JPH0724432Y2 - ウイング付きブレード - Google Patents

ウイング付きブレード

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Publication number
JPH0724432Y2
JPH0724432Y2 JP1990406398U JP40639890U JPH0724432Y2 JP H0724432 Y2 JPH0724432 Y2 JP H0724432Y2 JP 1990406398 U JP1990406398 U JP 1990406398U JP 40639890 U JP40639890 U JP 40639890U JP H0724432 Y2 JPH0724432 Y2 JP H0724432Y2
Authority
JP
Japan
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front plate
wing
blade
plate
welding
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1990406398U
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English (en)
Other versions
JPH0492064U (ja
Inventor
好人 佐藤
恒夫 杉平
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はブルドーザ等の建設機械の前部に装着されるブ
レードに係り、特にUドーザと称されるウイング付きブ
レードに関する。
(従来の技術) 例えば、第3図および第4図に示すようにセミUドー
ザ、Uドーザと称されるブレードの構造には、左右両端
にウイング部12と云われる前面板11の両側を折曲げ
て張り出した部分がある。つまり中央に設けた前面板1
1を途中で折り曲げて左右にウイング部12,12を形
成したものである。そして前面板11の後部には断面コ
の字形で長手方向に沿った複数の補強板13を、開放さ
れた側を前面板11の後面に接触させるよう上下方向に
配置して溶接し、上下の補強板13の後部間の隙間は後
板14により溶接している。この場合、補強板13の長
さは前面板11の直線状の中央部の長さよりも左右に長
くなっている。しかしながら前面板11の両端は上述の
ようにウイング部12を形成するために折り曲げられた
形状となっているが、補強板13は折り曲げてないため
に、折り曲げられたウイング部12との間には三角形の
空間が形成されている。その三角形の空間を埋めるため
に補強板13との間に水平リブ15となる三角板を接合
してウイング部12に突き当て溶接し、ウイング部12
を補強している。その上で上下の水平リブ15間には側
面板16を溶接して土砂等の侵入を防止したものであ
る。図中、17は図示しない車体との取付け座、18は
カッティングエッジである。
(考案が解決しようとする課題) しかしながらセミUドーザやUドーザはウイング部のな
いストレートドーザに比べ、構造が複雑で溶接個所が多
くあり、製造工程の合理化が叫ばれる現状において、特
に三角状の水平リブは補強板の2倍の数があり、しかも
両側にあるために溶接個所が極めて多く、かつ溶接が複
雑であるためロボットによる溶接化を困難なものとして
いた。本考案はこれに鑑み、構造が簡素化でき、ロボッ
トによる溶接化が可能なウイング付きブレードを提供し
て従来技術の欠点の解消を図ることを目的としてなされ
たものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため本考案は、前面板の両側に、中
央部よりも張り出したウイング部を有するブレードの構
造において、前記前面板の両端部を中央部から折り曲げ
ることなくブレード端まで延長すると共に、前記ウイン
グ部の板厚を前面板よりも厚くして前面板に固着し、ウ
イング部と前面板との間に形成される三角柱状の空間の
上下および側面を板材によりカバーする構造としたこと
を特徴とする。
(作用) 上記構成により、従来の三角形の水平リブがないためま
ごました溶接個所が減少し、構造の簡素化によりロボッ
ト溶接が可能となる。
(実施例) 以下、本考案を第1図および第2図に示す実施例を参照
して説明する。本考案にかかるウイング付きブレード
は、前面板1の両側に、中央部よりも張り出したウイン
グ部2を有するブレードの構造において、前記前面板1
の両端部を中央部から折り曲げることなくブレード端ま
で延長すると共に、前記ウイング部2の板厚を前面板1
よりも厚くして前面板1に固着し、ウイング部2と前面
板1との間に形成される三角柱状の空間3の上下および
側面を板材4によりカバーする構造としたものである。
前記前面板1の後側には、従来と同様にコの字形の補強
板5が長手方向に沿って開放された側を接するように、
かつ上下方向に複数個(実施例ででは2個としたが2個
以上の場合もある)所定間隔をおいて溶接により固着さ
れている。また、上下方向の補強板5,5の間は後板6
によりカバーされている。前記ウイング部2の板厚は前
面板1よりも厚くして従来よりも補強してある。そして
前面板1には端部に近接したそれぞれの位置にウイング
部2,2が溶接により傾斜して固着されている。これに
より前面板1の端部とウイング部2の端部および溶接個
所で三角柱状の空間3が形成される。この空間3の上下
および側面を板材4によりカバーすることで外部よりの
土砂等の侵入を阻止するようにしてある。この場合、補
強板5の側面は従来と同様にカバーされている。図中、
7はカッティングエッジ、8はトラックター等の車両に
ブレードを取付けるためのアーム取付け座である。
(考案の効果) 本考案は以上説明したように、前面板の両側に、中央部
よりも張り出したウイング部を有するブレードの構造に
おいて、前記前面板の両端部を中央部から折り曲げるこ
となくブレード端まで延長すると共に、前記ウイング部
の板厚を前面板よりも厚くして前面板に固着し、ウイン
グ部と前面板との間に形成される三角柱状の空間の上下
および側面を板材によりカバーする構造としたから、従
来のような三角形状の水平リブをすべて廃止することが
できることになり、これにより溶接個所のこまごました
所が減少して直線的に連続した溶接が行える。したがっ
て構造の簡素化により従来困難であったロボット溶接化
が可能となり、製造工程の合理化、信頼性の向上が期待
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案にかかるウイング付きブレ
ートの一実施例を示し、第1図は側面図、第2図は平面
図、第3図および第4図は従来のウイング付きブレート
を示し、第3図は側面図、第4図は平面図である。 1…前面板、2…ウイング部、3…空間、4…板材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前面板の両側に、中央部よりも張り出したウイング部を
    有するブレードの構造において、前記前面板の両端部を
    中央部から折り曲げることなくブレード端まで延長する
    と共に、前記ウイング部の板厚を前面板よりも厚くして
    前面板に固着し、ウイング部と前面板との間に形成され
    る三角柱状の空間の上下および側面を板材によりカバー
    する構造としたこと特徴とするウイング付きブレード。
JP1990406398U 1990-12-14 1990-12-14 ウイング付きブレード Expired - Lifetime JPH0724432Y2 (ja)

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JP1990406398U JPH0724432Y2 (ja) 1990-12-14 1990-12-14 ウイング付きブレード

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JP1990406398U JPH0724432Y2 (ja) 1990-12-14 1990-12-14 ウイング付きブレード

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JPH0492064U JPH0492064U (ja) 1992-08-11
JPH0724432Y2 true JPH0724432Y2 (ja) 1995-06-05

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JP1990406398U Expired - Lifetime JPH0724432Y2 (ja) 1990-12-14 1990-12-14 ウイング付きブレード

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