JPH03239845A - 油圧式オートテンショナ - Google Patents

油圧式オートテンショナ

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JPH03239845A
JPH03239845A JP3355590A JP3355590A JPH03239845A JP H03239845 A JPH03239845 A JP H03239845A JP 3355590 A JP3355590 A JP 3355590A JP 3355590 A JP3355590 A JP 3355590A JP H03239845 A JPH03239845 A JP H03239845A
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reservoir chamber
piston
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push rod
pressure
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Kazutaka Kawashima
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NTN Toyo Bearing Co Ltd
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、自動車のカム軸駆動用タイミングベルト等
の張力調整用に用いられる油圧式オートテンショナに関
するものである。
〔従来の技術〕
内燃機械に組込まれたカム軸駆動用のベルト伝動装置に
おいては、機関運転時の機関本体の熱膨張によるプーリ
芯間距離の変化や径長変化によるベルトの伸びによって
タイミングベルトの張力が変化する。その張力を一定に
保つため、普通、第5図に示すように、クランクシャフ
トプーリ1、カムシャフトプーリ2a、2bおよびオイ
ルポンプのドライブシャフトプーリ3間にかけ渡したタ
イミングベルト4の弛み側にテンションプリーリ5を接
触し、そのプーリ5を支持し、軸6を中心として揺動自
在に支持されたアーム7に油圧式オートテンショナAの
調整力を付与してテンションプーリ5をタイミングベル
ト4に圧接し、ベルト張力を一定に保つようにしている
上記オートテンショナとして、ボディの内部を圧力室と
リザーバ室とに仕切る摺動自在のピストンにプッシュロ
ッドの一端を接続し、プッシュロッドの他端をボディ開
口部に設けられたシール部材を貫通させてボディの外部
に位置させ、そのプッシュロッドとピストンをリザーバ
室に向けて押圧する調圧スプリングをボディの内部に組
込み、ピストンにはチェックバルブを形成したものが知
られている。
上記オートテンショナは、プッシュロッドが押し込まれ
てピストンが圧力室に向けて移動したとき、圧力室内の
作動油をボディとピストンの摺動面間よりリザーバ室に
流動させ、上記ピストンが調圧スプリングの弾性力によ
りリザーバ室に向けて移動するとき、リザーバ室内の作
動油を開放状態のチェックバルブから圧力室に流動させ
、その作動油の流動と前記調圧スプリングの弾性力とに
よってプッシュロッドに作用するベルトの変動荷重を緩
和させるようにしている。
オートテンショナには、リザーバ室内の全体に作動油を
封入し、ピストンの軸方向の移動による圧力室とリザー
バ室の圧力変化および作動油の温度変化による体積変化
をシール部材としてのダイヤフラムの変形により吸収す
る密封式のものと、摺動型オイルシールがボディの内壁
に沿って移動することにより吸収する密閉式のものと、
リザーバ室内に作動油と空気層とを設け、その空気層に
よって圧力室とリザーバ室の圧力変化および作動油の体
積変化を吸収するようにした気液二層型のものと、オイ
ルシールに通気性を与え、空気の出入れにより体積変化
を吸収するようにしたもの等がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上記いずれのオートテンショナも油圧式であ
る限りエンジンの低温始動時におけるダンピング特性に
問題がある。
すなわち、第5図に示すベルト伝動装置においては、エ
ンジンの低温始動時、タイミングベルト4の弛みがきわ
めて大きく、そのベルト4の弛みによりオートテンショ
ナのピストンおよびプッシュロッドはリザーバ室に向け
てきわめて大きく素速く移動し、その移動によってリザ
ーバ室の作動油がチェックバルブの連通路から圧力室に
流入するが、低温時における作動油の粘性が高いため、
上記作動油は圧力室にスムーズに流れず、圧力室の急激
な圧力低下によりキャビテーションが発生する問題が生
じる。
そこで、この発明は上記の問題点を解決し、油圧式オー
トテンショナの低温始動時のダンピング特性を向上させ
ることを技術的課題としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するために、この発明においては、プ
ッシュロッドの外径面との間に微小間隙を形成するリン
グ状のセパレータをリザーバ室内に組込んだ槽底を採用
したのである。
〔作用〕
上記のように構成すれば、エンジンの低温始動時に、プ
ッシュロッドおよびピストンがリザーバ室に向けて大き
く移動すると、ブツシュロフトの外径面とセパレータと
の間に形成された微小間隙が絞り効果を発揮する。この
ため、セパレータとピストン間の圧力が急激に高くなり
、その圧力によって連通路を開閉するチェックバルブが
素速く動作して連通路を開放し、リザーバ室内の作動油
が圧力室にスムーズに流入する。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を第1図および第3図に基づい
て説明する。
第1図は油圧式オートテンシaすの第1の実施例を示し
、筒状ボディ10は下端が閉塞し、上端が開放している
。このボディ10内の下部にはシリンダ11が固定され
、そのシリンダ11内にピストン12が摺動自在に組込
まれている。
上記ピストン12の組込みによって、ボディ10の内部
は圧力室13とリザーバ室14に仕切られ、リザーバ室
14の上側開口部はシール部材としてのオイルシール1
5により閉鎖され、このオイルシール15を抜は止めす
る止め輪16がボディ10の内径面に取付けられている
ピストン12の上端面にはロンド挿入孔17が形成され
、そのロッド挿入孔17に下端部が挿入されたプッシュ
ロッド18の上端部は前記オイルシール15を貫通して
ボディ10の上端より上方に突出している。
ピストン12とプッシュロッド18は、圧力室13に組
込んだスプリングISによって接続状態に保持されてい
る。プッシュロッド18には、ボディ10の内径面に沿
って摺動自在の案内フランジ20が設けられ、その案内
フランジ20には上下面にiji!lする複数の孔21
が設けられている。
案内フランジ20と前記シリンダ11の上端間には調圧
スプリング22が組込まれ、その調圧スプリング22の
弾力によってブツシュロフト18およびピストン12は
ボディ10の上端開口から上方に突出する方向に押圧さ
れている。
前記ピストン12にはチェックバルブXが設けられてい
る。このチェックバルブXはピストン12およびプッシ
ュロッド18に圧力室13とリザーバ室14とを連通さ
せる連通路23を形威し、その連通路23の圧力室13
例の開口に弁体24を設けたI或とされ、上記弁体24
は、リザーバ室14の圧力が圧力室13の圧力より高く
なると連通路23を開放し、逆に、圧力室13の圧力が
リザーバ室14の圧力より高くなると連通路23を閉し
るようになっている。
圧力室13とリザーバ室14内にはシリコーンオイル等
の作動油が充填され、また、リザーバ室14の上部には
空気層25が設けられている。
上記リザーバ室14におけるプッシュロッド18の外側
にはセパレータ26が嵌合されている。
セパレータ26は上端に向けて内径が次第に小さくなる
円錐形をなし、そのセパレータ26の上端開口縁とプッ
シュロッド18の外周面間に微小間隙27が設けられて
いる。この微小間隙27は1n以下にするのが好ましい
。これは、オートテンショナの形状によっても異なるが
、ロンドとセパレータ間の微小間隙による絞り効果によ
り、低温始動時のダンピング特性が改良されるという条
件から決定される。
セパレータ26の下端にはフランジ28が設けられ、そ
のフランジ28は前記調圧スプリング22の弾力により
シリンダ11の上端面に押し付けられて軸方向に移動す
るのが防止されている。
なお、セパレータ26の高さは、エンジンの振動等によ
るリザーバ室14の作動油上面の振動を卯制するに十分
な長さで、かつ作動油の上面に出ない程度に短かくされ
ている。
いま、第4図に示すベルト伝動装置への組込みにおいて
、タイミングベルト4の張力が増大し、そのベルト4に
よってプッシュロッド18が押し下げられると、プッシ
ュロッド18と共にピストン12が下降し、圧力室13
内の作動油が圧縮される。このとき、弁体24は連通路
23を閉しるため、圧力室13の作動油は、第1図の矢
印で示すようにシリンダ11の内径面とピストン12の
外径面間の微小間隙間よりリザーバ室14に流れ、プッ
シュロッド18に作用する押圧力が減衰される。
逆に、タイミングベルト4が弛むと、調圧スプリング2
2の弾性力によりプッシュロッド18およびピストン1
2がボディ10の上側開口端に向けて移動してタイミン
グベルト4を緊張させる。
このとき、リザーバ室14の圧力は圧力室13の圧力よ
り高くなるため、第2図に示すように、弁体24は連3
!i路23を開放し、リザーバ室14の作動油は同図の
矢印で示すように、連通路23から圧力室13に流入す
る。
一般に、低温時においては、作動油の粘性が高く、流動
性がきわめて悪い。一方低温始動時にはタイくングベル
ト4の弛みが大きく、ピストン12およびプッシュロッ
ド18はボディ10の上側開口端に向けて急激に移動し
、そのピストン12の移動により圧力室13の圧力が低
くなり、キャビテーシヨンが1;易イ。
本願発明においては、リザーバ室14におけるプッシュ
ロッド18の外側に円錐形のセパレータ26を嵌合し、
そのセパレータ26の小径端の開口縁とブツシュロフト
18の外周面間の間隙27が小さいため、ピストン12
が+)ザーバ室14に向けて急激に移動する低温始動時
、上記間隙27が絞り効果を発揮し、セパレータ26と
ピストン12間の圧力が高くなる。このため、セパレー
タ26内の作動油が連通路23から圧力室13に向けて
きわめてスムーズに流動し、圧力室13においてキャビ
テーションが発生するのが防止される。
仮にキャビテーションが発生しても、作動油の流動性が
良いため、キャビテーションの消失する時間が短かくな
り、低温始動時のダンピング特性を向上させることがで
きる。
また、セパレータ26の形状を円錐形にすると、次のよ
うな副次的効果がある。長時間の運転によって作動泊め
温度が上昇し、その温度変化により気泡が作動油から分
離する。圧力室13において作動油から分離した気泡は
、ピストン12の押し込みによりシリンダ11の内径面
とピストン12の外径面の微小間隙からセパレータ26
の内部に流入する。このとき、セパレータ26は円錐形
であるため、セパレータ26の内部に流入した気泡は円
錐面に沿って上方にスムーズに流れ、間隙27から上方
に流出して空気層に混入する。
セパレータ形状を変更したものを第4図に示す。
同図で示すようにつづみ形にすると、組立時、ロンドを
セパレータに挿入するのが容易となる。
第3図は、この発明に係る油圧式オートテンショナの第
2の実施例を示す。この第2の実施例においては、リザ
ーバ室14の上部開口をシール部材としてのダイヤフラ
ム15′で密閉し、そのリザーバ室14の内部全体に作
動油を充填しである。
また、リザーバ室14内に組込んだセパレータ26′を
リング状とし、そのセパレータ26′の内径縁に設けた
筒部29とプッシュロッド18の外径面間に微小間隙2
7を設けである。
他の構成は第1の実施例と同じであるため、同一部品に
は同一符号を付して説明を省略する。
上記第2の実施例において、エンジンの低温始動時に、
ピストン12およびプッシュロッド18がリザーバ室1
4に向けて大きく急速に移動すると、セパレータ26′
とプッシュロッド18間の微小間隙が絞り効果を発揮し
、セパレータ26′とピストン12間の圧力が上昇し、
リザーバ室14の作動油が連通路23から圧力室13に
スムーズに流入する。
このため、圧力室13が急激に圧力低下するのを防止す
ることができ、低温始動時のダンピング特性を向上させ
ることができる。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明に係る油圧式オートテンショナ
においては、プッシュロッドの外径面間に微小間隙を形
成するセパレータをリザーバ室に組込んだので、低温始
動時のダンピング特性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に係るオートテンショナの第1の実
施例を示す断面図、第2図は同上の作動状態を示す一部
切欠正面図、第3図はオートテンショナの第2の実施例
を示す断面図、第4図は同上セパレータの他の例を示す
断面図、第5図はベルト伝動装置の概略図である。 10・・・・・・ボディ、    12・・・・・・ピ
ストン、13・・・・・・圧力室、    14・・・
・・・リザーバ室、15・・・・・・オイルシール、1
8・・・・・・プッシュロッド、22・・・・・・調圧
スプリング、 X・・・・・・チエツクパルプ、25・・・・・・空気
層、26.26′・・・・・・セパレータ、27・・・
・・・間隙。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ボディと、そのボディの内部を圧力室とリザーバ
    室とに仕切る摺動自在のピストンと、そのピストンに一
    端が接続され、他端がボディ開口部に設けられたシール
    部材を貫通してボディの外部に臨むプッシュロッドと、
    このプッシュロッドとピストンをリザーバ室に向けて押
    圧する調圧スプリングとを有し、上記ピストンの圧力室
    に向けての移動時に圧力室の作動油をボディとピストン
    の摺動面間よりリザーバ室に流動させ、ピストンのリザ
    ーバ室に向けての移動時にピストンに形成されたチェッ
    クバルブによりリザーバ室の作動油を圧力室に流動させ
    るようにした油圧式オートテンショナにおいて、前記プ
    ッシュロッドの外径面との間に微小間隙を形成するセパ
    レータをリザーバ室内に組込んだことを特徴とする油圧
    式オートテンショナ。
JP2033555A 1990-02-14 1990-02-14 油圧式オートテンショナ Expired - Lifetime JPH07117130B2 (ja)

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