JPS6137880Y2 - - Google Patents

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JPS6137880Y2
JPS6137880Y2 JP1980005111U JP511180U JPS6137880Y2 JP S6137880 Y2 JPS6137880 Y2 JP S6137880Y2 JP 1980005111 U JP1980005111 U JP 1980005111U JP 511180 U JP511180 U JP 511180U JP S6137880 Y2 JPS6137880 Y2 JP S6137880Y2
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Japan
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annular recess
rod guide
piston
elastic member
cylinder
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JP1980005111U
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JPS56108037U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は伸び切り時の衝撃力の大小に応じて衝
撃吸収機構が二段階に亘つて作動するようにした
油圧緩衝器に関するものである。
(従来の技術) 油圧緩衝器には伸び切り時にピストンが有する
運動エネルギーを吸収すべく衝撃吸収機構が設け
られている。この衝撃吸収機構を大別すると、油
圧式とゴムストツパ式とに分類される。
油圧式のものは衝撃吸収性能は非常に良いが、
シリンダ内の油液の温度が上昇すると、油液の粘
性が低下するために衝撃吸収性能が極端に悪くな
り、良好な衝撃吸収性能を発揮できなくなるとい
う短所がある。これに対してゴムストツパ式のも
のは構造が簡単であり、コストが安く、しかも温
度変化に対して影響を受けにくいため実用上多く
用いられている。
ゴムストツパ式衝撃吸収機構の典型的なものと
しては、ロツドガイドを形成するシリンダ端面と
ピストンのロツドガイド側端面との間にゴムが挾
まれるようにロツドガイドを形成するシリンダ端
面またはピストンのロツドガイド側端面少なくと
も一方に緩衝用ゴムを配設したものがある。そし
てピストンの伸び切り時においては、ピストンの
ロツドガイド側端面がロツドガイドを形成するシ
リンダ端面に近接し、緩衝用ゴムを挾み、圧縮し
て、ゴム圧縮に必要なエネルギを消耗することに
よりピストンが衝撃的にロツドガイドに衝突する
ことを回避する。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来のゴムストツパ式衝撃吸収機構では、
ロツドガイドを形成するシリンダ端面とピストン
のロツドガイド側端面との間で緩衝用ゴムを挾持
しいるが、ピストンの行程に必要な距離だけ直接
に緩衝用ゴムを圧縮し、ゴムの弾性限界をはるか
に越え、ゴムを塑性変形させるため、過大な衝撃
力が常時加えられるような油圧緩衝器では緩衝用
ゴムが短期間で所定の厚さよりも薄いものに永久
変形し、必要な衝撃吸収性能が失なわれてしまう
という問題点があつた。
本考案の目的は、衝撃力が小さい場合には衝撃
材料の弾性変形により吸収し、衝撃力が大きい場
合には緩衝材料の支持部材を当接させて、緩衝材
料の永久変形を防止させるとともに、支持部材が
当接することにより衝撃吸収させて上記問題点を
解決した油圧緩衝器を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記問題点を解決するための手段と
して、油圧緩衝器を構成するにあたり、 シリンダの端部を閉塞するロツドガイドの内面
にピストンロツドを取り巻く第1環状凹所を設
け、前記シリンダ内を二室に画成するピストンの
ロツドガイド側端面に前記ピストンロツドを取り
巻く第2環状凹所を形成するカツプ状のストツパ
部材を設け、前記ピストンロツドに嵌合するとと
もに前記第2環状凹所へ挿入して前記第2環状凹
所より前記第1環状凹所側へ突出させた筒状弾性
部材を配設し、しかも該筒状弾性部材の第2環状
凹所から突出する突出高さを前記第1環状凹所の
深さよりも大きく設定したものである。
(作 用) 本考案は上記構成により、油圧緩衝器の伸び切
り時において、ピストンがロツドガイド側に近接
した場合に、第2環状凹所より突出した筒状弾性
部材がロツドガイド側に設けられた第1環状凹所
に挿入され、さらに筒状弾性部材が押圧されて圧
縮変形して衝撃力を吸収する。さらに衝撃力が大
きい場合には、第1環状凹所を設けたロツドガイ
ドの内面に第2環状凹所を形成するカツプ状スト
ツパ部材のロツドガイド側端面を当接させるまで
筒状弾性部材を圧縮変形させ、ロツドガイドの内
面とストツパ部材のロツドガイド側端面を当接さ
せた後では、ロツドガイドに当接したストツパ部
材の筒状弾性変形により衝撃力を吸収する。
これにより衝撃力に応じて筒状弾性部材の弾性
とロツドガイドに当接したストツパ部材の弾性と
によりそれぞれ衝撃力を吸収し、緩和する。この
ため筒状弾性部材の耐久性が向上し、衝撃吸収性
能を安定させるとともに、ストツパ部材の衝撃吸
収能力を有効に利用でき、衝撃吸収機構の衝撃吸
収性能を向上させることができるようになる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面によつて説明す
る。
第1図において、シリンダ1は内筒2、外筒3
の二重筒構造となつており、内筒2内にはピスト
ン4が摺動可能に嵌合されており、内筒2内はピ
ストン4により2つの圧力室A,Bに区画されて
いる。内筒2と外筒3との間に圧力室Cと体積補
償室Dとが設けられ、圧力室BとCとは内筒2の
孔5を介して連通されている。ピストン4には圧
力室A,B間を連通する通路6が設けられ、通路
6には減衰力発生機構7が設けられている。
内筒2、外筒3の開口はロツドガイド8で閉塞
され、ピストン4から延びるピストンロツド9は
ロツドガイド8を貫通してシリンダ1外に延びて
いる。10はシリンダ1の端部に設けられたキヤ
ツプであり、キヤツプ10内にはばね11により
附勢されたパツキン12が設けられている。
第1図、第2図に示すように、ロツドガイド8
の内面には環状の凹所(第1環状凹所)13が設
けられ、一方ピストン4の上部には、凹所13以
外の部分すなわちロツドガイド8のピストン側端
面13bに当接するカツプ状のストツパ部材14
が取り付けられている。ストツパ部材14の内側
(第2環状凹所14a)には凹所13内に嵌り込
む弾性部材15が取付けられ、ピストン上部から
ロツドガイド側へ向けての弾性部材15の高さは
ストツパ部材14の高さに対してhだけ高くなつ
ている。ここで、ロツドガイド8の端面13bか
ら凹所13の底部13aまではHの深さがあり、
H<hの関係になつている。
この装置においては、ピストンロツド9が上方
に移動し、伸び切り状態において、伸び切り時の
ピストン4の運動エネルギーが小さい場合即ち衝
撃力が小さい場合にはロツドガイド8の凹所13
内に弾性部材15が嵌り込んで底部13aに弾接
し、ピストンロツド9の移動に伴なつて弾性部材
15が変形する。この変形するときの力によつて
衝撃力が吸収、緩和される。一方伸び切り時過大
な衝撃力である場合には、さらに弾性部材15が
変形するのに加えてロツドガイド8の端面13b
にストツパ部材14が当接し、これにより衝撃力
が吸収、緩和される。このときストツパ部材14
とロツドガイド8との間の隙間が徐々に狭くな
り、ストツパ部材14がロツドガイド8に近づく
につれてロツドガイド8の凹所13とストツパ部
材14の内側(第2環状凹所14a)とで区画さ
れる空間内の油液が弾性部材15の変形により押
し出されて通過する際にも衝撃力を吸収、緩和す
べく油圧抵抗力が発生する。
尚、本実施例では二重筒構造の油圧緩衝器とし
たが、単筒構造の油圧緩衝器としても良い。
以上のように本実施例では衝撃力の大小に応じ
て弾性部材の変形力により、また弾性部材の変形
力に加えてロツドガイドにストツパ部材が当接す
ることでそれぞれ衝撃力を吸収、緩和するように
したので、安定した衝撃吸収が可能になり、その
機構の耐久性が良くなる。また油圧抵抗力も発生
させることができるので、油圧式のものに比して
信頼性が向上する。さらには、構造が簡単にで
き、組付けが容易となるばかりかコストが安くな
る。
(考案の効果) 以上のように本考案では、ロツドガイドに第1
環状凹所を設け、ピストンに第2環状凹所を設け
たカツプ状ストツパ部材を設け、第2環状凹所に
筒状弾性部材を配設し、筒状弾性部材の第2環状
凹所から突出する突出高さを第1環状凹所の深さ
よりも大きく設定したことにより、衝撃力に応じ
て筒状弾性部材とロツドガイドに当接したストツ
パ部材の弾性とによりそれぞれ衝撃力を吸収し、
緩和することができ、筒状弾性部材の耐久性が向
上し、衝撃吸収性能を安定させるとともに、スト
ツパ部材の衝撃吸収能力を有効に利用でき、衝撃
吸収機構の衝撃吸収性能を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による油圧緩衝器を示す縦断面
図、第2図は本考案による弾性部材配設箇所周辺
を示す拡大断面図。 1……シリンダ、4……ピストン、8……ロツ
ドガイド、9……ピストンロツド、13……凹所
(第1環状凹所)、13b……端面、14……スト
ツパ部材(カツプ状ストツパ部材)、14a……
第2環状凹所、15……弾性部材(筒状弾性部
材)、H……凹所の深さ、h……弾性部材のスト
ツパ部材端面からの高さ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダの端部を閉塞するロツドガイドの内面
    にピストンロツドを取り巻く第1環状凹所を設
    け、前記シリンダ内を二室に画成するピストンの
    ロツドガイド側端面に前記ピストンロツドを取り
    巻く第2環状凹所を形成するカツプ状のストツパ
    部材を設け、前記ピストンロツドに嵌合するとと
    もに前記第2環状凹所へ挿入して前記第2環状凹
    所より前記第1環状凹所側へ突出させた筒状弾性
    部材を配設し、しかも該筒状弾性部材の第2環状
    凹所から突出する突出高さを前記第1環状凹所の
    深さよりも大きく設定したことを特徴とする油圧
    緩衝器。
JP1980005111U 1980-01-19 1980-01-19 Expired JPS6137880Y2 (ja)

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JP1980005111U JPS6137880Y2 (ja) 1980-01-19 1980-01-19

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JP1980005111U JPS6137880Y2 (ja) 1980-01-19 1980-01-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56108037U JPS56108037U (ja) 1981-08-21
JPS6137880Y2 true JPS6137880Y2 (ja) 1986-11-01

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ID=29601791

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JP1980005111U Expired JPS6137880Y2 (ja) 1980-01-19 1980-01-19

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023054007A1 (ja) * 2021-09-28 2023-04-06 日立Astemo株式会社 シリンダ装置

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JPS56108037U (ja) 1981-08-21

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