JPH11210312A - ガススプリング装置 - Google Patents

ガススプリング装置

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Publication number
JPH11210312A
JPH11210312A JP1651498A JP1651498A JPH11210312A JP H11210312 A JPH11210312 A JP H11210312A JP 1651498 A JP1651498 A JP 1651498A JP 1651498 A JP1651498 A JP 1651498A JP H11210312 A JPH11210312 A JP H11210312A
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JP
Japan
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cylinder
gas
stopper ring
sealing plug
piston
Prior art date
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Pending
Application number
JP1651498A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiko Kajitani
康彦 梶谷
Hisashi Hanawa
久 塙
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストッパリングをシリンダ内に固定する際
に、シリンダ内壁を損傷するおそれがあった。 【解決手段】 内部にガスが封入されたシリンダ11
と、このシリンダ11内に摺動自在に嵌合されて当該シ
リンダ11内を2つの部屋12, 13に仕切るピストン
14と、このピストン14に一端が連結されると共に一
方の部屋13を通って他端側がシリンダ11外に位置す
るピストンロッド15とを具えたガススプリング装置で
あって、他方の部屋12に収容されて先端部がピストン
14が押し当たり得る圧縮ばね25と、シリンダ11に
装着されて先端部が他方の部屋12に突出するガス封止
プラグ21と、このガス封止プラグ21の先端部に係止
して圧縮ばね25の基端部を保持するストッパリング2
6とをさらに具える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピストンロッドが
伸長するように付勢されたガススプリング装置に関し、
特にピストンロッドをシリンダ内に押し込み終える際の
衝撃を緩和する圧縮ばねを組み込んだものである。
【0002】
【従来の技術】水平な枢軸を中心に上方に開く構造のゲ
ート装置、例えば自動車のエンジンフードやバックドア
等においては、これらエンジンフードやバックドア等の
ゲートの開閉操作を容易にするため、ゲートとこれを枢
支する車体との間にバランサを組み込み、ゲートの自重
とバランサが発生する押し上げ力とを釣り合わせ、これ
によってゲートに対する開閉負荷を軽減するようにして
いる。
【0003】このようなバランサの一例として、例えば
実開平2−27040号公報に開示されたダンパステー
装置、すなわちガススプリング装置が知られている。こ
のガススプリング装置は、内部を二つの部屋に仕切るピ
ストンを高圧ガスが封入されたシリンダ内に摺動自在に
嵌合し、このピストンに2つの部屋を連通する連通孔を
形成し、シリンダの一端部と、このシリンダの他端から
突出して基端部がピストンと一体に連結されたピストン
ロッドの先端とをゲートと車体とに枢着したものであ
り、2つの部屋に臨むピストンの両端面の受圧面積差に
応じてシリンダの他端側からピストンロッドが突出する
方向にピストンを付勢するようになっている。
【0004】このようなガススプリング装置において、
ピストンロッドをシリンダ内に押し込み終える際の衝撃
を緩和するため、コイルばねなどの圧縮ばねをシリンダ
内に組み込んだガススプリング装置が実開昭62−18
3143号公報などで提案されており、コイルスプリン
グがシリンダ内を自由に移動しないように、シリンダ内
にストッパリングを圧入し、このストッパリングを用い
てコイルスプリングの基端部を保持するようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】実開昭62−1831
43号公報に開示されたガススプリング装置では、シリ
ンダ内壁に対するコイルスプリングの自由変位に伴う摩
擦による異音発生を防止するため、シリンダに圧入され
たストッパリングを用いてコイルスプリングの基端部を
保持するようにしているため、その組み立て時にストッ
パリングをシリンダ内に圧入する必要があり、この圧入
作業に伴ってシリンダ内壁が損傷を受け、ピストンによ
る2つの部屋の仕切りが損なわれてしまうおそれがあっ
た。
【0006】
【発明の目的】本発明の目的は、ストッパリングをシリ
ンダ内に固定する際に、シリンダ内壁を損傷するような
不具合を未然に防止し得るガススプリング装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に対応
するガススプリング装置は、内部にガスが封入されたシ
リンダと、このシリンダ内に摺動自在に嵌合されて当該
シリンダ内を2つの部屋に仕切るピストンと、このピス
トンに一端が連結されると共に一方の前記部屋を通って
他端側が前記シリンダ外に位置するピストンロッドとを
具えたガススプリング装置であって、他方の前記部屋に
収容されて先端部が前記ピストンが押し当たり得る圧縮
ばねと、前記シリンダに装着されて先端部が前記他方の
部屋に突出するガス封止プラグと、このガス封止プラグ
の前記先端部に係止して前記圧縮ばねの基端部を保持す
るストッパリングとをさらに具えたことを特徴とするも
のである。
【0008】本発明によると、圧縮ばねの基端部を保持
するストッパリングがシリンダに装着されたガス封止プ
ラグの先端部に係止されており、シリンダ内へのピスト
ンロッドの押し込み操作に伴って、ピストンが圧縮ばね
の先端部に当接して圧縮ばねが圧縮し始め、そのストロ
ーク端での衝撃が緩和される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項2に対応するガス
スプリング装置のように、ガス封止プラグの先端部は、
頭部と、段部を介して頭部に接続する軸部とを有し、ス
トッパリングは、頭部を収容する大径孔部と、段部に係
止し得る座部を介して大径孔部に連通し、軸部が緊密に
嵌合する小径孔部とを有するものであっても良い。
【0010】この場合、本発明の請求項3に対応するガ
ススプリング装置のように、ガス封止プラグの頭部は、
先端側ほど先細りとなったテーパ状をなしていても良
く、本発明の請求項4に対応するガススプリング装置の
ように、ガス封止プラグの軸部は、頭部側ほど先細りと
なったテーパ状をなしており、ストッパリングの小径孔
部は、軸部と対応したテーパ状をなしていても良い。
【0011】
【実施例】本発明によるガススプリング装置の一実施例
について、図1〜図3を参照しながら詳細に説明する
が、本発明はこのような実施例に限らず、同様な課題を
内包する他の分野の技術にも応用することができる。
【0012】本発明によるガススプリング装置の一実施
例におけるピストンロッドが伸長した状態の内部構造を
図1に示し、その主要部を抽出拡大した断面形状を図2
に示し、その分解状態の断面を図3に示す。すなわち、
内部に高圧ガスが封入された円筒状をなすシリンダ11
には、このシリンダ11内の2つの部屋12, 13に仕
切るピストン14が摺動自在に収容されている。2つの
部屋12, 13に連通する図示しない連通路が形成され
たピストン14には、先端側がシリンダ11外に突出す
るピストンロッド15の基端部が一体的に固定されてい
る。このピストンロッド15が摺動自在に貫通するロッ
ドホルダ16と、シリンダ11内を気密にシールするシ
ールリング17とがシリンダ11の先端部に装着され、
ロッドホルダ16はシリンダ11に対してかしめにより
一体的に嵌着されている。また、シリンダ11の先端側
には、ピストン14に当接してピストンロッド15の伸
長端を規定する環状の凹部18が形成されている。
【0013】シリンダ11の基端およびピストンロッド
15の先端には、例えば、図示しない自動車のテールゲ
ートおよび車体フレームにそれぞれ連結するためのブラ
ケット19, 20が取り付けられている。
【0014】シリンダ11の基端の中央部を貫通するよ
うにシリンダ11に圧入されるガス封止プラグ21は、
ブラケット19により抜け外れが阻止され、その先端部
がシリンダ11内の部屋12に突出した状態となってい
る。このガス封止プラグ21の先端部には、先端側ほど
先細りとなったテーパ状の頭部22と、この頭部22側
ほど先細りとなったテーパ状の軸部23と、これら頭部
22と軸部23とを仕切る段部24とを有し、この段部
24の外径は、軸部23の先端の外径よりも大きく設定
されている。また、圧縮コイルばね25の基端部が嵌着
されるストッパリング26は、ガス封止プラグ21の頭
部22を収容する大径孔部27と、この大径孔部27に
連通してガス封止プラグ21の軸部23と対応したテー
パ状をなす小径孔部28と、これら小径孔部28と大径
孔部27とを仕切る座部29とを有し、シリンダ11の
内径よりも小さな外径を有する。
【0015】なお、段部24および座部29は、シリン
ダ11の軸線の長手方向に対して直交する平面にて形成
されている。また、小径孔部28の基端部、すなわちブ
ラケット19に近い方の内径は、軸部23の先端、すな
わち段部24と反対側の端面の外径よりも大きめに設定
されている。
【0016】従って、ストッパリング26はガス封止プ
ラグ21に係止され、このストッパリング26に圧縮コ
イルばね25の基端部が保持された状態となっており、
ピストンロッド15がシリンダ11内に押し戻された場
合、そのストローク端近傍にてピストン14が圧縮コイ
ルばね25の先端部に押し当たり、圧縮コイルばね25
が次第に押し縮められて反発するばね力を発生する結
果、そのストローク端近傍での衝撃が緩和される。
【0017】なお、このガススプリング装置の製造時に
ストッパリング26を圧縮コイルばね25と共にガス封
止プラグ21に装着する場合、本実施例では小径孔部2
8の基端部の内径を軸部23の先端の外径よりも大きめ
に設定し、頭部22をテーパ状に形成しているため、ス
トッパリング26の小径孔部28の位置がガス封止プラ
グ21の頭部22に対して多少位置ずれしていても、頭
部22に小径孔部28を通すことができ、ガス封止プラ
グ21に対してストッパリング26を正確に嵌合させる
ことができる。また、軸部23と小径孔部28とをテー
パ状に形成したので、ガス封止プラグ21に対してスト
ッパリング26を正確に同軸状に嵌合させることがで
き、ガス封止プラグ21の中心軸線をシリンダ11の中
心軸線と合致させるだけで、ストッパリング26および
圧縮コイルばね25をシリンダ11と同軸状に位置決め
することができる。
【0018】
【発明の効果】請求項1および請求項2の発明に対応し
たガススプリング装置によると、先端部がシリンダ内に
突出するガス封止プラグをシリンダに装着し、圧縮ばね
の基端部を保持するストッパリングをガス封止プラグの
先端部に係止させるようにしたので、シリンダの内壁を
損傷することなく、ストッパリングをシリンダ内に固定
することができる。
【0019】請求項3の発明に対応したガススプリング
装置によると、ガス封止プラグの頭部を先端側ほど先細
りとなったテーパ状にした場合、ガス封止プラグに対す
るストッパリングの位置が多少ずれていても、ストッパ
リングをガス封止プラグに押し込むだけでストッパリン
グをガス封止プラグに係止させることができ、これらの
組み立て作業性を向上させることができる。
【0020】請求項4の発明に対応したガススプリング
装置によると、ガス封止プラグの軸部およびストッパリ
ングの小径孔部をテーパ状にした場合、段部および座部
の面積を増大させることが可能となり、ガス封止プラグ
に対してストッパリングを強力に係止させることができ
る。しかも、ガス封止プラグに対してストッパリングを
同軸状に位置決めすることが可能であり、シリンダ内で
の圧縮ばねの偏心を最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるガススプリング装置の一実施例の
概略構造を表す破断断面図であり、ピストンロッドが伸
長端にある状態を示す。
【図2】図1に示したガススプリング装置の主要部の構
造を表す断面図である。
【図3】図2に示した主要部の分解断面図である。
【符号の説明】
11 シリンダ 12, 13 部屋 14 ピストン 15 ピストンロッド 21 ガス封止プラグ 22 頭部 23 軸部 24 段部 25 圧縮コイルばね 26 ストッパリング 27 大径孔部 28 小径孔部 29 座部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にガスが封入されたシリンダと、こ
    のシリンダ内に摺動自在に嵌合されて当該シリンダ内を
    2つの部屋に仕切るピストンと、このピストンに一端が
    連結されると共に一方の前記部屋を通って他端側が前記
    シリンダ外に位置するピストンロッドとを具えたガスス
    プリング装置であって、 他方の前記部屋に収容されて先端部が前記ピストンが押
    し当たり得る圧縮ばねと、前記シリンダに装着されて先
    端部が前記他方の部屋に突出するガス封止プラグと、こ
    のガス封止プラグの前記先端部に係止して前記圧縮ばね
    の基端部を保持するストッパリングとをさらに具えたこ
    とを特徴とするガススプリング装置。
  2. 【請求項2】 前記ガス封止プラグの先端部は、頭部
    と、段部を介して前記頭部に接続する軸部とを有し、前
    記ストッパリングは、前記頭部を収容する大径孔部と、
    前記段部に係止し得る座部を介して前記大径孔部に連通
    し、前記軸部が緊密に嵌合する小径孔部とを有すること
    を特徴とする請求項1に記載のガススプリング装置。
  3. 【請求項3】 前記ガス封止プラグの前記頭部は、先端
    側ほど先細りとなったテーパ状をなしていることを特徴
    とする請求項2に記載のガススプリング装置。
  4. 【請求項4】 前記ガス封止プラグの前記軸部は、前記
    頭部側ほど先細りとなったテーパ状をなしており、前記
    ストッパリングの前記小径孔部は、前記軸部と対応した
    テーパ状をなしていることを特徴とする請求項2または
    請求項3に記載のガススプリング装置。
JP1651498A 1998-01-29 1998-01-29 ガススプリング装置 Pending JPH11210312A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020040240A (ko) * 2000-11-24 2002-05-30 밍 루 쇽 업소버
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JP2009101747A (ja) * 2007-10-19 2009-05-14 Yanmar Co Ltd 作業車両のボンネット

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Effective date: 20041216