JPH0640379Y2 - ダストカバー - Google Patents

ダストカバー

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JPH0640379Y2
JPH0640379Y2 JP1988134281U JP13428188U JPH0640379Y2 JP H0640379 Y2 JPH0640379 Y2 JP H0640379Y2 JP 1988134281 U JP1988134281 U JP 1988134281U JP 13428188 U JP13428188 U JP 13428188U JP H0640379 Y2 JPH0640379 Y2 JP H0640379Y2
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JP
Japan
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dust cover
elastic body
annular
peripheral side
socket
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Expired - Lifetime
Application number
JP1988134281U
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English (en)
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JPH0254973U (ja
Inventor
秀司 島村
Original Assignee
エヌオーケー株式会社
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Publication date
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  • Sealing Devices (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はダストカバーに関し、特に、ボールスタッドな
どを覆うに好適なダストカバーに関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、自動車などの車両においては、第4図に示され
るように、ボールスタッド30がソケット31に摺動自在に
装着されている。
このボールスタッド30の周囲には、ボールスタッド30と
ソケット31との摺動面に塵埃等が侵入するのを防止する
ために、ダストカバー32が装着されている。
このダストカバー32の一方の開口端側にはボールスタッ
ド30摺動用のリップ部33が形成されており、他方の開口
端側には環状の嵌合環34が埋設されている。
そして、前記ダストカバー32のリップ部33がボールスタ
ッド30の外周面に装着され、ダストカバー32の嵌合環34
側がソケット31の段部35に装着され、ダストカバー32内
に塵埃などが侵入するのが防止されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、前記のような従来のダストカバー32の場合に
は、大径側に嵌合環34を加硫接着する成形時に、嵌合環
34の位置決めとして、第5図および第6図に示されるよ
うに、ダストカバー32の大径側底面36にピン穴37を形成
しなければならず、このためにピン穴37を介して嵌合環
34の一部が露出することになる。
このため、ソケット31の外形がピン穴37の位置よりも小
さいときにはピン穴37がソケット31によって覆われない
ことになり、走行時などにピン穴37内に泥水などが直接
かかり、泥水、塩水などによって嵌合環34が腐食した
り、接着剤が侵されたりすることがある。
このために、前記嵌合環34がゴム製のダストカバー32か
ら剥離し、ダストカバー32内に泥水などが侵入するとい
う不具合が生じる。
本考案の目的は、水分の付着による腐食を防止すること
ができるダストカバーを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、本考案は、筒状のゴム状の
弾性体を有し、この弾性体の一方の開口部が軸状部と密
封嵌合し、他方の開口部の内周側に径方向に突出する環
状突起が膨出形成され、外周側に前記弾性体より硬質の
高分子材料で構成された環状の枠が接着されているダス
トカバーを採用したものである。
〔作用〕
本考案は上記の手段を採用したことにより、弾性体の開
口端のうち水分が付着しやすい部位には、高分子材で構
成された環状の枠が装着されているため、泥水、塩水な
どの水分が環状の枠に付着しても、弾性体および環状の
枠の腐食が防止される。さらに弾性体の内周側には環状
突起が膨出形成されていて、この環状突起には環状の枠
の弾性力が作用しているので、弾性体が摺動しても環状
突起が被接触物に密封してシール性が確保される。
従って水分の付着によっても、また弾性体の摺動によっ
てもシール性が確保される。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図において、ソケット10は断面形状がほぼ長方形に
形成されている。このソケット10の内周側には穴11が形
成されており、上部外周側には、第2図に示されるよう
に、環状の溝12が形成されている。
そして穴11には平板状のベース13と弾性の支持体14が装
着されている。
前記支持体14の上面は円弧状に形成されており、この円
弧状の面にボールスタッド15のボール部15Aが装着され
ている。
ボールスタッド15はボール部15Aと軸状部としてのシャ
フト部15Bから構成されており、シャフト部15Bの先端側
にねじ部15Cが形成されている。
そして、前記シャフト15Bがブラケット16の貫通孔17内
に挿入され、ねじ部15Cに装着されたナット18によりシ
ャフト部15Bがブラケット16に固定されている ボールスタッド15の外周側には、ダストカバー19が装着
されており、このダストカバー19は筒状の弾性体として
ゴム材で構成されており、小径の開口端側にはシャフト
部15B摺動用のリップ部20が形成され、大径の開口端側
がソケット10の溝12内に装着されている。
この大径側の開口端のうち内周側には、第3図に示され
るように、径方向に突出する複数の環状突起21、21……
が膨出形成されており、外周側には環状の溝22が形成さ
れている。
そして、この環状の溝22には前記ダストカバー19よりも
硬質の高分子材料、例えば、ナイロンで構成された環状
の枠としてのナイロンリング23が加硫接着されている。
ナイロンリング23の内径はソケット10の鍔部10Aの外径
よりも小さく設定されている。
以上の構成において、ダストカバー19の表面に泥水、塩
水などの水分が付着しても、ダストカバー19の外径側に
はナイロンリング23が挿着されているため、ナイロンリ
ング23が泥水、塩水などによって腐食することはなく、
ナイロンリング23とダストカバー19との接合面を介して
ダストカバー19内に泥水、塩水などが侵入するのが防止
される。
また、ボールスタッド15の摺動によってダストカバー19
の大径側が摺動した場合でも、各環状突起21がソケット
10の溝12に密着するため、ダストカバー19の摺動によっ
てもシール性が確保される。
すなわち、本実施例によれば、水分の付着およびダスト
カバー19の摺動によってもシール性が確保される。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、環状の弾性体の
開口端のうち内周側に複数の環状突起を膨出形成すると
ともに、外周側には高分子材で構成された環状の枠を装
着するようにしたため、水分の付着による腐食を防止す
ることができる。また、環状の枠自体が弾性を有し、し
かも、環状の枠自体が前記弾性体よりも硬質となってい
るので大きな弾性力が作用して環状突起を軸状部に押圧
して密封的に接合し、これによって弾性体が摺動しても
シール性を確保することができてシール性が向上する。
さらに、環状の枠自体を他方の開口部に一体成形するこ
とができるので、弾性体が摺動した際にも、環状の枠が
外れる恐れがないとともに、軸状部に対する組付け作業
も容易であるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第2図はダ
ストカバーとソケットの要部断面図、第3図はダストカ
バーの要部断面図、第4図は従来例の断面図、第5図は
従来例の要部断面図、第6図は従来例の要部底面図であ
る。 10、31……ソケット 10A……鍔部 11……穴 12……溝 13……ベース 14……支持体 15、30……ボールスタッド 15A……ボール部 15B……シャフト部 15C……ねじ部 16……ブラケット 17……貫通孔 18……ナット 19、32……ダストカバー 20、33……リップ部 21……環状突起 22……環状の溝 23……ナイロンリング 34……嵌合環 35……段部 36……大径側底面 37……ピン穴

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状のゴム状の弾性体(19)を有し、該弾
    性体(19)の一方の開口部が軸状部(15B)と密封嵌合
    し、他方の開口部の内周側に径方向に突出する環状突起
    (21)が膨出形成され、外周側に前記弾性体(19)より
    硬質の高分子材料で構成された環状の枠(23)が接着さ
    れていることを特徴とするダストカバー。
JP1988134281U 1988-10-14 1988-10-14 ダストカバー Expired - Lifetime JPH0640379Y2 (ja)

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JP2575223Y2 (ja) * 1992-03-02 1998-06-25 エヌオーケー株式会社 ボールジョイント用ダストカバー
JP4873122B2 (ja) * 2005-11-21 2012-02-08 Nok株式会社 ダストカバー
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