JPH0114341Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0114341Y2
JPH0114341Y2 JP4616581U JP4616581U JPH0114341Y2 JP H0114341 Y2 JPH0114341 Y2 JP H0114341Y2 JP 4616581 U JP4616581 U JP 4616581U JP 4616581 U JP4616581 U JP 4616581U JP H0114341 Y2 JPH0114341 Y2 JP H0114341Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
workpiece
bending
pedestal
pedestals
work
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP4616581U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57160819U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP4616581U priority Critical patent/JPH0114341Y2/ja
Publication of JPS57160819U publication Critical patent/JPS57160819U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0114341Y2 publication Critical patent/JPH0114341Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車エンジンのクランクシヤフト
や、ミツシヨンのメインシヤフトのように真直性
を要求される軸類の曲りを塑性変形によつて修正
する軸曲り修正機の改良に関する。
一般に、この種の軸曲り修正機は、センタ間に
被修正物(以下ワークという。)を水平に支え、
かつそのワークの少なくとも両端部分を受け台に
載せて軸類の曲り方向および曲り量を測定し、こ
れらの測定量に基づいてワークの曲り部分が上方
に向くように設定した後、ワーク上方からプレス
(加圧装置)のラムを降下させて押し付け、塑性
変形させて修正するものである。すなわち、ワー
クは、ワークの曲り測定時には受け台の平坦部分
で支えられ、ラムの押付け時には受け台の縁部分
で支えられて下方に強く押し付けられる。従つ
て、前記測定時、ワークと受け台とが面接触して
いるために、その間に凹凸があつたり或いはごみ
等が付着していると測定誤差となる問題がある。
また、ラムの押付け時、ワークは中央部分が湾曲
して両端部分が斜め上方に向つて傾き、受け台の
縁にのみ点接触の状態で掛け渡されているので、
ワークの材料がやわらかいとき、またはセレーシ
ヨンやスプラインなどのように変形を受けやすい
形状のものであるときには、ワーク自体に傷が付
き易い。これを防ぐため、受け台自体の材料に非
焼入れ材(鉄材)、黄銅、燐青銅等のような軟質
性のものを用いていた。このため、加圧修正によ
り受け台が比較的容易に変形し、ワークの設定基
準が狂つてくるために点検を頻繁に行う必要があ
り、また受け台を時々交換しなければならないた
めに非常に頻わしいものであつた。
本考案は上記事情に着目してなされたもので、
その目的とするところは受け台の形状を改良しそ
の耐久性を向上できる軸曲り修正機を提供するこ
とにある。
以下、本考案の一実施例を図面にもとづいて説
明する。
この軸曲り修正機1はワーク2を水平に支持す
る一組のセンタ3,4を設けており、上記センタ
3,4は上下自在な支持アーム5,6によつてそ
れぞれ支持されている。各支持アーム5,6は支
えばね7,8によつて上方へ向けて付勢され、図
示しないストツパに当つて定位置に待機してい
る。一方のセンタ3側にはワーク2の端部を挾持
するチヤツク9が設けられ、モータ10によつて
ギヤ11を介して回転させられるようになつてい
る。また、その回転角度は角度検出器12によつ
て検出される。
上記ワーク2の両端部下側にはそれぞれそのワ
ーク2の端部を受け支える受け台13,14が設
けられている。この受け台13,14は例えば焼
入れ材(鋼材)等の硬質材が使用され、ワーク2
の加圧修正により変形しないようにする。また、
受け台13,14間の上方にはワーク2の中央部
分をそのワーク2の軸線を直角方向下方に加圧す
るラム15を有した加圧装置16が設けられてい
る。すなわち、両端部を受け台13,14に載置
したワーク2の中央部分を上方から押し付けて加
圧し塑性変形させるようになつている。また、ラ
ム15に対向してワーク2の下側にはそのワーク
2の曲りとラム15の押込み量を検出する検出器
17が設けられている。この検出器17はたとえ
ば差動トランスを使つて変位を検出するように構
成される。
また、上記受け台13,14の載置面18は第
2図および第3図で示すように構成されている。
すなわち、受け台13,14の載置面18は、そ
の外側に位置する載置面部側がほぼ湾曲状部に形
成され、かつその湾曲状部から内側に位置する載
置面部側には加圧装置16で最大荷重によりワー
ク2を変形させたとき、そのワーク2の傾き方向
に一致する傾斜角θを有した傾斜部となるように
形成されている。さらに、載置面18はワーク2
の外径に応じた凹部形状に形成される。
次に、上記構成による軸曲り修正機1の動作お
よび作用を説明する。まず、図示しない給排装置
によりワーク2がセンタ3,4間に運ばれてきて
そのセンタ3,4間に支えられるとともに、その
一方端がチヤツク9によつて挾持される。そし
て、モータ10の駆動によりギヤ11を介してチ
ヤツク9とともにワーク2を回転する。このとき
の回転角度は角度検出器12によつて検出され、
かつワーク2の曲りによる変位を検出器17によ
つて検出する。これらの曲り方向および曲り量の
測定時、前記ワーク2は受け台13,14の載置
面18に対してワーク長手方向と直交する方向に
線接触する如く設定され、かつワーク長手方向に
対しては点接触に設定される。そして、上記検出
結果から演算装置によりその曲り方向と曲り量を
算出し、ワーク2の湾曲方向を上に向けて停止さ
せる。また、曲り量の測定値から演算し、加圧装
置16のラム15の押込み量を算出する。加圧装
置16を作動させ、そのラム15の下降を連続的
に検出器17によつて検出し、ラム15の押込み
量を測定し、所定の押込み量に達したときにラム
15を停止後退させる。
しかして、上記押込み動作においてワーク2は
湾曲方向とは逆向きに湾曲させられて塑性変形
し、曲りを修正する。また、湾曲方向とは逆向き
に湾曲させられたとき、ワーク2の端部は第4図
で示すように傾むき、受け台13,14の載置面
18に広い面積で接触する。つまり、最大の押付
け荷重を受けたとき、点接触ではなく広い面接触
で受け台13,14に当る。したがつて、受け台
13,14を硬い材料で形成してもワーク2には
傷がつかない。
なお、上記実施例ではワークの両端のみを一対
の受け台で受け止めるようにしたが、本考案はこ
れに限定されず、多点の曲り修正を行なう場合に
はさらに中間位置に別の受け台を設置してもよ
い。この場合、中間位置に設置した受け台は載置
面18の中央部分を境にして両側へ逆方向の傾斜
角θを有する傾斜面として形成されるものであ
る。
以上説明したように本考案の軸曲り修正機で
は、ワークの曲り方向および曲り量等の測定時に
はワークが受け台に対して線接触となりかつワー
ク長手方向には点接触となつているので、受け台
面の凹凸やごみ等の付着物がなくなり、高精度に
曲り測定を行うことができる。また、受け台の載
置面をワークが加圧装置で加圧したときの最大荷
重によつて変形させられたときの傾き方向に一致
するように傾斜させたから、その受け台を特に硬
い材料で形成した場合でもワークには傷がつきに
くい。したがつて、ワークの材料がやわらかいと
き、またはセレーシヨンやスプラインなどのよう
に変形を受けやすいものであるときでも、そのワ
ークを傷付けることなく、曲りを修正できる。ま
た、受け台に比較的硬い材料を用いることが可能
となるため、その受け台の摩耗が大巾に減少し、
耐久性を向上でき、メンテナンスがよい。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は軸曲り修正機の概略的な構成図、第2図は受け
台の正面図、第3図は同じ受け台の側断面図、第
4図は受け台の作用を説明する側面図である。 1……軸曲り修正機、2……ワーク、13,1
4……受け台、16……加圧装置、17……検出
器、18……載置面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 受け台間にわたつてワークを載せ、該受け台を
    基準として該受け台間のワーク部分を加圧装置に
    よりそのワークの軸線に直角方向に加圧して塑性
    変形させることにより該ワークの曲りを修正する
    軸曲り修正機において、 前記各受け台はそれぞれ1つのブロツク体によ
    り構成され、また、その受け台上部の載置面は、
    前記ワークの曲り方向、曲り量の測定時に該ワー
    ク長手方向と直交する方向に該ワークと線接触す
    るように該載置面外側で該ワーク長手方向に形成
    された湾曲状部と、該加圧装置による加圧時に該
    ワークと面接触するように、該加圧装置で加圧さ
    れたときのほぼ最大荷重によつて変形する該ワー
    クの傾きに一致する角度でかつ前記湾曲状部より
    内側でワーク長手方向に形成された傾斜部とを設
    けたことを特徴とする軸曲り修正機。
JP4616581U 1981-03-31 1981-03-31 Expired JPH0114341Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4616581U JPH0114341Y2 (ja) 1981-03-31 1981-03-31

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4616581U JPH0114341Y2 (ja) 1981-03-31 1981-03-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57160819U JPS57160819U (ja) 1982-10-08
JPH0114341Y2 true JPH0114341Y2 (ja) 1989-04-26

Family

ID=29843022

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4616581U Expired JPH0114341Y2 (ja) 1981-03-31 1981-03-31

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0114341Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2655149B2 (ja) * 1987-09-24 1997-09-17 廣光 奥村 シャフト曲がり修正装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57160819U (ja) 1982-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4131008A (en) Device for measuring the bending angles in plate-bending machines
US6408663B1 (en) Method and apparatus for truing crankshafts
JP3201481B2 (ja) カムシャフトの特徴をチェックする装置及び方法
CN211977817U (zh) 一种轴类工件圆度浮动检测矫直装置
JPH0114341Y2 (ja)
KR100222057B1 (ko) 롤러 압연기의 상하부 수평롤러의 자동 정렬/조정 장치 및 방법
JPH025489B2 (ja)
US3937072A (en) System for measuring plastic deformation created by a bending press
US3864835A (en) Device for measuring the interferences and the inclinations of abutting surfaces of a half plain bearing
JPH10511317A (ja) 精密仕上げ盤用検査装置
CN215280934U (zh) 数控机床轧辊加工用夹具
JPS6430150U (ja)
CN201378042Y (zh) 钟形壳球道对球面同轴度检具
JPH0763765B2 (ja) H形鋼の直角度矯正方法
JPH05813Y2 (ja)
JP3302641B2 (ja) 圧延機のレベリング調整方法およびその調整用装置
CN218329734U (zh) 凸轮轴偏心对称度检测装置
CN220489950U (zh) 一种制动凸轮轴对称度的检测装置
US3460263A (en) Gauge and sliding supports therefor
CN216348339U (zh) 一种柱销联轴器找正表架
CN210833300U (zh) 圆柱滚子基准端面跳动测量装置
JPH0112161Y2 (ja)
US2372509A (en) Press for automotive vehicle housings and associated parts
JPS5834260A (ja) 異常負荷検出装置
CN217504756U (zh) 一种轴承滚子椭圆度检测装置