JPS5930283Y2 - 内燃機関用サ−モスタット - Google Patents
内燃機関用サ−モスタットInfo
- Publication number
- JPS5930283Y2 JPS5930283Y2 JP15886978U JP15886978U JPS5930283Y2 JP S5930283 Y2 JPS5930283 Y2 JP S5930283Y2 JP 15886978 U JP15886978 U JP 15886978U JP 15886978 U JP15886978 U JP 15886978U JP S5930283 Y2 JPS5930283 Y2 JP S5930283Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide
- thermostat
- cylinder
- valve
- needle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Temperature-Responsive Valves (AREA)
- Control Of Temperature (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、内燃機関用のサーモスタットに関し、詳しく
はワックス形またはペレット形として知られている、ワ
ックスの膨張・収縮による体積変化を利用して弁の開閉
を行う形式のサーモスタットに関するものである。
はワックス形またはペレット形として知られている、ワ
ックスの膨張・収縮による体積変化を利用して弁の開閉
を行う形式のサーモスタットに関するものである。
一般ニ、ワックス形のサーモスタットにあっては、支持
枠に上端を支持されたニードルに、ワックスを封入した
有底状のシリンダが筒状のガイドを介して摺動可能に取
付けられるとともに、このシリンダの外周には前記支持
枠のシート面にスプリングによって押圧される弁体が取
付けられていて、そして冷却水の温度の高低に応じて溶
解・凝固するワックスの体積変化によって前記弁体をシ
リンダおよびガイドとともにニードルに沿って上下動さ
せることに19弁を開閉するように/工っている。
枠に上端を支持されたニードルに、ワックスを封入した
有底状のシリンダが筒状のガイドを介して摺動可能に取
付けられるとともに、このシリンダの外周には前記支持
枠のシート面にスプリングによって押圧される弁体が取
付けられていて、そして冷却水の温度の高低に応じて溶
解・凝固するワックスの体積変化によって前記弁体をシ
リンダおよびガイドとともにニードルに沿って上下動さ
せることに19弁を開閉するように/工っている。
ところが、前記ニードルとこれに摺動可能に嵌合するガ
イドとは共に金属製であることから、弁の開閉動作の繰
り返しによってニードルとガイドとの摺動面が摩耗し、
それに伴って生じた摩耗粉(金属粉)がニードルに付着
して摺動面の摺動性が悪化し、弁の開閉不良を引き起す
欠点があった。
イドとは共に金属製であることから、弁の開閉動作の繰
り返しによってニードルとガイドとの摺動面が摩耗し、
それに伴って生じた摩耗粉(金属粉)がニードルに付着
して摺動面の摺動性が悪化し、弁の開閉不良を引き起す
欠点があった。
本考案の目的は、内燃機関用サーモスタットにおいて、
摩耗粉に起因するニードルの摺動性の悪化を防止するこ
とにある。
摩耗粉に起因するニードルの摺動性の悪化を防止するこ
とにある。
上記目的を達成するために、本考案は次のように構成さ
れる。
れる。
すなわち、ニードルとガイドとの摺動面には、該摺動面
のほぼ全長にわたって螺旋状に延在する摩耗粉収容溝が
形成され、該摩耗粉収容溝の上側が弁の開放時にガイド
から露出するように設定されている。
のほぼ全長にわたって螺旋状に延在する摩耗粉収容溝が
形成され、該摩耗粉収容溝の上側が弁の開放時にガイド
から露出するように設定されている。
かかる構成により、ニードルとガイドとの摺動面に生ず
る摩耗粉をニードルの移動時に摩耗粉収容溝に収集する
。
る摩耗粉をニードルの移動時に摩耗粉収容溝に収集する
。
二とができるとともに、とくに摩耗粉収容溝が摺動面の
ほぼ全長にわたって存在することから摩耗粉の収集を的
確に行い得るものであり、また弁の開放時には摩耗粉収
容溝の上側がガイドから露出して水流にさらされること
から、摩耗粉が溝内に一杯に溜ったとしてもこれを順次
排除することができる。
ほぼ全長にわたって存在することから摩耗粉の収集を的
確に行い得るものであり、また弁の開放時には摩耗粉収
容溝の上側がガイドから露出して水流にさらされること
から、摩耗粉が溝内に一杯に溜ったとしてもこれを順次
排除することができる。
従って、摩耗粉がニードルとガイドとの摺動面間に付着
することに起因する摺動性の悪化が防止され、弁の開閉
動作を長期にわたって円滑に行わせることができる。
することに起因する摺動性の悪化が防止され、弁の開閉
動作を長期にわたって円滑に行わせることができる。
以下、本考案を具体化した図示の実施例について詳述す
る。
る。
図示のように、有底状に形成されたシリンダ1内にはワ
ックス2が入れられかつ円筒形のガイド3が嵌入されて
いる。
ックス2が入れられかつ円筒形のガイド3が嵌入されて
いる。
ガイド3はその上部が膨大部3aに形成されていて、該
膨大部3aをシリンダ1上部の膨大部1aによって抱着
固定されている。
膨大部3aをシリンダ1上部の膨大部1aによって抱着
固定されている。
寸たガイド3は膨大部3aより下側がシリンダ1の内径
よりも小径に形成されかつ下端がシリンダ1の底面より
上に位置されており、そしてこのような寸法と位置の設
定によってシリンダ1とガイド3とで囲1れる空間部に
、前記ワックス2が封入されている。
よりも小径に形成されかつ下端がシリンダ1の底面より
上に位置されており、そしてこのような寸法と位置の設
定によってシリンダ1とガイド3とで囲1れる空間部に
、前記ワックス2が封入されている。
上記ガイド3の筒孔3b内には上端を支持枠4の頂部凹
所4aに係止することによって支持されたニードル5が
摺動可能に挿入され、また筒孔3bの下側にはシートパ
ツキン6を介してゴムロッド7が嵌入されている。
所4aに係止することによって支持されたニードル5が
摺動可能に挿入され、また筒孔3bの下側にはシートパ
ツキン6を介してゴムロッド7が嵌入されている。
しかして、ニードル5の外周面、すなわちガイド3との
摺動面には図示のように軸方向に螺旋状に延びる摩耗粉
収容溝8が該摺動面のほぼ全長にわたって設けられてお
り、この摩耗粉収容溝8は第2図に示すように弁の開放
時にその上部がガイド3から露出されて水流にさらされ
るような長さに設定されている。
摺動面には図示のように軸方向に螺旋状に延びる摩耗粉
収容溝8が該摺動面のほぼ全長にわたって設けられてお
り、この摩耗粉収容溝8は第2図に示すように弁の開放
時にその上部がガイド3から露出されて水流にさらされ
るような長さに設定されている。
なお、本実施例では摩耗粉収容溝8を1条としているが
、必要ならば2条溝とすることも可能である。
、必要ならば2条溝とすることも可能である。
一方、前記シリンダ1の膨大部1a外周には弁体9が嵌
合されて訃り、この弁体9は取付枠10にて支持された
スプリング11により前記支持枠4のシート面4bに押
圧されている。
合されて訃り、この弁体9は取付枠10にて支持された
スプリング11により前記支持枠4のシート面4bに押
圧されている。
本実施例は上述のように構成したものであり、従って冷
却水の低温時にはシリンダ1内のワックス2が凝固して
収縮しているため、第1図に示すように弁体9がスプリ
ング11によって支持枠4のシート面4bに押付げられ
て弁が閉止しているが、冷却水の温度が高捷ると、前記
ワックス2が溶解して膨張し、この膨張によってシリン
ダ1に下向きの押圧力が作用するため、シリンダ1むよ
びガイド3と共に弁体9がスプリング11に抗して押下
げられ弁が開放される。
却水の低温時にはシリンダ1内のワックス2が凝固して
収縮しているため、第1図に示すように弁体9がスプリ
ング11によって支持枠4のシート面4bに押付げられ
て弁が閉止しているが、冷却水の温度が高捷ると、前記
ワックス2が溶解して膨張し、この膨張によってシリン
ダ1に下向きの押圧力が作用するため、シリンダ1むよ
びガイド3と共に弁体9がスプリング11に抗して押下
げられ弁が開放される。
すなわち、本サーモスタットは冷却水の温度に応じて凝
固・溶解するワックス2の体積変化によって弁体9を上
下動させてエンジンとラジェータとの送水路を開閉する
ものである。
固・溶解するワックス2の体積変化によって弁体9を上
下動させてエンジンとラジェータとの送水路を開閉する
ものである。
しかして、本サーモスタットにむいてはニードル5に摩
耗粉収容溝8を螺旋状に設けであるため、上記の弁開閉
動作の繰り返し、すなわちニードル5とこれに嵌合して
いるガイド3との摺動動作の繰り返しによりその摺動面
が摩耗し、それに伴い摩耗粉(金属粉)が発生しても、
該摩耗粉は摺動時に前記摩耗粉収容溝8内に落ち込んで
収容され、しかも弁の開放時には摩耗粉収容溝8の上部
が冷却水の水流にさらされるため、摩耗粉収容溝8内に
溜った摩耗粉は該収容溝8から徐々に排除される。
耗粉収容溝8を螺旋状に設けであるため、上記の弁開閉
動作の繰り返し、すなわちニードル5とこれに嵌合して
いるガイド3との摺動動作の繰り返しによりその摺動面
が摩耗し、それに伴い摩耗粉(金属粉)が発生しても、
該摩耗粉は摺動時に前記摩耗粉収容溝8内に落ち込んで
収容され、しかも弁の開放時には摩耗粉収容溝8の上部
が冷却水の水流にさらされるため、摩耗粉収容溝8内に
溜った摩耗粉は該収容溝8から徐々に排除される。
従って、ニードル5とガイド3との摺動面に摩耗粉が付
着しなくなり、摺動面は常に清浄な状態に保たれる。
着しなくなり、摺動面は常に清浄な状態に保たれる。
図面は本考案の実施例を示し、第1図はサーモスタット
の弁閉止時を示す縦断面図、第2図は同じく弁開放時を
示す縦断面図、第3図は第1図に釦げる■−■線断面図
である。 1・・−シリンダ、2・・・ワックス、3・・・ガイド
、4・・・支持枠、5・・・ニードル、8・・・摩耗粉
収容溝、9・・・弁体、11・・・スプリング。
の弁閉止時を示す縦断面図、第2図は同じく弁開放時を
示す縦断面図、第3図は第1図に釦げる■−■線断面図
である。 1・・−シリンダ、2・・・ワックス、3・・・ガイド
、4・・・支持枠、5・・・ニードル、8・・・摩耗粉
収容溝、9・・・弁体、11・・・スプリング。
Claims (1)
- 支持枠に上端を支持された二〜ドルに有底状のシリンダ
を筒状のガイドを介して上下動可能に取付け、シリンダ
の外周には前記支持枠に形成されたシート面にスプリン
グによって押圧される弁体を取付けるとともに、前記シ
リンダ内にはワックスを封入して、該ワックスの体積変
化によって前記弁体をシリンダおよびガイドと共にニー
ドルに沿って上下動させることにより弁を開閉するサー
モスタットであって、前記ニードルのガイドとの摺動面
には軸方向に螺旋状に延在する摩耗粉収容溝を該摺動面
のほぼ全長にわたって形成し、該摩耗粉収容溝の上側が
弁の開放時に前記ガイドから露出するように設定したこ
とを特徴とする内燃機関用サーモスタット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15886978U JPS5930283Y2 (ja) | 1978-11-16 | 1978-11-16 | 内燃機関用サ−モスタット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15886978U JPS5930283Y2 (ja) | 1978-11-16 | 1978-11-16 | 内燃機関用サ−モスタット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5573673U JPS5573673U (ja) | 1980-05-21 |
JPS5930283Y2 true JPS5930283Y2 (ja) | 1984-08-29 |
Family
ID=29151143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15886978U Expired JPS5930283Y2 (ja) | 1978-11-16 | 1978-11-16 | 内燃機関用サ−モスタット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5930283Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100398523B1 (ko) * | 2000-12-04 | 2003-09-19 | 현대자동차주식회사 | 서모스탯의 엘리먼트 |
KR101519754B1 (ko) * | 2013-12-18 | 2015-05-12 | 현대자동차주식회사 | 자동차용 서모스탯 |
-
1978
- 1978-11-16 JP JP15886978U patent/JPS5930283Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5573673U (ja) | 1980-05-21 |
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