JPS5923880Y2 - シリンダ装置 - Google Patents
シリンダ装置Info
- Publication number
- JPS5923880Y2 JPS5923880Y2 JP14567879U JP14567879U JPS5923880Y2 JP S5923880 Y2 JPS5923880 Y2 JP S5923880Y2 JP 14567879 U JP14567879 U JP 14567879U JP 14567879 U JP14567879 U JP 14567879U JP S5923880 Y2 JPS5923880 Y2 JP S5923880Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- outer cylinder
- piston
- gas
- inner cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は例えばガススプリング等のシリンダ装置に関
する。
する。
例えば、乗用車の後部の荷物室扉には一般にガススプリ
ングが取り付けられている。
ングが取り付けられている。
このガススプリングについて説明すると、第1図に示す
ようにシリンダ1の下端部にはキャップ2が設けられて
いる。
ようにシリンダ1の下端部にはキャップ2が設けられて
いる。
このシリンダ1内にはピストンロッド3が設けられたピ
ストン4が嵌入されている。
ストン4が嵌入されている。
このピストン4にはオリフィス5が設けられている。
また、シリンダ1の上部にはストッパ6、バッキング7
及びロッドガイド8が設けられ、ストッパ6はカール部
ストッパ9により、ロッドガイド8はカール部10によ
りそれぞれ上方への移動を止められている。
及びロッドガイド8が設けられ、ストッパ6はカール部
ストッパ9により、ロッドガイド8はカール部10によ
りそれぞれ上方への移動を止められている。
なお、ピストンロッド3はストッパ6、バッキング7及
びロッドガイド8に嵌挿されている。
びロッドガイド8に嵌挿されている。
また、シリンダ1内には圧力ガスが封入されている。
そして、このように構成されたガススプリングは例えば
乗用車の車体にシリンダ1が取付部材(図示せず)を介
して取り付けられ、またこの乗用車の荷物室に蝶着され
ている荷物室扉にピストンロッド3が取付部材(図示せ
ず)を介して取り付けられて一種のスプリングとして用
いられる。
乗用車の車体にシリンダ1が取付部材(図示せず)を介
して取り付けられ、またこの乗用車の荷物室に蝶着され
ている荷物室扉にピストンロッド3が取付部材(図示せ
ず)を介して取り付けられて一種のスプリングとして用
いられる。
しかしながら、従来のこのようなガススプリングにあっ
ては、第2図に示すようにピストンロッド3の移動量に
対するガス反力がほぼ比例しており、したか゛つて、こ
のガススプリングを用いて荷物室扉を開ける場合、例え
ば荷物室扉の開き終り時のガス反力を適度とすると、ガ
ススプリングの最小長時のガス反力が小さすぎて、人手
によりこれを開ける必要があり、他方、ガススプリング
の最小長時のガス反力を上げると、ガススプリングの最
大長時のガス反力も高くなって、荷物室扉を閉めるのに
大きな力を要するという欠点があった。
ては、第2図に示すようにピストンロッド3の移動量に
対するガス反力がほぼ比例しており、したか゛つて、こ
のガススプリングを用いて荷物室扉を開ける場合、例え
ば荷物室扉の開き終り時のガス反力を適度とすると、ガ
ススプリングの最小長時のガス反力が小さすぎて、人手
によりこれを開ける必要があり、他方、ガススプリング
の最小長時のガス反力を上げると、ガススプリングの最
大長時のガス反力も高くなって、荷物室扉を閉めるのに
大きな力を要するという欠点があった。
そこで、従来のガススプリングの中には、荷物室扉の開
き終り時のガス反力を適度とし、がっシリンダ1内のキ
ャップ2部分にばねを取り付け、そしてガススプリング
の最小長時にピストン4によってばねを圧縮させてこの
ときの反力を上げるようにしたものがあるが、このガス
スプリングにおいては、作動時にばねの伸縮による雑音
が発生したり、このばねによりシリンダ1内を傷つけた
りするおそれがあるという欠点か゛あった。
き終り時のガス反力を適度とし、がっシリンダ1内のキ
ャップ2部分にばねを取り付け、そしてガススプリング
の最小長時にピストン4によってばねを圧縮させてこの
ときの反力を上げるようにしたものがあるが、このガス
スプリングにおいては、作動時にばねの伸縮による雑音
が発生したり、このばねによりシリンダ1内を傷つけた
りするおそれがあるという欠点か゛あった。
この考案は前記事情に鑑みてなされたもので、ばねを用
いることなく、最大長時のガス反力を適宜としても最小
長時の力゛ス反力のみを上げることができるシリンダ装
置を提供することを目的とする。
いることなく、最大長時のガス反力を適宜としても最小
長時の力゛ス反力のみを上げることができるシリンダ装
置を提供することを目的とする。
以下、この考案の一実施例を第3図及び第4図に基づい
て説明する。
て説明する。
なおこの実施例において従来例とほぼ同一部分には同一
符号を付してその説明を省略する。
符号を付してその説明を省略する。
この実施例においては、従来例のシリンダ1を以下外シ
リンダ1という。
リンダ1という。
また、この外シリンダ1内には従来例のストッパ6を用
いずに内シリンダ構成体21が摺動可能に設けられてい
る。
いずに内シリンダ構成体21が摺動可能に設けられてい
る。
この内シリンダ構成体21は内シリンダ22とこの内シ
リンダ22の両端に設けられた蓋体23、24とからな
っている。
リンダ22の両端に設けられた蓋体23、24とからな
っている。
また、この内シリンダ22の内部にはピストン4が従来
例のそれより適宜に小さくされて摺動可能に設けられて
いる。
例のそれより適宜に小さくされて摺動可能に設けられて
いる。
なお、外シリンダ1と内シリンダ22との間には空間2
5が設けられている。
5が設けられている。
また、蓋体24はその上面に設けられたゴムシー) 2
4 aを有している。
4 aを有している。
なお、26はシール部材で゛ある。
また、内シリンダ22内はピストン4のピストンロッド
突出側の室すなわち内シリンダ上室27と、ピストン4
のピストンロッド突出側と反対側の室すなわち内シリン
ダ下室28とに分けられている。
突出側の室すなわち内シリンダ上室27と、ピストン4
のピストンロッド突出側と反対側の室すなわち内シリン
ダ下室28とに分けられている。
また、ゴムシート24 aを含む蓋体24には貫通孔2
9が形成されている。
9が形成されている。
なお、オリフィス5と貫通孔29は蓋体24のバッキン
グ24 aにピストン4か゛当接したとき閉塞される位
置に設けられている。
グ24 aにピストン4か゛当接したとき閉塞される位
置に設けられている。
また、蓋体23とバッキング7との間には外シリンダ上
室30が形成されており、また蓋体24下部には外シリ
ンダ下室31が形成されている。
室30が形成されており、また蓋体24下部には外シリ
ンダ下室31が形成されている。
なお、外シリンダ1内には圧力ガスが封入されている。
しかして、上記のように構成されたガススプリングを使
用する場合、荷物室扉を開いた状態から閉めると、始め
のうちは内シリンダ構成体21は動かず、内シリンダ2
2内をピストン4が矢印A方向に移動し、内シリンダ下
室28内のガスはオリフィス5を介して内シリンダ上室
27内に流入し、これにより流体抵抗が発生する。
用する場合、荷物室扉を開いた状態から閉めると、始め
のうちは内シリンダ構成体21は動かず、内シリンダ2
2内をピストン4が矢印A方向に移動し、内シリンダ下
室28内のガスはオリフィス5を介して内シリンダ上室
27内に流入し、これにより流体抵抗が発生する。
そして、外シリンダ上室30、内シリンダ上室27、内
シリンダ下室28、外シリンダ下室31内に封入された
ガス体積はピストンロッド3が外シリンダ1内へ進入し
た容積分だけ体積変化し、これによりガス反力が生じる
。
シリンダ下室28、外シリンダ下室31内に封入された
ガス体積はピストンロッド3が外シリンダ1内へ進入し
た容積分だけ体積変化し、これによりガス反力が生じる
。
そして、ピストン4が蓋体24のバッキング24 aに
当接すると、ピストン4のオリフィス5及び貫通孔29
がともに閉塞される。
当接すると、ピストン4のオリフィス5及び貫通孔29
がともに閉塞される。
さらにピストンロッド3を進入させると、ピストン4と
ともにシリンダ構成体21が矢印A方向に移動する。
ともにシリンダ構成体21が矢印A方向に移動する。
すると閉塞された外シリンダ下室31の容積は小さくな
り、これにより外シリンダ下室31内のガスは圧縮され
る。
り、これにより外シリンダ下室31内のガスは圧縮され
る。
またこの時、外シリンダ上室30及び内シリンダ上室2
7の総容積は、外シリンダ下室31の減少した分増加す
る。
7の総容積は、外シリンダ下室31の減少した分増加す
る。
また、ガス反力は、外シリンダ下室31のガス圧に外シ
リンダ内断面積を乗じたものとなり、オリフィス5及び
貫通孔29が閉塞される前のシリンダ内圧とピストンロ
ッド3の断面積を乗じたものに比べて急激に大きくなる
ように変化する。
リンダ内断面積を乗じたものとなり、オリフィス5及び
貫通孔29が閉塞される前のシリンダ内圧とピストンロ
ッド3の断面積を乗じたものに比べて急激に大きくなる
ように変化する。
このようにガススプリングが作動するので、第4図に示
すように、ピストンロッド3のシリンダ1内への進入当
初においてはガス反力が比較的緩やかに上昇し、そして
ピストン4が蓋体24のゴムシー1−24 aに当接し
た後においては第4図中P点以後に示すように、ガス反
力が急激に上昇する。
すように、ピストンロッド3のシリンダ1内への進入当
初においてはガス反力が比較的緩やかに上昇し、そして
ピストン4が蓋体24のゴムシー1−24 aに当接し
た後においては第4図中P点以後に示すように、ガス反
力が急激に上昇する。
そして、ガススプリングの最小長時には荷物室扉の自重
によるモーメントとガススプリングのガス反力による荷
物室扉を開かせようとするモーメントとの差が小さくな
るので荷物室扉を軽く閉めることができる。
によるモーメントとガススプリングのガス反力による荷
物室扉を開かせようとするモーメントとの差が小さくな
るので荷物室扉を軽く閉めることができる。
また、前記最小長時の高いガス反力はこのガススプリン
グの最小長時状態でそのまま持続される。
グの最小長時状態でそのまま持続される。
次に、荷物室扉を開く場合には、このガス反力により荷
物室扉のロックを解除するだけで1動的に内シリンダ構
成体21が矢印B方向に移動し、外シリンダ1のカール
部9に内シリンダ構成体21が当った後は、内シリンダ
上室27側の受圧面積より外シリンダ下室31側のピス
トン4の受圧面積が大きいことからピストンロッド3が
さらに上昇して初期の状態に戻る。
物室扉のロックを解除するだけで1動的に内シリンダ構
成体21が矢印B方向に移動し、外シリンダ1のカール
部9に内シリンダ構成体21が当った後は、内シリンダ
上室27側の受圧面積より外シリンダ下室31側のピス
トン4の受圧面積が大きいことからピストンロッド3が
さらに上昇して初期の状態に戻る。
したがって、荷物室扉の開き終り時のガス反力は比較的
低くなり、このため荷物室扉を軽く閉しることができる
。
低くなり、このため荷物室扉を軽く閉しることができる
。
なお、前記実施例においては、シリンダ内に作動流体と
して圧力ガスを封入した場合について説明したが、これ
に限られることなく、例えばオイルを封入してもよい。
して圧力ガスを封入した場合について説明したが、これ
に限られることなく、例えばオイルを封入してもよい。
なお、この場合、外シリンダ下室31の内部にフリーピ
ストンを設け、このフノーピストンの下方に圧力ガスを
封入すればよい。
ストンを設け、このフノーピストンの下方に圧力ガスを
封入すればよい。
以上説明したように、この考案によれば、従来のような
ばねを用いることなく、最大長時のガス反力を適宜とし
ても最小長時のガス反力のみを上け゛ることかでき、し
たか゛つて、ばねを用いたことによる欠点を解消するこ
とができる。
ばねを用いることなく、最大長時のガス反力を適宜とし
ても最小長時のガス反力のみを上け゛ることかでき、し
たか゛つて、ばねを用いたことによる欠点を解消するこ
とができる。
また、外シノンダあるいは内シリンダの大きさを変える
ことにより、任意にガス反力特性を変えることができる
等の効果を有する。
ことにより、任意にガス反力特性を変えることができる
等の効果を有する。
第1図は従来のシリンダ装置の一例としてのガススプリ
ングを示す縦断面図、第2図はそのガス反力特性を示す
図、第3図はこの考案の一実施例を示す縦断面図、第4
図はそのガス反力特性を示す図である。 1・・・・・・シリンダ(外シリンダ)、3・・・・・
・ピストンロッド、4・・・・・・ピストン、5・・・
・・・オリフィス、9・・・・・・カール部(ストッパ
)、21・・・・・・内シリンダ構成体、22・・・・
・・内シリンダ、23.24・・・・・・蓋体、25・
・・・・・空間、27・・・・・・内シリンダ上室、2
8・・・・・・内シリンダ下室、29・・・・・・貫通
孔、30・・・・・・外シリンダ上室、31・・・・・
・外シリンダ下室。
ングを示す縦断面図、第2図はそのガス反力特性を示す
図、第3図はこの考案の一実施例を示す縦断面図、第4
図はそのガス反力特性を示す図である。 1・・・・・・シリンダ(外シリンダ)、3・・・・・
・ピストンロッド、4・・・・・・ピストン、5・・・
・・・オリフィス、9・・・・・・カール部(ストッパ
)、21・・・・・・内シリンダ構成体、22・・・・
・・内シリンダ、23.24・・・・・・蓋体、25・
・・・・・空間、27・・・・・・内シリンダ上室、2
8・・・・・・内シリンダ下室、29・・・・・・貫通
孔、30・・・・・・外シリンダ上室、31・・・・・
・外シリンダ下室。
Claims (1)
- 上部にストッパが設けられた有底筒状の外シリンダ内に
、両端に蓋体を有する内シリンダを、該内シリンダと前
記外シリンダとの間に空間を設けて前記ストッパと外シ
リンダの底部との間において摺動自在に嵌合し、オリフ
ィスを有しがっ前記スI・ツバ側蓋体を貫通して前記外
シリンダ外へ突出するピストンロッドを有するピストン
を前記内シリンダ内に摺動自在に嵌合し、前記外シリン
ダの底部側に位置する蓋体に貫通孔を設け、該貫通孔を
前記外シリンダの底部側に位置する蓋体に前記ピストン
が当接したとき、該ピストンのオリフィス及び前記貫通
孔がともに気密的に閉塞されるように形威し、前記外シ
リンダ及び前記内シリンダ内に作動用圧力ガスを封入し
たことを特徴とするシリンダ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14567879U JPS5923880Y2 (ja) | 1979-10-20 | 1979-10-20 | シリンダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14567879U JPS5923880Y2 (ja) | 1979-10-20 | 1979-10-20 | シリンダ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5662444U JPS5662444U (ja) | 1981-05-26 |
JPS5923880Y2 true JPS5923880Y2 (ja) | 1984-07-16 |
Family
ID=29376848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14567879U Expired JPS5923880Y2 (ja) | 1979-10-20 | 1979-10-20 | シリンダ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5923880Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-10-20 JP JP14567879U patent/JPS5923880Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5662444U (ja) | 1981-05-26 |
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