方法であると、こ
のCCD4〜6を上記プリズム3に接合する場合等のよ
うに、このCCD4〜6に対してその表面と直交する方
向の力が加わった場合に、上記CCD4〜6が容易に位
置ずれしてしまうという問題がある。
【0018】また、このようなチャック機構では、握持
力の調整が難しく、握持力を小さくすると上記の場合に
位置ずれしやすく、大きくするとパッケ−ジが破損した
り弾かれて脱落するという事態が生じる。
【0019】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、例えば撮像素子(CCD)の接合を精度良く
行うことができる撮像装置の製造装置およびこの撮像素
子を握持するチャック機構を提供することを目的とする
ものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の手段
は、入射面に入射した光を分光し2以上の出射面から出
射するプリズムの上記2以上の出射面のそれぞれに撮像
素子を接合することで、撮像装置を製造する撮像装置の
製造装置において、上記プリズムを保持する可能なプリ
ズム保持部と、回転テ−ブルと、この回転テ−ブル上に
設けられ、上記撮像素子を保持可能なチャックを具備す
ると共に、この回転テ−ブルが回転することで上記プリ
ズム保持部に保持されたプリズムの各出射面にこの撮像
素子を対向させ、この撮像素子を位置決めして上記出射
面に接合する位置決め駆動機構とを有することを特徴と
する撮像装置の製造装置である。
【0021】第2の手段は、上記第1の手段の撮像装置
の製造装置において、上記位置決め駆動機構は、6軸位
置決め駆動機構であることを特徴とする撮像装置の製造
装置である。
【0022】第3の手段は、表面、背面および側面を有
する部品を握持するチャック機構において、上記部品の
背面を受ける支持面と、上記支持面に支持された部品の
側面に対して接離自在に設けられた一対の握持爪とを有
し、この握持爪は、上記部品の側面の表面側に形成され
た角部と当接し、この部品を握持すると共にこの部品を
上記支持面に押し付ける傾斜面を有することを特徴とす
るチャック機構である。
【0023】第4の手段は、第3の手段のチャック機構
において、上記握持爪の傾斜面は、上記部品の表面側に
形成された凹陥部内に侵入し、この凹陥部の底面と上記
側面とで形成された角部に当接してこの部品を握持する
と共に、この部品を上記支持面に押し付けるものである
ことを特徴とするチャック機構である。
【0024】第5の手段は、第3の手段のチャック機構
において、上記握持爪は、上記部品の凹陥部内からこの
部品の表面側に突出しない寸法を有することを特徴とす
るチャック機構である。
【0025】
【作用】第1、第2の手段によれば、位置決め駆動装置
が回転テ−ブルに設けられているので、この回転テ−ブ
ルを回転させることで上記プリズム保持部に保持された
プリズムの各出射面に撮像素子を対向させ、この撮像素
子を位置決めして上記出射面に接合することができる。
【0026】したがって、簡単な制御で複数の撮像素子
を有する撮像装置を製造することができる。第3〜第5
の手段によれば、握持爪に傾斜面を設けたことで、部品
を握持するとともに上記支持面に対してこの部品を押し
付けることができ、小さい力であってもこの部品を確実
に保持することができる。
【0027】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。なお、従来例で説明した構成要素と同一の構
成要素には同一符号を付してその説明は省略する。この
発明の撮像装置製造装置は、図6に示した3板式CCD
カメラ1を製造する装置であり、特に、図2に示すよう
にプリズム3の上記第1〜第3の出射面3a〜3cに、
それぞれR、G、B用の第1〜第3のCCD(撮像素
子)4〜6を接合する装置である。
【0028】上記なお、このプリズム3は、入射面から
上記第1〜第3の接合面3a〜3cまでの光路長がすべ
て等しくなるように設計されている。図1中Aは、この
装置の本体である。この本体Aと対向する位置には、位
置決め用のチャ−ト10を支持するチャ−ト支持部Bが
設けられている。このチャ−ト10には、位置合わせ用
の図柄10aが描画されている。
【0029】上記本体Aは、基台11を有する。この基
台11上には、上記プリズム3と図に12で示す結像用
のレンズ系とを保持するプリズム保持機構14と、この
プリズム保持機構14に保持されたプリズム3に上記第
1〜第3のCCD4〜6を接合するCCD接合機構15
とが設けられている。
【0030】上記プリズム保持機構14は、上記基台1
1上に設けられた門形のフレ−ム16と、このフレ−ム
16の上面に固定された保持台17と、この保持台17
上に立設され、上記プリズム3およびレンズ系12を保
持する保持部18とからなる。
【0031】この保持部18は、略垂直に立設されたブ
ラケット20を具備する。そして、このブラケット20
の上記チャ−ト10に対向する側の面には上記レンズ系
12が固定され、その反対側の面には上記プリズム3が
固定されている。
【0032】上記プリズム3は、図1および図2に示す
21で示す保持治具を介して上記ブラケット20に固定
されている。この保持治具21は、取付位置調節可能と
なっており、上記プリズム3の光軸を上記レンズ系12
の光軸に一致させた状態(図5参照)で上記ブラケット
20に取り付けられるようになっている。
【0033】すなわち、上記レンズ系12は、上記プリ
ズム3と上記チャ−ト10との間に介在され、上記チャ
−ト10に描画された図柄10aを上記プリズム3の各
第1〜第3の接合面3a〜3c上に結像させる機能を有
する。
【0034】次に、上記CCD接合機構15について説
明する。このCCD接合機構15は、上記基台11上に
設けられたロ−タリインデックステ−ブル23を具備す
る。このロ−タリインデックステ−ブル23は、図に2
3aで示す垂直軸線回りに回転位置決め自在に設けら
れ、かつ上記門形フレ−ム16の下側に一部を侵入させ
た状態で設けられている。このロ−タリインデックステ
−ブル23の上面は略水平に形成され、この上面の縁部
には、6軸位置決め機構24が固定されている。
【0035】この6軸位置決め機構24は、上記ロ−タ
リインデックステ−ブル23の上面に固定されたY軸テ
−ブル25と、このY軸テ−ブル25によりY方向位置
決め駆動自在に保持されたZ軸テ−ブル26と、このZ
軸テ−ブル26によりZ方向位置決め駆動自在に保持さ
れたX軸テ−ブル27と、このX軸テ−ブル27により
上下(X)方向位置決め自在に保持されXY面内におけ
る回動動作を行うθテ−ブル28とを有する。
【0036】このθテ−ブル28には、XZ面方向およ
びYZ面方向に煽り動作を行うRXテ−ブル29および
RYテ−ブル30が取り付けられ、このRXテ−ブル2
9およびRYテ−ブル30には上記各CCD4〜6を保
持するチャック機構31が取り付けられている。
【0037】すなわち、このチャック機構31に保持さ
れたCCDは、上記6軸位置決め装置が作動すること
で、図2に示すように、X、Y、Z、θ、RX、RYの
6軸に関して位置決めされるようになっている。なお、
上記ロ−タリインデックステ−ブル23によりさらに1
軸制御が加わるから、計7軸の位置決めがなされるよう
になっている。
【0038】次に、上記チャック機構31について図3
を参照して説明する。このチャック機構31は、図示し
ないRX、RYテ−ブル29、30に取り付けられたベ
−ス33を有する。
【0039】このベ−ス33からは、4本のピラ−34
が立設され、このピラ−34の突端面には、支持板35
が取り付けられるようになっている。この支持板35の
前面には、上記第1〜第3のCCD4〜6(図には第1
のCCD4のみ図示する)のピン端子4aが挿入される
一対のソケット36と、上記CCD4の背面を受ける支
持片37とが固定されるようになっている。
【0040】上記ソケット36の各端子は、図に39で
示す画像処理装置に接続されている。この画像処理装置
39は、モニタ−38に接続されており、このモニタ−
38には、上記CCD4(5、6)で検出した映像が写
し出されるようになっている。
【0041】一方、上記支持片37の表面は略平坦に形
成されており、上記CCD4の背面を受ける支持面37
aとなっている。また、この支持面37aの中央部に
は、上記CCD4〜6を吸着するための吸引孔40が開
口している。
【0042】この吸引孔40は、この支持片37および
支持板35を貫通して設けられており、図に41で示す
接続チュ−ブを介して真空装置42に接続されている。
したがって、この真空装置42を作動させることで、上
記CCD4〜6は、上記ピン端子4aを上記ソケット3
6に挿入した状態で、上記支持片37の支持面37aに
吸着保持されるようになっている。
【0043】一方、上記ベ−ス33には、上記支持片3
7に吸着保持されたCCD4〜6を握持する握持機構4
3が設けられている。この握持機構43は、上記ベ−ス
33に固定されたエアチャック44と、このエアチャッ
ク44によって開閉自在に設けられ一対の握持爪45と
からなる。
【0044】上記一対の握持爪45は、上記支持片37
を挟んで対向配置され、その先端部45aで上記支持片
37に吸着保持されたCCD4を握持するようになって
いる。また、この握持爪45の先端部45aは、上記支
持片37側に折曲されることで上記支持片37の支持面
37aに対して約45°の角度をもって傾斜している。
【0045】ところで、この握持爪45で上記CCD4
〜6を握持した際に、この握持爪45の先端部45aが
上記CCD4〜6の表面よりも飛び出していると、この
握持爪45が上記プリズム3や楔部材8に衝突して邪魔
になるということが考えられる。
【0046】したがって、この握持爪45の先端部45
aは、このCCD4〜6を上記プリズム3に接合する際
の邪魔にならないように、図3および図4に46で示す
ようにこのCCD4〜6の表面と平行な面取りが施され
ている。すなわち、図4に示すように、上記握持爪45
の最先端部は厚さ方向に尖鋭化され、面取り面46と4
5°傾斜面47とから構成されるようになっている。
【0047】また、この握持爪45の先端部45aは、
図3に示すように、幅方向に2股に分割されている。そ
して、上記CCD4〜6の4隅部には、上記握持爪45
の尖鋭化された各先端部45aが挿入される凹陥部48
が形成されている。
【0048】次に、この装置を用いた上記CCD4〜6
の接合動作について説明する。まず、前述したように、
上記レンズ系12とプリズム3の光軸を互いに一致させ
ると共に、上記レンズ系12を調整し、上記チャ−ト1
0に描画された図柄10aの像が上記プリズム3の各第
1〜第3の接合面3a〜3bに結像するようにする。
【0049】上述したように、上記プリズム3の光入射
面から上記第1〜第3の接合面3a〜3cまでの光路長
は等しくなるように設計されているので、例えば上記第
1の接合面3aに合わせて上記レンズ系12を調整すれ
ば、他の接合面3b、3cについての調整も行われたこ
とになる。したがって、以上述べたレンズ系12とプリ
ズム10の調整は、一回のみで良く、この後は行われな
い。
【0050】ついで、まず、第1のCCD4の接合を行
う。このためには、上記CCD接合機構15に設けられ
た6軸位置決め装置24に第1のCCD4を取り付け
る。
【0051】すなわち、上記第1のCCD4を、この6
軸位置決め装置24のチャック機構31に設けられた支
持片37の支持面37aに当接させる。この際、この第
1のCCD4のピン端子4を上記チャック機構31に設
けられた一対のソケット36に挿入させる。
【0052】ついで、上記真空装置42を作動させるこ
とで、上記支持片37の支持面37aに上記第1のCC
D4を吸着保持する。第1のCCD4が吸着保持された
ならば、上記握持機構43が作動し、上記エアチャック
44を作動させることで、上記握持爪45を閉駆動す
る。このことで、上記握持爪45の先端部45aは、図
4に示すように、このCCD4に形成された凹陥部48
内に侵入する。
【0053】上記握持爪45は、まず上記45°傾斜面
47を上記CCD4の上記凹陥部48の底面と側面とで
形成される角部50に当接させる。この状態で、上記握
持爪45をさらに閉駆動することで、上記CCD4は上
記一対の握持爪45により握持されると共に上記支持片
37の支持面37aに押し付けられる。
【0054】これは、図に示すように、上記傾斜面47
と直交する方向の力Fが上記CCDの角部50に加わる
ためであり、この力Fの分力F2 により上記CCD4は
握持され、分力F1 により上記支持片37に押し付けら
れることとなる。
【0055】このことにより、このCCD4は、チャッ
ク機構31に確実に握持される。ついで、上記第1のC
CD4の位置決めを行う。これには、まず、上記ロ−タ
リインデックステ−ブル23を作動させることで、この
ロ−タリインデックステ−ブル23の中心軸線23aと
上記6軸位置決め装置24を結ぶ線が、上記プリズム3
の第1の接合面3aと略直交するように位置決めする。
【0056】このことで、図5(a)に示すように、上
記第1のCCD4は、上記プリズム3の第1の接合面3
aに略対向することとなる。ついで、上記6軸位置決め
装置24を用いて上記第1のCCDの精密位置合わせを
行う。
【0057】すなわち、作業者は、この第1のCCD4
により撮像されたチャ−ト10の図柄を上記モニタ−3
8を通して確認しながら、上記6軸位置決め装置24を
操作する。このような動作により上記第1のCCD4の
位置合わせが行われたならば、上記第1のCCD4を上
記第1の接合面3aに対して前進する方向に押圧するこ
とで、上記第1の接合面3aに接合(接着)する。この
接合は、この第1のCCD4と上記接合面3aとの間に
図7で示した楔部材8を介在させることで行う。
【0058】なお、このとき、上記チャック機構31の
握持爪45の先端部45aは、上記CCD4の凹陥部4
8内に位置し、このCCD4の表面から飛び出していな
いから、接合の際に邪魔になるということはない。
【0059】一方、上記第1のCCD4の接合を行った
後、上記握持爪45を開方向に駆動し握持状態を解除す
るのであるが、この動作も、上記握持爪45が上記プリ
ズム3や楔部材8に干渉させることなく行うことができ
る。
【0060】このようにして、第1のCCD4の接合を
行ったならば、次に、上記プリズム3の第2の接合面3
bに対して第2のCCD5を接合する。この場合には、
まず、上記6軸位置決め装置24のチャック機構31
で、上記第2のCCD5を握持する。ついで、上記ロ−
タリインデックステ−ブル23を作動させ、このロ−タ
リインデックステ−ブル23の中心軸線23aと上記6
軸位置決め装置24とを結ぶ線が上記プリズム3の第2
の接合面3bと直交するように、上記6軸位置決め装置
24を位置決めする。
【0061】このことで、図5(b)に示すように、上
記第2のCCD5は、上記プリズム3の第2の出射面3
bに略対向する。ついで、上記第1のCCD4の位置合
わせおよび接合工程と同じ工程で、この第2のCCD5
の位置合わせおよび接合を行う。
【0062】なお、この第2のCCD5の接合を行う
際、チャ−ト10の位置および上記レンズ系12を再調
整する必要はない。上記プリズム3の位置は変わらず、
かつこのプリズム3の入射面から各出射面3a〜3bま
での光路長はすべて等しいからである。
【0063】この第2のCCD5が上記プリズム3の第
1の出射面3bに接合されたならば、上記第3のCCD
6の接合を行う。この工程も上記レンズ系12の再調整
を行うことなく行うことが可能である。すなわち、ま
ず、上記6軸位置決め装置のチャックに上記第3のCC
Dを取り付けた後、上記ロ−タリインデックステ−ブル
を作動させることで、図5(c)に示すように、この第
3のCCD6を上記プリズム3の第3の出射面3cに略
対向させる。
【0064】ついで、上記第1、第2のCCD4、5の
場合と同じ動作で、この第3のCCD6を上記プリズム
3の第3の接合面3cに位置決め合わせした後、接合す
る。
【0065】以上のような工程で、上記プリズム3のす
べての出射面3a〜3cにそれぞれ第1〜第3のCCD
4〜6が接合される。このような構成によれば、次に説
明する効果がある。
【0066】第1に、上記6軸位置決め装置24をロ−
タリインデックステ−ブル23に設置するようにしたこ
とで、一つの6軸位置決め装置で3つのCCD4〜6の
接合を行え、かつチャ−ト10とプリズム3との位置決
め(レンズ系12の調整)は一回のみで済む効果があ
る。
【0067】すなわち、従来例の項で説明した3台の6
軸位置決め装置を具備する装置では、高価であると共に
構成が大型、複雑化するということがある。特に18軸
制御となるために、制御が非常に複雑になるということ
がある。また、この装置においては、スペ−ス的に余裕
が無いために上記CCD4〜6やプリズム3の取り付け
が面倒になるということもある。
【0068】しかし、この発明の装置では、同じ作業を
一つの6軸位置決め装置24で行えるから、構成が簡単
になり、装置を小型化することができる。また、7軸制
御で済むことから制御も簡単になる。さらにスペ−ス的
に余裕が生じるから、上記CCD4〜6やプリズム3の
取り付けも容易に行える効果がある。
【0069】一方、従来例の項では、上記プリズム3を
回転させることで、このプリズム3の各出射面3aを6
軸位置決め装置に対向させる装置についても述べた。こ
の装置では、上記プリズム3を回転させる度にチャ−ト
10、レンズ系12およびプリズム3の調整が必要であ
った。
【0070】しかし、この発明の装置では、上記チャ−
ト10、レンズ系12およびプリズム3の調整は一回で
済ませることができるので、作業工程が簡略化される。
また、上記ロ−タリインデックステ−ブル23は任意の
角度で停止可能であり、上記プリズム3の形状に変更あ
る場合でも、装置の設定を変えずに対応することがで
き、自由度が高い。
【0071】第2に、チャック機構31の握持爪45に
45°傾斜面47を設け、この傾斜面をCCD4〜6の
角部50に当接させることで、このCCD4〜6を上記
支持片37の支持面37aに押し付けつつ握持するよう
にした。このことで、このCCD4〜6を、上下横方向
に移動不能かつ、前後方向にも移動不能に保持すること
ができる。
【0072】また、従来例のチャック機構9では、握持
力はこのチャック機構9とCCD4〜6の側面との摩擦
力で決定されていたが、この発明のチャック機構31で
は上記CCD4〜6は上記支持片37の支持面37aに
対しても押し付けられるため、この支持面37aとCC
D4〜6の背面との間に生じる摩擦力によっても保持さ
れることとなる。
【0073】したがって、上記握持爪45の駆動力をあ
まり大きくしなくても上記CCD4〜6を確実に握持す
ることができる効果がある。このことで、上記チャック
機構31を駆動した際や上記CCD4〜6を接合する際
に、この上記CCD4〜6がずれたり脱落したりすると
いうことがなく、上記CCD4〜6の位置決めを確実に
行うことができる効果がある。
【0074】なお、この発明は、上記一実施例に限定さ
れるものでははなく、発明の要旨を変更しない範囲で種
々変形可能である。例えば、上記一実施例のCCDカメ
ラは3板式CCDカメラであったが、これに限定される
ものではなく、例えば2枚式CCDカメラであっても良
い。また、上記チャック機構31は、他の実装装置にも
適用することができる。
【0075】
【発明の効果】以上述べた撮像装置の製造装置によれ
ば、撮像素子を位置決めし接合する位置決め駆動機構
が、プリズムを保持するプリズム保持部とは独立に回転
自在に設けられた回転テ−ブルに設けられているので、
この回転テ−ブルを回転させることで上記プリズム保持
部に保持されたプリズムの各出射面に撮像素子を対向さ
せ、この撮像素子を位置決めして上記出射面に接合する
ことができる。
【0076】したがって、複数の撮像素子を接合する場
合であっても6軸位置決め機構は一台で済み、かつ、各
撮像素子の位置決めの際にプリズムおよびこのプリズム
に像を結像させる光学系を再調整しなくても済む。
【0077】このことにより、簡単な構成でかつ簡単な
制御で複数の撮像素子を有する撮像装置を製造すること
ができる。また、この発明のチャック機構によれば、握
持爪に傾斜面を設けたことで、部品を握持するとともに
上記支持面に対してこの部品を押し付けることができ、
小さい力であってもこの部品を確実に保持することがで
きる。したがって、部品の脱落や位置ずれを防止するこ
とができ、装置の信頼性を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す全体斜視図。
【図2】同じく、プリズムとこのプリズムに接合するC
CDを示す概略斜視図。
【図3】同じく、チャック機構を分解して示す斜視図。
【図4】同じく、チャック機構による握持状態を拡大し
て示す説明図。
【図5】同じく、撮像装置の製造工程を示す工程図。
【図6】一般的な3板式CCDカメラを示す概略構成
図。
【図7】同じく、CCDの接合を示す拡大図。
【符号の説明】
3…プリズム、4…第1のCCD(撮像素子)、5…第
2のCCD、6…第3のCCD、3a…第1の出射面、
3b…第2の出射面、3c…第3の出射面、14…プリ
ズム保持機構(プリズム保持部)、23…ロ−タリイン
デックステ−ブル(回転テ−ブル)、24…6軸位置決
め装置(位置決め駆動機構)、31…チャック機構、3
7…支持片、37a…支持面、45…握持爪、47…傾
斜面、48…凹陥部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射面に入射した光を分光し2以上の出
    射面から出射するプリズムの上記2以上の出射面のそれ
    ぞれに撮像素子を接合することで、撮像装置を製造する
    撮像装置の製造装置において、 上記プリズムを保持可能なプリズム保持部と、 回転テ−ブルと、 この回転テ−ブル上に設けられ、上記撮像素子を保持可
    能なチャックを具備すると共に、この回転テ−ブルが回
    転することで上記プリズム保持部に保持されたプリズム
    の各出射面にこの撮像素子を対向させ、この撮像素子を
    位置決めして上記出射面に接合する位置決め駆動機構と
    を具備することを特徴とする撮像装置の製造装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の撮像装置の製造装置にお
    いて、 上記位置決め駆動機構は、 6軸位置決め駆動機構であることを特徴とする撮像装置
    の製造装置。
  3. 【請求項3】 表面、背面および側面を有する部品を握
    持するチャック機構において、 上記部品の背面を受ける支持面と、 上記支持面に支持された部品の側面に対して接離自在に
    設けられた一対の握持爪とを有し、 この握持爪は、上記部品の側面の表面側に形成された角
    部と当接し、この部品を握持すると共にこの部品を上記
    支持面に押し付ける傾斜面を有することを特徴とするチ
    ャック機構。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のチャック機構において、 上記握持爪の傾斜面は、 上記部品の表面側に形成された凹陥部内に侵入し、この
    凹陥部の底面と上記側面とで形成された角部に当接して
    この部品を握持すると共に、この部品を上記支持面に押
    し付けるものであることを特徴とするチャック機構
  5. 【請求項5】 請求項3記載のチャック機構において、 上記握持爪は、上記部品の凹陥部内からこの部品の表面
    側に突出しない寸法を有することを特徴とするチャック
    機構。
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