JPH087763Y2 - 閉鎖配電盤 - Google Patents

閉鎖配電盤

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JPH087763Y2
JPH087763Y2 JP1987058712U JP5871287U JPH087763Y2 JP H087763 Y2 JPH087763 Y2 JP H087763Y2 JP 1987058712 U JP1987058712 U JP 1987058712U JP 5871287 U JP5871287 U JP 5871287U JP H087763 Y2 JPH087763 Y2 JP H087763Y2
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秀二 菊地
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Toshiba Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、閉鎖配電盤に係り、特にその箱体の構造に
関するものである。
(従来の技術) 第11図は、従来の閉鎖配電盤の電気機器が収納される
箱体1の構成を示す斜視図である。箱体1は、同図に示
すように横縦面をU字状に折り曲げると共に、さらに全
体としてU字状に折り曲げて成形した縦部材2や奥行部
材3を、第12図に正面枠の部分を分解して示すように、
横断面をU字状に折り曲げた横部材4を用いて組合せ、
これらをボルトにより連結するとともに正面には開閉自
在の扉1a、上部には天井板(図示しない)、側面に側面
板(図示しない)、背面には背面板(図示しない)をそ
れぞれ取付けて構成したものである。
また、第13図は、従来の閉鎖配電盤の異なる構成の箱
体5を示す分解斜視図である。箱体5は、横断面をU字
状に折り曲げて成形した縦部材6、横部材7および縁を
内側にL字状に折り曲げて成形した側面板8を、三角形
状の面が対向するように折り曲げて成形した補強ガゼッ
ト9を用いて組合せ、これらをボルトにより連結する。
さらに、正面には開閉自在の扉(図示しない)、上部に
は天井板10、背面には背面板(図示しない)をそれぞれ
取付けて構成したものである。
ところで、箱体1は以上のように構成されているが、
内部に収納される母線導体や電気機器等の重量、閉鎖配
電盤の輸送時や据付時に作用する左右、前後方向の力、
閉鎖配電盤の吊上時やコロ引きによる移動時に作用する
力等で箱体1が歪むので、縦部材2のように多方向に一
体折曲げ成形されている部材の折り曲げ部2aが開いて変
形することがある。これを防ぐため、折り曲げ成形後に
溶接で一体に接合し、強度の向上を図っていた。
また、箱体8は、上記したような力の作用で歪むのを
防ぐため、補強ガセット9を用いて縦部材6と横部材7
の交叉部分を連結し、強度の向上を図っていた。
(考案が解決しようとする課題) しかし、箱体の枠部材を折り曲げて成形した後に溶接
すると、作業工程が増すだけでなく溶接後の変形修正等
の作業も加わって製作や組立に多くの時間を必要とす
る。また、箱体に補強ガセットを用いると、構成部品数
が多くなる等の原因で、閉鎖配電盤のコスト低減の障害
となり、この改善が望まれていた。
本考案の目的は、枠部材の製作で溶接を不要とし、か
つ補強ガセットも用いることなく箱体を製作し、コスト
低減を図った閉鎖配電盤を提供することにある。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段および作用) 上記目的を達成するために本考案は、縁に縦辺及び横
辺2組のU字状の折り曲げ部分を有する側面板と、端部
にガセット状の連結面を形成させた枠部材を連結して箱
体を構成する閉鎖配電盤において、側面板には、縦辺の
U字状の折り曲げ部分に形成される第1の内縁面及び第
1の底縁面と、横辺のU字状の折り曲げ部分に形成され
る第2の内縁面及び第2の底縁面と、第1の内縁面及び
第2の内縁面にL字状に形成される取付面と、取付面に
形成される複数の固定穴とが設けられ、枠部材には、断
面がU字状に折り曲げられて形成される底縁面、外縁面
及び内縁面と、外縁面の端部に設けられ、反底縁面方向
に突出する第1のガセット形状部と、第1のガセット形
状部に連続して略直角に折り曲がって内縁面よりも延伸
する第2のガセット形状部とを有する連結面と、連結面
に設けられ、側面板の固定穴との対応位置に形成される
連結穴とが設けられ、側面板の固定穴と枠部材の連結穴
が固定部材を介して連結され、側面板の内縁面と枠部材
の連結面を固定するようにしたので、構成部材は溶接を
施すことなく折り曲げで成形することができ、かつ補強
部材も不要として製作を容易にすることができる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本考案の一実施例の箱体11の構成を一部切欠し
て示す斜視図である。箱体11は、同図に示すように両側
に配置される2個の側面板12と、この両側面板12を正面
および背面共上下でそれぞれ4個の連結梁13で連結し、
正面には開閉自在の扉11a、上部には天井板14、背面に
は背面板(図示しない)をそれぞれ取付ける。
ここで、上記した側面板12は、第2図に示すように鋼
板の四方の縁をU状(または袋状)に折り曲げ、正面お
よび背面には第1の底縁面12aと第1の内縁面12bをそれ
ぞれ形成し、上面には第2の底縁面12c、第2の内縁面1
2dを形成し、同様にして下面にも第2の底縁面12e、第
2の内縁面12fを形成する。また、第1の内縁面12bの上
部および下部と、第2の内縁面12d,12fの左部および右
部は、後述する連結梁13の連結部13fが取付けられる略
L字状の取付面としている。この取付面となる第1の内
縁面12bの上部および下部にはそれぞれ2個の固定穴15
a,15bが設けられ、第2の内縁面12b,12fの左部および右
部には固定穴15cが設けられる。これらの固定穴15a,15
b,15cについて固定穴15aと15bが略同一垂直線上に、固
定穴15bと15cが略同一水平線上に配置される。
なお、側面板12は第3に示す形状に鋼板を切断し、破
線の位置で折り曲げることにより形成することができ
る。
また、上記した連結梁13は、第4図に示すように縦断
面がU字状に折り曲げられ、外縁面13a、内縁面13bおよ
び底縁面13cが形成される。そして、両端部には、外縁
面13aの上方(底縁面13cとは反対方向)に突出する第1
のガセット形状部13dと、第1のガセット形状部13dに連
続して略直角に折り曲がって内縁面13bより延伸する第
2のガセット形状部13eとを有する連結面13fを形成して
いる。この連結面13fには、側面板12の固定穴15aに対応
する連結穴16a、固定穴15bに対する連結穴16bおよび固
定穴15cに対応する連結穴16cがそれぞれ設けられてい
る。なお、連結梁13は、第5図に示す形状に鋼板を切断
し、破線の位置で折り曲げることにより形成される。
次に、上記した側面板12と連結梁13の組立方法を説明
する。側面板12を両側に配置し、第6図に示すように対
向する側面板12の第1の内縁面12bの上部および下部
(ただし、同図には正面側の下部のみを示す)に連結梁
13の連結面13fを当て、連結穴16a,16b,16cをそれぞれ側
面板12の固定穴15a,15b,15cに一致させ、ボルト(図示
しない)を貫通してナットで締付ける。側面板12の背面
側についても同じ領域で連結梁13により連結する。
次に、以上の構成による枠体に外力が作用した場合に
ついて説明する。側面板12は、第1の内縁面12bと第2
の内縁面12dが独立した面となっているが、第1の内縁
面12b、第2の内縁面12dおよび第1の底縁面12a、第2
の底縁面12eに外力が作用したとき、側面板12の折り曲
げ部12g,12h,12i,12jに変形を生じる恐れがある。しか
し、側面板12の第1の内縁面12bと第2の内縁面12dを連
結梁13の連結面13fを介して固定することにより、側面
板12の第1の内縁面12b、第2の内縁面12dおよび第1の
底縁面12a、第2の底縁面12eに外力が作用しても、連結
梁の連結面13fを介して分散される。従って、側面板12
の折り曲げ部12g,12h,12i,12jの変形を防ぐことができ
る。
また、連結梁13には、外縁面13aの上方に第1のガセ
ット形状部13dが設けられ、第1のガセット形状部13dに
連続し略直角に折り曲げて第2のガセット形状部13eが
設けられている。このため箱体11に第7図に破線21で示
す左右振れが発生しようとしても、第1のガセット形状
部13dが作用して阻止し、同図に二点鎖線で示す前後振
れが発生しようとしても、第2ガセット形状部13eが作
用して阻止することができる。なお、箱体11の左右方向
に傾き(変形)、前後方向の傾き(変形)についても、
同様に各ガセット形状部が作用し、傾き(変形)を阻止
する。
さらに、箱体11吊上げたとき、箱体11の上部が第8図
に破線(上側)で示すように変形し側面板12の折り曲げ
部12kも変形しようとするが、上部側の第1の内縁面12
b、第2の内縁面12bが上部側の連結梁13の連結面13fを
介して固定されているから、この変形を阻止することが
できる。また、箱体11をコロ引きで移動するとき、箱体
11の下部が第8図に破線(下側)で示すように変形し側
面板12の折り曲げ部12iも変形しようとするが、下部側
の第1の内縁面12b、第2の内縁面12dも下部側の連結梁
13の連結面13fを介して固定されているから、この変形
を阻止することができる。
なお、本考案については、上記した実施例に限定され
るものではなく、種々変形させることもできる。すなわ
ち、上記した実施例では、正面側の上下各部、背面側の
上下各部をそれぞれ別個の連結梁13で連結するようにし
たが、上下の連結梁を一体に形成し、この連結梁を2個
用いて正面側と背面側をそれぞれ連結させてもよい。ま
た、上部の正面側と背面側の連結梁、下部の正面側と背
面側の連結梁をそれぞれ一体に形成し、この連結梁を2
個用いて上部と下部をそれぞれ連結させてもよい。
また、複数の閉鎖配電盤を列盤するとき、第9図に示
すように側面板25に開口部26を設けることが多いが、こ
の場合には開口部26のコーナ部を円弧状(半径R)に加
工することにより、応力集中を防ぐとともに強度の低下
を少なくして、箱体11の前後振れ(第7図に二点鎖線22
で示す)を防ぐようにすることができる。第10図は、こ
の側面板25の展開図を示す。
〔考案の効果〕
本考案は、以上のように構成されているから、次の効
果が得られる。すなわち、 (1)従来のような横部材または補強ガセットが不要と
なり、構成部品の種類および個数を少なくして、箱体の
製作が容易となる。
(2)折り曲げ成形した側面板を連結梁で固定すること
により、溶接が不要となり、側面板及び連結梁の製作が
容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の箱体の構成を一部切欠して
示す斜視図、第2図は本考案の一実施例の側面板を示す
斜視図、第3図は第2図に示す側面板の展開図、第4図
は本考案の一実施例の連結梁を示す斜視図、第5図は第
4図に示す連結梁の展開図、第6図は本考案の一実施例
の箱体の組立方法を示す説明図、第7図は本考案の一実
施例の箱体に外力が作用したときの変形方向を示す説明
図、第8図は本考案の一実施例の箱体の第7図と異なる
方向の外力が作用したときの変形方向を示す説明図、第
9図は本考案の他の実施例の側面板を示す正面図、第10
図は第9図に示す側面板の展開図、第11図は従来の閉鎖
配電盤の箱体の構成を示す斜視図、第12図は第11図に示
す箱体の縦部材の構成を示す分解斜視図、第13図は従来
の閉鎖配電盤の第11図と異なる箱体の構成を示す分解斜
視図である。 11……箱体、12……側面板 13……連結梁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】縁に縦辺及び横辺2組のU字状の折り曲げ
    部分を有する側面板と、端部にガセット状の連結面を形
    成させた連結梁を連結して箱体を構成する閉鎖配電盤に
    おいて、 前記側面板には、前記縦辺のU字状の折り曲げ部分に形
    成される第1の内縁面及び第1の底縁面と、前記横辺の
    U字状の折り曲げ部分に形成される第2の内縁面及び第
    2の底縁面と、前記第1の内縁面及び第2の内縁面にL
    字状に形成される取付面と、この取付面に形成される複
    数の固定穴とが設けられ、 前記連結梁には、断面がU字状に折り曲げられて形成さ
    れる底縁面、外縁面及び内縁面と、前記外縁面の端部に
    設けられ、反底縁面方向に突出する第1のガセット形状
    部と、この第1のガセット形状部に連続して略直角に折
    り曲がって前記内縁面よりも延伸する第2のガセット形
    状部とを有する連結面と、この連結面に設けられ、前記
    側面板の固定穴との対応位置に形成される連結穴とが設
    けられ、 前記側面板の固定穴と前記連結梁の連結穴が固定部材を
    介して連結され、前記側面板の内縁面と前記連結梁の連
    結面を固定するようにしたことを特徴とする閉鎖配電
    盤。
JP1987058712U 1987-04-20 1987-04-20 閉鎖配電盤 Expired - Lifetime JPH087763Y2 (ja)

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JPS63167308U JPS63167308U (ja) 1988-10-31
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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6014564B2 (ja) * 1979-05-10 1985-04-15 株式会社東芝 配電盤箱体
JPS6059705U (ja) * 1983-09-26 1985-04-25 三菱電機株式会社 配電盤の箱体
JPS6078177U (ja) * 1983-10-31 1985-05-31 寺崎電気産業株式会社 箱形盤枠体

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JPS63167308U (ja) 1988-10-31

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