JPS5926820B2 - 緩衝器 - Google Patents
緩衝器Info
- Publication number
- JPS5926820B2 JPS5926820B2 JP54020349A JP2034979A JPS5926820B2 JP S5926820 B2 JPS5926820 B2 JP S5926820B2 JP 54020349 A JP54020349 A JP 54020349A JP 2034979 A JP2034979 A JP 2034979A JP S5926820 B2 JPS5926820 B2 JP S5926820B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- chamber
- valve body
- cylinder
- lip portion
- Prior art date
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- Expired
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F9/00—Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
- F16F9/06—Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium using both gas and liquid
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F9/00—Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
- F16F9/32—Details
- F16F9/36—Special sealings, including sealings or guides for piston-rods
- F16F9/362—Combination of sealing and guide arrangements for piston rods
- F16F9/364—Combination of sealing and guide arrangements for piston rods of multi-tube dampers
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は車両の懸架装置等に使用される緩衝器に関する
。
。
緩衝器には、内外二重構造とされたシリンダの内筒内に
ピストンを摺動自在に嵌挿し、該ピストンより一体的に
伸びるピストンロッドを外部へ延在させ、前記内筒内に
は油液を充満させると共に、該内筒と外筒との間のリザ
ーバ室に油液とガスとを封入したものがある。
ピストンを摺動自在に嵌挿し、該ピストンより一体的に
伸びるピストンロッドを外部へ延在させ、前記内筒内に
は油液を充満させると共に、該内筒と外筒との間のリザ
ーバ室に油液とガスとを封入したものがある。
このものにおいては、ピストンの摺動に応じて、該ピス
トンにより画成された内筒内とリザーバ室との間で油液
が往き来することとなるが、作動甲虫じるエアレーショ
ンによって内筒内の油液中混入したガスをリザーバ室へ
戻す必要があり、またピストンロッドの縮み行程時によ
り生ずるリザーバ室の圧力上昇によってガスが内筒内へ
逆流するのを防止する必要がある。
トンにより画成された内筒内とリザーバ室との間で油液
が往き来することとなるが、作動甲虫じるエアレーショ
ンによって内筒内の油液中混入したガスをリザーバ室へ
戻す必要があり、またピストンロッドの縮み行程時によ
り生ずるリザーバ室の圧力上昇によってガスが内筒内へ
逆流するのを防止する必要がある。
このため従来は、ピストンにより画成された内筒内の２
室のうちピストンロッドが貫通する一方の室とリザーバ
室のガス部分とを貫通する通路手段を設け、該通路中に
リップ部を備えた弾性材からなる弁体な設け、このリッ
プ部を内筒内（一方の室）からリザーバ室への流通を許
容する一方この逆の流れを阻止するように作用する一方
向弁としたもの、すなわちその基端部を中心とするリッ
プ部の揺動変位により開閉作用を行うようにしたものが
ある。
室のうちピストンロッドが貫通する一方の室とリザーバ
室のガス部分とを貫通する通路手段を設け、該通路中に
リップ部を備えた弾性材からなる弁体な設け、このリッ
プ部を内筒内（一方の室）からリザーバ室への流通を許
容する一方この逆の流れを阻止するように作用する一方
向弁としたもの、すなわちその基端部を中心とするリッ
プ部の揺動変位により開閉作用を行うようにしたものが
ある。
ところで、このような一方向弁としてのリップ部は、ガ
スをリザーバ室へ戻す開弁時にはできるだけ早く変位で
きるように十分な柔軟性が要求される反面、リザーバ室
からのガス圧に抗して閉弁状態を保持するために十分な
剛性が要求されるが従来はこの相反する両方の条件を同
時に満足するのが難しく、その材質、硬度、肉厚等を種
々工夫しているも未だ十分なものはなかった。
スをリザーバ室へ戻す開弁時にはできるだけ早く変位で
きるように十分な柔軟性が要求される反面、リザーバ室
からのガス圧に抗して閉弁状態を保持するために十分な
剛性が要求されるが従来はこの相反する両方の条件を同
時に満足するのが難しく、その材質、硬度、肉厚等を種
々工夫しているも未だ十分なものはなかった。
すなわち、上記前者の条件を満足するため例えばリップ
部の基端部を軟らかくしたり薄肉とすると、その基端部
にいわゆる腰がないため閉弁時にリザーバ室からのガス
圧に抗し切れず、逆にこの基端部に腰をもたせるため硬
くしたり厚肉としてその剛性を高めると、柔軟性が損な
われて開弁作用に不都合が生じることとなる。
部の基端部を軟らかくしたり薄肉とすると、その基端部
にいわゆる腰がないため閉弁時にリザーバ室からのガス
圧に抗し切れず、逆にこの基端部に腰をもたせるため硬
くしたり厚肉としてその剛性を高めると、柔軟性が損な
われて開弁作用に不都合が生じることとなる。
本発明は上記問題点を解消するもので、別途リテーナを
設けて、リップ部に開弁方向への十分な柔軟性をもたせ
たまま、その基端部に閉弁方向へのみの剛性を付与する
ようにしたことを特徴とする。
設けて、リップ部に開弁方向への十分な柔軟性をもたせ
たまま、その基端部に閉弁方向へのみの剛性を付与する
ようにしたことを特徴とする。
以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第１図において、内外二重構造とされたシリンダ１は、
その内筒２が、筒体３とその上下開口端を閉塞するロッ
ドガイド４及びボトムフランジ５とから構成されている
。
その内筒２が、筒体３とその上下開口端を閉塞するロッ
ドガイド４及びボトムフランジ５とから構成されている
。
また、内筒２を取囲むシリンダ１の外筒６が、筒体７と
その上下開口端を閉塞する上記２つの部材４，５により
構成され、ロッドガイド４の上端面を覆うキャップ状の
シールカバー８の下端部が、該ロッドガイド４と筒体７
との間に挾廿（固定されている。
その上下開口端を閉塞する上記２つの部材４，５により
構成され、ロッドガイド４の上端面を覆うキャップ状の
シールカバー８の下端部が、該ロッドガイド４と筒体７
との間に挾廿（固定されている。
内筒２内にはピストン９が摺動自在に嵌挿され、該ピス
トン９に一体化されたピストンロッド１０が、ロッドガ
イド４を摺動自在に貫通した後シールカバー８を遊嵌状
態で貫通して外部へ伸びている。
トン９に一体化されたピストンロッド１０が、ロッドガ
イド４を摺動自在に貫通した後シールカバー８を遊嵌状
態で貫通して外部へ伸びている。
このピストンロッド１０の先端及びシリンダ１の底壁に
は、それぞれ車両のばね下重量側部材とばね下重量側部
材とに固定するための取付環１１が固定されている。
は、それぞれ車両のばね下重量側部材とばね下重量側部
材とに固定するための取付環１１が固定されている。
内筒２内には油液１２が充満され、また内筒２と外筒６
との間に形成されるリザーバ室Ｃにはその下部に油液１
２が上部に圧縮ガス１３が収容され、このようなリザー
バ室Ｃの油液１２部分とピストン９により２室Ａ、Ｂに
画成された内筒２内の下方の室Ａとは、内筒２の下部に
開口した絞り作用を有する連通口１４を介して常時連通
されている。
との間に形成されるリザーバ室Ｃにはその下部に油液１
２が上部に圧縮ガス１３が収容され、このようなリザー
バ室Ｃの油液１２部分とピストン９により２室Ａ、Ｂに
画成された内筒２内の下方の室Ａとは、内筒２の下部に
開口した絞り作用を有する連通口１４を介して常時連通
されている。
そして、ピストン９には、上記２室Ａ、Ｂを連通する連
通口１５及び該連通口１５を開閉するためのディスクバ
ルブ１６を含む公知の減衰力発生機構が装備されている
。
通口１５及び該連通口１５を開閉するためのディスクバ
ルブ１６を含む公知の減衰力発生機構が装備されている
。
シールカバー８内には、第２図にも示すようにロントガ
イド４と間隔をあげて環状のシール部材１７が配設され
、このシール部材１７は、ピストンロッド１０の外周に
嵌合すると共にシールカバー８の内周に嵌合してシリン
ダ１内外をシールしている。
イド４と間隔をあげて環状のシール部材１７が配設され
、このシール部材１７は、ピストンロッド１０の外周に
嵌合すると共にシールカバー８の内周に嵌合してシリン
ダ１内外をシールしている。
このシールカバー８内には、シール部材１７とロントガ
イド４との間において、ピストンロッド１０を取巻（よ
うに環状の弁室りが画成され、該弁室りはＪ伐トンロッ
ド１０とロッドガイド４との間の微小間隙からなる通路
１８を介して室Ｂと連通され、またロントガイド４に形
成した切欠きからなる通路１９を介してリザーバ室Ｃの
上部すなわちガス１３部分と連通されている。
イド４との間において、ピストンロッド１０を取巻（よ
うに環状の弁室りが画成され、該弁室りはＪ伐トンロッ
ド１０とロッドガイド４との間の微小間隙からなる通路
１８を介して室Ｂと連通され、またロントガイド４に形
成した切欠きからなる通路１９を介してリザーバ室Ｃの
上部すなわちガス１３部分と連通されている。
したがって、この３つの要素Ｃ，１８，１９により、室
Ｂとリザーバ室Ｃとを連通ずる通路手段が構成される。
Ｂとリザーバ室Ｃとを連通ずる通路手段が構成される。
弁室り内には例えばゴム等の弾性材からなる弁体２０が
配設され、該弁体２０は、ピストンロッド１０が遊嵌状
態で貫通する環状とされ、ピストンロッド１０のほぼ半
径方向に伸びるフランジ部２０ａとその内周縁よりほぼ
垂直に下方へ伸びるやや細長の環状のリップ部２０ｂと
を備えている。
配設され、該弁体２０は、ピストンロッド１０が遊嵌状
態で貫通する環状とされ、ピストンロッド１０のほぼ半
径方向に伸びるフランジ部２０ａとその内周縁よりほぼ
垂直に下方へ伸びるやや細長の環状のリップ部２０ｂと
を備えている。
この弁体２０は、そのフランジ部２０ａの下面に配設し
たばね受２１とロッドガイド４の上端面に形成した凹所
４ａの底壁との間に介装したばね２２により、後述する
リテーナ２３を介して、シール部材１７の下面に着座状
態で位置決めされている。
たばね受２１とロッドガイド４の上端面に形成した凹所
４ａの底壁との間に介装したばね２２により、後述する
リテーナ２３を介して、シール部材１７の下面に着座状
態で位置決めされている。
上記ロッドガイド４の凹所４ａはピストンロッド１０を
取巻（環状とされ、そのテーパ状とされた内側側壁面が
、弁体２０のリップ部２０ｂが離着座する弁座４ｂとさ
れている。
取巻（環状とされ、そのテーパ状とされた内側側壁面が
、弁体２０のリップ部２０ｂが離着座する弁座４ｂとさ
れている。
したがって、リップ部２０ｂがそれ自体の締めじろによ
り弁座４ｂに着座したときは、弁室りは、前記通路１８
が連通する内室Ｄ１ と前記通路１９が連通ずる外室
Ｄ２との内外２つの室に画成して室Ｂとリザーバ室Ｃと
の連通を遮断する。
り弁座４ｂに着座したときは、弁室りは、前記通路１８
が連通する内室Ｄ１ と前記通路１９が連通ずる外室
Ｄ２との内外２つの室に画成して室Ｂとリザーバ室Ｃと
の連通を遮断する。
逆に、リップ部２０ｂが弁座４ｂより離間したときは、
上記両室ＢとＣとが連通されることとなる。
上記両室ＢとＣとが連通されることとなる。
このようなリップ部２０ｂの弁座４ｂに対する離着座は
、該リップ部２０ｂが、その基端部２０ｃすなわちフラ
ンジ部２０ａとの境界部分を中心として、ピストンコン
ド１００半径方向へ揺動変位することによりなされ、常
時は該リップ部２０ｂの締めじろにより弁座４ｂに着座
される。
、該リップ部２０ｂが、その基端部２０ｃすなわちフラ
ンジ部２０ａとの境界部分を中心として、ピストンコン
ド１００半径方向へ揺動変位することによりなされ、常
時は該リップ部２０ｂの締めじろにより弁座４ｂに着座
される。
この基端部２０ｃは、強度をもたせるべく、リップ部２
０ｂの先端部分よりもやや厚肉とされる一方、前記リテ
ーナ２３によりその内周面を包被されている。
０ｂの先端部分よりもやや厚肉とされる一方、前記リテ
ーナ２３によりその内周面を包被されている。
すなわち、リテーナ２３は、金属、合成樹脂等によりピ
ストンロッド１０が遊嵌状態で貫通する環状とされ、シ
ール部材１７と弁体２０のフランジ部２０ａとの間に位
置するフランジ部２３ａと、該フランジ部２３ａの内周
縁より垂直下方へ短く伸びる筒部２３ｂとを備え、この
筒部２３ｂ外周に弁体２０の基端部２０ｃが嵌合した状
態となっている。
ストンロッド１０が遊嵌状態で貫通する環状とされ、シ
ール部材１７と弁体２０のフランジ部２０ａとの間に位
置するフランジ部２３ａと、該フランジ部２３ａの内周
縁より垂直下方へ短く伸びる筒部２３ｂとを備え、この
筒部２３ｂ外周に弁体２０の基端部２０ｃが嵌合した状
態となっている。
そして、前記ばね受２１は、このリテーナ２３よりも小
さな相似形とされて、その内周下端面がリテーナ２３０
筒部２３ｂ下端面よりも上方に位置し、したがって弁体
２０のリップ部２０ｂは、ピストンロッド１０の半径方
向外方側への変位はばね受２０の抵抗力を受けることな
（自由に行える一方、内方側への所定以上の変位はリテ
ーナ２３０筒部２３ｂに阻止されることとなる。
さな相似形とされて、その内周下端面がリテーナ２３０
筒部２３ｂ下端面よりも上方に位置し、したがって弁体
２０のリップ部２０ｂは、ピストンロッド１０の半径方
向外方側への変位はばね受２０の抵抗力を受けることな
（自由に行える一方、内方側への所定以上の変位はリテ
ーナ２３０筒部２３ｂに阻止されることとなる。
また、弁体２０のフランジ部２０ａ、リテーナ２３０ノ
ランジ部２３ａ、該フランジ部２３ａが当接するシール
部材１７０当接面（下面）は、それぞれピストンロッド
１００半径方向外方側へ伸びるにつれてその先端へ傾斜
する傾斜面とされ、これにより該三者２０，２３，１７
のピストンコンド１００半径方向への相互の位置ずれが
防止されている。
ランジ部２３ａ、該フランジ部２３ａが当接するシール
部材１７０当接面（下面）は、それぞれピストンロッド
１００半径方向外方側へ伸びるにつれてその先端へ傾斜
する傾斜面とされ、これにより該三者２０，２３，１７
のピストンコンド１００半径方向への相互の位置ずれが
防止されている。
なお、弁体２０とリテーナ２３とは、接着剤や焼き付は
等により一体化してもよ（、あるいは単に当接させたま
まとしてもよい。
等により一体化してもよ（、あるいは単に当接させたま
まとしてもよい。
さらに弁体２０は、フランジ部２０ａの外周縁側におい
て、シールカバー８の内面に密着するリップ部２０ｄを
備え、シリンダ１内外のシールをより一層確実なものと
している。
て、シールカバー８の内面に密着するリップ部２０ｄを
備え、シリンダ１内外のシールをより一層確実なものと
している。
また、このリップ部２０ｄはリザーバ室Ｃ等へ外部から
流体を供給するときの一方向弁を兼用している。
流体を供給するときの一方向弁を兼用している。
すなわち、シール部材１７の外周には切欠きからなる通
路１７ａが形成され、シール部材１７を押し下げてこの
抜は止め作用を行っているシールカバー８の頂部８ａよ
り離間させることにより該通路１７ａを外部と連通させ
、この状態で圧力流体を外部から供給すると、リップ部
２０ｄが撓み変形してシールカバー８より離間し、リザ
ーバ室Ｃ等へこの圧力流体が供給される。
路１７ａが形成され、シール部材１７を押し下げてこの
抜は止め作用を行っているシールカバー８の頂部８ａよ
り離間させることにより該通路１７ａを外部と連通させ
、この状態で圧力流体を外部から供給すると、リップ部
２０ｄが撓み変形してシールカバー８より離間し、リザ
ーバ室Ｃ等へこの圧力流体が供給される。
シール部材１７に対する押下げ力を解放すれば、リザー
バ室Ｃからの圧力によりリップ部２０ｄはシールカバ−
８内面に密着すると共に、シール部材１７がシールカバ
ー８の頂部８ａ内面に密着して通路１７ａを閉塞し、シ
リンダ１の密封が行なわれる。
バ室Ｃからの圧力によりリップ部２０ｄはシールカバ−
８内面に密着すると共に、シール部材１７がシールカバ
ー８の頂部８ａ内面に密着して通路１７ａを閉塞し、シ
リンダ１の密封が行なわれる。
実施例において、ピストンロッド１０が内筒２内に押し
込まれると、室Ａ内の油液１２がピストンロッド１０に
固定されているピストン１９によって加圧される。
込まれると、室Ａ内の油液１２がピストンロッド１０に
固定されているピストン１９によって加圧される。
加圧された油液１２は、ピストン９に設けられたディス
クバルブ１６の外周縁を上方へ撓め、連通口１５を通し
て室Ｂへ流入しこの時減衰力を発生する。
クバルブ１６の外周縁を上方へ撓め、連通口１５を通し
て室Ｂへ流入しこの時減衰力を発生する。
そして、加圧された室Ａ内の油液１２は連通口１４を介
してリザーバ室Ｃ内へも流入する。
してリザーバ室Ｃ内へも流入する。
このとき、リザーバ室Ｃ上方のガス１３は、油液１２の
進入体積分だけ圧力が一ト昇するが、この圧力を受けて
弁体２０のリップ部２０ｂが弁座４ｂに着座しているの
で、ガス１３が弁室りを通して室Ｂ内へ進入するのが阻
止される。
進入体積分だけ圧力が一ト昇するが、この圧力を受けて
弁体２０のリップ部２０ｂが弁座４ｂに着座しているの
で、ガス１３が弁室りを通して室Ｂ内へ進入するのが阻
止される。
特に、リップ部２０ｂの基端部２０ｃは、リテーナ２３
により前述の如く補強されているので、リザーバ室Ｃか
らの高いガス圧に抗して、リップ部２０ｂが半径方向内
方側へ大きく撓み変形してしまうことが阻ｔ、Ｌされ、
確実な閉弁状態を維持する。
により前述の如く補強されているので、リザーバ室Ｃか
らの高いガス圧に抗して、リップ部２０ｂが半径方向内
方側へ大きく撓み変形してしまうことが阻ｔ、Ｌされ、
確実な閉弁状態を維持する。
次に、ピストンロッド１０が伸長すると、室Ｂ内が加圧
されるのでこの内部の油液１２が、ディスクバルブ１６
の内周縁を下方へ撓めて連通口１５を通して室Ａへ流入
し、この時減衰力を発生する。
されるのでこの内部の油液１２が、ディスクバルブ１６
の内周縁を下方へ撓めて連通口１５を通して室Ａへ流入
し、この時減衰力を発生する。
そして、エアレーションにより室Ｂ内の油液１２中に混
入したガスは、上方へ移動して通路１８、弁室りの内室
Ｄ１ を通り、その圧力により弁体２０のリップ部２０
ｂを撓み変形させて開とし、弁室りの外室Ｄ２、通路１
９を通ってリザーバ室Ｃへ環元される１、このとき、弁
体２０のリップ部２０ｂは、リテーナ２３によりその開
方向への変形が阻止されることはないので、リップ部２
０ｂは容易に撓み変形し、室Ｂ内のガスが素早くリザー
バ室Ｃへ戻されることとなる。
入したガスは、上方へ移動して通路１８、弁室りの内室
Ｄ１ を通り、その圧力により弁体２０のリップ部２０
ｂを撓み変形させて開とし、弁室りの外室Ｄ２、通路１
９を通ってリザーバ室Ｃへ環元される１、このとき、弁
体２０のリップ部２０ｂは、リテーナ２３によりその開
方向への変形が阻止されることはないので、リップ部２
０ｂは容易に撓み変形し、室Ｂ内のガスが素早くリザー
バ室Ｃへ戻されることとなる。
なお、ピストン９には、ピストンロッド１０の伸び方向
へのみの減衰力発生機構を設け、縮み方向への減衰力発
生機構は内筒２内の底部に設けるようにしてもよ（・。
へのみの減衰力発生機構を設け、縮み方向への減衰力発
生機構は内筒２内の底部に設けるようにしてもよ（・。
本発明は以１−述べたことから明らかなように次のよう
な効果を奏する。
な効果を奏する。
（１）閉弁方向にはリテーナの筒部により弁体のリップ
部の基端部に剛性が付与されるので、リップ部に閉弁時
の剛性を十分に与えることができ、開弁方向にはリテー
ナがリップ部の基端部に関す−シないので、弁体のリッ
プ部は開弁方向へ素早く変位できる。
部の基端部に剛性が付与されるので、リップ部に閉弁時
の剛性を十分に与えることができ、開弁方向にはリテー
ナがリップ部の基端部に関す−シないので、弁体のリッ
プ部は開弁方向へ素早く変位できる。
このため、この種緩衝器の性能は太き（向上する。
（１１）弁体におけるリップ部の基端部内周の、リテー
ナの筒部に対する嵌合度合いを、筒部の軸心方向長さを
適宜変えることにより調整すれば、リップ部の基端部に
付与される剛性を任意に且つ容易に変更することができ
る。
ナの筒部に対する嵌合度合いを、筒部の軸心方向長さを
適宜変えることにより調整すれば、リップ部の基端部に
付与される剛性を任意に且つ容易に変更することができ
る。
（曲 リテーナにフランジ部を設けて該フランジ部をシ
ール部材と弁体のフランジ部との間に保持するので、リ
テーナを容易に保持することができる。
ール部材と弁体のフランジ部との間に保持するので、リ
テーナを容易に保持することができる。
第１図は本発明による緩衝器の全断面図、第２図は第１
図の要部拡大断面図である。 １・・・・・・シリンダ、２・・・・・・内筒、４・・
・・・・ロントガイド、４ａ・−・・−凹所、６・・−
・−・外筒、８・・・・・・シールカバー、９・・・・
−・ピストン、１０・・・・・・ピストンロッド、１２
・・・・〜・油液、１３・・・・・・ガス、１７・・・
・・・シール部材、１８，１９・・・・・・通路、２０
・−・・・・弁体、２０ａ・−・・・・フランジ部、２
０ｂ・・・・・・リップ部（一方向弁）、２０ｃ・・・
・・・基端部、２０ｄ・・・・・・他のリップ部、２２
・・−・・・ばね、２３・・・・・・リテーナ、２３ａ
・・−・−フランジ部、Ａ、Ｂ・・・・・−（内筒内の
）室、Ｃ・・・・・・リザーバ室、Ｄ・−・・・・弁室
、Ｄｌ・・−・・・内室、Ｄ２・・−・・・外室。
図の要部拡大断面図である。 １・・・・・・シリンダ、２・・・・・・内筒、４・・
・・・・ロントガイド、４ａ・−・・−凹所、６・・−
・−・外筒、８・・・・・・シールカバー、９・・・・
−・ピストン、１０・・・・・・ピストンロッド、１２
・・・・〜・油液、１３・・・・・・ガス、１７・・・
・・・シール部材、１８，１９・・・・・・通路、２０
・−・・・・弁体、２０ａ・−・・・・フランジ部、２
０ｂ・・・・・・リップ部（一方向弁）、２０ｃ・・・
・・・基端部、２０ｄ・・・・・・他のリップ部、２２
・・−・・・ばね、２３・・・・・・リテーナ、２３ａ
・・−・−フランジ部、Ａ、Ｂ・・・・・−（内筒内の
）室、Ｃ・・・・・・リザーバ室、Ｄ・−・・・・弁室
、Ｄｌ・・−・・・内室、Ｄ２・・−・・・外室。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 内外二重構造とされたシリンダの内筒内にピストン
を摺動自在に嵌挿し、該ピストンより伸びるピストンロ
ッドを前記シリンダの端部に設けたロントガイドを摺動
自在に貫通させて外部へ延在させ、前記内筒内に油液を
封入し、前記シリンダの内筒と外筒との間の形成された
リザーバ室に油液とガスとを封入し、前記ロントガイド
の外端面を前記ピストンロッドが貫通するシールカバー
で覆い、該シールカバー内に前記シリンダ内外をシール
するシール部材を嵌合させて、該シール部材と前記ロッ
ドガイドとの間に、前記ピストンロッドを取巻く環状の
弁室を画成し、前記内筒内と前記リザーバ室のガス部分
とを前記弁室を介して連通し、前記弁室内に、前記ピス
トンロッドが遊嵌状態で貫通し、且つ前記内筒内からリ
ザーバ室へ向けての流通のみを許容する一方向弁として
のリップ部と該リップ部の基端部より半径方向外方側に
伸びて前記シール部材に着座するフランジ部とを有する
環状の弾性材からなる弁体を配設し、前記ロントガイド
に前記弁体の環状のリップ部が離着座する弁座を形成し
た緩衝器において、 前記シール部材と前記弁体のフランジ部との間にフラン
ジ部が保持され、且つそのフランジ部より筒部が前記ロ
ッドガイドに向って伸びるリテーナを設け、 該リテーナの筒部外周に前記弁体のリップ部の基端部内
周を嵌合し、 しかも、前記弁体と前記ロントガイドとの間にばねを介
装して、該弁体のフランジ部を前記シール部材に前記リ
テーナのフランジ部を介して着座させてなる、ことを特
徴とする緩衝器。 ２ 前記弁体のフランジ部外周縁に他の環状のリップ部
を形成し、該他のリップ部を前記シールカバーの内面に
密着させてなる特許請求の範囲第１項記載の緩衝器。 ３ 前記弁体のリップ部が前記弁座に着座したとき、該
リップ部の内方側に形成される前記弁室の内室を前記ピ
ストンロッドと前記ロントガイドとの間の微小間隙から
なる通路を介して前記内筒内と連通させ、前記リップ部
の外方側に形成される前記弁室の外室を前記ロントガイ
ドに形成した通路を介して前記リザーバ室のガス部分と
連通させてなる特許請求の範囲第１項に記載の緩衝器。 ４ 前記ロントガイドの外端面に前記ピストンロッドを
取巻く環状の凹所を形成し、該凹所の底壁を前記ばねの
一方の座とすると共に、該凹所の内側側壁面を前記弁体
のリップ部が離着座する弁座としてなる特許請求の範囲
第１項記載の緩衝器。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54020349A JPS5926820B2 (ja) | 1979-02-23 | 1979-02-23 | 緩衝器 |
| DE19803006174 DE3006174C2 (de) | 1979-02-23 | 1980-02-19 | Hydraulischer Doppelrohr-Stoßdämpfer |
| GB8006054A GB2045892B (en) | 1979-02-23 | 1980-02-22 | Fluid separation valves in hydropneumatic shock absorbers |
| BR8001068A BR8001068A (pt) | 1979-02-23 | 1980-02-22 | Amortecedor hidraulico |
| FR8004010A FR2449827A1 (fr) | 1979-02-23 | 1980-02-22 | Perfectionnement a un amortisseur hydraulique |
| US06/343,335 US4411342A (en) | 1979-02-23 | 1982-01-27 | Hydraulic damper |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54020349A JPS5926820B2 (ja) | 1979-02-23 | 1979-02-23 | 緩衝器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55112439A JPS55112439A (en) | 1980-08-30 |
| JPS5926820B2 true JPS5926820B2 (ja) | 1984-06-30 |
Family
ID=12024640
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP54020349A Expired JPS5926820B2 (ja) | 1979-02-23 | 1979-02-23 | 緩衝器 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4411342A (ja) |
| JP (1) | JPS5926820B2 (ja) |
Families Citing this family (13)
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|---|---|---|---|---|
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| US5622527A (en) * | 1986-05-08 | 1997-04-22 | Proform Fitness Products, Inc. | Independent action stepper |
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| US6032752A (en) | 1997-05-09 | 2000-03-07 | Fast Action Support Team, Inc. | Vehicle suspension system with variable geometry |
| US6357543B1 (en) | 1998-12-31 | 2002-03-19 | Formula Fast Racing | Snowmobile construction |
| US6461279B1 (en) | 2001-07-25 | 2002-10-08 | Hai Pin Kuo | Treadmill having dual treads for stepping exercises |
| US7645214B2 (en) * | 2004-02-26 | 2010-01-12 | Nautilus, Inc. | Exercise device with treadles |
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| US10493349B2 (en) | 2016-03-18 | 2019-12-03 | Icon Health & Fitness, Inc. | Display on exercise device |
| US10625114B2 (en) | 2016-11-01 | 2020-04-21 | Icon Health & Fitness, Inc. | Elliptical and stationary bicycle apparatus including row functionality |
Family Cites Families (7)
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|---|---|---|---|---|
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| JPS5154170A (ja) * | 1974-11-07 | 1976-05-13 | Showa Mfg | |
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| JPS53136488U (ja) * | 1977-04-01 | 1978-10-28 | ||
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| US4185721A (en) * | 1978-04-03 | 1980-01-29 | General Motors Corporation | Springless seal for shock absorber |
| US4245825A (en) * | 1979-06-11 | 1981-01-20 | Kayaba Kogyo Kabushiki Kaisha | Shock absorber for wheeled vehicle |
-
1979
- 1979-02-23 JP JP54020349A patent/JPS5926820B2/ja not_active Expired
-
1982
- 1982-01-27 US US06/343,335 patent/US4411342A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US4411342A (en) | 1983-10-25 |
| JPS55112439A (en) | 1980-08-30 |
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