JP2519367Y2 - エアサスペンション用プロテクタ - Google Patents

エアサスペンション用プロテクタ

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JP2519367Y2
JP2519367Y2 JP1989111485U JP11148589U JP2519367Y2 JP 2519367 Y2 JP2519367 Y2 JP 2519367Y2 JP 1989111485 U JP1989111485 U JP 1989111485U JP 11148589 U JP11148589 U JP 11148589U JP 2519367 Y2 JP2519367 Y2 JP 2519367Y2
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protector
outer shell
diaphragm
air suspension
mounting portion
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太 黒岩
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株式会社ユニシアジェックス
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、空気室の一部を構成するダイヤフラムを保
護するエアサスペンション用プロテクタに関する。
《従来の技術》 従来、車両等に装備されるサスペンションとしては、
リーフスプリングやコイルスプリング等のばねの弾性を
利用した機械式のばねが広く用いられていた。これら機
械式のばねに代り、最近では流体(空気等)を利用した
エアサスペンションも一部の車両に装備されている。
第4図はこのような従来のエアサスペンションの一例
の一部断面図である。このエアサスペンション10は緩衝
器本体8とエアサスペンション本体11とで構成され、緩
衝器本体8のピストンロッド9側にエアサスペンション
本体11が備えられている。このエアサスペンション本体
11は、アウターシェル1と、ローリングガイド2と、ダ
イヤフラム3とで構成された空気室5を有し、この空気
室5を保護するプロテクタ4を備えている。
エアサスペンション本体11のアウターシェル1に形成
される空気室5を保護するプロテクタ4の取付部周辺A
においては第5図に示すように、ダイヤフラム3はアウ
ターシェル1の外周面部1aにかしめリング6によりかし
められて固定され、このダイヤフラム3のピストンロッ
ド側(第5図中の上側)に設けられるダイヤフラム装着
部3aはプロテクタ4のプロテクタ装着部4aと共にバンド
7により締付けられて、前記外周面部1aに固定される。
バンド7はプロテクタ4のピストンロッド9側(第5図
中の上側)に形成された環状溝4dに装着してあり、この
ダイヤフラム装着部3aと外周面部1aとの合わせ目3bと、
プロテクタ4aとダイヤフラム装着部3aとの合わせ目4bと
がそれぞれ、外部に露出している状態で構成される。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、上記従来のエアサスペンション用プロ
テクタでは、ダイヤフラム装着部3aと外周面部1aとの合
わせ目3bと、プロテクタ装着部4aとダイヤフラム装着部
3aとの合わせ目4bがそれぞれ外部に露出しているので、
第6図に示すように、これら合わせ目3b,4bの上部には
車両の走行中、停止中を問わず外部から水、砂、泥等の
異物が溜りやすくなる。これら異物が合わせ目3bからダ
イヤフラム3の内周面部3c(空気室5内の一部)へ侵入
すると、アウターシェル1の外周面部1aに異物が付着し
てアウターシェル1に錆が発生したり、ダイヤフラム3
の内周面部3cに異物が付着してダイヤフラム3が劣化を
起こす。さらに異物が合わせ目4bからダイヤフラム3の
外周面部3dへ侵入すると、プロテクタ4が劣化し、プロ
テクタ4がエアサスペンション本体11からずれたり、脱
落を生じる。
また、プロテクタ4をエアサスペンション本体11へ取
付ける作業を行なう場合は、プロテクタ4を所定の位置
(ダイヤフラム装着部3aの表面)まで引き上げるため
に、プロテクタ4を掴む部分が環状溝上部4cしかなく、
掴みずらいので作業性が悪いという問題点があった。
本考案は、このような上記従来の問題点を解決するた
めになされたものであって、その目的とするところは、
ダイヤフラム装着部と外周面部の合わせ目と、プロテク
タ装着部とプロテクタ装着部が装着される部分の合わせ
目とが、外部に露出しないように外部に対してシールす
ると共に、プロテクタのエアサスペンション本体への取
付作業を行なう場合に、このプロテクタを掴む部分を設
けて、取付け作業を行ない易くするエアサスペンション
用プロテクタを提供することにある。
《課題を解決するための手段》 上記の目的を達成するための、本考案は、アウターシ
ェルとローリングガイドとダイヤフラムとで構成される
空気室を保護するプロテクタを備えたエアサスペンショ
ンにおいて、前記アウターシェルに拡径部を形成すると
共に、前記プロテクタの前記アウターシェルに圧入され
るプロテクタ装着部先端を、前記ダイヤフラム先端より
も延長させてリップを形成し、該リップの先端を、前記
アウターシェルの拡径部の下向面に当接させた構成にし
てある。
《作用》 プロテクタに締代を持ち、且つ、このプロテクタに一
体で形成されるリップを備えることにより2重構造とな
り、ダイヤフラム装着部とアウターシェルの外周面部の
合わせ目と、プロテクタ装着部とプロテクタ装着部が装
着される部分の合わせ目とが、それぞれ外部に対してシ
ールされる。
またプロテクタをエアサスペンション本体に取付ける
場合に、このリップを掴むことで作業が簡単に行なえ
る。
《実施例》 以下、本考案の実施例を第1図乃至第3図に基づいて
説明する。
第1図は本考案に係るエアサスペンション用プロテク
タの一実施例の要部断面図である。
エアサスペンション本体20は、アウターシェル21と、
図示しないローリングガイドと、ダイヤフラム23とで空
気室25を構成し、この空気室25を保護するプロテクタ24
を備えて構成される。前記ダイヤフラム23は、アウター
シェル21の外周面部21aにかしめリング26によりかしめ
られ固定される。
前記プロテクタ24は、ほぼ均一な厚みtを持つ略円筒
形状を成し、第1図中の下側即ちアウターシェル21に圧
入されるプロテクタ装着部24bとこのプロテクタ装着部2
4bの先端(第1図中の上側)をダイヤフラム23の先端よ
りも延長させて形成したリップ24aとを備える。このプ
ロテクタ装着部24bに段差24dが設けられ、リップ24aは
アウターシェル21の傾斜面21bと密着するものであっ
て、プロテクタ装着部24bと共にプロテクタ24と一体で
形成されている。前記プロテクタ装着部24bの内側径
は、アウターシェル21の外周面部21aの外側径より小さ
く設定され、プロテクタ24は、プロテクタ装着部24bに
よりアウターシェル21の外周面部21aの所定の位置(段
差24dがダイヤフラム装着部23bの端面と当接する位置)
に締付けられて固定される。
前記プロテクタ装着部24bとプロテクタ装着部24bが装
着される部分であるアウターシェル21の外周面部21aと
の合わせ目24cは密着しており、この合わせ目24cがシー
ル点ロを形成している。また、アウターシェル21の拡径
部を形成する傾斜面21bの下向面と前記リップ24aの先端
とが当接して、この当接部分はシール点イを形成してい
る。
次に上記実施例における作用について説明する。上記
実施例において、プロテクタ装着部24bとアウターシェ
ル21の外周面部21aとの合わせ目24cはシール点イによ
り、外部からシールされる。ダイヤフラム装着部23bと
外周面部21aとの合わせ目23aは、前記シール点イ,ロに
より二重構造で外部からシールされ、前記合わせ目24c,
23aに水、砂、泥等の異物が侵入することがなくなる。
また、プロテクタ24をエアサスペンション本体20の一
部を成すアウターシェル21の外周面部21aに取付ける場
合に、リップ24aを治具(図示せず)で掴むことによっ
てプロテクタ24をアウターシェル21の所定の位置まで引
き上げて取付けることができる。
また、第2図は、アウターシェル31の外周面部31aに
拡径部を形成する環状の突起部31bがある場合にプロテ
クタ34のリップ34aがこの突起部31bに当接する状態を示
している。第2図に示すプロテクタ34は、プロテクタ装
着部34bと厚みt1を持つリップ34aが環状に一体に形成さ
れ、リップ34aが突起部31bと当接するように形成され
る。さらに、プロテクタ34は、リップ34aとアウターシ
ェル31の突起部31bが当接する合わせ目34cにシール点イ
と、リップ34aのプロテクタ装着部34b側とアウターシェ
ル31の外周面部31aの合わせ目34dにシール点ロとを有し
ている。このプロテクタ34では、構造が簡単な上に、ア
ウターシェル31に突起部31bが形成されても、外部に対
してシールが可能である。
そして第2図に示すプロテクタ34は、シール点イ,ロ
により二重構造で外部からシールされるので、アウター
シェル31の外周面部31aとダイヤフラム33との合わせ目3
3aに外部から異物が侵入することがなくなる。
《考案の効果》 以上のように、本考案によるエアサスペンション用プ
ロテクタでは、アウターシェルとローリングガイドとダ
イヤフラムとで構成される空気室を保護するプロテクタ
を備えたエアサスペンションにおいて、前記アウターシ
ェルに拡径部を形成すると共に、前記プロテクタの前記
アウターシェルに圧入されるプロテクタ装着部先端を、
前記ダイヤフラム先端よりも延長させてリップを形成
し、該リップの先端を、前記アウターシェルの拡径部の
下向面に当接させたことにより、ダイヤフラム装着部と
アウターシェルの外周面部の合わせ目と、プロテクタ装
着部とプロテクタ装着部が装着される部分の合わせ目と
が、それぞれ外部に対して二重にシールされるので、外
部からの異物が前記合わせ目に侵入することがなく、ア
ウターシェルに錆が発生したり、ダイヤフラムが劣化を
起こすことも防げる。
また、プロテクタを取付ける作業を行なう場合に、プ
ロテクタのリップを掴むことにより作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例であるエアサスペンション用
プロテクタの要部を示す断面図、第2図は本考案の他の
実施例であるエアサスペンション用プロテクタの要部を
示す断面図、第3図は従来のエアサスペンションの全体
を示す一部断面図、第4図および第5図は従来のエアサ
スペンション用プロテクタの要部を示す断面図である。 21,31…アウターシェル、21b…傾斜面(拡径部)、31b
…突起部(拡径部)、23,33…ダイヤフラム、24,34…プ
ロテクタ、24a,34a…リップ、25…空気室。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アウターシェルとローリングガイドとダイ
    ヤフラムとで構成される空気室を保護するプロテクタを
    備えたエアサスペンションにおいて、前記アウターシェ
    ルに拡径部を形成すると共に、前記プロテクタの前記ア
    ウターシェルに圧入されるプロテクタ装着部先端を、前
    記ダイヤフラム先端よりも延長させてリップを形成し、
    該リップの先端を、前記アウターシェルの拡径部の下向
    面に当接させたことを特徴とするエアサスペンション用
    プロテクタ。
JP1989111485U 1989-09-22 1989-09-22 エアサスペンション用プロテクタ Expired - Lifetime JP2519367Y2 (ja)

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JPH0349441U JPH0349441U (ja) 1991-05-14
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