JPH0879717A - データスライス回路 - Google Patents

データスライス回路

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JPH0879717A
JPH0879717A JP21143294A JP21143294A JPH0879717A JP H0879717 A JPH0879717 A JP H0879717A JP 21143294 A JP21143294 A JP 21143294A JP 21143294 A JP21143294 A JP 21143294A JP H0879717 A JPH0879717 A JP H0879717A
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JP
Japan
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signal
circuit
video signal
supplied
subtracting
Prior art date
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Application number
JP21143294A
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English (en)
Inventor
Takehiko Numata
健彦 沼田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高価な回路を用いることなく、簡易な回路で文
字情報を確実に復調するためのスライス回路を提供する
こと。 【構成】同期分離回路13からの信号に基づいて、文字
情報のない一水平周期の波形を低域発生回路16から減
算回路17へ出力する。この出力された信号とクランプ
回路11にてクランプされた映像信号との減算を行い、
この減算回路17からの信号をさらにローパスフィルタ
18を通してゴーストの変動成分を抽出する。この信号
と直流再生回路15からの信号との減算を行い、閾値を
設定してスライサ12へ供給する。文字信号が、この閾
値で2値化され、文字情報のデータ列が復調される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文字放送の受信回路に
使用されるデータスライス回路に関する。
【0002】
【従来の技術】文字放送は、文字情報を通常の映像信号
に付加して送信する放送方式であり、文字放送用の受信
機にて受信され、文字情報が映像とともに受像管より表
示されるしくみとなっている。
【0003】一般の映像信号に重畳して伝送されるた
め、この文字情報は、垂直帰線期間中の水平期間(以
下、Hという)の奇数フィールドの10Hから21Hあ
るいは偶数フィールドの273Hから284Hまでに挿
入される。
【0004】また、文字情報は、NRZ(Non Return
to Zero)符号で、伝送されており、論理(0)がペ
デスタルレベル、論理(1)が白側レベルに対応してい
る。
【0005】さらに、この文字情報には、受信側でデー
タを再生するための同期信号が付加されている。この同
期信号は、サンプリングクロックの基準位相として用い
られるクロック・ラン・イン信号(以下CRI信号とい
う)とフレーム同期用のフレーミングコード(FC)か
ら成る。この1H期間中のデータフォーマットを図3に
示す。全体のデータ長は、272ビットで構成され、こ
の内、82ビットが誤り訂正符号で構成されている。こ
のような文字情報が挿入された映像信号から文字情報を
復調するため、図4に示すようなデータスライス回路が
用いられる。
【0006】図4において、映像信号が入力端子1を介
してクランプ回路11へ供給される。映像信号はクラン
プ回路11にてクランプされ、直流成分が再生された映
像信号が次段のスライサ12へ供給される。一方、映像
信号は、同期分離回路13へも供給されており、ここで
水平・垂直の同期信号が分離される。この分離された信
号が次段のCRIタイミング発生回路14へ供給され
る。このCRIタイミング発生回路14にて、水平同期
信号の始まりの部分から所定の期間後に挿入されている
CRI信号の挿入位置を検出し、CRI信号の挿入位置
で直流再生回路15へタイミングパルスを発生してい
る。直流再生回路15は、この信号を受け、CRI信号
から平均的な直流電圧を作成する。この直流電圧が閾値
として用いられる。すなわち、CRI信号は、サンプリ
ングクロックの基準用としてのみならず、データ再生用
の閾値を作成する信号としても用いられている。なお、
このCRI信号は、0、1の繰り返しの信号にて送信さ
れている。
【0007】スライサ12へ直流再生回路15からの閾
値が供給され、クランプ回路11から供給される映像信
号がこの閾値を用いて2値化される。このようにして、
映像信号に重畳された文字情報が再生される。
【0008】しかしながら、上記回路においては、大地
あるいは建物などからの反射により生じるゴーストを含
む信号が受信された場合、映像信号の振幅が変動するた
め、誤ってデータが再生されるという問題があった。こ
のため、ゴースト除去装置を用いることなどが考えられ
るが、この方法では、回路が複雑となり、受信機全体が
高価になるという問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、ゴー
ストの影響から映像信号の振幅が変動するため、文字信
号をスライスして2値化する際、正しくデータを復調で
きなくなるという問題があった。
【0010】そこで、本発明は上記問題に鑑み、高価な
回路を用いることなく、簡易な回路でデータを確実に復
調するためのデータスライス回路を提供することを目的
としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のデータス
ライス回路は、映像信号のペデスタルレベルと白側レベ
ルの2レベル信号で形成される文字データを含む映像信
号が供給され、水平同期信号のバックポーチにて、この
映像信号のペデスタルレベルをクランプするクランプ手
段と、前記文字データを含む映像信号が供給され、この
映像信号から水平・垂直同期信号を分離する分離手段
と、前記分離手段からの信号に基づいて、前記文字デー
タに含まれるCRI信号が挿入された位置にてタイミン
グパルスを発生するタイミングパルス発生手段と、前記
タイミングパルス発生手段からのタイミングパルスに基
づいて、CRI信号から2値レベル信号の平均的な直流
電圧値を作成して出力する直流再生手段と、前記分離手
段からの信号に基づいて、低域成分を発生する低域発生
手段と、前記低域発生手段からの出力と、前記クランプ
手段からの信号を減算して出力するための第1の減算手
段と、前記第1の減算手段からの出力信号から高域成分
を除去するための低域通過フィルタと、前記直流再生手
段からの信号と、前記フィルタからの信号との減算を行
い、フィルタからの信号に基づいて、文字データを2値
化するための閾値を決定する第2の減算手段と、前記第
2の減算手段から供給される閾値に基づいて、前記クラ
ンプ手段から供給される映像信号から文字データを再生
するためのスライサと、を具備したことを特徴とするも
のである。
【0012】
【作用】本発明によるデータスライス回路においては、
クランプ手段の出力信号から低域発生手段の出力信号を
引き、さらにこの信号を低域通過フィルタを通すことに
より、映像信号の変動成分を抽出できる。さらに直流再
生手段にて作成される直流再生電圧から先の低域通過フ
ィルタの出力信号を引くことにより、映像信号の変動に
応じた閾値を作成できる。
【0013】
【実施例】図1に本発明によるデータスライス回路を示
す。図中、図4と同様の構成要素には同一の符号を付し
て説明する。図1において、映像信号が入力端子1を介
してクランプ回路11へ供給される。映像信号はクラン
プ回路11にてクランプされ、直流成分が再生された映
像信号が次段のスライサ12へ供給される。一方、映像
信号は、同期分離回路13へも供給されており、ここで
水平・垂直の同期信号が分離される。この分離された信
号が次段のCRIタイミング発生回路14へ供給され
る。このCRIタイミング発生回路14にて、水平同期
信号の始まりの部分から所定の期間後に挿入されている
CRI信号の挿入位置を検出し、CRI信号の挿入位置
にてタイミングパルスを発生している。直流再生回路1
5は、この信号を受け、CRI信号から平均的な直流電
圧を作成する。
【0014】一方、同期分離回路13からの信号に基づ
いて、低域発生回路16から文字信号の無い1H信号が
出力される。この低域発生回路16は、たとえば、波形
メモリなどにより構成され、同期分離回路13からの信
号に基づいて、波形をメモリから読み出すなどにより、
容易に実現することができる。この波形は、変動分のな
い基準用の信号として用いられており、1H期間の信号
の規格より作成される。
【0015】この波形とクランプされた映像信号との減
算を減算回路17にて行う。この減算回路17からの出
力信号を低域通過フィルタ(以下、LPFという)18
へ供給して、さらに低域成分を抽出した後、減算回路1
9へ供給する。この減算回路19の他方の入力には、直
流再生回路15からの信号が供給されており、これらの
間で減算が行われる。この値が閾値となり、映像信号が
供給されているスライサ12へ供給される。したがっ
て、文字信号がこの閾値以下かあるいは閾値より大きい
かにより、0、1の2値化された信号に復調され、出力
端子2から出力される。この際、LPF18からの信号
からゴーストの変動に応じた信号がLPF18にて抽出
されており、この低域の変動成分にしたがって、閾値が
変化する。
【0016】以下図1の動作を図2を用いて詳細に説明
する。図2は、図1の回路の各部の信号波形である。図
1の符号a〜fが図2の符号a〜fにそれぞれ対応して
いる。
【0017】入力端子1にゴーストを含む映像信号が入
力される(図1a参照)。この信号と低域発生回路16
からの信号との減算を減算回路17にて行う。低域発生
回路16からの信号(図1b参照)は、文字情報の無い
1H信号であり、ゴーストを含む信号からこの信号を減
じ(図1c参照)、さらに高域を除去することによりゴ
ーストの変動成分のみ(図1d参照)を抽出する。この
変動成分を直流再生回路15からの信号(図1e参照)
から差し引く。したがって、ゴーストが検出された部分
のみ直流電位が変動し、閾値が映像信号のゴーストによ
る変動と共に変動する(図1f参照)。このようにし
て、閾値を一定レベルとしてゴーストを含む映像信号を
再生した際、起こり得る誤りをゴースト信号の変動に応
じて変動する閾値にて抑制できる。
【0018】以上のような構成にすることにより、ゴー
スト除去装置を用いること無く、文字信号を確実に再生
できる。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、高
価な回路を用いることなく、簡単な回路を付加するだけ
で、ゴーストの変動成分を抽出して閾値を設定でき、文
字情報を確実に再生できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデータスライス回路の一実施例を
示す図である。
【図2】図1の各部の信号波形を示す図である。
【図3】文字放送の文字信号のデータフォーマットを示
す。
【図4】従来のデータスライス回路を示す図である。
【符号の説明】
11…クランプ回路 16…低域発生回路 17,19…減算回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像信号のペデスタルレベルと白側レベル
    の2レベル信号で形成される文字データを含む映像信号
    が供給され、水平同期信号のバックポーチにて、この映
    像信号のペデスタルレベルをクランプするクランプ手段
    と、 前記文字データを含む映像信号が供給され、この映像信
    号から水平・垂直同期信号を分離する分離手段と、 前記分離手段からの信号に基づいて、前記文字データに
    含まれるCRI信号が挿入された位置にてタイミングパ
    ルスを発生するタイミングパルス発生手段と、 前記タイミングパルス発生手段からのタイミングパルス
    に基づいて、CRI信号から2値レベル信号の平均的な
    直流電圧値を作成して出力する直流再生手段と、 前記分離手段からの信号に基づいて、低域成分を発生す
    る低域発生手段と、 前記低域発生手段からの出力と、前記クランプ手段から
    の信号を減算して出力するための第1の減算手段と、 前記第1の減算手段からの出力信号から高域成分を除去
    するためのフィルタと、 前記直流再生手段からの信号と、前記フィルタからの信
    号との減算を行い、フィルタからの信号に基づいて、文
    字データを2値化するための閾値を決定する第2の減算
    手段と、 前記第2の減算手段から供給される閾値に基づいて、前
    記クランプ手段から供給される映像信号から文字データ
    を再生するためのスライサと、 を具備したことを特徴とするデータスライス回路。
JP21143294A 1994-09-05 1994-09-05 データスライス回路 Pending JPH0879717A (ja)

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JP21143294A JPH0879717A (ja) 1994-09-05 1994-09-05 データスライス回路

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JP21143294A JPH0879717A (ja) 1994-09-05 1994-09-05 データスライス回路

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JPH0879717A true JPH0879717A (ja) 1996-03-22

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JP21143294A Pending JPH0879717A (ja) 1994-09-05 1994-09-05 データスライス回路

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