JPH0877463A - 機器の特定状態表示方法 - Google Patents

機器の特定状態表示方法

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JPH0877463A
JPH0877463A JP6208402A JP20840294A JPH0877463A JP H0877463 A JPH0877463 A JP H0877463A JP 6208402 A JP6208402 A JP 6208402A JP 20840294 A JP20840294 A JP 20840294A JP H0877463 A JPH0877463 A JP H0877463A
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blinking
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は例えばマイクロプロセッサなどの制
御部を有する機器の複数の特定状態を表示する表示方法
に関するもので表示の基本サイクルに要する時間を少な
くすること。更に視覚的にあるいは聴覚的に明確に表示
を読み取れる表示パターンの提供にある。 【構成】 緩点灯(短時間の点灯)と緩消灯(短時間の
消灯)からなる緩点滅サイクルを表示の基本サイクルの
始点・終点の境界として使用し、速点灯(瞬時の点灯)
と速消灯(瞬時の消灯)の所定の複数サイクルからなる
速点滅と前記緩消灯とで基準サイクルとし、この基準サ
イクルの数で特定情報を表示させ、これら一連の基本サ
イクルを繰り返し表示することを特徴とする機器の特定
状態表示方法。また上記と逆に緩点滅サイクルを基準サ
イクルとし、速点滅と緩消灯とからなるサイクルを基本
サイクルの始点・終点の境界として使用したもの。また
上記の発光表示を発音表示に置き換えたもの、2色の発
光体を用いたもの、可聴音の音色・高低(周波数)・大
小(音量)を変えたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えばマイクロプロセッ
サなどの制御部を有する空気調和機の機器の複数の特定
状態を表示する表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の空気調和機などの機器は1チップ
マイクロコンピュータを搭載した制御部を有し、種々の
安全装置を組み込んでいる。例えば、圧縮機が異常に高
温になれば空気調和機の運転を停止するなどである。こ
のときサービスマンが何の理由で停止したのか、その故
障原因を追及するのに便利なように、その故障状況を表
示するものがある。
【0003】図8はこれら機器の構成例の概略図を示す
ものであり、1は入力装置、2は自己診断機能を有する
コンピュータ(以下CPU)、3は出力装置、4は可視
光発光ダイオード(以下LED)、ランプなどの発光表
示装置またはブザーなどの発音報知装置からなる表示装
置である。
【0004】入力装置1より情報がCPU2へ入力され
ると、CPU2はこの入力情報により通常の処理プログ
ラムに従って演算を行い、その出力情報を出力装置3に
送出する。またCPU2は、入力装置1の情報により診
断プログラムに従ってシステムの異常を検出して、所定
の処理を行うことにより、その診断結果に基づいて表示
装置4(例:ランプ)の点滅回数でシステムの故障部位
を表示するものとなっており、この表示方法を図を用い
て以下詳述する。
【0005】従来この種の異常状態などの特定状態を表
示する表示方法として特開平1ー259433号公報に
開示されたものがあり、図5にその内容を示している。
この内容は特定情報に応じた回数だけ緩点灯(短時間の
点灯)と緩消灯(短時間の消灯)からなる緩点滅サイク
ルを繰り返した後、表示の基本サイクルの始点・終点の
境界として一定のブランク時間Tb(本発明の説明で使
用する短時間よりも十分に長い時間)を設定するもので
ある。
【0006】この表示方法によるとブランク時間Tbを
点滅時における消灯時間に比べ十分に長くとる必要があ
り、表示の基本サイクルに時間を要すること。更に表示
の基本サイクルの始点・終点の境界を示すTbと緩消灯
とを消灯時間の差により判定することになり、表示の基
本サイクルの始点・終点の境界として視覚あるいは聴覚
的に明確であるとは言えない。
【0007】また特開平2ー126020号公報に開示
されたものがあり、図6にその内容を示している。この
内容を実施例的に分かり易く説明すると、瞬時の点灯と
短時間の消灯からなるサイクルを1、逆に短時間の点灯
と瞬時の消灯からなるサイクルを0として、8サイクル
の信号を点滅表示するもので、8サイクルのうち、1サ
イクルだけ1のサイクルとし他の7サイクルは0のサイ
クルとし、前から何番目に1のサイクルが表示されるか
により、何番目の特定情報であるかを表示するものであ
る。そして表示の基本サイクルの始点・終点の境界とし
て一定のブランク時間(本発明の説明で使用する短時間
よりも十分に長い時間)を設定ぷがある。またブランク
時間を点滅時における消灯時間に比べ十分に長くとる必
要があり、表示の基本サイクルに時間を要することもあ
った。それでも、ただ一度の点滅のオンーオフ時間比の
違いを判定しなければならないため、この方法もまた視
覚あるいは聴覚的に明確であるとは言えない。さらにこ
の場合、点滅回数を予め決めておかねばならないため、
特定情報の種類が点滅回数を越えることはできず、かと
いって、あまりに多い点滅回数を最初に設定することは
一回の表示時間が無駄に長くなり合理的ではなく、拡張
性に問題があった。
【0008】また特開平1ー111300号公報には緩
点滅サイクルと速点滅サイクルの組み合わせによる表示
パターンが開示されている。この内容を見ると、7セグ
メント表示を用いることなく、単なる点滅表示(モール
ス信号)で2桁の数字を表示するために緩点滅サイクル
と速点滅サイクルの組み合わせによる表示パターンを用
いている。例えば25を表示するために、図7に示すよ
うに緩点滅を2サイクル速点滅を5サイクルで表示して
いる。つまり緩点滅の数が2桁目の数字を、速点滅の数
が1桁目の数字を表示している。
【0009】なお実開平2ー27291号公報「警告表
示装置」、実開昭63ー84696号公報「ランプ表示
パネル装置」などに表示装置の構成例が示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の表示方
法では表示の基本サイクルに時間を要すること。更に表
示を読み取るのが視覚あるいは聴覚的に明確であるとは
言えないという問題点があった。本発明は、上記の問題
点を解決することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の特定状態表示方
法は上記目的を達成するために、請求項1記載の発明
は、基本サイクルを基準サイクルの繰り返しサイクル数
で特定情報を表示する基準サイクル部とこの基準サイク
ル部の前又は後に付して基本サイクルの始点又は終点の
境界として使用する境界サイクル部とで構成し、これら
一連の基本サイクルを繰り返し表示する機器の特定状態
表示方法であって、基準サイクル部の基準サイクルは速
点灯(瞬時の点灯)と速消灯(瞬時の消灯)の所定の複
数サイクルからなる速点滅と緩消灯(短時間の消灯)と
からなるサイクルで構成され、境界サイクル部の境界サ
イクルは緩点灯(短時間の点灯)と前記緩消灯からなる
緩点滅サイクルで構成される表示方法である。
【0012】また、請求項2記載の発明は上記請求項1
の前記基準サイクルを前記緩点滅サイクルで構成し、前
記境界サイクルを前記速点滅と前記緩消灯とからなるサ
イクルで構成した表示方法である。
【0013】また、請求項3記載の発明は上記請求項1
又は請求項2の点灯を可聴音発生、消灯を可聴音を発生
させない無音に置き換えた表示方法である。
【0014】また、請求項4記載の発明は上記請求項1
の前記速点滅を緩点灯Aに置き換え、前記境界サイクル
の前記緩点灯を緩点灯Bとし、緩点灯Aと緩点灯Bとで
色調を異ならせて点灯させることとした表示方法であ
る。
【0015】また、請求項5記載の発明は上記請求項1
の前記速点滅を可聴音Cの緩発音(短時間の音の発生)
に置き換え、前記境界サイクルの前記緩点灯を可聴音D
の緩発音とし、前記緩消灯を緩消音(短時間可聴音を発
生させない無音)に置き換え、可聴音Cと可聴音Dの音
色・高低(周波数)・大小(音量)の内の少なくともい
ずれか1つを異ならせた表示方法である。
【0016】
【作用】本発明の特定状態表示装置は上記構成にて、請
求項1に記載の発明は表示の区切りとなる基本サイクル
の始点・終点の境界が緩点滅サイクルであるため、特定
情報を表示させる速点滅と緩消灯からなる基準サイクル
と視覚的に明確に区別でき、情報伝達の要点である基準
サイクルが速点滅と緩消灯からなるサイクル回数をカウ
ントすれば良いので、視覚的に明確に確認できる。
【0017】また基本サイクルは表示したい特定情報を
表す速点滅緩消灯の基準サイクル回数によって変わる
が、無駄に長いブランク時間を設ける必要がないので、
最小時間で特定情報の表示が可能となり、特定情報の種
類を増加することも容易であり、拡張性が高い。
【0018】また、請求項2記載の発明は上記請求項1
の前記基準サイクルを前記緩点滅サイクルで構成し、前
記境界サイクルを前記速点滅と前記緩消灯とからなるサ
イクルで構成した表示方法であり、上述の請求項1の場
合と同じ作用を有する。
【0019】また、請求項3に記載の発明は上記請求項
1又は請求項2の点灯を可聴音発生、消灯を可聴音を発
生させない無音に置き換えた表示方法であり、LED等
による視覚的表示をブザー等による聴覚的表示に置き換
えたものであり、その作用は同一である。
【0020】そして、請求項4に記載の発明は請求項1
の基準サイクルを緩点灯Aと緩消灯のサイクルで表示
し、境界サイクルを緩点灯Bと緩消灯サイクルで表示
し、緩点灯Aと緩点灯Bとで色調を異ならせて点灯させ
ることでその視覚的な確認を更に容易としたものであ
る。
【0021】また、請求項5に記載の発明は請求項1の
基準サイクルを可聴音Cの緩発音(短時間の音の発生)
と緩消音(短時間可聴音を発生させない無音)のサイク
ルで表示し、境界サイクルを可聴音Dの緩発生と緩消音
のサイクルで表示し、可聴音Cと可聴音Dの音色・高低
(周波数)・大小(音量)の内の少なくともいずれか1
つを異ならせることでその聴覚的な確認を更に容易とし
たものである。
【0022】
【実施例】以下本発明の特定状態表示方法の一実施例を
図1〜図4を用いて説明する。図1は緩点灯と緩消灯と
からなる緩点滅のサイクルを説明する図、図2は速点灯
と速消灯の複数のサイクルからなる速点滅を説明する
図、図3は速点滅と緩消灯とからなる基準サイクルを説
明する図である。図4は特定情報の表示例である表示パ
ターンのタイムチャートを示している。
【0023】ここで緩点灯とは1〜3秒程度の短時間の
点灯、緩消灯とは1〜3秒程度の短時間の消灯、速点灯
とは0.1〜0.9秒程度の瞬時の点灯、速消灯とは0.
1〜0.9秒程度の瞬時の消灯をさしている。点灯とは
LED(発光ダイオード)またはランプ等の発光表示を
さすが、赤外線のリモコン送受信装置のように機械が読
み取るものであれば、瞬時にこの信号を読み取れるが、
人間の目にてこの表示を読み取らせるものであるから、
ゆっくりと時間をかけて表示する必要がある。したがっ
て速点灯・速消灯での「瞬時」、緩点灯・緩消灯での
「短時間」とは上述のような時間をさしている。
【0024】例えば空気調和機が故障して運転を停止し
たために、ユーザーからのコールにサービスマンが点検
する時、所定の操作をすると、機器の制御部がその指示
に従い、機器の表示部のLEDのひとつを用いて、故障
状況に応じて特定情報を表示し、この表示により故障状
況をサービスマンは察知することができることになる。
もちろん故障により運転停止すると直ちにこの特定情報
表示をするようにすることもできる。
【0025】つぎに図4を用いて特定情報の表示例であ
る表示パターンを説明する。図4は特定情報が情報1か
ら情報MまでM種類ある場合を示している。例えば情報
3を表示する場合はまず最初に特定情報表示の基本サイ
クルの始点を示すために緩点滅を1サイクル表示し、こ
れに続けて速点滅と緩消灯からなる基準サイクルを3サ
イクル表示する。この基準サイクルのサイクル数が特定
情報の種類を表示していることになる。これに続けて特
定情報表示の基本サイクルの終点・始点を示すために緩
点滅を1サイクル表示し、3サイクルの基準サイクル
(速点滅・緩消灯サイクル)、緩点滅1サイクル…を繰
り返し表示するものである。サービスマンはこの特定情
報表示の基本サイクル表示の内の基準サイクル数を読み
取れば、特定情報の種類がわかり故障状況を察知できる
ことになる。同様に特定情報Mを表示する場合には基本
サイクルの終点・始点を示す緩点滅各1サイクル表示の
間にm回の基準サイクル(速点滅・緩消灯サイクル)表
示を挿入してやれば良い。人間の目には緩点滅と速点滅
の区別は容易であるため基本サイクル中の終点・始点表
示(緩点滅)と情報を表示する基準サイクル(速点滅・
緩消灯サイクル)の区別は容易である。また基準サイク
ルの数をカウントすることも容易である。基本サイクル
中の終点・始点を表示する緩点滅サイクルを1サイクル
とするか2サイクルとするか、速点滅を何サイクルの速
点灯と速消灯のサイクルで構成するか、緩点滅の短時間
・速点滅の瞬時の時間をいかに選ぶかは自由である。出
願人は境界サイクルを表示する緩点滅サイクルを1秒点
灯・1秒消灯の1サイクルとし、0.1秒点灯・0.1秒
消灯の3サイクル(速点滅)と1秒消灯(緩消灯)のサ
イクルで基準サイクルを構成してみた。ただし速点滅の
最後の速消灯に続けて緩消灯が来る場合は最後の速消灯
の分0.1秒を続ける緩消灯1秒から差し引き、緩消灯
を0.9秒とした。併せて1秒の消灯となるからであ
る。
【0026】ここで本発明実施例の図4と従来例の図5
とで基本サイクルに要する所要時間を特定情報3の場合
の表示方法で比較し、表1に示している。従来例(図
5)の点滅時間をいかに選ぶかによって異なるが、一応
の目安になると思う。本発明の表示方法が従来例に比較
して短時間となっている。
【0027】本発明(図4) 基準サイクル部 [速点滅(0.1秒ON+0.1秒OFF)×3+緩
消灯0.9秒]×3 境界サイクル部 緩点灯1秒+緩消灯1秒 計(基本サイクル) 6.5秒 従来例(図5) 基準サイクル部 緩点灯1秒×3+緩消灯1秒
×2 境界サイクル部(Tb) 5秒 計(基本サイクル) 10秒 備考 1.従来例(図5)の基準サイクル部の緩点灯、緩消灯
は各1秒とした。 2.従来例(図5)の境界サイクル部(Tb)は視認性が悪
いので、本発明(図4)と同等の視認性とするために5秒
が適当と判断した。
【0028】また上記(図4)と逆に緩点滅サイクルを
基準サイクルとし、速点滅と緩消灯とからなるサイクル
を境界サイクルとして使用したほうがわかり易いという
ことも有り得る。つまり速点灯(瞬時の点灯)と速消灯
(瞬時の消灯)の所定の複数サイクルからなる速点滅と
緩消灯(短時間の消灯)とで構成されるサイクルを表示
の基本サイクルの始点・終点の境界となる境界サイクル
部として使用し、緩点灯(短時間の点灯)と緩消灯から
なる緩点滅サイクルを基準サイクルとし、この基準サイ
クルの数で特定情報を表示させ、これら一連の基本サイ
クルを繰り返し表示することを特徴とする機器の特定状
態表示方法としたほうがわかり易いという人が多いかも
しれない。
【0029】以上は人間の目にて読み取る光の表示であ
るが、これを人間の耳にて聞き取る音の表示とすること
もできる。LED(発光ダイオード)、ランプなどの点
灯をブザーなどの可聴音発生手段を用いて音を発生させ
れば良い。この場合発音時間の短時間・瞬時は人間の聴
覚にて判別し易い時間に選択し直すと良い。
【0030】また2色発光ダイオードのように1つの発
光体で2色(例えば赤色と黄緑色)を発光できるもの、
あるいは発光色調の異なる2つの発光体を用いることが
できる場合には前述(図4)の速点滅を緩点灯A、緩点
灯を緩点灯Bと置き換え、緩点灯Aと緩点灯Bの色調を
異ならせて表示させると分かり易い。図4において基本
サイクル中の終点・始点を表示する境界サイクルの緩点
滅を緩点灯Bと緩消灯のサイクルにし、情報を表示する
基準サイクルを表示する速点滅と緩消灯からなるサイク
ルを緩点灯Aと緩消灯からなるサイクルにするもので、
緩点灯Aと緩点灯Bの色調を異ならせて表示させるもの
である。この場合も2つの緩点灯の色調の区別が視覚的
に容易であれば基本サイクル中の終点・始点を表示する
境界サイクルと情報を表示する基準サイクルの区別は容
易である。また基準サイクルの数をカウントすることも
容易である。
【0031】また人間の耳は音をその音色、高低(周波
数)、大小(音量)で区別できるため、これらを制御で
きる可聴音発生手段を用いれば、例えば図4において基
本サイクル中の終点・始点を表示する境界サイクルの緩
点滅を可聴音Dの緩発音(短時間の音の発生)と緩消音
(短時間の無音)サイクルとし、情報を表示する基準サ
イクルの速点滅と緩消灯からなるサイクルを可聴音Cの
緩発音と緩消音のサイクルにするものである。この場合
も可聴音Cと可聴音Dの区別が聴覚的に容易であれば基
本サイクル中の終点・始点表示の境界サイクルと情報を
表示する基準サイクルの区別は容易である。また基準サ
イクルの数をカウントすることも容易である。
【0032】以上表示方法について本発明を詳述した
が、インバータエアコンの室外機に適用した実施例を機
器の特定状態表示システムの概略図である図8に基づい
て以下説明する。図8のCPU2にあたるマイクロコン
ピュータ(以下マイコンと称す。)に入力装置1から例
えば圧縮機からの冷媒の吐出温度データ入力、室外熱交
換器の温度データ入力、圧縮機電流データ入力などを入
力すると、マイコン(CPU2)は通常の処理プログラ
ムに従って演算を行い、 パワートランジスタ温度が基準値を越えた 始動時のAC電流が基準値を越えた(圧縮機ロックの
場合など) 圧縮機からの冷媒の吐出温度基準値を越えた パワーモジュールへの電流または温度が基準値を越え
た サーミスタが短絡(ショート)している サーミスタが開放(オープン)している 圧縮機の駆動周波数が高いのにAC電源の電流値が低
い 所定位置の温度から四方弁が正常に切り替わっていな
い など異常と診断した場合にはマイコン(CPU2)は出
力装置3に所定の出力を行いエアコン運転を停止させ、
表示装置4に所定の特定状態の表示を運転停止後所定時
間行う。この表示装置4はこの何の理由で運転を停止し
たかの特定状態表示だけのために特に設ける必要はな
く、エアコンの運転状態表示などのための表示装置を流
用すれば良い。
【0033】また、上記実施例は本発明の一例であり本
発明は、上記実施例に限定されるものではなく、本発明
の範囲内で上記実施例に多くの修正及び変更を加え得る
ことは勿論である。
【0034】
【発明の効果】本発明の特定状態表示装置の請求項1に
記載の発明は表示の区切りとなる境界サイクルが緩点滅
サイクルであるため、特定情報を表示させる速点滅と緩
消灯からなる基準サイクルと視覚的に明確に区別でき、
情報伝達の要点である基準サイクルが速点滅と緩消灯か
らなるサイクル回数をカウントすれば良いので、視覚的
に明確に確認できる。
【0035】また基本サイクルは表示したい特定情報を
表す速点滅緩消灯の基準サイクル回数によって変わる
が、無駄に長いブランク時間を設ける必要がないので、
最小時間で特定情報の表示が可能となり、特定情報の種
類を増加することも容易であり、拡張性が高い。
【0036】また、請求項2に記載の発明は上記請求項
1の前記基準サイクルを前記緩点滅サイクルで構成し、
前記境界サイクルを前記速点滅と前記緩消灯とからなる
サイクルで構成した表示方法であり、上述の請求項1の
場合と同じ作用を有する。
【0037】また、請求項3に記載の発明は上記請求項
1又は請求項2の点灯を可聴音発生、消灯を可聴音を発
生させない無音に置き換えた表示方法であり、LED
(発光ダイオード)等による視覚的表示をブザー等によ
る聴覚的表示に置き換えたものであり、その効果は同一
である。
【0038】そして、請求項4に記載の発明は基準サイ
クルを緩点灯Aと緩消灯のサイクルで表示し、境界サイ
クルを緩点灯Bと緩消灯サイクルで表示し緩点灯Aと緩
点灯Bとで色調を異ならせて点灯させることでその視覚
的な確認を更に容易とすることができる。
【0039】また、請求項5に記載の発明は請求項1の
基準サイクルを可聴音Cの緩発音(短時間の音の発生)
と緩消音(短時間可聴音を発生させない無音)のサイク
ルで表示し、境界サイクルを可聴音Dの緩発生と緩消音
のサイクルで表示し、可聴音Cと可聴音Dの音色・高低
(周波数)・大小(音量)の内の少なくともいずれか1
つを異ならせることでその聴覚的な確認を更に容易とと
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の特定状態表示装置の一実施例における
発光表示パターンのタイムチャートの一部を構成する緩
点灯と緩消灯とからなる緩点滅のサイクルを説明する図
である。
【図2】同じく発光表示パターンの一部を構成する速点
灯と速消灯の複数のサイクルからなる速点滅を説明する
図である。
【図3】同じく速点滅と緩消灯とからなる基準サイクル
を説明する図である。
【図4】本発明の特定状態表示装置の一実施例における
特定情報の表示例である発光表示パターンのタイムチャ
ートである。
【図5】特開平1ー259433号公報に開示された従
来の特定情報の表示パターンのタイムチャート例であ
る。
【図6】特開平2ー126020号公報に開示された従
来の特定情報の表示パターンのタイムチャート例であ
る。
【図7】特開平1ー111300号公報に開示された従
来の特定情報の表示パターンのタイムチャート例であ
る。
【図8】本発明および従来例の説明に供する機器の特定
状態表示システムの概略図
【符号の説明】
1 入力装置 2 コンピュータ(CPU) 3 出力装置 4 表示装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年9月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】また特開平2−126020号公報に開示
されたものがあり、図6にその内容を示している。この
内容を実施例的に分かり易く説明すると、瞬時の点灯と
短時間の消灯からなるサイクルを1、逆に短時間の点灯
と瞬時の消灯からなるサイクルを0として、8サイクル
の信号を点滅表示するもので、8サイクルのうち、1サ
イクルだけ1のサイクルとし他の7サイクルは0のサイ
クルとし、前から何番目に1のサイクルが表示されるか
により、何番目の特定情報であるかを表示するものであ
る。そして表示の基本サイクルの始点・終点の境界とし
て一定のブランク時間(本発明の説明で使用する短時間
よりも十分に長い時間)を設定する必要がある。またブ
ランク時間を点滅時における消灯時間に比べ十分に長く
とる必要があり、表示の基本サイクルに時間を要するこ
ともあった。それでも、ただ一度の点滅のオン−オフ時
間比の違いを判定しなければならないため、この方法も
また視覚あるいは聴覚的に明確であるとは言えない。さ
らにこの場合、点滅回数を予め決めておかねばならない
ため、特定情報の種類が点滅回数を越えることはでき
ず、かといって、あまりに多い点滅回数を最初に設定す
ることは一回の表示時間が無駄に長くなり合理的ではな
く、拡張性に問題があった。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基本サイクルを基準サイクルの繰り返し
    サイクル数で特定情報を表示する基準サイクル部とこの
    基準サイクル部の前又は後に付して基本サイクルの始点
    又は終点の境界として使用する境界サイクル部とで構成
    し、これら一連の基本サイクルを繰り返し表示する機器
    の特定状態表示方法であって、基準サイクル部の基準サ
    イクルは速点灯(瞬時の点灯)と速消灯(瞬時の消灯)
    の所定の複数サイクルからなる速点滅と緩消灯(短時間
    の消灯)とからなるサイクルで構成され、境界サイクル
    部の境界サイクルは緩点灯(短時間の点灯)と前記緩消
    灯からなる緩点滅サイクルで構成されることを特徴とす
    る機器の特定状態表示方法。
  2. 【請求項2】 上記請求項1において、前記基準サイク
    ルを前記緩点滅サイクルで構成し、前記境界サイクルを
    前記速点滅と前記緩消灯とからなるサイクルで構成した
    ことを特徴とする機器の特定状態表示方法。
  3. 【請求項3】 上記請求項1又は請求項2の点灯を可聴
    音発生、消灯を可聴音を発生させない無音に置き換えた
    機器の特定状態表示方法。
  4. 【請求項4】 上記請求項1の前記速点滅を緩点灯Aに
    置き換え、前記境界サイクルの前記緩点灯を緩点灯Bと
    し、緩点灯Aと緩点灯Bとで色調を異ならせて点灯させ
    ることを特徴とする機器の特定状態表示方法。
  5. 【請求項5】 上記請求項1の前記速点滅を可聴音Cの
    緩発音(短時間の音の発生)に置き換え、前記境界サイ
    クルの前記緩点灯を可聴音Dの緩発音とし、緩消灯を緩
    消音(短時間可聴音を発生させない無音)に置き換え、
    可聴音Cと可聴音Dの音色・高低(周波数)・大小(音
    量)の内の少なくともいずれか1つを異ならせたことを
    特徴とする機器の特定状態表示方法。
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