JPH087922Y2 - 圧延機 - Google Patents

圧延機

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JPH087922Y2
JPH087922Y2 JP1990040145U JP4014590U JPH087922Y2 JP H087922 Y2 JPH087922 Y2 JP H087922Y2 JP 1990040145 U JP1990040145 U JP 1990040145U JP 4014590 U JP4014590 U JP 4014590U JP H087922 Y2 JPH087922 Y2 JP H087922Y2
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JP
Japan
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roll
shaft
rolls
arm
wedge
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JP1990040145U
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修 新村
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、圧延機に関し、もつと詳しくは、小径のワ
ークロールを、水平方向から水平中間ロールおよび水平
サイドサポートロールによつて支持するようにした圧延
機に関する。
従来の技術 このような圧延機は、たとえば特公昭46-6176に開示
され、第5図に図示されている。上下に配置された2つ
の中間ロール40a,40bと、バツクアツプロール41a,41bと
は、一鉛直面内に軸線があり、この鉛直面から鋼板など
の被圧延材の出側(第5図の左方)にずれてワークロー
ル42a,42bが設けられ、このワークロール42a,42bは、水
平中間ロール43a,43bおよび水平サイドサポートロール4
4a,44bによつて支持されている。こうして前記鉛直面と
ワークロール42a,42bの軸線とは、水平方向に第6図の
左方にずれている。水平サイドサポートロール44aは、
その軸線方向に複数個設けられており、各水平サイドサ
ポートロール44aを個別に水平中間ロール43aを介してワ
ークロール42aに押付けることによつて、ワークロール4
2aを水平面内で撓ませ、被圧延材の形状を修整すること
ができる。
水平サイドサポートロール44aを支持する複数の各支
持体45には、固定位置に立設されたハウジングに固定さ
れている支持ブリツジ46との間に楔47が介在され、これ
によつて各水平サイドサポートロール44aの位置が調整
される。楔47はピン48によつてリンク49にピン結合さ
れ、このリンク49はピン50によつてレバー51にピン結合
される。レバー51は支軸52によつて支持ブリツジ46に支
持される。レバー51はトラニオン軸53によつて油圧シリ
ンダ54に連結され、このピストン棒56はピン57によつて
支持ブリツジ46に連結される。このような構成は、もう
1つの水平サイドサポートロール44bに関しても同様で
ある。
考案が解決すべき課題 このような先行技術では、リンク49およびレバー51を
介して、油圧シリンダ54によつて楔47を水平サイドサポ
ートロール44aの支持体45と支持ブリツジ46との間に押
込む構成となつており、したがつてこのリンク49および
レバー51が設けられていることによつて、がたが多く、
そのため水平サイドサポートロール44aの押込み制御の
精度および応答性が低下する。さらにまたこの先行技術
では、複数のピン48,50,53などが用いられており、その
ため動力の摩擦損失が大きい。したがつてわずかな力が
水平サイドサポートロール44aを押して各ロール42a,43
a,44a間を隙間なく接触させて各ロール42a,43a,44aの初
期位置を決める、零点調整を行うときにおける誤差が大
きいという問題がある。
本考案の目的は、水平サイドサポートロールを押圧す
る際におけるがたを少なくし、また動力の摩擦損失を少
なくすることができるようにした圧延機を提供すること
である。
課題を解決するための手段 本考案は、上下に配置された2つのバツクアツプロー
ル4を一対の各ハウジング21に設け、このバツクアツプ
ロール4の軸線を通る直線に関して水平方向にずれた軸
線を有するワークロール2を、ワークロール2の一側方
で水平中間ロール6および複数の水平サイドサポートロ
ール7によつて支持する圧延機において、 各ワークロール2の軸線方向外方に突出した軸8は、
その軸8と相互に回転可能な軸受筒9によつて支持さ
れ、 軸受筒9は、その軸受筒9に臨んで軸受筒9を受ける
円弧状の受け面71を有する支持片11によつて支持され、 複数の水平サイドサポートロール7は、個別的に回転
自在にして共通な回転軸17に、軸線方向に間隔をあけて
設けられ、 回転軸17の軸線方向外方に突出した軸端部18は、水平
サイドサポートロール7の軸線と同一軸線まわりに角変
位可能な細長いアーム15に挿通され、 アーム15には、そのアーム15の長手軸線方向に沿つて延
びる係止突起16が形成され、 水平中間ロール6の軸線方向外方に突出した軸12を支
持するチヨツク13に形成された係合溝14は、前記係止突
起16に係合してチヨツク13が係止突起16に沿つて変位可
能となつており、 アーム15には、前記支持片11が、第1シリンダ10によ
つてアーム15の長手軸線方向に変位することができるよ
うに設けられ、 前記軸端部18に設けられるブロツク19は、ハウジング
21間にわたつて配置されたカートリツジ20に保持され、 水平サイドサポートロール7間で回転軸17が回転自在
に挿通される複数の支持体22は、被圧延材の移動方向1,
1aに変位自在にカートリツジ20に保持され、 第2シリンダ29のピストン棒30には、その軸線方向に
沿って、極性が相互に逆に磁極が形成されており、 この磁極を検出する磁気センサ41と、 磁気センサ41の出力を計数する手段とが設けられ、 各支持体22と、ハウジング21に固定される支持ブリツ
ジ24との間に、被圧延材の通過位置に近付くにつれて先
細または先太に形成された楔23を介在し、 この楔23を、ピストン棒30に直接に連結して、被圧延
材の通過位置に近接、離反するように形成し、 計数手段の計数値によつて楔23の位置を検出すること
を特徴とする圧延機である。
作用 本考案に従えば、水平サイドサポートロールを支持す
る複数の各支持体と、ハウジングに固定される支持ブリ
ツジとの間に、楔を介在し、この楔を、油圧シリンダな
どのアクチユエータに直接に連結し、これによつて楔を
被圧延材の通過位置に近接、離反変位させ、複数の各水
平サイドサポートロールを押圧する。したがつて楔とア
クチユエータとは直接に連結されるので、前述の第6図
に関連して述べた先行技術におけるリンク49およびレバ
ー51などを本考案では必要とせず、これによつてがたが
少なくなる。またピン接合などの構成を少なくすること
ができるので、動力の摩擦損失を少なくすることがで
き、これによつて零点調整を高精度で行うことができ
る。さらにまた構成を簡単にすることができ、安価に実
現される。さらに本考案に従えば、ワークロール2の軸
8は、軸受筒9によつて支持され、この軸受筒9は、支
持片11の円弧状受け面71によつて当接して受けられ、ア
ーム15に設けられた第1シリンダ10によつてその支持片
11がアーム15の長手軸線方向に変位することができるよ
うにされ、さらにこのアーム15に形成された係止突起16
には、水平中間ロール6、その軸12を支持するチヨツク
13の係合溝14が係合して変位可能となつており、さらに
そのアーム15には、水平サイドサポートロール7の回転
軸に設けられた軸端部18が挿通して角変位可能となつて
おり、これによつてワークロール2を水平中間ロール
6、さらには水平サイドサポートロール7によつて確実
に支持することができるようになる。また第1シリンダ
10によつて支持片11、したがつてワークロール2を変位
して、そのワークロール2、水平中間ロール6および水
平サイドサポートロール7の外径に応じて、本考案を実
施することができるという優れた効果もまた、達成され
る。
さらに本考案に従えば、カートリツジ20によつて、水
平サイドサポートロール7の回転軸17の軸端部18がブロ
ツク19を介して保持され、またこのカートリツジ20に
は、水平サイドサポートロール7間で複数の支持体22が
保持されるので、水平サイドサポートロール7による水
平中間ロール6、したがつてワークロール2の軸線の希
望する状態での正確な保持が可能になる。
さらに本考案に従えば、支持体22とハウジング21に固
定される支持ブリツジ24との間に、楔23を介在し、第2
シリンダ29のピストン棒30によつて楔23を被圧延材の通
過位置に近接、離反するように型成し、このピストン棒
30には、その軸線方向に沿つて磁性が相互に逆に磁極が
形成されており、この磁極を磁気センサ41によつて検出
し、磁気センサ41からたとえば離れて設けてある計数手
段によつて磁気センサ41の出力を計数する。したがつて
楔23の位置を高精度で検出することができ、またこの計
数手段の計数値によつて楔23の位置を検出して、ワーク
ロール2、水平中間ロール6および水平サイドサポート
ロール7の初期位置を決める零点調整を行うときの誤差
を小さくすることができ、さらにワークロール2の水平
面内における軸線の矯正を高精度で行うことができ、そ
のため被圧延材の形状を高精度で修整することができる
ようになる。
実施例 第1図は、本考案の一実施例の一部の簡略化した縦断
面図である。鋼板などの被圧延材は、第1図の右方の入
側から矢符1のように供給され、ワークロール2a,2bに
よつて圧延され、第1図の左方の出側から矢符1aで示さ
れるように、圧延後の被圧延材が導かれる。以下の説明
において、参照符の添字a,bを省略して総括的に示すこ
とがある。前述の参照符1,1aは、被圧延材が通過するい
わゆるバスラインを併せて示すことがある。ワークロー
ル2a,2bは、上下にそれぞれ配置されている中間ロール3
a,3bおよびバツクアツプロール4a,4bによつて支持され
る。これらの中間ロール3a,3bおよびバツクアツプロー
ル4a,4bの各軸線は、一鉛直面5内にあり、バツクアツ
プロール4a,4bの軸線を通る直線は、その鉛直面5内に
あり、ワークロール2a,2bの軸線はその鉛直面5から出
側に水平方向にずれて配置される。ワークロール2a,2b
は、水平中間ロール6a,6bおよび水平サイドサポートロ
ール7a,7bによつて支持される。
第2図は第1図の切断面線II1〜II6から見た簡略化し
た断面図であり、第3図はワークロール2a、水平中間ロ
ール6aおよび水平サイドサポートロール7aの一部の斜視
図である。これらの図面を参照して、ワークロール2aの
軸線方向の端部の軸8は、その軸8と相互に回転可能な
軸受筒9によつて支持され、この軸受筒9は支持片11に
当接して支持され、シリンダ10によつて変位することが
できる。水平中間ロール6aの軸12はチヨツク13によつて
支持される。このチヨツク13の係合溝14は、アーム15に
形成された係止突起16に沿つてアーム15の軸線方向に変
位可能となつてる。複数の水平サイドサポートロール7a
は、個別的に回転自在にして共通な回転軸17に設けら
れ、その回転軸17の軸端部18は、アーム15に挿通され、
アーム15は水平サイドサポートロール7aの軸線と同一軸
線まわりに角変位可能である。この軸端部18にはブロツ
ク19が設けられ、このブロツク19はカートリツジ20に保
持される。カートリツジ20はハウジング21から着脱可能
に設けられる。ハウジング21は、本件圧延機の両側部で
固定位置に配置される。軸受筒9はまた、支持手段40に
よつてハウジング21に支持される。
水平サイドサポートロール7aの回転軸17には、複数の
支持体22aが設けられる。支持体22aには、回転軸17が回
転自在に挿通する。この支持体22は、カートリツジ20に
保持され、被圧延材の移動方向1,1aに変位可能となつて
いる。
こうして水平サイドサポートロール7を支持する複数
の各支持体22は、楔23を個別的に介して、それらの支持
体22に共通の支持ブリツジ24に当接する。支持ブリツジ
24は、ハウジング21に固定されて支持される。
2つの楔23a,23bのうち、以下の説明では主として楔2
3aに関して説明し、もう1つの楔23bに関する構成は、
被圧延材の通過位置であるバスライン1,1aの水平面に関
して面対称に構成される。楔23aは、被圧延材の通過位
置に近付くにつれて、すなわち第1図の下方になるにつ
れて、先細に形成されており、支持ブリツジ24aに形成
されている楔面25aに当接する。この楔面25aは、鉛直面
に対して角度θ1だけ傾斜している。支持体22aに当接
する楔23aの楔面25aとは反対側の表面26は、鉛直面であ
る。
この楔23aはピン27aによつて連結部材28aにピン結合
され、この連結部材28aは複動油圧シリンダ29aのピスト
ン棒30aに固定される。油圧シリンダ29aのヘツド端は、
ピン31aによつてブラケツト32aにピン結合されるる。こ
のブラケツト32aは、支持ブリツジ24aに立設された取付
ブロツク33aに固定される。取付ブロツク33aはボルトお
よびナツトの組合せ34aによつて、支持ブリツジ24aに取
外し可能に固定される。ピン27a,31aの軸線は水平であ
り、被圧延材の走行方向1,1aに垂直である。取付ブロツ
ク33aは、各楔23a、したがつて各油圧シリンダ29aに個
別的に対応して設けられていてもよく、あるいはまたす
べての楔23a、したがつてすべての油圧シリンダ29aに共
通に設けられていてもよい。
このような構成によれば、楔23は1つのピン27を介し
て油圧シリンダ29のピストン棒30に連結されているの
で、支軸体22を介して各水平サイドサポートロール7を
押込む際にがたを少なくすることができ、これによつて
ワークロール2の水平面内における軸線の矯正を高精度
で行うことができ、そのため被圧延材の形状を高精度で
修整することができるようになる。また、がたつきが少
ないので、油圧シリンダ29の駆動によるワークロール2
の軸線の矯正の応答性を向上することができる。またこ
の楔23を用いることによつて、支持ブリツジ24の撓みに
よる水平サイドサポートロール7の変位の矯正を行うこ
ともまた可能である。
しかもまた、ピン27を用いて楔23がピストン棒30aの
連結部材28に連結されているので、動力の摩擦損失を少
なくすることができる。したがつて僅かな力で水平サイ
ドサポートロール7を押してロール2,6,7間を隙間なく
接触させて各ロール2,6,7の初期位置を決める零点調整
を行うときの誤差を小さくすることが可能である。
楔面25と楔23との傾斜している角度θ1は、それらの
摩擦角未満に定められ、これによつて支持体22aに、被
圧延材の通過移動方向1,1a(第1図の左方)に向かう大
きな力が作用したとき、楔23が、その移動方向1,1aに対
して垂直方向(第1図の上および下の方向)に変位して
逃げることが防がれる。
第4図は、油圧シリンダ29aの断面図である。このピ
ストン棒30aには、ピストン37が設けられ、ポート38,39
から圧油が供給される。ピストン棒30aには、その軸線
方向に沿つて参照符40で示す領域に、極性が相互に逆に
磁極が形成されており、この磁極は磁気センサ41によつ
て検出される。したがつてこの磁気センサ41の出力を係
数手段よつて計数することによつて、ピストン棒30aの
位置を検出することができる。本考案では、楔23aとピ
ストン棒30aとは、1つのピン27aによつて連結されてい
るだけあつて、前述のようにがたつきが零またはごく僅
かであるので、この磁気センサ41によつてピストン棒30
aの位置、したがつて楔23aの位置を高精度で検出するこ
とができる。またこのようなピストン棒30aに磁極をそ
の軸線方向に沿つて形成することによつて、構成が簡略
化されることになり、このことは特に圧延機の環境にお
いて重要なことである。
またこの実施例では、取付ブロツク33はボルトおよび
ナツトの組合せ34によつて支持ブリツジ34に着脱可能で
あるので、この取付ブリツジ34を取外して、楔23および
油圧シリンダ29の保守を行うことが容易である。
上述の実施例では、主として楔23aに関連して行われ
たけれども、もう1つの楔23bに関してもまた同様であ
る。軸8は、各ワークロール2の軸線方向外方に突出し
ている。軸受筒9は、その軸受筒9に臨んで軸受筒9を
受ける円弧状の受け面71(前述の第3図参照)を有する
支持片11によつて支持される。複数の水平サイドサポー
トロール7は、回転軸17に、軸線方向に間隔をあけて設
けられる。回転軸17の軸線方向外方に突出した軸端部18
には、水平サイドサポートロール7の軸線と同一軸線ま
わりに角変位可能な細長いアーム15に挿通される。アー
ム15には、その長手軸線方向に沿つて係止突起16が延び
て形成される。水平中間ロール6の軸線方向外方には、
軸12が突出しており、この軸12はチヨツク13に支持さ
れ、チヨツク13に形成された係合溝14は、係止突起16に
係合して変位可能となつている。シリンダ10は、アーム
15の長手軸線方向に支持片11を変位することができる。
ブロツク19は、前記軸端線18に設けられ、ハウジング21
間にわたつて配置されたカートリツジ20に保持される。
考案の効果 以上のように本考案によれば、水平サイドサポートロ
ールを支持する複数の各支持体と、ハウジングに固定さ
れる支持ブリツジとの間に、楔を介在し、この楔を、ア
クチユエータに直接に連結するようにしたので、がたが
少なく、また動力の摩擦損失を少なくすることができ、
これによつて水平サイドサポートロールの押圧力を制御
する精度および応答性の向上を図ることができるととも
に、零点調整を高精度で行うことができるようになる。
さらに構成が簡単であるので、安価に実現される。また
本考案によれば、アラーム15には、水平サイドサポート
ロール7の回転軸17に突出して設けられた軸端部18が挿
通してアーム15が水平サイドサポートロール7の軸線と
同一軸線まわりに角変位可能となつており、このアーム
15には、係止突起16が形成され、水平中間ロール6の軸
12を支持するチヨツク13は、係止突起16に係合する係合
溝14に支持され、さらにこのアーム15には第1シリンダ
10が設けられて、支持片11の円弧状受け面71によつてワ
ークロール2の軸8を支持する軸受筒9を受ける。こう
してワークロール2、水平中間ロール6および複数の水
平サイドサポートロール7の外径の変化に応じて、確実
な圧延を達成することができ、さらにそれらの各ロール
の軸線を希望する状態を保つことができるという優れた
効果が達成される。
さらに本発明によれば、第2シリンダ29のピストン棒
30には、その軸線方向に沿つて、極性が相互に逆に磁極
が形成されており、磁気センサ41がこの磁極を検出する
ことによつて、その磁気センサ41の出力を計数してピス
トン棒30の位置、したがつてワークロール2の位置を検
出することができる。このような構成は単純であり、故
障が少なく、圧延機においては重要なことである。
さらに本考案によれば、ピストン棒30の位置を磁気セ
ンサ41および計数手段によつて検出するようにし、これ
によつてワークロール2、水平中間ロール6および水平
サイドサポートロール7の位置を高精度で検出し、ワー
クロール2の水平面内における軸線の矯正を高精度で行
うことができ、そのため被圧延材の形状を高精度で修整
することができるようになる。また支持ブリツジ24の撓
みによる水平サイドサポートロール7の変位の矯正を行
うことも可能である。さらにワークロール2、水平中間
ロール6および水平サイドサポートロール7の初期位置
を決める零点調整を行うときの誤差を小さくすることも
また可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の一部の縦断面図、第2図は
第1図の切断面線II1〜II6から見た簡略化した断面図、
第3図はワークロール2a、水平中間ロール6aおよび水平
サイドサポートロール7aの一部の斜視図、第4図は油圧
シリンダ29aの断面図、第5図は先行技術の簡略化した
断面図である。 2a,2b……ワークロール、3a,3b……中間ロール、4a,4b
……バツクアツプロール、5……鉛直面、6a,6b……水
平中間ロール、7a,7b……水平サイドサポートロール、2
2a,22b……支持体、23a,23b……楔、24a,24b……支持ブ
リツジ、27a,27b……ピン、28a,28b……取付部材、29a,
29b……複動油圧シリンダ、30a,30b……ピストン棒、33
a,33b……取付ブロツク

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下に配置された2つのバツクアツプロー
    ル4を一対の各ハウジング21に設け、このバツクアツプ
    ロール4の軸線を通る直線に関して水平方向にずれた軸
    線を有するワークロール2を、ワークロール2の一側方
    で水平中間ロール6および複数の水平サイドサポートロ
    ール7によつて支持する圧延機において、 各ワークロール2の軸線方向外方に突出した軸8は、そ
    の軸8と相互に回転可能な軸受筒9によつて支持され、 軸受筒9は、その軸受筒9に臨んで軸受筒9を受ける円
    弧状の受け面71を有する支持片11によつて支持され、 複数の水平サイドサポートロール7は、個別的に回転自
    在にして共通な回転軸17に、軸線方向に間隔をあけて設
    けられ、 回転軸17の軸線方向外方に突出した軸端部18は、水平サ
    イドサポートロール7の軸線と同一軸線まわりに角変位
    可能な細長いアーム15に挿通され、 アーム15には、そのアーム15の長手軸線方向に沿つて延
    びる係止突起16が形成され、 水平中間ロール6の軸線方向外方に突出した軸12を支持
    するチヨツク13に形成された係合溝14は、前記係止突起
    16に係合してチヨツク13が係止突起16に沿つて変位可能
    となつており、 アーム15には、前記支持片11が、第1シリンダ10によつ
    てアーム15の長手軸線方向に変位することができるよう
    に設けられ、 前記軸端部18に設けられるブロツク19は、ハウジング21
    間にわたつて配置されたカートリツジ20に保持され、 水平サイドサポートロール7間で回転軸17が回転自在に
    挿通される複数の支持体22は、被圧延材の移動方向1,1a
    に変位自在にカートリツジ20に保持され、 第2シリンダ29のピストン棒30には、その軸線方向に沿
    つて、極性が相互に逆に磁極が形成されており、 この磁極を検出する磁気センサ41と、 磁気センサ41の出力を計数する手段とが設けられ、 各支持体22と、ハウジング21に固定される支持ブリツジ
    24との間に、被圧延材の通過位置に近付くにつれて先細
    または先太に形成された楔23を介在し、 この楔23を、ピストン棒30に直接に連結して、被圧延材
    の通過位置に近接、離反するように形成し、 計数手段の計数値によつて楔23の位置を検出することを
    特徴とする圧延機。
JP1990040145U 1990-04-12 1990-04-12 圧延機 Expired - Lifetime JPH087922Y2 (ja)

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JPS6012207A (ja) * 1983-07-01 1985-01-22 Kawasaki Steel Corp 形状制御性の高い圧延機
JPH0646563Y2 (ja) * 1988-08-29 1994-11-30 川崎重工業株式会社 圧延機

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JPH04402U (ja) 1992-01-06

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