JPH0610194Y2 - ボールジョイント - Google Patents

ボールジョイント

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JPH0610194Y2
JPH0610194Y2 JP1989070993U JP7099389U JPH0610194Y2 JP H0610194 Y2 JPH0610194 Y2 JP H0610194Y2 JP 1989070993 U JP1989070993 U JP 1989070993U JP 7099389 U JP7099389 U JP 7099389U JP H0610194 Y2 JPH0610194 Y2 JP H0610194Y2
Authority
JP
Japan
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socket
dust cover
flange portion
cap
cover
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1989070993U
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English (en)
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JPH0311123U (ja
Inventor
和正 木下
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Otics Corp
Original Assignee
Otics Corp
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Publication date
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Publication of JPH0311123U publication Critical patent/JPH0311123U/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)
  • Sealing Devices (AREA)
  • Diaphragms And Bellows (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車のサスペンション、ステアリング装置等
に使用されるボールジョイントに関し、詳しくは該ボー
ルジョイントにおけるダストカバーの固定構造に係るも
のである。
[従来の技術] ボールジョイントにおいては、外部からの砂塵及び水の
侵入や内部に封入したグリースの流出等を防ぐため、第
4図及び第5図に示すように、スタッド21の途中から
ソケット22の上部にかけて釣鐘状又は蛇腹状のダスト
カバー23が取り付けられる。
前記ダストカバー23の上端に設けられた摺動シール部
24は、スタッド21の外周に固着されたプレート25
の表面に摺動可能に密着してシール機能を果すようにな
っている。一方、ダストカバー23の下端には断面略コ
字状の湾曲部26が形成され、該湾曲部26はソケット
22の上部外周面に設けられた環状溝27に嵌入され、
さらに外側からセットリング28で緊締されることによ
り該環状溝27に固定されている。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上記ダストカバー23の固定構造において
は、次のような問題があった。
ソケット22の外周面に環状溝27の加工が必要であ
る。
ダストカバー23を環状溝27から外れないように保
持するためには、セットリング28が必須である。
組付時には、まずダストカバー23の湾曲部26を環
状溝27に嵌入し、次にセットリング28を取り付ける
という工程が必要であり、組付工数がかかる。
セットリング28を取り付ける時に、該セットリング
28を弾かせる等の取付ミスによりダストカバー23を
破ってしまうことがある。
次に、特公昭46−33042号公報には、ダストカバ
ーの下端部を、ソケットの内曲がりフランジによって直
接的に又は輪せんを介してかしめる技術が示されてい
る。しかし、柔かいダストカバーの下端部を直接的にか
しめる場合には、かしめ時のコントロールが非常に難し
く、ダストカバーを確実に保持することは困難である。
また、輪せんを介してかしめる場合には、その輪せんを
ダストカバーに接着する必要があるので、部品と手間が
増え、その接着力が低下する心配もある。
本考案の目的は、上記問題を解決し、部品点数を削減す
るとともに、ソケットの溝加工やセットリングの取付等
の工数を削減し、もってコストの低減を可能とし、ダス
トカバーを簡単かつ確実に固定することもできる新規な
ボールジョイントを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案では、ソケットにボ
ールシートを介してスタッドのボールヘッドを収容し、
該ソケットの上部に取り付けたキャップによりボールシ
ートを保持するボールジョイントにおいて、前記キャッ
プの下端に形成したキャップフランジ部の上に、ダスト
カバーの下端に形成したカバーフランジ部を載せ、ソケ
ットの上端に設けた爪部を前記カバーフランジ部の上面
に折り曲げ、該爪部を前記キャップフランジ部の外周に
立設した起立部に当接するまでかしめることにより該カ
バーフランジ部を固定するという手段をとった。
[作用] 上記手段をとることにより、ソケットの溝加工が不要に
なるため工数を削減でき、また、従来のセットリングが
不要になるため部品点数も削減できる。また、ソケット
の爪部のかしめと同時に、ダストカバーを確実に固定す
ることができるため、工程が簡素化する。
[実施例] 以下、本考案を具体化したボールジョイントの実施例に
ついて、第1図〜第3図を参照して説明する。
本実施例のボールジョイント1は、ソケット2の内部に
下部ボールシート3及び上部ボールシート4を介してス
タッド5のボールヘッド6を収容し、該ソケット2の上
部に取り付けるキャップ7のキャップフランジ部8によ
り上部ボールシート4のシートフランジ部9を保持する
タイプのものである。
上記スタッド5の途中からソケット2の上部にかけて
は、外部からの砂塵及び水の侵入や内部に封入したグリ
ースの流出等を防ぐために、釣鐘状又は蛇腹状のダスト
カバー10が取り付けられている。該ダストカバー10
の上端に設けられた摺動シール部11は、スタッド5の
外周に固着されたプレート12の表面に摺動可能に密着
され、シール機能を果すようになっている。
一方、ダストカバー10の下端にはカバーフランジ部1
3が形成され、第2図に示すように、まず該カバーフラ
ンジ部13は前記キャップ7のキャップフランジ部8の
上に載せられる。ここで、キャップフランジ部8の外周
にはカバーフランジ部13の外端面が当接する起立部1
4が上方へ折曲形成され、カバーフランジ部13の厚さ
よりも、起立部14の高さtの方が低く設けられ
ており、それらの差t−tがカバーフランジ部13
の締め代tとなる。
さらに、前記ソケット2の上端には環状の爪部15が立
設され、第3図に示すように、該爪部15を前記カバー
フランジ部13の上面に折り曲げて、前記締め代t
けかしめる、すなわち前記起立部14に当接するまでか
しめることにより、該カバーフランジ部13はキャップ
フランジ部8と爪部15との間に挟み込まれ抜け出し不
能に固定されている。
以上のように構成された実施例によれば、次のような作
用効果を奏する。
ソケット2の外周面のダストカバー10を保持するた
めの溝加工が不要になるため、工数を削減できる。
従来のセットリング28が不要になるため、部品点数
が削減できる。
組付時には、ソケット2の爪部15のかしめと同時
に、ダストカバー10のカバーフランジ部13を確実に
固定することができるため、工程が簡素化する。
ダストカバー10を保持するためのセットリング28
を用いないため、組付時にダストカバー10を破るよう
なミスはほとんど起こらない。なお、本考案は前記実施
例の構成に限定されるものではなく、考案の趣旨から逸
脱しない範囲で任意に変更して具体化することもでき
る。
[考案の効果] 本考案のボールジョイントは、上記の通り構成されてい
るので、部品点数を削減するとともに、ソケットの溝加
工やセットリングの取付等の工数を削減し、もってコス
トの低減を可能とし、ダストカバーを簡単かつ確実に固
定することもできるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す全体断面図、第2図は同
じくダストカバー固定前における要部拡大断面図、第3
図は同じくダストカバー固定後における要部拡大断面
図、第4図は従来例を示す全体断面図、第5図は同じく
要部拡大断面図である。 2……ソケット、3……下部ボールシート、 4……上部ボールシート、5……スタッド、 6……ボールヘッド、7……キャップ、 8……キャップフランジ部、10……ダストカバー、 13……カバーフランジ部、15……爪部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソケット(2)にボールシート(3,4)
    を介してスタッド(5)のボールヘッド(6)を収容
    し、該ソケット(2)の上部に取り付けたキャップ
    (7)によりボールシート(4)を保持するボールジョ
    イント(1)において、前記キャップ(7)の下端に形
    成したキャップフランジ部(8)の上に、ダストカバー
    (10)の下端に形成したカバーフランジ部(13)を
    載せ、ソケット(2)の上端に設けた爪部(15)を前
    記カバーフランジ部(13)の上面に折り曲げ、該爪部
    (15)を前記キャップフランジ部(8)の外周に立設
    した起立部(14)に当接するまでかしめることによ
    り、該カバーフランジ部(13)を固定したことを特徴
    とするボールジョイント。
JP1989070993U 1989-06-16 1989-06-16 ボールジョイント Expired - Lifetime JPH0610194Y2 (ja)

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JPH0311123U JPH0311123U (ja) 1991-02-04
JPH0610194Y2 true JPH0610194Y2 (ja) 1994-03-16

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6144020U (ja) * 1984-08-24 1986-03-24 トヨタ自動車株式会社 ボ−ルジヨイントのソケツト構造

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JPH0311123U (ja) 1991-02-04

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