JP2002156013A - チェーンテンショナ - Google Patents

チェーンテンショナ

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JP2002156013A
JP2002156013A JP2000355739A JP2000355739A JP2002156013A JP 2002156013 A JP2002156013 A JP 2002156013A JP 2000355739 A JP2000355739 A JP 2000355739A JP 2000355739 A JP2000355739 A JP 2000355739A JP 2002156013 A JP2002156013 A JP 2002156013A
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screw
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誠二 佐藤
Hisashi Hayakawa
久 早川
Tomoyoshi Izutsu
智善 井筒
Katsuhisa Suzuki
勝久 鈴木
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes, or chains
    • F16H2007/0802Actuators for final output members
    • F16H2007/0812Fluid pressure
    • F16H2007/0814Fluid pressure with valves opening on surplus pressure

Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧反力の安定化を図ることができるように
したチェーンテンショナを提供することである。 【解決手段】 ハウジング11にシリンダ室12と、給
油通路16とを設ける。シリンダ室12内に摺動自在に
組み込まれ、スプリング14によって外方向に付勢され
たプランジャ13に後端面で開口するロッド挿入孔24
を設ける。ロッド挿入孔24の開口端部の内周に雌ねじ
25を形成し、その雌ねじ25にスクリューロッド26
の外周に設けられた雄ねじ27をねじ係合する。雌ねじ
25と雄ねじ27のねじ山を圧力側フランク31のフラ
ンク角が遊び側フランク32のフランク角より大きい鋸
歯状とし、その鋸歯状ねじ山にスプリング14の弾力に
よりプランジャ13が外方向に移動するリード角を設け
る。雌ねじ25と雄ねじ27のねじ係合部間にエンジン
運転時に振動するチェーンの振幅より大きい軸方向のね
じすきまδを形成して、チェーンの振動を吸収するプラ
ンジャ13の移動時に、ねじ係合部のねじが影響を与え
ないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、チェーン伝動装
置、特にカム軸駆動用チェーン伝動装置のチェーンの張
力を一定に保持するチェーンテンショナに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】カム軸駆動用チェーンの弛み側チェーン
の張力を一定に保持するチェーンテンショナとして、ハ
ウジングに形成されたシリンダ室内にプランジャと、そ
のプランジャを外方に向けて押圧するスプリングとを組
込み、ハウジングにはプランジャの背部に形成された圧
力室に連通する給油通路を形成し、その給油通路の油出
口部にチェックバルブを設けたものが従来から知られて
いる。
【0003】上記チェーンテンショナにおいては、スプ
リングにより外方向への突出性が付与されたプランジャ
によってチェーンの弛み側チェーンを押圧し、その弛み
側チェーンからプランジャに付与される押し込み力を、
給油通路から圧力室に供給される作動油により緩衝し
て、弛み側チェーンの張力を一定に保持するようにして
いる。
【0004】ところで、カム軸駆動用のチェーンにおい
ては、エンジンを停止すると、カム軸に設けられたカム
の停止位置の関係から弛み側チェーンが緊張状態に保持
されることがある。この場合、プランジャは緊張状態の
弛み側チェーンにより押し込まれるため、圧力室内の作
動油はプランジャとシリンダ室の摺動面間からリーク
し、プランジャは後退して、弛み側チェーンの張力とス
プリングの弾力とが釣り合う位置に保持される。
【0005】このため、エンジンを再始動すると、弛み
側チェーンが弛み、プランジャは外方向に大きく移動す
る。このとき、給油通路に作動油を供給する油圧ポンプ
は始動直後であって吐出量が少ないため、圧力室内に充
分な作動油を供給することができず、圧力室に空気が侵
入してダンピング特性が低下し、異音が発生することが
ある。
【0006】また、低温始動時には、作動油の粘性が高
く、流動性が悪いため、上記と同様の問題が生じる。
【0007】上記のような問題点を解決するため、ハウ
ジングのシリンダ室内に組み込まれたプランジャに後端
面で開口するロッド挿入孔を形成し、そのロッド挿入孔
の開口部内周に設けられた雌ねじにスクリューロッドの
外周に形成された雄ねじをねじ係合し、その雄ねじと雌
ねじのねじ山を鋸歯状とすると共に、プランジャとスク
リューロッドの対向部間にスプリングを組み込んで両部
材を相反する方向に向けて押圧するようにした油圧式の
チェーンテンショナを本件出願人は既に提案している
(特開平10−132039号公報)。
【0008】上記チェーンテンショナにおいては、エン
ジンを停止し、カムの停止位置の関係から弛み側チェー
ンが緊張してプランジャに押し込み力が作用した場合、
その押し込み力を鋸歯状ねじ山の圧力側フランクにより
受けてプランジャが後退動するのを防止している。この
ため、エンジンが再始動されて弛み側チェーンに弛みが
生じても、その弛み量は小さいため、プランジャは外方
に大きく移動せず、圧力室に空気が侵入するのを防止す
ることができるという特徴を有している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、既に提案し
た油圧式のチェーンテンショナにおいては、上記のよう
に、機能上において優れた点を有しているものの、クラ
ンク軸の1回転中における角速度の変動やカム軸のトル
ク変動によるチェーンの振動をスクリューロッドとプラ
ンジャの相対的な回転によるプランジャの軸方向の移動
により吸収して、圧力室内の作動油の圧力により弛み側
チェーンの張力を一定に保持するようにしているため、
チェーンテンショナが弛み側チェーンを押圧する押圧力
は鋸歯状ねじ部に発生する摩擦抵抗の影響を受け易い。
【0010】その影響を避けるには、スクリューロッド
の雄ねじ、およびこれに噛合する雌ねじをきわめて高精
度に加工する必要が生じ、製造コストの低減化を図るう
えにおいて障害となっている。
【0011】この発明の課題は、エンジンの停止時に、
鋸歯状ねじの圧力側フランクによってプランジャが押し
込まれるのを防止するようにしたチェーンテンショナに
おいて、プランジャをねじ係合部のねじを影響を受ける
ことなくスムーズに軸方向に移動し得るようにして圧力
室の作動油の圧力をチェーンに付与できるようにするこ
とである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明においては、ハウジングに形成されたシ
リンダ室内に、プランジャと、そのプランジャを外方に
向けて押圧するスプリングとを組込み、前記ハウジング
には、前記プランジャの背部に形成された圧力室に連通
する給油通路を設け、この給油通路から圧力室に供給さ
れる作動油によってチェーンからプランジャに付与され
る押し込み力を緩衝し、かつプランジャと同軸上に配置
されたスクリューロッドの外周の鋸歯状雄ねじと、これ
に噛合する鋸歯状雌ねじのねじ係合部においてプランジ
ャに付与される静荷重を受けてプランジャの後退動を阻
止するようにしたチェーンテンショナにおいて、前記ね
じ係合部に軸方向のねじすきまを設け、このねじすきま
をエンジン運転時に振動するチェーンの振幅以上に設定
した構成を採用している。
【0013】上記のように構成すれば、エンジン運転時
にチェーンが振動すると、プランジャはねじ係合部にお
ける軸方向のねじすきまの範囲内で軸方向に移動するこ
とになり、圧力室内の作動油の圧力によって弛み側チェ
ーンの張力を一定に保持する際にねじ係合部の摩擦抵抗
の影響を受けることがなく、弛み側チェーンを適正な張
力に常に保持することができる。
【0014】また、エンジン停止時に、カム軸に設けら
れたカムの停止位置の関係によってチェーンが緊張し、
そのチェーンによってプランジャが押圧されると、鋸歯
状雄ねじと鋸歯状雌ねじの圧力側フランクが互いに係合
する。このとき、プランジャに付与される押圧力は静荷
重であるため、上記押圧力は圧力側フランクによって受
けられることになり、プランジャが押し込まれるのを防
止することができる。
【0015】この発明に係るチェーンテンショナにおい
て、スクリューロッドは、プランジャの後側に設けられ
ていてもよく、あるいはプランジャの前側に設けられて
いてもよい。
【0016】プランジャの後側にスクリューロッドを設
ける場合は、プランジャにその後端面で開口する軸方向
のロッド挿入孔を形成し、そのロッド挿入孔の開口部内
周に雌ねじを設け、この雌ねじにスクリューロッドの外
周に形成された雄ねじをねじ係合する。
【0017】一方、プランジャの前側にスクリューロッ
ドを設ける場合は、ハウジングに形成されたシリンダ室
の内周に雌ねじを設け、その雌ねじにスクリューロッド
の外周に形成された雄ねじをねじ係合して、スクリュー
ロッドの後端をプランジャに当接し、又はプランジャに
連結する。
【0018】シリンダ室の内周に雌ねじを設ける場合に
おいて、その雌ねじの形成位置をシリンダ室の軸方向中
央位置とし、スクリューロッドの先端部にはシリンダ室
の内周面で案内されるウエアリングを取付け、このウエ
アリングにスプリングの弾力を付与してプランジャに外
方向への突出性を付与すると、前記ウエアリングによっ
てスクリューロッドが傾くのを防止することができ、ス
クリューロッドをねじ係合部の摩擦抵抗の影響を受ける
ことなく軸方向にスムーズに移動させることができる。
【0019】ここで、ハウジングをアルミ合金又は合成
樹脂で形成し、前記プランジャの外周にはリング溝を設
け、そのリング溝内に径方向に弾性を有し、外周面がシ
リンダ室の内周面に弾性接触する弾性リングを係合する
と、チェーンテンショナの軽量化を図ることができる。
また、雰囲気温度が上昇し、ハウジングとプランジャの
熱膨張係数の相違によってシリンダ室の内周面とプラン
ジャの外周面間のリークすきまが大きくなった場合に、
弾性リングが拡径してリークすきまを詰めるため、圧力
室からプランジャの摺動面間に流れる作動油のリーク量
をほぼ一定に保持することができ、圧力室の作動油によ
る油圧ダンパ効果の低下を防止することができる。
【0020】プランジャにリング溝が形成されたチェー
ンテンショナにおいて、そのプランジャをリング溝の一
側面に沿って前部プランジャと後部プランジャとに分割
し、その前部プランジャを後部プランジャに向けて押圧
するスプリングを設け、前記前部プランジャには軸方向
に貫通し、後部プランジャに対する前部プランジャの衝
合によって一端の開口が閉鎖される弁孔を設けると、プ
ランジャが押し込まれた圧力室内の作動油の圧力が上昇
し、その圧力が前記プランジャを押圧するスプリングの
弾力より高くなると、前記プランジャが後部プランジャ
から離れる方向に移動して弁孔が開放する。このとき、
圧力室の作動油は後部プランジャとシリンダ室の摺動面
からリング溝に流れて上記弁孔からリークするため、圧
力室内の作動油の圧力を一定に保つことができ、チェー
ンの過張力になるのを防止することができる。
【0021】この発明に係るチェーンテンショナにおい
て、ハウジングに形成された給油通路の油出口に、圧力
室内の作動油が給油通路側に逆流するのを防止するチェ
ックバルブを設けると、圧力室に高い圧力を発生させる
ことが可能となり、チェーンを押す力を高く設定するこ
とができる。
【0022】また、ハウジングに圧力室と外部に連通す
る排油通路を設け、この排油通路にリリーフ弁を設ける
ことにより、圧力室内の圧力を一定に保つことができ、
チェーンの張力を一定に保持することができる。
【0023】さらに、ハウジングを段付き孔を有するハ
ウジング本体と、前記段付き孔の小径孔部内に嵌合さ
れ、内部がシリンダ室とされた底付きのスリーブとで形
成し、前記スリーブの開口端に雌ねじを設け、この雌ね
じにスクリューロッドをねじ係合し、そのスクリューロ
ッドの先端部には前記段付き孔の大径孔部の内周面で案
内されるウエアリングを取付け、そのウエアリングにプ
ランジャを外方に向けて押圧するスプリングの弾力を付
与し、前記スリーブの外周と大径孔部の内周間に前記ス
プリングの後端部が収容される環状空間を設けると、チ
ェーンテンショナの軸方向長さのコンパクト化を図るこ
とができる。
【0024】前記課題を解決するため、この発明におい
ては、ハウジングに段付き孔から成るシリンダ室と、そ
のシリンダ室の閉塞端に連通する給油通路とを形成し、
そのシリンダ室の大径孔部内にプランジャと、そのプラ
ンジャを外方向に押圧するスプリングとを組込み、前記
プランジャには後端面で開口するスリーブ挿入孔を設
け、そのスリーブ挿入孔内に先端部が挿入されたバルブ
スリーブの後端部を前記シリンダ室の小径孔部内に圧入
し、このバルブスリーブの先端部内周に形成された雌ね
じにスクリューロッドの外周の雄ねじをねじ係合して、
その先端を前記スリーブ挿入孔の閉塞端に当接し、前記
バルブスリーブ内にはピストンと、そのピストンをスク
リューロッドの後端に押し付けるスプリングと、ピスト
ンの背部に形成された圧力室内の作動油が前記給油通路
に逆流するのを防止するチェックバルブとを組込み、前
記雄ねじと雌ねじのねじ山を、プランジャからスクリュ
ーロッドに付与される押し込み力を受ける圧力側フラン
クのフランク角が遊び側フランクのフランク角より大き
い鋸歯状とし、その鋸歯状ねじ山にピストン押圧用スプ
リングの弾力によってスクリューロッドが軸方向に移動
するリード角を設け、前記雄ねじと雌ねじのねじ係合部
に軸方向のねじすきまを設け、このねじすきまをエンジ
ン運転時に振動するチェーンの振幅以上とした構成を採
用している。
【0025】上記の発明においても、雄ねじと雌ねじの
ねじ係合部間に軸方向のねじすきまを形成しているた
め、前述の発明と同様に、エンジン運転時のチェーンの
振動をプランジャ押圧用スプリングおよびピストン押圧
用スプリングの弾力と圧力室内の作動油の圧力によって
吸収することができ、ねじ係合部の摩擦抵抗が振動吸収
の妨げになるのを防止することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1はカム軸駆動用のチェーン
伝動装置を示し、クランク軸の端部に取付けられたスプ
ロケット1の回転はチェーン2を介してカム軸に取付け
られたスプロケット3に伝達されるようになっている。
【0027】チェーン2の弛み側チェーン2aにはチェ
ーンガイド4が対設されている。チェーンガイド4は一
端部を支持する軸5を中心として揺動自在に支持され、
その揺動側端部にチェーンテンショナ10の押圧力が付
与されている。
【0028】図2に示すように、チェーンテンショナ1
0はエンジンブロックに取り付けられるハウジング11
を有し、そのハウジング11に一端面で開口するシリン
ダ室12が形成されている。
【0029】シリンダ室12にはプランジャ13と、ス
プリング14とが組み込まれ、そのスプリング14によ
りプランジャ13は外方に向けて付勢されて前記チェー
ンガイド4の揺動側端部を押圧している。
【0030】前記ハウジング11には、プランジャ13
の背部に形成された圧力室15に連通する給油通路16
が設けられている。給油通路16の油出口側にはチェッ
クバルブ17が設けられている。チェックバルブ17は
シリンダ室11の閉塞端部に嵌合される座板18を有
し、その座板18に給油通路16と圧力室15とを連通
する弁孔19と、リテーナ嵌合凹部20とを設け、前記
弁孔19の内周に形成された弁座21に球形の弁体22
を対向し、その弁体22の開閉量をリテーナ嵌合孔20
に圧入されたリテーナ23で制限して、圧力室15内の
作動油が給油通路16側に逆流するのを防止するように
している。
【0031】前記プランジャ13にはその後端面で開口
する軸方向のロッド挿入孔24が形成され、そのロッド
挿入孔24の開口部内周に雌ねじ25が設けられてい
る。雌ねじ25にはスクリューロッド26の外周に形成
された雄ねじ27がねじ係合されている。
【0032】スクリューロッド26には軸方向に貫通す
る段付き孔28が形成され、その段付き孔28の内周に
設けられた肩28aとプランジャ13に形成されたロッ
ド挿入孔24の閉塞端間にスプリング29と、スプリン
グシート30とが組み込まれ、上記スプリング29によ
ってプランジャ13とスクリューロッド26とは相反す
る方向に押圧されている。
【0033】図3に示すように、プランジャ13に設け
られた雌ねじ25のねじ山とスクリューロッド26の外
周に形成された雄ねじ27のねじ山は、プランジャ13
が軸方向に押し込まれた際の押し込み力を受ける圧力側
フランク31のフランク角が遊び側フランク32のフラ
ンク角より大きい鋸歯状とされ、その鋸歯状ねじ山にス
プリング14、29の弾力によってプランジャ13が外
方向に移動し、あるいは、スクリューロッド26がプラ
ンジャ13のロッド挿入孔24から抜け出る方向に移動
するリード角が設けられている。
【0034】上記鋸歯状ねじ山は、プランジャ13が軸
方向に押し込まれる押圧力が静荷重の場合、その静荷重
を雌ねじ25の圧力側フランクと雌ねじ27の圧力側フ
ランクとで受けてプランジャ13が後退動するのを防止
するようになっている。
【0035】雌ねじ25と雄ねじ27のねじ係合部間に
は軸方向のねじすきまδが設けられている。ねじすきま
δはエンジン運転時に弛み側チェーン2aが振動した際
のチェーンの振幅以上とされている。
【0036】一般に、エンジン運転時、弛み側チェーン
2aは、0.2mm程度の振幅で振動する。そこで、前
記ねじすきまδを0.2mm以上としている。
【0037】また、ねじすきまδを必要以上に大きくす
ると、弛み側チェーン2aが緊張する停止状態からエン
ジンが再始動されて弛み側チェーン2aに弛みが生じた
際のプランジャ13の変位量が大きくなり、弛み側チェ
ーン2aが振動して異音を発生させるおそれがある。そ
のような不都合の発生を防止するため、前記ねじすきま
δは2mm以下とされている。すなわち、ねじすきまδ
は0.2〜2mmの範囲としている。
【0038】いま、エンジンを始動すると、クランク軸
の1回転中における角速度の変化やカム軸のトルク変動
によりチェーン2の弛み側チェーン2aが振動して張力
が変化し、その弛み側チェーン2aに弛みが生じると、
スプリング14の押圧によりプランジャ13が外方向に
移動して弛み側チェーン2aの弛みを吸収する。
【0039】一方、弛み側チェーン2aが緊張すると、
その弛み側チェーン2aによりプランジャ13が押し込
まれ、その押し込み力は給油通路16から圧力室15内
に供給された作動油によって緩衝される。
【0040】弛み側チェーン2aがプランジャ13を押
圧する押圧力がスプリング14の弾力より強い場合、プ
ランジャ13は後退する。このとき、圧力室15内の作
動油はプランジャ13の外周とシリンダ室12の内周の
摺動面間よりリークし、スプリング14の弾力と上記押
圧力とが釣り合う位置でプランジャ13が停止する。
【0041】プランジャ13に形成された雌ねじ25と
スクリューロッド26に設けられた雄ねじ27のねじ係
合部に形成された軸方向のねじすきまδはエンジン運転
時に弛み側チェーン2aに発生する振動の振幅以上の大
きさとされているため、弛み側チェーン2aの振動時、
プランジャ13はスプリング14の弾力と圧力室15の
作動油の圧力により、上記ねじすきまδの範囲内で軸方
向に移動して弛み側チェーン2aの振動を吸収する。ま
た、圧力室15の作動油の圧力は雌ねじ25と雄ねじ2
7のねじ係合部における影響を受けることなく弛み側チ
ェーン2aを押圧する。このため、弛み側チェーン2a
の張力を常に一定に保持することができる。
【0042】エンジンを停止すると、カム軸に設けられ
たカムの停止位置の関係から弛み側チェーン2aが緊張
する場合がある。このとき、プランジャ13の弛み側チ
ェーン2aにより押し込まれるため、雌ねじ25と雄ね
じ27の圧力側フランク31が互いに係合する。ここ
で、プランジャ13を押し込む押圧力は振動を伴わない
静荷重であるため、その押圧力は互いに係合する圧力側
フランク31により受けられ、プランジャ13は押し込
まれることはない。
【0043】このため、エンジンが再始動されて弛み側
チェーン2aに弛みが生じても、その弛み量は極く僅か
であり、プランジャ13の突出量も少ないため、圧力室
15内にエアが侵入するという不都合の発生もなく、ま
た、弛み側チェーン2aが振動して異音を発生させると
いう不都合もない。
【0044】図2に示すように、給油通路16の油出口
にチェックバルブ17を設けておくと、圧力室15内に
高い圧力を発生させることが可能となり、弛み側チェー
ン2aを押圧する押圧力を高く設定することが可能とな
る。
【0045】図4は、この発明に係るチェーンテンショ
ナの第2の実施形態を示す。この第2の実施形態におけ
るチェーンテンショナは、ハウジング11に圧力室15
と外部を連通する排油通路33を設け、その排油通路3
3にリリーフ弁34を設けている点で図2に示すチェー
ンテンショナ10と相違している。
【0046】このため、図2に示すチェーンテンショナ
10と同一部品には同一の符号を付して説明を省略す
る。
【0047】ハウジング11に形成された排油通路33
はシリンダ室12の長さ方向に交差する段付きの縦孔部
33aと、その縦孔部33aと交差する横孔33bとか
ら成り、縦孔部33aの開口端部の内周に雌ねじ35が
形成されている。
【0048】リリーフ弁34は、縦孔部33aに挿入さ
れた底付きのスリーブ36と、前記雌ねじ35にねじ係
合されてスリーブ36を抜け止めする栓体37とを有
し、前記スリーブ36の底に弁孔38と、その弁孔38
から排油側にスリーブ36内と排油通路33を連通する
連通孔36aとが形成されている。また、スリーブ36
内には上記弁孔38を開閉する弁体39と、その弁体3
9を弁孔38に向けて押圧するスプリング40とが組み
込まれ、前記弁体39は栓体37に設けられた突軸部3
7aによって開閉量が制限されるようになっている。
【0049】上記のように、圧力室15と外部とを連通
する排油通路33にリリーフ弁34を組み込むことによ
り、プランジャ13が押し込まれて圧力室15内の圧力
が上昇し、その圧力がスプリング40の押圧力を超える
と、弁体39が弁孔38を開放するため、圧力室15内
の作動油は排油通路33から外部に流出する。このた
め、圧力室15内の最高圧力を所定の圧力に設定するこ
とができ、弛み側チェーン2aが過張力となるのを防止
することができる。
【0050】図5(a)、(b)は、この発明に係るチ
ェーンテンショナの第3の実施形態を示す。この実施形
態においては、ハウジング41に一端面で開口するシリ
ンダ室42と、そのシリンダ室42の閉塞端部に連通す
る給油通路43を設け、前記シリンダ室42内にプラン
ジャ44と、そのプランジャ44を外方向に押圧するス
プリング45と、プランジャ44の背部に形成された圧
力室46内の作動油が給油通路43に逆流するのを防止
するチェックバルブ47とを組み込んでいる。
【0051】また、シリンダ室42の開口端部にナット
部材48を圧入し、そのナット部材48に形成された雌
ねじ49にスクリューロッド50の外周に設けられた雄
ねじ51をねじ係合し、その雄ねじ51と雌ねじ49の
ねじ山を、スクリューロッド50に付与される軸方向の
押圧力を受ける圧力側フランク52のフランク角が遊び
側フランク53のフランク角より大きい鋸歯状とし、そ
の鋸歯状ねじ山に前記スプリング45の弾力によってス
クリューロッド50が軸方向に移動するリード角が設け
られている。
【0052】また、雌ねじ49と雄ねじ51のねじ係合
部には、エンジン運転時の弛み側チェーン2aの振動振
幅以上の軸方向のねじすきまδが設けられている。
【0053】上記第3の実施形態のチェーンテンショナ
においても、図2に示すチェーンテンショナと同様に、
圧力室46内の作動油の圧力とスプリング45の弾力の
みによって弛み側チェーン2aの振動を吸収することが
でき、雌ねじ49と雄ねじ51のねじ係合部におけるね
じの影響を受けることがないため、弛み側チェーン2a
を常に一定の張力に保持することができる。
【0054】また、エンジン停止時に、弛み側チェーン
2aが緊張してスクリューロッド50に押圧力が付与さ
れた場合に、その押圧力を雌ねじ49と雄ねじ51の圧
力側フランク52によって受けることができるため、ス
クリューロッド50およびプランジャ44が押し込まれ
ることがなく、エンジンの再始動時に弛み側チェーン2
aが振動するのを防止することができる。
【0055】なお、図5に示すチェーンテンショナのハ
ウジング41に圧力室46と連通する図4に示す排油通
路33を設け、その排油通路33にリリーフ弁34を組
み込んで圧力室46内の作動油の最高圧力を所定の圧力
に設定するようにしてもよい。
【0056】図6は、この発明に係るチェーンテンショ
ナの第4の実施形態を示す。この実施形態で示されるチ
ェーンテンショナにおいては、圧力室46に連通する給
油通路43をオリフィスとしている。また、シリンダ室
42を段付き孔とし、そのシリンダ室42の軸方向中央
部にナット部材48を嵌合してシリンダ室42の内周に
形成された段部54に当接し、そのナット部材48にね
じ係合されたスクリューロッド50の先端部をプランジ
ャ44にピン55を介して連結している。さらに、スク
リューロッド50の先端部にシリンダ室42の内周面で
案内されるウエアリング56を嵌合し、スクリューロッ
ド50の先端部外周にウエアリング56を抜け止めする
肩部57を設け、上記ウエアリング56とナット部材4
8との間にスプリング45を組み込んでいる。
【0057】他の構成は図5に示すチェーンテンショナ
と同じであるため、同一部品には同一符号を付して説明
を省略する。
【0058】第4の実施形態で示すように、給油通路4
3をオリフィスとすることにより、第3の実施形態で示
すチェックバルブ47を省略することができる。
【0059】また、プランジャ44の先端部にシリンダ
室42の内周面で案内されるウエアリング56を嵌合す
ることにより、スクリューロッド50が傾くのを防止す
ることができるため、弛み側チェーン2aの振動をスプ
リング45と圧力室46内の作動油とで吸収する際に雌
ねじ49と雄ねじ51のねじの影響を受けるのを完全に
防止することができる。
【0060】なお、オリフィスから成る給油通路43に
代えて、図2に示すチェーンテンショナと同様に、通路
径の大きな給油通路を設け、その給油通路の油出口側に
チェックバルブを設けるようにしてもよい。また、ハウ
ジング41に図4に示した場合と同様に圧力室46に連
通する排油通路を形成し、その排油通路にリリーフバル
ブを組み込むようにしてもよい。
【0061】図7は、この発明に係るチェーンテンショ
ナの第5の実施形態を示す。この実施形態ではハウジン
グ41をアルミ合金又は樹脂で形成し、金属から成るプ
ランジャ44の外周にリング溝58を設け、そのリング
溝58に一部が切り離された径方向に弾性変形可能な弾
性リング59を嵌合して、その弾性リング59の外周面
をシリンダ室42の内周面に弾性接触させるようにして
いる。
【0062】他の構成は図6に示す第4の実施形態のチ
ェーンテンショナと同じであるため、同一部品には同じ
符号を付して説明を省略する。
【0063】第5の実施形態で示すように、ハウジング
41をアルミ合金又は樹脂で形成することによりチェー
ンテンショナの軽量化を図ることができる。また、金属
から成るプランジャ44の外周に形成されたリング溝5
8内に弾性リング59を嵌合することにより、ハウジン
グ41とプランジャ44の熱膨張係数の相違により、雰
囲気温度の上昇によってプランジャ44の外周とシリン
ダ室42の内周の摺動面間のリークすきまが大きくなっ
ても、弾性リング59は拡径して上記リークすきまをつ
めるため、圧力室46からリークする作動油量をほぼ一
定に保持することができ、圧力室46における作動油の
ダンパ効果が低下するのを防止することができる。
【0064】図8は、この発明に係るチェーンテンショ
ナの第6の実施形態を示す。この実施形態ではプランジ
ャ44をリング溝58の一側面に沿って前部プランジャ
44aと後部プランジャ44bとに分割し、その前部プ
ランジャ44aをスクリューロッド50の外周面に沿っ
て移動自在に支持し、スプリング60によって前部プラ
ンジャ44aを後部プランジャ44bの前側面に衝合す
る方向に付勢している。また、前部プランジャ44aに
後部プランジャ44bによって一端の開口が開閉される
軸方向の弁孔61を形成している。
【0065】他の構成は図7に示す第5の実施形態のチ
ェーンテンショナと同じであるため、同一部品には同じ
符号を付して説明を省略する。
【0066】第6の実施形態で示すように、プランジャ
44を前部プランジャ44aと後部プランジャ44bと
に分割して、前部プランジャ44aをスプリング60に
より後部プランジャ44bに向けて押圧し、その前部プ
ランジャ44aに弁孔61を形成すると、スクリューロ
ッド50およびプランジャ44が軸方向に押圧されて圧
力室46内の圧力が上昇し、その圧力がスプリング60
の弾力を超えると、前部プランジャ44aが後部プラン
ジャ44bから離れる方向に移動して弁孔61が開放
し、その弁孔61から圧力室46内の作動油をリークさ
せることができる。このため、プランジャ44はリリー
フ弁としての機能を発揮し、圧力室46における最高圧
力を所定の圧力に保持することができ、弛み側チェーン
2aが過張力となることを防止することができる。
【0067】図9はこの発明に係るチェーンテンショナ
の第7の実施形態を示す。この実施形態では、ハウジン
グ71をハウジング本体72と底付きスリーブ73とで
形成し、前記ハウジング本体72に段付き孔74を形成
し、その段付き孔74の小径孔部74aにスリーブ73
を嵌合している。
【0068】スリーブ73の底にはハウジング本体72
に形成された給油通路75と連通するオリフィス76を
設けている。また、スリーブ73に形成されたシリンダ
室77の開口端部にナット部材78を圧入し、そのナッ
ト部材78に形成された雌ねじ79にスクリューロッド
80の外周に設けられた雄ねじ81をねじ係合し、その
スクリューロッド80の先端に連結されたプランジャ8
2をシリンダ室77内に摺動自在に組込んでその背部に
圧力室87を設けている。
【0069】さらに、スクリューロッド80の先端部に
段付き孔74の大径孔部74bの内周面で案内されるウ
エアリング83を嵌合し、そのウエアリング83をスプ
リング84で押圧してスクリューロッド80およびプラ
ンジャ82を外方に向けて付勢し、そのスプリング84
をスリーブ73の外周面と大径孔部74bの内周面間に
形成された環状空間85内に収納している。
【0070】なお、ナット部材78に形成された雌ねじ
79とスクリューロッド80に形成された雄ねじ81の
ねじ山は、図6に示す第4の実施形態で示される雌ねじ
49および雄ねじ51と同一の形状とされていると共
に、その雄ねじ81と雌ねじ79間に軸方向のねじすき
まδが設けられている。
【0071】第7の実施形態で示すチェーンテンショナ
においては、スリーブ73の外周面と大径孔部74bの
内周面間にスプリング84を収容可能とする環状空間8
5を形成することにより、チェーンテンショナの軸方向
長さのコンパクト化を図ることができる。
【0072】図10は、この発明に係るチェーンテンシ
ョナの第8の実施形態を示す。この実施形態では、ハウ
ジング91に段付き孔から成るシリンダ室92を設け、
そのシリンダ室92の大径孔部92a内に摺動可能なプ
ランジャ93と、そのプランジャ93を外方に押圧する
スプリング94とを組込んでいる。
【0073】また、プランジャ93に後端面で開口する
スリーブ挿入孔95を形成し、そのスリーブ挿入孔95
内に先端部が挿入されたバルブスリーブ96の後端部を
前記シリンダ室92の小径孔部92b内に圧入し、この
バルブスリーブ96の先端部内周に形成された雌ねじ9
7にスクリューロッド98の外周に設けられた雄ねじ9
9をねじ係合している。
【0074】さらに、バルブスリーブ96内にはピスト
ン100と、そのピストン100をスクリューロッド9
8の後端に押し付けるスプリング101と、ピストン1
00の背部に形成された圧力室102内の作動油がハウ
ジング91に設けられた給油通路103に逆流するのを
防止するチェックバルブ104とを組込んでいる。
【0075】ここで、バルブスリーブ96に形成された
雌ねじ97とスクリューロッド98に設けられた雄ねじ
89のねじ山は、図9に示す場合と同様に、プランジャ
93からスクリューロッド98に付与される軸方向の押
し込み力を受ける圧力側フランク105のフランク角が
遊び側フランク106のフランク角より大きい鋸歯状と
され、その鋸歯状ねじ山にピストン押圧用スプリング1
01の弾力によってスクリューロッド98が軸方向に移
動するリード角が設けられ、前記雌ねじ97と雄ねじ9
9のねじ係合部間に軸方向のねじすきまδが設けられて
いる。このねじすきまδは、図1に示す弛み側チェーン
2aがエンジン運転時に振動した際の振幅以上とされて
いる。
【0076】上記第8実施形態におけるチェーンテンシ
ョナにおいても先に述べた各実施形態のチェーンテンシ
ョナと同様に、図1に示す弛み側チェーン2aがエンジ
ン運転時に振動すると、プランジャ93は雌ねじ97と
雄ねじ98のねじ係合部における軸方向のねじすきまδ
の範囲内で軸方向に移動し、スプリング94、101の
弾力と圧力室102内の作動油の圧力によって弛み側チ
ェーン2aの振動を吸収することができ、ねじ係合部の
摩擦抵抗が振動吸収の妨げになるのを防止することがで
きる。
【0077】また、図8に示すチェーンテンショナにお
いては、ウェアリング83の前側に、そのウェアリング
83の移動を案内する所定長さの案内部を確保する必要
があるが、第8実施形態におけるチェーンテンショナに
おいては、プランジャ93がシリンダ室92の大径段部
92aの内周面およびバルブスリーブ96の外周面で案
内されるため、プランジャ93の前側に案内部を確保す
る必要がなくなり、図9のチェーンテンショナより軸方
向長さのコンパクト化を図ることができる。
【0078】
【発明の効果】以上のように、この発明においては、ス
クリューロッドの外周に形成された雄ねじとこれに噛合
する雌ねじのねじ係合部間に軸方向のねじすきまを形成
し、そのねじすきまをエンジン運転時に振動するチェー
ンの振幅以上としたことにより、プランジャを外方向に
付勢するスプリングの弾性と圧力室の圧力によってチェ
ーンの振動を吸収する際にねじ部の影響を受けることが
なく、上記振動をきわめて効果的に吸収することができ
る。
【0079】また、プランジャに軸方向の押し込み力が
付与された場合に、その押し込み力を雄ねじと雌ねじの
ねじ係合部の圧力側フランクによって受けることができ
るため、プランジャが押し込まれることがなく、エンジ
ンの再始動の際にチェーンが振動し、異音が発生するの
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るチェーンテンショナの使用例を
示す正面図
【図2】図1に示すチェーンテンショナの縦断正面図
【図3】図2の雌ねじと雄ねじのねじ係合部を拡大して
示す断面図
【図4】この発明に係るチェーンテンショナの第2の実
施形態を示す断面図
【図5】(a)はこの発明に係るチェーンテンショナの
第3の実施形態を示す縦断正面図、(b)はねじ係合部
の拡大図
【図6】この発明に係るチェーンテンショナの第4の実
施形態を示す縦断正面図
【図7】この発明に係るチェーンテンショナの第5の実
施形態を示す縦断正面図
【図8】この発明に係るチェーンテンショナの第6の実
施形態を示す縦断正面図
【図9】この発明に係るチェーンテンショナの第7の実
施形態を示す縦断正面図
【図10】この発明に係るチェーンテンショナの第8の
実施形態を示す縦断正面図
【符号の説明】
11 ハウジング 12 シリンダ室 13 プランジャ 14 スプリング 15 圧力室 16 給油通路 17 チェックバルブ 24 ロッド挿入孔 25 雌ねじ 26 スクリューロッド 27 雄ねじ 29 スプリング 31 圧力側フランク 32 遊び側フランク 33 排油通路 34 リリーフ弁 41 ハウジング 42 シリンダ室 43 給油通路 44 プランジャ 44a 前部プランジャ 44b 後部プランジャ 45 スプリング 46 圧力室 47 チェックバルブ 49 雌ねじ 50 スクリューロッド 51 雄ねじ 56 ウエアリング 58 リング溝 59 弾性リング 60 スプリング 61 弁孔 71 ハウジング 72 ハウジング本体 73 スリーブ 77 シリンダ室 79 雌ねじ 80 スクリューロッド 81 雄ねじ 82 プランジャ 83 ウエアリング 84 スプリング 85 環状空間 91 ハウジング 92 シリンダ室 92a 大径孔部 92b 小径孔部 93 プランジャ 94 スプリング 95 スリーブ挿入孔 96 バルブスリーブ 97 雌ねじ 98 スクリューロッド 99 雄ねじ 100 ピストン 101 スプリング 102 圧力室 103 給油通路 104 チェックバルブ 105 圧力側フランク 106 遊び側フランク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井筒 智善 静岡県磐田市東貝塚1578番地 エヌティエ ヌ株式会社内 (72)発明者 鈴木 勝久 静岡県磐田市東貝塚1578番地 エヌティエ ヌ株式会社内 Fターム(参考) 3J049 AA08 BB13 BB26 BB34 BB35 BC03 BH20 CA02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに形成されたシリンダ室内
    に、プランジャと、そのプランジャを外方に向けて押圧
    するスプリングとを組込み、前記ハウジングには、前記
    プランジャの背部に形成された圧力室に連通する給油通
    路を設け、この給油通路から圧力室に供給される作動油
    によってチェーンからプランジャに付与される押し込み
    力を緩衝し、かつプランジャと同軸上に配置されたスク
    リューロッドの外周の鋸歯状雄ねじと、これに噛合する
    鋸歯状雌ねじのねじ係合部においてプランジャに付与さ
    れる静荷重を受けてプランジャの後退動を阻止するよう
    にしたチェーンテンショナにおいて、前記ねじ係合部に
    軸方向のねじすきまを設け、このねじすきまをエンジン
    運転時に振動するチェーンの振幅以上に設定したことを
    特徴とするチェーンテンショナ。
  2. 【請求項2】 前記プランジャに後端面で開口する軸方
    向のロッド挿入孔を設け、そのロッド挿入孔の開口部内
    周に前記雌ねじを形成し、前記プランジャとスクリュー
    ロッドの間に両部品を相反する方向に押圧するスプリン
    グを組込んだ請求項1に記載のチェーンテンショナ。
  3. 【請求項3】 前記シリンダ室の内周に前記雌ねじを設
    け、その雌ねじにスクリューロッドをねじ係合して後端
    面をプランジャの先端面に当接させた請求項1に記載の
    チェーンテンショナ。
  4. 【請求項4】 前記ねじ孔をシリンダ室内の軸方向ほぼ
    中央位置とし、そのねじ孔にねじ係合されたスクリュー
    ロッドの後端をプランジャに連結し、スクリューロッド
    の先端部にシリンダ室の内周面で案内されるウエアリン
    グを設けた請求項3に記載のチェーンテンショナ。
  5. 【請求項5】 前記ウエアリングに、プランジャを外方
    に向けて押圧するスプリングの弾力を付与した請求項4
    に記載のチェーンテンショナ。
  6. 【請求項6】 前記給油通路の油出口に、圧力室内の作
    動油が給油通路側に逆流するのを防止するチェックバル
    ブを設けた請求項1乃至5のいずれかに記載のチェーン
    テンショナ。
  7. 【請求項7】 前記ハウジングに圧力室と外部を連通す
    る排油通路を設け、その排油通路に、圧力室内の作動油
    の圧力が設定圧を超えると排油通路を開放するリリーフ
    弁を設けた請求項1乃至6のいずれかに記載のチェーン
    テンショナ。
  8. 【請求項8】 前記ハウジングをアルミ合金又は合成樹
    脂で形成し、前記プランジャの外周にはリング溝を設
    け、そのリング溝内に径方向に弾性を有し、外周面がシ
    リンダ室の内周面に弾性接触する弾性リングを係合した
    請求項3乃至5のいずれかに記載のチェーンテンショ
    ナ。
  9. 【請求項9】 前記プランジャをリング溝の一側面に沿
    って前部プランジャと後部プランジャとに分割し、その
    前部プランジャを後部プランジャに向けて押圧するスプ
    リングを設け、前記前部プランジャには軸方向に貫通
    し、後部プランジャに対する前部プランジャの衝合によ
    って一端の開口が閉鎖される弁孔を設けた請求項8に記
    載のチェーンテンショナ。
  10. 【請求項10】 前記ハウジングが、段付き孔を有する
    ハウジング本体と、前記段付き孔の小径孔部内に嵌合さ
    れ、内部がシリンダ室とされた底付きのスリーブとから
    成り、前記スリーブの開口端に雌ねじを設け、この雌ね
    じにスクリューロッドをねじ係合し、そのスクリューロ
    ッドの先端部には前記段付き孔の大径孔部の内周面で案
    内されるウエアリングを取付け、そのウエアリングにプ
    ランジャを外方に向けて押圧するスプリングの弾力を付
    与し、前記スリーブの外周と大径孔部の内周間に前記ス
    プリングの後端部が収容される環状空間を設けた請求項
    1に記載のチェーンテンショナ。
  11. 【請求項11】 ハウジングに段付き孔から成るシリン
    ダ室と、そのシリンダ室の閉塞端に連通する給油通路と
    を形成し、そのシリンダ室の大径孔部内にプランジャ
    と、そのプランジャを外方向に押圧するスプリングとを
    組込み、前記プランジャには後端面で開口するスリーブ
    挿入孔を設け、そのスリーブ挿入孔内に先端部が挿入さ
    れたバルブスリーブの後端部を前記シリンダ室の小径孔
    部内に圧入し、このバルブスリーブの先端部内周に形成
    された雌ねじにスクリューロッドの外周の雄ねじをねじ
    係合して、その先端を前記スリーブ挿入孔の閉塞端に当
    接し、前記バルブスリーブ内にはピストンと、そのピス
    トンをスクリューロッドの後端に押し付けるスプリング
    と、ピストンの背部に形成された圧力室内の作動油が前
    記給油通路に逆流するのを防止するチェックバルブとを
    組込み、前記雄ねじと雌ねじのねじ山を、プランジャか
    らスクリューロッドに付与される押し込み力を受ける圧
    力側フランクのフランク角が遊び側フランクのフランク
    角より大きい鋸歯状とし、その鋸歯状ねじ山にピストン
    押圧用スプリングの弾力によってスクリューロッドが軸
    方向に移動するリード角を設け、前記雄ねじと雌ねじの
    ねじ係合部に軸方向のねじすきまを設け、このねじすき
    まをエンジン運転時に振動するチェーンの振幅以上とし
    たことを特徴とするチェーンテンショナ。
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