JPH11500389A - サイドインパクトバー組立体 - Google Patents
サイドインパクトバー組立体Info
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- JPH11500389A JPH11500389A JP9519608A JP51960897A JPH11500389A JP H11500389 A JPH11500389 A JP H11500389A JP 9519608 A JP9519608 A JP 9519608A JP 51960897 A JP51960897 A JP 51960897A JP H11500389 A JPH11500389 A JP H11500389A
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
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-
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Abstract
(57)【要約】
サイドインパクトバー組立体の構造。側面衝撃が発生していない場合には、ストッパピン(32)は穴(40および42)の中に連結され、サイドインパクトバーに対して補助バー(14)を確実に保持する。側面衝撃が発生すると、衝撃プレート(26)が押され、ストッパピン(32)は穴(40および42)から解放される。補助バー(14)は、スプリング(24)のバイアス力によってサイドインパクトバー(12)の端部を通じて外側に突出し、補助バー(14)の突出している端部はセンタピラーアウターパネル(22)内に穴(24、36および38)を通じて挿入される。
Description
【発明の詳細な説明】
サイドインパクトバー組立体
技術分野
本発明は、サイドインパクトバー組立体に関し、さらに特定的には、ピラーパ
ネルに向かう側面衝撃を受けるドアに作用する衝撃力を効果的に分散させること
ができ、それゆえ、ドアの押圧を最小化して、人体の骨盤の傷害値を減少させる
サイドインパクトバー組立体に関する。
背景技術
様々な実験および解析によって、ドアの側面の剛性は、自動車の他の部分より
も弱いことが知られている。
ドアが側面衝撃を受けると、ドアはサイド・シルを越えて進み、搭乗者室に向
かって押され、人体の骨盤の傷害値を増加させる。
この問題を解決するために、サイドインパクトバー組立体が使用される。図1
を参照すると、ドアインナパネルに装着された従来のサイドインパクトバー組立
体の正面図が図解されており、また、図2は図1のII−II’線に沿う横断面
図を示している。サイドインパクトバー組立体50はドアインナーパネル56と
ドアアウターパネル58との間に設けられ、サイドインパクトバー52を有する
。一対の装着ブラケット54の一端には、サイドインパクトバー52の両方の端
部がそれぞれ締結されており、一対の装着ブラケット54の他方の端部はドアイ
ンナーパネル56に締結されている。
サイドインパクトバー52は、ドアの側面剛性を強化するように機能する。参
照符号60はセンタピラーアウタパネルを表している。
しかしながら、上述のように組み立てられるサイドインパクトバー組立体50
は、サイドインパクトバー52がドアの側面剛性の強化に使用されていても、ピ
ラーパネル60の一部に対してドアを保持するための分離メカニズムが設けられ
ていないことから、側面衝撃が発生した際には、図2の2点鎖線で示すように、
ドアはセンタピラーパネル60を斜めに越えて進み、搭乗者室に向けて押される
。このため、人体の骨盤の傷害値を顕著には減らすことができない。
この問題を解決するための他のサイドインパクトバー組立体が日本国実用新案
登録公報第90−7613号に開示されている。図3を参照すると、サイドイン
パクトバー組立体100は、ドアインナーパネル104とドアアウターパネル1
06との間に設けられたサイドインパクトバー102を有する。サイドインパク
トバー102の伸びる方向に、ドアインナーパネル104内に一対の穴122が
対向して形成されており、サイドインパクトバー102の両方の端部は一対の穴
122を通じて外側へそれぞれ突き出ている。ガイドブラケット108は、ドア
インナーパネル104に固定されており、サイドインパクトバー102はガイド
ブラケット108によって支持されながら、軸方向に移動可能である。固定用ブ
ラケット110は、サイドインパクトバー102の外側面に固定されている。ス
プリング112の一方端は固定用ブラケット110に締結され、スプリング11
2の他方端はドアインナーパネル104に締結されている。スプリング112は
サイドインパクトバー102を引くように機能し、サイドインパクトバー102
は前方ピラーに向けて突き出る。ドアの外側でセンタピラーアウターパネル11
4には窪み116が形成され、フロントピラーアウターパネル124は円形部1
18とともに形成されている。円形部118の外側端において、突出部120が
フロントピラーアウターパネル124内で規定されている。
ドアが閉じられると、サイドインパクトバー102の一方端が突出部120に
接触し、サイドインパクトバー102の他端が窪み116上に位置する。ドアが
開かれると、サイドインパクトバー102の他端はドアの内側に引かれ、サイド
インパクトバー102の一端は円形部118に沿って移動し、さらに外側に突き
出る。
上述した方法では、サイドインパクトバー102はドアが開閉される間に連続
的に動き、センタピラーアウターパネル114に向かう側面衝撃を受けるドアに
作用する衝撃力を分散させる。
しかしながら、上述した構造を有するサイドインパクトバー組立体100では
、サイドインパクトバー102がドアを開閉する際に連続的に動くため、摩擦が
円形部118とサイドインパクトバー102の一端との間で発生し、騒音が発生
し、これによって自動車の寿命が短縮し、サイドインパクトバー102の信頼性
ある操作が保証されなくなる。
発明の開示
本発明は従来技術において発生する問題を解決するための努力のもとでなされ
たものであって、したがって、本発明の目的は、サイドインパクトバー組立体を
提供することにあり、このサイドインパクトバー組立体は、ピラーパネルに向か
う側面衝撃を受けるドアに作用する衝撃力を効果的に分散でき、それにより、ド
アの押圧を最小化して人体の骨盤の傷害値を減少させる。
本発明の一の観点によれば、ドアインナーパネルに固定された中空のサイドイ
ンパクトバーと、前記中空のサイドインパクトバー内に受容され、一端が前記サ
イドインパクトバー内に保持され、他端がピラーパネル内に形成された穴に挿入
され、側面衝撃を受ける補助バーと、前記補助バーを側面衝撃を受ける前記ピラ
ーパネルに向けてバイアスする手段とを有するサイドインパクトバー組立体が提
供される。
本発明の他の観点によれば、前記補助バーにバイアスする手段は、側面衝撃を
受ける前記サイドインパクトバー内でガスを発生させるためのインフレータを具
備するサイドインパクトバー組立体が提供される。
本発明のさらに他の観点によれば、側面衝撃が発生しない場合に、前記サイド
インパクトバー内で前記補助バーを保持する手段をさらに有するサイドインパク
トバー組立体が提供される。
本発明のさらに他の側面によれば、前記補助バーをバイアスする手段は、弾性
部材を具備し、前記補助バーを保持する手段は、ドアアウターパネルの内側面に
取り付けられる一端とストッパピンが形成された他端とを有する衝撃プレートを
具備し、前記ストッパピンは、衝撃が発生しないとき前記ドアアウターパネルか
ら離間している前記サイドインパクトバーおよび前記補助バーの一部に形成され
た穴に係合し、側面衝撃を受けて前記穴から解放されるサイドインパクトバー組
立体が提供される。
本発明の特徴では、側面衝撃が発生しない場合には、ガイド部材のストッパピ
ンは、サイドインパクトバーおよび補助バーに形成された穴に連結され、補助バ
ーをサイドインパクトバーに対して確実に保持し、ドアを通常的に使用すること
ができる。側面衝撃が発生した場合には、衝撃プレートは搭乗者室に向けて内部
に押圧され、ストッパピンはサイドインパクトバーおよび補助バーに形成された
穴から解放される。補助バーはピラーパネルに形成された穴の中に、インフレー
タまたは弾性部材によって生み出されたガスのバイアス力によって挿入される。
したがって、補助バーの一端がサイドインパクトバーに保持され、補助バーの
他方端がピラーパネル内に挿入されることによって、側面衝撃を受けるドアに作
用する衝撃力は効果的にピラーパネルに向かって分散され、ドアの押圧を最小化
し、人体の骨盤の傷害値が減少する。
図面の簡単な説明
本発明の上記の目的および他の特徴および利益は、図面に関連付けた下記の詳
細な説明を読むことによって一層明らかになるのであって、
図1は、ドアインナーパネルに装着された従来のサイドインパクトバー組立体
の正面図であり、
図2は、図1のII−II’線に沿う横断面図であり、
図3は、他の従来のサイドインパクトバー組立体の横断面図であり、
図4は、本発明の一実施例に係るドアインナーパネルに装着されたサイドイン
パクトバー組立体の正面図であり、
図5は、図4のII−II’線に沿う横断面図であり、
図6は図5のVI−VI’線に沿う断面図である。
本発明を実施するための最良の形態
本発明の好適な実施形態のより詳細が参照されるが、その実施例が添付図面に
図解されている。可能な限り、図面を通じて同一の参照符号が同一部分または類
似部分を参照するのに使用される。
図4を参照すると、本発明の一実施形態に基づくドアインナーパネルに装着さ
れたサイドインパクトバー組立体の正面図が図解されている。本発明のサイドイ
ンパクトバー組立体10は、ドアインナーパネル18とドアアウターパネル20
との間に設けられ、サイドインパクトバー12および補助バー14を有する。一
対の装着ブラケット16は、サイドインパクトバー12の両端部にそれぞれ装着
され、一対の装着ブラケット16の一方の端部はドアインナーパネル18に締結
されている。サイドインパクトバー12は、中空形状の断面を有する。補助バー
14はサイドインパクトバー12内に受容されている。補助バー14も中空形状
の断面を有し、補助バー14の対向する端部は閉じている。
サイドインパクトバー12内では、スプリング24が補助バー14の間に配設
され、スプリング24の両端部は補助バー14の閉じた端部の内側面にそれぞれ
座している。スプリング24は補助バー14にバイアスするように機能し、これ
らはサイドインパクトバー12の両方の端部を通じて外側に突き出る。サイドイ
ンパクトバー12が装着された一対の装着ブラケット16の各々には、第1の穴
34が形成される。一対の装着ブラケット16の外側で、ドアインナーパネル1
8には第2の穴36が形成され、センタピラーアウターパネル22の一部には、
第2の穴36に対応して、第3の穴38が形成される。
衝撃プレート26は、ドアアウターパネル20の内側面に接着剤28によって
取り付けられ、実質的に180度回転した’U’字状の断面を有するガイド部材
30の両方の端部は衝撃プレート26に締結されている。ガイド部材30の内側
面は、衝撃プレート26から離間しており、ストッパピン32と一体に形成され
、また、サイドインパクトバー12および補助バー14の部分は衝撃プレート2
6から離間しており、それぞれ穴40および42が形成されており、互いに連通
している。
側面衝撃が発生していない場合には、ストッパピン32は穴40および42に
連結され補助バー14をサイドインパクトバー12に対して確実に保持する。側
面衝撃が発生すると、衝撃プレート26は押され、ストッパピン32は穴40お
よび42から解放される。このとき、補助バー14はスプリング24のバイアス
力によってサイドインパクトバー12の端部を通じて外側に突出し、補助バー1
4の突出する端部は、穴34、36および38を通じてセンタピラーアウターパ
ネル22の中に挿入される。各補助バー14の長さは側面衝撃が発生した際に補
助バー14の一端がサイドインパクトバー12に保持され、補助バー14の他端
がセンタピラーアウターパネル22の中へ挿入されるように設定される。この結
果、補助バー14の動きを規制するストッパプレートの端部がある程度センタピ
ラー内に設けられることができる。
産業上の利用可能性
本発明にしたがって上述のように構成されるサイドインパクトバー組立体によ
れば利益がもたらされる。すなわち、補助バーの一端がサイドインパクトバー内
に保持され、補助バーの他方端が側面衝撃を受けるピラーパネル内に挿入される
ため、側面衝撃を受けるドアに作用する衝撃力はピラーパネルに向けて分散され
、ドアの押圧を最小化し、人体の骨盤の傷害値を減少することができる。
図面および明細書においては、代表的な好適な実施形態が開示されており、特
定の技術用語が使用されているが、これらは、単に一般的で記述的な視点から使
用されており、本発明の請求の範囲の限定の目的のために使用しているのではな
い。
たとえば、確実に補助バー14をサイドインパクトバー12に保持するための
衝撃プレート26およびガイド部材30に代えて、サイドインパクトバー12内
にインフレータが配置されることは容易に理解されることである。また、衝撃プ
レート26およびガイド部材30は一体に製造できる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.ドアインナーパネルに固定された中空のサイドインパクトバーと、 前記中空のサイドインパクトバー内に受容され、一端が前記サイドインパク トバー内に保持され、他端がピラーパネル内に形成された穴に挿入され、側面衝 撃を受ける補助バーと、 前記補助バーを側面衝撃を受ける前記ピラーパネルに向けてバイアスする手 段と を有するサイドインパクトバー組立体。 2.前記補助バーをバイアスする手段は、側面衝撃を受ける前記サイドインパク トバー内でガスを発生させるためのインフレータを具備する 請求項1に記載のサイドインパクトバー組立体。 3.側面衝撃が発生しない場合に、前記サイドインパクトバー内で前記補助バー を保持する手段をさらに有する 請求項1に記載のサイドインパクトバー組立体。 4.前記補助バーをバイアスする手段は、弾性部材を具備し、 前記補助バーを保持する手段は、ドアアウターパネルの内側面に取り付けら れる一端とストッパピンが形成された他端とを有する衝撃プレートを具備し、 前記ストッパピンは、衝撃が発生しないとき前記ドアアウターパネルから離 間している前記サイドインパクトバーおよび前記補助バーの部分に形成された穴 に係合し、側面衝撃を受けて前記穴から解放される 請求項1または3に記載のサイドインパクトバー組立体。
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