JP4644387B2 - 軸受構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、軸受構造に関し、特に、油圧緩衝器における軸受構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、図4に示す油圧緩衝器における軸受構造は、シリンダ1の開口端1aに配設されてこの開口端1aを封止しながら軸芯部にピストンロッド2を貫通させるロッドガイド3と、このロッドガイド3の内周に保持されてピストンロッド2の外周に摺接するブッシュ4と、このブッシュ4の上方に位置決められてその内周がピストンロッド2の外周に摺接するメインシール5とを有してなる。
【0003】
そして、ロッドガイド3の外周には、切欠溝3aが形成されると共に外筒6が隣設されていて、切欠溝3aがロッドガイド3の上端に溜まる潤滑油をシリンダ1と外筒6との間に形成されるいわゆるリザーバーに戻すとしている。
【0004】
また、メインシール5は、外筒6の上端たる加締端6aを内側に折り曲げるようにする加締加工で所定位置に定着され、シリンダ外部側に位置決められてピストンロッド2の外周に附着するダストを掻き落とすダストリップ5aと、ブッシュ4に近隣するようにシリンダ内部側に位置決められてピストンロッド2の外周に附着する潤滑油膜を掻き落とすオイルリップ5bとを有すると共に、このオイルリップ5bで掻き落とされてロッドガイド3の上端に溜まる潤滑油の上記した切欠溝3a側への流通を許容するがその逆流を阻止するチェック弁5cとを有してなる。
【0005】
それゆえ、この軸受構造にあっては、ブッシュ4の配在下ではあるが、ロッドガイド3によって、シリンダ1に対するピストンロッド2の同芯性が保障される一方で、メインシール5によって、外部からのダストのシリンダ内部側への侵入を阻止しながら、ブッシュ4とピストンロッド2との間の摺動隙間からの潤滑油が外部に漏出することを阻止し得ることになる。
【0006】
このとき、メインシール5は、所定の締め代で、すなわち、所定の動摩擦力を有しながらピストンロッド2に摺接するとしており、したがって、ここにおける動摩擦力が適正に制御される限りにおいて、ピストンロッド2のシリンダ1に対する出没が、すなわち、油圧緩衝器における伸縮作動が円滑に実現されることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した軸受構造にあっては、ピストン速度が0.01m/sec以下となる微低速領域にあるときのピストンロッド2あるいはシリンダ1における1〜2mm以下となる微幅な振動を経時的に適正に抑制し得なくなると指摘される可能性がある。
【0008】
すなわち、油圧緩衝器の組立時には、メインシール5において、上記の振動に対しても適正なフリクションを生じるように締め代が設定されているが、油圧緩衝器が利用されることで、メインシール5が摩耗することが考えられ、この場合には、当初から設定のフリクションが発生されなくなる可能性がある。
【0009】
その結果、この油圧緩衝器を塔載する走行中の車両が路面の大きいうねりをゆっくりと越えたような場合に、以降、小さいうねりを越えてもいないのにいつまでも油圧緩衝器が伸縮を続ける不具合が発生されることになる。
【0010】
その一方で、上記した軸受構造にあって、メインシール5は、ダストリップ5aやオイルリップ5bおよびチェック弁5cを一体に有する芯金5dが前記した外筒6の加締端6aにおける加締加工で所定位置に位置決められることで、所定の定着状態におかれるとしている。
【0011】
それゆえ、上記の加締端6aにおける加締加工の如何で、メインシール5における締め代についてはともかく、特に、チェック弁5cが所定のチェック弁機能を適正に発揮し得る態勢におかれるか否かが決定されることになり、言わば精緻な精度管理の下での加締加工作業が要求される不具合がある。
【0012】
この発明は、上記した事情を鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、所定のチェック弁機能の発揮を保障しながら動摩擦力の発生でピストン速度が微低速領域にあるときの微幅な振動を恒久的に抑制し得るようにして、これを具現化する油圧緩衝器における汎用性の向上を期待するのに最適となる軸受構造を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の手段は、シリンダと、上記シリンダの外側に設けた外筒と、上記シリンダと上記外筒との間に設けたリザーバと、上記シリンダと上記外筒との各開口端を封止するロッドガイドと、上記ロッドガイドの軸芯部を貫通するピストンロッドと、上記ロッドガイドの内周に保持されて上記ピストンロッドの外周に摺接するブッシュと、上記ブッシュの上方に位置決められて上記ピストンロッドの外周に摺接するメインシールと、上記ロッドガイドに形成されて上記リザーバに連通する切欠溝とを備え、上記ブッシュの内周から上記ロッドガイドの上端に洩れた潤滑油を上記切欠溝を介して上記リザーバに戻す油圧緩衝器において、上記ロッドガイドの内周に上記ブッシュより下方に位置する環状溝を形成し、この環状溝内に上記ピストンロッドに追従して移動するチェックシールを上下移動自在に挿入し、上記ピストンロッドの伸長時に上記チェックシールが上方に移動して上記シリンダの内部側からの油を上記ブッシュ側に流出し、上記ピストンロッドの圧縮時に上記チェックシールが下方に移動して上記ブッシュ側からの油を上記シリンダの内部側に流出するのを阻止することを特徴とするものである。
【0014】
この場合、上記環状溝が上記ピストンロッドの外周に対向して開口し、当該環状溝の内周が下方から上方に向けて拡径するテーパ面で形成され、上記チェックシールの上方への移動時に上記シリンダ内部側の油が上記環状溝内で上記チェックシールの外周を交わしてブッシュ側に流出し、上記チェックシールの下方への移動時に上記シリンダ内部側への油の流出を阻止するようにしても良い。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図1、図2、図3に基づいて説明する。
図1、図2に示す油圧緩衝器の基本構造は、図4の従来技術と同じく、 シリンダ1と、上記シリンダ1の外側に設けた外筒6と、上記シリンダ1と上記外筒6との間に設けたリザーバと、上記シリンダ1と上記外筒6との各開口端を封止するロッドガイド3と、上記ロッドガイド3の軸芯部を貫通するピストンロッド2と、上記ロッドガイド3の内周に保持されて上記ピストンロッド2の外周に摺接するブッシュ4と、上記ブッシュ4の上方に位置決められて上記ピストンロッド2の外周に摺接するメインシール5と、上記ロッドガイド3に形成されて上記リザーバに連通する切欠溝3aとを備え、上記ブッシュ4の内周から上記ロッドガイド3の上端に洩れた潤滑油を上記切欠溝3aを介して上記リザーバに戻すものである。
そして、本発明の油圧緩衝器における軸受け構造は、図1、図2に示すように、上記ロッドガイド3の内周に上記ブッシュ4より下方に位置する環状溝3bを形成し、この環状溝3b内に上記ピストンロッド2に追従して移動するチェックシール7を上下移動自在に挿入している。
これにより、上記ピストンロッド2の伸長時に上記チェックシール7が上方に移動して上記シリンダ2の内部側からの油を上記ブッシュ4側に流出し、上記ピストンロッド2の圧縮時に上記チェックシール7が下方に移動して上記ブッシュ4側からの油を上記シリンダ2の内部側に流出するのを阻止するようになっている。
更に、上記環状溝3bが上記ピストンロッド2の外周に対向して開口し、当該環状溝3bの内周が下方から上方に向けて拡径するテーパ面で形成され、上記チェックシール7の上方への移動時に上記シリンダ2の内部側の油が上記環状溝3b内で上記チェックシール7の外周を交わしてブッシュ4側に流出し、上記チェックシール7の下方への移動時に上記シリンダ2の内部側への油の流出を阻止するようになっている。
【0016】
それゆえ、以下に図示するところにあって、この発明による軸受構造の構成が従来の場合と同様となるところについては、要する場合を除き、図中に同一の符号を附するのみとしてその詳しい説明を省略し、以下には、この発明において特徴となるところを中心に説明する。
【0017】
すなわち、この発明にあっては、ロッドガイド3の下端側の内周に所定の締め代を有しながらピストンロッド2の外周に摺接して所定のチェック弁機能を発揮するチェックシール7を有している。
【0018】
このように、チェックシール7が所定の締め代を有してピストンロッド2の外周に摺接することで、このチェックシール7にピストンロッド2に対する動摩擦力の発揮を期待し得ることになる。
【0019】
それゆえ、油圧緩衝器が長期に亘って利用されて、仮に、メインシール5が摩耗してこのメインシール5において当初から設定されている締め代に基づく適正な動摩擦力が生じ得なくなるような場合に、チェックシール7によってピストンロッド2に対する動摩擦力が保障されることになる。
【0020】
その結果、たとえば、ピストン速度が0.01m/sec以下となる微低速領域にあるときのピストンロッド2におけるシリンダ1に対する1〜2mm以下となる微幅な振動を適正に抑制し得ることになる。
【0021】
そして、このことは、この軸受構造を具現化した油圧緩衝器を塔載する走行中の車両が路面の大きいうねりをゆっくりと越えた後に平坦路を走行するときに、いつまでも油圧緩衝器が伸縮し続ける不具合を招来させないことになる。
【0022】
以上からすれば、この発明にあっては、メインシール5は、所定のシール機能を発揮する上で必要とされる締め代を有するように形成されて良く、併せて動摩擦力を有するようにも考慮されて形成される場合に比較して、部品コスト的にも有利となる。
【0023】
ところで、チェックシール7は、図示するところでは、たとえば、Oリングからなり、ロッドガイド3の内周に形成されてピストンロッド2の外周に対向して開口する環状溝3b内に収装されてなるとしている。
【0024】
それゆえ、この発明によれば、ロッドガイド3の上方にあるメインシール5にチェック弁5cを形成しなくて済むことになり、前記した図4に示す従来例におけるメインシール5に比較して、メインシール5における構成を簡単にして部品コストの低減化を可能にし得ることになる。
【0025】
のみならず、メインシール5は、チェック弁5cを有しないから、このメインシール5を所定位置に定着するのに際して、外筒6の加締端6aに対する加締加工作業に精緻な精度管理が要求されなくなる点で有利となる。
【0026】
ところで、上記の環状溝3bにおける外径は、図中で下方側となるシリンダ内部側でチェックシール7の外径より縮径傾向に設定されながら、同じく図中で上方側となるシリンダ外部側でチェックシール7の外径より拡径傾向に設定されてなるとしている。
【0027】
それゆえ、このチェックシール7にあっては、図2中に矢印aで示すように、ピストンロッド2がシリンダ1(図1参照)内から抜け出るようになる油圧緩衝器の伸長作動時に、ピストンロッド2の移動に追随するようにして、図中で上昇する方向に移動し得ることになる。
【0028】
ちなみに、油圧緩衝器の伸長作動時には、チェックシール7にシリンダ内部側からのいわゆる内圧が作用しているから、この圧力作用によっても、図中で上昇する方向に言わば容易に移動し得ることになる。
【0029】
そして、同じく図2に示すように、チェックシール7が環状溝3b内で上昇するように移動する場合には、同図中に矢印bで示すように、ロッドガイド3の下方側となるシリンダ内部側からの油が環状溝3b内でチェックシール7の外周を交わすようにしてこのチェックシール7の上方側となるブッシュ4側に流出することになる。
【0030】
上記に対して、このチェックシール7にあっては、図示しないが、ピストンロッド2がシリンダ1内に没入するようになる油圧緩衝器の圧縮作動時に、ピストンロッド2の移動に追随するようにして、図中で下降するように移動し得ることになる。
【0031】
そして、下降方向に移動したチェックシール7にあっては、環状溝3bで最も外径が小さいところに押し込まれる状況になり(図1参照)、したがって、このチェックシール7の上方側となるブッシュ4側からの油をチェックシール7の内周はもちろんのこと、外周を交わしてもロッドガイド3の下方側たるシリンダ内部側に流入させないことになる。
【0032】
ちなみに、シリンダ内部側からチェックシール7の外周を交わしてブッシュ4側に流出する油は、ピストンロッド2の外周に附着したままブッシュ4の上方に至ると共にメインシール5におけるオイルリップ5bでピストンロッド2の外周から掻き落とされて、切欠溝3aを介してシリンダ1と外筒6との間となるいわゆるリザーバーに戻されることになる。
【0033】
ところで、上記したところにあって、チェックシール7が環状溝3b内で大きいストロークで上昇して環状溝3bを形成する大径側の内壁3cに密接する場合には、上記したチェックシール7の外周を交わす油の流れが生じ得なくなり、したがって、シリンダ内部側からの油の流れが阻害される危惧がある。
【0034】
そこで、図2中に仮想線図で示すように、上記の内壁3cに切欠溝3dを形成して、上記のシリンダ内部側からの油の流れが阻害される危惧をあらかじめ排除するのが好ましい。
【0035】
なお、この切欠溝3dの形成については、後述する図3に示すところでも同様である。
【0036】
以上からすれば、チェックシール7については、所定のチェック機能のを発揮し、動摩擦力を発生する限りには、上記したOリングからなるのに代えて、その他の任意の形状に形成されてなるとしても良い。
【0037】
たとえば、図3に示すところでは、チェックシール7がほぼ十字形状の断面を有するように形成されてなるとしており、内周側のリップ7aがピストンロッド2に密接すると共に外周側のリップ7bが環状溝3bの内周に密接することで、所定のチェック機能が発揮されるとしている。
【0038】
そして、この実施形態の場合には、前記した図1に示す実施形態のチェックシール7がOリングからなることから環状溝3b内で自身が捲れるようにして回転することがあるのに比較して、この断面をほぼ十字形状とするチェックシール7にあっては、言わば摺動するのみであるから、その分、ピストンロッド2に対する動摩擦力を発生させ易くなる。
【0039】
そしてまた、この図3に示す実施形態の場合でも、チェックシール7は、所定のチェック機能を発揮する限りには、任意の材質からなるとしても良いのはもちろんであり、要は、この軸受構造が具現化される油圧緩衝器における大きさや用途、さらには、利用状況などが考慮されてその材質が選択されであろうし、また、形状についても種々の形状が選択されることになる。
【0040】
上記したところに加えて、図示する実施形態では、ブッシュ4が外周側体4aの内周に内周側体4bを有する二層構造に形成されてなるとしているが、これによって、ブッシュ4における耐久性を保障し得るとしている。
【0041】
すなわち、図示するところでは、前記したように、ロッドガイド3の下端側の内周にチェックシール7を有するから、ロッドガイド3の図中で上下方向となる軸線方向の長さが従来のロッドガイド3と同じであるとき、ブッシュ4の配在を許容する長さが短くなる。
【0042】
そして、この状態のまま配在されたブッシュ4においては、肉厚が確保される場合はともかく、短くなるがゆえに面圧が高くなり、耐久性が低下され易くなる危惧がある。
【0043】
そこで、図示するところでは、ブッシュ4を外周側体4aと内周側体4bとからなる二層構造に形成して、たとえば、外周側体4aと内周側体4bの構成を別にして、ブッシュ4における耐久性の低下を阻止し得るように配慮している。
【0044】
なお、ブッシュ4を上記のように二層構造に形成する場合には、特に、内周側体4bがPTFE(四弗化エチレン)や熱可塑性ポリイミドからなり、前記したピストンロッド2に対する動摩擦力を発生するように形成されてなるとしても良い。
【0045】
そして、この場合には、前記したチェックシール7がピストンロッド2に対する動摩擦力を発揮するのに加えて、ブッシュ4を構成する内周側体4bによっても、ピストンロッド2に対する動摩擦力の発揮を期待できる点で有利となる。
【0046】
【発明の効果】
以上のように、請求項1に記載の発明にあっては、ロッドガイドの内周に保持されたチェックシールが所定のチェック弁機能を発揮すると共に、締め代からなる動摩擦力を有しながらピストンロッドの外周に摺接するから、油圧緩衝器が長期に亘って利用されて、仮に、メインシールが摩耗してこのメインシールによる当初から設定の適正なフリクションが生じ得なくなるような場合にも、チェックシールによってピストンロッドに対する動摩擦力が保障されることになる。
【0047】
その結果、たとえば、ピストン速度が0.01m/sec以下となる微低速領域にあるときのピストンロッドにおけるシリンダに対する1〜2mm以下となる微幅な振動を適正に抑制し得ることになり、たとえば、この軸受構造を具現化した油圧緩衝器を塔載する走行中の車両が路面の大きいうねりをゆっくりと越えた後に平坦路を走行するときに、いつまでも油圧緩衝器が伸縮し続ける不具合を招来させないことになる。
【0048】
その一方で、請求項1および請求項2の発明にあっては、ロッドガイドの内周にチェックシールが保持されるから、ロッドガイドの上方にあるメインシールにチェック弁を形成しなくて済み、メインシールにチェック弁を形成する場合に比較して、メインシールにおける構成を簡単にして部品コストの低減化を可能にし得ることになる。
【0049】
のみならず、メインシールは、チェック弁を有しないから、このメインシールを所定位置に定着するのに際して、外筒の加締端に対する加締加工作業に精緻な精度管理が要求されなくなる点で有利となる。
【0050】
その結果、この発明によれば、所定のチェック弁機能の発揮を保障しながら動摩擦力の発生でピストン速度が微低速領域にあるときの微幅な振動を恒久的に抑制し得て、これを具現化する油圧緩衝器における汎用性の向上を期待するのに最適となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による軸受構造を具現化した油圧緩衝器を部分的に拡大して示す縦断面図である
【図2】チェックシールの作動状態を拡大して示す部分縦断面図である。
【図3】他の実施形態のチェックシールを有する状態を図2と同様に示す図である。
【図4】従来の軸受構造を具現化した油圧緩衝器をを図1と同様に示す図である。
【符号の説明】
1 シリンダ
1a 開口端
2 ピストンロッド
3 ロッドガイド
3a 切欠溝
3b 環状溝
3b 内壁
3c 切欠溝
4 ブッシュ
4a 外周側体
4b 内周側体
5 メインシール
6 外筒
6a 加締端
7 チェックシール
7a,7b リップ
Claims (2)
- シリンダと、上記シリンダの外側に設けた外筒と、上記シリンダと上記外筒との間に設けたリザーバと、上記シリンダと上記外筒との各開口端を封止するロッドガイドと、上記ロッドガイドの軸芯部を貫通するピストンロッドと、上記ロッドガイドの内周に保持されて上記ピストンロッドの外周に摺接するブッシュと、上記ブッシュの上方に位置決められて上記ピストンロッドの外周に摺接するメインシールと、上記ロッドガイドに形成されて上記リザーバに連通する切欠溝とを備え、上記ブッシュの内周から上記ロッドガイドの上端に洩れた潤滑油を上記切欠溝を介して上記リザーバに戻す油圧緩衝器において、上記ロッドガイドの内周に上記ブッシュより下方に位置する環状溝を形成し、この環状溝内に上記ピストンロッドに追従して移動するチェックシールを上下移動自在に挿入し、上記ピストンロッドの伸長時に上記チェックシールが上方に移動して上記シリンダの内部側からの油を上記ブッシュ側に流出し、上記ピストンロッドの圧縮時に上記チェックシールが下方に移動して上記ブッシュ側からの油を上記シリンダの内部側に流出するのを阻止することを特徴とする油圧緩衝器における軸受構造。
- 上記環状溝が上記ピストンロッドの外周に対向して開口し、当該環状溝の内周が下方から上方に向けて拡径するテーパ面で形成され、上記チェックシールの上方への移動時に上記シリンダ内部側の油が上記環状溝内で上記チェックシールの外周を交わしてブッシュ側に流出し、上記チェックシールの下方への移動時に上記シリンダ内部側への油の流出を阻止する請求項1に記載の油圧緩衝器における軸受構造。
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