JPH1182589A - ガススプリング装置 - Google Patents
ガススプリング装置Info
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- JPH1182589A JPH1182589A JP24843097A JP24843097A JPH1182589A JP H1182589 A JPH1182589 A JP H1182589A JP 24843097 A JP24843097 A JP 24843097A JP 24843097 A JP24843097 A JP 24843097A JP H1182589 A JPH1182589 A JP H1182589A
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- piston rod
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- stopper
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2204/00—Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
- B60G2204/40—Auxiliary suspension parts; Adjustment of suspensions
- B60G2204/45—Stops limiting travel
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2204/00—Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
- B60G2204/40—Auxiliary suspension parts; Adjustment of suspensions
- B60G2204/46—Means for locking the suspension
- B60G2204/4604—Means for locking the suspension mechanically, e.g. using a hook as anticreep mechanism
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2206/00—Indexing codes related to the manufacturing of suspensions: constructional features, the materials used, procedures or tools
- B60G2206/01—Constructional features of suspension elements, e.g. arms, dampers, springs
- B60G2206/90—Maintenance
- B60G2206/92—Tools or equipment used for assembling
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のガススプリング装置は、ピストンロッ
ドを伸長端に機械的に固定することができない。 【解決手段】 ピストンロッド１５の先端部に固定され
たブラケット２０と、このブラケット２０に取り付けら
れる棒状のばね材にて形成されるストッパ２１とを具え
たガススプリング装置であって、ストッパ２１は、ブラ
ケット２０に形成した取り付け穴２４, ２５に嵌合する
枢着部２２, ２３と、枢着部２２, ２３からピストンロ
ッド１５の長手方向に沿って延びる直線部２６, ２７
と、直線部２６, ２７に接続してシリンダ１１の外周面
に対して摺動可能な半円弧状をなす係止部２８とを有
し、係止部２８は、シリンダ１１の半径方向中心側に付
勢され、枢着部２２, ２３から係止部２８に至るストッ
パ２１の長さＬは、ピストンロッド１５の伸長端におけ
る取り付け穴２４, ２５からシリンダ１１の端面に至る
間隔ＬR よりも短く設定した。
ドを伸長端に機械的に固定することができない。 【解決手段】 ピストンロッド１５の先端部に固定され
たブラケット２０と、このブラケット２０に取り付けら
れる棒状のばね材にて形成されるストッパ２１とを具え
たガススプリング装置であって、ストッパ２１は、ブラ
ケット２０に形成した取り付け穴２４, ２５に嵌合する
枢着部２２, ２３と、枢着部２２, ２３からピストンロ
ッド１５の長手方向に沿って延びる直線部２６, ２７
と、直線部２６, ２７に接続してシリンダ１１の外周面
に対して摺動可能な半円弧状をなす係止部２８とを有
し、係止部２８は、シリンダ１１の半径方向中心側に付
勢され、枢着部２２, ２３から係止部２８に至るストッ
パ２１の長さＬは、ピストンロッド１５の伸長端におけ
る取り付け穴２４, ２５からシリンダ１１の端面に至る
間隔ＬR よりも短く設定した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピストンロッドが
伸長するように付勢されたガススプリング装置に関し、
特にピストンロッドの伸び切り状態を機械的に固定し得
るようにしたものである。
伸長するように付勢されたガススプリング装置に関し、
特にピストンロッドの伸び切り状態を機械的に固定し得
るようにしたものである。
【０００２】
【従来の技術】水平な枢軸を中心に上方に開く構造のゲ
ート装置、例えば自動車のエンジンフードやバックドア
等においては、これらエンジンフードやバックドア等の
ゲートの開閉操作を容易にするため、ゲートとこれを枢
支する車体との間にバランサを組み込み、ゲートの自重
とバランサが発生する押し上げ力とを釣り合わせ、これ
によってゲートに対する開閉負荷を軽減するようにして
いる。
ート装置、例えば自動車のエンジンフードやバックドア
等においては、これらエンジンフードやバックドア等の
ゲートの開閉操作を容易にするため、ゲートとこれを枢
支する車体との間にバランサを組み込み、ゲートの自重
とバランサが発生する押し上げ力とを釣り合わせ、これ
によってゲートに対する開閉負荷を軽減するようにして
いる。
【０００３】このようなバランサの一例として、例えば
実開平２−２７０４０号公報に開示されたダンパステー
装置、すなわちガススプリング装置が知られている。こ
のガススプリング装置は、内部を二つの部屋に仕切るピ
ストンを高圧ガスが封入されたシリンダ内に摺動自在に
嵌合し、このピストンに２つの部屋を連通する連通孔を
形成し、シリンダの一端部と、このシリンダの他端から
突出して基端部がピストンと一体に連結されたピストン
ロッドの先端とをゲートと車体とに枢着したものであ
り、２つの部屋に臨むピストンの両端面の受圧面積差に
応じてシリンダの他端側からピストンロッドが突出する
方向にピストンを付勢するようになっている。
実開平２−２７０４０号公報に開示されたダンパステー
装置、すなわちガススプリング装置が知られている。こ
のガススプリング装置は、内部を二つの部屋に仕切るピ
ストンを高圧ガスが封入されたシリンダ内に摺動自在に
嵌合し、このピストンに２つの部屋を連通する連通孔を
形成し、シリンダの一端部と、このシリンダの他端から
突出して基端部がピストンと一体に連結されたピストン
ロッドの先端とをゲートと車体とに枢着したものであ
り、２つの部屋に臨むピストンの両端面の受圧面積差に
応じてシリンダの他端側からピストンロッドが突出する
方向にピストンを付勢するようになっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】実開平２−２７０４０
号公報に開示された従来のガススプリング装置において
は、シリンダ内に封入された高圧ガスの圧力が経時的に
低下して来たり、ゲートが強風などによってあおられる
と、ゲートを所定の開度に維持しておくことができなく
なる虞があり、安全上の観点からゲートを機械的に開状
態に維持できることが望まれる。
号公報に開示された従来のガススプリング装置において
は、シリンダ内に封入された高圧ガスの圧力が経時的に
低下して来たり、ゲートが強風などによってあおられる
と、ゲートを所定の開度に維持しておくことができなく
なる虞があり、安全上の観点からゲートを機械的に開状
態に維持できることが望まれる。
【０００５】
【発明の目的】本発明の目的は、伸長端にあるピストン
ロッドを機械的に開状態に維持し得るガススプリング装
置を提供することにある。
ロッドを機械的に開状態に維持し得るガススプリング装
置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明によるガススプリ
ング装置は、内部に高圧ガスが封入されたシリンダと、
このシリンダ内に摺動自在に嵌合されて当該シリンダ内
を２つの部屋に仕切るピストンと、このピストンに一端
が連結されると共に他端側が前記シリンダ外に位置する
ピストンロッドとを具えたガススプリング装置であっ
て、前記ピストンロッドの他端に固定されたブラケット
と、このブラケットに取り付けられる棒状のばね材にて
形成されたストッパとをさらに具え、前記ストッパは、
前記ブラケットに形成した一対の取り付け穴にそれぞれ
嵌合する一対の枢着部と、これら枢着部から前記ピスト
ンロッドの長手方向に沿って延びる一対の直線部と、こ
れら一対の直線部に接続して前記シリンダの外周面に対
して摺動可能な半円弧状をなす係止部とを有し、前記係
止部は、前記シリンダの半径方向中心側に付勢され、前
記ピストンロッドの長手方向に沿った前記一対の枢着部
から前記係止部に至る前記ストッパの長さは、前記ピス
トンロッドの伸長端における前記ピストンロッドの長手
方向に沿った前記一対の取り付け穴から前記シリンダの
端面に至る間隔よりも短く設定されていることを特徴と
するものである。
ング装置は、内部に高圧ガスが封入されたシリンダと、
このシリンダ内に摺動自在に嵌合されて当該シリンダ内
を２つの部屋に仕切るピストンと、このピストンに一端
が連結されると共に他端側が前記シリンダ外に位置する
ピストンロッドとを具えたガススプリング装置であっ
て、前記ピストンロッドの他端に固定されたブラケット
と、このブラケットに取り付けられる棒状のばね材にて
形成されたストッパとをさらに具え、前記ストッパは、
前記ブラケットに形成した一対の取り付け穴にそれぞれ
嵌合する一対の枢着部と、これら枢着部から前記ピスト
ンロッドの長手方向に沿って延びる一対の直線部と、こ
れら一対の直線部に接続して前記シリンダの外周面に対
して摺動可能な半円弧状をなす係止部とを有し、前記係
止部は、前記シリンダの半径方向中心側に付勢され、前
記ピストンロッドの長手方向に沿った前記一対の枢着部
から前記係止部に至る前記ストッパの長さは、前記ピス
トンロッドの伸長端における前記ピストンロッドの長手
方向に沿った前記一対の取り付け穴から前記シリンダの
端面に至る間隔よりも短く設定されていることを特徴と
するものである。
【０００７】本発明によると、ピストンロッドがシリン
ダ内に押し込まれている場合、ストッパの係止部はシリ
ンダの外周面に当接した状態となっている。この状態か
らピストンロッドの伸長動作に伴い、ストッパの係止部
はシリンダの外周面に沿って摺動し、ピストンロッドが
その伸長端に達すると、ストッパに付勢されたばね力に
よって、係止部はピストンロッドの外周面に押し当た
る。
ダ内に押し込まれている場合、ストッパの係止部はシリ
ンダの外周面に当接した状態となっている。この状態か
らピストンロッドの伸長動作に伴い、ストッパの係止部
はシリンダの外周面に沿って摺動し、ピストンロッドが
その伸長端に達すると、ストッパに付勢されたばね力に
よって、係止部はピストンロッドの外周面に押し当た
る。
【０００８】この状態では、係止部がシリンダの端面に
係止し、シリンダ内へのピストンロッドの押し込みが阻
止されてピストンロッドの伸長状態が維持される。
係止し、シリンダ内へのピストンロッドの押し込みが阻
止されてピストンロッドの伸長状態が維持される。
【０００９】ピストンロッドをシリンダ内に押し込む場
合、ストッパのばね力に抗して係止部を持ち上げてシリ
ンダの端面に対する係止部の係止状態を解除し、ピスト
ンロッドをシリンダ内に押し込み、係止部をシリンダの
外周面に乗り上げさせる。
合、ストッパのばね力に抗して係止部を持ち上げてシリ
ンダの端面に対する係止部の係止状態を解除し、ピスト
ンロッドをシリンダ内に押し込み、係止部をシリンダの
外周面に乗り上げさせる。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明によるガススプリング装置
において、一対の取り付け穴の一方の中心とシリンダの
中心との間の中心間距離と、他方の中心とシリンダの中
心との間の中心間距離とが異なるようにし、これによっ
て係止部をシリンダの半径方向中心側に付勢するように
してもよい。
において、一対の取り付け穴の一方の中心とシリンダの
中心との間の中心間距離と、他方の中心とシリンダの中
心との間の中心間距離とが異なるようにし、これによっ
て係止部をシリンダの半径方向中心側に付勢するように
してもよい。
【００１１】
【実施例】本発明によるガススプリング装置の一実施例
について、図１〜図５を参照しながら詳細に説明する
が、本発明はこのような実施例に限らず、同様な課題を
内包する他の分野の技術にも応用することができる。
について、図１〜図５を参照しながら詳細に説明する
が、本発明はこのような実施例に限らず、同様な課題を
内包する他の分野の技術にも応用することができる。
【００１２】本発明によるガススプリング装置の一実施
例の概略構造を図１に示し、その外観を図２に示し、そ
の III−III 矢視断面構造を図３に示す。すなわち、内
部に高圧ガスが封入された円筒状をなすシリンダ１１に
は、このシリンダ１１内の２つの部屋１２, １３に仕切
るピストン１４が摺動自在に収容されている。２つの部
屋１２, １３に連通する図示しない連通路が形成された
ピストン１４には、先端側がシリンダ１１外に突出する
ピストンロッド１５の基端部が一体的に固定されてい
る。このピストンロッド１５が摺動自在に貫通するロッ
ドホルダ１６と、シリンダ１１内を気密にシールするシ
ールリング１７とがシリンダ１１の先端部に装着され、
ロッドホルダ１６はシリンダ１１に対してかしめにより
一体的に嵌着されている。また、シリンダ１１の先端側
には、ピストン１４に当接してピストンロッド１５の伸
長端を規定する環状の凹部１８が形成されている。
例の概略構造を図１に示し、その外観を図２に示し、そ
の III−III 矢視断面構造を図３に示す。すなわち、内
部に高圧ガスが封入された円筒状をなすシリンダ１１に
は、このシリンダ１１内の２つの部屋１２, １３に仕切
るピストン１４が摺動自在に収容されている。２つの部
屋１２, １３に連通する図示しない連通路が形成された
ピストン１４には、先端側がシリンダ１１外に突出する
ピストンロッド１５の基端部が一体的に固定されてい
る。このピストンロッド１５が摺動自在に貫通するロッ
ドホルダ１６と、シリンダ１１内を気密にシールするシ
ールリング１７とがシリンダ１１の先端部に装着され、
ロッドホルダ１６はシリンダ１１に対してかしめにより
一体的に嵌着されている。また、シリンダ１１の先端側
には、ピストン１４に当接してピストンロッド１５の伸
長端を規定する環状の凹部１８が形成されている。
【００１３】シリンダ１１の基端およびピストンロッド
１５の先端には、例えば、図示しない自動車のテールゲ
ートおよび車体フレームにそれぞれ連結するためのブラ
ケット１９, ２０が取り付けられている。ピストンロッ
ド１５の先端を囲む溝形のブラケット２０には、棒状の
ばね材にて形成されたストッパ２１の枢着部２２, ２３
がそれぞれ差し込まれる一対の取り付け穴２４, ２５が
形成されている。
１５の先端には、例えば、図示しない自動車のテールゲ
ートおよび車体フレームにそれぞれ連結するためのブラ
ケット１９, ２０が取り付けられている。ピストンロッ
ド１５の先端を囲む溝形のブラケット２０には、棒状の
ばね材にて形成されたストッパ２１の枢着部２２, ２３
がそれぞれ差し込まれる一対の取り付け穴２４, ２５が
形成されている。
【００１４】本実施例における無負荷状態のストッパ２
１の外観を表す図４に示すように、本実施例におけるス
トッパ２１は、無負荷状態で一直線状に配列する一対の
枢着部２２, ２３と、これら枢着部２２, ２３からピス
トンロッド１５の長手方向に沿って延びる一対の直線部
２６, ２７と、これら一対の直線部２６, ２７に接続し
てシリンダ１１の外周面に対して摺動可能な半円弧状を
なす係止部２８とを有する。無負荷状態における一対の
枢着部２２, ２３と一対の直線部２６, ２７とは同一平
面上にあり、無負荷状態で相互に平行となる一対の直線
部２６, ２７の間隔Ｗは、シリンダ１１の外径よりも多
少大きめに設定されている。また、直線部２６, ２７の
長さＬは、ピストンロッド１５がその伸長端に位置する
図１に示した状態において、ピストンロッド１５の長手
方向に沿ったシリンダ１１の端面２９と取り付け穴２
４, ２５との間隔ＬR よりも多少短かめに設定されてい
る。さらに、係止部２８は、無負荷状態における一対の
枢着部２２, ２３と一対の直線部２６, ２７とを含む平
面に対してほぼ垂直な平面にて一対の枢着部２２, ２３
と平行に形成され、この係止部２８の曲率半径は、シリ
ンダ１１の外周面の曲率半径に対応して形成されてい
る。
１の外観を表す図４に示すように、本実施例におけるス
トッパ２１は、無負荷状態で一直線状に配列する一対の
枢着部２２, ２３と、これら枢着部２２, ２３からピス
トンロッド１５の長手方向に沿って延びる一対の直線部
２６, ２７と、これら一対の直線部２６, ２７に接続し
てシリンダ１１の外周面に対して摺動可能な半円弧状を
なす係止部２８とを有する。無負荷状態における一対の
枢着部２２, ２３と一対の直線部２６, ２７とは同一平
面上にあり、無負荷状態で相互に平行となる一対の直線
部２６, ２７の間隔Ｗは、シリンダ１１の外径よりも多
少大きめに設定されている。また、直線部２６, ２７の
長さＬは、ピストンロッド１５がその伸長端に位置する
図１に示した状態において、ピストンロッド１５の長手
方向に沿ったシリンダ１１の端面２９と取り付け穴２
４, ２５との間隔ＬR よりも多少短かめに設定されてい
る。さらに、係止部２８は、無負荷状態における一対の
枢着部２２, ２３と一対の直線部２６, ２７とを含む平
面に対してほぼ垂直な平面にて一対の枢着部２２, ２３
と平行に形成され、この係止部２８の曲率半径は、シリ
ンダ１１の外周面の曲率半径に対応して形成されてい
る。
【００１５】このようなストッパ２１の直線部２６, ２
７の間隔Ｗを変えずに一対の枢着部２２, ２３の位置を
図５に示すようにＳだけずらした場合、実線で示すよう
な釣り合い状態になるが、この状態から係止部２８を二
点鎖線で示す状態に移行させた場合、係止部２８には実
線で示す釣り合い状態へ戻るようなばね力が付勢される
こととなる。本実施例では、ストッパ２１が図５中の二
点鎖線で示す状態となるように、ブラケット２０に対す
る取り付け穴２４, ２５の位置を設定している。すなわ
ち、シリンダ１１の中心と一対の取り付け穴２４, ２５
の中心との間の中心間距離Ｌ1,Ｌ2 を異ならせ、中心間
距離Ｌ1,Ｌ2 が短い方に対応する取り付け穴２４と係止
部２８の最頂部との間隔ＨR を無負荷状態における係止
部２８の高さＨよりも大きくなるように設定している。
７の間隔Ｗを変えずに一対の枢着部２２, ２３の位置を
図５に示すようにＳだけずらした場合、実線で示すよう
な釣り合い状態になるが、この状態から係止部２８を二
点鎖線で示す状態に移行させた場合、係止部２８には実
線で示す釣り合い状態へ戻るようなばね力が付勢される
こととなる。本実施例では、ストッパ２１が図５中の二
点鎖線で示す状態となるように、ブラケット２０に対す
る取り付け穴２４, ２５の位置を設定している。すなわ
ち、シリンダ１１の中心と一対の取り付け穴２４, ２５
の中心との間の中心間距離Ｌ1,Ｌ2 を異ならせ、中心間
距離Ｌ1,Ｌ2 が短い方に対応する取り付け穴２４と係止
部２８の最頂部との間隔ＨR を無負荷状態における係止
部２８の高さＨよりも大きくなるように設定している。
【００１６】このような構成により、ストッパ２１の係
止部２８はシリンダ１１の半径方向中心側に付勢され、
ピストンロッド１５の伸長動作に伴ってシリンダ１１の
外周面に対し摺動する。そして、ピストンロッド１５が
その伸長端に達する直前にシリンダ１１の外周面から脱
落し、図１に示すようにピストンロッド１５の外周面に
当接する。この状態では、ピストンロッド１５をシリン
ダ１１内に押し戻そうとしても、係止部２８がシリンダ
１１の端面２９に引っ掛かり、ピストンロッド１５をシ
リンダ１１内に押し戻すことはできない。つまり、スト
ッパ２１のばね力よってピストンロッド１５はその伸長
端位置に自動的に保持された状態となる。
止部２８はシリンダ１１の半径方向中心側に付勢され、
ピストンロッド１５の伸長動作に伴ってシリンダ１１の
外周面に対し摺動する。そして、ピストンロッド１５が
その伸長端に達する直前にシリンダ１１の外周面から脱
落し、図１に示すようにピストンロッド１５の外周面に
当接する。この状態では、ピストンロッド１５をシリン
ダ１１内に押し戻そうとしても、係止部２８がシリンダ
１１の端面２９に引っ掛かり、ピストンロッド１５をシ
リンダ１１内に押し戻すことはできない。つまり、スト
ッパ２１のばね力よってピストンロッド１５はその伸長
端位置に自動的に保持された状態となる。
【００１７】シリンダ１１に対するストッパ２１の係止
部２８のロック状態を解除するためには、係止部２８が
ピストンロッド１５の外周面から離れてシリンダ１１の
外周面に乗り上げるように、オペレータが手動にてスト
ッパ２１を押し上げ、この状態でピストンロッド１５を
シリンダ１１内に押し戻す。この場合、ストッパ２１の
係止部２８がシリンダ１１の外周面に乗り上げたなら
ば、ストッパ２１を押し上げる動作は必要なくなる。
部２８のロック状態を解除するためには、係止部２８が
ピストンロッド１５の外周面から離れてシリンダ１１の
外周面に乗り上げるように、オペレータが手動にてスト
ッパ２１を押し上げ、この状態でピストンロッド１５を
シリンダ１１内に押し戻す。この場合、ストッパ２１の
係止部２８がシリンダ１１の外周面に乗り上げたなら
ば、ストッパ２１を押し上げる動作は必要なくなる。
【００１８】なお、ストッパ２１の係止部２８をシリン
ダ１１の半径方向中心側に付勢する方法として、本実施
例以外の構成を採用することも当然可能である。
ダ１１の半径方向中心側に付勢する方法として、本実施
例以外の構成を採用することも当然可能である。
【００１９】
【発明の効果】本発明のガススプリング装置によると、
ピストンロッドの先端に固定されたブラケットに棒状の
ばね材にて形成されたストッパを取り付け、ブラケット
に形成した一対の取り付け穴にそれぞれ嵌合する一対の
枢着部と、これら枢着部からピストンロッドの長手方向
に沿って延びる一対の直線部と、これら一対の直線部に
接続してシリンダの外周面に対して摺動可能な半円弧状
をなす係止部とを有するストッパの係止部をシリンダの
半径方向中心側に付勢させ、ピストンロッドの長手方向
に沿った一対の枢着部から係止部に至るストッパの長さ
を、ピストンロッドの伸長端におけるピストンロッドの
長手方向に沿った一対の取り付け穴からシリンダの端面
に至る間隔よりも短く設定したので、ピストンロッドの
伸長端ではストッパの係止部がシリンダの端面に自動的
に係止し、シリンダ内へのピストンロッドの押し込みが
阻止されてピストンロッドの伸長状態を機械的に保持す
ることができる。
ピストンロッドの先端に固定されたブラケットに棒状の
ばね材にて形成されたストッパを取り付け、ブラケット
に形成した一対の取り付け穴にそれぞれ嵌合する一対の
枢着部と、これら枢着部からピストンロッドの長手方向
に沿って延びる一対の直線部と、これら一対の直線部に
接続してシリンダの外周面に対して摺動可能な半円弧状
をなす係止部とを有するストッパの係止部をシリンダの
半径方向中心側に付勢させ、ピストンロッドの長手方向
に沿った一対の枢着部から係止部に至るストッパの長さ
を、ピストンロッドの伸長端におけるピストンロッドの
長手方向に沿った一対の取り付け穴からシリンダの端面
に至る間隔よりも短く設定したので、ピストンロッドの
伸長端ではストッパの係止部がシリンダの端面に自動的
に係止し、シリンダ内へのピストンロッドの押し込みが
阻止されてピストンロッドの伸長状態を機械的に保持す
ることができる。
【図１】本発明によるガススプリング装置の一実施例の
概略構造を表す破断断面図であり、ピストンロッドが伸
長端にある状態を示す。
概略構造を表す破断断面図であり、ピストンロッドが伸
長端にある状態を示す。
【図２】図１に示した実施例においてピストンロッドが
シリンダ内に押し込まれた状態の外観を破断状態で表す
側面図である。
シリンダ内に押し込まれた状態の外観を破断状態で表す
側面図である。
【図３】図２中の III−III 矢視断面図である。
【図４】ストッパの外観を表す斜視図である。
【図５】ストッパに与える付勢力を説明するための側面
図である。
図である。
１１ シリンダ １２, １３ 部屋 １４ ピストン １５ ピストンロッド ２０ ブラケット ２１ ストッパ ２２, ２３ 枢着部 ２４, ２５ 取り付け穴 ２６, ２７ 直線部 ２８ 係止部 ２９ シリンダの端面 Ｌ 直線部の長さ ＬR シリンダの端面と取り付け穴との間隔 Ｌ1,Ｌ2 シリンダの中心と取り付け穴の中心との間の
中心間距離
中心間距離
Claims (2)
- 【請求項１】 内部に高圧ガスが封入されたシリンダ
と、このシリンダ内に摺動自在に嵌合されて当該シリン
ダ内を２つの部屋に仕切るピストンと、このピストンに
一端が連結されると共に他端側が前記シリンダ外に位置
するピストンロッドとを具えたガススプリング装置であ
って、 前記ピストンロッドの他端に固定されたブラケットと、
このブラケットに取り付けられる棒状のばね材にて形成
されたストッパとをさらに具え、 前記ストッパは、前記ブラケットに形成した一対の取り
付け穴にそれぞれ嵌合する一対の枢着部と、これら枢着
部から前記ピストンロッドの長手方向に沿って延びる一
対の直線部と、これら一対の直線部に接続して前記シリ
ンダの外周面に対して摺動可能な半円弧状をなす係止部
とを有し、 前記係止部は、前記シリンダの半径方向中心側に付勢さ
れ、前記ピストンロッドの長手方向に沿った前記一対の
枢着部から前記係止部に至る前記ストッパの長さは、前
記ピストンロッドの伸長端における前記ピストンロッド
の長手方向に沿った前記一対の取り付け穴から前記シリ
ンダの端面に至る間隔よりも短く設定されていることを
特徴とするガススプリング装置。 - 【請求項２】 前記一対の取り付け穴の一方の中心と前
記シリンダの中心との間の中心間距離と、他方の中心と
前記シリンダの中心との間の中心間距離とが異なること
を特徴とする請求項１に記載のガススプリング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24843097A JPH1182589A (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | ガススプリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24843097A JPH1182589A (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | ガススプリング装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1182589A true JPH1182589A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17178013
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24843097A Pending JPH1182589A (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | ガススプリング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1182589A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6748624B1 (en) * | 2002-01-10 | 2004-06-15 | H. Steve Aderholt | Hood support piston stopper |
| US7134168B1 (en) * | 2004-08-18 | 2006-11-14 | Betteli, Inc. Hong Kong | Door closer with pre-set stops |
| CN114059865A (zh) * | 2020-08-04 | 2022-02-18 | 长城汽车股份有限公司 | 用于车辆的发动机罩总成和车辆 |
| WO2022119511A1 (en) * | 2020-12-03 | 2022-06-09 | Pi̇ston Amorti̇sör Sanayi̇ Ve Ti̇caret Anoni̇m Şi̇rketi̇ | Locking tube mechanism for gas springs |
-
1997
- 1997-09-12 JP JP24843097A patent/JPH1182589A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6748624B1 (en) * | 2002-01-10 | 2004-06-15 | H. Steve Aderholt | Hood support piston stopper |
| US7134168B1 (en) * | 2004-08-18 | 2006-11-14 | Betteli, Inc. Hong Kong | Door closer with pre-set stops |
| CN114059865A (zh) * | 2020-08-04 | 2022-02-18 | 长城汽车股份有限公司 | 用于车辆的发动机罩总成和车辆 |
| WO2022119511A1 (en) * | 2020-12-03 | 2022-06-09 | Pi̇ston Amorti̇sör Sanayi̇ Ve Ti̇caret Anoni̇m Şi̇rketi̇ | Locking tube mechanism for gas springs |
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