JPS59524Y2 - 密閉型シリンダ装置 - Google Patents

密閉型シリンダ装置

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JPS59524Y2
JPS59524Y2 JP4171379U JP4171379U JPS59524Y2 JP S59524 Y2 JPS59524 Y2 JP S59524Y2 JP 4171379 U JP4171379 U JP 4171379U JP 4171379 U JP4171379 U JP 4171379U JP S59524 Y2 JPS59524 Y2 JP S59524Y2
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JP
Japan
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cylinder
stopper
piston rod
piston
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Expired
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JP4171379U
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JPS55140841U (ja
Inventor
敬治 秋野
Original Assignee
トキコ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はシリンダ内より伸縮自在に伸びるピストンロッ
ドを備えた油圧緩衝器、ガススプリング等の密閉型シリ
ンダ装置に関する。
この種のシリンダ装置にあっては、シリンダ内にピスト
ンを摺動自在に嵌挿し、該ピストンより一体的に伸びる
ピストンロッドを、シリンダ端部のロッドガイドを摺動
自在に貫通させて外部へ延在させているが、ピストンロ
ッドが伸び切ったときすなわちピストンロッドがシリン
ダより最も突出したときに、それぞれ金属部材からなる
ピストンとピストンロッドとが当接し、このときの衝撃
により異音の発生や該両部材が損傷する等の恐れがある
このため従来は、シリンダ内に弾性材からなる緩衝体を
固定配置し、ピストンロッドの伸び切り時には、この緩
衝体にピストンロッドのストッパを当接させて衝撃緩和
を行うようにしていた。
しかしながら、この従来のものにあっては、伸び切り荷
重(伸び切り時にピストンロッドを伸長させようとする
力)が大きい場合には緩衝体が大きく撓み変形すること
となり、該緩衝体が損傷したりシリンダ装置の最大長が
所定のものよりもかなり長くなってしまうという欠点が
あった。
本考案は上記欠点を解消するもので、ピストンロッドの
ストッパからの力を受けて緩衝体がある程度撓み変形し
たときに、該ピストンロッドのこれ以上の伸び方向への
移動を規制する保護ストッパをシリンダに設けたことを
特徴とする。
以下に本考案の実施例を図面に基いて説明する。
第1図において、1はシリンダで、これは有底筒状の筒
体2とその上方開口端部内側に嵌合固定されたロッドガ
イド3とから構成され、このロッドガイド3は、筒体2
の開口端を内方に折り返すことにより形成された縮径段
部2aにより上方への抜けが確実に防止されている。
シリンダ1内にはピストン4が摺動自在に嵌挿され、該
ピストン4に一体化されピストンロッド5が、ロッドガ
イド3を摺動自在に貫通してシリンダ1外へ伸びている
このピストンロッド5の先端及びシリンダ1の底部には
、それぞれ取付環6,7が固定されている。
ピストンロッド5は、ピストン4への取付部分とその近
傍部分が小径部5aとされる一方、ロッドガイド3に対
する摺動部位が大径部5bとなっており、小径部5aに
圧入した環状のストッパ8が、該両部会5aと5bとの
間の係止段部5Cにより上方への移動が規制されている
また、シリンダ1内には、ゴム等の弾性材からなり緩衝
体を兼用したシール部材9が配設され、該シール部材9
によりロッドガイド3の内外周部分のシールがなされて
いる。
シール部材9は、ビスI・ンロッド5に摺動自在に嵌合
された第1のシール部祠9Aと、該第1のシール部材9
Aの外周に嵌合されがつ筒体2の内聞に嵌合する第2の
5−小部材9Bとからなり、この両者9A、9Bはそれ
ぞれロッドガイド3の内面(下面)に着座状態で固定さ
れている。
第1のシ・−小部材9Aは主とし、てピストンロッド5
とロッドガイド3との間をシールし、第2のシール部材
9Bは主としてロツドカ゛゛イド3と筒体2との間をシ
ールし、前者9Aは後者9Bよりも軟質のものが選択さ
れて例えば接着剤等により一体化されている。
また、第2のシール部材9Bには、ピストンロッド5と
同心的に、実質的に緩衝体として作用する環状の突起部
9B−1がストッパ8へ向けて突出形成さitでいる。
そして、筒体2の側壁には、上記突出部9B−1の先端
面(図中下端面)よりも若干上方位置を縮径させること
により該突出部9B−1の保護ストッパ10が形成され
ており、該保護ストッパ10の内径は前記スI−ツバ8
の外径よりも小さくされている。
なお、油圧緩衝器とした場合は、ピストン4によりシリ
ンダ1内に画成された2室A、 Bには油液が充填され
ると共に、ピストン4には該両室A。
Bを連通する通路を含む減衰力発生機構(図示略)が設
けられる。
また、ガススプリングの場合は、例えば室Bにガスを封
入し7てこのガス圧によりピストン4すなわちピストン
ロッド5が上方が附勢される。
上記実施例において、ピストンロッド5が伸び方向へ変
位すると、やがてストッパ8がシール部材9の突起部9
B−1へ当接し、この当接後はピストンロッド5のこれ
以上の伸び変位が規制される。
そして、この当接したときの衝撃は、弾性体よりなるシ
ール部材9の突起部9B・−1により緩和され、異音の
発生やロッドガイド3の損傷等が防止される。
そして、突起部9B−1は、通常の使用状態すなわち伸
び切り荷重があらかじめ想定された設計値の許容範囲内
であ、ればわずかに撓み変形する程度にその硬度、肉厚
等が決定され、したがってピストンロッド5は、そのス
トッパ8が保護ストッパ10に当接される前の伸び位置
で停止される。
いま、何等かの原因で大きな伸び切り荷重が作用すると
、突起部9B−1は通常時よりも軸方向に更に撓められ
るが、この若干の撓みが行われるとス1〜ツバ8が保護
ストッパ10に当接し、したがってピストンロッド5の
これ以上伸び変位が規制される一方、突起部9B−1の
軸方向への大きな撓み変形が防止される。
勿論、上記両ストッパ8と10とが当接する前に、突起
部9B−1の緩衝作用によりビス1−ンロツド5の変位
速度が極めて小さくなっているので、該両ストッパ8と
10との衝突による異音の発生や両ストッパ5.&の損
傷が生じることはない。
なお、実施例の場合、突起部9Blの大きな撓み変形が
防止されるのに伴ってシール部材9のシール機能が常に
良好なものとなる。
ここで、ストッパ8には、これが上記突起部9B−1へ
当接したときに形成される空所16と上側の室Aとを連
通ずる通路8aが開口され、当接時に空所16内が高圧
になるのを防止している。
また、ストッパ8は、その外周縁が上方−8向けて若干
湾曲された湾曲部8bとなっており、突起部9B−1に
当接したときに該突起部9B−1がその半径方向外方側
へ大きく撓み変形するのを防止している。
第3図は本考案の他の実施例を示すもので、前記実施例
と同一構成要素には同一符号を付してその説明は省略す
る。
本実施例では、ロッドガイド3部分のシール部材と緩衝
体とを別体として形成したものである。
すなわち、筒体2の側壁には、その縮径部2aよりも下
方側を順次間隔をあけて縮径させることにより、係止段
部11.12及び保護ストッパ10が形成されている。
この係止段部11とロッドガイド3との間には2つのシ
ール部材13A、13Bを一体化してなるシール部材1
3が挟持され、また係止段部11と12との間には受板
14と緩衝体15とが挟持されている。
そして、緩衝体15は、受板14の下面に着座すると共
にその下端面が保護ストッパ10よりも若干下方へ伸び
ている。
なお、本実施例の作用自体は前記実施例と同一なのでそ
の説明は省略する。
以上実施例について説明したが、本考案はこれに限らず
例えば次のような場合をも含むものである。
■ 保護ストッパ10は、シリンダを縮径させることな
くその内周に別途止め輪を嵌合させる等により構成して
もよい。
■ ガススプリングのように、ピストン4に減衰力発生
機構等地の付属物が付設されないものにあっては、緩衝
体9B−1,15にピストンを直接当接させるようにす
なわちピストンそのものをストッパとして用いるように
してもよい。
■ シリンダは内外二重で内シリンダと外シリンダとの
間にリザーバ室を有するものでもよい。
本考案は以上述べたことから明らかなように、シリンダ
に設けた保護ストッパにより緩衝体の大きな撓み変形及
びピストンロッドの所定以上の伸びを規制したので、該
緩衝体の損傷が防止されると共にシリンダ装置の最大長
を常に所定値以下に止めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す一部断面図、第2図は
ピストンロッドのストッパとシリンダの保護ストッパと
が当接した状態を示す要部断面図、第3図は本考案の他
の実施例を示す要部断面図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダ内にピストンを摺動自在に嵌挿し、該ピストン
    より一体的に伸びるピストンロッドを前記シリンダ外へ
    延在させ、前記シリンダ内に、前記ピストンロッドのス
    トッパが当接して該ピストンロッド伸び切り時の衝撃を
    緩和する弾性材からなる緩衝体を配設し、前記シリンダ
    に、前記ストッパからの押圧力を受けて前記緩衝体があ
    る程度軸方向に撓み変形したとき、上記ストッパが当接
    する保護ストッパを設けたことを特徴とする密閉型シリ
    ンダ装置。
JP4171379U 1979-03-30 1979-03-30 密閉型シリンダ装置 Expired JPS59524Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4171379U JPS59524Y2 (ja) 1979-03-30 1979-03-30 密閉型シリンダ装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP4171379U JPS59524Y2 (ja) 1979-03-30 1979-03-30 密閉型シリンダ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55140841U JPS55140841U (ja) 1980-10-08
JPS59524Y2 true JPS59524Y2 (ja) 1984-01-09

Family

ID=28912821

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JP4171379U Expired JPS59524Y2 (ja) 1979-03-30 1979-03-30 密閉型シリンダ装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2536438Y2 (ja) * 1989-07-18 1997-05-21 タカノ株式会社 椅子のショックアブソーバー

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JPS55140841U (ja) 1980-10-08

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