JPH0123905B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0123905B2
JPH0123905B2 JP59212896A JP21289684A JPH0123905B2 JP H0123905 B2 JPH0123905 B2 JP H0123905B2 JP 59212896 A JP59212896 A JP 59212896A JP 21289684 A JP21289684 A JP 21289684A JP H0123905 B2 JPH0123905 B2 JP H0123905B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slip ring
fitting groove
fixing
caulking
ring fitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP59212896A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6191888A (ja
Inventor
Kazuo Inaba
Atsushi Watanabe
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Plast Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Plast Co Ltd filed Critical Nihon Plast Co Ltd
Priority to JP59212896A priority Critical patent/JPS6191888A/ja
Publication of JPS6191888A publication Critical patent/JPS6191888A/ja
Publication of JPH0123905B2 publication Critical patent/JPH0123905B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車等のステアリングホイールに
おいて、ボス部にスリツプリングを固定するスリ
ツプリングの固定方法に関するものである。
〔従来の技術〕
たとえば、実開昭55−91369号公報あるいは実
開昭56−171377号公報に示されているように、自
動車等のステアリングホイールにおいては、その
中央のボス部にスリツプリングを設け、このスリ
ツプリングを介して、たとえば、ステアリングホ
イールのホーンスイツチ機構とホーン装置及びバ
ツテリとの電気的な接続等を行なつている。
この場合、スリツプリングを固定する安価な方
法として、第5図及び第6図に示すように、ステ
アリングホイール1のボス部2の合成樹脂製の裏
カバー3の下面に環状のスリツプリング嵌合溝4
を形成し、このスリツプリング嵌合溝4内にスリ
ツプリング5を嵌合し、第7図及び第8図に示す
ように、このスリツプリング嵌合溝4の側壁6の
上端面7の複数箇所をスリツプリング5にかしめ
て固定部8を形成し、この複数の固定部8とスリ
ツプリング嵌合溝4の底部9との間にスリツプリ
ング5を挟持する方法がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、この方法の場合、かしめによつ
て形成される固定部8の突出量が少なく、しか
も、雰囲気温度の変化にともなつてスリツプリン
グ嵌合溝4やスリツプリング5の径が変化するの
で、たとえば、スリツプリング5の内周部分に対
して固定部8を形成した場合、雰囲気温度の変化
によりスリツプリング嵌合溝4の内方の側壁6が
収縮すると、スリツプリング5のがたつきが大き
くなり、スリツプリング5が固定部8から外れて
スリツプリング嵌合溝4から脱落する危険性があ
つた。
なお、固定部8の突出量を多くする目的で、側
壁6の高さを高くし、強い圧力でかしめても、単
に、その部分の合成樹脂が圧縮されるだけで、固
定部8の突出量はあまり増加せず、かえつて、か
しめ時の強い圧力により、スリツプリング嵌合溝
4やスリツプリング5に不都合な変形を生じさせ
てスリツプリング5とコンタクトピン10(第6
図に示す。)の確実な摺接に支障をきたしたり、
固定部8自体が脆くなつてスリツプリング5が脱
落したりする結果となる。
本発明は、このような点に鑑みなされてもの
で、かしめによる安価な方法によつて、スリツプ
リングを確実に固定することを目的とするもので
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、ステアリングホイール1のボス部2
に形成した環状のスリツプリング嵌合溝4内にス
リツプリング5を嵌合し、このスリツプリング嵌
合溝4の側壁6上端面7の少なくとも一部をスリ
ツプリング5にかしめてスリツプリング5をスリ
ツプリング嵌合溝4内に固定するスリツプリング
5の固定方法であつて、上記スリツプリング嵌合
溝4の側壁6上端面7の少なくとも一部に、スリ
ツプリング嵌合溝4側に向かつて高くなるテーパ
状のかしめ部11を形成し、このかしめ部11を
スリツプリング5にかしめることを特徴とするも
のである。
〔作 用〕
本発明のスリツプリングの固定方法は、かしめ
部11をスリツプリング嵌合溝4側に向かつて高
くなるテーパ状とし、このかしめ部11をかしめ
て固定部12を形成するので、固定部12のスリ
ツプリング5に対する突出量を多くできる。
〔実施例〕
本発明のスリツプリングの固定方法を第1図な
いし第4図を参照して説明する。
なお、説明は、先に第5図ないし第8図に示し
たステアリングホイール1で行なうものとし、同
一の部分には、同一の符号を付す。
第1図及び第2図は、本発明の方法によるスリ
ツプリング5の固定状態を示すもので、裏カバー
3の下面のスリツプリング嵌合溝4の内方の側壁
6の上端面7には、スリツプリング嵌合溝4側に
向かつて高くなるテーパ状のかしめ部11が、全
周に渡つて、形成され、このかしめ部11の複数
箇所をスリツプリング5にかしめて複数の固定部
12が形成され、この複数の固定部12とスリツ
プリング嵌合溝4の底部9との間にスリツプリン
グ5を挟持している。
そして、この各固定部12は、先に第7図に示
した従来の方法による固定部8よりも、大きくス
リツプリング5に突出しており、スリツプリング
5を確実にスリツプリング嵌合溝4内に固定して
いる。
すなわち、第3図及び第4図に示すように、か
しめ部11をかしめピン13でかしめると、かし
めピン13の先端部が平坦であるため、かしめピ
ン13は、テーパ状のかしめ部11の最も高い部
分つまりスリツプリング嵌合溝4側の部分から変
形させることになる。したがつて、かしめ部11
の合成樹脂は、スリツプリング嵌合溝4側に多く
移動することになり、形成された固定部12は、
スリツプリング5の面方向に大きく突出するとと
もに、肉厚も厚くなる。そして、かしめピン13
の圧力も、特に高くする必要がなく、適切な圧力
でかしめることができるので、形成された固定部
12は、脆くはならず、十分な強度を有する。
なお、この実施例では、テーパ状のかしめ部1
1を環状のスリツプリング嵌合溝4の側壁6上端
面7の全周に形成したが、固定部12に対応して
部分的に形成してもよく、また、かしめ部11
は、内方の側壁6の上端面7に限らず、外方の側
壁の上端面に形成してもよく、さらに、両方に形
成してもよい。
〔発明の効果〕
上述したように、本発明によれば、肉厚が厚く
スリツプリング方向に大きく突出した固定部を形
成でき、しかも、かしめ圧力も適切な値にでき、
固定部が脆く成ることもないので、スリツプリン
グを確実強固にスリツプリング嵌合溝内に固定す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のスリツプリングの固定方法に
よるスリツプリングの固定状態を示す縦断面図、
第2図はその斜視図、第3図及び第4図はそれぞ
れかしめの前後の状態を示す拡大縦断面図であ
り、第5図はステアリングホイールの底面図、第
6図は従来の方法によるスリツプリングの固定状
態を示す縦断面図、第7図はその斜視図、第8図
はその拡大縦断面図である。 1……ステアリングホイール、2……ボス部、
4……スリツプリング嵌合溝、5……スリツプリ
ング、6……側壁、7……上端面、11……かし
め部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ステアリングホイールのボス部に形成した環
    状のスリツプリング嵌合溝内にスリツプリングを
    嵌合し、このスリツプリング嵌合溝の側壁上端面
    の少なくとも一部をスリツプリングにかしめてス
    リツプリングをスリツプリング嵌合溝内に固定す
    るスリツプリングの固定方法であつて、 上記スリツプリング嵌合溝の側壁上端面の少な
    くとも一部に、スリツプリング嵌合溝側に向かつ
    て高くなるテーパ状のかしめ部を形成し、このか
    しめ部をスリツプリングにかしめることを特徴と
    するスリツプリングの固定方法。
JP59212896A 1984-10-11 1984-10-11 スリツプリングの固定方法 Granted JPS6191888A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59212896A JPS6191888A (ja) 1984-10-11 1984-10-11 スリツプリングの固定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59212896A JPS6191888A (ja) 1984-10-11 1984-10-11 スリツプリングの固定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6191888A JPS6191888A (ja) 1986-05-09
JPH0123905B2 true JPH0123905B2 (ja) 1989-05-09

Family

ID=16630060

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59212896A Granted JPS6191888A (ja) 1984-10-11 1984-10-11 スリツプリングの固定方法

Country Status (1)

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JP (1) JPS6191888A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0234451A (ja) * 1988-07-25 1990-02-05 Nippon Plast Co Ltd ステアリングホイールのスリップリング固定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6191888A (ja) 1986-05-09

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