JPH0874955A - オートテンショナ - Google Patents

オートテンショナ

Info

Publication number
JPH0874955A
JPH0874955A JP23235594A JP23235594A JPH0874955A JP H0874955 A JPH0874955 A JP H0874955A JP 23235594 A JP23235594 A JP 23235594A JP 23235594 A JP23235594 A JP 23235594A JP H0874955 A JPH0874955 A JP H0874955A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
rod
rod member
cylinder
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23235594A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasutoshi Imai
康稔 今井
Yuji Noguchi
祐司 野口
Yukimori Kobayashi
幸盛 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP23235594A priority Critical patent/JPH0874955A/ja
Publication of JPH0874955A publication Critical patent/JPH0874955A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes, or chains
    • F16H7/0848Means for varying tension of belts, ropes, or chains with means for impeding reverse motion
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes, or chains
    • F16H2007/0802Actuators for final output members
    • F16H2007/0812Fluid pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes, or chains
    • F16H7/0848Means for varying tension of belts, ropes, or chains with means for impeding reverse motion
    • F16H2007/0859Check valves

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 オートテンショナの部品数を減らして小型と
し、固着工数を不要とし、コストを下げること。 【構成】 シリンダ11が形成されたボデー1と、該ボ
デー1に対向して配設され、前記シリンダ11内に介挿
されるピストン21とロッド部230とが一体に形成さ
れたピストンロッド部23によって構成され、該ピスト
ンロッド部23に形成された貫通穴25によって構成さ
れるリザーバ室26とその上部に形成された空気室27
とを備えたロッド部材2と、前記ボデー1とロッド部材
2との間に介挿されるバネ3と、前記シリンダ11の外
側に形成された前記バネ3が挿置される部屋4と、前記
シリンダ11内に形成された圧力油室5と、前記ボデー
1と前記ロッド部材2との間に前記バネ3を被うように
介挿されたブーツ6とから成るオートテンショナ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベルトの張力を設定さ
れた張力に保持するオートテンショナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のオートテンショナ(実公平3−1
3647)は、図5に示すように先端にテンションロー
ラTを支持するローラアームRAに上端が当接したロッ
ドRの下端に係止されチェックボールが介挿されたピス
トンPが、ボデーB内に形成されたシリンダC内に介挿
され、シリンダCの肩部とロッド部材Rの肩部との間の
リザーバ室RC内にバネS1が介挿され、前記リザーバ
室RCの上部に空気室Aが形成され、前記ピストンPと
前記シリンダCの底部との間にバネS2が介挿されてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のオートテン
ショナは、図5に示すように前記ボデーBの前記シリン
ダC内に介挿されるピストンPが、前記ロッドRの下端
に固着されることにより、ロッド部材を構成するもので
あるため、部品数が増えて大型となり、固着工数が必要
であり、コストが高くなるという問題が有った。
【0004】そこで本発明者らは、シリンダ内に介挿さ
れるピストンと該ピストンを支持するロッドとを一体に
形成するという本発明の第1の技術的思想に着眼すると
ともに、ピストンとロッドとを一体に形成したロッド部
材を揺動自在に支持するという本発明の第2の技術的思
想に着眼し、更に研究開発を重ねて、ロッド部材の部品
数を減らして小型とし、固着工数が不要であり、コスト
が下がるという目的を達成する本発明に到達した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)のオートテンショナは、シリンダが形成さ
れたボデーと、該ボデーに対向して配設され、前記シリ
ンダ内に介挿されるピストンを備えたロッド部材と、お
よび前記シリンダの外側であって前記ボデーと前記ロッ
ド部材との間に介挿されたバネとから成るオートテンシ
ョナにおいて、前記ロッド部材が、前記シリンダ内に介
挿されるピストンと該ピストンを支持するロッド部とが
一体に形成された部材によって構成されているものであ
る。
【0006】本発明(請求項2に記載の第2発明)のオ
ートテンショナは、第1発明において、前記ピストン
が、大径の円筒部によって構成されているとともに、前
記ロッド部が、小径の円筒部によって構成されているも
のである。
【0007】本発明(請求項3に記載の第3発明)のオ
ートテンショナは、第2発明において、前記ロッド部材
の軸心付近に貫通穴を形成したものである。
【0008】本発明(請求項4に記載の第4発明)のオ
ートテンショナは、第3発明において、前記ロッド部の
下端に前記シリンダ及び前記ロッド部間に形成された部
屋と貫通穴とを連通する連通孔を形成したものである。
【0009】本発明(請求項5に記載の第5発明)のオ
ートテンショナは、第4発明において、前記ロッド部の
上端を前記ロッド部材のベース部に固着したものであ
る。
【0010】本発明(請求項6に記載の第6発明)のオ
ートテンショナは、第5発明において、前記ロッド部材
の前記ベース部にロッド部材を揺動可能に支持するため
のマウント用の円形穴が形成されているものである。
【0011】
【作用】上記構成より成る第1発明のオートテンショナ
は、ベルトに作用する張力が大きく、前記バネの付勢力
に抗して前記ボデーと前記ロッド部材との対向距離が小
さくなる時は、前記ロッド部と一体に形成された前記ピ
ストンが介挿された前記シリンダ内に形成された前記圧
力油室内のオイルが、前記シリンダと前記ピストンとの
間の隙間を介して上方に移動する。逆にベルトに作用す
る張力が小さく、前記バネの付勢力により前記ボデーと
前記ロッド部材との対向距離が大きくなる時は、前記圧
力油室にオイルが供給される。
【0012】上記構成より成る第2発明のオートテンシ
ョナは、ベルトに作用する張力が大きく、前記バネの付
勢力に抗して前記ボデーと前記ロッド部材との対向距離
が小さくなる時は、小径の円筒部によって構成された前
記ロッド部と一体に形成された大径の円筒部の前記ピス
トンが介挿された前記シリンダ内に形成された前記圧力
油室内のオイルが、前記シリンダと前記ピストンとの間
の隙間を介して上方に移動する。逆にベルトに作用する
張力が小さく、前記バネの付勢力により前記ボデーと前
記ロッド部材との対向距離が大きくなる時は、前記圧力
油室にオイルが供給される。
【0013】上記構成より成る第3発明のオートテンシ
ョナは、ベルトに作用する張力が大きく、前記バネの付
勢力に抗して前記ボデーと貫通穴が形成された前記ロッ
ド部材との対向距離が小さくなる時は、小径の円筒部に
よって構成された前記ロッド部と一体に形成された大径
の円筒部の前記ピストンが介挿された前記シリンダ内に
形成された前記圧力油室内のオイルが、前記シリンダと
前記ピストンとの間の隙間を介して上方に移動して前記
ロッド部材の前記貫通穴内に供給される。逆にベルトに
作用する張力が小さく、前記バネの付勢力により前記ボ
デーと前記ロッド部材との対向距離が大きくなる時は、
前記ロッド部材の前記貫通穴内から前記圧力油室にオイ
ルが供給される。
【0014】上記構成より成る第4発明のオートテンシ
ョナは、ベルトに作用する張力が大きく、前記バネの付
勢力に抗して前記ボデーと貫通穴が形成された前記ロッ
ド部材との対向距離が小さくなる時は、小径の円筒部に
よって構成された前記ロッド部と一体に形成された大径
の円筒部の前記ピストンが介挿された前記シリンダ内に
形成された前記圧力油室内のオイルが、前記シリンダと
前記ピストンとの間の隙間を介して上方に移動して前記
連通孔を介して前記ロッド部材の前記貫通穴内に供給さ
れる。逆にベルトに作用する張力が小さく、前記バネの
付勢力により前記ボデーと前記ロッド部材との対向距離
が大きくなる時は、前記ロッド部材の前記貫通穴内から
前記圧力油室にオイルが供給される。
【0015】上記構成より成る第5発明のオートテンシ
ョナは、ベルトに作用する張力が大きく、前記バネの付
勢力に抗して前記ボデーと貫通穴が形成された前記ロッ
ド部材との対向距離が小さくなる時は、上端において前
記ロッド部材のベース部に固着された小径の円筒部によ
って構成された前記ロッド部と一体に形成された大径の
円筒部の前記ピストンが介挿された前記シリンダ内に形
成された前記圧力油室内のオイルが、前記シリンダと前
記ピストンとの間の隙間を介して上方に移動して前記連
通孔を介して前記ロッド部材の前記貫通穴内に供給され
る。逆にベルトに作用する張力が小さく、前記バネの付
勢力により前記ボデーと前記ロッド部材との対向距離が
大きくなる時は、前記ロッド部材の前記貫通穴内から前
記圧力油室にオイルが供給される。
【0016】上記構成より成る第6発明のオートテンシ
ョナは、ベルトに作用する張力が大きく、前記バネの付
勢力に抗して前記ボデーと、前記ロッド部材の前記ベー
ス部に形成されたマウント用の円形穴により揺動可能に
支持されるとともに貫通穴が形成された前記ロッド部材
との対向距離が小さくなる時は、上端において前記ロッ
ド部材のベース部に固着された小径の円筒部によって構
成された前記ロッド部と一体に形成された大径の円筒部
の前記ピストンが介挿された前記シリンダ内に形成され
た前記圧力油室内のオイルが、前記シリンダと前記ピス
トンとの間の隙間を介して上方に移動して前記連通孔を
介して前記ロッド部材の前記貫通穴内に供給される。逆
にベルトに作用する張力が小さく、前記バネの付勢力に
より前記ボデーと前記ロッド部材との対向距離が大きく
なる時は、前記ロッド部材の前記貫通穴内から前記圧力
油室にオイルが供給される。
【0017】
【発明の効果】上記作用を奏する第1発明のオートテン
ショナは、前記ロッド部材を構成する前記ピストンと前
記ロッドとを一体に形成したので、ロッド部材の部品数
を減らして小型化を可能とし、固着工数が不要であり、
コストが下がるという効果を奏する。
【0018】上記作用を奏する第2発明のオートテンシ
ョナは、前記ロッド部材の部分によって大径部分および
小径部分を形成することにより、前記ピストンと前記ロ
ッド部とを一体に形成したので、部品数を減らして小型
化を可能とし、固着工数が不要であり、コストが下がる
という効果を奏する。
【0019】上記作用を奏する第3発明のオートテンシ
ョナは、前記第2発明の効果に加え、前記ロッド部材の
軸心付近に形成された前記貫通穴によって、前記圧力油
室に連通する前記リザーバ室および前記空気室を形成す
ることが出来るという効果を奏する。
【0020】上記作用を奏する第4発明のオートテンシ
ョナは、前記第3発明の効果に加え、前記圧力油室から
前記シリンダと前記ピストンとの間の隙間を介して上方
に移動したオイルが、前記連通孔を介して前記ロッド部
材の前記貫通穴内に供給することを可能にするという効
果を奏する。
【0021】上記作用を奏する第5発明のオートテンシ
ョナは、前記第4発明の効果に加え、前記ロッド部材の
ベース部に前記ロッド部の前記上端を固着するだけで、
前記ロッド部材を作ることが出来るので、工数が少ない
という効果を奏する。
【0022】上記作用を奏する第6発明のオートテンシ
ョナは、前記第5発明の効果に加え、前記ロッド部材の
前記ベース部に形成されたマウント用の円形穴により前
記ロッド部材が、ベルトに張力を付与するテンションロ
ーラの移動に応じて揺動する揺動部材に揺動可能に支持
されるので、前記ピストンと前記ロッドとが一体に形成
された前記ロッド部材の前記シリンダ内における円滑な
摺動を可能にするという効果を奏する。
【0023】
【実施例】以下本発明の実施例につき、図面を用いて説
明する。
【0024】(第1実施例)第1実施例のオートテンシ
ョナは、エンジンのVベルトの張力を一定に制御するも
ので、図1ないし図3に示すようにシリンダ11が形成
されたボデー1と、該ボデー1に対向して配設され、前
記シリンダ11内に介挿されるピストン21と該ピスト
ン21を支持するロッド部230とが一体に形成された
ピストンロッド部23によって構成され、該ピストンロ
ッド部23に形成された貫通穴25によって構成される
リザーバ室26とその上部に形成された空気室27とを
備えたロッド部材2と、前記ボデー1とロッド部材2と
の間に介挿されるバネ3と、前記シリンダ11の外側に
形成され前記バネ3が挿置される部屋4と、前記シリン
ダ11内に形成された圧力油室5と、前記ボデー1と前
記ロッド部材2との間に前記バネ3を被うように介挿さ
れたブーツ6とから成るものである。
【0025】前記ボデー1は、図1に示すように下部の
ベース部10にマウント用の円形穴12が形成され、前
記ベース部10の上方に同軸的に中空円筒体の前記シリ
ンダ11が形成されている。前記シリンダ11の内周壁
と前記ピストン21とによって前記圧力油室5が構成さ
れる。
【0026】前記ロッド部材2は、図1に示すように上
部のベース部20にマウント用の円形穴22が形成され
るとともに、下方に同軸的に前記ピストン21およびロ
ッド部230が一体的に形成されたピストンロッド部2
3の該ロッド部230の上端が固着される突出部24が
前記ベース部20の下部に形成されている。
【0027】前記ピストンロッド部23は、図1に示す
ように軸心部に貫通穴25が形成された縦断面略T字状
の中空体で構成され、前記ピストン21を構成する大径
円筒部の下端部にはチェックボール28が介挿され、前
記ピストン21が下降する時は閉じられ、前記ピストン
21が上昇する時は開けられ、前記リザーバ室26と前
記圧力油室5とを連通し得る構成より成る。
【0028】前記シリンダ11の上端と前記ピストンロ
ッド部23の前記ロッド部230との間には、オイルシ
ール14およびスナップリング15が配設され、前記ピ
ストン21が下降した時、前記シリンダ11と前記ピス
トン21との間の間隙を徐々に上昇し前記オイルシール
14と前記ピストン21との間の部屋233に充填され
たオイルをシールして、前記ピストンロッド部23のロ
ッド部230に形成した連通孔231を介して前記貫通
穴25の下部に形成される前記リザーバ室26に供給し
得る構成より成る。
【0029】前記ロッド部材2の前記突出部24内に形
成された部屋は、前記ピストンロッド部23内に形成さ
れた前記貫通穴25に連通しており、前記リザーバ室2
6へのオイルの供給量に応じて圧力が変化する圧力室で
ある前記空気室27の一部を構成する。
【0030】前記バネ3は、図1に示すように前記ボデ
ー1のベース部10の上面の環状平坦面と前記ロッド部
材2のベース部20の下面の環状平坦面との間に介挿さ
れているコイルスプリング30によって構成される。
【0031】ブーツ6は、図1および図2に示すように
下端に呼吸穴61が穿設されたゴム製の蛇腹状の円筒体
によって構成され、前記ボデー1のベース部10の外側
壁の上部と前記ロッド部材2のベース部20の外側壁の
下部に形成した環状穴に上端および下端を嵌着して装着
されている。
【0032】上記オートテンショナは、図3に示すよう
に前記上端の前記ロッド部材2の円形穴22が係合され
るとともに下端の前記ボデー1のベース部10の前記円
形穴12に一端71が係合するとともに、中央部におい
て揺動可能に支持された略J字状のアーム部材7の他端
72にテンションローラ73が回転可能に支持され、前
記Vベルトに弛みが生ずると前記ベース部10が下方に
移動することにより、前記テンションローラ73が反時
計方向に揺動してVベルトに張力を付与するもので、前
記Vベルトの張力が増えると前記テンションローラ73
が時計方向に揺動して前記ベース部10が上方に移動す
ることにより、Vベルトに作用している張力を軽減し得
る構成より成る。
【0033】上記構成より成る第1実施例のオートテン
ショナは、前記ベルトVに作用している張力が低下して
ベルトVに弛みが生ずると、前記ボデー1のベース部1
0の上面の環状平坦面と前記ロッド部材2のベース部2
0の下面の環状平坦面との間に介挿されているコイルス
プリング30の付勢力によって対向する前記ベース部1
0および20の間の対向間隔が増加し、すなわち前記ロ
ッド部230と前記ピストン21が一体に形成された前
記ピストンロッド23が上方に移動して前記圧力油室5
の容積が増加して前記リザーバ室26および空気室27
の圧力に比べ圧力が下がるため、前記チェックボール2
8が開いて前記リザーバ室26から前記圧力油室5内に
オイルが供給されるので、前記ボデー1の前記ベース部
10が下方に移動することにより、前記アーム部材7を
介して前記テンションローラ73が反時計方向に揺動し
てベルトVに張力を付与するものである。
【0034】また、逆に前記ベルトVに作用する張力が
増えると前記アイドラプーリ73が時計方向に揺動し、
前記コイルスプリング30の付勢力に抗して前記ベース
部10が上方に移動することにより、すなわち対向する
前記ベース部10および20の間の対向間隔が減少し、
すなわち前記ロッド部230と前記ピストン21が一体
に形成された前記ピストンロッド23が下方に移動して
前記圧力油室5の容積が減少して圧力が上がるため、前
記チェックボール28が閉じて前記リザーバ室26と前
記圧力油室5との連通関係が絶たれるので、前記圧力油
室5内のオイルが前記シリンダ11とピストン21との
間の間隙を介して前記部屋に供給され、前記連通孔23
1を介して前記リザーバ室26に供給され、ベルトVに
作用している張力を軽減するものである。
【0035】上記作用を奏する第1実施例のオートテン
ショナは、前記ロッド部材2が、前記ピストン21と前
記ロッド230とを一体に形成したピストンロッド部2
3によって構成されるので、部品数を減らしてオートテ
ンショナの小型化を可能とし、ピストンとロッドとの固
着工数が不要であり、コストを下げることが出来るとい
う効果を奏する。
【0036】また第1実施例のオートテンショナは、前
記ロッド部材2を構成するピストンロッド部23を、一
つの中空部材に大径部分および小径部分を部分的に形成
するだけで製造することが出来るので、製作が容易であ
るという効果を奏する。
【0037】さらに第1実施例のオートテンショナは、
前記ロッド部材2の軸心付近に形成された前記貫通穴2
5によって、前記圧力油室5に連通する前記リザーバ室
26および前記空気室27を形成することが出来るとい
う効果を奏する。
【0038】また第1実施例のオートテンショナは、前
記圧力油室5から前記シリンダ11と前記ピストン21
との間の隙間を介して上方に移動したオイルが、前記ロ
ッド部230に形成した前記連通孔231を介して前記
ピストンロッド部23の前記貫通穴25内に供給するこ
とを可能にするという効果を奏する。
【0039】さらに第1実施例のオートテンショナは、
前記ロッド部材2のベース部20に前記ピストンロッド
23の前記上端を固着するだけで、前記ロッド部材2を
完成することが出来るという効果を奏する。
【0040】また第1実施例のオートテンショナは、前
記ロッド部材2の前記ベース部20に形成されたマウン
ト用の円形穴22により前記ロッド部材2が揺動可能に
支持されるので、ベルトに張力を付与する前記テンショ
ンローラ73の移動に応じて揺動する揺動部材であるア
ーム部材7に前記マウント用の円形穴22によって係止
された前記ピストン21と前記ロッド230とを一体に
形成した前記ピストンロッド23の前記シリンダ11内
における円滑な移動を可能にするという効果を奏する。
【0041】さらに第1実施例のオートテンショナは、
前記ピストンロッド23内に形成された前記貫通穴25
によって前記リザーバ室26および空気室27が構成さ
れるため、従来のようにバネが挿置される前記ロッド部
材2および前記シリンダ11の外側にリザーバ室および
空気室を形成する必要がないので、オートテンショナの
半径方向および軸方向の寸法を小さくするとともに、前
記リザーバ室26および空気室27をシールする前記オ
イルシール14のサイズおよびシール面積を小さくする
とともに、シールを容易かつ確実にするという効果を奏
する。
【0042】また第1実施例のオートテンショナは、前
記ベルトVに作用する張力が小さく前記コイルスプリン
グ30の付勢力により前記ボデー1と前記ロッド部材2
との対向距離が大きくなる時は、前記ピストンロッド2
3内に形成された前記リザーバ室26の圧力が大きくな
り、該リザーバ室26から前記ピストンロッド23内に
形成された前記貫通穴25の下部に配設された前記チェ
ックボール28を介して前記圧力油室5に速やかにオイ
ルが供給されるので、前記ベルトVに速やかに必要な張
力を付与することが出来るという効果を奏する。
【0043】また第1実施例のオートテンショナは、前
記ピストンロッド23内に形成された前記貫通穴25に
よって前記リザーバ室26が構成されるため、シンプル
な貫通穴25によって前記リザーバ室26を形成するこ
とができるとともに、前記圧力油室5との連絡が容易で
あるという効果を奏する。
【0044】さらに第1実施例のオートテンショナは、
前記ピストンロッド23内に形成された前記貫通穴25
によって前記リザーバ室26および前記空気室27が構
成されるため、前記リザーバ室26の上部に前記空気室
27が形成され、前記リザーバ室26との連絡のための
特別の連絡手段を不要にするという効果を奏する。
【0045】また第1実施例のオートテンショナは、前
記ブーツ6によって前記コイルスプリング30を保護す
るとともに、前記ブーツ6内に温度および湿度の変化に
伴い水が発生しても、前記呼吸穴61によりその水を抜
くことが出来るので、前記ブーツ61およびオートテン
ショナ全体の寿命を半永久的に延ばすことが出来るとい
う効果を奏する。
【0046】さらに第1実施例のオートテンショナは、
図1および図2に示すように下端に呼吸穴61が穿設さ
れたゴム製の蛇腹状の円筒体によって構成された前記ブ
ーツ6が、前記ボデー1のベース部10の外側壁の上部
と前記ロッド部材2のベース部20の外側壁の下部に形
成した環状穴に上端および下端を嵌着して装着されてい
るので、ベルトVの張力が変動するとそれに応じて前記
シリンダ11内における前記ピストン21の滑らかな摺
動を可能にするという効果を奏する。
【0047】また第1実施例のオートテンショナは、前
記バネ3を構成する前記コイルスプリング30は、前記
ボデー1のベース部10の上面と前記ロッド部材2のベ
ース部20の下面との間に介挿され、オートテンショナ
の最大スペースで設計することが出来るので、推力の高
いテンショナを得ることが出来るという効果を奏する。
【0048】上述の実施例は、説明のために例示したも
ので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【0049】上述の実施例においては、前記ブーツ6に
よって前記コイルスプリング30を保護するとともに、
前記ブーツ6内に温度および湿度の変化に伴い水が発生
しても、前記呼吸穴61によりその水を抜く例について
説明したが、本発明はそれに限定するものではなく、図
4に示すように前記ボデー1とロッド部材2の各ベース
部11および21に径の異なる中空円筒体のハードカバ
ー81、82を対向して配設する態様も採用することが
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のオートテンショナを示す
縦断面図である。
【図2】本第1実施例のオートテンショナを示す側面図
である。
【図3】本第1実施例のオートテンショナの取付け態様
を示す側面図である。
【図4】本発明の変形例のオートテンショナを示す縦断
面図である。
【図5】従来のオートテンショナを示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ボデー 2 ロッド部材 3 バネ 4 部屋 5 圧力油室 6 ブーツ 11 シリンダ 21 ピストン 23 ピストンロッド部 230 ロッド部 25 貫通穴 26 リザーバ室 27 空気室

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダが形成されたボデーと、 該ボデーに対向して配設され、前記シリンダ内に介挿さ
    れるピストンを備えたロッド部材と、および前記シリン
    ダの外側であって前記ボデーと前記ロッド部材との間に
    介挿されたバネとから成るオートテンショナにおいて、 前記ロッド部材が、前記シリンダ内に介挿されるピスト
    ンと該ピストンを支持するロッド部とが一体に形成され
    た部材によって構成されていることを特徴とするオート
    テンショナ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記ピストンが、大径の円筒部によって構成されている
    とともに、前記ロッド部が、小径の円筒部によって構成
    されていることを特徴とするオートテンショナ。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記ロッド部材の軸心付近に貫通穴を形成したことを特
    徴とするオートテンショナ。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記ロッド部の下端に前記シリンダ及び前記ロッド部間
    に形成された部屋と貫通穴とを連通する連通孔を形成し
    たことを特徴とするオートテンショナ。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記ロッド部の上端を前記ロッド部材のベース部に固着
    したことを特徴とするオートテンショナ。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記ロッド部材の前記ベース部にマウント用の円形穴が
    形成されていることを特徴とするオートテンショナ。
JP23235594A 1994-08-31 1994-08-31 オートテンショナ Pending JPH0874955A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23235594A JPH0874955A (ja) 1994-08-31 1994-08-31 オートテンショナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23235594A JPH0874955A (ja) 1994-08-31 1994-08-31 オートテンショナ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0874955A true JPH0874955A (ja) 1996-03-19

Family

ID=16937915

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23235594A Pending JPH0874955A (ja) 1994-08-31 1994-08-31 オートテンショナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0874955A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004053207A1 (de) * 2004-11-04 2006-05-11 Ina-Schaeffler Kg Hydraulisches Spannelement

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004053207A1 (de) * 2004-11-04 2006-05-11 Ina-Schaeffler Kg Hydraulisches Spannelement

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4950209A (en) Autotensioner
JP3719622B2 (ja) 液圧テンショナ
JP2009222081A (ja) 油圧式オートテンショナ
US4854922A (en) Belt tensioning device
US5569105A (en) Damper apparatus for an autotensioner
JP2000186736A (ja) エアサスペンション装置
JPH0874955A (ja) オートテンショナ
JP4855151B2 (ja) 軸受装置
JPH0874954A (ja) オートテンショナ
JP2003166607A (ja) 油圧式オートテンショナ
JP2007218401A (ja) 油圧式オートテンショナ
JPH0874956A (ja) オートテンショナ
JP4084485B2 (ja) 油圧式オートテンショナ
JPH0749170Y2 (ja) 温度感知式自動弁
JPH0719358A (ja) 逆止弁
JP2008196507A (ja) オートテンショナ
JPH0828790A (ja) オートドレン装置
JP2008014383A (ja) テンショナユニット
JPH05321994A (ja) オートテンショナ
JPH0313647Y2 (ja)
JP2009236166A (ja) オートテンショナ
JPH0738722Y2 (ja) ダイアフラムアクチュエータ
JP2008175274A (ja) オートテンショナ
JPH03239845A (ja) 油圧式オートテンショナ
JPH0710594U (ja) オートテンショナ用ダンパ装置