JPS5921318Y2 - 安定して作動する液体を利用した遅動装置 - Google Patents

安定して作動する液体を利用した遅動装置

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JPS5921318Y2
JPS5921318Y2 JP12626479U JP12626479U JPS5921318Y2 JP S5921318 Y2 JPS5921318 Y2 JP S5921318Y2 JP 12626479 U JP12626479 U JP 12626479U JP 12626479 U JP12626479 U JP 12626479U JP S5921318 Y2 JPS5921318 Y2 JP S5921318Y2
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JP
Japan
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piston
liquid
slow
cylinder
acting device
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JP12626479U
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五紀 伴
武夫 駒村
秀則 菅野
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はシリンダー内に封入された液体中を、ピストン
が移動する運動装置の改良に関するものである。
一般にこの様な構造の遅動装置では、遅動時間が安定し
ないものである。
これはピストン復帰用スプリングのバラツキ、ピストン
及びシリンダーの摩擦抵抗のバラツキ、液体が移動する
調整穴のバラツキ、及び温度による液体の粘度変化等が
影響するためである。
特に調整穴は、長い遅動時間は大幅に変化するものであ
る。
また液体の粘度は、最も安定していると言われるシリコ
ンオイルにおいても、50度程度の温度変化に対して2
倍から3倍変化する。
このため遅動時間もこれに比例して変化するものである
本考案では上述した様な点を改良したもので、長時間用
としても安定して作動する運動装置を得ることである。
また温度変化に対しても安定して作動する遅動装置を得
ることである。
以下図面に基づき本考案の構造を説明する。
第1図は本考案装置の分解図である。
一端が密閉されたシリンダー1内の滑動可能にピストン
2が収納されている。
このピストン2には空孔部3が設けられており、これを
開閉する弁部材4が配設されている。
さらにピストン2にはゴム等の可撓性の被膜5を介して
作動杆6が嵌着されている。
このピストン2を含むシリンダー1内には液体7が封入
され、前述した被膜5により密閉されている。
この被膜5は図より分るように端部がシリンダー1の内
壁に圧着され、先端は袋状となっており液体漏れを防止
している。
またピストン2にはシリンダー1との間にスプリング8
が掛けられており、ピストン2を常に上方に弾撥してい
るものである。
第2図はピストン及び弁構造を示す断面図である。
ピストン2の内壁には側溝9が設けられ、弁収納部10
に通じている。
弁収納部10には後述する弁部材4が収納されており、
ピストン2が矢印方向に移動するときには空孔部3を開
き、液体7を下方から上方に移動させる。
反対にピストン2が矢印と反対方向に移動するときは、
空孔部3を閉威し、液体7が移動するのを防止する。
ここで弁部材3として第3図aに示されるように平板に
調整穴11を設けたものを使用すると、液体7は上方よ
り調整穴11を通過し下方に移動する。
しがしこれは液体7内に塵埃等が含まれていると、塵埃
の付着により調整穴11の有効面積が変化し、液体7の
移動量を大幅に変化させるものである。
本考案では弁部材4を第3図すに示されるように海綿状
の多孔質部材12により構成し、この多孔質部材12を
、さらに熱膨張係数の小さなガラスあるいは金属よりで
きた外環13で巻装している。
あるいは第3図Cに示されるような繊維状の多孔質部材
12を、同じく熱膨張係数の小さなガラスあるいは金属
でできた外環13で巻装したものを、第3図dに示され
るように薄く切断して用いたものである。
これにより従来の小さな調整穴による弁部材と異なり、
塵埃の付着による運動時間のバラツキを無視することが
できるものである。
また熱膨張係数の大きな多孔質部材12と熱膨張係数の
小さな外環13により温度の上昇とともに多孔質部材1
2の空間を狭くすることができ、反対に温度の下降とと
もに多孔質部材12の空間を広くすることができるので
ある。
これは高温度で粘度が低く、低温度で粘度が高くなる液
体7の変化による運動時間のバラツキを補正する働きを
するものである。
以上の様な弁部材により、冒頭において述べた長時間用
及び温度変化に対して安定して作動する液体を利用した
運動装置を得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本運動装置の実施例図、第2図はピストン及び
弁機構の実施例図、第3図は弁部材の実施例図を示す。 1・・・シリンダー、2・・・ピストン、3・・・空孔
部、4・・・弁部材、5・・・被膜、6・・・作動杆、
7・・・液体、8・・・スプリング、9・・・側溝、1
0・・・弁収納部、11・・・調整穴、12・・・多孔
質部材、13・・・外環。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 A シリンダーと B 該シリンダー内部を滑動し、一部に空孔部を有する
    ピストンと、 C該ピストンに連動する作動杆と、 D 該ピストンを含み前記したシリンダー内に封入され
    た液体と、 E 前記したピストンに設けられた空孔部の対向面に、
    上下動可能に設けられた弁部材より構成される遅動装置
    において、 F 弁部材の中央部には熱膨張係数の大きな多孔質部材
    を、その外周部には熱膨張係数の小さな外環が巻装され
    たことを特徴とする安定して作動する液体を利用した遅
    動装置。
JP12626479U 1979-09-14 1979-09-14 安定して作動する液体を利用した遅動装置 Expired JPS5921318Y2 (ja)

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JPS5647935U JPS5647935U (ja) 1981-04-28
JPS5921318Y2 true JPS5921318Y2 (ja) 1984-06-22

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JP2015117737A (ja) * 2013-12-17 2015-06-25 株式会社ショーワ 圧力緩衝装置

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JPS5647935U (ja) 1981-04-28

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