JP3222774B2 - ボールジョイント - Google Patents
ボールジョイントInfo
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- ball
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Description
置等に使用されるボールジョイントに関する。
りボールジョイントが頻繁に使用されていた。このよう
なボールジョイントは、図8に示す如く、一般に球状の
球頭部105とその球頭部105から突出する柄部10
3を有するボールスタッド102と、ボールスタッド1
02の球頭部105を包持するベアリング107と、ベ
アリング107を支持するハウジング110とを備えて
いる。この場合のハウジング110は、一体に突出する
アーム部131を有し、鍛造成形により形成されてい
た。このようにハウジング110を鍛造成形により形成
したボールジョイント101としては、実開平2−72
811号公報、特公平5−13741号公報等多数あ
る。
ジング110を鍛造成形により形成すると、強度が高
く、歩留りが良好等の利点がある。しかしその反面、鍛
造成形は素材から複数回の鍛造工程を経てハウジング1
10が形成され、更に必要に応じ切削加工が施されるた
め、ハウジング110形成に多大な時間がかかってしま
うということがある。
を板金成形により形成することがよく行なわれる。この
板金成形は板材を折り曲げてハウジング210を形成す
るため、鍛造成形に比べて比較的容易に加工が可能であ
り、加工時間も短い。このようなボールジョイント20
1としては、特公平6−70442号公報等多数ある。
ング210を備えたボールジョイント201は、上下二
分割されたハウジング210の一方下ハウジング210
bが他方上ハウジング210aをかしめ固定している。
ここでハウジング210は板材を折り曲げて形成されて
いるため、かしめ部に高い強度は得られにくい。そのた
め、板材を厚くしてハウジング210を形成することも
考えられるが、板材が厚くなると板金加工の時間が延び
るとともに重量も増加してしまうということがある。こ
れは二分割型のハウジング210に限定されることでは
なく、一体型のハウジングを備えるボールジョイント、
つまりカップ状に形成されるハウジングの開口からボー
ルスタッドの球頭部を包持したベアリングを挿入し、ハ
ウジングの開口側端部をかしめてベアリングを固定する
ボールジョイントにおいても同様である。
し、強度が高く、加工が容易で、更に軽量化にすぐれる
ボールジョイントを提供することを目的とする。
りである。
部から連続して立上がる立壁部と、立壁部の開口側端部
から外周側に折曲して立壁部をバックアップするフラン
ジ部とを有し、立壁部とフランジ部との開口側端部を内
周側へかしめ、ボールスタッドの球頭部及びベアリング
を支持する。
て説明する。
ント1を表す。図において、2はボールスタッドで、球
状の球頭部5とその球頭部5から突出する柄部3とを有
し、この柄部3には外周に雄ネジ4が形成される。この
雄ネジ4にはナット6を螺合して、所定位置にナット6
を固定する。また7は合成樹脂製のベアリングで、その
内側内球面9がボールスタッド2の球頭部5を包持す
る。この内球面9には、潤滑油を供給する溝8が形成さ
れている。ベアリング7の外側には板金製のハウジング
10が配置され、このハウジング10は、一端を開口す
る底部11と、底部11から連続して立上がる環状の立
壁部12と、立壁部12の開口14側端部から外周側に
折曲して立壁部12をバックアップするフランジ部13
とを有する。そして16はゴム弾性体よりなる釣鐘状の
ブーツで、一端に小開口部17、他端に補強環19を埋
設する大開口部18を有し、小開口部17はナット6の
球頭部側端面6aに当接するようボールスタッド2の柄
部3外周に装着され、大開口部18は、ハウジング10
のフランジ部13外周に装着される。
を図1乃至図5に基づいて説明する。
予め図2に示す如く、板材41からハウジング10を板
金成形する。この板金工程を図に基づいて説明すると、
図2の(ア)に示す如き平板状の板材41の中心部及び
外周部を折曲させ、図2の(イ)に示す如き中心部にハ
ウジング10の底部11及び立壁部12より小型の予備
カップ44、外周部に板材41に対し垂直方向に折曲す
る予備フランジ45を成形した予備成形材42を形成す
る。続いて、予備成形材42の予備フランジ45と予備
カップ44との間を折曲させ、図2の(ウ)に示す如き
所望するフランジ部13に成形した中間成形材43を形
成する。最後に、中間成形材43の予備カップ44を押
圧してフランジ部13内周と予備カップ44外周を当接
させるとともに、予備カップ44より大型の所望する底
部11及び立壁部12を有するハウジング10を形成す
る。
ト1を組立てると、まず図3に示す如く、ボールスタッ
ド2の球頭部5を包持するベアリング7をハウジング1
0の開口14から挿入し、図4に示す如く、ベアリング
7をハウジング10の内球面15に着座させる。次に図
5に示す如く、上面にハウジング10を配置させる保持
部62を有するダイ61と、ダイ61に対向し円筒状で
ダイ61側端部内周が曲面状に形成される加圧部72を
有するリングパンチ71とからなるかしめ装置51によ
りかしめ加工を行なう。このかしめ加工は、ダイ61の
保持部62に配置されるハウジング10に対し、リング
パンチ71を下降させ、リングパンチ71の加圧部72
でハウジング10の開口14側端部を内側にかしめ、以
てボールスタッド2の球頭部5及びベアリング7がハウ
ジング10の開口14から抜けないようにする。その
後、必要に応じ、図1に示す如く、ブーツ16の大開口
部18をハウジング10外周に、小開口部17をボール
スタッド2の柄部3外周に装着し、更にボールスタッド
2の雄ネジ4にナット6を所定位置まで螺合して、ボー
ルジョイント1の組立てが完了する。
ント1は、立壁部12とその立壁部12をバックアップ
するフランジ部13との開口14側端部を内周側へかし
め、ボールスタッド2及びベアリング7を支持するた
め、ボールスタッド2の引っ張り荷重がかかる開口14
側端部の強度を高くでき、また、荷重が比較的かからな
い他の部分については、板一枚で形成できる。特にこの
ハウジング10は、単純な板金加工のみで形成できるの
で、容易に加工することができる。
体で形成したが、図6に示す如く、ハウジング10のフ
ランジ部13に連続して、一体に延出するアーム部31
を設けても良い。つまり、アーム部31をハウジング1
0と一体に形成することにより、別途ハウジングにアー
ムを装着する必要が無く、生産性が向上する。
端に連続して、夫々一体にハウジング10,10を設け
ても良い。
グは、一端を閉口する底部と、底部から連続して立上が
る立壁部と、立壁部の開口側端部から外周側に折曲して
立壁部をバックアップするフランジ部とを有し、立壁部
とフランジ部との開口側端部を内周側へかしめ、ボール
スタッドの球頭部及びベアリングを支持するため、ボー
ルスタッドの引っ張り荷重がかかる開口側端部の強度を
高くでき、ボールスタッドがハウジングから抜けること
を防止する。また、荷重が比較的かからない他の部分に
ついては、板一枚で形成できるので、軽量化が可能とな
る。更に、ハウジングは、単純な板金加工のみで形成で
きるので、容易に加工することができ、生産性が向上す
る。
部分断面平面図である。
部品であるハウジングの製造工程を表す断面平面図であ
る。
て工程における、ボールスタッドの球頭部を包持するベ
アリングのハウジングへの挿入前の状態を表す部分断面
平面図である。
平面図である。
て工程における、開口側端部のかしめ工程を表す部分断
面平面図である。
表す部分断面平面図である。
ントを表す部分断面平面図である。
である。
面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 球状の球頭部(5)と該球頭部(5)か
ら突出する柄部(3)を有するボールスタッド(2)
と、該ボールスタッド(2)の球頭部(5)を包持する
合成樹脂製のベアリング(7)と、該ベアリング(7)
を支持し一端に開口(14)を有する板金製のハウジン
グ(10)とを備えるボールジョイントにおいて、前記
ハウジング(10)は、一端を閉口する底部(11)
と、該底部(11)から連続して立上がる立壁部(1
2)と、該立壁部(12)の開口(14)側端部から外
周側に折曲して該立壁部(12)をバックアップするフ
ランジ部(13)とを有し、前記立壁部(12)とフラ
ンジ部(13)との開口(14)側端部を内周側へかし
め、ボールスタッド(2)の球頭部(5)及びベアリン
グ(7)を支持することを特徴とするボールジョイン
ト。 - 【請求項2】 前記ハウジング(10)のフランジ部
(13)に連続して、一体に延出するアーム部(31)
を備えることを特徴とする請求項1記載のボールジョイ
ント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18854596A JP3222774B2 (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | ボールジョイント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18854596A JP3222774B2 (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | ボールジョイント |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1019032A JPH1019032A (ja) | 1998-01-20 |
JP3222774B2 true JP3222774B2 (ja) | 2001-10-29 |
Family
ID=16225583
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18854596A Expired - Fee Related JP3222774B2 (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | ボールジョイント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3222774B2 (ja) |
-
1996
- 1996-06-28 JP JP18854596A patent/JP3222774B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1019032A (ja) | 1998-01-20 |
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