JPH0627513Y2 - 操作ワイヤの保護カバ−取付構造 - Google Patents
操作ワイヤの保護カバ−取付構造Info
- Publication number
- JPH0627513Y2 JPH0627513Y2 JP3975087U JP3975087U JPH0627513Y2 JP H0627513 Y2 JPH0627513 Y2 JP H0627513Y2 JP 3975087 U JP3975087 U JP 3975087U JP 3975087 U JP3975087 U JP 3975087U JP H0627513 Y2 JPH0627513 Y2 JP H0627513Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- rubber
- outer tube
- mounting structure
- cover mounting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Flexible Shafts (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は自動車、自動二輪車のアクセルワイヤ或いは
クラッチワイヤとして用いられる操作ワイヤの保護カバ
ーに関する。
クラッチワイヤとして用いられる操作ワイヤの保護カバ
ーに関する。
従来、操作ワイヤが車体部品と当接し摺擦される部分を
保護するため、操作ワイヤ外面を局部的にゴム状の保護
チューブで覆い、擦過傷を生じないようにすることが行
われている。
保護するため、操作ワイヤ外面を局部的にゴム状の保護
チューブで覆い、擦過傷を生じないようにすることが行
われている。
然しながら、ゴム状の保護チューブを嵌合させる作業
は、両者間の摩擦が大きいため大変に能率が悪く、ケト
ン・シンナーその他の溶剤で表面を軟化させて初めて嵌
合が可能となっている状態であり、生産性向上の妨げと
なっていた。
は、両者間の摩擦が大きいため大変に能率が悪く、ケト
ン・シンナーその他の溶剤で表面を軟化させて初めて嵌
合が可能となっている状態であり、生産性向上の妨げと
なっていた。
〔考案の目的、構成の概要〕 この考案は操作ワイヤの外面とゴム状チューブとの接触
面積を可及的に減じ、組立性を向上させた操作ワイヤを
得ることを目的とするもので、合成樹脂による被覆を施
した外管2の被保護部分に、外周方向の突部5aを有する
金属環5を固定し、前記外管2の外面に外管よりやゝ太
く、且つ金属環5の外面よりやゝ小径のゴム状保護チュ
ーブ4を嵌合し固定した点に特徴がある。
面積を可及的に減じ、組立性を向上させた操作ワイヤを
得ることを目的とするもので、合成樹脂による被覆を施
した外管2の被保護部分に、外周方向の突部5aを有する
金属環5を固定し、前記外管2の外面に外管よりやゝ太
く、且つ金属環5の外面よりやゝ小径のゴム状保護チュ
ーブ4を嵌合し固定した点に特徴がある。
外管2に対するゴム状保護チューブ4の内径を比較的大
きく設定出来るからゴム状保護チューブ4を石鹸液に浸
す程度の準備作業を行うことによって、その嵌合作業が
容易に行い得る。また、外管の外面には突部5aを有する
金属環5が嵌合されているので、ゴム状保護チューブ4
は局部的に外管と強く係合し、使用中に外管2の外側を
移動してしまうようなこともない。
きく設定出来るからゴム状保護チューブ4を石鹸液に浸
す程度の準備作業を行うことによって、その嵌合作業が
容易に行い得る。また、外管の外面には突部5aを有する
金属環5が嵌合されているので、ゴム状保護チューブ4
は局部的に外管と強く係合し、使用中に外管2の外側を
移動してしまうようなこともない。
以下、図示の実施例によってこの考案を説明すると、図
中、1は操作ワイヤで、可撓性の外管2と細い数本の鋼
線を撚り合わせた内索3からなっており、外管2の外面
は部分的にゴム状保護チューブ4が嵌合されている。3a
は内索3の端部に形成された連結金具である。
中、1は操作ワイヤで、可撓性の外管2と細い数本の鋼
線を撚り合わせた内索3からなっており、外管2の外面
は部分的にゴム状保護チューブ4が嵌合されている。3a
は内索3の端部に形成された連結金具である。
外管2は一般に第2図で示すように、薄い鋼板を螺旋状
に旋回した芯材2aの外面を合成樹脂膜2bで覆って耐水性
を付与し、機械的強度を要する部分には合成樹脂膜2bの
部分よりやゝ小径のゴム状保護チューブ4が圧入してあ
る。
に旋回した芯材2aの外面を合成樹脂膜2bで覆って耐水性
を付与し、機械的強度を要する部分には合成樹脂膜2bの
部分よりやゝ小径のゴム状保護チューブ4が圧入してあ
る。
この考案において、ゴム状保護チューブ4は合成樹脂膜
2bの部分よりやゝ大径のゴム状保護チューブ4を嵌合す
ると共に、合成樹脂膜2bの部分の外面に予め固定した金
属環5によって固定されている。
2bの部分よりやゝ大径のゴム状保護チューブ4を嵌合す
ると共に、合成樹脂膜2bの部分の外面に予め固定した金
属環5によって固定されている。
金属環5は第2図および第3図で示すように、金属板を
プレス成形して筒状の胴部5bと、底から外方へ突出させ
た環状の突部5aとからなり、胴部5bを外管2の合成樹脂
膜2bに嵌合させた後、局部的に錐状の工具で押圧して内
側へ突起5cを突出させ、突起5cを合成樹脂膜2bに食い込
ませて固定してある。第3図中(a)は第2図相当の突部5
aを示し、(b)は突部5aが鋸歯状に一側に偏した突部5aを
示す。(c)は更に他の実施例を示すもので、金属環5自
体を円形に屈曲させた鋼線で形成したものである。
プレス成形して筒状の胴部5bと、底から外方へ突出させ
た環状の突部5aとからなり、胴部5bを外管2の合成樹脂
膜2bに嵌合させた後、局部的に錐状の工具で押圧して内
側へ突起5cを突出させ、突起5cを合成樹脂膜2bに食い込
ませて固定してある。第3図中(a)は第2図相当の突部5
aを示し、(b)は突部5aが鋸歯状に一側に偏した突部5aを
示す。(c)は更に他の実施例を示すもので、金属環5自
体を円形に屈曲させた鋼線で形成したものである。
次に、このように構成した操作ワイヤ1のゴム状保護チ
ューブ4の組付け方法を説明すると、先ず外管2へ内索
3を挿通させるに先立って金属環5を嵌合させ固定す
る。そして、石鹸液に浸したゴム状保護チューブ4を外
管2へ嵌合させ、金属管5の部分を通過させた後、石鹸
液を自然乾燥させ、その後に内索3を挿通し連結金具3a
を取付けて組立てが終了する。
ューブ4の組付け方法を説明すると、先ず外管2へ内索
3を挿通させるに先立って金属環5を嵌合させ固定す
る。そして、石鹸液に浸したゴム状保護チューブ4を外
管2へ嵌合させ、金属管5の部分を通過させた後、石鹸
液を自然乾燥させ、その後に内索3を挿通し連結金具3a
を取付けて組立てが終了する。
なお、以上の実施例では操作ワイヤ1の外面にゴム状保
護チューブ4を固定するのに、1個の金属環5を用い
て、その外周へ保護チューブ4を圧入する手法を用いた
が、この考案はこの実施例に限るものではなく、2個の
金属環5を用いそれらの間にゴム状保護チューブ4を介
装するものをも含む概念である。
護チューブ4を固定するのに、1個の金属環5を用い
て、その外周へ保護チューブ4を圧入する手法を用いた
が、この考案はこの実施例に限るものではなく、2個の
金属環5を用いそれらの間にゴム状保護チューブ4を介
装するものをも含む概念である。
この考案は以上のように、合成樹脂による被覆を施した
外管2の保護チューブ4を被せるべき部分に外周方向の
突部5aを有する金属環5を固定し、前記外管の外面に外
管よりやゝ太く、且つ金属環5の外面よりやゝ小径のゴ
ム状保護チューブ4を嵌着したものであるから、外管2
に対する保護チューブ4の組付けを極めて容易にするこ
とが出来る効果を有し、考案の目的を達成できる。
外管2の保護チューブ4を被せるべき部分に外周方向の
突部5aを有する金属環5を固定し、前記外管の外面に外
管よりやゝ太く、且つ金属環5の外面よりやゝ小径のゴ
ム状保護チューブ4を嵌着したものであるから、外管2
に対する保護チューブ4の組付けを極めて容易にするこ
とが出来る効果を有し、考案の目的を達成できる。
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1図は操作
ワイヤの外観図、第2図はそのII−II断面図、第3図は
その要部の拡大外観図であり、同図中(a)(b)(c)はそれ
ぞれ異なる態様を示す。 1…操作ワイヤ、2…外管、 4…ゴム状保護チューブ、5…金属環、
ワイヤの外観図、第2図はそのII−II断面図、第3図は
その要部の拡大外観図であり、同図中(a)(b)(c)はそれ
ぞれ異なる態様を示す。 1…操作ワイヤ、2…外管、 4…ゴム状保護チューブ、5…金属環、
Claims (3)
- 【請求項1】合成樹脂による被覆を施した外管2の被保
護部分に、外周方向の突部5aを有する金属環5を固定
し、前記外管2の外面に外管よりやゝ太く、且つ金属環
5の外面よりやゝ小径のゴム状保護チューブ4を嵌合し
固定してなる操作ワイヤの保護カバー取付構造。 - 【請求項2】ゴム状保護チューブ4は外管2の被保護部
分に固定された1個の金属環5を覆って取付けられてい
る実用新案登録請求の範囲第1項記載の操作ワイヤの保
護カバー取付構造。 - 【請求項3】ゴム状保護チューブ4は外管2の被保護部
分を破産で固定された2個の金属環5の間に挟持されて
いる実用新案登録請求の範囲第1項記載の操作ワイヤの
保護カバー取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3975087U JPH0627513Y2 (ja) | 1987-03-17 | 1987-03-17 | 操作ワイヤの保護カバ−取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3975087U JPH0627513Y2 (ja) | 1987-03-17 | 1987-03-17 | 操作ワイヤの保護カバ−取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63145789U JPS63145789U (ja) | 1988-09-26 |
JPH0627513Y2 true JPH0627513Y2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=30853212
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3975087U Expired - Lifetime JPH0627513Y2 (ja) | 1987-03-17 | 1987-03-17 | 操作ワイヤの保護カバ−取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0627513Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011016448A (ja) * | 2009-07-09 | 2011-01-27 | Hitachi Ltd | 鉄道車両における低空力騒音構造 |
-
1987
- 1987-03-17 JP JP3975087U patent/JPH0627513Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63145789U (ja) | 1988-09-26 |
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