JPH0877338A - 画像データ格納方法及び画像データ格納装置 - Google Patents

画像データ格納方法及び画像データ格納装置

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JPH0877338A
JPH0877338A JP23955794A JP23955794A JPH0877338A JP H0877338 A JPH0877338 A JP H0877338A JP 23955794 A JP23955794 A JP 23955794A JP 23955794 A JP23955794 A JP 23955794A JP H0877338 A JPH0877338 A JP H0877338A
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JP
Japan
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tile
image data
tiles
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minimum
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JP23955794A
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English (en)
Inventor
Kazutaka Tasaka
和孝 田坂
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像データを読み出す際には所望のタイル単
位で読み出すことができる画像データ格納方法を提供す
る。 【構成】 画像データにかかる画像を最大タイルfに分
割し、さらに最小タイルaに分割する。画像全体では左
上隅の最大タイルを起点として1列目の最大タイルを上
から下へ順次走査し、次に右隣に移り2列目の最大タイ
ルを同じく上から下へ順次走査し、以下の同様に走査す
る。各々の最大タイルfについては、「下」,「右斜め
上」,「下」という裏向きのN字状の走査順序を、最小
タイル1個,4個,16個,64個,256個の各単位
で繰り返しながら走査する。各々の最小タイルaについ
ては、左上隅の画素を起点として1列目の画素を上から
下へ順次走査し、次に右隣に移り2列目の画素を同じく
上から下へ順次走査し、以下同様に走査する。走査した
順序に格納手段に格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データを格納手段
に格納するための画像データ格納方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来において、画像データをディスク装
置に格納する方法として、例えば、その画像データにか
かる画像を所定の大きさの矩形の画像片(以下、矩形の
画像片をタイルという)に分割して格納する方法があっ
た。
【0003】図23は従来における画像データの格納方
法を説明するための説明図である。また、図24は従来
の画像データ格納システムを示すブロック図である。図
24において、画像データ格納システム190は画像フ
ァイリング装置130とディスク装置150とで構成さ
れている。また、画像ファイリング装置130は、その
内部に画像データを一時的に蓄えるためのメモリ138
を備えているとともに、システム外の製版処理ワークス
テーション152と接続されている。
【0004】今、図23(a)に示すような画像を表わ
す画像データが、製版処理ワークステーション152か
ら画像ファイリング装置130に入力されると、画像フ
ァイリング装置130はその画像データを一旦メモリ1
38に書き込んで、その画像データにかかる画像を図2
3(b)に示すように所定の大きさのタイルTに分割す
る。そして、その画像データを図23(c),(d)の
矢印で示すような走査順序でメモリ138より読み出し
て、ディスク装置150に格納する。すなわち、画像全
体では図23(c)に示すように左上隅のタイルを起点
として1列目のタイルを上から下へ順次走査し、次に右
隣に移り2列目のタイルを同じく上から下へ順次走査
し、さらに3列目,4列目,5列目と以下の同様に走査
する。また、その際、各々のタイルについては図23
(d)に示すように左上隅の画素を起点として1列目の
画素を上から下へ順次走査し、次に右隣に移り2列目の
画素を同じく上から下へ順次走査し、さらに右隣に移り
以下同様に走査する。なお、この例では、1個のタイル
Tは図23(d)に示すように262,144画素(5
12画素×512画素)から成っている。
【0005】一方、このように格納された画像データを
ディスク装置150より読み出す場合は、画像ファイリ
ング装置130はディスク装置150から画像データを
格納時と同じタイルTの単位で読み出す。なお、このと
き、ディスク装置150においては、タイル1個分の画
像データは連続して読み出されるため、その間は位置決
め(シーク),回転待ちを生じることはない。
【0006】そこで、格納された画像データについて画
像内の指定エリアの切り出しを行う場合は、画像ファイ
リング装置130はその指定エリアを含むタイルのみを
ディスク装置150より読み出してメモリ138に書き
込み、書き込んだ画像データのうち、指定エリアに属す
る領域の画像データのみをそのメモリ138より読み出
して、製版処理ワークステーション152に出力するよ
うにしている。
【0007】また、上記画像データについて画像の90
゜単位での回転もしくはミラー反転を行う場合は、画像
ファイリング装置130は画像データをタイル単位で読
み出してメモリ138にタイル毎に90゜単位で回転ま
たはミラー反転させながら書き込み、書き込んだ画像デ
ータをそのメモリ138より読み出して製版処理ワーク
ステーション152に出力するようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、画像デー
タはその画像データにかかる画像を所定の大きさのタイ
ルに分割して格納され、また、読み出す場合も格納時と
同じタイルの単位で読み出されるため、以下に述べるよ
うな問題があった。
【0009】すなわち、画像データについて画像内の指
定エリアの切り出しを行う場合、上記したように、まず
ディスク装置150よりその指定エリアを含むタイルを
読み出すようにしているが、その際、読み出されるタイ
ルとしては、指定エリアに属する画像データだけでな
く、指定エリアに属さない不要な画像データも読み出さ
れる場合がある。このような不要な画像データの読み出
し量(以下、読み出し損失という)は読み出す際のタイ
ルの大きさに依存しており、タイルの大きさが大きいと
読み出し損失も多くなってしまう。従って、格納時のタ
イルの大きさが比較的大きい場合には、読み出し損失も
多くなるため、画像データの読み出し効率が悪くなって
しまうという問題があった。
【0010】図25は指定エリアの切り出しを行う際の
読み出し損失をタイルの大きさが大きい場合と小さい場
合とで比較して示した説明図である。今、切り出しを行
うべき指定エリアKが図25(a),(c)に実線の斜
線で示すように三角形の形状を成しているとする。ここ
で、格納時のタイルの大きさが図25(a)のタイルT
のように比較的大きいと、指定エリアKを含むタイルの
みを読み出した場合に、得られるタイルは図25(b)
に示す如くになり、指定エリアKに属さない不要な画像
データが多く読み出されて、破線の斜線で示すように読
み出し損失が多くなってしまう。これに対し、格納時の
タイルの大きさが図25(c)のタイルT’のように比
較的小さいと、指定エリアKを含むタイルのみを読み出
しても、得られるタイルは図25(d)に示す如くにな
り、指定エリアKに属さない不要な画像データも少なく
て、読み出し損失(破線の斜線部)も小さくなる。
【0011】また、画像データについて画像の90゜単
位での回転あるいはミラー反転を行う場合、上記したよ
うに、画像データをタイル単位で読み出して、画像ファ
イリング装置130内のメモリ138にタイル毎に90
゜単位で回転またはミラー反転させながら書き込んでい
る。そのため、格納時のタイルの大きさが比較的小さく
なると、ディスク装置150から画像データを読み出す
回数も多くなるので、その分、ディスク装置150にお
いて位置決め,回転待ちも多く発生し、画像データの読
み出し速度が低下してしまうという問題があった。
【0012】すなわち、図25(c)に示したように、
格納時のタイルの大きさが比較的小さいと、タイルの個
数は多くなるため、タイル単位で画像データを読み出す
と、画像データを読み出す回数が多くなる。しかも、上
記したように、タイル1個分の画像データを連続して読
み出している間はディスク装置150において位置決
め,回転待ちを生じることはないが、タイルの個数が多
くて画像データの読み出す回数も多くなれば、位置決
め,回転待ちも多くなってしまう。これに対し、図25
(a)に示したように、格納時のタイルの大きさが比較
的大きいと、タイルの個数は少なくなるため、画像デー
タを読み出す回数も少なくて済み、位置決め,回転待ち
も多くはならない。
【0013】従って、本発明の目的は、上記した従来技
術の問題点を解決し、画像データの読み出し効率が悪化
したり、画像データの読み出し速度が低下したりしない
よう、読み出す際に所望のタイル単位で画像データを読
み出すことができる画像データ格納方法を提供すること
にある。
【0014】
【課題を解決するための手段及びその作用】上記した目
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、画像デ
ータを格納手段に格納する画像データ格納方法におい
て、前記画像データにかかる画像を複数個の第1のタイ
ル(第1の矩形の画像片)に分割し、該第1のタイルを
それぞれ複数個の第2のタイルに分割するとともに、前
記画像データを各タイルに対応するように部分画像デー
タに分割する第1の工程と、各第1のタイルを構成する
第2のタイルの部分画像データが全て前記格納手段の連
続する格納場所に連続して格納されるように、前記画像
データを前記格納手段に格納する第2の工程と、を備え
ることを特徴としている。なお、請求項1に記載の発明
において、前記第2のタイルは少なくとも複数個の画素
によって構成されている。
【0015】従って、請求項1に記載の発明では、画像
データを格納手段に格納する際に、上記分割によりタイ
ルとしては第1のタイルと第2のタイルが得られ、各第
1のタイルを構成する第2のタイルの部分画像データは
全て連続する格納場所に連続して格納される。
【0016】そのため、格納手段から或る第1のタイル
の部分画像データを読み出す場合、その第1のタイルを
構成する第2のタイルの部分画像データは全て連続する
格納場所に連続して格納されているため、その各々の第
2のタイルの部分画像データ自体が連続して格納されて
いれば、その第1のタイルの部分画像データは全て連続
して読み出すことができる。すなわち、第2のタイルの
単位でも、第1のタイルの単位でも、画像データを連続
して読み出すことができる。
【0017】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の画像データ格納方法において、前記第1の工程
が、前記第2のタイルをそれぞれ複数個の第3のタイル
に分割し、以下同様にして、第m+1(mは2以上の整
数)のタイルを得るまで分割する工程を含み、前記第2
の工程は、各第n(n=2,……,m)のタイルを構成
する第n+1のタイルの部分画像データが全て前記格納
手段の連続する格納場所に連続して格納されるように、
前記画像データを前記格納手段に格納する工程を含むこ
とを特徴としている。
【0018】従って、請求項2に記載の発明では、画像
データを格納手段に格納する際に、例えば、上記mが2
であるとすると、上記分割によりタイルとしては第1の
タイルから第3のタイルまでが得られ、各第1のタイル
を構成する第2のタイルの部分画像データは全て連続す
る格納場所に連続して格納され、各第2のタイルを構成
する第3のタイルの部分画像データは全て連続する格納
場所に連続して格納される。
【0019】そのため、例えば、格納手段から或る第2
のタイルの部分画像データを読み出す場合、その第2の
タイルを構成する第3のタイルの部分画像データは全て
連続する格納場所に連続して格納されているため、その
各々の第3のタイルの部分画像データ自体が連続して格
納されていれば、その第2のタイルの部分画像データは
全て連続して読み出すことができる。また、格納手段か
ら或る第1のタイルの部分画像データを読み出す場合
も、その第1のタイルを構成する第2のタイルの部分画
像データは全て連続する格納場所に連続して格納され、
その各々の第2のタイルを構成する第3のタイルの部分
画像データ自体も連続して格納されているため、その第
1のタイルの部分画像データは全て連続して読み出すこ
とができる。すなわち、第3のタイルの単位はもちろん
のこと、第2のタイルの単位でも、第1のタイルの単位
でも、画像データを連続して読み出すことができる。
【0020】また、請求項3に記載の発明は、請求項2
に記載の画像データ格納方法において、第p(p=1,
……,m−1)のタイルを分割して得られる第p+1の
タイルの前記第pのタイル内での配列の仕方と、第p+
1のタイルを分割して得られる第p+2のタイルの前記
第p+1のタイル内での配列の仕方と、が互いに等しい
場合に、前記第pのタイル内に配列された前記第p+1
のタイルを格納する順序と前記第p+1のタイル内に配
列された前記第p+2のタイルを格納する順序とが等し
くなるように、画像データを格納することを特徴として
いる。
【0021】すなわち、請求項3に記載の発明では、例
えば、上記mが2であるとすると、第1のタイル内での
第2のタイルの配列の仕方と第2のタイル内での第3の
タイルの配列の仕方とが等しい場合に、第1のタイル内
の第2のタイルの格納順序と第2のタイル内の第3のタ
イルの格納順序とが等しくなるようにしている。
【0022】また、請求項4に記載の発明は、画像デー
タを格納する画像データ格納装置において、請求項1乃
至3のうちの任意の一つに記載の画像データ格納方法に
より前記画像データが格納されていることを特徴として
いる。なお、ここで言う画像データ格納装置としては、
例えば、画像データを記録する記録装置(すなわち、磁
気ディスク記録装置、光磁気ディスク記録装置など)あ
るいは記録媒体(すなわち、磁気ディスク、光磁気ディ
スクなど)や、画像データを記憶する記憶装置(すなわ
ち、メモリなど)等が挙げられる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。図1は本発明の一実施例としての画像データ
の格納方法を説明するための説明図である。また、図2
は図1の画像データ格納方法を実現する画像データ格納
システムを示すブロック図である。
【0024】図2において、画像データ格納システム9
0は画像ファイリング装置30とディスク装置50とで
構成されている。また、画像ファイリング装置30は、
その内部に画像データを一時的に蓄えるためのメモリ3
8を備えているとともに、システム外の製版処理ワーク
ステーション52と接続されている。
【0025】A.画像データの格納方法 今、図1(a)に示すような画像を表わす画像データ
が、製版処理ワークステーション52から画像ファイリ
ング装置30に入力されると、画像ファイリング装置3
0はその画像データを一旦メモリ38に書き込んで、そ
の画像データにかかる画像を図1(b)に示すように所
定の大きさの最大タイルfに分割し、さらに、その最大
タイルfを図1(d)に示すように最小タイルaに分割
する。なお、この例では、画像は25個(5個×5個)
の最大タイルfに分割され、その最大タイルfは102
4個(32個×32個)の最小タイルaに分割されてい
る。
【0026】次に、その画像データを図1(c),
(d),(e)の矢印で示すような走査順序でメモリ3
8より読み出して、ディスク装置50に格納する。すな
わち、画像全体では図1(c)に示すように左上隅の最
大タイルを起点として1列目の最大タイルを上から下へ
順次走査し、次に右隣に移り2列目の最大タイルを同じ
く上から下へ順次走査し、さらに3列目,4列目,5列
目と以下同様に走査する。また、その際、各々の最大タ
イルfについては、図1(d)に示すように、その最大
タイルfを構成する最小タイルaを矢印で示す順序で順
次走査する。
【0027】図3は図1(d)に示した各最小タイルa
に走査順の番号を付した説明図である。まず、左上隅の
最小タイルa1を起点として、その下の最小タイルa2
を走査し、次に、その右斜め上の最小タイルa3を走査
し、続いてその下の最小タイルa4を走査する。こうし
て、4個の最小タイルa1〜a4の走査が終了したら、
次に、それらの下の4個の最小タイルa5〜a8を上記
と同様に走査し、続いて、それらの右斜め上の4個の最
小タイルa9〜a12を上記と同様に走査し、さらに、
それらの下の4個の最小タイルa13〜a16を上記と
同様に走査する。
【0028】このように、計16個の最小タイルa1〜
a16の走査が終了したら、次に、それらの下の16個
の最小タイルa17〜a32を同様に走査し、続いて、
それらの右斜め上の16個の最小タイルa33〜a48
を同様に走査し、さらに、それらの下の16個の最小タ
イルa49〜a64を同様に走査する。
【0029】そして、計64個の最小タイルa1〜a6
4の走査が終了したら、さらに、それらの下の64個の
最小タイルa65〜a128を同様に走査し、続いて、
それらの右斜め上の64個の最小タイルa129〜a1
92を同様に走査し、さらに、それらの下の64個の最
小タイルa193〜a256を同様に走査する。
【0030】そして、計256個の最小タイルa1〜a
256の走査が終了したら、さらに、それらの下の25
6個の最小タイルa257〜a512(図示せず)を同
様に走査し、続いて、それらの右斜め上の256個の最
小タイルa513〜a768(図示せず)を同様に走査
し、さらに、それらの下の256個の最小タイルa76
9〜a1024(図示せず)を同様に走査する。以上の
ように、「下」,「右斜め上」,「下」という裏向きの
N字状(すなわち、N字を裏側から見て得られる形状)
の走査順序を、最小タイル1個,4個,16個,64
個,256個の各単位で繰り返しながら走査する。
【0031】また、その際、各々の最小タイルaについ
ては、図1(e)に示すように左上隅の画素を起点とし
て1列目の画素を上から下へ順次走査し、次に右隣に移
り2列目の画素を同じく上から下へ順次走査し、さらに
右隣に移り以下同様に走査する。なお、この例では、1
個の最小タイルaは図1(e)に示すように256画素
(16画素×16画素)から成っており、従って、1個
の最大タイルfは図1(d)に示すように262,14
4画素(512画素×512画素)から成ることにな
る。
【0032】一方、ディスク装置50は、画像データの
記憶場所が複数のセクタに分けられており、1個の最小
タイルaの画像データは4つのセクタを使って格納され
る。そこで、今、この4つのセクタを1つのブロックと
考えると、1個の最小タイルaの画像データは1つのブ
ロックに格納されることになる。従って、上記したよう
に1個の最大タイルfは1024個の最小タイルaから
成っているため、画像ファイリング装置30内のメモリ
38より読み出された1個の最大タイルfの画像データ
は、ディスク装置50内の連続する1024個のブロッ
クに連続して格納される。ただし、画像データは最大タ
イル毎には、必ずしも連続する格納場所に連続して格納
する必要はない。例えば、最大タイルf1の画像データ
が格納される1024個の連続するブロックと、最大タ
イルf2の画像データが格納される1024個の連続す
るブロックとは、必ずしも、連続している必要はなく、
ディスク装置50内の別々の位置に配置されていてもよ
い。
【0033】図4は図2のディスク装置50に画像デー
タが格納されている様子を示す説明図である。すなわ
ち、上記のような走査順序でメモリ38より読み出され
た最小タイルaの画像データは、番号「m+1」のブロ
ックに最小タイルa1の画像データが、番号「m+2」
のブロックに最小タイルa2の画像データが、………
…、番号「m+1024」のブロックに最小タイルa1
024の画像データが、それぞれ格納される。なお、最
小タイルa1の画像データの格納されているブロック
は、最大タイルfの画像データの格納されているブロッ
クのうちの先頭ブロックに当たるので、以下、このブロ
ックを最大タイルfの先頭ブロックという。この先頭ブ
ロックの番号は最大タイル毎にそれぞれ記憶される。
【0034】ここで、今、1画素の画像データが各々1
バイトのY,M,C,Kで構成されているものとする
と、最小タイルaの画像データのデータ容量は1kバイ
ト(1バイト×4つ×256画素)となり、最大タイル
fの画像データのデータ容量は1Mバイト(1kバイト
×1024個)となる。従って、ディスク装置50には
1Mバイトの画像データが連続して格納されることにな
る。
【0035】図5,図6,図7及び図8はそれぞれ中間
タイルの配列を示す説明図である。中間タイルとして
は、b,c,d,eの4種類がある。このうち、中間タ
イルbは図5に示すようにそれぞれ4個の最小タイルa
で構成され、また、中間タイルcは図6に示すようにそ
れぞれ4個の中間タイルb(言い替えれば16個の最小
タイルa)で構成され、また、中間タイルdは図7に示
すようにそれぞれ4個の中間タイルc(言い替えれば1
6個の中間タイルbまたは64個の最小タイルa)で構
成され、中間タイルeは図8に示すようにそれぞれ4個
の中間タイルd(言い替えれば16個の中間タイルc,
64個の中間タイルbまたは256個の最小タイルa)
で構成される。ちなみに、最大タイルfは4個の中間タ
イルe,16個の中間タイルd,64個の中間タイルc
または256個の中間タイルbで構成される。従って、
前述したように、最小タイルaの画像データのデータ容
量が1kバイトで、最大タイルfの画像データのデータ
容量が1Mバイトであるとすると、中間タイルb,c,
d,eの各々の画像データのデータ容量は4kバイト,
16kバイト,64kバイト,256kバイトとなる。
【0036】ところで、上記のような走査順序でメモリ
38より画像データが読み出された場合、最小タイルa
及び中間タイルb,c,d,eの各々の画像データは、
それぞれ、次のような状態で格納されることになる。す
なわち、図4に示したように、各中間タイルbを構成す
る最小タイルaは全てディスク装置50内において連続
する格納場所に連続して格納される。例えば、中間タイ
ルb1を構成する全ての最小タイルa1,a2,a3,
a4は連続するブロック、すなわち、番号「m+1」〜
「m+4」のブロックに連続して格納されている。
【0037】同様にして、各中間タイルcを構成する中
間タイルbも全てディスク装置50内において連続する
格納場所に連続して格納される。例えば、中間タイルc
1を構成する全ての中間タイルb1,b2,b3,b4
は連続するブロック、すなわち、番号「m+1」〜「m
+16」のブロックに連続して格納されている。
【0038】各中間タイルdを構成する中間タイルcも
全てディスク装置50内において連続する格納場所に連
続して格納されており、例えば、中間タイルd1を構成
する全ての中間タイルc1,c2,c3,c4は連続す
るブロック、すなわち、番号「m+1」〜「m+64」
のブロックに連続して格納されている。
【0039】各中間タイルeを構成する中間タイルdも
全てディスク装置50内において連続する格納場所に連
続して格納されており、例えば、中間タイルe1を構成
する全ての中間タイルd1,d2,d3,d4は連続す
るブロック、すなわち、番号「m+1」〜「m+25
6」のブロックに連続して格納されている。
【0040】各最大タイルfを構成する中間タイルeも
全てディスク装置50内において連続する格納場所に連
続して格納されており、例えば、最大タイルf1を構成
する全ての中間タイルe1,e2,e3,e4は連続す
るブロック、すなわち、番号「m+1」〜「m+102
4」のブロックに連続して格納されている。
【0041】このようにして画像データが格納された結
果、次に画像データを読み出す際には、最大タイル単位
あるいは最小タイル単位はもちろんのこと、最大タイル
fと最小タイルaの中間である中間タイルの単位で読み
出すことも可能になる。そこで次に、格納された画像デ
ータの読み出し方法について説明する。
【0042】B.画像データの読み出し方法 ディスク装置50から画像データを最大タイル単位で読
み出す場合は、次のように行う。すなわち、最大タイル
毎に記憶している最大タイルfの先頭ブロックの番号の
中から、読み出したい最大タイルfの先頭ブロックの番
号を求め、その番号のブロックから1024番目のブロ
ックまでに格納されている画像データを連続して読み出
す。例えば、読み出したい最大タイルが図3に示すf1
である場合、図4に示すように、その最大タイルf1の
先頭ブロックの番号は「m+1」であるので、その「m
+1」のブロックから1024番目の「m+1024」
のブロックまでに格納されている画像データを連続して
読み出す。
【0043】また、ディスク装置50から画像データを
最小タイル単位で読み出す場合は、次のように行う。す
なわち、最大タイル毎に記憶している最大タイルfの先
頭ブロックの番号の中から、読み出したい最小タイルa
の属する最大タイルfの先頭ブロックの番号を求め、さ
らに、その番号から1024番までの番号の中から、読
み出したい最小タイルaのブロックの番号を求めて、そ
のブロックに格納されている画像データを読み出す。
【0044】ここで、読み出したい最小タイルaの番号
がxaであり、その最小タイルaの属する最大タイルf
の先頭ブロックの番号がNfであるとすると、読み出し
たい最小タイルaのブロックの番号Naは、数1で求め
られる。 Na=Nf−1+xa ……(数1)
【0045】例えば、読み出したい最小タイルが図3に
示すa193である場合(すなわち、読み出したい最小
タイルaの番号が「193」である場合)、その最小タ
イルa193の属する最大タイルはf1であり、図4に
示すように、その最大タイルf1の先頭ブロックの番号
は「m+1」である。従って、その「m+1」から10
24番、すなわち、「m+1024」までの番号の中か
ら、読み出したい最小ブロックa193のブロックの番
号「m+193」を求めて、その「m+193」のブロ
ックに格納されている画像データを読み出す。
【0046】次に、ディスク装置50から画像データを
中間タイル単位で読み出す場合について説明する。ま
ず、ディスク装置50から画像データを中間タイルb単
位で読み出す場合について図4及び図5を用いて説明す
る。すなわち、最大タイル毎に記憶している最大タイル
fの先頭ブロックの番号の中から、読み出したい中間タ
イルbの属する最大タイルfの先頭ブロックの番号を求
め、さらに、その番号から各中間タイルbの先頭ブロッ
クの番号を求める。
【0047】ここで、読み出したい中間タイルbの番号
がxbであり、その中間タイルbの属する最大タイルf
の先頭ブロックの番号がNfであるとすると、その中間
タイルbの先頭ブロックの番号Nbは、数2で求められ
る。 Nb=Nf+4(xb−1) ……(数2)
【0048】例えば、読み出したい中間タイルbの属す
る最大タイルがf1である場合、図4に示すように、そ
の最大タイルf1の先頭ブロックの番号は「m+1」で
あるので、各中間タイルbの先頭ブロックの番号として
は、「m+1」(すなわち、中間タイルb1の先頭ブロ
ックの番号)、「m+5」(すなわち、中間タイルb2
の先頭ブロックの番号)、「m+9」(すなわち、中間
タイルb3の先頭ブロックの番号)、「m+13」(す
なわち、中間タイルb4の先頭ブロックの番号)、「m
+17」(すなわち、中間タイルb5の先頭ブロックの
番号)、……が求められる。
【0049】読み出したい中間タイルbの先頭ブロック
の番号が求められたら、その番号のブロックから4番目
のブロックまでに格納されている画像データを連続して
読み出せばよい。例えば、読み出したい中間タイルbが
図5に示すb4である場合、その中間タイルb4の先頭
ブロックの番号は「m+13」であるので、その「m+
13」のブロックから4番目の「m+16」のブロック
までに格納されている画像データを連続して読み出す。
この結果、中間タイルb4の画像データを読み出すこと
ができる。
【0050】次に、ディスク装置50から画像データを
中間タイルc単位で読み出す場合について図4及び図6
を用いて説明する。まず、最大タイル毎に記憶している
最大タイルfの先頭ブロックの番号の中から、読み出し
たい中間タイルcの属する最大タイルfの先頭ブロック
の番号を求め、さらに、その番号から各中間タイルcの
先頭ブロックの番号を求める。
【0051】ここで、読み出したい中間タイルcの番号
がxcであり、その中間タイルcの属する最大タイルf
の先頭ブロックの番号がNfであるとすると、その中間
タイルcの先頭ブロックの番号Ncは、数3で求められ
る。 Nc=Nf+16(xc−1) ……(数3)
【0052】例えば、読み出したい中間タイルcの属す
る最大タイルがf1である場合、図4に示すように、そ
の最大タイルf1の先頭ブロックの番号は「m+1」で
あるので、各中間タイルcの先頭ブロックの番号として
は、「m+1」(すなわち、中間タイルc1の先頭ブロ
ックの番号)、「m+17」(すなわち、中間タイルc
2の先頭ブロックの番号)、「m+33」(すなわち、
中間タイルc3の先頭ブロックの番号)、「m+49」
(すなわち、中間タイルc4の先頭ブロックの番号)、
「m+65」(すなわち、中間タイルc5の先頭ブロッ
クの番号)、……が求められる。
【0053】読み出したい中間タイルcの先頭ブロック
の番号が求められたら、その番号のブロックから16番
目のブロックまでに格納されている画像データを連続し
て読み出せばよい。例えば、読み出したい中間タイルc
が図6に示すc3である場合、その中間タイルc3の先
頭ブロックの番号は「m+33」であるので、その「m
+33」のブロックから16番目の「m+48」のブロ
ックまでに格納されている画像データを連続して読み出
す。この結果、中間タイルc3の画像データを読み出す
ことができる。
【0054】次に、ディスク装置50から画像データを
中間タイルd単位で読み出す場合について図4及び図7
を用いて説明する。まず、最大タイル毎に記憶している
最大タイルfの先頭ブロックの番号の中から、読み出し
たい中間タイルdの属する最大タイルfの先頭ブロック
の番号を求め、さらに、その番号から各中間タイルdの
先頭ブロックの番号を求める。
【0055】ここで、読み出したい中間タイルdの番号
がxdであり、その中間タイルdの属する最大タイルf
の先頭ブロックの番号がNfであるとすると、その中間
タイルdの先頭ブロックの番号Ndは、数4で求められ
る。 Nd=Nf+64(xd−1) ……(数4)
【0056】例えば、読み出したい中間タイルdの属す
る最大タイルがf1である場合、図4に示すように、そ
の最大タイルf1の先頭ブロックの番号は「m+1」で
あるので、各中間タイルdの先頭ブロックの番号として
は、「m+1」(すなわち、中間タイルd1の先頭ブロ
ックの番号)、「m+65」(すなわち、中間タイルd
2の先頭ブロックの番号)、「m+129」(すなわ
ち、中間タイルd3の先頭ブロックの番号)、「m+1
93」(すなわち、中間タイルd4の先頭ブロックの番
号)、「m+257」(すなわち、中間タイルd5の先
頭ブロックの番号)、……が求められる。
【0057】読み出したい中間タイルdの先頭ブロック
の番号が求められたら、その番号のブロックから64番
目のブロックまでに格納されている画像データを連続し
て読み出せばよい。例えば、読み出したい中間タイルd
が図7に示すd2である場合、その中間タイルd2の先
頭ブロックの番号は「m+65」であるので、その「m
+65」のブロックから64番目の「m+128」のブ
ロックまでに格納されている画像データを連続して読み
出す。この結果、中間タイルd2の画像データを読み出
すことができる。
【0058】最後に、ディスク装置50から画像データ
を中間タイルe単位で読み出す場合について図4及び図
8を用いて説明する。まず、最大タイル毎に記憶してい
る最大タイルfの先頭ブロックの番号の中から、読み出
したい中間タイルeの属する最大タイルfの先頭ブロッ
クの番号を求め、さらに、その番号から各中間タイルe
の先頭ブロックの番号を求める。
【0059】ここで、読み出したい中間タイルeの番号
がxeであり、その中間タイルeの属する最大タイルf
の先頭ブロックの番号がNfであるとすると、その中間
タイルeの先頭ブロックの番号Neは、数5で求められ
る。 Ne=Nf+256(xe−1) ……(数5)
【0060】例えば、読み出したい中間タイルeの属す
る最大タイルがf1である場合、図4に示すように、そ
の最大タイルf1の先頭ブロックの番号は「m+1」で
あるので、各中間タイルeの先頭ブロックの番号として
は、「m+1」(すなわち、中間タイルe1の先頭ブロ
ックの番号)、「m+257」(すなわち、中間タイル
e2の先頭ブロックの番号)、「m+513」(すなわ
ち、中間タイルe3の先頭ブロックの番号)、「m+7
69」(すなわち、中間タイルe4の先頭ブロックの番
号)が求められる。
【0061】読み出したい中間タイルeの先頭ブロック
の番号が求められたら、その番号のブロックから256
番目のブロックまでに格納されている画像データを連続
して読み出せばよい。例えば、読み出したい中間タイル
eが図7に示すe1である場合、図4に示すように、そ
の中間タイルe1の先頭ブロックの番号は「m+1」で
あるので、その「m+1」のブロックから256番目の
「m+256」のブロックまでに格納されている画像デ
ータを連続して読み出す。この結果、中間タイルe1の
画像データを読み出すことができる。
【0062】C.画像ファイリング装置の構成及び動作 図9は図2に示した画像ファイリング装置30の一構成
例を示すブロック図である。図9に示すように、本実施
例の画像ファイリング装置30は、CPU32と、CP
Uメモリ34と、画像演算部36と、メモリ38と、D
MA(ダイレクト・メモリ・アクセス)コントローラ4
0と、インタフェース42,44,46と、を備えてい
る。
【0063】CPU32にはCPUバスを介して他の各
構成要素が接続されている。その他、メモリ38はイン
タフェース44に接続されており、また、DMAコント
ローラ40はメモリ38とインタフェース44に接続さ
れている。
【0064】また、画像ファイリング装置30の周辺に
は、システムディスク装置48とディスク装置50が配
されており、それぞれ、インタフェース42とインタフ
ェース44に接続されている。また、画像ファイリング
装置30はインタフェース46によって製版処理ワーク
ステーション52に接続されている。
【0065】以上のうち、CPU32は画像処理アプリ
ケーションソフトに従って他の構成要素をそれぞれ制御
する。また、CPUメモリ34は、画像データをディス
ク装置50に格納する際あるいはディスク装置50から
読み出す際に、その画像データのフォーマット情報や格
納位置情報などを一時的に記憶するものである。また、
画像演算部36は、画像データをディスク装置50から
読み出す際、読み出した画像データに局所演算など所望
の画像演算を施すものである。さらにまた、DMAコン
トローラ40は、メモリ38に対して画像データの書き
込み及び読み出しを制御するものである。また、システ
ムディスク装置48は、ディスク装置50に格納されて
いる画像データを管理する管理ファイルを記憶するもの
である。
【0066】ディスク装置50に画像データを格納する
場合、製版処理ワークステーション52から画像ファイ
リング装置30にインタフェース46を介して画像デー
タが入力されると、CPU32は、メモリ38における
メモリ領域の中からタイルラインバッファ(タイルライ
ンバッファについては後述する)として動作させるため
の領域を確保し、DMAコントローラ40に対して書き
込み/読み出しの指示を出す。
【0067】DMAコントローラ40は、上記指示によ
って、入力された画像データをメモリ38内のタイルラ
インバッファに順次書き込み、書き込んだ画像データを
図1(c),(d),(e)に示したように順次読み出
していく。CPU32は、読み出した画像データをイン
タフェース44を介してディスク装置50に転送し、デ
ィスク装置50に最大タイル毎に格納する。
【0068】図10は図9に示すディスク装置50に画
像データを格納する際の様子を概念的に示した説明図で
ある。CPU32がメモリ38内に、最大タイル縦1列
分(5個分)の画像データを記憶することが可能なタイ
ルラインバッファ38aを確保した場合、DMAコント
ローラ40は入力された画像データDを最大タイル縦1
列ずつタイルラインバッファ38aに書き込み、書き込
んだ各最大タイルをT1,T2,T3,T4,T5の順
に、走査順Zの順序で次々に読み出して、ディスク装置
50に最大タイル毎に格納する。
【0069】ところで、DMAコントローラ40は、メ
モリ38内のタイルラインバッファに書き込んだ画像デ
ータを図1(c),(d),(e)に示したように読み
出すために、以下のようにしてメモリ38に対し読み出
しアドレスを発生している。
【0070】図11は図9に示すDMAコントローラ4
0に搭載される読み出しアドレス発生回路とその出力の
一例を示す説明図である。図11に示すように、この読
み出しアドレス発生回路はカウンタ60と変換ROM6
2とラッチバッファ64で構成されている。このうち、
カウンタ60は18ビット出力のアップカウンタであ
り、クロックの入力に従ってアップカウントしていく。
そして、このカウンタ60の出力のうち、上位14ビッ
トは変換ROM62を介してラッチバッファ64に入力
され、下位4ビットは直接ラッチバッファ64に入力さ
れる。
【0071】変換ROM62は変換データを記憶してい
るメモリであり、その変換データに従って14ビットの
入力に対し14ビットの出力を得る。また、ラッチバッ
ファ64は変換ROM62からの14ビットの出力を上
位14ビットに入力し、カウンタ60の下位4ビットの
出力を下位4ビットに入力し、それぞれラッチした後、
18ビットの読み出しアドレスとしてメモリ38に出力
する。読み出しアドレス数と最大タイルを構成する画素
数とが一致しており、この読み出しアドレス発生回路に
よって、最大タイル1個分の画像データの読み出しが可
能である。
【0072】図12は画像データのメモリ38からの読
み出し順序を画素単位で示した説明図である。図12に
おいて、Pはそれぞれ画素を示しており、縦16画素,
横16画素の画素配列によって最小タイルaが、縦51
2画素,横512画素の画素配列によって最大タイルf
が、それぞれ構成されている。
【0073】各最小タイルaの走査順序は図1(d)
で、最小タイルa内の各画素の走査順序は図1(e)で
それぞれ示したようになるので、画像データの読み出し
順序を画素単位で見た場合、その読み出し順序は図12
の矢印で示すようになる。
【0074】従って、このような読み出し順序で画像デ
ータをメモリ38から読み出すには、各画素に対応して
読み出しアドレスを図11に示すような順序で発生する
ようにすれば良い。
【0075】すなわち、図12に示すように、最小タイ
ルaを構成する画素のうち、縦方向に連続して並ぶ16
個の画素P16n-15i、P16n-14i、………、
16n-1i、P16ni(n=1,2,……,32、i=
1,2,……,512)は、常に、縦方向(上下方向)
に連続して読み出される。そこで、そのような縦方向に
並ぶ16個の画素を縦方向に連続して読み出すために、
カウンタ60の出力のうち、下位4ビットはそのまま読
み出しアドレスの下位4ビットとして使用している。そ
して、残りの上位14ビットは、縦方向に並ぶ16個の
画素列を指定する情報として使用される。画素列を指定
する順序は変換データとして変換ROM62に記憶さ
せ、カウンタ60の出力のうち、上位14ビットは変換
ROM62によって変換させて、読み出しアドレスの上
位14ビットとして使用している。
【0076】さて一方、ディスク装置50から画像デー
タを読み出す場合は、CPU32は、メモリ38におけ
るメモリ領域の中からタイルラインバッファとして動作
させるための領域を確保し、インタフェース44を介し
てディスク装置50から画像データを所望の大きさのタ
イルの単位で読み出すとともに、DMAコントローラ4
0に対して書き込み/読み出しの指示を出す。
【0077】DMAコントローラ40は、上記指示によ
って、読み出された画像データをメモリ38内のタイル
ラインバッファに図1(d),(e)に示したように順
次書き込んでいき、書き込んだ画像データを順次読み出
す。CPU32は、読み出された画像データをインタフ
ェース46を介して製版処理ワークステーション52に
転送する。
【0078】図13及び図14はそれぞれ図9に示すデ
ィスク装置50から画像データを読み出す際の様子を概
念的に示した説明図である。図13に示すように、CP
U32がメモリ38内に、最大タイル縦1列分(5個
分)の画像データを記憶することが可能なタイルライン
バッファ38aを確保した場合、CPU32はディスク
装置50から画像データを最大タイル単位でT1,T
2,T3,T4,T5の順に読み出す。DMAコントロ
ーラ40は読み出された各最大タイルをT1,T2,T
3,T4,T5の順に、走査順Zの順序で次々にタイル
ラインバッファ38aに書き込み、書き込んだ最大タイ
ル縦1列分を読み出して、元の画像データDの一部を得
る。
【0079】また、図14に示すように、CPU32が
メモリ38内に、中間タイルeの縦1列分(10個分)
の画像データを記憶することが可能なタイルラインバッ
ファ38bを確保した場合、CPU32はディスク装置
50から画像データを中間タイルe単位でt1,t2,
……,t9,t10の順に読み出す。DMAコントロー
ラ40は読み出された各中間タイルeをt1,t2,…
…,t9,t10の順に、走査順Zの順序で次々にタイ
ルラインバッファ38aに書き込み、書き込んだ中間タ
イルeの縦1列分を読み出して、元の画像データDの一
部を得る。
【0080】D.実施例の効果 以上のように、本実施例によれば、画像データをディス
ク装置50に格納する際に、図1(d)及び図3乃至図
8に示したように、各最大タイルfを構成する中間タイ
ルeを全て連続する格納場所に連続して格納し、各中間
タイルeを構成する中間タイルdを全て連続する格納場
所に連続して格納し、各中間タイルdを構成する中間タ
イルcを全て連続する格納場所に連続して格納し、各中
間タイルcを構成する中間タイルbを全て連続する格納
場所に連続して格納し、各中間タイルbを構成する最小
タイルaを全て連続する格納場所に連続して格納してい
る。そのため、画像データをディスク装置50から読み
出す際には、最大タイル単位あるいは最小タイル単位は
もちろんのこと、中間タイルb,c,d,eの単位で読
み出すこともできる。
【0081】従って、画像データについて画像内の指定
エリアの切り出しを行う場合でも、ディスク装置50よ
りその指定エリアを含むタイルを読み出す際に、その指
定エリアに合わせて読み出し損失ができる限り少なくな
るような大きさのタイルを選んで、そのタイルの単位で
読み出すこともできるため、画像データの読み出し効率
を向上させることができる。
【0082】また、画像データについて画像の90゜単
位での回転あるいはミラー反転を行う場合も、できる限
り大きい大きさのタイルを選んで、そのタイルの単位で
画像データを読み出すことにより、ディスク装置50か
ら画像データを読み出す回数が少なくなって、ディスク
装置50において位置決め,回転待ちが少なくなるた
め、画像データの読み出し速度も向上する。
【0083】また、ディスク装置50より画像データを
読み出す際にメモリ38におけるメモリ領域の中からタ
イルラインバッファを確保する場合に、例えば、メモリ
領域の大半が他の目的のために使用されていて、タイル
ラインバッファとして多くの領域を確保できない場合で
も、そのタイルラインバッファの大きさに合わせて、読
み出すタイルの大きさを選んで読み出すこともできるた
め、メモリ38におけるメモリ領域を有効に利用するこ
とができる。
【0084】また、本実施例では、「下」,「右斜め
上」,「下」という裏向きのN字状の走査順序を、最小
タイル1個,4個,16個,64個,256個の各単位
で繰り返しながら走査している。すなわち、図1(d)
に示すように、中間タイルb内の4個の最小タイルaを
格納する順序と、中間タイルc内の4個の中間タイルb
を格納する順序と、中間タイルd内の4個の中間タイル
cを格納する順序と、中間タイルe内の4個の中間タイ
ルdを格納する順序と、最大タイルf内の4個の中間タ
イルeを格納する順序と、は何れも等しくなっている。
このように、格納順序が規則的にそろっているため、図
11に示した変換ROM62に記憶すべき変換データを
作成する場合、上記の何れかが等しくない場合に比べ、
変換データを容易に作成することができる。また、上記
変換ROM62に代えて回路素子から成る変換回路を設
ける場合も、その変換回路の構成を比較的簡単化するこ
とができる。
【0085】さらに、本実施例では、ディスク装置50
に画像データを格納する際における、格納損失を少なく
することもできる。一般に、ディスク装置50に画像デ
ータを格納する場合、格納すべき画像データだけでな
く、不要なデータも格納してしまう場合があるが、格納
損失とは、その不要なデータの格納量を言う。
【0086】図15は画像データを格納する際の格納損
失を少なくする方法を説明するための説明図である。
今、図15(a)に示すような画像を表わす画像データ
が入力された場合に、その画像データにかかる画像を所
定の大きさの最大タイルfに分割すると、図15(b)
に示す如くになる。すなわち、得られる最大タイルのう
ち、右端の縦一列及び下端の横一列の最大タイルは、何
れも、格納すべき画像データの他、不要な画像データを
多く含んでいるため、これら最大タイルをそのままディ
スク装置50に格納したのでは、図15(b)において
破線の斜線で示すように格納損失が多くなってしまう。
【0087】そこで、本実施例では、それら最大タイル
について、例えば、図15(d)の矢印で示すように走
査順序の一部を変更して、格納すべき画像データだけを
ディスク装置50に格納するようにしている。
【0088】図16は図15(d)に示した各最小タイ
ルaに走査順の番号を付した説明図である。すなわち、
図15(d)では、図16に示す左上隅の計64個の最
小タイルa1〜a64について図1(d)に示したと同
様の走査順序で走査を行った後、それらの下の横2列の
最小タイルa65〜a80を「下」,「右斜め上」,
「下」の順で繰り返し走査し、さらに、右の縦2列の最
小タイルa81〜a100を「下」,「右斜め上」,
「下」の順で繰り返し走査する。
【0089】このように、本実施例では、ディスク装置
50に画像データを格納する際に、不要なデータをでき
る限り少なくして画像データを格納することもできるの
で、格納損失を少なくすることができる。
【0090】E.他の実施の態様 さて、以上説明した実施例では、タイルの種類は、最大
タイルf、中間タイルe,d,c,b、最小タイルaの
6種類であったが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、種類を増やしても良いし、減らしても良い。例え
ば、最大タイルfと、それを分割して得られる中間タイ
ルeだけとしても良い。
【0091】また、以上説明した実施例では、図1
(d)に示したように、「下」,「右斜め上」,「下」
という裏向きのN字状の順序を繰り返しながら各タイル
を走査していた。しかし、本発明はこれに限定されるも
のではなく、図17に示すように、その他の走査順序で
もよい。
【0092】図17は画像データをメモリ38より読み
出してディスク装置50に格納する際の走査順序を示す
説明図である。図17において、(a)は図1(d)に
示した走査順序と同じである。その他、(b)は
「下」,「右」,「上」というU字状の順序を繰り返す
ものであり、(c)は「右」,「左斜め下」,「右」と
いうZ字状の順序を繰り返すものであり、(d)は
「右」,「下」,「左」というコの字状の順序を繰り返
すものであり、(e)は「右斜め下」,「上」,「左斜
め下」の順序を繰り返すものであり、(f)は「右斜め
下」,「左」,「右斜め上」の順序を繰り返すものであ
る。
【0093】このように、左上のタイルを起点として2
×2マトリクスのタイルをたどる順序は全部で6通りあ
り、そのうちの何れを採用してもよい。なお、タイルを
2×2マトリクスで構成すようにすれば、中間タイルに
含まれる最小タイルの数が2の累乗個となるので、タイ
ルを取り扱うデジタル演算がしやすいという利点があ
る。
【0094】また、以上説明した実施例では、中間タイ
ルbを最小タイルa4個で、中間タイルcを中間タイル
b4個で、……、最大タイルfを中間タイルe4個で、
それぞれ構成し、すなわち、上位のタイルを下位のタイ
ル4個で構成していたが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、4個以外で構成するようにしても良い。
【0095】図18は上位のタイルを4個以外の下位の
タイルで構成した場合の具体例とその場合の走査順序を
示す説明図である。図18(a)及び(b)では、上位
のタイル(図では中間タイルb)を下位のタイル(図で
は最小タイルa)9個で構成している例であり、そのう
ち、図18(a)では、「下」,「右斜め上」,
「右」,「左斜め下」,「左斜め下」,「右」,「右斜
め上」,「下」の走査順序となっており、図18(b)
では、「下」,「下」,「右」,「上」,「上」,
「右」,「下」,「下」の走査順序となっている。
【0096】このように、4個,9個と、i(iは2以
上の整数)の累乗個の下位のタイルで上位のタイルを構
成する場合は、最小タイルが正方形であれば、中間タイ
ルも全て正方形となる。
【0097】また、図18(c)では、上位のタイル
(図では中間タイルb)を下位のタイル(図では最小タ
イルa)6個で構成している例であり、「下」,「右斜
め上」,「下」,「左斜め下」,「右」の走査順序を繰
り返しながら走査している。さらに、図18(d)で
は、上位のタイル(図では中間タイルb)を下位のタイ
ル(図では最小タイルa)8個で構成している例であ
り、「下」,「右斜め上」,「下」,「左斜め下」,
「下」,「右斜め上」,「下」の走査順序を繰り返しな
がら走査している。これらの場合は、最小タイルが正方
形であっても、その最小タイルで構成される中間タイル
は長方形となる。
【0098】また、以上説明した実施例では、最小タイ
ルaの形状は正方形であったが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、図19に示すように長方形であって
も良い。
【0099】図19は最小タイルaの形状が長方形であ
る場合の例を示す説明図である。図19(a)では最小
タイルaの形状が縦長の長方形となっており、図9
(b)では最小タイルaの形状が横長の長方形となって
いる。
【0100】また、以上の実施例では、例えば、或る中
間タイルb内の4個の最小タイルaを格納する順序と、
他の中間タイルb内の4個の最小タイルaを格納する順
序と、は互いに等しいし、また、或る中間タイルc内の
4個の中間タイルbを格納する順序と、他の中間タイル
c内の4個の中間タイルbを格納する順序と、も互いに
等しい(中間タイルd,eについても同様である)。し
かし、本発明はこれに限定されるものではなく、図20
に示すように、それらを等しくしなくても良い。
【0101】図20は最小タイルaの格納する順序を中
間タイルbによって異ならせた場合の例を示す説明図で
ある。図20(a)では、中間タイルb1内の4個のタ
イルは「下」,「右斜め上」,「下」の順序で走査し、
中間タイルb2内の4個のタイルは「下」,「右」,
「上」の順序で走査し、中間タイルb3内の4個のタイ
ルは「右斜め下」,「左」,「右斜め上」の順序で走査
し、中間タイルb4内の4個のタイルは「右」,
「下」,「左」の順序で走査しており、各中間タイルb
によって格納順序が異なっている。
【0102】図20(b)では、中間タイルb1内の4
個のタイルは「上」,「右」,「下」の順序で走査し、
中間タイルb2内の4個のタイルは「下」,「右斜め
上」,「下」の順序で走査し、中間タイルb3内の4個
のタイルは「左」,「下」,「右」の順序で走査し、中
間タイルb4内の4個のタイルは「下」,「右斜め
上」,「下」の順序で走査しており、この場合も、各中
間タイルbによって格納順序が異なっている。なお、図
20(a)では、各中間タイルbにおいてそれぞれの走
査が開始されるのは常に左上隅に位置する最小タイルか
らとなっているが、図20(b)では、中間タイルb1
については左下隅に位置する最小タイルからとなってお
り、中間タイルb2については左上隅に位置する最小タ
イルからとなっており、中間タイルb3については右上
隅に位置する最小タイルからとなっており、中間タイル
b4については右上隅に位置する最小タイルからとなっ
ている。このように、走査の開始される位置を中間タイ
ル毎に異ならせても良い。
【0103】また、以上の実施例では、中間タイルb内
の4個の最小タイルaを格納する順序と、中間タイルc
内の4個の中間タイルbを格納する順序と、中間タイル
d内の4個の中間タイルcを格納する順序と、中間タイ
ルe内の4個の中間タイルdを格納する順序と、最大タ
イルf内の4個の中間タイルeを格納する順序と、を何
れも等しくしていたが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、図21に示すように、それらを等しくしなく
ても良い。
【0104】図21は最小タイルaを格納する順序と中
間タイルbを格納する順序と中間タイルcを格納する順
序を異ならせた場合の例を示す説明図である。すなわ
ち、中間タイルb内の4個の最小タイルaを格納する順
序は「右」,「左斜め下」,「右」となっており、中間
タイルc内の4個の中間タイルbを格納する順序は
「下」,「右斜め上」,「下」となっており、中間タイ
ルd内の4個の中間タイルcを格納する順序は「右斜め
下」,「左」,「右斜め上」となっており、何れの格納
順序も異なっている。
【0105】また、以上説明した実施例では、中間タイ
ルbを最小タイルa4個で、中間タイルcを中間タイル
b4個で、……、最大タイルfを中間タイルe4個で、
それぞれ構成し、すなわち、上位のタイルを構成する下
位のタイルの個数を全て同数にしていたが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、図22に示すように同数
としなくても良い。
【0106】図22は中間タイルcのみを中間タイルb
9個で構成した場合の例を示す説明図である。すなわ
ち、図22では、中間タイルbは最小タイルa4個で、
中間タイルdも中間タイルc4個で、それぞれ構成して
いるが、中間タイルcのみは中間タイルb9個で構成し
ている。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1または2
に記載の発明にかかる画像データ格納方法によれば、読
み出す際に所望のタイル単位で画像データを連続して読
み出すことができる。
【0108】従って、画像データについて画像内の指定
エリアの切り出しを行う場合でも、格納手段よりその指
定エリアを含むタイルを読み出す際に、その指定エリア
に合わせて読み出し損失ができる限り少なくなるような
大きさのタイルを選んで、そのタイルの単位で読み出す
こともできるため、画像データの読み出し効率を向上さ
せることができる。
【0109】また、画像データについて画像の90゜単
位での回転あるいはミラー反転を行う場合も、できる限
り大きい大きさのタイルを選んで、そのタイルの単位で
画像データを読み出すことにより、格納手段から画像デ
ータを読み出す回数が少なくなって、格納手段において
位置決め,回転待ち等の不要な時間が少なくなるため、
画像データの読み出し速度も向上する。
【0110】また、請求項3に記載の発明にかかる画像
データ格納方法によれば、画像データの格納順序が規則
性を有するようになるため、画像データを格納手段に格
納する際に用いる格納制御手段等の構成が簡単になる。
【0111】さらに、請求項4に記載の発明にかかる画
像データ格納装置によれば、その画像データ格納装置に
格納されている画像データを所望のタイル単位で読み出
すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての画像データの格納方
法を説明するための説明図である。
【図2】図1の画像データ格納方法を実現する画像デー
タ格納システムを示すブロック図である。
【図3】図1(d)に示した各最小タイルaに走査順の
番号を付した説明図である。
【図4】図2のディスク装置50に画像データが格納さ
れている様子を示す説明図である。
【図5】図1(d)に示した中間タイルbの配列を示す
説明図である。
【図6】図1(d)に示した中間タイルcの配列を示す
説明図である。
【図7】図1(d)に示した中間タイルdの配列を示す
説明図である。
【図8】図1(d)に示した中間タイルeの配列を示す
説明図である。
【図9】図2に示した画像ファイリング装置30の一構
成例を示すブロック図である。
【図10】図9に示すディスク装置50に画像データを
格納する際の様子を概念的に示した説明図である。
【図11】図9に示すDMAコントローラ40に搭載さ
れる読み出しアドレス発生回路とその出力の一例を示す
説明図である。
【図12】画像データのメモリ38からの読み出し順序
を画素単位で示した説明図である。
【図13】図9に示すディスク装置50から画像データ
を読み出す際の様子を概念的に示した説明図である。
【図14】図9に示すディスク装置50から画像データ
を読み出す際の様子を概念的に示した説明図である。
【図15】画像データを格納する際の格納損失を少なく
する方法を説明するための説明図である。
【図16】図15(d)に示した各最小タイルaに走査
順の番号を付した説明図である。
【図17】画像データをメモリ38より読み出してディ
スク装置50に格納する際の走査順序を示す説明図であ
る。
【図18】上位のタイルを4個以外の下位のタイルで構
成した場合の具体例とその場合の走査順序を示す説明図
である。
【図19】最小タイルaの形状が長方形である場合の例
を示す説明図である。
【図20】最小タイルaの格納する順序を中間タイルb
によって異ならせた場合の例を示す説明図である。
【図21】最小タイルaを格納する順序と中間タイルb
を格納する順序と中間タイルcを格納する順序を異なら
せた場合の例を示す説明図である。
【図22】中間タイルcのみを中間タイルb9個で構成
した場合の例を示す説明図である。
【図23】従来における画像データの格納方法を説明す
るための説明図である。
【図24】従来の画像データ格納システムを示すブロッ
ク図である。
【図25】指定エリアの切り出しを行う際の読み出し損
失をタイルの大きさが大きい場合と小さい場合とで比較
して示した説明図である。
【符号の説明】
30…画像ファイリング装置 32…CPU 34…CPUメモリ 36…画像演算部 38…メモリ 38a…タイルラインバッファ 38b…タイルラインバッファ 40…DMAコントローラ 42,44,46…インタフェース 48…システムディスク装置 50…ディスク装置 52…製版処理ワークステーション 60…カウンタ 62…変換ROM 64…ラッチバッファ 90…画像データ格納システム 130…画像ファイリング装置 138…メモリ 150…ディスク装置 152…製版処理ワークステーション 190…画像データ格納システム a…最小タイル b,c,d,e…中間タイル f…最大タイル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを格納手段に格納する画像デ
    ータ格納方法であって、 前記画像データにかかる画像を複数個の第1のタイルに
    分割し、該第1のタイルをそれぞれ複数個の第2のタイ
    ルに分割するとともに、前記画像データを各タイルに対
    応するように部分画像データに分割する第1の工程と、 各第1のタイルを構成する第2のタイルの部分画像デー
    タが全て前記格納手段の連続する格納場所に連続して格
    納されるように、前記画像データを前記格納手段に格納
    する第2の工程と、 を備えることを特徴とする画像データ格納方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像データ格納方法に
    おいて、 前記第1の工程は、前記第2のタイルをそれぞれ複数個
    の第3のタイルに分割し、以下同様にして、第m+1
    (mは2以上の整数)のタイルを得るまで分割する工程
    を含み、 前記第2の工程は、各第n(n=2,……,m)のタイ
    ルを構成する第n+1のタイルの部分画像データが全て
    前記格納手段の連続する格納場所に連続して格納される
    ように、前記画像データを前記格納手段に格納する工程
    を含むことを特徴とする画像データ格納方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の画像データ格納方法に
    おいて、 第p(p=1,……,m−1)のタイルを分割して得ら
    れる第p+1のタイルの前記第pのタイル内での配列の
    仕方と、第p+1のタイルを分割して得られる第p+2
    のタイルの前記第p+1のタイル内での配列の仕方と、
    が互いに等しい場合に、前記第pのタイル内に配列され
    た前記第p+1のタイルを格納する順序と前記第p+1
    のタイル内に配列された前記第p+2のタイルを格納す
    る順序とが等しくなるように、前記画像データを格納す
    ることを特徴とする画像データ格納方法。
  4. 【請求項4】 画像データを格納する画像データ格納装
    置であって、 請求項1乃至3のうちの任意の一つに記載の画像データ
    格納方法により前記画像データが格納されたことを特徴
    とする画像データ格納装置。
JP23955794A 1994-09-06 1994-09-06 画像データ格納方法及び画像データ格納装置 Pending JPH0877338A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008117384A (ja) * 2006-11-03 2008-05-22 Vivante Corp 階層的タイル状構造に基づくラスタライゼーションのアルゴリズム
US8300045B2 (en) 2007-12-07 2012-10-30 Samsung Electronics Co., Ltd. Rasterization engine and three-dimensional graphics system for rasterizing in order adapted to characteristics of polygon

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008117384A (ja) * 2006-11-03 2008-05-22 Vivante Corp 階層的タイル状構造に基づくラスタライゼーションのアルゴリズム
US8300045B2 (en) 2007-12-07 2012-10-30 Samsung Electronics Co., Ltd. Rasterization engine and three-dimensional graphics system for rasterizing in order adapted to characteristics of polygon
US8570321B2 (en) 2007-12-07 2013-10-29 Samsung Electronics Co., Ltd. Rasterization engine and three-dimensional graphics system for rasterizing in order adapted to characteristics of polygon

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