JP3719622B2 - 液圧テンショナ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、流体チャンバと該流体チャンバ内にスライド可能に受け入れられた中空ピストンとを有するハウジングを備えた液圧テンショナに関する。さらに詳細には、本発明は、チャンバからの流体の漏れを制御するために、ピストンと孔またはチャンバ内壁との間に配置されたシール要素を有する液圧テンショナに関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】
発明の背景
液圧テンショナのような緊張力付加装置が自動車用タイミング駆動装置の制御装置として用いられている。自動車用タイミング駆動装置は、複数のスプロケット間またはプーリ間を走行するチェーンまたはベルトのいずれかを含んでいる。
【0003】
自動車への適用においては、チェーンがスプロケット間を走行するとき、チェーンの緩み側でチェーンの緊張力は大きく変化し得る。またチェーンの緊張力は、チェーンが摩耗により伸びるときさらに変化し得る。したがって、チェーンがスプロケット間を走行するときにチェーンを制御するには、チェーンにある程度の緊張力を作用させ、これを維持することが重要なことである。チェーンの緊張力は摩耗により減少するので、調整可能な緊張力付加部材を提供してチェーンに適切な緊張力を維持させることが重要である。
【0004】
液圧テンショナは、ハンターらの米国特許第 5,346,436号に示すような技術の中でよく知られている。なお、該特許は本件出願の譲受人によって所有されており、また該特許は、引用することによって本明細書の中に含まれる。ハンターらは、大気とリザーバとを連絡するための通気装置を備えた液圧テンショナを開示している。しかしながら、液圧テンショナは一般にシール要素を含んではいない。
【0005】
シール要素付き液圧テンショナの一例は、サッソンの米国特許第4,850,941号に記述されている。サッソンは、ピストン外周に溝を有し、該溝およびチャンバ壁面間にシール要素が収容されている液圧テンショナを開示している。
【0006】
このシール要素は、溝つまりピストン外周面とチャンバ壁面との間をシールするように設けられたリップを有している。このようなシール要素が存在することにより、チャンバが閉じられてシールされる。これにより、チャンバ内には流体が充填され、チャンバからの流体の漏れが防止される。
【0007】
シール要素を含む液圧テンショナの他の例は、ワールの米国特許第4,190,025号に記述されている。ワールは、オーリングによる内外周のシールが得られてプランジャおよびチャンバ内壁が密に係合できるように、円周状の溝を備えた環状のオイルリテーナピストンを含む液圧テンショナを開示している。ワールのオーリングシールは流体で満たされたチャンバを提供するとともに、チャンバからの流体の漏れを防止している。
【0008】
一方、本発明によるシール要素は、チャンバからの流体の漏れを制御できるように構成された簡単で安価な装置である。チャンバから流出する流量は、ピストン外径,チャンバ内径およびピストン,チャンバ間のクリアランスを含む、ある要因に依存している。チャンバ内壁およびピストン外壁間にシール要素を配置すると、チャンバから流出する流量を制限し制御することができる。とくに、不連続部分の大きさ、つまりシール要素内のスペースや隙間を調整することによって、チャンバから流出する流量を制限し制御することができる。
【0009】
このように本発明の目的は、チャンバから漏出する流体量を制御できる安価かつ簡単なシール要素を備えた液圧テンショナを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に係る液圧テンショナは、概略円柱形状の孔を有するハウジングと、前記孔内にスライド可能に受け入れられるとともに、上端部および下端部を有し、前記孔とで流体チャンバを限定する中空のピストンと、前記ピストンを前記ハウジングから突出する方向に付勢するスプリングと、外部の加圧流体源から前記流体チャンバ内への流体の流れを許容するとともに逆方向への流体の流れを阻止するチェックバルブと、前記ピストンと前記孔との間に配置され、外周に沿った不連続部42を有する実質的に円形状を有しており、ピストン56の下端部60から上端部62に至る流体の流路を許容するように、不連続部42を通じてシール要素40を通る流体の流路が生じているシール要素とを備えたことを特徴としている。
【0011】
請求項2の発明に係る液圧テンショナは、請求項1において、前記シール要素が、円形断面を有するシールリングであることを特徴としている。
【0012】
請求項3の発明に係る液圧テンショナは、請求項1において、前記シール要素が一つまたはそれ以上のシール要素部分から構成されており、前記不連続部が、隣り合うシール要素部分40の端部の間に配置されていることを特徴としている。
【0013】
請求項4の発明に係る液圧テンショナは、請求項1において、前記シール要素がピストンに形成された溝内に配置されていることを特徴としている。
【0014】
請求項5の発明に係る液圧テンショナは、請求項1において、前記シール要素が前記孔に形成された溝内に配置されていることを特徴としている。
【0015】
本発明においては、ピストンの下端部から上端部に至る流体の流路を許容する装置として、不連続部を通じて流体の流路が生じるシール要素がピストンおよび孔間に設けられるので、簡単でしかも安価な装置により、チャンバから漏出する流体量を制御できるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】
発明の要約
本発明は、流体チャンバからの流体の漏出量を制御するためのシール要素を備えた液圧テンショナに関する。このテンショナは、孔を有するハウジングと、前記孔内にスライド可能に受け入れられ、スプリングにより突出方向に付勢された中空ピストンとを有している。流体チャンバは、前記孔およびピストンによって限定されている。チャンバには、ピストンを外方に付勢するための十分な量の流体が入っている。ピストンは、流体チャンバの上方に配置される上端部と、流体チャンバ内に配置される下端部とを有している。
【0017】
シール要素は、ピストンの上端部および下端部間において、ピストンとチャンバ内壁との間に配置されている。シール要素は不連続形状をしており、すなわち、シール要素には、流体の流路を許容するスペースまたは隙間が存在している。このため、流体チャンバ内の流体は、シール要素の不連続部分を通り、ピストン外壁面に沿ってチャンバからテンショナ外部に漏出する。
【0018】
エンジン回転数の上昇によりチェーン張力が増加してチェーンが伸ばされたとき、液圧テンショナ内のピストンは外方に突出し得る。ピストンは、流体チャンバ内の液圧とピストン上部に作用するスプリング力との合力によって、外方に移動する。
【0019】
またピストンは、テンショナアームまたはテンショナ面からピストン頭部に作用するチェーンからの押付力によって、内方に移動させられる。ピストンが外方に移動し得る量は、外方に作用する液圧およびスプリング力の合力と内方に作用するチェーンからの押付力との均衡状態によって決定される。また流体は、ピストンの周囲を通ってチャンバ内から漏出する。
【0020】
ピストンの周囲を通ってチャンバ内から漏出する流量は、次のような要因によって決定される。すなわち、ピストンの外径、チャンバの内径、ピストンとチャンバとのクリアランス、ピストンを下方に押し付けるチェーン押付力の作用時間,大きさおよび作用頻度(duty cycle)、流体の粘性、チェックバルブの応答によってチェックバルブを通って戻る流体の量、通気装置を通るエアの総量である。
【0021】
チャンバ内から漏出する流量は、また次のような要因によって決定される。すなわち、導入弁の径、チェックバルブの応答性、エンジンの油圧、内部のスプリング力、チェックバルブボールの移動量、チェーンが緩む頻度およびそれに対応するテンショナピストンの作用頻度(duty cycle)である。
【0022】
チャンバからの流体の漏れは、テンショナの性能に影響を与える。ピストンおよびチャンバ間のクリアランスによって流体の漏れが変化するのは明らかである。ある特定の内径を有するチャンバにおいて、ピストンの外径が小さい場合には、ピストンおよびチャンバ間の隙間面積が大きいために、流体の漏出量が多くなる。
【0023】
これに対して、ピストンの外径が大きい場合には、ピストンおよびチャンバ間の隙間面積が小さいために、流体の漏出量が少なくなる。本発明のシール要素は、そのシール機能によりピストンをハウジング孔内にぴったりと嵌合させることができるとともに、ピストンを通る流体の漏出量を制御する。
【0024】
流体の漏れを制御することができる調整可能な主な項目は、ピストンおよびチャンバ間のクリアランスを変化させることである。ピストンおよびチャンバはある寸法公差で製作されている。しかしながら、ピストンをチャンバ内に嵌め込むのに必要な製造公差を小さく保つことは困難である。
【0025】
現在、テンショナの組立工程においては、ピストンの多くはある特定のチャンバ内に嵌め込まれている。チャンバ内径に最もぴったりと嵌合する外径を有するピストンは、その特定のテンショナのために選択されたピストンである。本発明のシール要素を備えた液圧テンショナの場合には、シール要素がピストンおよびチャンバ間のクリアランスを埋めるので、このような組立工程が不要になる。
【0026】
したがって、シール要素は、ピストンおよびチャンバ間の寸法公差を大きくできる。このシール要素により、ただ一つの大きさのピストンを製造すればよくなるので、テンショナの製造コストを削減できる。
【0027】
ピストン外壁およびチャンバ内壁間にシール要素を配置することによって、流体漏出用の流路が制限され制御される。漏出用流路は、シール要素の開口部分または隙間部分の面積に制限される。
【0028】
一実施態様においては、シール要素には、一つまたはそれ以上の不連続部分が設けられている。他の実施態様においては、各シール要素の境界部分に一つまたはそれ以上の不連続部分が形成されるように、二つまたはそれ以上のシール要素が存在している。この場合にも、流体の漏出は、各シール要素間の不連続部分に制限される。
【0029】
一実施態様においては、ピストンの外周にシール要素を受け入れるための溝が設けられている。しかしながら、シール要素は、ピストンの周囲に配置されるものに限定されない。他の実施態様においては、シール要素は、チャンバの内壁面に取り付けられている。この場合には、シール要素の内周がピストンの外周をシールすることになる。
【0030】
シール要素の不連続性は、チャンバ径と油温にのみ依存している。このように、不連続性が二つの要因にのみ依存していることにより、テンショナからの流体の漏出量を容易に制御することができる。必要な漏れ量はまた、要求されるテンショナ性能に非常に近接して一致させることができる。
【0031】
また、シール要素を装着した状態で、液圧が存在していない場合には、ピストンは後退することができる。重力の作用によりピストンが後退すると、チャンバ内の流体がシール要素の開口部分を通って押し出される。このときチャンバ内には流体があまり残っていないので、ピストンがさらに後退して、シール要素の隙間部分からチャンバの外に流体が漏出する。
【0032】
本発明の好ましい一実施態様においては、チャンバを外部の加圧作動流体源に連絡する流路がハウジング内に設けられている。チャンバと加圧作動流体源との間には、チャンバ内への流体の流れを許容する一方、逆方向への流体の流れを阻止するチェックバルブが設けられている。この好ましい実施態様では、チェックバルブはボール・スプリングチェックバルブである。また、チェックバルブはスプリングバルブでもよく、あるいは可変オリフィスチェックバルブでもよい。
【0033】
他の実施態様においては、テンショナは、チャンバ内からエアを除去するために設けられた通気装置を有している。この通気装置はチャンバ内に設けられており、第1,第2の面および外周面を備えたディスクを有している。ディスクの少なくとも一方の面には少なくとも一本の流路が形成されている。この流路は、ディスク外周面に終端を有する第1の端部と、ピストン穴を通じてチャンバが大気と連通するような位置に終端を有する第2の端部とを備えている。テンショナは、チェックバルブおよび通気装置を有しているのが好ましい。
【0034】
最も好ましい実施態様においては、テンショナはチェックバルブ通気装置を有している。チェックバルブはディスクを有しており、該ディスクは、チェックバルブシートとしても知られるシート部を囲むとともに、該シート部に着座している。チェックバルブは、チャンバ内への流体の流れを許容する一方、逆方向への流体の流れを阻止する。ディスクは、エアが流体チャンバ内から漏出するのを許容する流路をその底部に有している。
【0035】
好ましい実施態様の詳細な説明
図1は、クランクシャフト18によって駆動されるクランクシャフト・カムシャフト間ドライブシステムとダブルオーバヘッドカムシャフト14,16とを備えたタイミングチェーンシステム内に逆向きに配置された二つの液圧テンショナ10,12を示している。
【0036】
カムシャフト14の各スプロケット24,26間およびカムシャフト16の各スプロケット28,30間には、それぞれチェーン20,22が巻き掛けられている。テンショナ10,12は、カムシャフト間ドライブシステム内のチェーン20,22の緊張力を維持するために設けられている。
【0037】
図2および図3について詳細に説明すると、見やすさのために、実際の取付けとは上下を逆にした図1の液圧テンショナ10(または12)が示されている。図2は、シール要素40を備えた液圧テンショナ10の最も好ましい実施態様を示している。
【0038】
テンショナ10はハウジング50を有しており、ハウジング50は、流路54を通じて図示しない加圧作動流体源に連絡されたチャンバ52を有している。この加圧流体源は、オイルポンプまたはオイルリザーバ等で構成される。後述するように、外部の加圧流体源から供給された流体は、ハウジング50の孔48および中空ピストン56によって画成されるチャンバ52内に流入する。
【0039】
チャンバ52は好ましくは円柱形状の孔48である。チャンバ52は、内部空間58,下端部60および上端部62を備えた好ましくは円筒形状の中空ピストン56をスライド可能に受け入れている。
【0040】
上端部62は、開孔64、溝66およびシール要素40を有している。下端部60は、チャンバ52の内側に配置されている。開孔64は上端部62の概略中心位置に配置されているのが好ましい。上端部62は、テンショナ面90に当接している。テンショナ面90は、図示しないチェーンまたはベルトに沿って緊張力を作用させる。ピストン上端部62の内側上壁面70にはスプリング68が圧接しており、ピストン56を突出方向つまり外方向(図2上方)に付勢している。
【0041】
チャンバ52のクリアランスに対してピストン56を制御するために、チャンバ52の内壁面に圧接するシール要素40がピストン56の外周に設けられている。
【0042】
図4および図5は、本発明によるシール要素40を配置するための二つの異なった実施態様を示している。図4に示すものでは、シール要素40がピストン56の外周に形成された溝66内に取り付けられている。シール要素40は、ピストン外周面に沿ってチャンバ52から外側に流体が流出できるように、隙間あるいは不連続部42を有している。
【0043】
また図5に示すものでは、隙間42を有するシール要素40がチャンバ52の内壁面に形成された溝72内に取り付けられている。シール要素40の内周面はピストン56の外周面をシールしつつ、隙間42を通る流体の流れを許容する。
【0044】
シール要素40は、不連続部42を有するシールリングであるのが好ましい。不連続部42は、流体がピストン56の下端部60から上端部62まで漏出するのを許容する。すなわち、流体は、流体チャンバ52からシール要素40の不連続部42を通って漏れる。
【0045】
図6および図7は、本発明の一実施態様によるシール要素40のそれぞれ平面図および側面図である。この実施態様においては、シール要素40の不連続部42は単一の隙間またはスペースである。
【0046】
次に、図8および図9は、本発明の他の実施態様によるシール要素40のそれぞれ平面図および側面図である。この実施態様では、二つまたはそれ以上のシール要素40が、各シール要素40の境界部分において一つまたはそれ以上の不連続部42を形成している。
【0047】
テンショナの一実施態様においては、チャンバ52内への流体の流れを許容する一方、逆方向への流体の流れを阻止するために、チャンバ52と流路54したがって加圧流体源との間にチェックバルブ100が設けられている。
【0048】
チェックバルブ100は、図10に示すように、ボール102と、ボール102をボールシート106側に付勢するスプリング104とを含んでいる。ボールシート106の中央には、オリフィス106aが形成されている。
【0049】
チェックバルブ100の下部に設けられたチェックバルブ通気装置110は、1995年12月8日に出願された「チェックバルブ通気装置付き液圧テンショナ」という名称の米国特許出願第08,569,729号に記載されているような通気装置である。なお、この米国特許出願は本件出願の譲受人に譲渡されており、該特許は、引用することによって本明細書の中に含まれる。
【0050】
このチェックバルブ通気装置110は、図10に示すように、第1の面114と、第1の面114から上方に延びかつ中空内部118を有する外周面116とを備えたディスク112を含んでいる。好ましくは、ディスク112は円板状であって、チェックバルブ100がチェックバルブ通気装置110の中空内部118内に着座できるように、チェックバルブ100の外径よりも若干大きな内径を有している。またディスク112の底部中央には、オリフィス112aが形成されている。
【0051】
このように、チェックバルブ通気装置110は、チェックバルブ100のシート面として作用する。ディスク112の第1の面114には、少なくとも一本の流路130が形成されている。
【0052】
流路130は、図11のディスク底面図に示すように、単一の流路の形態を有する螺旋形状をしており、エア抜き用の通路として機能するものである。流路130の始端となる第1の端部132は、ディスク112の外周面116から切り欠かれている。また、流路130の終端となる第2の端部134は、ディスク112の概略中心位置に配置されている。
【0053】
すなわち、流路130は、第1の端部132から第2の端部134に至る遠回りの道筋を有しており、これにより、チャンバ52内から過剰な量の流体が漏出するのが最小限に抑えられるようになっている。また、チャンバ52内に流入したエアは、第1の端部132から流路130を通って第2の端部134に至り、この第2の端部134から大気側に漏出するようになっている。
【0054】
なお、流路130は、図11に示すような螺旋形状の単一の流路には限定されず、米国特許第 5,346,436号に示されるようなものであってもよい。この米国特許は本件出願の譲受人によって所有されており、また該特許は、引用することによって本明細書の中に含まれる。
【0055】
図12および図13は、上記米国特許に記述された流路を示しており、これらの図において、図11と同一符号は同一または相当部分を示している。図12に示されるディスク112′の第1の面114に形成された流路130′は、図11の実施態様と同様に遠回りの道筋を有しているが、ここでは、約90度の少なくとも一本の曲線だけでなく、約180度のいくつかの曲線を有している。
【0056】
図13に示されるディスク112″の第1の面114に形成された流路130″は、図11の実施態様と同様に遠回りの道筋を有しているが、ここでは、約90度の少なくとも一本の曲線が主に第1の面114の周縁部つまり外周面116近傍に形成されている。
【0057】
他の実施態様においては、チェックバルブ100は、米国特許第5,259,820号および米国特許第 5,277,664号(対応日本出願:特願平5-115855号)に示され記述されるような可変オリフィスチェックバルブであってもよい。なお、上記各特許はいずれも本件出願の譲受人によって所有されており、また上記各特許は、引用することによって本明細書の中に含まれる。
【0058】
図14は、上記各米国特許に記述された可変オリフィスチェックバルブを示している。同図において、図10のボールシート106に相当するリテーナ125の中央には、オリフィス125aが形成されている。また、リテーナ125の上面においてオリフィス125a開口部の周囲には環状凹部125bが形成されている。
【0059】
環状凹部125b内には、引張コイルばね123の下部が係止している。引張コイルばね123は密巻コイルばねであって、隣り合う各線材123aは隙間なく密着している。これにより、引張コイルばね123の各線材123a間の隙間を通って流体が移動しないようになっている。また引張コイルばね123の上部には、キャップ127が係止している。
【0060】
この場合には、高圧の作動流体がリテーナ125のオリフィス125aを通って引張コイルばね123の内側空間に流入すると、該作動流体の圧力により、キャップ127が上方に押し上げられて引張コイルばね123が伸び、その結果、引張コイルばね123の各線材123a間に隙間が生じる。すると、この隙間を通って作動流体がチャンバ内に流入する。
【0061】
そして、チャンバ内に必要量の流体が流入すれば、引張コイルばね123の復元力により引張コイルばね123が元の長さに戻って、各線材123aが密着し線材123a間の隙間がなくなる。これにより、チャンバ内への流体の移動が停止することになる。
【0062】
次に、本実施態様の作用効果について説明する。
エンジンの始動時には、加圧作動流体源から供給された高圧の作動流体がチェックバルブ100を開いて、チャンバ52内に流入する。流体がチャンバ52内を満たすと、加圧流体の圧力およびスプリング68の付勢力によって、ピストン56が外方(図2上方)に移動する。
【0063】
このとき、チェーンからピストン56に作用する外力がスプリング68の付勢力および加圧流体圧の合力と均衡するまで、ピストン56は外方に移動し続ける。そして、チェーンからの外力がスプリング力および加圧流体圧の合力と均衡した時点で、チェックバルブ100が閉じて、流体のそれ以上の流れが阻止される。
【0064】
摩耗や荷重変動によってチェーンが緩むと、ピストン56が再び外方に移動し、チェックバルブ100が開いて、チャンバ52内に流体が流入する。ピストン56のチェーンに対する押付力とチェーン張力によるピストン内方への外力とが均衡している間は、シール要素40の不連続部42を通る流体の漏れを除けば、流体の流れは生じない。
【0065】
不連続部42の形状を正確に定めることによって、ピストン56が孔48に対してシールされるとともに、制御された量の流体が不連続部42を通って漏出することができ、これにより、内圧開放機構が実現できる。しかも、この場合には、安価かつ簡単な装置により、チャンバから漏出する流体量を制御することができる。
【0066】
なお、テンショナの作動中にチェーンの緊張によってピストン56が内方に圧縮されているとき、ピストン56内部が非圧縮性流体で完全に満たされていることにより、非常に強い抵抗が見られる。
【0067】
このとき、十分に高い圧力がピストン56に作用した場合には、チャンバ52内からオーバーフローした流体は、ディスク112の第1の端部132から流路130を通って第2の端部134に流れる。テンショナの作動中には、このオーバーフローした流体とともに、チャンバ52内に蓄積していたエアが押し出され、これにより、チャンバ52内の通気が連続して行われる。
【0068】
エアの粘性は流体の粘性よりも相対的に低いため、エアは流路130内を容易に流れるのに対し、流体の流れは制限され、これにより、高圧チャンバ52内からオイル導入口への流体の過剰な漏れが防止される。また、チェックバルブ通気装置110がエアの流出を許容するとともに、チェックバルブ100が背圧をシールしてリザーバー側への流体の漏出を防止する。
【0069】
次に、図15および図16に移行する。これらの図を比較すると、シール要素40を用いることによって流体の漏出量をいかに制限でき制御できるかが、当該技術分野の当業者には分かるだろう。
【0070】
図15は、シール要素のない場合の流体の漏出状態を示している。この場合には、流体の漏出量がピストンおよびチャンバ間のクリアランスに応じて大きく変化することは明らかである。外径の小さなピストンでは、ピストンおよびチャンバ内壁間の隙間部分の面積が大きいため、流体の漏れ量が多い。逆に、外径の大きなピストンでは、ピストンおよびチャンバ内壁間の隙間部分の面積が小さいため、流体の漏れ量は少ない。
【0071】
これに対して、図16は、シール要素40を備えている場合に、いかに流体の漏れが制限され制御されているかを示している。流体は、シール要素40そのものを通ってではなく、シール要素40の不連続部42を通ってのみ流れるつまり漏出する。したがって、シール要素40は、不連続部42を通って漏出する流体の量を制限し、これにより、チャンバ52からの流体の漏出量を制御している。すなわち、不連続部42の大きさを適宜設定することにより、チャンバ52からの流体漏出量が制御される。
【0072】
本発明のいくつかの実施態様について説明されてきたが、本発明はこれらの実施態様に限定されるものではない。本発明が関連する技術分野の当業者は、とくに上述の内容を考慮するとき、本発明の精神あるいは実質的な特徴から外れることなく、本発明の原理を利用する種々の変形例やその他の実施態様を構築し得る。上記実施態様はあらゆる点で単なる一例として判断されるべきものであり、限定的なものではない。それゆえ、本発明の範囲は、上記記述内容よりも特許請求の範囲に示されている。
【0073】
したがって、本発明が個々の実施態様に関連して説明されてきたものの、構造、順序、材料その他の変更は、本発明の範囲内においてではあるが、当該分野の当業者にとって明らかであろう。
【0074】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明に係る液圧テンショナによれば、安価かつ簡単な装置により、チャンバから漏出する流体量を制御できるようになる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様による液圧テンショナが採用されたカムシャフト間ドライブシステムを有するタイミングチェーンシステムの概略図。
【図2】本発明の一実施態様による、シール要素を備えた液圧テンショナの正面断面図。
【図3】液圧テンショナ(図2)の分解組立図。
【図4】液圧テンショナ(図2)のピストン部分の正面図。
【図5】本発明の他の実施態様による、シール要素を備えた液圧テンショナの正面断面図。
【図6】シール要素の平面図。
【図7】図6のシール要素の側面断面図(7−7線断面図)。
【図8】シール要素の変形例の平面図。
【図9】図8のシール要素の側面図(9−9線矢視図)。
【図10】液圧テンショナ(図2)のチェックバルブおよびチェックバルブ通気装置部分の拡大図。
【図11】前記チェックバルブ通気装置(図10)を構成するディスクの底面図。
【図12】前記ディスク(図11)に形成される流路の変形例を示す図。
【図13】前記ディスク(図11)に形成される流路の別の変形例を示す図。
【図14】前記チェックバルブ(図10)の変形例を示す図。
【図15】シール要素のない従来の液圧テンショナの平面概略図。
【図16】本発明の一実施態様による、シール要素を備えた液圧テンショナの平面概略図。
【符号の説明】
10 液圧テンショナ
40 シール要素
42 不連続部
48 孔
50 ハウジング
52 流体チャンバ
72 溝
56 ピストン
60 下端部
62 上端部
66 溝
68 スプリング
100 チェックバルブ
Claims (5)
- 液圧テンショナであって、
概略円柱形状の孔48を有するハウジング50と、
孔48内にスライド可能に受け入れられるとともに、上端部62および下端部60を有し、孔48とで流体チャンバ52を限定する中空のピストン56と、
ピストン56をハウジング50から突出する方向に付勢するスプリング68と、
外部の加圧流体源から流体チャンバ52内への流体の流れを許容するとともに逆方向への流体の流れを阻止するチェックバルブ100と、
ピストン56と孔48との間に配置され、外周に沿った不連続部42を有する実質的に円形状を有しており、ピストン56の下端部60から上端部62に至る流体の流路を許容するように、不連続部42を通じてシール要素40を通る流体の流路が生じているシール要素40と、
を備えた液圧テンショナ。 - シール要素4が、円形断面を有するシールリングである、
ことを特徴とする請求項1記載の液圧テンショナ。 - シール要素40が一つまたはそれ以上のシール要素部分40から構成されており、不連続部42が、隣り合うシール要素部分40の端部の間に配置されている、
ことを特徴とする請求項1記載の液圧テンショナ。 - シール要素40がピストン56に形成された溝66内に配置されている、
ことを特徴とする請求項1記載の液圧テンショナ。 - シール要素40が孔48に形成された溝72内に配置されている、
ことを特徴とする請求項1記載の液圧テンショナ。
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