JPS647201Y2 - - Google Patents

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JPS647201Y2
JPS647201Y2 JP1981017926U JP1792681U JPS647201Y2 JP S647201 Y2 JPS647201 Y2 JP S647201Y2 JP 1981017926 U JP1981017926 U JP 1981017926U JP 1792681 U JP1792681 U JP 1792681U JP S647201 Y2 JPS647201 Y2 JP S647201Y2
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JP
Japan
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plunger
diaphragm
valve
hydraulic lifter
oil
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JP1981017926U
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JPS57132004U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、内燃機関における密封型油圧リフ
タのダイヤフラムに関するものである。
一般に内燃機関に於ては、主にシリンダやバル
ブトレインによる熱膨張を吸収してバルブ作動の
安定を計るためにバルブクリアランスが設けられ
ている。該バルブクリアランスにより、エンジン
駆動中、特に寒冷時に於て騒音が発生していた。
周知の様に油圧リフタは、バルブトレインの作動
中バルブクリアランスを常にゼロに保ち、騒音の
発生を防止し安定なバルブ作動を計る働きをなす
ものである。
従来の油圧リフタは、オイルポンプによつて圧
送されるエンジンオイルを、シリンダブロツクを
経由して油圧リフタの内部に導入して漏れオイル
の補償を行つているが、エンジン本体から装置へ
のオイル通路が複雑な構造により、また圧力オイ
ルの粘度が変化して作動が不安定になる等の欠点
があつた。この欠点を解消するために、装置内部
に圧力オイルを有する密封型油圧リフタが考えら
れている。
通常、油圧リフタ装置内には、温度に対する粘
性変化の少いシリコンオイルが封入され、一般的
に−30℃程度までの耐寒性が望まれ、フロロシリ
コンゴム材からなり、プランジヤ内面と接触する
ダイヤフラムが配設されていた。フロロシリコン
ゴムは、対寒性には秀でるもコシが弱く耐摩耗性
が劣るという難点がある。前記油圧リフタのプラ
ンジヤ内において、該プランジヤの内面と当接す
る前記ダイヤフラムの接触部分は、特に機器の高
回転域にて摩耗発生の危険性があり、満足な油圧
リフタ機能を損う恐れがあつた。
ダイヤフラムは、プランジヤ内部のオイル体積
変化を吸収するため変形する際、その特徴として
3方向につぶれ、プランジヤ内面と接触する。本
考案においては、前記ダイヤフラムの接触部分を
縦方向に肉厚(或いはリブ形状)に成形して、多
少の摩耗では機能上の影響を受けることなく、そ
の耐久性の増大を計り、以つて、従来みられた不
都合の発出を抑制したものである。
以下本考案の一実施例について、添付図面に従
つて説明する。第1図は本発明装置が取り付けら
れた内燃機関のバルブ機構装置を示す断面図であ
る。シリンダブロツク1の内部にシリンダ2が配
設されており、該シリンダ2の内部をピストン3
が往復運動をしている。シリンダ2の上端部を形
成するシリンダヘツド4により、ピストン3の上
方に燃焼室5が形成されている。該燃焼室5とシ
リンダヘツドポート6との間の連通は、バルブ7
によつて開閉制御されている。シリンダヘツド4
に植設されたバルブガイド8に、バルブステム9
が挿入されている。シリンダヘツド4の上端面に
形成されたバネ座10とステム9の上端に固設し
たスプリングリテーナ11との間にバルブスプリ
ング12が配設されている。該バルブスプリング
12によつて、バルブ7は常時バルブシート13
に着座するように図示上方に付勢されている。ロ
ツカアーム14は、その一端14aがバルブステ
ム9の頂部9aと接合し、その他端14bがプツ
シユロツド15の頂部15aと接触している。シ
リンダブロツク1に形成された貫通孔16に本発
明密封型油圧リフタ17が摺動可能に遊嵌合して
いる。該油圧リフタ17の上端面はプツシユロツ
ド15の下端面15bと作動的に連結し、下端面
はカムシヤフト18のカム面18a上に接触して
いる。クランクシヤフトにより回転するカムシヤ
フト18の回転運動により、油圧リフタ17は上
下運動をする。該上下運動はプツシユロツド15
を介して、ロツカアーム14に伝達される。その
結果、バルブ7が開閉作動を行うようになつてい
る。
次に油圧リフタについて説明する。
油圧リフタ17は、ボデイ19と該ボデイ19
内に往復動可能に収容され、且つその内部にリザ
ーバ室20を形成するプランジヤ21を有する。
ボデイ19の上部にはプツシユロツド15が協働
するシート22が固定され、ボデイ19の底壁1
9aとプランジヤ21の底壁21aとの間には圧
力室23が画定される。
また、リザーバ室20内には、大気に開放され
る伸縮自在なダイヤフラム24が配される。リザ
ーバ室20と圧力室23とは、ボールチエツクバ
ルブ25によつてその連通が制御される。ボデイ
19とプランジヤ21とはリーククリアランス2
6と連通する通路27が設けられている。この通
路27の上方に設けられたプランジヤ21におけ
る環状溝28内には、該プランジヤ21とボデイ
19との相対摺動時に、油膜を切るためのシール
部材29が配されている。
而して、リーククリアランス26及び通路27
を介して、圧力室23の作動オイルはリザーバ室
20へ還流可能となつており、また、プランジヤ
21はスプリング30により常時上方へ付勢され
ている。
この装置においては、クランクケースやシリン
ダ等の熱膨張により、弁機構にクリアランスが生
じた場合、そのクリアランスを0にして騒音の発
生を防止すべく、ボデイ19とプランジヤ21の
いずれか一方を相対移動せしめるものである。
即ち、エンジンが始動すると、クランクシヤフ
トによりカムシヤフト18が回転を開始し、該カ
ムシヤフト18のカム面18a上に接触する油圧
リフタ17のボデイ19が図示上方へ押し上げら
れる。その結果、シート22にかかるバルブスプ
リング12の荷重が増大するので、圧力室23内
のオイルの圧力が上がり、ボールチエツクバルブ
25がバルブシート面21aに密着する。このと
き、圧力室23内からオイルが、リーククリアラ
ンス26、及び通路27を介して、リザーバ室2
0内に流入する。従つて、プランジヤ21は或る
寸法αだけ、ボデイ19に対して沈むことにな
る。
次に、カムシヤフト18が更に回転すると、ボ
デイ19は図示下方へ下がる。従つてシート22
にかかるバルブスプリング12の荷重がゼロにな
るので、スプリング30の上方付勢力によりプラ
ンジヤ21がボデイ19に対してα寸法押し上げ
られる。その結果、圧力室23内のオイルの圧力
が下がり、ボールチエツクバルブ25がスプリン
グ31の付勢力に抗してバルブシート面21aか
ら離接する。このとき、リザーバ20内のオイル
が圧力室23内に流入する。従つて、ラツシユア
ジヤスタ17全体としては、元の長さに戻ること
になる。この様にして、油圧リフタ17は、作動
中常時前述の或る寸法αの伸縮を繰り返すもので
ある。
尚、前述の伸縮寸法αはリーククリアランス2
6を流れる漏れオイルの粘性抵抗に依存するもの
であり、又この粘性抵抗は温度によつて変化する
ものである。従つて、プランジヤ21の縮み寸法
aは、エンジンの温度によつて変化するものであ
る。
一方、クランクケースやシリンダ等の熱膨張に
より動弁機構にクリアランスが出来た場合には、
このクリアランスをゼロにするように、プランジ
ヤ21がボデー19に対して相対的にスプリング
30の付勢力によつて上方へ押し上げられる。次
に上記と逆の状態にて、動弁機構がβ寸法長くな
つた場合には、油圧リフタ17はプランジヤ21
がa寸法縮んだ状態からスプリング30によつて
上方へ押し戻される時に、β寸法短くなつた寸法
即ち<a−β>寸法のみ上方へ押し戻されて動弁
機構を円滑に動くゼロラツシユとする。
以上、本装置の作動について詳述したが、前記
したように、ボデイ19とプランジヤ21との相
対移動に関連し、前記プランジヤ21の内面に当
接する従来型のダイヤフラムにおける接触部分
は、摩耗現象発生の不都合を伴つた。
本考案では、この問題点の発生を抑制するた
め、ダイヤフラム24を次のように構成した。即
ち、第3図をみて分るように、ダイヤフラム24
におけるプランジヤ21の内面と接触する縦方向
部分適宜長さ間の内部3ケ所を、肉厚部Hに形成
したものである。
かくすることにより、前記3ケ所の肉厚部はプ
ランジヤ内面に強制接触せしめられ、従来品にお
いての機能阻害をきたす程度の摩耗に対しては、
性能上の悪影響を抑制することができ、その耐久
性を向上せしめ得る。第4(1〜2)図は別の実
施例を示す。この実施例では、ダイヤフラム24
の外面接触部縦方向3ケ所に、凸條(リブ)24
aを設けたもので、その結果は先の実施例に示す
ものとほぼ同一である。
本考案による油圧リフタのダイヤフラムは、上
述の如く、従来の全体同一肉厚形態を改め、プラ
ンジヤ内面と接触する部分を縦方向に肉厚部(或
いはリブ)に形成して、その機能保持と耐久性の
向上を計り得たものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案ダイヤフラムを有する密封型油
圧リフタが取付けられた内燃機関のバルブ機構を
示す部分断面図、第2図は本考案になる組付一実
施例の断面図、第3図は第2図のA−A線断面
図、第4図は本考案の別の実施例図で、4−1は
正面図、4−2は4−1のB−B線断面図であ
る。 17:油圧リフタ、19:ボデイ、20:リザ
ーバ室、21:プランジヤ、23:圧力室、2
4:ダイヤフラム、H:肉厚部、24a:リブ、
25:ボールチエツクバルブ、26:リーククリ
アランス、27:通路、30:スプリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 油圧リフタのボデイ内を往復摺動するように
    配置されたプランジヤ内に設けられ、該プラン
    ジヤの内面と接触する部分が縦方向に延在する
    突出部に成形されており、前記突出部が前記プ
    ランジヤの内周面に向かつて突出している密封
    型油圧リフタのダイヤフラム。 (2) 前記突出部が厚肉部であることを特徴とした
    実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の密封型油
    圧リフタのダイヤフラム。 (3) 前記突出部が突條(リブ)であることを特徴
    とした実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の密
    封型油圧リフタのダイヤフラム。
JP1981017926U 1981-02-10 1981-02-10 Expired JPS647201Y2 (ja)

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JP1981017926U JPS647201Y2 (ja) 1981-02-10 1981-02-10

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JP1981017926U JPS647201Y2 (ja) 1981-02-10 1981-02-10

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JPS57132004U JPS57132004U (ja) 1982-08-17
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ID=29815902

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4491367B2 (ja) * 2005-03-28 2010-06-30 トヨタ自動車株式会社 ダイアフラム及びラッシュアジャスタ
JP4715611B2 (ja) * 2006-04-18 2011-07-06 トヨタ自動車株式会社 ラッシュアジャスタ及び内燃機関

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JPS5836801Y2 (ja) * 1978-03-23 1983-08-19 アイシン精機株式会社 密封型ラツシユアジヤスタ

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JPS57132004U (ja) 1982-08-17

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