JP2564796Y2 - ホースの接続構造 - Google Patents

ホースの接続構造

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JP2564796Y2
JP2564796Y2 JP1992027451U JP2745192U JP2564796Y2 JP 2564796 Y2 JP2564796 Y2 JP 2564796Y2 JP 1992027451 U JP1992027451 U JP 1992027451U JP 2745192 U JP2745192 U JP 2745192U JP 2564796 Y2 JP2564796 Y2 JP 2564796Y2
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hose
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nipple
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彰 伊藤
清隆 玉置
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、弾性を有するニップ
ル部に対して、弾性を有するホースを接続させる構造に
関し、例えば、自動車のフューエルリッドにおけるシー
ルドのニップル部に対し、ドレンホースを接続させる構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フューエルリッドにおけるシール
ドのニップル部に対し、ドレンホースを接続させる場合
には、図4に示すように行なっていた(特開平4−86
33号公報参照)。
【0003】まず、ゴム製のシールド1のニップル部2
内に、剛性を有する硬質合成樹脂製の円筒状のスリーブ
3を嵌入する。
【0004】その後、軟質合成樹脂製のドレンホース4
をニップル部2に外嵌し、そして、ドレンホース4の先
端外周面にクランプ5を装着し、弾性を有するニップル
部2に対して、弾性を有するホース4を接続させてい
た。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来の接続構
造では、弾性を有するニップル部に対して、ホース4を
外嵌させて接続させていたため、必要以上にホース4の
外径が大きくなり、接続構造における重量とコストの増
加を招いていた。ちなみに、シールド1からドレンホー
ス4を経て排出するオイル等の量は、ニップル部2の内
径の半分程度の径のホースで十分排出できるものであ
る。
【0006】この考案は、上述の課題を解決するもので
あり、接続構造の重量とコストの低減を図ることができ
るホースの接続構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案に係る接続構造
は、弾性を有するニップル部に対し、弾性を有するホー
スを接続させるホースの接続構造であって、前記ホース
の先端内周に、剛性を有する円筒スリーブが、該円筒ス
リーブの前端側を前記ホースから突出させる状態で、後
端側から嵌入され、前記ニップル部の内周に、前記円筒
スリーブの前端側と、前記円筒スリーブを嵌入させた状
態の前記ホース先端と、が嵌入される接続構造とすると
ともに、 前記円筒スリーブが、前後端の端部外周に配置
されて、それぞれ、端部方向に先細りとなる鍔状のファ
ートリー部と、該ファートリー部間に配置されて前記各
ファートリー部の外径寸法より小径となる一般部と、を
備え、 前記ホースから突出する前端側のファートリー部
の外径寸法が、前記ニップル部の内径寸法より大きく、
かつ、前記一般部を嵌入させた前記ホース先端の外径寸
法より大きく形成され、 前記ホース内へ嵌入される後端
側のファートリー部の外径寸法が、前記ホースの内径寸
法より大きく形成されていることを特徴とする。
【0008】
【考案の作用・効果】この考案に係る接続構造では、弾
性を有するニップル部に対して、弾性を有するホースを
嵌入させるものである。そのため、従来のようなニップ
ル部に外嵌するホースと相違して、ホースの外径が小さ
い。
【0009】また、ホース先端は、内周側に、剛性を確
保するための円筒スリーブが嵌入されて、ニップル部に
接続される。そのため、円筒スリーブを嵌入させたホー
スの外径と、ニップル部の内径と、を相互に対応させて
形成すれば、所定のシール性能を確保して、ニップル部
に対して、ホースを接続させることができる。
【0010】したがって、この考案に係る接続構造で
は、シール性能を確保してホースをニップル部に接続さ
せることができるとともに、ホースを小径にすることが
できることから、接続構造の重量及びコストを低減する
ことができる。また、円筒スリーブにおけるホースから
突出する前端側のファートリー部の外径寸法が、ニップ
ル部の内径寸法より大きく、かつ、一般部を嵌入させた
ホース先端の外径寸法より大きく形成されている。その
ため、接続後、円筒スリーブの前端側ファートリー部が
ニップル部の内周面に対して食い込み、そのファートリ
ー部がニップル部から外れ難い。 さらにまた、円筒スリ
ーブにおけるホース内へ嵌入される後端側のファートリ
ー部の外径寸法が、ホースの内径寸法より大きく形成さ
れているため、そのファートリー部がホースの内周面に
対して食い込み、ホースの円筒スリーブからの外れを防
止することができる。 したがって、接続後は、強固にホ
ースをニップル部に接続させることができる。
【0011】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図面に基づいて
説明する。
【0012】実施例の接続構造は、図1に示すように、
従来例と同様に、自動車のフューエルリッドにおけるシ
ールド11のニップル部12に対し、ドレンホース17
を接続させるものである。
【0013】ニップル部12を備えたシールド11は、
弾性を有するとともに耐油性を有する、NBRとPVC
とのポリブレンド品である。
【0014】また、ドレンホース17は、弾性を有する
塩化ビニルから形成されている。
【0015】ドレンホース17の先端に嵌入される円筒
スリーブ13は、剛性を有するように、POM等の硬質
合成樹脂若しくはニッケル合金等の金属から形成されて
いる。この円筒スリーブ13は、図2に示すように、両
端外周面に、それぞれ端部方向に先細りとなる鍔状のフ
ァートリー部14・15が形成されている。円筒スリー
ブ13における後述する接合時のホース17から突出す
る前端側のファートリー部14は、その外径寸法D1
、後述する接合時のホース17内に嵌入される後端側
ファートリー部15の外径寸法D2より、大きくして
いる。
【0016】そして、ファートリー部14の外径寸法D
1は、ニップル部12の内径寸法d1より大きく形成さ
れ、ファートリー部15の外径寸法D2は、ホース17
の内径寸法d2より大きく形成されている。
【0017】また、円筒スリーブ13におけるファート
リー部14・15の形成されていない部位の外径寸法D
3は、ホース17の内径寸法d2と略等しいか若しくは
若干大きくなるように形成されている。
【0018】さらに、ホース17の外径寸法D4と内径
寸法d2との差の半分の寸法である、ホース17の肉厚
寸法t1は、円筒スリーブ13をファートリー部15側
からホース17内に嵌入させた際、一般部16に外装さ
れた部位17aの外径寸法D8が、ニップル部12の内
径寸法d1と略等しいか若しくは若干大きく、かつ、フ
ァートリー部14の外径寸法D1より小さくなるように
形成されている。
【0019】また、ホース17の肉厚寸法t1は、ファ
ートリー部15との関係において、スリーブ13をファ
ートリー部15側からホース17内に嵌入させた際、フ
ァートリー部15に外装された部位17bの外径寸法D
5が、ファートリー部14の外径寸法D1と略等しいか
若しくは小さくなるように形成されている。
【0020】なお、円筒スリーブ13のファートリー部
14側の先端面の外径寸法D6は、スリーブ13を嵌入
させたホース17を嵌入させ易いように、ニップル部1
2の内径寸法d1より小さく形成され、ファートリー部
15側の先端面の外径寸法D7は、スリーブ13をホー
ス17に嵌入させ易いように、ホース17の内径寸法d
2より小さく形成されている。
【0021】ちなみに、実施例の場合には、ニップル部
12は、その内径寸法d1を9mmとしている。また、円
筒スリーブ13は、ファートリー部14の外径寸法D1
を10mm、外径寸法D6を7mm、ファートリー部15の
外径寸法D2を8mm、外径寸法D7を6mm、一般部16
の外径寸法D3を7mmとしている。さらに、ホース17
は、内径寸法d2を7mm、外径寸法D4を9.4mm、肉
厚t1を1.2mmとしている。
【0022】つぎに、ドレンホース17をニップル部1
2に接続する作業について説明すると、まず、ホース1
7の先端面をファートリー部14の背面に当接させるよ
うに、ホース17の先端内周に、ファートリー部15側
から円筒スリーブ13を嵌入する。
【0023】その後、円筒スリーブ13を嵌入させたド
レンホース17をニップル部12に嵌入させ、所望によ
り、クランプ18を装着すれば、ドレンホース17をニ
ップル部12に接続させることができる。
【0024】したがって、実施例の接続構造では、弾性
を有するニップル部12に対して、弾性を有するホース
17を嵌入させるものである。そのため、従来のような
ニップル部2に外装するホース7と相違して、ホース1
7の外径寸法D4が小さくなり、ホース17が小径とな
った分だけ、接続構造の重量及びコストの低減を図るこ
とができる。
【0025】また、ホース17の先端は、内周側に、剛
性を確保するための円筒スリーブ13が嵌入されて接続
される。そのため、円筒スリーブ13を嵌入させたホー
ス17の外径寸法D8と、ニップル部12の内径寸法d
1と、を相互に対応させて形成すれば、所定のシール性
能を確保して、ニップル部12に対してホース17を接
続させることができる。
【0026】さらに、実施例の接続構造では、円筒スリ
ーブ13のファートリー部14の外径寸法D1が、ニッ
プル部12の内径寸法d1より大きく、かつ、スリーブ
13を嵌入させたホース17の先端部位17aの外径寸
法D8より大きく形成されているため、接続後、ファー
トリー部14がニップル部12の内周面に対して食い込
み、ファートリー部14がニップル部12から外れ難
い。また、ファートリー部15の外径寸法D2がホース
17の内径寸法d2より大きく形成されているため、フ
ァートリー部15がホース17の内周面に対して食い込
み、ホース17の円筒スリーブ13からの外れを防止す
ることができる。
【0027】したがって、接続後は、強固にホース17
がニップル部12に接続されることとなる。なお、接続
後に、ホース17を外す場合には、クランプ18を外し
た後、ファートリー部15付近のホース17の外周面を
把持し、強く引き抜けば良い。
【0028】そして勿論、接続当初では、スリーブ13
の両端の外径寸法D6・D7が、スリーブ13の挿入さ
れるニップル部12やホース17の内径寸法d1・d2
より小さく形成されているため、スリーブ13をニップ
ル部12やホース17内に嵌入し易く、接続時の作業性
を向上させることができる。
【0029】なお、実施例では、円筒スリーブ13のフ
ァートリー部14・15の形状として、外径を円錐台形
状のものを示したが、図3に示すように、断面略半円形
状の突起25を全周にわたって形成し、これをファート
リー部としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示すもので、接続状態を
示す断面図である。
【図2】同実施例の分解状態の各部品の断面図である。
【図3】他の実施例の円筒スリーブを示す断面図であ
る。
【図4】従来の接続状態を示す断面図である。
【符号の説明】
12…ニップル部、 13…円筒スリーブ、 17…(ドレン)ホース。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性を有するニップル部に対し、弾性を
    有するホースを接続させるホースの接続構造であって、 前記ホースの先端内周に、剛性を有する円筒スリーブ
    、該円筒スリーブの前端側を前記ホースから突出させ
    る状態で、後端側から嵌入され、 前記ニップル部の内周に、前記円筒スリーブの前端側
    と、前記円筒スリーブを嵌入させた状態の前記ホース先
    と、が嵌入される接続構造とするとともに、 前記円筒スリーブが、前後端の端部外周に配置されて、
    それぞれ、端部方向に先細りとなる鍔状のファートリー
    部と、該ファートリー部間に配置されて前記各ファート
    リー部の外径寸法より小径となる一般部と、を備え、 前記ホースから突出する前端側のファートリー部の外径
    寸法が、前記ニップル部の内径寸法より大きく、かつ、
    前記一般部を嵌入させた前記ホース先端の外径寸法より
    大きく形成され、 前記ホース内へ嵌入される後端側のファートリー部の外
    径寸法が、前記ホースの内径寸法より大きく形成さ れて
    いることを特徴とするホースの接続構造。
JP1992027451U 1992-04-24 1992-04-24 ホースの接続構造 Expired - Lifetime JP2564796Y2 (ja)

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