JP2000161453A - フリーピストン型オートテンショナ - Google Patents

フリーピストン型オートテンショナ

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JP2000161453A
JP2000161453A JP10336010A JP33601098A JP2000161453A JP 2000161453 A JP2000161453 A JP 2000161453A JP 10336010 A JP10336010 A JP 10336010A JP 33601098 A JP33601098 A JP 33601098A JP 2000161453 A JP2000161453 A JP 2000161453A
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JP
Japan
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rod
chamber
pressure chamber
hydraulic oil
oil
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Pending
Application number
JP10336010A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Hotta
浩二 堀田
Hirohito Terajima
宏仁 寺島
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
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Publication of JP2000161453A publication Critical patent/JP2000161453A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes, or chains
    • F16H7/0848Means for varying tension of belts, ropes, or chains with means for impeding reverse motion
    • F16H2007/0859Check valves

Landscapes

  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 常に安定した減衰特性を得ることが可能なフ
リーピストン型オートテンショナを提供すること。 【解決手段】 円筒状のボデーと、ボデーの内周と摺動
可能に配設されるロッドと、作動油を収容する高圧室
と、高圧室内の作動油を貯留するリザーバ室と、ロッド
をボデーから突出する方向に付勢する第1付勢部材と、
リザーバ室を加圧する方向にピストンを付勢する第2付
勢部材と、高圧室内からリザーバ室への作動油の排出を
規制するとともにリザーバ室から高圧室内への作動油の
流入を許容する逆止弁機構とを備え、ロッドの外周面に
はシールが配設され、逆止弁機構は高圧室とリザーバ室
とを区画すべく微少な隙間をもって嵌合される外周面を
有するとともに高圧室とリザーバ室とを連通する油路を
有する弁座部材と、油路を開閉可能なチェックボールと
を備えるフリーピストン型オートテンショナ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの帯状動
力伝達部材の張力を一定に保つためのテンショナに関す
るものであり、特にフリーピストン型オートテンショナ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、実開昭63−157
558号公報に開示されるフリーピストン型オートテン
ショナがある。図5に上記公報のフリーピストン型オー
トテンショナ30を示す。この公報には、ボデー31
と、ボデー31内を摺動するプランジャー32と、プラ
ンジャー32と一体に形成されボデー31から突出する
ロッド33と、ボデー31の内周とロッド33の外周の
間にそれぞれシール34、35を介して摺動可能に挿入
されるピストン36と、ロッド33がボデー31から突
出する方向に押圧する第1弾性部材39と、ピストン3
6をプランジャー32に向けて押圧する第2弾性部材3
7と、高圧室40とリザーバ室38の間で減衰作用を奏
する逆止弁41と、を備えるフリーピストン型のオート
テンショナ30が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、タ
イミングベルトから大きな張力が付与されると、この張
力がアイドラを介してロッド33及びプランジャー32
に加わって逆止弁41が閉じ、高圧室40内の作動油は
プランジャー32とボデー31の間の摺動隙間を通って
少しずつリザーバ室38へ流入するように構成されてい
る。ここで、ロッド33がストローク方向と異なる方向
に荷重が加わった状態でストロークすると、プランジャ
ー32とボデー31との間の摺動隙間が摩耗することが
考えられる。この摩耗によってプランジャー32とボデ
ー31との摺動隙間の流路面積が変化するため、高圧室
40からリザーバ室38への作動油の流量も変化してオ
ートテンショナの減衰特性が変化してしまう可能性があ
り、好ましくない。
【0004】そこで本発明は、上記問題点を解決すべく
常に安定した減衰特性を得ることが可能なフリーピスト
ン型オートテンショナを提供することを技術的課題とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明は、帯状動力伝達部材に常時適正な緊
張力を与えるオートテンショナであって、円筒状のボデ
ーと、ボデーの内周と摺動可能に配設されアイドラを介
して帯状動力伝達部材を押圧するロッドと、該ロッドの
端部とボデーの内周により形成され作動油を収容する高
圧室と、高圧室内の作動油を貯留するリザーバ室と、ロ
ッドをボデーから突出する方向に付勢する第1付勢部材
と、リザーバ室を加圧する方向にピストンを付勢する第
2付勢部材と、高圧室内からリザーバ室への作動油の排
出を規制するとともにリザーバ室から高圧室内への作動
油の流入を許容する逆止弁機構と、を備えるフリーピス
トン型オートテンショナであって、ロッドとボデーの内
周との摺動部分からは作動油が漏出しないように構成さ
れ、逆止弁機構は、高圧室とリザーバ室とを区画すべく
微少な隙間をもって嵌合される外周面を有するとともに
高圧室とリザーバ室とを連通可能な油路を有する弁座部
材と、油路を開閉可能なチェックボールとを備えるよう
にした。
【0006】請求項1によると、帯状動力伝達部材の張
力が増加してロッドがボデーに対して沈み込む場合に
は、ロッドとボデーとの摺動部分からは作動油が漏出せ
ず、弁座部材の外周面の微少隙間を介して高圧室内の作
動油がリザーバ室へ流出する。弁座部材は摺動しないよ
うに外周面が嵌合されるので、弁座部材の外周面は摩耗
しない。すなわち、高圧室からリザーバ室へ作動油が流
出する通路の流路面積は変化しないので、テンショナの
減衰特性が変化することはなく、常に安定した減衰特性
を奏することが可能になる。
【0007】請求項2の発明は、請求項1において、ロ
ッドの外周面にリング状のシールを配設したことであ
る。
【0008】請求項2によると、ロッドがボデーに対し
て沈み込む場合であっても、シールにより高圧室内の作
動油の摺動部分からの流出が防止される。したがって、
高圧室内の作動油は弁座部材の外周面からリザーバ室に
流出する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。図1及び図2は本発明の第1の実施の形
態におけるフリーピストン型オートテンショナ1の断面
図及びその作動を示す図である。第1の実施の形態にお
けるフリーピストン型オートテンショナ1は、エンジン
のクランク軸(図示省略)の動力をカム軸(図示省略)
に伝達する帯状動力伝達部材であるタイミングベルトV
に常時適正な緊張力を与えるために用いられており、タ
イミングベルトVに外周が係合するアイドラ4を介して
タイミングベルトVに張力を付与している。
【0010】第1の実施の形態におけるフリーピストン
型オートテンショナ1は、円筒状のボデー2と、ボデー
2の軸方向に往復動すべく一端がボデー2の内周と摺動
可能に配設されボデー2から突出してアイドラ4を介し
てタイミングベルトVを押圧するロッド3と、ロッド3
とボデー2の内周との摺動面に配設されるリング状のシ
ール5と、ロッド3の端部とボデー2の内周により形成
され作動油を収容する高圧室7と、ボデー2の内周とピ
ストン6により形成され高圧室7内の作動油を貯留する
リザーバ室8と、ロッド3をボデー2から突出する方向
に付勢する第1付勢部材10と、リザーバ室8を加圧す
る方向にピストン6を付勢する第2付勢部材11と、高
圧室7内からリザーバ室8への作動油の排出を規制する
とともにリザーバ室8から高圧室7内への作動油の流入
を許容する逆止弁機構9と、を備えている。
【0011】逆止弁機構9は、ボデー2の内周と微少な
隙間をもって外周面が嵌合され高圧室7とリザーバ室8
とを連通可能な油路12aを形成する弁座部材12と、
油路12aを開閉可能なチェックボール13を備えてい
る。弁座部材12にはチェックボール13が着座する弁
座が形成されるとともに、チェックボール13が油路1
2a内から離脱しないようにリテーナ14が嵌合されて
いる。チェックボール13がリテーナ14に当接した状
態でリザーバ室8から高圧室7への作動油の流入が行わ
れるように、リテーナ14の弁座部材12との嵌合部に
は複数のスリット(図示省略)が設けられている。
【0012】尚、弁座部材12とボデー2の内周との嵌
合隙間15(微少な隙間)の流路面積は油路12aの流
路面積に比べて非常に小さく、高圧室7が高圧になると
嵌合隙間15から徐々に作動油が流出するようになって
いる。
【0013】また、弁座部材12とロッド3の間には、
ロッド3をボデー2から突出する方向に付勢するととも
に弁座部材12をリザーバ室8側に付勢する第1弾性部
材16が配設されている。
【0014】ロッド3は径方向外方に延在するフランジ
部3aを有しており、フランジ部3aとボデー2の間に
配設される補助弾性部材10によって、ロッド3はボデ
ー2から突出する方向に付勢される。補助弾性部材10
は第1弾性部材16によるロッド3の付勢力を補うため
に設けられており、第1弾性部材16の付勢力だけでロ
ッド3を突出させるのに必要な付勢力が確保できる場合
には補助弾性部材10を省略してもよい。
【0015】ピストン6は、ピストン端面とボデー2の
筒状部2aとで規定された空間によりリザーバ室8を構
成している。
【0016】次に、上記したフリーピストン型オートテ
ンショナ1の作動について説明する。
【0017】タイミングベルトVの張力が増大すると、
ロッド3が図2に示す矢印方向に移動して、高圧室7内
の油圧が上昇する。このとき、高圧室7からリザーバ室
8への作動油の流通は逆止弁機構9の作用により禁止さ
れているので、高圧室7内の作動油は弁座部材12とボ
デー2の内周の嵌合隙間15を通ってリザーバ室8に徐
々に流れ込む。これによりタイミングベルトVは弛緩
し、タイミングベルトVの張力の増大は緩徐に吸収され
る。
【0018】このようなロッド3の往復動時において、
ロッド3とボデー2の内周面の摺動部分にシール5を配
設しているので、ロッド3とボデー2の内周面からは作
動油が流出せずに、ボデー2の内周面と弁座部材12の
外周面との嵌合隙間15から作動油が流出するように構
成される。この構成によると、弁座部材12はボデー2
の内周面に対して摺動しないので、高圧室7からリザー
バ室8へ流出する作動油の流路面積(嵌合隙間15の断
面積)は変化せず、ロッド3がボデー2内に沈み込む際
の減衰作用は変化しない。
【0019】次に、タイミングベルトVの張力が減少す
ると、第1弾性部材16及び補助弾性部材10によりロ
ッド3が図2の矢印と反対方向に押し上げられて、タイ
ミングベルトVの張力の減少分は敏速に吸収される。ロ
ッド3が押し上げられたときには高圧室7内の圧力はリ
ザーバ室8内の圧力より低くなり、リザーバ室8内の作
動油は逆止弁機構9の油路12aを介して高圧室7内に
導入される。このとき、ピストン6は第2弾性部材11
に付勢されてリザーバ室8からロッド3が退出した分だ
け上昇する。
【0020】上述した作動によると、タイミングベルト
Vの弛みに対してはアイドラ4の移動が敏速になり、ま
たタイミングベルトVの張りに対してはアイドラ4の移
動が緩徐とされて、タイミングベルトVの緊張力が的確
に調整される。
【0021】第1の実施の形態によると、経時変化によ
る摺動部分の摩耗に関係なく、常に安定したロッド3の
減衰作用を得ることが可能になる。
【0022】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図3に第2の実施の形態のフリーピストン型
オートテンショナ51を示す。第2の実施の形態は、第
1の実施の形態のオートテンショナにおいてロッド53
を有底中空円筒形状としロッド53の中空部53bに第
1弾性部材66を配設したものである。ロッド53に中
空部53bを形成したことによってロッド53の肉厚が
薄くなるため、ボデー52の内周面にシール55を配設
している。それ以外の構成については第1の実施の形態
と同一であるので説明及び符号を省略する。第2の実施
の形態によると、中空部53bの長さ分だけ第1弾性部
材66を長くすることができるので、第1の実施の形態
の効果に加えてロッド53をボデー52から突出する方
向の付勢力を大きくすることでき、ボデー52外周の弾
性部材を省略することも可能になる。
【0023】本発明の第3の実施の形態について説明す
る。図4に第3の実施の形態のフリーピストン型オート
テンショナ71を示す。第3の実施の形態のオートテン
ショナはロッド73が有底中空円筒形状を呈し、ロッド
73の中空部73bに逆止弁機構79を配設してリザー
バ室78を形成したものである。ロッド73に中空部7
3bを形成したことによりロッド73の肉厚が薄くなる
ため、ボデー72の内周面にシール75を配設してい
る。第3の実施の形態によると、第1の実施の形態の効
果に加えてピストン76の軸方向長さ及びリザーバ室7
8の容積分だけオートテンショナの全長を短くすること
ができる。
【0024】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上述した実施の形態に限定される意図は
なく、本発明の主旨に沿った形態のフリーピストン型オ
ートテンショナであれば、どのような形態であってもよ
い。
【0025】
【発明の効果】本発明によると、ロッドとボデー内周面
の間からは作動油が漏出しないように構成されているの
で、ロッドはボデー内周面に沿って軸方向に円滑に往復
動する。更に、ロッドの往復動方向に対して垂直方向の
力が加わってもロッドの傾ぐ量が少ないので、ロッドと
ボデーの内周での摩耗量が可及的に少なくなる。
【0026】したがって、経時変化によらずロッドの減
衰を常に安定させることが可能になり、フリーピストン
型オートテンショナは常に安定した減衰特性を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態におけるフリーピスト
ン型オートテンショナの断面図である。
【図2】第1の実施の形態の作動を示す図である。
【図3】本発明の第2実施の形態におけるフリーピスト
ン型オートテンショナの断面図である。
【図4】本発明の第3実施の形態におけるフリーピスト
ン型オートテンショナの断面図である。
【図5】従来のオートテンショナの断面図である。
【符号の説明】
1、51、71・・・フリーピストン型オートテンショ
ナ 2、52、72・・・ボデー 3、53・・
・ロッド 4・・・アイドラ 5、55、7
5・・・シール 6、76・・・ピストン 7・・・高圧
室 8、78・・・リザーバ室 9、79・・
・逆止弁機構 10・・・補助弾性部材 11・・・第
2弾性部材 12・・・弁座部材 13・・・チ
ェックボール 14・・・リテーナ 15・・・嵌
合隙間 16、66・・・第1弾性部材 V・・・タイミングベルト(帯状動力伝達部材)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状動力伝達部材に常時適正な緊張力を
    与えるオートテンショナであって、 円筒状のボデーと、 該ボデーの内周と摺動可能に配設されアイドラを介して
    前記帯状動力伝達部材を押圧するロッドと、 該ロッドの端部とボデーの内周により形成され作動油を
    収容する高圧室と、 該高圧室内の作動油を貯留するリザーバ室と、 前記ロッドをボデーから突出する方向に付勢する第1付
    勢部材と、 前記リザーバ室を加圧する方向にピストンを付勢する第
    2付勢部材と、 前記高圧室内からリザーバ室への作動油の排出を規制す
    るとともに前記リザーバ室から高圧室内への作動油の流
    入を許容する逆止弁機構と、 を備えるフリーピストン型オートテンショナであって、 前記ロッドとボデーの内周との摺動部分からは作動油が
    漏出しないように構成され、 前記逆止弁機構は、前記高圧室とリザーバ室とを区画す
    べく微少な隙間をもって嵌合される外周面を有するとと
    もに前記高圧室とリザーバ室とを連通可能な油路を有す
    る弁座部材と、前記油路を開閉可能なチェックボールと
    を備えることを特徴とする、フリーピストン型オートテ
    ンショナ。
  2. 【請求項2】 前記ロッドの外周面にはリング状のシー
    ルが配設されることを特徴とする、請求項1のフリーピ
    ストン型オートテンショナ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002156013A (ja) * 2000-11-22 2002-05-31 Ntn Corp チェーンテンショナ
WO2002052157A2 (de) * 2000-12-23 2002-07-04 Ina-Schaeffler Kg Spannvorrichtung für einen kettentrieb
JP2002323101A (ja) * 2001-04-25 2002-11-08 Mitsubishi Electric Corp ベルト伝動装置
US7244204B2 (en) * 2003-06-30 2007-07-17 Tsubakimoto Chain Co. Hydraulic tensioner

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