JPS5921309Y2 - ガススプリングの錠止装置 - Google Patents

ガススプリングの錠止装置

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Publication number
JPS5921309Y2
JPS5921309Y2 JP1189079U JP1189079U JPS5921309Y2 JP S5921309 Y2 JPS5921309 Y2 JP S5921309Y2 JP 1189079 U JP1189079 U JP 1189079U JP 1189079 U JP1189079 U JP 1189079U JP S5921309 Y2 JPS5921309 Y2 JP S5921309Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston rod
cushion rubber
cylinder
gas spring
locking device
Prior art date
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Expired
Application number
JP1189079U
Other languages
English (en)
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JPS55112141U (ja
Inventor
良治 渡辺
Original Assignee
カヤバ工業株式会社
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Publication date
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Priority to JP1189079U priority Critical patent/JPS5921309Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車等のバックドアの開閉等に用いられるガ
ススプリングの錠止装置に関する。
一般に、自動車等のバックドアを開閉する際、その重量
負荷を軽減するためにガススプリングが使用される。
そして、このガススプリングは前記バックドアを開放し
た位置に保持するために、ガススプリングの伸長状態で
、収縮方向へは作動しないように保持する錠止装置を有
している。
この種の錠止装置として、本出願人は先に、シリンダ内
壁に固着したクッションラバーとピストンロッドに設け
たテーパスリーブとの摩擦接続により (実願昭53−
161626号)、あるいは前記両者間でピストンロッ
ド周囲に密閉空間部を形威し、この空間部に発生する負
圧により(特願昭53−145106号)、ガススプリ
ングを錠止するようにしたものを提案した。
ところが、いづれも前記クッションラバーはシリンダ内
壁の所定の位置に単にカシメにより固着するものであり
、ある程度硬質な材料を使用するとしても、未だ伸び切
り強度の面で不安定な要素があった。
しかも、クッションラバーには位置決め手段が何ら施さ
れておらず、カシメ加工を煩雑なものにしていた。
本考案はかかる点に鑑み提案されたもので、改良したク
ッションラバーにインサートメタルを取付け、耐伸び切
り荷重性能の向上と位置決めの確実さをはかったガスス
プリングの錠止装置を提供することを目的とする。
以下、本考案の実施例を添附図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図は本考案の錠止装置を有するガススプ
リングの縦断面図で、1は作動油液で満たされたシリン
ダ、2はシリンダ1内を油室A。
Bに隔成するピストン、3はピストン2に一端が固着し
、他端がシリンダ1外へ突出するピストンロッド、4は
シール部材を備えたピストンロッド案内部、5はシリン
ダ1内に更にガス室Cを隔成するフリーピストンである
そして、シリンダ1内のロッド案内部4に近接した位置
に環状のクッションラバー6が配設される。
このクッションラバー6は、外側端部に位置決め用環状
リップ部6aが形成されるとともに、外側胴部に金属性
の環部材であるインサートメタル部12が一体的に結合
され、環状リップ部6aをピストンロッド案内部4のシ
ール4aに接触させた位置にて、シリンダ1の外側から
カシメを行いインサートメタル部12を介してシリンダ
1内壁に固着する。
従ってこの時、リップ部6aがカシメ部分に引寄せられ
るのでロッド案内部4との間には間隙Xが形成される。
インサートメタル部12は、その外側中央部12aにて
カシメられると共に、ピストン2側の端部12bは内方
に折曲形成される。
このようなりッションラバー6はガススプリングの最大
伸長時の衝撃等からロッド案内部4等を保護するために
設けられるのみではなく、ガススプリングの錠止装置の
一部を構成している。
即ち、クッションラバー6のピストンロッド案内部4側
の内周面端部には環状の舌片7が一体的に形成されてい
る。
この舌片7の先端部はピストンロッド3の外周面に接触
し、かつピストンロッド3の動きに伴って弾性変形自在
になっている。
クッションラバー6には、更にクッションラバ−6外周
を図中左右に貫通する油逃がし溝8が形成されている。
これにより、ガラススプリングの伸長時にクッションラ
バー6の上方室11のオイルロックは生ぜず、ピストン
ロッド案内部4等からのオイル洩れ等の危険を防止でき
る。
一方、ピストンロッド伸長時にクッションラバー6内に
挿入され、前記舌片7と共にピストンロッド3の周囲に
ある一定の間だけ密閉空間りを形成するテーパスリーブ
9がピストンロッド3に嵌合されている。
このテーパスリーブ9はピストンロッド3のピストンイ
ンロ一部の肩3aとバルブストッパ10とによって固定
されるか、あるいはピストンロッド3に圧入されバルブ
ストッパ10等の端面で位置決めされる。
そして液体シール材等でテーパスノーブリ内周とピスト
ンロッド3間のオイルリークを防ぐようにしである。
テーパスリーブ9の外径及びテーパ角度は、クッション
ラバー6内に挿入後、クッションラバー6の内周面端部
を全周にわたりシールするように設定する。
次に、このように構成された本考案の作用を説明する。
ガススプリングが圧縮された状態(即ち、バックドア等
を閉じている状態)から解放されると、ピストン2及び
ピストンロッド3がガス室C内のガス圧力により伸び方
向に作動し始める。
そして、ピストンロッド3の外部への突出長さが最大長
近くになると、テーパスリーブ9の先端部がクッション
ラバー6内に滑動挿入され、やがてガススプリングの荷
重とつりあった時点で、ストッパ10とクッションラバ
ー6の端部が圧接して伸長作動は終了する。
この時、クッションラバー6は前述したようにインサー
トメタル部12を介してシリンダ1内壁に堅固に固着し
ているので゛、ピストンロッド3の伸び切り荷重に充分
耐えることができると共に、インサートメタル部12の
内方突出端12bに支持され、クッションラバー6の後
方における弾性変形が少なく、カシメ工程で形成された
ピストンロッド案内部4との若干の間隙Xが常に保たれ
るため、ロッド案内部4のシール材4aに伸び切り荷重
が作用することがなく有効に保護される。
そしてこの間、テーパスリーブ9の進入により、空間り
内の圧力は上昇しようとするが、舌片7の図中左方向の
変形により、圧油はクッションラバー6上方室11に逃
げることができ、圧力を他と同一に維持する。
そして、クッションラバー6上方室11の圧油は油逃が
し溝8を通り油室Aに戻される。
ここで、バックドアの自重等でガススプリングを収縮さ
せようとする力が作用した場合、ピストンロッド3と共
にテーパスリーブ9が若干下降し始めるが、この方向に
対しては舌片7の働きで空間りを密閉状に保持できるた
め、テーパスリーブ9の抜けに対応して負圧が生じ、こ
の負圧によりピストンロッド3の下降を阻止する。
そしてこの錠止状態を解除するためには、外部より前記
負圧力及びスリーブ9の接触摩擦力に打ち勝つような力
を加えると、舌片7が図中右方向に巻き込まれるように
して、あるいは舌片7が負圧に打ち勝つだけの充分な強
度であれば巻き込まれないままで空間り内の負圧状態が
解消され、錠止状態が解除される。
尚、以上の実施例は本考案のクッションラバー6を負圧
式の錠止装置に適用した例であるが、第3図に示すよう
に、シリンダ1内壁に固着されるクッションラバー6′
とピストンロッド3に固着されるテーパスリーブ9との
摩擦接続により錠止するものに適用しても同様の効果が
得られる。
そして、インサートメタル12′はカシメ部から図中右
方向(ピストン2側)にのみ配置されるようクッション
ラバー6′に一体成形しても充分伸び切り荷重に耐える
ことができることは言う迄もない。
以上説明したように本考案によればクッションラバーに
位置決めリップ部を設けると共に、その内部をインサー
トメタルで補強し、該インサートメタルを介してシリン
ダに固着するようにしたので、確実な錠止力を得ること
ができる一方、耐伸び切り荷重を大きくすることができ
ると共に、ラバー材質のスペックに左右されない耐伸切
り強度が得られ耐久性が向上するという効果がある。
また、本考案は位置決めリップ部を有しているため、カ
シメ加工を容易にすると共に位置決めが確実に行なわれ
、カシメ工程においてピストンロッド案内部との間に所
定の間隙を形成するため、クッションラバーの弾性変形
によるロッド案内部シールの損傷等が有効に防止される
という利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の錠止装置を有するガススプリングの縦
断面図、第2図はそのI−■線断面図、第3図は他の実
施例の縦断面図である。 1・・・・・・シリンダ、6・・・・・・クッションラ
バー 3・・・・・・ピストンロッド、9・・・・・・
テーパスリーブ、6a・・・・・・位置決め用環状リッ
プ部、12・・・・・・インサートメタル部、4・・・
・・・ピストンロッド案内部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダ内壁に固着された環状のクッションラバーと、
    ピストンロッドに固着されたテーパスリーブとを有し、
    伸び切り位置でクッションラバーに嵌合するテーパスリ
    ーブを介してピストンロッドを保持するようにしたガス
    スプリングにおいて、前記クッションラバーの一端に位
    置決め用環状リップ部を形成すると共に、外側胴部にイ
    ンサートメタル部を一体的に結合し、前記環状リップ部
    をピストンロッド案内部のシールに接触させた位置にて
    シリンダの外側からカシメてインサートメタル部をシリ
    ンダ内壁に固着し、前記位置決め用環状リップ部とシー
    ルとの間に所定の間隙を形成するようにしたことを特徴
    とするガススプリングの錠止装置。
JP1189079U 1979-02-01 1979-02-01 ガススプリングの錠止装置 Expired JPS5921309Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1189079U JPS5921309Y2 (ja) 1979-02-01 1979-02-01 ガススプリングの錠止装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP1189079U JPS5921309Y2 (ja) 1979-02-01 1979-02-01 ガススプリングの錠止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55112141U JPS55112141U (ja) 1980-08-07
JPS5921309Y2 true JPS5921309Y2 (ja) 1984-06-22

Family

ID=28827144

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1189079U Expired JPS5921309Y2 (ja) 1979-02-01 1979-02-01 ガススプリングの錠止装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5850340A (ja) * 1981-09-18 1983-03-24 Kayaba Ind Co Ltd ステ−ダンパ
JPS5850341A (ja) * 1981-09-21 1983-03-24 Kayaba Ind Co Ltd ステ−ダンパ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55112141U (ja) 1980-08-07

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