JPS5921310Y2 - ガススプリング - Google Patents
ガススプリングInfo
- Publication number
- JPS5921310Y2 JPS5921310Y2 JP4182479U JP4182479U JPS5921310Y2 JP S5921310 Y2 JPS5921310 Y2 JP S5921310Y2 JP 4182479 U JP4182479 U JP 4182479U JP 4182479 U JP4182479 U JP 4182479U JP S5921310 Y2 JPS5921310 Y2 JP S5921310Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston rod
- stopper
- cylinder
- ring
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、自動車のバックドア等に取付けられ該ドアの
開閉動作を助勢するガススプリングに関する。
開閉動作を助勢するガススプリングに関する。
従来、この種のガススプリングは、例えば第1図に示す
ように、自動車1のバックドア2に取付けられており、
バックドア2を開いた場合、該バックドア2の開扉位置
を、シリンダ3内に封入したガスの圧力によってピスト
ンロッド4に与えられる力で保持していた。
ように、自動車1のバックドア2に取付けられており、
バックドア2を開いた場合、該バックドア2の開扉位置
を、シリンダ3内に封入したガスの圧力によってピスト
ンロッド4に与えられる力で保持していた。
従って、低温でシリンダ3内のガス圧が低下すると、バ
ックドア2を全開状態にできないとともに、バックドア
2等の自重によりバックドア2が急激に降下してきて危
険であるという欠点がある。
ックドア2を全開状態にできないとともに、バックドア
2等の自重によりバックドア2が急激に降下してきて危
険であるという欠点がある。
また、故障等によりシリンダ3内のガス圧が減少あるい
は消滅した場合、バックドア2を開放状態にするには手
で持ち上げておくか、あるいは突支い棒を使用しなけれ
ばならず、荷物の積み降し等の場合に面倒であるという
欠点があった。
は消滅した場合、バックドア2を開放状態にするには手
で持ち上げておくか、あるいは突支い棒を使用しなけれ
ばならず、荷物の積み降し等の場合に面倒であるという
欠点があった。
本考案は、以上のような従来の欠点に鑑み、シノンダ内
のガス圧が低温によって低下したり、故障によって減少
あるいは消滅したりしても、バックドア等を全開状態の
位置において確実に保持することができる安全なガスス
プリングを得ることを目的とする。
のガス圧が低温によって低下したり、故障によって減少
あるいは消滅したりしても、バックドア等を全開状態の
位置において確実に保持することができる安全なガスス
プリングを得ることを目的とする。
以下、本考案の一実施例を第2図及び第3図に基づいて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第2図および第3図に示す実施例において、11は自動
車の車体等に枢支されるシリンダで、このシリンダ11
内には、オリフィス12が形成された摺動自在なピスト
ン13が備えられている。
車の車体等に枢支されるシリンダで、このシリンダ11
内には、オリフィス12が形成された摺動自在なピスト
ン13が備えられている。
14は一端が前記ピストン13に取付けられ、他端が前
記シリンダ11の端部に取付けられたロッドガイド15
を気密状態の下に貫通して、バックドア等に枢支された
ピストンロッドである。
記シリンダ11の端部に取付けられたロッドガイド15
を気密状態の下に貫通して、バックドア等に枢支された
ピストンロッドである。
16は前記シリンダ11の端部寄り位置のシリンダ11
内に固設された筒状の受は座で、この受は座16の略中
央内壁には、ピストンロッド14の突出する側に向って
拡大するテーパ状の底面17を有する溝18が形成され
ている。
内に固設された筒状の受は座で、この受は座16の略中
央内壁には、ピストンロッド14の突出する側に向って
拡大するテーパ状の底面17を有する溝18が形成され
ている。
19は前記溝18内に収容配置されたリングで、20は
前記ピストンロッド14のピストン13寄りの位置に設
けられた、外周が弧状断面のストッパである。
前記ピストンロッド14のピストン13寄りの位置に設
けられた、外周が弧状断面のストッパである。
ここでリング19は自由形状時ストッパ20の通過を許
さない内径寸法をもっており、その内径がピストンロッ
ド14の突出時にストッパ20によって拡径されてこれ
の通過を許し、ピストンロッド14の押込時に外周の一
部が前記テーパ状の底面17に接して内径の拡径に対す
る抵抗力を生じさせることによりピストンロッド14の
押込力に対する抵抗力を生じさせるようになっている。
さない内径寸法をもっており、その内径がピストンロッ
ド14の突出時にストッパ20によって拡径されてこれ
の通過を許し、ピストンロッド14の押込時に外周の一
部が前記テーパ状の底面17に接して内径の拡径に対す
る抵抗力を生じさせることによりピストンロッド14の
押込力に対する抵抗力を生じさせるようになっている。
なお、前記シリンダ11内には、所定圧のガスが充填さ
れている。
れている。
上記構成にあっては、ピストンロッド14がガス圧によ
ってシリンダ11内から突出する場合、ピストンロッド
14がシリンダ11から略全量突出する位置で、第3図
に示すように、ストッパー20がリング19に接触して
リング19を押し上げ、溝18の上面18aヘリング1
9を当接せしめた後、更にピストンロッド14、すなわ
ちストッパ20が上昇することにより、ストッパ20は
リング19を容易に拡径してこれをのりこえ通過する。
ってシリンダ11内から突出する場合、ピストンロッド
14がシリンダ11から略全量突出する位置で、第3図
に示すように、ストッパー20がリング19に接触して
リング19を押し上げ、溝18の上面18aヘリング1
9を当接せしめた後、更にピストンロッド14、すなわ
ちストッパ20が上昇することにより、ストッパ20は
リング19を容易に拡径してこれをのりこえ通過する。
ストッパ20がリング19を拡径して通過した後、リン
グ19はそれ自身の弾性により、ストッパ20の通過を
許さない内径寸法の自由状態に戻る。
グ19はそれ自身の弾性により、ストッパ20の通過を
許さない内径寸法の自由状態に戻る。
この状態でガス圧が低下し、あるいは故障によりガス圧
が減少し、消滅した場合、ピストンロッド14が下方に
移動しようとするが、ストッパ20がリング19に当接
し、リング19の外周の一部がテーパ状の底面17に当
接するため、リング19の内径の拡径に対する抵抗が生
じ、ピストンロッド14の押込力(二対する抵抗力を生
じさせ、バックドア等の開扉位置を確保する。
が減少し、消滅した場合、ピストンロッド14が下方に
移動しようとするが、ストッパ20がリング19に当接
し、リング19の外周の一部がテーパ状の底面17に当
接するため、リング19の内径の拡径に対する抵抗が生
じ、ピストンロッド14の押込力(二対する抵抗力を生
じさせ、バックドア等の開扉位置を確保する。
ここに、抵抗力の大きさはテーパ状の底面17の角度を
変えることで任意に選択できる。
変えることで任意に選択できる。
一方、ピストンロッド14が突出する場合にストッパ2
0がリング19を通過するに要する力は、リング19の
外周がテーパ状の底面17に接しないため極めて小さく
設定でき、その大きさは、もとよりピストンロッド14
を押込む場合の抵抗力よりも小さいから、開扉動作に連
続する開扉位置保持操作を円滑にできるのである。
0がリング19を通過するに要する力は、リング19の
外周がテーパ状の底面17に接しないため極めて小さく
設定でき、その大きさは、もとよりピストンロッド14
を押込む場合の抵抗力よりも小さいから、開扉動作に連
続する開扉位置保持操作を円滑にできるのである。
ピストンロッド14の押込動作は、ピストンロッド14
に所定量以上の力を加え、ストッパ20がリング19を
拡開してこれをのりこえさせることにより達せられる。
に所定量以上の力を加え、ストッパ20がリング19を
拡開してこれをのりこえさせることにより達せられる。
次に、第4図に示す本考案の別な実施例につき説明する
。
。
なお、この実施例の説明に当って前記実施例と同一構成
部分には同一符号を付して、その重複する説明を省略す
る。
部分には同一符号を付して、その重複する説明を省略す
る。
第4図に示す実施例において、前記実施例と主に異なる
点は、ストッパ20Aを、両端部に傾斜面20a、20
aを有する断面山形形状に形成した点で、このストッパ
20Aはピストンロッド14と一体に形成しても、ある
いは鉄製、プラスチックで別体に形成してピストンロッ
ド14に固定するようにしてもよい。
点は、ストッパ20Aを、両端部に傾斜面20a、20
aを有する断面山形形状に形成した点で、このストッパ
20Aはピストンロッド14と一体に形成しても、ある
いは鉄製、プラスチックで別体に形成してピストンロッ
ド14に固定するようにしてもよい。
斯く構成しても前記実施例と同様の効果が得られる。
以上の説明から明らかなように、本考案にあっては、ピ
ストンロッドに設けたストッパが、受は座に形成した溝
内のリングを、ピストンロッドの突出方向に通過した後
、そのリングが溝のテーパ状の底面に位置してピストン
ロッドの押込に対する抵抗力を生じさせるので、シリン
ダ内のガス圧が低温により低下した場合、あるいは故障
により減少、消滅した場合でも、高い押込抵抗力が得ら
れるから、ピストンロッドがバックドア等の自重により
押込まれることがない。
ストンロッドに設けたストッパが、受は座に形成した溝
内のリングを、ピストンロッドの突出方向に通過した後
、そのリングが溝のテーパ状の底面に位置してピストン
ロッドの押込に対する抵抗力を生じさせるので、シリン
ダ内のガス圧が低温により低下した場合、あるいは故障
により減少、消滅した場合でも、高い押込抵抗力が得ら
れるから、ピストンロッドがバックドア等の自重により
押込まれることがない。
従って、バックドア等の開扉位置を安全に確保できるの
である。
である。
また、押込抵抗力の大きさはテーパ状の底面の角度を変
えることで任意に選択できると共に、ストッパがリング
をピストンロッドの突出する方向に通過する力は極めて
小さく設定できるから、開扉位置保持操作を開扉動作に
連続して極めて円滑に行うことができる。
えることで任意に選択できると共に、ストッパがリング
をピストンロッドの突出する方向に通過する力は極めて
小さく設定できるから、開扉位置保持操作を開扉動作に
連続して極めて円滑に行うことができる。
第1図は従来のガススプリングとその使用状態を示す説
明図、第2図は本考案に係るガススプリングの一実施例
を示す一部省略断面図、第3図は第2図の要部を掛大し
て示す断面図、第4図は本考案の別な実施例を示す、第
3図と同様の断面図である。 11・・・・・・シリンダ、12・・・・・・オリフィ
ス、13・・・・・・ピストン、14・・・・・・ピス
トンロッド、15・・・・・・ロッドガイド、16・・
・・・・受は座、17・・・・・・テーパ状の底面、1
8・・・・・・溝、19・・・・・・1′フング、20
.20 A・・・・・・ストッパ。
明図、第2図は本考案に係るガススプリングの一実施例
を示す一部省略断面図、第3図は第2図の要部を掛大し
て示す断面図、第4図は本考案の別な実施例を示す、第
3図と同様の断面図である。 11・・・・・・シリンダ、12・・・・・・オリフィ
ス、13・・・・・・ピストン、14・・・・・・ピス
トンロッド、15・・・・・・ロッドガイド、16・・
・・・・受は座、17・・・・・・テーパ状の底面、1
8・・・・・・溝、19・・・・・・1′フング、20
.20 A・・・・・・ストッパ。
Claims (1)
- 一端が、ガスを封入したシリンダ内部を摺動自在なピス
トンに取付られ、他端が、前記シリンダの端部に取付ら
れたロッドガイドを貫通して突出するピストンロッドを
備えたガススプリングにおいて、前記ピストンロッドの
一端側に設けられたストッパと、前記シリンダの端部寄
り位置のシリンダ内に固設された筒状の受は座と、この
受は座の略中央部内壁に形成され、前記ピストンロッド
の突出する側に向って拡大するテーパ状の底面を有する
溝と、この溝内に収容配置され、自由形状時前記ストッ
パの通過を許さない内径寸法をもっており、その内径が
ピストンロッドの突出時にストッパによって拡径されて
これの通過を許し、ピストンロッドの押込時に外周の一
部が前記テーパ状の底面に接して内径の拡径に対する抵
抗力を生ヒさせることによりピストンロッドの押込力に
対する抵抗力を生じさせるリングとからなる、ガススプ
リング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4182479U JPS5921310Y2 (ja) | 1979-03-30 | 1979-03-30 | ガススプリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4182479U JPS5921310Y2 (ja) | 1979-03-30 | 1979-03-30 | ガススプリング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55140840U JPS55140840U (ja) | 1980-10-08 |
JPS5921310Y2 true JPS5921310Y2 (ja) | 1984-06-22 |
Family
ID=28913149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4182479U Expired JPS5921310Y2 (ja) | 1979-03-30 | 1979-03-30 | ガススプリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5921310Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5850340A (ja) * | 1981-09-18 | 1983-03-24 | Kayaba Ind Co Ltd | ステ−ダンパ |
JPS5850341A (ja) * | 1981-09-21 | 1983-03-24 | Kayaba Ind Co Ltd | ステ−ダンパ |
-
1979
- 1979-03-30 JP JP4182479U patent/JPS5921310Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55140840U (ja) | 1980-10-08 |
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