JPH0586089U - ホースの接続構造 - Google Patents

ホースの接続構造

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JPH0586089U
JPH0586089U JP2745192U JP2745192U JPH0586089U JP H0586089 U JPH0586089 U JP H0586089U JP 2745192 U JP2745192 U JP 2745192U JP 2745192 U JP2745192 U JP 2745192U JP H0586089 U JPH0586089 U JP H0586089U
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彰 伊藤
清隆 玉置
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接続構造の重量とコストの低減を図ることが
できるホースの接続構造を提供すること。 【構成】 弾性を有するニップル部12に対し、弾性を
有するホース17を接続させる構造である。ホース17
の先端内周には、剛性を有する円筒スリーブ13が嵌入
される。ニップル部12の内周には、スリーブ13を嵌
入させた状態のホース17の先端が嵌入される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、弾性を有するニップル部に対して、弾性を有するホースを接続さ せる構造に関し、例えば、自動車のフューエルリッドにおけるシールドのニップ ル部に対し、ドレンホースを接続させる構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、フューエルリッドにおけるシールドのニップル部に対し、ドレンホース を接続させる場合には、図4に示すように行なっていた(特開平4−8633号 公報参照)。
【0003】 まず、ゴム製のシールド1のニップル部2内に、剛性を有する硬質合成樹脂製 の円筒状のスリーブ3を嵌入する。
【0004】 その後、軟質合成樹脂製のドレンホース4をニップル部2に外嵌し、そして、 ドレンホース4の先端外周面にクランプ5を装着し、弾性を有するニップル部2 に対して、弾性を有するホース4を接続させていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来の接続構造では、弾性を有するニップル部に対して、ホース4を 外嵌させて接続させていたため、必要以上にホース4の外径が大きくなり、接続 構造における重量とコストの増加を招いていた。ちなみに、シールド1からドレ ンホース4を経て排出するオイル等の量は、ニップル部2の内径の半分程度の径 のホースで十分排出できるものである。
【0006】 この考案は、上述の課題を解決するものであり、接続構造の重量とコストの低 減を図ることができるホースの接続構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案に係る接続構造は、弾性を有するニップル部に対し、弾性を有するホ ースを接続させるホースの接続構造であって、 前記ホースの先端内周に、剛性を有する円筒スリーブが嵌入され、 前記ニップル部の内周に、前記円筒スリーブを嵌入させた状態の前記ホース先 端が嵌入されて接続されていることを特徴とする。
【0008】
【考案の作用・効果】
この考案に係る接続構造では、弾性を有するニップル部に対して、弾性を有す るホースを嵌入させるものである。そのため、従来のようなニップル部に外嵌す るホースと相違して、ホースの外径が小さい。
【0009】 また、ホース先端は、内周側に、剛性を確保するための円筒スリーブが嵌入さ れて、ニップル部に接続される。そのため、円筒スリーブを嵌入させたホースの 外径と、ニップル部の内径と、を相互に対応させて形成すれば、所定のシール性 能を確保して、ニップル部に対して、ホースを接続させることができる。
【0010】 したがって、この考案に係る接続構造では、シール性能を確保してホースをニ ップル部に接続させることができるとともに、ホースを小径にすることができる ことから、接続構造の重量及びコストを低減することができる。
【0011】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】 実施例の接続構造は、図1に示すように、従来例と同様に、自動車のフューエ ルリッドにおけるシールド11のニップル部12に対し、ドレンホース17を接 続させるものである。
【0013】 ニップル部12を備えたシールド11は、弾性を有するとともに耐油性を有す る、NBRとPVCとのポリブレンド品である。
【0014】 また、ドレンホース17は、弾性を有する塩化ビニルから形成されている。
【0015】 ドレンホース17の先端に嵌入される円筒スリーブ13は、剛性を有するよう に、POM等の硬質合成樹脂若しくはニッケル合金等の金属から形成されている 。この円筒スリーブ13は、図2に示すように、両端外周面に、それぞれ端部方 向に先細りとなる鍔状のファートリー部14・15が形成されている。ファート リー部14は、その外径寸法D1をファートリー部15の外径寸法D2より小さ くしている。
【0016】 そして、ファートリー部14の外径寸法D1は、ニップル部12の内径寸法d 1より大きく形成され、ファートリー部15の外径寸法D2は、ホース17の内 径寸法d2より大きく形成されている。
【0017】 また、円筒スリーブ13におけるファートリー部14・15の形成されていな い部位の外径寸法D3は、ホース17の内径寸法d2と略等しいか若しくは若干 大きくなるように形成されている。
【0018】 さらに、ホース17の外径寸法D4と内径寸法d2との差の半分の寸法である 、ホース17の肉厚寸法t1は、円筒スリーブ13をファートリー部15側から ホース17内に嵌入させた際、一般部16に外装された部位17aの外径寸法D 8が、ニップル部12の内径寸法d1と略等しいか若しくは若干大きく、かつ、 ファートリー部14の外径寸法D1より小さくなるように形成されている。
【0019】 また、ホース17の肉厚寸法t1は、ファートリー部15との関係において、 スリーブ13をファートリー部15側からホース17内に嵌入させた際、ファー トリー部15に外装された部位17bの外径寸法D5が、ファートリー部14の 外径寸法D1と略等しいか若しくは小さくなるように形成されている。
【0020】 なお、円筒スリーブ13のファートリー部14側の先端面の外径寸法D6は、 スリーブ13を嵌入させたホース17を嵌入させ易いように、ニップル部12の 内径寸法d1より小さく形成され、ファートリー部15側の先端面の外径寸法D 7は、スリーブ13をホース17に嵌入させ易いように、ホース17の内径寸法 d2より小さく形成されている。
【0021】 ちなみに、実施例の場合には、ニップル部12は、その内径寸法d1を9mmと している。また、円筒スリーブ13は、ファートリー部14の外径寸法D1を1 0mm、外径寸法D6を7mm、ファートリー部15の外径寸法D2を8mm、外径寸 法D7を6mm、一般部16の外径寸法D3を7mmとしている。さらに、ホース1 7は、内径寸法d2を7mm、外径寸法D4を9.4mm、肉厚t1を1.2mmとし ている。
【0022】 つぎに、ドレンホース17をニップル部12に接続する作業について説明する と、まず、ホース17の先端面をファートリー部14の背面に当接させるように 、ホース17の先端内周に、ファートリー部15側から円筒スリーブ13を嵌入 する。
【0023】 その後、円筒スリーブ13を嵌入させたドレンホース17をニップル部12に 嵌入させ、所望により、クランプ18を装着すれば、ドレンホース17をニップ ル部12に接続させることができる。
【0024】 したがって、実施例の接続構造では、弾性を有するニップル部12に対して、 弾性を有するホース17を嵌入させるものである。そのため、従来のようなニッ プル部2に外装するホース7と相違して、ホース17の外径寸法D4が小さくな り、ホース17が小径となった分だけ、接続構造の重量及びコストの低減を図る ことができる。
【0025】 また、ホース17の先端は、内周側に、剛性を確保するための円筒スリーブ1 3が嵌入されて接続される。そのため、円筒スリーブ13を嵌入させたホース1 7の外径寸法D8と、ニップル部12の内径寸法d1と、を相互に対応させて形 成すれば、所定のシール性能を確保して、ニップル部12に対してホース17を 接続させることができる。
【0026】 さらに、実施例の接続構造では、円筒スリーブ13のファートリー部14の外 径寸法D1が、ニップル部12の内径寸法d1より大きく、かつ、スリーブ13 を嵌入させたホース17の先端部位17aの外径寸法D8より大きく形成されて いるため、接続後、ファートリー部14がニップル部12の内周面に対して食い 込み、ファートリー部14がニップル部12から外れ難い。また、ファートリー 部15の外径寸法D2がホース17の内径寸法d2より大きく形成されているた め、ファートリー部15がホース17の内周面に対して食い込み、ホース17の 円筒スリーブ13からの外れを防止することができる。
【0027】 したがって、接続後は、強固にホース17がニップル部12に接続されること となる。なお、接続後に、ホース17を外す場合には、クランプ18を外した後 、ファートリー部15付近のホース17の外周面を把持し、強く引き抜けば良い 。
【0028】 そして勿論、接続当初では、スリーブ13の両端の外径寸法D6・D7が、ス リーブ13の挿入されるニップル部12やホース17の内径寸法d1・d2より 小さく形成されているため、スリーブ13をニップル部12やホース17内に嵌 入し易く、接続時の作業性を向上させることができる。
【0029】 なお、実施例では、円筒スリーブ13のファートリー部14・15の形状とし て、外径を円錐台形状のものを示したが、図3に示すように、断面略半円形状の 突起25を全周にわたって形成し、これをファートリー部としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示すもので、接続状態を
示す断面図である。
【図2】同実施例の分解状態の各部品の断面図である。
【図3】他の実施例の円筒スリーブを示す断面図であ
る。
【図4】従来の接続状態を示す断面図である。
【符号の説明】
12…ニップル部、 13…円筒スリーブ、 17…(ドレン)ホース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性を有するニップル部に対し、弾性を
    有するホースを接続させるホースの接続構造であって、 前記ホースの先端内周に、剛性を有する円筒スリーブが
    嵌入され、 前記ニップル部の内周に、前記円筒スリーブを嵌入させ
    た状態の前記ホース先端が嵌入されて接続されているこ
    とを特徴とするホースの接続構造。
JP1992027451U 1992-04-24 1992-04-24 ホースの接続構造 Expired - Lifetime JP2564796Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001304483A (ja) * 2000-04-27 2001-10-31 Aeroquip Corp 減衰部材
JP2017015114A (ja) * 2015-06-29 2017-01-19 豊田合成株式会社 管体接続構造

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JPH02146297U (ja) * 1989-05-15 1990-12-12

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