JPH0749170Y2 - 温度感知式自動弁 - Google Patents

温度感知式自動弁

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JPH0749170Y2
JPH0749170Y2 JP14120289U JP14120289U JPH0749170Y2 JP H0749170 Y2 JPH0749170 Y2 JP H0749170Y2 JP 14120289 U JP14120289 U JP 14120289U JP 14120289 U JP14120289 U JP 14120289U JP H0749170 Y2 JPH0749170 Y2 JP H0749170Y2
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temperature
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temperature sensing
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一到 甲斐
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は流体の温度変化により作動する温度感知式自動
弁に係り、内燃機関の冷却水回路に設けて冷却水の温度
を制御する温度感知式自動弁に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、温度感知式自動弁(サーモスタット)は流体の
温度を感知して自動的に流路を開閉するもので、例え
ば、内燃機関の冷却水回路内に設けてエンジン冷却水の
温度を制御するのに使用されている。
この温度感知式自動弁は第6図および第7図に示すよう
に、流体の温度変化により作動する作動体1と、この作
動体1に設けた弁体2と、その弁体2を閉鎖位置に付勢
する付勢体3と、フレーム4を備えている。
前記作動体1は温度感知部1aとピストンガイド部1bから
なり、流体の温度を感知して膨張収縮するワックス等の
熱膨張体1cを温度感知部1aに内蔵し、温度感知部1aの先
端から延出したピストンガイド部1bにピストンロッド1d
を内嵌している。またピストンロッド1dの先端にはピス
トンロッド1dの先端を押える押受体5が設けられてい
る。
前記弁体2はピストンガイド部1bに設けられており、押
受体5が弁体2の弁座となっている。また押受体5は外
側に水路等との取付部5aを突設している。
前記付勢体3はコイルバネで、弁体2とフレーム4との
間に縮退して設け、弁体2を常時閉鎖位置に付勢してい
る。
前記フレーム4は作動体1をガイドするガイド部4aと、
そのガイド部4aを支持するアーム部4bとからなり、ガイ
ド部4a内を作動体1が上下移動するので、ガイド部4aと
作動体1の間には隙間(クリアランス)Sを設けてい
る。
この温度感知式自動弁は、温度感知部1a内の熱膨張体1c
が冷却水温の上昇により膨張してピストンロッド1dを押
圧すると、作動体1が付勢体3の付勢力に抗して作動
(第6図において下方向へ)する。これにより弁体2が
開放位置に移動して水路を開放する。また、冷却水温の
下降により熱膨張体1cが収縮し、ピストンロッド1dの押
圧力が弱まっていき、作動体1が付勢体3の付勢力で逆
作動(第6図において上方向へ)する。これにより弁体
2を閉鎖位置に移動して水路を閉鎖するように作動する
ものであった。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の温度感知式自動弁によると、
次のような問題点がある。
開弁状態においては弁体が弁座から離れるので、作動体
はピストンロッドの先端が挿受体に支持されるだけにな
り、エンジン振動,水流,水圧の変動,水流方向等の外
力により振れたり、傾いたりした状態になる。この振れ
や傾きはフレームのガイド部である程度抑えられるが、
作動体が上下移動することによるクリアランス分は抑え
られない。従って、フレームのガイド部に作動体の外周
壁が接触した状態で作動することになり、作動体の外周
壁が磨耗すると共に、不必要な抵抗となって誤作動の原
因となる。
また、作動体が振れたり、傾いたりすることにより、ピ
ストンロッドに対してピストンガイド部が偏角状態とな
り、その状態でピストンロッドが作動するので、ピスト
ンガイド部内壁に偏磨耗が発生し、性能劣化および作動
不良の原因になる。
本考案は上記問題点に鑑みてなされたもので、作動体の
振れや傾きを防止して、作動体の内外壁の磨耗を防止す
ると共に、性能劣化や作動不良のない温度感知式自動弁
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記課題を解決するため、流体の温度変化によ
り作動する作動体と、該作動体に設けた弁体と、該弁体
を閉鎖位置に付勢する付勢体と、前記作動体をガイドす
るガイド部を設けたフレームとを備え、前記作動体の作
動により弁体を開閉位置に操作して通路を開閉する温度
感知式自動弁において、前記フレームのガイド部に前記
作動体とポイント接触する軟質性の突起部を対向状に複
数個設けた温度感知式自動弁を構成したものである。
〔作用〕
本考案によれば、フレームのガイド部に軟質性の突起部
を対向状に複数個設け、その突起部が作動体とポイント
接触することにより、作動体の振れや傾きを防止すると
共に、作動体の作動時の摺動抵抗値を軽減することがで
きる。
〔実施例〕
本考案に係る実施例を図面に基づいて説明する。
図面の第1図は温度感知式自動弁の第1実施例を示す正
面断面図、第2図は第1図の底面図、第3図は支持部材
を示す斜視図、第4図は第2実施例の要部を示す正面断
面図、第5図は第3実施例の要部を示す正面断面図であ
る。
(第1実施例) 第1図および第2図に示すように温度感知式自動弁A
は、流体の温度変化により作動する作動体1と、その作
動体1に設けた弁体2と、その弁体2を閉鎖位置に付勢
する付勢体3と、上記作動体1をガイドするガイド部4a
を設けたフレーム4とを備え、フレーム4のガイド部4a
には突起部材Bを設けている。
前記作動体1は略瓶形状で、略円筒形状の温度感知部1a
とピストンガイド部1bとからなり、流体の温度を感知し
て膨張収縮するワックス等の熱膨張体を温度感知部1aに
内蔵し、温度感知部1aの先端から延出したピストンガイ
ド部1bにピストンロッド1dを内嵌している。そして、ピ
ストンロッド1dが熱膨張体の膨張に比例してピストンガ
イド部1bの先端から突出するようになっている。このピ
ストンロッド1dの先端にはピストンロッド1dの先端を押
える押受体5が設けられており、この押受体5は孔部を
有する略円錐形で、外側に水路との取付部5aを突設して
いる。
前記弁体2は略円盤形状で、ピストンガイド部1bに設け
られており、作動体1を中心とするように配置してい
る。また、押受体5が弁体2の弁座となっている。
前記付勢体3はコイルバネで、作動体1を巻装するよう
にして弁体2とフレーム5との間に縮体して設け、弁体
2を常時閉鎖位置に付勢(第1図において上方向に付
勢)している。
前記フレーム4は略リング状のガイド部4aと、そのガイ
ド部4aを支持する略L字形のアーム部4bとからなり、ガ
イド部4a内を作動体1が上下移動可能に配置し、その作
動体1を挟むようにして対向状に2本のアーム部4bを位
置させている。このアーム部4bの一端は取付部5aに取付
けられており、他端は作動体1の温度感知部1aを囲繞し
たガイド部4aに一体に設けられている。
また、ガイド部4a内を作動体1の温度感知部1aが上下移
動するので、ガイド部4aと温度感知部1aの間には隙間
(クリアランス)を設けている。
前記突起部材Bは第3図にも示すように、硬質性のプレ
ート部6と、そのプレート部6に設けた軟質性の突起部
7とからなる。このプレート部6は金属製で、ガイド部
4aに取付けるリング板6aとそのリング板6aの内側に4ヵ
所立設した板体6bとで王冠形状に形成しており、この板
体6bに突起部7を配置している。
上記突起部7はゴムや合成樹脂等で、略円錐状に形成し
ており、先端が作動体1の温度感知部1aの外周壁とポイ
ント接触するように対向状に4ヵ所配置している。ま
た、突起部7を温度感知部1aの外周壁に近接(ガイド部
4aと温度感知部1aの間のクリアランスより近接させる)
するように配置してもよい。そして、突起部7は底面側
をプレート部6の板体6bの内側面に接着や焼付け等によ
り取付ければよい。さらに、突起部7とプレート部6を
合成樹脂等により一体的に形成してもよい。
次に、温度感知式自動弁Aの作動および作用を説明す
る。
温度感知部1a内の熱膨張体が外部流体(例えば、エンジ
ン冷却水回路の冷却水)の温度上昇により膨張してピス
トンロッド1dを押圧すると、作動体1が付勢体3の付勢
力に抗して下方向へ移動する。これにより弁体2が開放
位置に移動して流路を開放する。また、冷却水温の下降
により熱膨張体1cが収縮し、ピストンロッド1dの押圧力
が弱まっていき、作動体1が付勢体3の付勢力で上方向
へ移動する。これにより弁体2を閉鎖位置に移動して流
路を閉鎖する。
この作動体1の温度感知部1aはフレーム4のガイド部4a
に設けた突起部材Bの突起部7とポイント接触しながら
上下移動する。また、突起部7が対向状に配置している
ので、温度感知部1aは外周側からホールドされることに
なる。これによって、外部振動や流体等の外力による作
動体1の振れや傾きを防止でき、その振れや傾きによる
不具合がなく、確実に作動する。また、突起部7をゴム
や合成樹脂等の軟質材で形成したことにより、温度感知
部1aの外周壁に傷付けることもない。そして、突起部7
を略円錐状に形成し、その先端を温度感知部1aの外周壁
に接触させるポイント接触なので、更に接触抵抗を小さ
くすることができ、作動体1との摺動抵抗を抑えること
ができる。
また、突起部7をプレート6に設けたことにより、突起
部7が磨耗しても容易に交換ができる。さらに、既存の
温度感知式自動弁に取付けることができ、安価に改良で
きる。
第2実施例および第3実施例においては要部のみについ
て説明する。なお、図中において第1実施例と同様の部
分は同一符号を付して説明を省略する。
(第2実施例) 第4図に示すように突起部材Cは、プレート部8と、そ
のプレート部8に設けた突起部9とからなり、合成樹脂
により一体的に形成している。このプレート部8は断面
略L字形状の円形環状体8aと、その円形環状体8aの上端
部から下方に延設した円筒体8bとを一体的に形成してお
り、円形環状体8aと円筒体8bによりガイド部4aを挟持す
るようにしてプレート部8をガイド部4aに取付けてい
る。また、円筒体8bに突起部9を配置している。
上記突起部9は略円錐状に形成しており、先端が作動体
1の温度感知部1aの外周壁とポイント接触するように対
向状に4ヵ所配置すると共に、上下二段に配置し、合計
8個の突起部9により温度感知部1aをホールドするよう
になっている。このように突起部9を上下二段に配置し
たことにより、作動体1の振れや傾きを確実に防止する
ことができる。
また、第1実施例のようにプレート部8を金属で形成
し、突起部9をゴムや合成樹脂等で形成してもよい。
(第3実施例) 第5図に示すように第3実施例は、フレーム4のガイド
部4aの内周壁に作動体1の温度感知部1aの外周壁とポイ
ント接触する軟質性の突起部10を対向状に4ヵ所設けた
ものである。この突起部10は第1実施例の突起部7と同
様のものである。
この考案は上記実施例に限るものではなく、例えば、突
起部を対向状に6個あるいは8個配置してもよい。
〔考案の効果〕
この考案は以上のように構成したので、次のような効果
がある。
突起部を設けたことにより、作動体がエンジン振動,水
流,水圧の変動,水流方向等の外力を受けても、作動体
の振れや傾きを防止できる。これにより、作動体の外周
壁が磨耗することがなくなると共に、不必要な抵抗がな
くなって誤作動を防止できる。
また、作動体の振れや傾きを防止できるので、ピストン
ロッドとピストンガイド部がいつも平行に保たれ、偏磨
耗が改善され、ピストンガイド部の生命であるシール性
を維持し、性能劣化および作動不良等を防止できる。
【図面の簡単な説明】
図面の第1図から第5図は本考案の実施例に係り、第1
図は温度感知式自動弁の第1実施例を示す正面断面図、
第2図は第1図の底面図、第3図は突起部材を示す斜視
図、第4図は第2実施例の要部を示す正面断面図、第5
図は第3実施例の要部を示す正面断面図である。また、
第6図は従来例を示す正面断面図、第7図は第6図の底
面図である。 A……温度感知式自動弁、B,C……突起部材 1……作動体、1a……温度感知部 1b……ピストンガイド部 1d……ピストンロッド、2……弁体 3……付勢体、4……フレーム 4a……ガイド部、4b……アーム部 5……挿受体、5a……取付部 6,8……プレート部、7,9,10……突起部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体の温度変化により作動する作動体と、
    該作動体に設けた弁体と、該弁体を閉鎖位置に付勢する
    付勢体と、前記作動体をガイドするガイド部を設けたフ
    レームとを備え、前記作動体の作動により弁体を開閉位
    置に操作して通路を開閉する温度感知式自動弁におい
    て、 前記フレームのガイド部に前記作動体とポイント接触す
    る軟質性の突起部を対向状に複数個設けたことを特徴と
    する温度感知式自動弁。
JP14120289U 1989-12-06 1989-12-06 温度感知式自動弁 Expired - Fee Related JPH0749170Y2 (ja)

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JP4621016B2 (ja) * 2004-12-10 2011-01-26 ダイセル化学工業株式会社 ガス発生器
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JP4640999B2 (ja) * 2006-03-28 2011-03-02 株式会社小糸製作所 エイミングスクリュー係止用プッシュオンフィックス

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