JP4378462B2 - 軸筒へのグリップ取付け構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、2色成形、或は、インサ−ト成形の要領で軸筒にグリップが形成される軸筒へのグリップ取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
1例として、実用新案登録第2537275号公報を挙げ説明する。該公報の実用新案登録請求の範囲には、「筆記具軸体の握り部の後端に係止部を設け、該握り部に硬質樹脂ベ−ス筒と軟質樹脂表皮筒とにより構成された握り筒を嵌装し、前記筆記具軸体にこの握り筒を前記係止部とで係止する先具を取付けてなる筆記具。」と記載されている。つまり、握り部を軸体の係止部と先具とで挾持するようにして軸体に取付けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来技術にあっては、軸体と握り部とを別の工程で成形し、次いで、それらを嵌装し、先部材によって固定していたので、部品代が高くなってしまうばかりでなく、組み立てに要する工数も多く、その結果、製品の価格を高くしてしまっていた。
そこで、2色成形などの要領で軸体に握り部を一体に成形する方法が採られるようになってきた。しかし、上記のような構成の筆記具であっては、軸体を成形し、次いで、握り部を成形する際に、握り部を成形する金型の位置がほんの僅かでも前方にずれてしまうと、軸体の先端に握り部を成形する樹脂が漏れてしまい、その結果、製品としての価値を落してしまうばかりでなく、軸体の先端に漏れた樹脂は、先部材の取付け作業にも悪影響を及ぼしてしまうものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、2色成形、或は、インサ−ト成形の要領で軸筒にグリップが形成される軸筒へのグリップ取付け構造であって、前記軸筒にグリップの少なくとも前端が当接する段部を形成し、その段部の外形とその段部に当接する前記グリップ端部の外形とを同形にすると共に、少なくともグリップの前端部にフラットな筒部を形成し、前記グリップの中央部が膨出して太鼓型をなしたことを第1の要旨とし、2色成形、或は、インサ−ト成形の要領で軸筒にグリップが形成される軸筒へのグリップ取付け構造であって、前記軸筒にグリップが嵌り込む凹部を形成すると共に、前記グリップの少なくとも前端の外形と、前記凹部の端部の外形とを同形にすると共に、少なくともグリップの前端部にフラットな筒部を形成し、前記グリップの中央部が膨出して太鼓型をなしたことを第2の要旨とする。
【0005】
【実施例】
本発明における1例を図1〜図4に示し説明する。サイドノック式シャ−プペンシルに適用した例である。
軸筒1の内部前方には、芯繰り出し機構2が摺動可能に配置されている。その芯繰り出し機構2は、芯(筆記物)を1本ごと分離する芯受け部材3と後端に傾斜面4が形成されたスライダ−5、並びに、そのスライダ−5の前端に圧入され芯の把持・解放を行うチャック体6、そのチャック体6の閉鎖・拡開を行うチャックリング7などから構成されている。符号8は、前記芯受け部材3とスライダ−5とを連結せしめる芯挿通管であり、符号9は、前記芯繰り出し機構2を後方に付勢するコイルスプリングなどの弾撥部材である。
【0006】
また、軸筒1の前端には、継ぎ手部材10を介して先部材11が螺合などにより着脱自在に固定されている。その先部材11の内側には、ゴム状の芯戻り止め部材12が内設されている。
一方、軸筒1の後端には、消しゴム13並びに、その消しゴム13を覆うようにキャップ14が着脱自在に取り付けられており、側面にはクリップ部材15が取り付けられている。
尚、軸筒1の中間部、前記芯受け部材3より後方は、芯タンク部16となっている。
前記軸筒1の芯繰り出し機構2に相当する位置の側面には、窓孔17が形成されており、その窓孔17には、前端を前記スライダ−5の傾斜面4に当接させた押圧駒18が突出した状態で配置されている。この押圧駒18は、後端を支点とし、軸筒1の径方向に対し押圧回転可能となっている。
【0007】
また、軸筒1の把持する部分、具体的には、前記押圧駒18が配置されている軸筒1の中間部には、縮径部(凹部)19が形成されており、その縮径部19には、中央部分が前記軸筒1よりも大径の筒状のグリップ部材20が2色成形、或は、インサ−ト成形の要領で軸筒1と一体的に形成され、被覆されている。さらに詳述すると、前記縮径部19の形成により、軸筒1の前端外周には鍔部1aが形成されており、その鍔部1aの後方にグリップ部材20が位置している。そのグリップ部材20の前記押圧駒18が配置される部分には、軸筒1と同様窓孔21が形成されている。
【0008】
グリップ部材20は中央部が膨出しており太鼓型をなしているが、そのグリップ部材20の前端と後端の外形は、フラットな筒部22、23(実際の長さは、0.1mm〜0.15mm)となっており、また、それと同様に、そのフラットな筒部22、23が接触している前記軸筒1の縮径部19の両端部にも同形な外形が形成されている。
尚、本例においてはグリップ部材20の前端と後端に、フラットな筒部を形成し、また、軸筒1の縮径部の両端部にもフラットな筒部を形成したが、図6に示すように、少なくともグリップ部材20の前端、並びに、その前端が接触する軸筒1の部分(鍔部1a)に形成されていればよい。更に詳述すると、本例は、縮径部(凹部)にグリップ部材が嵌り込んでいるのではなく、単に、軸筒1の表面を覆うように形成されている。しかし、軸筒1の前方には、グリップ部材20の前端面が接触する鍔部1aが形成されており、その鍔部1aの外形が前記グリップ部材20の前端筒部22の外形と同形になっている(第2例)。
【0009】
次に作用について説明する。軸筒1が成形され、次いでグリップ部材20が成形されるが、この際、グリップ部材20を成形する金型がほんの僅か前方にずれたとしても、金型の前方部が軸筒1の縮径部19内で位置ずれするため、グリップ部材20の樹脂が軸筒1の前方に漏れ出すことがない。ここで、仮に、グリップ部材20を成形する金型が縮径部19よりも多くずれてしまっても、金型の前方部が軸筒1の鍔部1aに位置するため、樹脂が軸筒1の前方に漏れ出すことがない。ちなみに、この際に成形されたものは、図7に示されるような成形品となり、次工程における組み立て作業に支障をきたすことがない。
【0010】
また、前記軸筒1の前端内面には、大径孔24が形成されており、その大径孔24には前記継ぎ手部材10の鍔部10aが埋入し、また、係止している。芯繰り出し機構2を軸筒1に固定する継ぎ手部材10を軸筒1の内側に隠すことができ、外観の見栄えを向上させているとともに、成形終了後に発生してしまう「ひけ」(特に、厚肉部成形の際に発生し、冷却収縮による凹部)を、薄く成形することによって防止している。
前記軸筒1の縮径部19の前方内面には、前方に向かい順次拡大する円錐部25が形成されているが(図3、図5参照)、その円錐部25に変え傾斜面を有するリブ26を複数形成しても良い(図7参照)。また、前記の円錐部25やリブ26は、前記大径部24の近傍部に形成されている。軸筒1の前方部分における強度が向上するとともに、強度が向上されたことによって、成形終了後、金型から離脱させる際の破損、例えば、軸筒1からの鍔部1aの分離なども防止できる。
【0011】
尚、グリップ部材20の材質としては、種々あるが、1例として、シリコ−ンゴムやニトリルゴム、アクリルゴム、フッ素ゴム、天然ゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、ネオプレンゴム、SBR、NBR、エラストマ−、軟質ポリエチレンなどが挙げられるが、特に好ましい材質としては、軸筒への溶着性の良いエラストマ−が挙げられる。
また、以上の例においては、サイドノック式シャ−プペンシルのグリップ部材を挙げて説明したが、後端ノック式シャ−プペンシルであっても良いし、或は、ボ−ルペンなどの取付けるグリップ部材であっても良い。
【0012】
【発明の効果】
本発明は、2色成形、或は、インサ−ト成形の要領で軸筒にグリップが形成される軸筒へのグリップ取付け構造であって、前記軸筒にグリップの少なくとも前端が当接する段部を形成し、その段部の外形とその段部に当接する前記グリップ端部の外形とを同形にすると共に、少なくともグリップの前端部にフラットな筒部を形成し、前記グリップの中央部が膨出して太鼓型をなしたことを第1の要旨とし、2色成形、或は、インサ−ト成形の要領で軸筒にグリップが形成される軸筒へのグリップ取付け構造であって、前記軸筒にグリップが嵌り込む凹部を形成すると共に、前記グリップの少なくとも前端の外形と、前記凹部の端部の外形とを同形にすると共に、少なくともグリップの前端部にフラットな筒部を形成し、前記グリップの中央部が膨出して太鼓型をなしたことを第2の要旨としたので、外観見栄えが良く、また、組み立てが良好で、しかも安価な製品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1例を示す縦断面図。
【図2】 図1のA−A線断面図。
【図3】 図1の要部拡大図。
【図4】 図1の要部拡大図。
【図5】 図1の要部斜視図。
【図6】 第2例を示す縦断面図。
【図7】 図5の変形例を示す斜視図。
【符号の説明】
1 軸筒
1a 鍔部
2 芯繰り出し機構
3 芯受け部材
4 傾斜面
5 スライダ−
6 チャック体
7 チャックリング
8 芯挿通管
9 弾撥部材
10 継ぎ手部材
10a 鍔部
11 先部材
12 芯戻り止め部材
13 消しゴム
14 キャップ
15 クリップ部材
16 芯タンク部
17 窓孔
18 押圧駒
19 縮径部
20 グリップ部材
21 窓孔
22 筒部
23 筒部
24 大径孔
25 円錐部
26 リブ
L 芯(筆記物)

Claims (3)

  1. 2色成形、或は、インサ−ト成形の要領で軸筒にグリップが形成される軸筒へのグリップ取付け構造であって、前記軸筒にグリップの少なくとも前端が当接する段部を形成し、その段部の外形とその段部に当接する前記グリップ端部の外形とを同形にすると共に、少なくともグリップの前端部にフラットな筒部を形成し、前記グリップの中央部が膨出して太鼓型をなしたことを特徴とする軸筒へのグリップ取付け構造。
  2. 2色成形、或は、インサ−ト成形の要領で軸筒にグリップが形成される軸筒へのグリップ取付け構造であって、前記軸筒にグリップが嵌り込む凹部を形成すると共に、前記グリップの少なくとも前端の外形と、前記凹部の端部の外形とを同形にすると共に、少なくともグリップの前端部にフラットな筒部を形成し、前記グリップの中央部が膨出して太鼓型をなしたことを特徴とする軸筒へのグリップ取付け構造。
  3. 前記凹部の前方部分に、前方に向かい順次大径となる傾斜面を形成し、また、その傾斜面が形成された軸筒の内径部近傍を大径部としたことを特徴とする請求項2に記載の軸筒へのグリップ取付け構造。
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