JPH0876309A - 写真材料に使用するための新規なコア−シェルラテックス - Google Patents

写真材料に使用するための新規なコア−シェルラテックス

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JPH0876309A
JPH0876309A JP7216656A JP21665695A JPH0876309A JP H0876309 A JPH0876309 A JP H0876309A JP 7216656 A JP7216656 A JP 7216656A JP 21665695 A JP21665695 A JP 21665695A JP H0876309 A JPH0876309 A JP H0876309A
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ギド・デズィ
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ミヒャエル・ミュラー
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ステファーン・ランギール
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】良好な耐引掻性を有し、高濃度でゼラチン系層
中に混入できる新種のラテックスを含有する写真材料を
提供する。 【解決手段】支持体、下塗層、少なくとも一つの親水性
ゼラチン系ハロゲン化銀乳剤層、所望により一つ以上の
他の親水性ゼラチン系層、及びコア(コ)ポリマー及び
シェル(コ)ポリマーを含むコア−シェルラテックスポ
リマーを含む写真材料であって、(i) 前記コア−シェル
ラテックスが、前記親水性ゼラチン系層の少なくとも一
つの中に存在する、(ii)前記シェル(コ)ポリマーが、
反応性メチレン基を有する少なくとも1種のエチレン性
不飽和モノマーから誘導された成分Aを含む、そして成
分Aが、コア及びシェル(コ)ポリマーの両者中に存在
する全成分の1〜30重量%を構成しかつシェル(コ)
ポリマー中に存在する全成分の2〜50重量%を構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の分野 本発明は新種の重合体ラテックス及びそれらの写真材料
中での使用に関する。
【0002】発明の背景 被覆された写真層及び完成写真材料は、物理的性質に関
する多数の要件に応じなければならない。製造中及び取
扱い中の物理的損傷を避けるため、充分に高い耐引掻性
を示さなければならない。更に写真材料は、皺又は亀裂
の発生なしに容易に取扱うことができるよう良好な可撓
性を示さなければならない;換言すれば、材料は特に臨
界的な低湿度条件下での脆性に悩まされないことであ
る。他方で粘着性は避けるべきである。尚更に写真材料
は良好な寸法安定性を示さなければならない、このこと
は特に高温での乾燥相中での処理中の最小の寸法変形を
意味する。寸法安定性の要件は、スキャナー上に作られ
たカラー分解と印刷版上への露出工程の間の最終中間体
としてのプリプレス中でしばしば作用するグラフィック
アート接触材料に対して特に厳しい。異なるカラー分解
の複製である幾つかの接触は、一つのそして同じ印刷版
上に整合状態で露出されなければならず、相互に異なっ
た寸法変形は、最終プリント中の像縁上に受容できない
カラーシフトをもたらす。
【0003】当業者に知られているように、可撓性及び
寸法安定性は、いわゆる可塑剤を混入することによって
改良できる。これらの物質は、好ましくはヒドロキシル
基の如き幾つかの親水性基を含有する比較的低分子量で
あることができる、又はそれらは好ましくはかなり低い
ガラス転移温度を有するポリマーラテックスであること
ができる。前者は結合剤系自体のTg(ガラス転移温
度)を低下させることができる、一方後者(ポリマーラ
テックス)は、結合剤にとって代表的なTgを有し、そ
してラテックスに対して代表的第二Tgを有する2成分
系を生ぜしめる。両方の方法において、要求される寸法
安定性は保証されるが、室温で充分な可撓性を保ち、ゼ
ラチン系層の高硬化度でさえも保たれる。
【0004】代表的な可塑剤には、アルコール、2価ア
ルコール、3価アルコール及び多価アルコール、酸アミ
ド、セルロース誘導体、親油性カップラー、エステル、
トリクレジルホスフェートの如きホスフェートエステ
ル、グリコールエステル、ジエチレングリコール混合エ
ステル、ジブチルフタレートの如きフタレートエステル
及びブチルステアレート、テトラエチレングリコールジ
メチルエーテル、エチルアセテートコポリマー、ラクタ
ム、エチレンビスグリコール酸の低級アルキルエステ
ル、アルキレングリコール又はポリアルキレングリコー
ルのエステル又はジエステル、ポリアクリル酸エステ
ル、ポリエチレンイミン、ポリ(ビニルアセテート)及
びポリウレタンを含む、これらは Eastman 等のUS−
P306470、Wiest のUS−P3635853、Mi
lton 等のUS−P2960505、Faber 等のUS−
P3412159、Ishihara 等のUS−P36407
21、Illingsworth 等のUS−P3003878、Lo
we 等のUS−P2327808、Umberger のUS−
P3361565、Gray のUS−P2865792、
Milton のUS−P2904434及びUS−P286
0980、Milton 等のUS−P3033680、Ders
ch 等のUS−P3173790、Fowler のUS−P
2772166、及び Fowler 等のUS−P28355
82、Van Paesschen 等のUS−P3397988、
Balle 等のUS−P3791857、Jones等のUS−
P2759821、Ream 等のUS−P3287289
及び De Winter 等のUS−P4245036に記載さ
れている。
【0005】親水性基を有する低分子量可塑剤は、写真
材料の被覆された親水性層を、特に高相対湿度で粘着性
にする欠点を示す。写真材料を、ウエブ状又はシート状
で包装し、貯蔵し、送出するとき、貯蔵中又は処理後に
支持体部分の表面部分への許容できない接着を生ぜしめ
うる。更にそれらは耐拡散でない。他方、従来のポリマ
ーラテックス、例えばポリエチルアクリレート及び同族
体からなる可塑剤は別の欠点を示す。寸法安定性を改良
するためゼラチン系層中に混入できるラテックスの量は
限定される、何故ならば、ラテックスの高濃度はゼラチ
ンマトリックスの凝着を妨害し、結局は臨界レベル以下
に耐引掻性の低下をもたらす。
【0006】従って、耐引掻性に強すぎる影響を与える
ことなく、高いラテックス/ゼラチン比(1:1比ま
で)でゼラチン系層中に混入できるラテックスの新種に
対する要求がある。改良された物理的性質を与えるラテ
ックスを提供する計画が発表され、例えばEP0477
670にはゼラチングラフト化ラテックスの使用が記載
されており、WO/14968には非熱処理( uncase
- hardened )及び熱処理ゼラチングラフト化ポリマー
ラテックスで減した圧力かぶりが記載されており、EP
0219101には、疎水性ラテックスを、製造中にデ
キストランの如き天然の水溶性ポリマーで包むことによ
って疎水性ラテックスの大量を混入することが記載され
ている。US−P4714671には、熱帯の条件下で
層から拡散して出ない好適な可塑剤を生ぜしめる硬いシ
ェル及び軟い疎水性のコアから分散された粒子が構成さ
れた重合体ラテックスが記載されている。
【0007】EP107378には、Tg>70℃を有
する硬質コア及び軟質シェル(25〜60℃のTg)を
含む疎水性コア−シェル( core - shell )ラテックス
が記載されており、この場合コアはラテックス粒子の全
ポリマー含有量の少なくとも80重量%を表す。かかる
水分散性ラテックスは、任意の可能な支持体上にポリマ
ーの連続フィルムを容易に形成する。写真材料における
オーバーコートとしてのかかるコア−シェルラテックス
の使用は、フエロタイプを減ずる、即ち帯電防止放電を
減ずることが記載されている。
【0008】非コア−シェル型のポリマーラテックス
が、良好な寸法安定性及び良好な引掻性に対する良好な
抵抗を与えるために使用されていた。例えばUS−P3
459790に、ラテックス粒子のバルク中に反応性メ
チレン基を含むモノマー0.1重量%(存在するモノマ
ーの全重量に対して)の導入が、写真材料に加えたと
き、寸法安定性及び引掻に対する耐性の両者を改良する
ラテックスを生じたことが記載されている。
【0009】EP−A343642及びUS−H H1
016には、下塗層中で、反応性メチレン基を含有する
コア−シェルラテックスであるビニリデンクロライドコ
ポリマーの使用が記載されている。前記下塗層中に前記
ポリマーを含む前記下塗層の使用が支持体上に被覆され
た写真ハロゲン化銀材料の寸法安定性を増強する。
【0010】本発明は、写真材料中で可塑剤として使用
するための改良されたポリマーラテックスについての教
示を拡大するものである。
【0011】発明の目的及び概要 本発明の目的は、良好な耐引掻性を保持しながら、高濃
度でゼラチン系層中に混入できる新種のラテックスを提
供することにある。
【0012】本発明の別の目的は、寸法安定性、可撓性
及び耐引掻性の間に有利な折衷を示す改良された写真材
料を提供することにある。
【0013】本発明の更に別の目的は、低水吸収を保持
しながら、寸法安定性、可撓性及び耐引掻性の間の有利
な折衷を示す改良された写真材料を提供することにあ
る。
【0014】本発明の更に別の目的は、より安価であり
かつより安定である前述した性質を示す写真材料を製造
するのに有用なラテックスを提供することにある。
【0015】本発明の他の目的は以下の説明から明らか
になるであろう。
【0016】本発明の目的は、支持体、下塗層、少なく
とも一つの親水性ゼラチン系ハロゲン化銀乳剤層、所望
によって一つ以上の他の親水性ゼラチン系層及びコア
(コ)ポリマー及びシェル(コ)ポリマーを含有するコ
ア−シェルラテックスポリマーを含む写真材料におい
て、(i) 前記コア−シェルラテックスが、前記親水性ゼ
ラチン系層の少なくとも一つ中に存在し、(ii)前記シェ
ル(コ)ポリマーが、反応性メチレン基を有する少なく
とも1種のエチレン性不飽和モノマーから誘導された成
分( moieties )Aを含み、(iii) 前記シェル(コ)ポ
リマー中に存在する成分Aが、前記コア及びシェル
(コ)ポリマーの両者中に存在する全成分の1〜30重
量%を構成し、そして(iv)前記シェル(コ)ポリマー中
に存在する前記成分Aが、前記シェル(コ)ポリマー中
に存在する全成分の2〜50重量%を構成することを特
徴とする写真材料を提供することによって実現される。
【0017】好ましい具体例において、前記シェル
(コ)ポリマー中に存在する前記成分Aは、前記コア及
び前記シェル(コ)ポリマーの両者中に存在する全成分
の1〜15重量%を構成し、前記シェル(コ)ポリマー
中の存在する前記成分Aは、前記シェル(コ)ポリマー
中に存在する全成分の2〜20重量%を構成する。
【0018】発明の詳述 コアを形成する少なくとも1種のエチレン性不飽和モノ
マーの重合によって作られた(コ)ポリマー及びシェル
を形成する反応性−CH2 −基を含有する少なくとも1
種のエチレン性不飽和モノマー及び所望により1種以上
の他の共重合しうるモノマーの重合によって作られた
(コ)ポリマーを含有するコア−シェル型のラテックス
コポリマーを一つ以上の親水性ゼラチン系層中に含有す
るハロゲン化銀写真材料が、有利な物理的性質を示し、
そして高耐引掻性が高寸法安定性と組合されたことを見
出した。又かかる材料は、材料の水吸収を(実質的に)
増大することなく、一つ以上の親水性層中で、親水性結
合剤(例えばゼラチン)に対して50重量%まで含有で
きることも見出した。低水吸収は迅速処理を意図するハ
ロゲン化銀材料にとって必要なことである。迅速処理に
おける速度制限する工程は、殆どの場合において、乾燥
工程(現像工程及び定着工程に続く)であり、この場合
ハロゲン化銀材料中に吸収された水を蒸発させなければ
ならない。本発明のラテックスは水吸収を(実質的に)
増大しないから、本発明のラテックスは、迅速処理を目
的とする材料中でさえも多量で使用できる。
【0019】コア(コ)ポリマー及びシェル(コ)ポリ
マーが異なり、かつ反応性−CH2−基を含む前記少な
くとも1種のエチレン性不飽和モノマーがシェル(コ)
ポリマー中に含まれるようなコア−シェルラテックスを
使用するとき、最良の結果が得られることを見出した。
前記シェル(コ)ポリマーの2〜50重量%が、反応性
−CH2 −基を含む前記エチレン性不飽和モノマーから
誘導された成分Aによって表されることが更に好まし
い。前記成分Aは、前記コア及び前記シェル(コ)ポリ
マーの両者中に存在する全成分の1〜30重量%の量で
前記シェル(コ)ポリマー中に存在するのが好ましい。
反応性−CH2 −基を含む不飽和モノマーから誘導され
る前記成分Aが、前記コア及び前記シェル(コ)ポリマ
ーの両者中存在する全成分の1〜15重量%の量で存在
し、前記成分Aが、前記シェル(コ)ポリマー中に存在
する全成分の2〜20重量%の量で前記シェル(コ)ポ
リマー中に存在することが最も好ましい。
【0020】反応性メチレン(−CH2 −)基を含有す
るエチレン性不飽和モノマーは、二つの強力に電子吸引
する基の間に位置する−CH2 −基を含むモノマーであ
る。強力に電子吸引する基によってとりまかれた−CH
2 −基の代表例には: −CO−CH2 −CO− −CO−CH2 −CN −CO−CH2 −N− ピラゾール 等がある。
【0021】本発明によるコア−シェルラテックスのシ
ェルの製造における反応性−CH2−基を含むエチレン
性不飽和モノマーとして使用するため、好ましいモノマ
ー(以後群Aのモノマーと称する)には次のものがあ
る:
【0022】2−アセトアセトキシエチルアクリレー
ト、2−シアノ−N−2−プロペニルアセトアミド、5
−ヘキセン−2,4−ジオン、5−メチル−5−ヘキセ
ン−2,4−ジオン 2−メチル−2−プロペン酸2−〔(シアノアセチル)
−オキシ〕エチルエステル、2−アセトアセトキシ−
2,2−ジメチルプロピルメタクリレート 3−オキソ−4−ペンテン酸エチルエステル、3−オキ
ソ−ブタン酸2−〔(2−メチル−1−オキソ−2−プ
ロペニル)−オキシ〕エチルエステル、2−アセトアセ
トキシエチルメタクリレート、及びジアセトンアクリル
アミド。
【0023】前記モノマーの中、最も好ましいものは:
2−アセトアセトキシエチルメタクリレート、2−アセ
トアセトキシ−2,2−ジメチルプロピルメタクリレー
ト、及び3−オキソ−4−ペンテン酸エチルエステルで
ある。
【0024】本発明によるコア−シェルラテックスのコ
ア又はシェルの何れかを形成するために有用なモノマー
としては(本発明によるコア−シェルラテックスのシェ
ルを形成するため使用するとき、これらのモノマーは群
Aからのモノマーと組合せて使用する)、(メタ)アク
リル酸エステル、(メタ)アクリル酸エステルの混合
物、他のビニルモノマー及びこれらの混合物(以後群B
のモノマーと称する)がある。(メタ)アクリル酸エス
テルなる語によって、本発明の範囲内では、メタクリル
酸及びアクリル酸のエステルと理解すべきである。本発
明によるコア−シェルラテックスの製造に使用するため
に有用な群Bのモノマーの例には次のものがある:
【0025】2−プロペン酸メチルエステル、2−プロ
ペン酸ペンチルエステル、2−プロペン酸n−ブチルエ
ステル、2−プロペン酸フェニルメチルエステル、2−
プロペン酸シクロヘキシルエステル、2−プロペン酸シ
クロペンチルエステル、2−プロペン酸ヘキサデシルエ
ステル、2−プロペン酸2−メチルプロピルエステル、
2−プロペン酸2−エチルヘキシルエステル、2−プロ
ペン酸2−(1−エチル)−ペンチルエステル、2−プ
ロペン酸2−(2−エトキシエトキシ)−エチルエステ
ル、2−プロペン酸2−ブトキシエチルエステル、2−
プロペン酸2−(2−メトキシエトキシ)−エチルエス
テル、2−プロペン酸2−n−プロピル−3−i−プロ
ピルプロピルエステル、2−プロペン酸オクチルエステ
ル、2−プロペン酸オクタデシルエステル、2−プロペ
ン酸2−エトキシエチルエステル、2−プロペン酸2−
メトキシエチルエステル、2−プロペン酸2−(メトキ
シエトキシ)−エチルエステル、2−プロペン酸エチル
エステル、2−プロペン酸プロピルエステル、2−プロ
ペン酸2−ヘノキシエチルエステル、2−プロペン酸フ
ェニルエステル、2−プロペン酸1−メチルエチルエス
テル、2−プロペン酸ヘキシルエステル、2−プロペン
酸1−メチルプロピルエステル、2−プロペン酸2,2
−ジメチルブチルエステル、
【0026】(2−メチル−2)−プロペン酸メチルエ
ステル、(2−メチル−2)−プロペン酸ペンチルエス
テル、(2−メチル−2)−プロペン酸n−ブチルエス
テル、(2−メチル−2)−プロペン酸フェニルメチル
エステル、(2−メチル−2)−プロペン酸シクロヘキ
シルエステル、(2−メチル−2)−プロペン酸シクロ
ペンチルエステル、(2−メチル−2)−プロペン酸ヘ
キサデシルエステル、(2−メチル−2)−プロペン酸
2−メチルプロピルエステル、(2−メチル−2)−プ
ロペン酸2−エチルヘキシルエステル、(2−メチル−
2)−プロペン酸2−(1−エチル)−ペンチルエステ
ル、(2−メチル−2)−プロペン酸2−(2−エトキ
シエトキシ)−エチルエステル、(2−メチル−2)−
プロペン酸2−ブトキシエチルエステル、(2−メチル
−2)−プロペン酸2−(2−メトキシエトキシ)−エ
チルエステル、(2−メチル−2)−プロペン酸2−n
−プロピル−3−i−プロピルプロピルエステル、(2
−メチル−2)−プロペン酸オクチルエステル、(2−
メチル−2)−プロペン酸オクタデシルエステル、(2
−メチル−2)−プロペン酸2−エトキシエチルエステ
ル、(2−メチル−2)−プロペン酸2−メトキシエチ
ルエステル、(2−メチル−2)−プロペン酸2−(メ
トキシエトキシ)−エチルエステル、(2−メチル−
2)−プロペン酸エチルエステル、(2−メチル−2)
−プロペン酸プロピルエステル、(2−メチル−2)−
プロペン酸2−ヘノキシエチルエステル、(2−メチル
−2)−プロペン酸フェニルエステル、(2−メチル−
2)−プロペン酸1−メチルエチルエステル、(2−メ
チル−2)−プロペン酸ヘキシルエステル、(2−メチ
ル−2)−プロペン酸1−メチルプロピルエステル、
(2−メチル−2)−プロペン酸2,2−ジメチルブチ
ルエステル、
【0027】アリルメタクリレート テトラアリルオキシエタン、アクリルアミド、スチレ
ン、(1−メチルエテニル)−ベンゼン、3−オクタデ
シルオキシスチレン、4−オクタデシルオキシスチレ
ン、N−(3−ヒドロキシフェニル)−2−メチル−2
−プロペンアミド、2−プロペン酸2−ヒドロキシエチ
ルエステル、2−プロペン酸2−ヒドロキシプロピルエ
ステル、(2−メチル−2)−プロペン酸2−ヒドロキ
シエチルエステル、(2−メチル−2)−プロペン酸2
−ヒドロキシプロピルエステル、N−(1−メチルエチ
ル)−2−プロペンアミド、3−エテニル安息香酸、4
−エテニル安息香酸、N−(2−ヒドロキシプロピル)
−2−メチル−2−プロペンアミド、N,2−ジメチル
−2−プロペンアミド、2−メチル−2−プロペンアミ
ド、N−(2−ヒドロキシプロピル)−2−メチル−2
−プロペンアミド、N−〔2−ヒドロキシ−1,1−ビ
ス(ヒドロキシメチル)−エチル〕−2−プロペンアミ
ド、N−(1,1−ジメチルエチル)−2−プロペンア
ミド、酢酸エテニルエステル、3−メチルスチレン 4−メチルスチレン N,N−ジメチル−2−プロペンアミド、エチレングリ
コールジメチルアクリレート、無水マレイン酸、アセト
ニトリル、ビニルエステル例えばビニルアセテート又は
分枝鎖カルボン酸のビニルエステル、例えばLICAN
261、LICAN270、LICAN279、LIC
AN288又はLICAN245(LICANはドイツ
国のHUELS AGの商品名である)。
【0028】本発明のコア−シェルラテックスの製造に
おいて、コア−シェルラテックスのコア(コ)ポリマー
を作るため、群Bのモノマーを単独で、又は群C(後述
する)のモノマーと組合せて使用するのが好ましい。特
に好ましい群Bのモノマーは2−プロペン酸メチルエス
テル、2−プロペン酸エチルエステル、2−プロペン酸
n−ブチルエステル、2−メチル−2−プロペン酸メチ
ルエステル及びスチレンである。
【0029】コアを形成するため群Bのモノマーと組合
せて又は(シェルを形成するため)群Bのモノマー及び
/又は群Aからのモノマーと組合せて、本発明によるコ
ア−シェルラテックスのコア又はシェルの何れかを形成
するために有用な更に別のモノマーには、アニオン基を
含有するか、又は重合混合物のpHによってかかる基を
形成するビニルモノマーがある(以後群Cのモノマーと
称する)。
【0030】好ましいのは、カルボキシレート基又はス
ルホネート基を含有するか、又はpHの変動によってこ
れらの基を形成できるビニルモノマーである。好ましい
ビニルモノマーの例(群C)には次のものがある:
【0031】1−プロペン−1,2,3−トリカルボン
酸、2−プロペン酸、2−プロペン酸ナトリウム塩、2
−クロロ−2−プロペン酸、2−プロペン酸2−カルボ
キシエチルエステル、2−メチル2−プロペン酸、2−
メチル−2−プロペン酸リチウム塩、メチレンブタンジ
オン酸、2−ブテンジオン酸、2−メチルブテンジオン
酸、2−メチレンペンテンジオン酸、2−カルボエトキ
シアリルサルフェートナトリウム塩、4−ヒドロキシ−
1−ブタンスルホン酸との2−プロペン酸のエステルナ
トリウム塩、4−ヒドロキシ−2−ブタンスルホン酸と
の2−プロペン酸のエステルナトリウム塩、3−アリル
オキシ−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸ナトリウム
塩、3−〔t−ブチル(2−ヒドロキシエチル)−アミ
ノ〕−プロパンスルホン酸との2−メチル−2−プロペ
ン酸エステル、エテンスルホン酸ナトリウム塩、3−ヒ
ドロキシ−1−プロパンスルホン酸とのメチレンコハク
酸ジエステルジナトリウム塩、2−(スルホオキシ)−
エチルとの2−メチル−2−プロペン酸エステルナトリ
ウム塩、N−3−スルホプロピルアクリルアミドカリウ
ム塩、2−メチル−2−プロペン酸2−スルホエチルエ
ステル、2−メチル−2−プロペン酸2−スルホエチル
エステルリチウム塩 p−スチレンスルホン酸アンモニウム塩、2−アクリル
アミド−2−メチル−1−プロパンスルホン酸ナトリウ
ム塩、p−スチレンスルホン酸カリウム塩、p−スチレ
ンスルホン酸、4−4−エテニルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム塩、2−プロペン酸3−スルホプロピルエステ
ルナトリウム塩、m−スルホメチルスチレンスルホン酸
カリウム塩、p−スルホメチルスチレンスルホン酸ナト
リウム塩、2−メチル−2−プロペン酸3−スルホプロ
ピルエステルナトリウム塩、2−メチル−2−プロペン
酸3−スルホブチルエステルナトリウム塩、2−メチル
−2−プロペン酸4−スルホブチルエステルナトリウム
塩、2−メチル−2−プロペン酸2−スルホエチルエス
テルナトリウム塩、2−メチル−2−〔(1−オキソ−
2−プロペニル)−アミノ〕−1−プロパンスルホン
酸、2−メチル−2−〔(1−オキソ−2−プロペニ
ル)−アミノ〕−1−プロパンスルホン酸ナトリウム
塩、2−メチル−2−〔(1−オキソ−2−プロペニ
ル)−アミノ〕−1−プロパンスルホン酸カリウム塩、
【0032】本発明のコア−シェルラテックスの製造に
おいて、コア−シェルラテックスのシェルを製造するた
め、群Cのモノマーを群Aのモノマーと組合せて、又は
群A及びBのモノマーと組合せて使用することが好まし
い。
【0033】特に好ましいアニオン基を有するビニルモ
ノマー(群Cのモノマー)は2−プロペン酸ナトリウム
塩及び2−アクリルアミド−2−メチル−1−プロペン
スルホン酸ナトリウム塩である。
【0034】本発明によるコア−シェルラテックスのコ
ア(コ)ポリマーを形成するため群Bのモノマーを使用
することが好ましいのであるがコア(コ)ポリマーは群
Bモノマー及び群Cモノマーの混合物から作るとよい。
【0035】シェル(コ)ポリマーを形成するため、群
Aモノマーと組合せた群Cモノマーを使用することが好
ましいのであるが、群Bモノマーを群Aモノマーとの組
合せ、又は群A、B及びCモノマーの組合せを用いてシ
ェル(コ)ポリマーを形成することもできる。
【0036】シェル(コ)ポリマー中の群Aモノマー
(反応性メチレン基を有するモノマー)から誘導される
成分を含む本発明によるコア−シェルラテックスは、幾
つかの目的を果すためハロゲン化銀写真材料に加えるこ
とができる。コアを形成する(コ)ポリマーのTg及び
シェルを形成する(コ)ポリマーのTgによって、本発
明によるポリマーラテックスの添加は、写真材料の寸法
安定性を改良でき又は材料の物理的引掻性を低下(耐引
掻性の増大)させることができる。又写真材料中に本発
明によるポリマーラテックスの特別の例を導入すること
によって、写真材料の寸法安定性を改良し、同時に写真
材料の物理的引掻性を減少させることもできることを見
出した。ハロゲン化銀写真材料の一つ以上の親水性層中
に、Tg<30℃、好ましくはTg<0℃を有するシェ
ルポリマー、及びTg>50℃、好ましくはTg>80
℃を有するコアポリマーを含む本発明によるシェル中に
反応性メチレン基を含むポリマーコア−シェルラテック
スを加えると、写真材料の寸法安定性を改良し、同時に
物理的引掻性を減ずることが見出された。一側上に親水
性ゼラチン系ハロゲン化銀乳剤層を、そして他側上にゼ
ラチン系裏塗層を担持する支持体を含む一側ハロゲン化
銀乳剤材料で使用したとき、少なくともシェル中にTg
<30℃、好ましくはTg<0℃を有する(コ)ポリマ
ーを含むコア−シェルラテックスを使用するのが好まし
い。前記ゼラチン系裏塗層中で、コア及びシェルの両方
に、Tg<30℃、好ましくはTg<0℃を有する
(コ)ポリマーを含有するコア−シェルラテックスを使
用することが有利であることも証明された。
【0037】コポリマーのTgは、コポリマー中に存在
する各モノマーの重量分率(W)及び相当するホモポリ
マーのTgの知識から下記式によって予知できる:
【0038】Tgコホ゜リマー =W1 (Tg1 )+W2 (T
2 )+−−−−+Wn (Tgn
【0039】式中W1 は第一モノマーの重量分率であ
り、Tg1 は第一モノマー成分のみを含むホモポリマー
のTgであり、W2 は第二モノマーの重量分率であり、
Tg2は第二モノマー成分のみを含むホモポリマーのT
gであり、そしてWn は第n番のモノマーの重量分率で
あり、Tgn は第n番モノマー成分のみを含むホモポリ
マーのTgである。
【0040】本発明によるコア−シェルラテックスのコ
アコポリマー及びシェルコポリマーの両者のTgは前記
式を用いて計算した。前述した如く計算したTgの精度
は±5℃である。
【0041】本発明によるポリマーラテックスは、コア
又はシェル(コ)ポリマーのTgがどうであれ、写真材
料中に含まれた親水性層に加えたとき、写真材料の水吸
収を、反応性メチレン基を含有しない対照ラテックスに
おけるような、増大をしない。
【0042】最も好ましい例において、シェル(コ)ポ
リマーは、反応性メチレン基を含む少なくとも1種の群
Aモノマーから誘導された成分を常に含有する。群Aモ
ノマーから誘導されたこれらの成分は、全シェル(コ)
ポリマーに対して、好ましくは2〜50重量%、最も好
ましくは2〜20重量%で存在させる。
【0043】本発明によるコア−シェルラテックスにお
いて、コアは全コア−シェル粒子の重量の1〜99重量
%の量であり、シェルは1〜99重量%である。シェル
が全コア−シェル粒子の重量の10〜80重量%になる
ようなコア−シェルラテックスを本発明に従って使用す
るのが好ましい。
【0044】本発明によるコア−シェルラテックスは、
乳重合法によって製造できる。第一工程で、1種以上の
重合しうるモノマーの乳化(共)重合によってコアを作
る。この製造の工程において、前記モノマーの少なくと
も一部をバッチ法で重合することが有利である。かく作
った(コ)ポリマーは、次にコア−シェルラテックスの
それ以上の製造のためのコア材料として直接使用でき
る。コアの厚さを制御するため、更にコア(コ)ポリマ
ーを構成するモノマーを加え、これらのモノマーをハッ
チ法中で作られた元のコアの上に更に重合させることが
できる。
【0045】第二工程で、シェルを形成するのに必要な
モノマーをコア材料に加え、更に前記コア材料の上で重
合させる。この工程で、使用するモノマーの少なくとも
1種が反応性メチレン(−CH2 −)基を含むエチレン
性不飽和モノマーであるのが好ましい。
【0046】乳化重合の別の方法及び(重合性モノマー
とは別の)反応のために必要な別の成分、例えば開始
剤、界面活性剤、還元体、緩衝物質等は、例えば Thiem
e Verlag 1987年発行、Houben Weyl 著、Method
en der organischen Chemie, IV edition , Band
E20、part 1,218頁に見出すことができる。
【0047】開始剤として、ラジカルで分解する開始剤
の、モノマーを基準にした一般に0.05〜5重量%に
なるようにとる。かかる開始剤には、例えば有機過酸化
物例えばラウロイルパーオキサイド、シクロヘキサノン
ヒドロパーオキサイド、t−ブチルパーオクトエート、
t−ブチルパーピバレート、t−ブチルパーベンゾエー
ト、ジクロロベンゾイルパーオキサイド、ベンゾイルパ
ーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、t−ブ
チルヒドロパーオキサイド、クモルヒドロパーオキサイ
ド;パーオキシカーボネート例えばジイソプロピルパー
オキシジカーボネート、ジシクロヘキシルパーオキシジ
カーボネート、ジイソオクチルパーオキシジカーボネー
ト;スルホニルパーオキサイド例えばアセチルシクロヘ
キシルスルホニルパーアセテート;スルホニルヒドラジ
ド;アゾ化合物例えばアゾジイソラク酸ニトリル及び更
に良好な水溶性アゾ化合物例えばDE−A284104
5に記載されている如き化合物がある。無機過酸化物例
えば過酸化水素、ペルオクソ二硫酸カリウム、及びペル
オクソ二硫酸アンモニウムも同様に好適である。ラジカ
ルにおける分解をする開始剤は、単独で又は還元剤もし
くは重金属化合物と組合せて使用できる。かかる化合物
には例えばピロ亜硫酸ナトリウムもしくはカリウム、ギ
酸、アスコルビン酸、チオ尿素、ヒドラジンもしくはア
ミン誘導体及び RONGALIT (1−ヒドロキシメタンスル
ホン酸Na塩)がある。重金属化合物は油溶性及び水溶
性の形で存在させることができる。水溶性重金属化合物
の例には、低原子価状態でのバナジン又はチタンの塩及
び2価及び3価の鉄、コバルト、ニッケルの硫酸塩及び
ハロゲン化物、硝酸銀がある。油溶性重金属化合物の例
には、ナフテン酸コバルト及びバナジウム、コバルト、
チタン、ニッケル及び鉄のアセチルアセトン錯体があ
る。
【0048】乳化重合は、20〜100℃の間の温度、
好ましくは40〜85℃の間の温度で生起させる。
【0049】使用できる乳化剤の量は、重合されるべき
モノマーを基準にして0〜20%、好ましくは1〜5%
である。そのためにはアニオン乳化剤のみならず非イオ
ン乳化剤が好適である。例として、アルキル及びアリー
ルスルホネート例えばドデシルスルホン酸Na塩、オレ
イン酸とのN−メチルタウリネート生成物( HOSTAPON
T )及びスルホン化ドデシルフェニルフェニルエーテ
ル( Dow FAX 2A1)、アルキル及びアリールサルフェ
ート例えばオキシエチル化ノニルフェノールのナトリウ
ムサルフェート( HOSTAPAL B )、ポリ(ビニルアル
コール)、オキシエチル化フェノール、オレイルアルコ
ールポリグリコールエーテル、オキシエチル化ポリプロ
ピレングリコール、又は天然生成物例えばゼラチン及び
魚膠がある。
【0050】コア−シェルラテックスの製造は、例えば
米国ワシントンDCの American Chemical Society
の1992年の Symposium Series of the America
n Chemical Society No. 492の Polymer Latice
s 235頁の S. Lee 及び A. Rudin の論文 Control
of Core - Shell Latex Morphology の Chapter15
に記載されている。
【0051】本発明によりポリマーラテックスを混入す
る写真材料の種類及びその用途分野は、如何なる方法に
おいても制限されない。それには、グラフィックアート
用及びいわゆるアマチュア及びプロフェッショナル黒白
もしくはカラー写真用の写真材料、映画記録及び印刷材
料、X線診断、拡散転写反転写真材料、低速及び高速写
真材料等を含む。しかしながら、本発明の利点は、寸法
安定性及び物理的引掻性に対して高い基準を設定してい
る写真材料、例えば背景技術のところで説明した如きグ
ラフィックアート接触材料中にラテックスを混入したと
き鮮明になる。数種の市販の接触材料を利用できる。複
製材料は古典的な暗室型のものであることができるが、
近年においては、UVの少ない周囲光の下適当な時間で
取り扱いのできるいわゆる昼光又は室光接触材料が好ま
しい。又比較的明るい黄色光の下で取り扱いうる黄色光
接触材料もある。強力に発光する金属−ハロゲン光源に
よって露光しなければならない非常に非感光性の日光型
も利用できる。石英光源によって露光するため少しの非
感光性の型も設計されている。昼光材料はネガ作用型又
は直接ポジ作用型のものであることができる。
【0052】通常黒白材料においては、ハロゲン化銀乳
剤層は簡単にただ一つの層からなる。しかしながら二重
層及び多重層さえも可能である。乳剤とは別に、写真材
料は、通常幾つかの非感光性層、例えば保護層、裏塗
層、フィルター層及び中間層(又は下塗層)を含む。こ
れらの層の全てが、単一、二重又は多重であることがで
きる。本発明によるポリマーラテックスはこれらの層の
全ての中に存在させることができる、又はそれらの中の
幾つかの中に、又はその中のただ一つ中に存在させるこ
とができる。原則的に、2種以上の異なるラテックスの
混合物を使用できる、又は本発明のラテックスは、通常
の可塑剤と混合できる、しかし通常の実施のためには新
規な種類のただ一つの代表例で充分である。グラフィッ
クアート接触材料の好ましい例において、可塑剤(ラテ
ックス)は乳剤層中に存在させる。その場合可塑剤対ゼ
ラチンの比は0.1:1〜1:1の間に含まれる。好ま
しくは可塑剤は、ゼラチンに対して10〜75重量%
(%w/w)の量でゼラチン系乳剤層中に存在させる。
保護層中に存在させるとき、前記保護層中に存在するゼ
ラチンに対して10〜50重量%(%w/w)の量でラ
テックスを使用するのが好ましい。
【0053】本発明のポリマーラテックスとは別に、乳
剤層及び他の親水性層は、それらの特定の設計及び用途
に従って、代表的なそして良く知られた写真成分、例え
ば安定剤、増感剤、減感剤、現像促進剤、艶消剤、スペ
ーシング剤、ハレイション防止染料、フィルター染料、
不透明化剤、帯電防止剤、UV吸収剤、界面活性剤、ゼ
ラチン硬化剤例えばホルムアルデヒド及びジビニルスル
ホンを含有できる。
【0054】本発明の写真材料中に組入れるハロゲン化
銀乳剤の組成は特に限定されなく、例えば塩化銀、臭化
銀、沃化銀、塩臭化銀、臭沃化銀、及び塩臭沃化銀から
選択した任意の組成であることができる。
【0055】写真乳剤は、例えばパリーの Paul Monte
l 1987年発行、P. Glafkides著、Chimie et Phys
ique Photographique;ロンドンの The Focal Press
1966年発行、G. F. Duffin 著、Photographic Em
ulsion Chemistry ;及びロンドンの The Focal Pre
ss 1966年発行、V. L. Zelikman 等著、Making
and Coating Photographic Emulsion に記載されて
いる如く、種々の方法で可溶性銀塩及び可溶性ハロゲン
化物から製造することができる。
【0056】写真乳剤を形成するため、別々に作った2
種以上のハロゲン化銀乳剤を混合することができる。ハ
ロゲン化銀粒子の平均粒度は0.05〜1.0μm、好
ましくは0.2〜0.5μmの範囲であることができ
る。昼光材料のためには、平均粒度は0.07〜0.2
0μmの間に含まれるのが好ましい。ハロゲン化銀粒子
の粒度分布は均質分散又は不均質分散であることができ
る。
【0057】感光性ハロゲン化銀乳剤は、例えば前述し
た P. Glafkides の Chimie et Physique Photograp
hique ;前述した G. F. Duffin の Photographic Emu
lsion Chemistry;前述したV. L. Zelikman 等の Mak
ing and Coating Photographic Emulsion ;及び A
kademische Verlagsgesellschaft 1968年発行 H.
Frieser 編、Die Grundlagen der Photographischen
Prozesse mit Silberhalogenidenに記載されている
如く化学的に増感することができる。しかしながら、接
触昼光材料の場合においては、乳剤は化学的に熟成しな
いのが好ましく、比較的大量の減感剤を含有できる。
【0058】感光性ハロゲン化銀乳剤は、John Wiley
& Sons 1964年発行、F. M. Hamer 著、The Cyani
ne Dyes and Related Compounds に記載されている
ものの如きメチン染料でスペクトル増感することができ
る。スペクトル増感のために使用できる染料には、シア
ニン染料、メロシアニン染料、錯体シアニン染料、錯体
メロシアニン染料、ヘミシアニン染料、スチリル染料及
びヘミオキソノール染料を含む。特に価値ある染料は、
シアニン染料、メロシアニン染料及び錯体メロシアニン
染料である。しかしながら、接触昼光材料の特定の場合
においては、乳剤は日光安定性の点でスペクトル増感し
ないのが好ましい。
【0059】本発明により使用するためのハロゲン化銀
乳剤は、写真材料の製造及び貯蔵中、又はその写真処理
中にかぶりの形成を防止し又は写真特性を安定化する化
合物を含有できる。ハロゲン化銀乳剤にかぶり防止剤又
は安定剤として多くの既知の化合物を加えることができ
る。
【0060】本発明の写真材料は、写真乳剤層又は別の
親水性コロイド層中に各種の界面活性剤を含有できる。
好適な界面活性剤には、非イオン界面活性剤例えばサポ
ニン、アルキレンオキサイド例えば、ポリエチレングリ
コール、ポリエチレングリコール/ポリプロピレングリ
コール縮合生成物、ポリエチレングリコールアルキルエ
ーテルもしくはポリエチレングリコールアルキルアリー
ルエーテル、ポリエチレングリコールエステル、ポリエ
チレングリコールソルビタンエステル、ポリアルキレン
グリコールアルキルアミンもしくはアルキルアミド、シ
リコーン−ポリエチレンオキサイドアダクト、グリシド
ール誘導体、多価アルコールの脂肪酸エステル及びサッ
カライドのアルキルエステル;酸基例えばカルボキシ
−、スルホ−、ホスホ−、硫酸−もしくはリン酸エステ
ル基を含有するアニオン界面活性剤;両性界面活性剤例
えばアミノ酸、アミノアルキルスルホン酸、アミノアル
キルサルフェートもしくはホスフェート、アルキルベタ
イン及びアミン−N−オキサイド;及びカチオン界面活
性剤例えば、アルキルアミン塩、脂肪族、芳香族もしく
は複素環式四級アンモニウム塩、脂肪族もしくは複素環
式環含有ホスホニウムもしくはスルホニウム塩を含む。
かかる界面活性剤は種々の目的のため、例えば被覆助剤
として、帯電防止化合物として、滑性改良化合物とし
て、分散乳化を容易にする化合物として、接着を防止も
しくは減ずる化合物として、及び写真特性を改良化合
物、例えば高コントラスト、増感、及び現像促進を改良
する化合物として使用できる。好ましい界面活性被覆剤
は、過弗素化アルキル基を含有する化合物である。
【0061】写真カラー材料の場合には、カラー形成
剤、マスク形成剤、現像抑制剤放出カップラー、及び他
の写真に有用な基放出カップラーの如き代表的な成分を
存在させることができる。
【0062】写真材料の支持体は、透明基体、好ましく
は有機樹脂支持体、例えば硝酸セルロースフィルム、酢
酸セルロースフィルム、ポリビニルアセタールフィル
ム、ポリスチレンフィルム、ポリエチレンテレフタレー
トフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリ塩化ビニ
ルフィルム、又はポリ−α−オレフィンフィルム例えば
ポリエチレン又はポリプロピレンフィルムであることが
できる。かかる有機樹脂フィルムの厚さは、0.07〜
0.35mmの間に含まれるのが好ましい。これらの有
機樹脂支持体は下塗層で被覆するのが好ましい。他方写
真材料の支持体は紙基体、好ましくはポリエチレン又は
ポリプロピレン被覆紙基体であることができる。
【0063】写真材料は、その特定の組成及び用途によ
って露光でき、そしてその特定の用途によって当業者に
知られている方法及び薬品によって処理できる。
【0064】下記製造実施例及び写真実施例は、本発明
を示すが、本発明を限定するものではない。
【0065】
【実施例】
【0066】各実施例中で使用した略記号のリスト AAEMA:2−アセトアセトキシエチルメタクリレー
ト(群A) BA :2−プロペン酸n−ブチルエステル(群
B) EA :2−プロペン酸エチルエステル(群B) MA :2−プロペン酸メチルエステル(群B) STY :スチレン(群B) MMA :2−メチル−2−プロペン酸メチルエステ
ル(群B) AMPS :2-アクリルアミド -2-メチル -1-プロパン
スルホン酸(群C)
【0067】全実施例においてラテックスのコアコポリ
マー及びシェルコポリマーのTgは、式 Tgコホ゜リマー =W1 (Tg1 )+W2 (Tg2 )+−−
−−+Wn (Tgn ) により、コポリマー中に存在する各モノマーの重量分率
(W)及び相当するホモポリマーのTgの知識から前述
した如く計算した:
【0068】W1 は第一モノマーの重量分率であり、T
1 は第一モノマーの成分のみを含有するホモポリマー
のTgであり、W2 は第二モノマーの重量分率であり、
Tg2 は第二モノマーの成分のみを含有するホモポリマ
ーのTgであり、Wn は第n番のモノマーの重量分率で
あり、Tgn は第n番モノマーの成分のみを含有するホ
モポリマーのTgである。本発明によるコア−シェルラ
テックスのコア及びシェルを構成する(コ)ポリマーに
対する価を表2で報告する。
【0069】製造実施例 1(LAT1) 下記溶液を作った: A:コアを形成するモノマー:72gのMMA B:シェル予備エマルジョン:44mlの脱イオン水 36mlの HOSTAPON T( オレイン酸のN−メチルタウ
リネートに対するドイツ国、 HoechstAGの商品名)の1
0%水性溶液 18gのAMPS、pH8.0で90ml脱イオン水中 25.2gのAAEMA 244.8gのMMA C:開 始 剤 C1:18mlの2%K22
8 溶液 C2:54mlの2%K228 溶液及び6mlの水 C3:18mlの2%K228 溶液
【0070】531mlの脱イオン水を72mlの HOS
TAPON Tの10%水性溶液と混合し、250rpmで撹
拌し、N2 ですすぎ、83℃に加熱した。溶液Aを加
え、5分後に溶液C1を加えた。この添加後1分で、C
2及びBの両者を反応混合物に加えた、C2は2ml/
分で加え、Bは28.4ml/分で加えた。
【0071】B及びC2の添加完了後、混合物を83℃
で更に15分撹拌し、次いで溶液C3を加え、反応混合
物を更に95℃で30分撹拌した。
【0072】低減圧下に120mlの溶媒を60分間蒸
発させ、150mlの脱イオン水を加えた。冷却後ラテ
ックスを濾過した。pHは5.7に調整した。
【0073】収量:23重量%の濃度で、ラテックス1
535g。 平均粒度:86nm。
【0074】製造実施例 2(LAT2) 下記溶液を作った: A:コアを形成するモノマー:36gのMMA B:シェル予備乳剤:220.5mlの脱イオン水 18mlの HOSTAPON Tの10%水性溶液 9gのAMPS、pH8.0で45ml脱イオン水中 25.2gAAEMA 109.8gのMMA C:開始剤 C1:9mlの2%K228 溶液 C2:27mlの2%K228 溶液及び3mlの水 C3:9mlの2%K228 溶液
【0075】265.5mlの脱イオン水を36mlの
HOSTAPON Tの10%溶液と混合し、250rpmで撹
拌し、N2 ですすぎ、83℃に加熱した。溶液Aを加
え、5分後に溶液C1を加えた。この添加後1分で、C
2及びBの両者を反応混合物に加えた、C2は1ml/
分で、Bは14.2ml/分で加えた。
【0076】B及びC2の添加完了後、混合物を更に8
3℃で15分撹拌し、次いで溶液C3を加え、反応混合
物を更に95℃で30分撹拌した。
【0077】低減圧下、80mlの溶媒を60分間蒸発
させた。冷却後ラテックスを濾過した。pHは5.8に
調整した。
【0078】収量:24.5重量%の濃度で、ラテック
ス755g。 平均粒度:83nm。
【0079】製造実施例 3(LAT3) 下記溶液を作った: A1:コアを形成するモノマー:72gのMMA A2:コア予備乳剤:252gのMMA 385mlの脱イオン水 31.5mlの HOSTAPAL B(オキシエチル化ノニルフ
ェノールのナトリウムサルフェートに対するドイツ国、
Hoechst AG の商品名)の10%水溶液 B:シェル予備乳剤:56mlの脱イオン水 4.5mlの HOSTAPAL Bの10%水性溶液 3.6gのAMPS、pH8.0で18ml脱イオン水
中 3.6gのAAEMA 28.8gのEA C:開始剤 C1:18mlの2%K228 溶液 C2:54mlの2%K228 溶液及び6mlの水 C3:18mlの2%K228 溶液
【0080】531mlの脱イオン水を72mlの HOS
TAPAL Bの10%水性溶液と混合し、250rpmで撹
拌し、N2 ですすぎ、83℃に加熱した。溶液A1を加
え、5分後溶液C1を加えた。この添加後1分で、C2
及びA2の両者を反応混合物に加えた、C2は2ml/
分で、A2は26.6ml/分で加えた。A2の添加完
了後Bを26.6ml/分で反応混合物に加えた。
【0081】Bの添加完了後、混合物を83℃で更に1
5分撹拌し、次いで溶液C3を加え、反応混合物を更に
95℃で30分撹拌した。
【0082】低減圧下、60分間で120mlの溶媒を
蒸発させ、120mlの脱イオン水を加えた。冷却後ラ
テックスを濾過した。pHは5.6に調整した。
【0083】収量:24.6重量%の濃度で1524g
のラテックス。 平均粒度:78nm。
【0084】製造実施例 4(LAT4) 下記溶液を作った: A1:コアを形成するモノマー:72gのSTY A2:コア予備乳剤:252gのSTY 385mlの脱イオン水 31.5mlの HOSTAPAL Bの10%水性溶液 B:シェル予備乳剤:56mlの脱イオン水 4.5mlの HOSTAPAL Bの10%水性溶液 13.6gのAMPS、pH8.0で脱イオン水18m
l中 3.6gのAAEMA 28.8gのMA C:開始剤 C1:18mlの2%K228 溶液 C2:54mlの2%K228 溶液及び6mlの水 C3:18mlの2%K228 溶液
【0085】531mlの脱イオン水を72mlの HOS
TAPAL Bの10%水性溶液と混合し、250rpmで撹
拌し、N2 ですすぎ、83℃に加熱した。溶液A1を加
え、5分後溶液C1を加えた。この添加後1分で、C2
及びA2の両者を反応混合物に加えた、C2は2ml/
分で、A2は26.9ml/分で加えた。A2の添加完
了後にBを反応混合物に26.9ml/分で加えた。
【0086】添加完了後、混合物を83℃で更に15分
撹拌し、次いで溶液C3を加え、反応混合物を更に95
℃で30分間撹拌した。
【0087】低減圧下、100mlの溶媒を60分間で
蒸発させ、100mlの脱イオン水を加えた。冷却後ラ
テックスを濾過した。pHは5.7に調整し、72ml
の HOSTAPAL Bの10%水性溶液を加えた。
【0088】収量:25.5重量%の濃度でラテックス
1429g。 平均粒度:78nm。
【0089】製造実施例 5(LAT5) 下記溶液を作った: A:コアを形成するモノマー:72gのBA B:シェル予備乳剤:441mlの脱イオン水 36mlの HOSTAPON Tの10%水性溶液 12gのAMPS、pH7.5で90mlの脱イオン水
中 25.2gのAAEMA 244.8gのBA C:開始剤 C1:18mlの2%K228 溶液 C2:54mlの2%K228 溶液及び6mlの水 C3:18mlの2%K228 溶液
【0090】531mlの脱イオン水を、HOSTAPON T
の10%水性溶液72mlと混合し、250rpmで撹
拌し、N2 ですすぎ、83℃に加熱した。溶液Aを加
え、5分後、溶液C1を加えた。この添加後2分で、反
応混合物にC2及びBの両者を加えた、C2は2ml/
分で、Bは28.8ml/分で加えた。
【0091】B及びC2の添加完了後、混合物を83℃
で更に15分撹拌し、次いで溶液C3を加え、反応混合
物を更に95℃で30分撹拌した。
【0092】低減圧下、130mlの溶媒を60分で蒸
発させた。冷却後、ラテックスを濾過した。pHを5.
6に調整した。
【0093】収量:23.4重量%の濃度でラテックス
1598g。 平均粒度:77nm。
【0094】製造実施例 6(LAT6) 下記溶液を作った: A:コアを形成するモノマー:72gのBA B:シェル予備乳剤:441mlの脱イオン水 36mlの HOSTAPON Tの10%水性溶液 12gのAMPS、pH7.5で90mlの脱イオン水
中 10.8gのAAEMA 259.2gのBA C:開始剤 C1:18mlの2%K228 溶液 C2:54mlの2%K228 溶液及び6mlの水 C3:18mlの2%K228 溶液
【0095】531mlの脱イオン水を72mlの HOS
TAPON Tの10%水性溶液と混合し、250rpmで撹
拌し、N2 ですすぎ、83℃に加熱した。溶液Aを加
え、5分後に溶液C1を加えた。この添加後2分で、C
2及びBの両者を反応混合物に加えた。C2は2ml/
分で、Bは28.9ml/分で加えた。
【0096】B及びC2の添加完了後、混合物更に15
分、83℃で撹拌し、次いで溶液C3を加え、反応混合
物を更に95℃で30分撹拌した。
【0097】低減圧下、180mlの溶媒を60分間で
蒸発させ、180mlの脱イオン水を加えた。冷却後ラ
テックスを濾過した。pHは5.5に調整した。
【0098】収量:23.3重量%の濃度で1613g
のラテックス。 平均粒度:73nm。
【0099】製造実施例 7(LAT7) 下記溶液を作った: A:コアを形成するモノマー:72gのBA B:シェル予備乳剤:441mlの脱イオン水 36mlの HOSTAPON Tの10%水性溶液 18gのAMPS、pH7.5で90mlの脱イオン水
中 25.2gのAAEMA 226.8gのBA 18gのSTY C:開始剤 C1:18mlの2%K228 溶液 C2:54mlの2%K228 溶液及び6mlの水 C3:18mlの2%K228 溶液
【0100】531mlの脱イオン水を72mlの HOS
TAPON Tの10%水性溶液と混合し、250rpmで撹
拌し、N2 ですすぎ、83℃に加熱した。溶液Aを加
え、5分後溶液C1を加えた。この添加後2分で、C2
及びBの両者を反応混合物に加えた、C2は2ml/分
で、Bは28.8ml/分で加えた。
【0101】B及びC2の添加完了後、混合物を更に1
5分間83℃で撹拌し、次いで溶液C3を加え、反応混
合物を更に95℃で30分撹拌した。
【0102】低減圧下、170mlの溶媒を60分間で
蒸発させ、170mlの脱イオン水を加えた。冷却後ラ
テックスを濾過した。pHは5.7に調整した。
【0103】収量:24.0重量%の濃度で1629g
のラテックス。 平均粒度:69nm。
【0104】製造実施例 8(LAT8) 下記溶液を作った: A1:コア予備乳剤1:100gのSTY 1gのAAEMA 51mlの HOSTAPAL Bの10%水性溶液 169mlの水 A2:コア予備乳剤2:350gのSTY 542mlの脱イオン水 43.4mlの HOSTAPAL Bの10%水性溶液 3.5gのAAEMA B :シェル予備乳剤:70mlの脱イオン水 5.6mlの HOSTAPAL Bの10%水性溶液 5gのAMPS、pH8.0で25mlの脱イオン水中 0.5gのAAEMA 40gのEA C :開始剤 C1:25mlの2%K228
液 C2:75mlの2%K228 溶液及び15mlの
水 C3:25mlの2%K228 溶液
【0105】377mlの脱イオン水を50mlの HOS
TAPAL Bの10%水性溶液と混合し、250rpmで撹
拌し、N2 ですすぎ、83℃に加熱した。溶液A1を加
え、5分後溶液C1を加えた。この添加後1分で、C2
及びA2の両者を反応混合物に加えた、C2は3ml/
分で、A2は37.3ml/分で加えた。A2の添加完
了後、Bを反応混合物に26.9ml/分で加えた。
【0106】添加完了後、混合物を更に15分間83℃
で撹拌し、次いで溶液C3を加え、反応混合物を更に9
5℃で30分撹拌した。
【0107】低減圧下、130mlの溶媒を60分で蒸
発させた。冷却後ラテックスを濾過した。pHは5.5
に調整した。後安定剤として、203mlの HOSTAPAL
Bの10%水性溶液を加えた。
【0108】収量:26.0重量%の濃度で1948g
のラテックス。 平均粒度:91nm。
【0109】本発明及び比較コア−シェルラテックスの
重量%での組成の集計を下表1に示す。
【0110】
【表1】
【0111】
【表2】
【0112】写真実施例 1 本実施例において、可塑剤を含有しない写真材料試料、
対照可塑剤ポリエチルアクリレート(C−1)を含有す
る写真材料試料、及び本発明ラテックスLAT5、LA
T6、及びLAT7を含有する写真材料試料の、寸法安
定性及び水吸収を比較する。
【0113】写真材料は次の如く作った。直接ポジ純臭
化銀乳剤を、二重ジェット法で沈澱させ、内部増感させ
た。乳剤は次いで所望感度を得るよう二酸化チオ尿素を
用いて外部的にかぶらせた。最後に乳剤を幾つかのアリ
コート部分に分け、各部分に異なるラテックスを、乳剤
部分中に存在するゼラチンに対してラテックスポリマー
50重量%を有するように加えた。
【0114】かくして作った被覆溶液を、硝酸銀として
表した銀被覆量3.18g/m2 で、そしてゼラチン被
覆量2.7g/m2 で、下塗した厚さ100μmのポリ
エチレンテレフタレート基体に適用した。ホルムアルデ
ヒド硬化したゼラチンを0.7g/m2 の被覆量で含有
する保護層を適用した。
【0115】処理中の寸法変化は次の如く評価する。各
被覆した試料を22℃で30%の相対湿度に少なくとも
6時間馴致( acclimated )室中で状態調整した。35
mm×296mmの寸法を有する各フィルム試料中に、
200mmの間隔で、5mmの直径を有する二つの孔を
パンチであけた。これらの孔間の正確な間隔は、1μm
の精度を有する指示ハーフブリッジ探針(TESA F
MS100)で測定し、これによってこの間隔をXμm
と称した。続いてフィルム材料を、空気入口に乾燥器を
備えた自動装置PAKO 26RA中で処理を受けさせ
た。試料を38℃で現像し、33℃で定着し、温度制御
せずにすすぎ、乾燥した、これによって空気入口を通し
て22℃及び30%RHの空気を入れ、これによって温
度を55℃まで上昇させた。フィルム中の二つの孔の間
隔を、3時間の馴致後再び測定し、Yμmとして表す。
寸法安定性は、(Y−X)・5として計算し、μm/m
で表示する。
【0116】水吸収は重量で測定した。材料の乾燥試料
を正確に測定した(W1)、そして前述した如く露光処
理せずに、乾燥器前に処理装置から取り出した。処理し
たが乾燥してない材料を再び秤量した(W2)、そして
乾燥後再び秤量(W3)した。W2とW3の間の差が試
料の水吸収であった、即ち乾燥器中で蒸発させなければ
ならない1m2 についての水の量であった。結果を表3
に示す。
【0117】
【表3】
【0118】本発明のラテックスの添加は、対照可塑剤
を含有する材料の寸法安定性を、可塑剤無しの材料の低
水吸収を組合せた写真材料を有することを可能にするこ
とが明らかである。
【0119】写真実施例 2 本実施例においては、可塑剤を含有しない写真材料試
料、対照可塑剤ポリエチルアクリレート(C−1)を含
有する写真材料試料、コア及びシェルの両方に存在する
モノマーの全重量に対して、反応性メチレン基を含有す
る成分を1重量%だけ有するコア−シェルラテックスを
含有する写真材料試料の水吸収性、寸法安定性及び物理
的引掻性を比較する。LAT8においては、シェル
(コ)ポリマーは、反応性−CH2 −基を含有する不飽
和モノマーの1重量%のみ(前記シェルコポリマーを形
成するため使用した全モノマーの合計重量に対して)を
含有していた。ラテックスLAT3、LAT4は、反応
性−CH2 −を含有する不飽和モノマーの10重量%
(前記シェルコポリマーを形成するため使用した全モノ
マーの合計重量に対して)を含有していた。
【0120】写真材料は、写真実施例1に記載した如く
して作った。
【0121】寸法安定性及び水吸収は前述した如く測定
した(写真実施例1参照)、そして物理的引掻性は次の
如く測定した:写真材料を、38℃でメトール−ハイド
ロキノン現像液(ベルギー国、モートゼールの Agfa −
Gevaert NV の現像液の商標G101)中で現像後最
高濃度を与えるように露光した。処理は、空気入口を備
えた乾燥器を有する自動装置PAKO 26RA中で行
った。試料を38℃で現像し、33℃で定着し、温度制
御せずにすすぎ、乾燥した、これによって空気入口を通
して22℃、30%RHの空気を入れ、これによって温
度を55℃まで上昇させた。現像し、乾燥した材料を、
直径5μmを有するダイヤモンド球形を有する針の下を
通した。針は1〜30gの間の重量を負荷させた、これ
は1gから30gへと各工程で1gずつ増量させた。写
真材料が針の下を通過するとき、いくらかの乳剤は引掻
除去され、かくして引掻の密度は低下する。引掻下の光
透過度を、1gの各増量に対して測定し、針上に印加さ
れた重量に関連させた。透過率対重量の相関線が重量軸
を横切る重量を、物理的引掻性度のための測度とし、g
で表示する。数値が大きければ大きい程、引掻性度は小
さい。結果を表4に示す。
【0122】
【表4】
【0123】写真材料中での、対照ラテックスの代りの
本発明ラテックスの使用は、対照ラテックスの使用と同
じ程度に寸法安定性を改良するが、対照ラテックスを含
有する材料と比較して材料の引掻性度を改良することが
明らかである。シェル中に反応性メチレン基の1%のみ
しか有しない本発明ラテックス(LAT8)は、シェル
中に反応性メチレン基を1%より多く含有する本発明ラ
テックスよりも効果が小さい。
【0124】写真実施例 3 本実施例は、可塑剤を含有しない写真材料試料、対照可
塑剤ポリエチルアクリレート(C−1)を含有する写真
材料試料及び本発明ラテックスLAT1、LAT2を含
有する写真材料試料の水吸収及び物理的引掻性を比較す
る。
【0125】写真材料は次の如く作ったネガ作用材料で
あった:二重ジェット乳剤法によって0.4%の沃化
銀、16%の臭化銀及び83.4%の塩化銀を含有する
立方晶ハロゲン化銀乳剤を作り、Ir及びRhでドープ
した。平均結晶直径は0.30μmであった。ハロゲン
化銀1.1モルを含有する金−硫黄増感乳剤1Kgに、
通常の置換テトラアザインデン及び通常の置換メルカプ
トテトラゾールを加えた。青スペクトル増感剤を加え
た。
【0126】かくして作った被覆溶液を、7.45g/
2 の硝酸銀として表示した銀被覆量及び3.35g/
2 のゼラチン被覆量で、下塗した厚さ175μmのポ
リエチレンテレフタレートに適用した。0.93g/m
2 の被覆量で、ホルムアルデヒドで硬化したゼラチンを
含有する保護層を適用した。乳剤層と保護層の間に、1
g/m2 のゼラチン被覆量を有する中間層を適用した。
【0127】被覆する前に、中間層のための被覆溶液を
五つの部分に分けた。第一部分にはラテックスを加えな
かった、第二部分には対照ラテックス(ポリエチルアク
リレート)を加えた、第三部分及び第四部分にはそれぞ
れ本発明のラテックスLAT1及びLAT2を加えた。
全てのラテックスはゼラチンに対して50重量%の量で
加えた。結果を表5に示す。
【0128】
【表5】
【0129】写真材料への本発明ラテックスの添加は、
低水吸収と組合された良好な耐引掻性(低引掻性度)を
有する材料を提供する。
【0130】写真実施例 4 本実施例においては、可塑剤を含有しない写真材料試
料、本発明ラテックスLAT1及び本発明ラテックスL
AT2を含有する写真材料試料の水吸収及び物理的引掻
性を比較する。
【0131】写真材料は写真実施例3に記載したのと同
じ材料であった、しかしここでラテックスを保護層に加
えた。被覆する前に、保護層用被覆溶液を四つの部分に
分けた。第一部分にはラテックスを加えなかった、第二
部分及び第三部分には、それぞれ本発明のラテックスL
AT1及びLAT2を加えた。全てのラテックスを、ゼ
ラチンに対して35重量%の量で加えた。
【0132】結果を表6に示す。
【0133】
【表6】
【0134】写真実施例 5 本実施例においては、可塑剤を含有しない写真材料試
料、本発明のラテックスLAT3及びLAT4を含有す
る写真材料試料の比較をする。
【0135】写真材料は写真実施例3に記載したのと同
じ材料であった。ラテックスは保護層に加えた。従って
保護層の被覆溶液は四つの部分に分けた。第一の部分に
はラテックスを加えなかった、第二部分及び第三部分に
はそれぞれ本発明のラテックスLAT3及びLAT4を
加えた。全てのラテックスは、保護被覆の被覆溶液中に
含有されたゼラチンに対して35重量%の量で加えた。
結果を表7に示す。
【0136】
【表7】
【0137】写真材料の保護層に加えたとき、本発明の
ラテックスは、同じ水吸収及び寸法安定性を提供する
が、大きく改良された引掻性度(耐引掻性)を提供す
る。
【0138】写真実施例 6 本実施例においては、可塑剤を含有しない写真材料試
料、本発明のラテックスLAT3及びLAT4を含有す
る写真材料試料の水吸収寸法安定性及び物理的引掻性を
比較した。
【0139】写真材料は、写真実施例3に記載したのと
同じ材料であった。ラテックスは中間層に加えた。従っ
て中間層の被覆溶液を四つの部分に分けた。第一部分に
はラテックスを加えなかった、そして第二部分及び第三
部分には本発明のラテックスLAT3及びLAT4をそ
れぞれ加えた。全てのラテックスは、中間層の被覆溶液
中に含まれるゼラチンに対して50重量%の量で加え
た。結果を表8に示す。
【0140】
【表8】
【0141】写真実施例 7 下塗した厚さ100μmのポリエチレンテレフタレート
フィルムの一層に、ゼラチン1.54g/m2 を有する
ようゼラチン系裏塗層を被覆した。被覆溶液に、種々の
ラテックスを、1m2 について前記ラテックスの30%
分散液の1gを有する量で加えた。各種被覆溶液に加え
た各ラテックスは:対照例としてのポリエチルアクリレ
ート、LAT1、LAT3及びLAT5であった。被覆
し、乾燥した後、被覆裏塗層中の点欠陥を材料30m2
中で計算し、100m2 について数(#)に標準化し
た。軟い(即ち低Tgを有する)シェルを有するラテッ
クスを含む裏塗層は点欠陥を示さなかったが、比較ラテ
ックス及び硬い(即ち高Tgを有する)シェル及び硬い
コアを有する本発明ラテックスは、多くの点欠陥を示し
た。結果を表9に示す。
【0142】
【表9】
フロントページの続き (72)発明者 ミヒャエル・ミュラー ドイツ連邦共和国51469 ベルギシュ グ ラドバハ 2、リヒャルト ツァンデルス シュトラーセ 34 (72)発明者 ステファーン・ランギール ベルギー国モートゼール、セプテストラー ト 27 アグファ・ゲヴェルト・ナームロ ゼ・ベンノートチャップ内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体、下塗層、少なくとも一つの親水
    性ゼラチン系ハロゲン化銀乳剤層、所望により一つ以上
    の他の親水性ゼラチン系層、及びコア(コ)ポリマー及
    びシェル(コ)ポリマーを含むコア−シェルラテックス
    ポリマーを含有する写真材料において、 (i) 前記コア−シェルラテックスが、前記親水性ゼラチ
    ン系層の少なくとも一つの中に存在し、 (ii)前記シェル(コ)ポリマーが、反応性メチレン基を
    有する少なくとも1種のエチレン性不飽和モノマーから
    誘導された成分Aを含有し、 (iii) 前記シェル(コ)ポリマー中に存在する前記成分
    Aが、前記コア及び前記シェル(コ)ポリマーの両者中
    に存在する全成分の1〜30重量%を構成し、 (iv)前記シェル(コ)ポリマー中に存在する前記成分A
    が、前記シェル(コ)ポリマー中に存在する全成分の2
    〜50重量%を構成することを特徴とする写真材料。
  2. 【請求項2】 前記シェル(コ)ポリマー中に存在する
    前記成分Aが、前記コア及び前記シェル(コ)ポリマー
    の両者中に存在する全成分の1〜15重量%を構成し、
    前記シェル(コ)ポリマー中に存在する前記成分Aが、
    前記シェル(コ)ポリマー中に存在する全成分の2〜2
    0重量%を構成することを特徴とする請求項1の写真材
    料。
  3. 【請求項3】 反応性−CH2 −基を含有する前記エチ
    レン性不飽和モノマーが、2−アセトアセトキシエチル
    アクリレート;2−シアノ−N−2−プロペニルアセト
    アミド;5−ヘキセン−2,4−ジオン;5−メチル−
    5−ヘキセン−2,4−ジオン;2−メチル−2−プロ
    ペン酸2−〔(シアノアセチル)−オキシ〕エチルエス
    テル;2−アセトアセトキシ−2,2−ジメチルプロピ
    ルメタクリレート;3−オキソ−4−ペンテン酸エチル
    エステル;3−オキソ−ブタン酸2−〔(2−メチル−
    1−オキソ−2−プロペニル)オキシ〕エチルエステル
    及び2−アセトアセトキシエチルメタクリレートからな
    る群から選択した1員であることを特徴とする請求項1
    又は2の写真材料。
  4. 【請求項4】 前記成分Aが、シェル(コ)ポリマー中
    にのみ存在することを特徴とする請求項1〜3の何れか
    1項の写真材料。
  5. 【請求項5】 前記コア−シェルラテックスが、前記親
    水性ゼラチン系層の一つ中にのみ存在することを特徴と
    する請求項1〜4の何れか1項の写真材料。
  6. 【請求項6】 前記コア−シェルラテックスが、前記乳
    剤層中に存在することを特徴とする請求項1〜4の何れ
    か1項の写真材料。
  7. 【請求項7】 ゼラチン系保護層が存在し、前記コア−
    シェルラテックスが前記保護層中に存在することを特徴
    とする請求項1〜4の何れか1項の写真材料。
  8. 【請求項8】 ゼラチン系中間層が存在し、前記コア−
    シェルラテックスが前記中間層中に存在することを特徴
    とする請求項1〜4の何れか1項の写真材料。
  9. 【請求項9】 前記親水性ゼラチン系ハロゲン化銀乳剤
    層に対して反対の側上に、裏塗層が存在し、前記コア−
    シェルラテックスが前記裏塗層中に存在することを特徴
    とする請求項1〜4の何れか1項の写真材料。
  10. 【請求項10】 前記コア(コ)ポリマーがTg>50
    ℃を有し、前記シェル(コ)ポリマーがTg<30℃を
    有することを特徴とする請求項1〜9の何れか1項の写
    真材料。
  11. 【請求項11】 前記コア(コ)ポリマーがTg>80
    ℃を有し、前記シェル(コ)ポリマーがTg<0℃を有
    することを特徴とする請求項1〜9の何れか1項の写真
    材料。
  12. 【請求項12】 前記コア−シェルラテックスが、コア
    中のみならずシェル中にTg<30℃を有する(コ)ポ
    リマーを含有する請求項1〜9の何れか1項の写真材
    料。
  13. 【請求項13】 前記コア−シェルラテックスが少なく
    とも一つの親水性ゼラチン系層中に存在し、前記層中に
    含有された可塑剤対ゼラチンの比が0.1:1〜1:1
    の間に含まれることを特徴とする請求項1〜12の何れ
    か1項の写真材料。
  14. 【請求項14】 請求項1〜12の何れか1項に記載し
    た重合体ラテックス。
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