JPH0873669A - ポリエチレン成形組成物 - Google Patents
ポリエチレン成形組成物Info
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Abstract
わらず、高い強靭性及び耐摩耗性を有し、例えばプレ
ス、押出又は射出成形のように熱的に処理され得るポリ
エチレン成形組成物を提供する。 【構成】 a)100 〜700mL/g の極限粘度数を有する0.
1 〜80重量%のポリエチレン又はエチレンコポリマー、
b)少なくとも1600mL/gの極限粘度数を有する99.9〜20
重量%のポリエチレン、ここで成分a及びbの合計は、
常に100 重量%であり、a及びbのポリマー混合物の極
限粘度数は少なくとも1600mL/gであり、c)(a及びb
のポリマー混合物100 重量%に対し)1.0 〜10.0重量%
のカーボンブラック及びd)(cとa及びbのポリマー
混合物との混合物100 重量%に対し)0〜5.0 重量%の
一般的な添加物からなる表面抵抗が高くとも109 Ωであ
る成形体を製造するためのポリエチレン成形組成物。
Description
ている帯電防止処理したポリエチレン(PE)に関す
る。
他のポリマー材料と同様に静電気を帯びる。この特性は
多くの技術分野における使用を阻害するものであり、帯
電防止物質、すなわち少なくとも低導電率を有する材料
が開発された。帯電防止物質として分類される固体材料
は、表面抵抗が109 Ω以下である。
めの多くの方法が知られている。伝導率は、その合成の
初期において分子構造の影響によるプラスチック自身の
化学的変性又はその後の例えば表面の酸化又は導電性充
填剤(帯電防止剤)の添加によって達成される。適した
帯電防止剤は、高沸点を有する組成の異なるイオン化有
機化合物であり、その化合物はポリオレフィンと十分に
融和性であり、すなわち発汗する傾向がない。これらは
ヒドロキシル、アミノ又はアミド基を含む物質を含む。
特定の適用においては、金属繊維、金属小片又は金属粉
末もまた帯電防止充填剤として使用され得る。
濃度を超える量のカーボンブラックであり、これは多種
多様なプラスチック類の電気伝導率に影響を与える。粘
度測定による平均分子量が約500000g/Lまでで
あるポリエチレンを効果的に帯電防止するために、10
〜20重量%のカーボンブラックを均一に分配すること
が必要とされる。不利な点は、比較的高い濃度で、強靱
性及び耐摩耗性のようなポリエチレンの価値ある特性
に、負の影響を与える点である。それらと関連した品質
の低下を避ける一つの方法は、上記したタイプのポリエ
チレンに充填剤をランダムに分配しないことである。プ
ラスチックの主要な粒子の直径より実質上小さな直径を
有する導電性充填剤粒子を使用することによってそのよ
うな分配は達成される。その後、この混合組成物を高す
ぎない温度でプレスする。導電性充填剤のポリマー粒子
中への移動を避けるために、プラスチックを完全に溶融
してはならない。この結果として、均一なカーボンブラ
ックの分配と比較して著しく低いカーボンブラック含有
量で同じ導電性を示すいわゆるコアシェル構造を形成す
る。少なくとも部分的にコアシェル構造を得るために、
粒子を完全に溶融してはならず、このためにこの構造は
プレス処理によってのみ得られる。
は、カーボンブラックでの帯電防止処理にもかかわら
ず、高い強靱性及び耐摩耗性を有し、例えばプレス、押
出又は射出成形のように熱的に処理され得るポリエチレ
ン成形組成物を提供することにある。
109 Ω以下である成形体を製造するためのポリエチレン
成形組成物によって達成される。すなわち、この成形組
成物は、 a)100〜700mL/gの極限粘度数を有する0.
1〜80重量%のポリエチレン又はエチレンコポリマ
ー、 b)少なくとも1600mL/gの極限粘度数を有する
99.9〜20重量%のポリエチレン、ここで成分a及
びbの合計は、常に100重量%であり、a及びbのポ
リマー混合物の極限粘度数は少なくとも1600mL/
gであり、 c)(a及びbのポリマー混合物100重量%に対し)
1.0〜10.0重量%のカーボンブラック及び d)(a及びbのポリマー混合物とcとの混合物に対
し)0〜5.0重量%の慣用の添加物から成る。
成分は、それぞれの極限粘度数[η](Staudinger指数
としても知られる)により特色付けられる。この因子は
下記 マーチンの粘度式 logη=log[η]+K・[η]・c 〔式中、Kは無次元数で0.139であり、cは極限粘
度数に依存し、1600〜5000mL/gの極限粘度
数を有するPE等級に対し0.03g/dLであり、1
00〜700mL/gの極限粘度数を有するポリエチレ
ン等級に対し0.1g/dLである〕に従い溶液粘度η
(135℃の溶液としてデカリン中で実験的に測定され
る;DIN 53728、4ページ参照)から測定され
る。
リマーの平均分子量の程度を意味する。L. H. Henry,
J. polymer Sci., 36, 3 (1959)に従い、100〜70
0mL/gの範囲の極限粘度数は、約50000〜約5
00000g/molの分子量を有するポリエチレンの
特徴である。そのようなポリエチレンは、以下にLMW
PEとしても記載されている。一定の必要条件を満たし
たLMWPEは、例えばドイツ連邦共和国公報C−28
37481号で説明されている方法により得られる。こ
こで別に製造されたチタン(III) ハロゲン化物と有機ア
ルミニウム化合物を触媒として使用し、酸素及び必要で
あれば水素を用いてポリマーの分子量を調整する。反応
は、20〜250℃、0.1〜10MPaの条件で進行
する。
129 ff) では極限粘度数が1600mL/gであり、約
3.3×106 g/molの平均分子量(重量平均)を
有するポリエチレン及びそれ以上の分子量を有するポリ
エチレン(超高分子量ポリエチレン又はUHMWPE)
についてさらに説明されている。LMWPE成分aは、
ポリエチレン成形組成物中で0.1〜80重量%、特に
1〜80重量%、殊に5〜57重量%の量で使用され、
UHMWPE成分bは99.9〜20重量%、特に99
〜20重量%、殊に95〜43重量%の量で使用され
る。ここでLMWPE成分aとUHMWPE成分bとの
合計は、常に100重量%である。LMWPEの極限粘
度数は、100〜700mL/g、特に120〜500
mL/gであり、UHMWPEの極限粘度数は、少なく
とも1600mL/g、特に1900〜6000mL/
gであり、LMWPE成分aとUHMWPE成分bとの
ポリマー混合物の極限粘度数は、少なくとも1600m
L/g、特に少なくとも1900mL/gである。
の既知の方法は、ドイツ連邦共和国公報C−23615
08号の主題である。それは、0.1〜10MPa、3
0〜130℃でチタン(III) ハロゲン化物及び有機アル
ミニウム化合物からなる触媒を使用して実施される。例
えば、酸化クロム触媒の存在下において同様に低圧下で
進行するエチレン重合のようなその他の方法においても
適している。
し、それにより広範囲における使用に適する。特にその
優れた耐摩耗性、その他の材料との低い摩擦係数及び優
れた強靱性が特徴とされる。さらに、多くの薬品に対し
て著しく抵抗力がある。この有利な摩擦工学的及び化学
的性質のために、UHMWPEは多用途材料として幅広
い技術分野で使用される。例としては、繊維工業、機械
製造及び化学工業がある。しかし、結晶融点を超える温
度においてさえも流動性が極めて低いために、熱可塑性
樹脂のための従来の方法でUHMWPEを成形品に加工
することは困難である。従って、例えばLMWPEに適
したプラスチック加工機械を用いてUHMWPEを処理
しても、出発物質の優れた力学的性質をそのまま残した
成形体を製造することは容易ではない。
E混合物から製造される成形体は、混合物のそれぞれの
成分を単独で使用した場合において要求される表面抵抗
を得るために必要なカーボンブラック含有量の合計と比
較して、同じ表面抵抗を達成するために著しく少ない量
のカーボンブラックしか必要としないことが発見され
た。従って、例えば20重量%のUHMWPEをLMW
PEに添加することにより、109 Ωの表面抵抗を得るた
めに必要なカーボンブラックの量はLMWPEを基準に
して約1/3、混合物を基準にして約1/2に減少す
る。
て、特定の伝導率を得るために必要であるカーボンブラ
ックが少なくてよいことは、既知のコアシェル構造(例
えばK.-H. Moebius, Kunststoffe 78 (1988), 53,55頁
参照) と比較して、主要なプラスチックの粒子と充填剤
の粒子との混合物を特別に熱処理することによってでは
なく、加熱下において異なった挙動を呈する成分を混合
することによって達成されるコアシェル構造の形成によ
り説明される。この状況において、LMWPEとUHM
WPEの熱的挙動は、重要である。加熱下において、L
MWPEは結晶融点を超える温度で、添加剤を溶解でき
るか又はカーボンブラックのような不溶性充填剤を均一
に分配できる溶融物に変化する。それに対しUHMWP
Eは、その粘弾性挙動のために高温度においても状態は
安定である。結晶融点を超える温度(そして分解温度を
下回る温度)においてもポリエチレン粒子は保持され
る。従って、充填剤はUHMWPE粒子間、すなわち粒
子境界でのみ取り込まれ、粒子自身中には取り込まれな
い。カーボンブラックを含むLMWPEとUHMWPE
の混合物を加熱した際に、カーボンブラック粒子は低分
子量ポリエチレンの溶融物中に均一に分配されるが、一
方粘弾性状態に変換する超高分子量ポリエチレンの不溶
融性粒子は導電性カーボンブラックの層により単に取り
囲まれ、そのためLMWPE溶融物中に分配されるUH
MWPE粒子の形成するコアを有するコアシェル構造と
なると考えられる。LMWPE/UHMWPE混合物の
コアシェル構造は、ポリエチレンの一般的な熱的及び力
学的工程、すなわち例えば高温(約300℃)及び/又
は射出成形で起こる高剪断のような工程を通して保持さ
れることが強調される。
の力学的性質は、カーボンブラックの添加にも係わらず
優れていることは、特に注目に値する。LMWPEを単
独で使用した成形組成物と比較して、UHMWPEとの
混合物は、特に強靱性及び摩耗性が改善される。他方
で、例えば射出成形による熱的方法による成形性はUH
MWPEの含有量に左右されない。
して)主としてUHMWPEを含む成形組成物は、特に
高いレベルの強靱性及び耐摩耗性を有する。混合しない
UHMWPEと比較して、LMWPEとの混合物は、流
動性が増加し、成形組成物の可塑化を促進し、その結果
として例えば射出成形又は押出による成形性が改善され
る。
すべり摩耗性に対する高い抵抗を有する成形体を得るた
めに、0.1〜40重量%のLMWPEと99.9〜6
0重量%のUHMWPEからなる混合物は、プレス、射
出成形又はスクリュー式押出により処理される。UHM
WPEを高い割合で含む混合物は、プレスにより処理す
ることが好ましい。
43重量%のUHMWPEを含む成形組成物は、特に磨
き面又は粗面の相手材料からすべり摩耗を受ける射出成
形部品を製造するために適している。全ての混合物にお
いてLMWPEの代わりに、エチレンを主成分とし、プ
ロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン及
び4−メチルペンテンのような直鎖又は分岐のα−オレ
フィンからなる100〜700mL/gの極限粘度数を
有するコポリマーを使用することも可能である。これら
のポリマーにおけるコモノマーの割合は、10重量%ま
で、特に0.5〜5重量%である。従って、LMWPE
という略称はそのようなコポリマーをも含む。
に、カーボンブラック(成分c)を(成分a及びbのポ
リマー混合物100重量%を基準として)1.0〜10
重量%、特に1.0〜8.0重量%の量で成分a及びb
のポリマー混合物に添加する。それぞれの場合において
使用されるカーボンブラックの量は、カーボンブラック
のタイプ及び100〜700mL/gの極限粘度数を有
するポリエチレン又はエチレンコポリマーの成形組成物
中の割合に依存する。
不完全燃焼により得られるか、天然ガス又は低級炭化水
素の熱分解により得られるかの如何に係わらず、多様な
タイプのカーボンブラックが本発明の組成物に対して適
している。カーボンブラックの電気伝導率は、多くのパ
ラメーターにより測定され、中でも粒子サイズ、外部及
び内部表面積(多孔性)、構造及び界面化学性が特に重
要である。油吸収(DIN ISO 787/5に従っ
て測定し、カーボンブラック100g当たりの油のg数
として得られる)により測定される粒子サイズ、表面積
及びカーボンブラックの構造の間には機能的な関係があ
る。粒子サイズを減少し、表面積及びカーボンブラック
の構造を増加させることで、油吸収及び達成できる電気
導電率が増加する。600〜2000g/100gの油
吸収を示すカーボンブラックが有用である。カーボンブ
ラックの構造は、DIN 53601又はASTMD
2414に従い、フタル酸ジブチル(DBP)の吸収
(カーボンブラック100g当たりのDBPのmL数と
して得られる)により測定される。高度に組織化され
た、すなわちDBP価が>115mL/100gである
カーボンブラックは、伝導性又は高伝導性ブラックとし
て説明される;それらは、本発明の成形組成物の成分と
して優れている。DBP価が120〜500mL/10
0gであるカーボンブラックが、特に適している。
の表面抵抗は、DIN VDE0303,part 3
0に従い測定される。表面抵抗が≦109 Ωである場合に
は、静電気の帯電はもはや起こらない。本発明のポリエ
チレン組成物は、適した混合器中で粉末状の出発物質を
均一に混合することにより製造される。その後、均一な
混合物は、LMWPE成分の溶融物を用いて押出機中で
圧縮され得る。その他の方法では、LMWPE及びUH
MWPEを混合し、ツインスクリュー式押出機中で均一
化する。この方法では、組成物を顆粒状に変換すること
が可能である。
及びb)とカーボンブラック(成分c)との混合物を基
準として)0.05〜5重量%、特に0.1〜2.5重
量%の通常の添加剤をポリマー混合物に添加する。これ
らには、加工助剤及び腐食防止剤、光安定剤及び熱安定
剤のような安定剤が含まれる。さらに、顔料及び/又は
充填剤もポリエチレン成形組成物の成分となり得る。適
した充填剤は、例えば天然又は工業的に製造された多様
なタイプのシリカ、天然又は合成ケイ酸アルミニウム又
はケイ酸マグネシウム、ゼオライト、炭酸カルシウム及
び硫酸バリウムのような無機材料である。充填剤は、例
えばガラスの球体及び例えばガラス、炭素、ボロン、ポ
リエステル又はポリアミドの繊維であってもよい。最終
的に潤滑剤及びステアリン酸亜鉛のような離型も成形組
成物に添加することができる。
を用いて1段階又はそれ以上の段階で処理される。特別
な条件に執着する必要はない。しかし、主としてUHM
WPEを含む成形組成物の一般的な射出成形において、
組成物温度を240〜310℃とし、射出圧力を100
〜400MPaとすることが有利である。本発明の成形
組成物は、例えば帯電防止すべり材料のようにどのよう
な形状の成形体の製造においても非常に適している。
ン成形組成物をさらに詳しく説明する。当然以下の実施
例により本発明は制限されるものではない。
m2 ] 相対的水研磨摩耗性 :70 ノッチ衝撃強さは、ISO179(1993)に従って
測定し、水研磨摩耗性(サンドスラリー試験)の測定は
CZ-Chemie Technik 3, 129, 130 (1974)中に説明されて
おり、ここで極限粘度数が1900mL/gである等級
のUHMWPEと比較する。 C.カーボンブラック DBP吸着:120mL/100g 油吸着 :650g/100g 2.成形組成物の特性 ミキサー中でLMWPE、UHMWPE及びカーボンブ
ラックを特定の量で均一に混合して成形組成物を製造
し、その後、重量が180gであり、肉厚が約10mm
である成形体を得るために射出成形機(DEMAG D
175)を用いて組成物温度260℃、工具温度60
℃そして射出時間1.8秒の条件で処理する。 A.伝導性挙動 上記1.に示した成分を異なる量で含む成形組成物を準
備し、成形体を得るために射出成形により処理する。表
面抵抗を測定して、表面抵抗が≦109 Ωを達成するため
に成形組成物中に必要なカーボンブラックの量を測定す
る。 同じ材料成分に対しては、成形体の伝導率は成形組成物
の処理方法に依存する。 B.力学的性質 上記1.に示した成分を異なる量で含む成形組成物を準
備し、成形体を得るために射出成形又はプレスにより処
理する。 表2 成形組成物の成分 成形組成物の構成 LMWPE 80 50 20 [ポリマー混合物を基準と した重量%] UHMWPE 20 50 80 [ポリマー混合物を基準と した重量%] カーボンブラック 7.5 2.5 1.5 [aとbのポリマー混合物 の100重量%を基準と した重量%] 射出成形処理の 表面抵抗 6 5 12 [106 Ω] プレスの 表面抵抗 17 100 −300 [106 Ω] ノッチ衝撃強さ (15°二重ノッチ)11 21 138 [mJ/mm2 ] 相対的水研磨 摩耗性 471 417 112
Claims (9)
- 【請求項1】 表面抵抗が109 Ω以下である成形体を製
造するためのポリエチレン成形組成物であって、 a)極限粘度数が100〜700mL/gである0.1
〜80重量%のポリエチレン又はエチレンコポリマー、 b)極限粘度数が少なくとも1600mL/gである9
9.9〜20重量%のポリエチレン、ここで成分a及び
bの合計は、常に100重量%であり、a及びbのポリ
マー混合物の極限粘度数は少なくとも1600mL/g
であり、 c)(a及びbのポリマー混合物100重量%に対し)
1.0〜10.0重量%のカーボンブラック及び d)(a及びbのポリマー混合物とcとの混合物100
重量%に対し)0〜5.0重量%の通常の添加物からな
ることを特徴とする上記ポリエチレン成形組成物。 - 【請求項2】 (a及びbのポリマー混合物とcとの混
合物に対し)0.05〜5.0重量%の通常の添加物を
成分dとして含むことを特徴とする請求項1に記載のポ
リエチレン成形組成物。 - 【請求項3】 成分aを5〜57重量%、成分bを95
〜43重量%で、成分a及びbの合計が常に100重量
%となるように使用することを特徴とする請求項1又は
2に記載のポリエチレン成形組成物。 - 【請求項4】 極限粘度数が100〜700mL/gで
あるエチレンコポリマーが10重量%までのコモノマー
含有量を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれ
かに記載のポリエチレン成形組成物。 - 【請求項5】 極限粘度数が100〜700mL/gで
あるエチレンコポリマーが0.5〜5重量%のコモノマ
ー含有量を有することを特徴とする請求項1〜3のいず
れかに記載のポリエチレン成形組成物。 - 【請求項6】 極限粘度数が100〜700mL/gで
あるポリエチレン又はエチレンコポリマーを(成分a及
びbのポリマー混合物を基準として)50重量%までの
量で含むポリエチレン成形組成物において、(成分a及
びbのポリマー混合物100重量%を基準として)1.
0〜2.5重量%のカーボンブラックを含むことを特徴
とする請求項1〜5のいずれかに記載のポリエチレン成
形組成物。 - 【請求項7】 極限粘度数が100〜700mL/gで
あるポリエチレン又はエチレンコポリマーを(ポリマー
混合物を基準として)50重量%を超える量で含むポリ
エチレン成形組成物において、(成分a及びbのポリマ
ー混合物100重量%を基準として)2.5〜10.0
重量%のカーボンブラックを含むことを特徴とする請求
項1〜5のいずれかに記載のポリエチレン成形組成物。 - 【請求項8】 (DIN ISO 787/5に従っ
た)油吸収が600〜2000g/100gであるカー
ボンブラックを含むことを特徴とする請求項1〜7のい
ずれかに記載のポリエチレン成形組成物。 - 【請求項9】 (DIN 53601又はASTMD
2414に従った)フタル酸ジブチル吸収が120〜5
00mL/100gであるカーボンブラックを含むこと
を特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のポリエチ
レン成形組成物。
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