JPS6014036Y2 - ステイダンパのストツパ機構 - Google Patents
ステイダンパのストツパ機構Info
- Publication number
- JPS6014036Y2 JPS6014036Y2 JP1977068551U JP6855177U JPS6014036Y2 JP S6014036 Y2 JPS6014036 Y2 JP S6014036Y2 JP 1977068551 U JP1977068551 U JP 1977068551U JP 6855177 U JP6855177 U JP 6855177U JP S6014036 Y2 JPS6014036 Y2 JP S6014036Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- holding hole
- piston rod
- damper
- hooking
- latching member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、自動車のバックドア等の開閉用に用いるス
テイダンパのストッパ機構に関する。
テイダンパのストッパ機構に関する。
この種のステイダンパ、ガス封入圧によって反発力を特
定するが、その反発力は、高温時に大きくなるのに対し
て、低温時には極端に小さくなる。
定するが、その反発力は、高温時に大きくなるのに対し
て、低温時には極端に小さくなる。
この点を考慮して、通常は低温時を基準にして上記反発
力を特定するが、そのために高温時に反発力が大きくな
りすぎる問題があった。
力を特定するが、そのために高温時に反発力が大きくな
りすぎる問題があった。
そこで、当該ダンパの最伸長位置でピストンロッドを機
械的に掛止める機構が従来から知られている。
械的に掛止める機構が従来から知られている。
たとえばピストンロッド下端側に矢尻の形状をした固定
機構を設けるとともに、シリング上端側には半径方向に
弾力的に拡がるリングを設け、固定機構がリングが通過
した位置で両者が掛止まる構成のものがある。
機構を設けるとともに、シリング上端側には半径方向に
弾力的に拡がるリングを設け、固定機構がリングが通過
した位置で両者が掛止まる構成のものがある。
この従来の構成によれば、上記固定機構が上昇してリン
グに当り、さらに上記固定機構がリングを半径方向に押
し開きながら上昇し、固定機構がリングから離れたとき
に、リングの弾性復元力の作用で、ピストンロッドを掛
は止めることができる。
グに当り、さらに上記固定機構がリングを半径方向に押
し開きながら上昇し、固定機構がリングから離れたとき
に、リングの弾性復元力の作用で、ピストンロッドを掛
は止めることができる。
しかし、この構成では、固定機構が上昇してリングに当
ったとき、衝撃音が発生する欠点があった。
ったとき、衝撃音が発生する欠点があった。
そして、ややもすると、かなりの衝撃力が作用してリン
グおよび固定機構を損傷するおそれがあった。
グおよび固定機構を損傷するおそれがあった。
また、ピストンロッドの上昇にともない、ピストンが上
記リングの受は座に当り、特にクッション機能を持たな
いのでは、ピストンや受は座が損傷することもあった。
記リングの受は座に当り、特にクッション機能を持たな
いのでは、ピストンや受は座が損傷することもあった。
すなわち、従来のものは、上記のような衝撃音の発生や
衝撃を緩和するためのクッション機能を何ら備えておら
ず、仮にクッション機能を備えようとすると、全く別の
部材を用意しなければならず、きわめて不経済である。
衝撃を緩和するためのクッション機能を何ら備えておら
ず、仮にクッション機能を備えようとすると、全く別の
部材を用意しなければならず、きわめて不経済である。
また、ピストンロッドの上下動に伴ない、当該リングに
は、上下方向の力と半径方向の力が常に作用する。
は、上下方向の力と半径方向の力が常に作用する。
したがって、長期にわたって使用すると、リングのへク
リや弾性力の低下が起こり、リングが脱落しやすくなる
とともに、リングの耐久性を維持するのが困難となる。
リや弾性力の低下が起こり、リングが脱落しやすくなる
とともに、リングの耐久性を維持するのが困難となる。
そのためにストッパ機能を十分発揮し得ない欠点があっ
た。
た。
この考案は、上記従来の欠点を解消するために、いずれ
か一方の掛止部材を、それ自体弾性力を有する弾性材で
構成するとともに、他方の掛止部材を、一方の掛止部材
に設けた保持孔に圧入し、当該保持孔内を摺動させるこ
とによって、上記保持孔の周面と他方の掛止部材の外周
面とを圧接させる関係にしたステイダンパのストッパ機
構の提供を目的としている。
か一方の掛止部材を、それ自体弾性力を有する弾性材で
構成するとともに、他方の掛止部材を、一方の掛止部材
に設けた保持孔に圧入し、当該保持孔内を摺動させるこ
とによって、上記保持孔の周面と他方の掛止部材の外周
面とを圧接させる関係にしたステイダンパのストッパ機
構の提供を目的としている。
以下にはこれを図示の各実施例について説明する。
第1図に示した第1実施例は、シリンダ1にピストン2
を摺動自在に内装するとともに、そのピストンロッド3
を、シリンダ1上端にかん着したベアリング4上方に突
出させている。
を摺動自在に内装するとともに、そのピストンロッド3
を、シリンダ1上端にかん着したベアリング4上方に突
出させている。
上記ベアリング4の下端にはシール5を設けるとともに
、このシール5の下方において掛止部材6をシリンダ1
内にかん着している。
、このシール5の下方において掛止部材6をシリンダ1
内にかん着している。
この掛止部材6はその中央に保持孔7を形成しているが
、この孔7はピストンロッド3との間に充分な間隔を維
持するとともに、上方に向って縮径するテーパを形成し
ている。
、この孔7はピストンロッド3との間に充分な間隔を維
持するとともに、上方に向って縮径するテーパを形成し
ている。
そしてピストンロッド3の下側部、すなわちピストン2
上には、弾性材からなる掛止部材8をかん着しているが
、この掛止部材8は、前記保持孔7のテーパと一致する
テーパを上側部に形成して、その上側部を先細りとして
いる。
上には、弾性材からなる掛止部材8をかん着しているが
、この掛止部材8は、前記保持孔7のテーパと一致する
テーパを上側部に形成して、その上側部を先細りとして
いる。
なお符号9は、前記掛止部材6下面に設けたリバウンド
ストッパである。
ストッパである。
しかして当該ダンパの最伸長時においては、一方の掛止
部材6の保持孔7内に、他方の掛止部材8の上側部が突
入する。
部材6の保持孔7内に、他方の掛止部材8の上側部が突
入する。
このように、他方の掛止部材8が保持孔7に突入すれば
するほど、その他方の掛止部材8は圧縮されるので、そ
のフリクションによって、ピストンロッド3の落下、す
なわち自動車のバンクドア等の落下を防止しうる。
するほど、その他方の掛止部材8は圧縮されるので、そ
のフリクションによって、ピストンロッド3の落下、す
なわち自動車のバンクドア等の落下を防止しうる。
またピストンロッド3をある程度の力を持って押し下げ
れば、両折止部材6,8の結合が外れるので、上記バン
クドア等を閉めることができる。
れば、両折止部材6,8の結合が外れるので、上記バン
クドア等を閉めることができる。
なお、他方の掛止部材8は弾性材からなるので、それが
孔7に突入するときに、当該ダンパの最伸長時にクッシ
ョンとして機能するので、前記リバウンドストッパ9は
あくまで補助的に設けたものである。
孔7に突入するときに、当該ダンパの最伸長時にクッシ
ョンとして機能するので、前記リバウンドストッパ9は
あくまで補助的に設けたものである。
第2図に示した第2実施例は、シリンダ10内上側部に
かん着した保持部材11の下面に、弾性材からなる一方
の掛止部材12を設け、この一方の掛止部材12に対向
するピストン13上に他方の掛止部材14を設けている
。
かん着した保持部材11の下面に、弾性材からなる一方
の掛止部材12を設け、この一方の掛止部材12に対向
するピストン13上に他方の掛止部材14を設けている
。
そして一方の掛止部材12は、その開口部を拡開させ、
所要のテーパ角を有する保持孔15を形成するとともに
、他方の掛止部材14は、上記テーパ角より大なるテー
パを有し、断面台形をなすものである。
所要のテーパ角を有する保持孔15を形成するとともに
、他方の掛止部材14は、上記テーパ角より大なるテー
パを有し、断面台形をなすものである。
しかして、当該ダンパの最伸長時には、他方の掛止部材
14が一方の掛止部材12の保持孔15にそれを押し開
きつつ突入するので、その一方の掛止部材12の弾力に
より、ピストンロッド16が当該位置に止められるもの
である。
14が一方の掛止部材12の保持孔15にそれを押し開
きつつ突入するので、その一方の掛止部材12の弾力に
より、ピストンロッド16が当該位置に止められるもの
である。
またピストンロッド16を押し下げれば、掛止部材12
,14の結合が外されること明らかである。
,14の結合が外されること明らかである。
なお、この第2実施例においても、一方の掛止部材12
がリバウンドストッパとしても機能するものである。
がリバウンドストッパとしても機能するものである。
以上の説明から明らかなように、この考案のストッパ機
構によれば、当該ダンパの最伸長状態を機械的に維持し
うるので、常温時を基準にガス封入圧を特定しても、そ
の反発力が弱くなる低温時において、たとえば自動車の
バックドアが自重によって落下したりすることがない。
構によれば、当該ダンパの最伸長状態を機械的に維持し
うるので、常温時を基準にガス封入圧を特定しても、そ
の反発力が弱くなる低温時において、たとえば自動車の
バックドアが自重によって落下したりすることがない。
しかも、ピストンロッドの下側部、あるいは、シリンダ
の上側部のいずれか一方に、周面に所要のテーパ角を保
持して開口部を拡開させた保持孔を有する一方の掛止部
材を設けるとともに、いずれか他方に、上記保持孔のテ
ーパ角と同一か、あるいは、それより大なるテーパ角を
保持した外周面を有する他方の掛止部材を設け、これら
両折止部材のいずれか一方を、それ自体弾性力を有する
弾性材で構成するとともに、上記保持孔に他方の掛止部
材を圧入し、当該ダンパの最伸長時に当該保持孔の周面
と、他方の掛止部材の外周面とを圧接させる構成にして
いる。
の上側部のいずれか一方に、周面に所要のテーパ角を保
持して開口部を拡開させた保持孔を有する一方の掛止部
材を設けるとともに、いずれか他方に、上記保持孔のテ
ーパ角と同一か、あるいは、それより大なるテーパ角を
保持した外周面を有する他方の掛止部材を設け、これら
両折止部材のいずれか一方を、それ自体弾性力を有する
弾性材で構成するとともに、上記保持孔に他方の掛止部
材を圧入し、当該ダンパの最伸長時に当該保持孔の周面
と、他方の掛止部材の外周面とを圧接させる構成にして
いる。
このように構成したので、ピストンロッドの上昇にとも
ない、前記保持孔に他方の掛止部材が圧入するとき、弾
性材で構成したいずれか一方の掛止部材が撓んでクッシ
ョン機能を発揮する。
ない、前記保持孔に他方の掛止部材が圧入するとき、弾
性材で構成したいずれか一方の掛止部材が撓んでクッシ
ョン機能を発揮する。
そのため掛止部材圧入時の衝撃を、緩和することができ
るとともに、衝撃音の発生を完全に防止できる。
るとともに、衝撃音の発生を完全に防止できる。
しかも、このようにクッション機能を備えているので、
バンプラバー等のクッション部材を特別に設ける必要が
ない。
バンプラバー等のクッション部材を特別に設ける必要が
ない。
また、ピストンロッドの上昇にともない、他方の掛止部
材が前記保持孔に圧入すると、上記保持孔の周面と他方
の掛止部材の外周面間に、圧接力が発生する。
材が前記保持孔に圧入すると、上記保持孔の周面と他方
の掛止部材の外周面間に、圧接力が発生する。
この圧接力によって、ダンパの最伸長時には、確実にピ
ストンロッドを掛は止めることができる。
ストンロッドを掛は止めることができる。
一方、ピストンロッドの下降にともない、前記両掛止部
材が分離するときには、さほど大きな力を必要としない
。
材が分離するときには、さほど大きな力を必要としない
。
図面第1及び2図はそれぞれ第1及び2実施例の要部の
断面図である。 1.10・・・・・・シリンダ、2,13・・・・・・
ピストン、3,16・・・・・・ピストンロッド、6,
12・・・・・・一方の掛止部材、8,14・・・・・
・他方の掛止部材、7.15・・・・・・保持孔。
断面図である。 1.10・・・・・・シリンダ、2,13・・・・・・
ピストン、3,16・・・・・・ピストンロッド、6,
12・・・・・・一方の掛止部材、8,14・・・・・
・他方の掛止部材、7.15・・・・・・保持孔。
Claims (1)
- ピストンロッドの下側部、あるいは、シリンダの上側部
のいずれか一方に、周面に所要のテーパ角を保持して開
口部を拡開させた保持孔を有する一方の掛止部材を設け
るとともに、いずれか他方に、上記保持孔のテーパ角と
同一か、あるいは、それより大なるテーパ角を保持した
外周面を有する他方の掛止部材を設け、これら両掛止部
材のいずれか一方を、それ自体弾性力を有する弾性材で
構成するとともに、上記保持孔に他方の掛止部材を圧入
し、当該ダンパの最伸長時に当該保持孔の周面と、他方
の掛止部材の外周面とを圧接させる構成にしたステイダ
ンパのストッパ機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977068551U JPS6014036Y2 (ja) | 1977-05-30 | 1977-05-30 | ステイダンパのストツパ機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977068551U JPS6014036Y2 (ja) | 1977-05-30 | 1977-05-30 | ステイダンパのストツパ機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53163488U JPS53163488U (ja) | 1978-12-21 |
JPS6014036Y2 true JPS6014036Y2 (ja) | 1985-05-04 |
Family
ID=28976531
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977068551U Expired JPS6014036Y2 (ja) | 1977-05-30 | 1977-05-30 | ステイダンパのストツパ機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6014036Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020051440A (ko) * | 2000-12-22 | 2002-06-29 | 밍 루 | 길이 조정 가능한 가스 스프링 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4919277A (ja) * | 1972-06-16 | 1974-02-20 |
-
1977
- 1977-05-30 JP JP1977068551U patent/JPS6014036Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4919277A (ja) * | 1972-06-16 | 1974-02-20 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53163488U (ja) | 1978-12-21 |
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