JPH0438111Y2 - - Google Patents

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JPH0438111Y2
JPH0438111Y2 JP1986176458U JP17645886U JPH0438111Y2 JP H0438111 Y2 JPH0438111 Y2 JP H0438111Y2 JP 1986176458 U JP1986176458 U JP 1986176458U JP 17645886 U JP17645886 U JP 17645886U JP H0438111 Y2 JPH0438111 Y2 JP H0438111Y2
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JP
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diaphragm
air
wall
cover
air chamber
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JP1986176458U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車等に用いられるエアサスペンシ
ヨン装置の改良、特に、二重円筒状のダイアフラ
ムを有するエアサスペンシヨン装置のダイアフラ
ム保護カバーの改良に関する。
従来の技術および考案が解決しようとする課題 従来、二重円筒状のダイアフラムを有し、ダイ
アフラムの外壁を緩衝空気のエアチヤンバに固定
し、その内壁をエアピストンに固定したエアサス
ペンシヨン装置においては、空気圧力が上昇した
ときダイアフラムが半径方向外側へ変形すること
を防止する部材が設けられている。すなわち、ダ
イアフラムの内壁と外壁との接続部に充分な屈曲
性を与えるためには、ダイアフラムの厚さを薄く
しておく必要があり、薄くするとダイアフラム外
壁は容易に外側へ変形し、空気圧力に耐えずに破
損したり、外部の構造物に当たつて損傷したりす
るからである。従来は円筒状の金属製エアチヤン
バを延長し、ダイアフラム外壁を覆うようにしダ
イアフラムの半径方向外方への変形を防いでい
た。しかし、このような構造では、エアチヤンバ
が変形を許さない硬質の金属であるため、ダイア
フラムに局部的な過大応力が生じたり、また両者
間に異物が侵入したりして、ダイアフラムが損傷
を受け易いという欠点があつた。
本考案は、上述のような従来技術の欠点を克服
し、ダイアフラムを損傷しないようなダイアフラ
ム変形防止装置を提供することを目的とするもの
である。
(課題を解決するための手段) 上記目的は、本考案に従いエアピストンに固定
される内壁とエアチヤンバに固定される外壁とを
有する断面U字形状にダイアフラムを形成し、ダ
イアフラムと同じ材料で作られ、外壁の外側を覆
うように接触するダイアフラムカバーが設けられ
ていることにより解決される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明
する。
エアサスペンシヨン装置20は、一方の構造体
であるボデイ1に固定されたエアチヤンバ2と、
他方の構造体にアブソーバロツド17を介して固
定されたエアピストン16と、エアチヤンバの下
端部とエアピストンの上端部とを連結する可撓性
のダイアフラム13とを有し、これら3つの部材
は協力して内部に空気室を形成している。アブソ
ーバロツド17に固定されたピストンロツド4
は、取り付け部材8、ゴムブツシユ7、エアシー
ル5,6を介して、エアチヤンバ2によつて可動
的に支持されている。また、ピストンロツドには
円筒状の弾性部材であるバウンドストツパ11が
設けられ、アブソーバロツドのエアチヤンバへの
近接位置を制限している。ダイアフラム13は、
ゴムなどの可撓性の材料で作られ、円筒状の内壁
13aと、円筒状の外壁13bと、両壁を断面U
字形状に接続させる接続壁13cとを有し、内壁
13aの端部は固定リング15によつてエアピス
トンの端部に固定され、外壁13bの端部は固定
リング14によつてエアチヤンバ2の端部に固定
されている。エアチヤンバ2の側壁には空気加減
用のエアチユーブ10が、ユニオン9を用いて取
り付けられている。さらに、ダイアフラム外壁1
3bの外側に外壁に接して、円筒状をなし可撓性
の材料で作られたダイアフラムカバー13dが外
壁全体を覆い、外壁の下方にまで延びている。本
実施例においては、ダイアフラムカバー13dは
ダイアフラム13と一体に形成されており、外壁
13bをリング14によつてエアチヤンバ2に固
定した後、反転させて外壁を外側から覆うように
している。円筒状のダイアフラムカバー13dの
内径は円筒状の外壁13bの外径よりも小さく決
められているので、カバー13dは外壁に接して
外壁を覆うとともに、接続壁13cの一部にも接
して接続壁を覆つている。
いまアブソーバロツド17にボデイ1に向かう
力が働いた場合には、エアピストン16がエアチ
ヤンバ2の中に入り込み、ダイアフラムの接続部
13cが移動する。エアピストンが上昇するに従
い空気室内の空気圧力が増加し、ダイアフラムの
内面に作用する。ダイアフラム内面に作用する空
気圧力は、内壁部においてはエアピストン16か
らの反力と平衡し、接続壁部においては比較的小
さい曲率半径をもつダイアフラムの張力と平衡
し、外壁部においてはダイアフラムとダイアフラ
ムカバーとの張力の合計と平衡している。また、
空気圧力はエアチヤンバとエアピストンにも働
き、両者の相対運動に対し緩衝の役を果たしてい
る。
上記構成においては、ダイアフラムカバーがダ
イアフラムと同じ材質で形成されているので、ダ
イアフラムカバーの変形が容易になされる。それ
によつて、ダイアフラムの内圧が高くなると、金
属カバーからなるものと比較して、ダイアフラム
は容易に径方向に膨らむことになる。このため
に、ダイアフラム内部の受圧面積の変化が生じ
て、ストロークが増加するにつれて、エアばね定
数を大きくする非線型特性の領域を広げることが
可能になる。また、乗員の数に変化があると、ダ
イアフラム内部の静圧力およびダイアフラムの受
圧面積にも変化が生じるため、エアばね定数の非
線型特性を乗員の数に応じて適当に変えることが
可能である。したがつて、ダイアフラムと同じ材
質のダイアフラムカバーによつて、ダイアフラム
の損傷を受けないようにするだけでなく、本来の
エアサスペンシヨンのばね特性をも向上させるこ
とができる。
本実施例においては、ダイアフラムの外壁がエ
アチヤンバの外面に取り付けられているが、第2
図に示すように、エアチヤンバの内面に取り付け
ることも可能である。また、ダイアフラムカバー
をダイアフラムと一体にして作らないで、第3図
に示すように、別部材12として作ることも可能
である。
(考案の効果) 本考案のダイアフラムカバーを従来の金属製円
筒状ダイアフラムカバーと比較すると、本考案に
おいては、空気圧が上昇した場合、ダイアフラム
カバーがダイアフラム外壁の変形に対応して変形
するため、両者間に摩擦運動の起こる度合いが少
なく、また、ダイアフラムが金属カバーに近接し
た領域において起こり勝ちなダイアフラムの急激
を曲がりに伴う過大な応力をも避けることができ
る。さらに、カバーが、接続部の一部をも覆つて
しまうので、異物が外壁とカバーとの間に侵入
し、ダイアフラムを損傷することを防止すること
ができる。また、上記のようなダイアフラムカバ
ーの変形に伴うダイアフラムの径方向の変形によ
り、エアばね定数を大きくする非線型特性の領域
を広げるとともに、この非線型特性が乗員の数に
よつても変わることになり、本来のエアサスペン
シヨンのばね特性をも向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、は本考案のエアサスペンシヨン装置の
1実施例の縦断面図、第2図、はダイアフラムを
エアチヤンバに取り付ける構造に関する他の実施
例の断面図、第3図は、ダイアフラムカバーの構
造に関する他の実施例を示す断面図である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ボデイとアブゾーバロツドとを緩衝機能を有
    して結合するため、前記アブゾーバロツドに固
    定された上部開放の円筒エアピストンと、前記
    ボデイに固定された下端開放の円筒エアチヤン
    バと、前記エアピストンの上端部と前記エアチ
    ヤンバの下端部とを連結して空気室を形成する
    可撓性のダイアフラムとを有するエアサスペン
    シヨン装置において、前記エアピストンに固定
    される内壁と前記エアチヤンバに固定される外
    壁とを有する断面U字形状に前記ダイアフラム
    を形成し、前記ダイアフラムと同じ材料で作ら
    れ、前記外壁の外側を覆うように接触するダイ
    アフラムカバーが設けられていることを特徴と
    するエアサスペンシヨン装置。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項に記載のエア
    サスペンシヨン装置において、前記ダイアフラ
    ムカバーの、内圧を加えないときの内径が、前
    記外壁の、内圧力を加えないときの外径より小
    さくなつていることを特徴とするエアサスペン
    シヨン装置。 (3) 実用新案登録請求の範囲第1項に記載のエア
    サスペンシヨン装置において、前記ダイアフラ
    ムと前記ダイアフラムカバーとが一体に作られ
    ていることを特徴とするエアサスペンシヨン装
    置。
JP1986176458U 1986-11-17 1986-11-17 Expired JPH0438111Y2 (ja)

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JP1986176458U JPH0438111Y2 (ja) 1986-11-17 1986-11-17

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JPS6380341U JPS6380341U (ja) 1988-05-27
JPH0438111Y2 true JPH0438111Y2 (ja) 1992-09-07

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2519367Y2 (ja) * 1989-09-22 1996-12-04 株式会社ユニシアジェックス エアサスペンション用プロテクタ

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JPS519185B2 (ja) * 1973-04-25 1976-03-24
JPS5517767A (en) * 1978-07-24 1980-02-07 Sumitomo Electric Ind Ltd Cover for air spring

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JPS5434148Y2 (ja) * 1974-07-01 1979-10-19
JPS5660840U (ja) * 1979-10-18 1981-05-23

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