JPH07101295B2 - 感光物質用包装材料 - Google Patents
感光物質用包装材料Info
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- JPH07101295B2 JPH07101295B2 JP63040302A JP4030288A JPH07101295B2 JP H07101295 B2 JPH07101295 B2 JP H07101295B2 JP 63040302 A JP63040302 A JP 63040302A JP 4030288 A JP4030288 A JP 4030288A JP H07101295 B2 JPH07101295 B2 JP H07101295B2
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- shielding
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- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03C—PHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
- G03C3/00—Packages of films for inserting into cameras, e.g. roll-films, film-packs; Wrapping materials for light-sensitive plates, films or papers, e.g. materials characterised by the use of special dyes, printing inks, adhesives
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K3/00—Use of inorganic substances as compounding ingredients
- C08K3/02—Elements
- C08K3/04—Carbon
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L23/00—Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L23/02—Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
- C08L23/04—Homopolymers or copolymers of ethene
- C08L23/08—Copolymers of ethene
- C08L23/0807—Copolymers of ethene with unsaturated hydrocarbons only containing more than three carbon atoms
- C08L23/0815—Copolymers of ethene with aliphatic 1-olefins
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、各種写真感光材料、感光物質及び電子部品等
のうち、比較的重量物、例えば映画用ロールフィルム等
の包装に適した包装材料に関するものである。
のうち、比較的重量物、例えば映画用ロールフィルム等
の包装に適した包装材料に関するものである。
一般に、先端技術製品、例えば写真感光材料の包装材料
としては、光を完全に遮断することの他、ガスバリヤ
性、防湿性、物理強度(破断強度,引裂き強度,衝撃穴
あけ強度,ゲルボテスト強度,摩耗強度等)、ヒートシ
ール適性(ヒートシール強度,カットシール性,ホット
タック性,夾雑物シール性等)、帯電防止性、滑性、低
発塵性、平面性等の諸特性を満足することが要求されて
いる。
としては、光を完全に遮断することの他、ガスバリヤ
性、防湿性、物理強度(破断強度,引裂き強度,衝撃穴
あけ強度,ゲルボテスト強度,摩耗強度等)、ヒートシ
ール適性(ヒートシール強度,カットシール性,ホット
タック性,夾雑物シール性等)、帯電防止性、滑性、低
発塵性、平面性等の諸特性を満足することが要求されて
いる。
本発明者は、感光物質用包装材料を改良すべく鋭意研究
を行い、2層の一軸延伸フィルムを組み合わせることに
よって物理強度を向上させたもの(特開昭57-6754号公
報)を既に開示している。
を行い、2層の一軸延伸フィルムを組み合わせることに
よって物理強度を向上させたもの(特開昭57-6754号公
報)を既に開示している。
また、シート状の発泡体の両面に一軸分子配向熱可塑性
樹脂フィルムを積層してなる三層積層フィルムにおい
て、シート状発泡体の厚さが0.3〜2.0mmであり、かつ発
泡倍率が5〜50倍であり二層の一軸分子配向フィルム
は、分子配向軸が30度以上の角度で交差する様に発泡体
の両面に熱溶融接着層を介して又は介さずに熱溶融接着
した積層フィルムの厚さが、各層の理論和の40〜85%の
厚さ(残留厚味率)に圧縮した衝撃穴あけ強度やゲルボ
テスト強度が大きく、カールの小さい特に重量物用包装
材料として非常にすぐれた積層フィルムを既に開示した
(特開昭59-201848号公報)。
樹脂フィルムを積層してなる三層積層フィルムにおい
て、シート状発泡体の厚さが0.3〜2.0mmであり、かつ発
泡倍率が5〜50倍であり二層の一軸分子配向フィルム
は、分子配向軸が30度以上の角度で交差する様に発泡体
の両面に熱溶融接着層を介して又は介さずに熱溶融接着
した積層フィルムの厚さが、各層の理論和の40〜85%の
厚さ(残留厚味率)に圧縮した衝撃穴あけ強度やゲルボ
テスト強度が大きく、カールの小さい特に重量物用包装
材料として非常にすぐれた積層フィルムを既に開示した
(特開昭59-201848号公報)。
しかしながら、以上のような従来の包装材料は高価でカ
ーボンブラックの分散性が悪く、塊状の故障やフィッシ
ュアイ故障の発生が多く、ヒートシール適性がなくまた
製袋適性が悪いものであった。
ーボンブラックの分散性が悪く、塊状の故障やフィッシ
ュアイ故障の発生が多く、ヒートシール適性がなくまた
製袋適性が悪いものであった。
本発明は以上の問題点を解消し安価で、塊状の故障、フ
ィッシュアイ故障、ブロッキング等が発生せず、しかも
物理強度が大きく製袋適性も良い感光物質用包装材料を
提供することを目的とする。
ィッシュアイ故障、ブロッキング等が発生せず、しかも
物理強度が大きく製袋適性も良い感光物質用包装材料を
提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するためになされたもので、感
光物質用包装材料を、密度が0.870〜0.918g/cm3、メル
トフローレートが0.3〜5.0g/10分、ビカット軟化点が99
℃以下の直鎖状超低密度ポリエチレン樹脂40〜97重量%
と、密度が0.930〜0.965g/cm3、メルトフローレートが
0.4〜5.0g/10分、ビカット軟化点が110℃以上のポリエ
チレン樹脂3〜50重量%と、カーボンブラック0.1〜15
重量%と、酸化防止剤0.01〜2.0重量%とを含む遮光性
直鎖状低密度ポリエチレン樹脂系フィルム層を具備する
ことを特徴として構成したものである。
光物質用包装材料を、密度が0.870〜0.918g/cm3、メル
トフローレートが0.3〜5.0g/10分、ビカット軟化点が99
℃以下の直鎖状超低密度ポリエチレン樹脂40〜97重量%
と、密度が0.930〜0.965g/cm3、メルトフローレートが
0.4〜5.0g/10分、ビカット軟化点が110℃以上のポリエ
チレン樹脂3〜50重量%と、カーボンブラック0.1〜15
重量%と、酸化防止剤0.01〜2.0重量%とを含む遮光性
直鎖状低密度ポリエチレン樹脂系フィルム層を具備する
ことを特徴として構成したものである。
本発明の感光物質用包装材料は、所定樹脂組成の遮光性
直鎖状低密度ポリエチレン(以後L−LDPEと表示)樹脂
系フィルム層を具備している。遮光性L−LDPE樹脂系フ
ィルム層を具備していれば、遮光性L−LDPE樹脂系フィ
ルム層の単一層であっても、フレキシブルシート層等他
の層を積層した積層フィルムであっても、また、他の樹
脂フィルム層との多層共押出しフィルムであってもよ
い。
直鎖状低密度ポリエチレン(以後L−LDPEと表示)樹脂
系フィルム層を具備している。遮光性L−LDPE樹脂系フ
ィルム層を具備していれば、遮光性L−LDPE樹脂系フィ
ルム層の単一層であっても、フレキシブルシート層等他
の層を積層した積層フィルムであっても、また、他の樹
脂フィルム層との多層共押出しフィルムであってもよ
い。
この遮光性L−LDPE樹脂系フィルム層は、直鎖状超低密
度ポリエチレン樹脂が40〜97重量%含まれている。
度ポリエチレン樹脂が40〜97重量%含まれている。
直鎖状超低密度ポリエチレン樹脂とは密度(ADTMD-150
5)が0.870〜0.918g/cm3のL−LDPE樹脂のことである。
5)が0.870〜0.918g/cm3のL−LDPE樹脂のことである。
密度が0.870g/cm3未満では樹脂製造適性が悪く、高価に
なるだけでなくブロッキングが発生しやすく実用化困難
である。0.918g/cm3をこえると柔軟性、衝撃穴あけ強
度、フィルム成形性、耐寒性、フィラー充填特性等の優
れた特性が減少し本来の特性が発揮できなくなる。特に
0.890〜0.910g/cm3が好ましい。
なるだけでなくブロッキングが発生しやすく実用化困難
である。0.918g/cm3をこえると柔軟性、衝撃穴あけ強
度、フィルム成形性、耐寒性、フィラー充填特性等の優
れた特性が減少し本来の特性が発揮できなくなる。特に
0.890〜0.910g/cm3が好ましい。
また、直鎖状超低密度ポリエチレン樹脂樹脂のメルトフ
ローレート(以後MFRと表示)(ASTMD-1238)は0.3〜5.
0g/10分である。0.5g/10分未満ではフィルム成形性が悪
く、メルトフラクチャーが発生しやすくなり、吐出量が
大巾に減少し実用化困難であり、5.0g/10分をこえると
ドローダウンが発生しやすく又バルブが不安定になりフ
ィルム成形性に問題がある。又ブロックキングの発生が
大きく実用化困難である。特に0.8〜3.0g/10分が好まし
い。
ローレート(以後MFRと表示)(ASTMD-1238)は0.3〜5.
0g/10分である。0.5g/10分未満ではフィルム成形性が悪
く、メルトフラクチャーが発生しやすくなり、吐出量が
大巾に減少し実用化困難であり、5.0g/10分をこえると
ドローダウンが発生しやすく又バルブが不安定になりフ
ィルム成形性に問題がある。又ブロックキングの発生が
大きく実用化困難である。特に0.8〜3.0g/10分が好まし
い。
そして、本発明で用いる直鎖状超低密度ポリエチレンの
樹脂のビカット軟化点は99℃以下である。ビカット軟化
点が99℃をこえると成形時のモーター負荷が大きくな
り、メルトフラクチャーが発生しやすくなりフィルム成
形性が悪化して実用化困難である。又柔軟性や耐寒性や
低温ヒートシール性等の優れた特性が失われる。特に55
〜97℃が好ましい。
樹脂のビカット軟化点は99℃以下である。ビカット軟化
点が99℃をこえると成形時のモーター負荷が大きくな
り、メルトフラクチャーが発生しやすくなりフィルム成
形性が悪化して実用化困難である。又柔軟性や耐寒性や
低温ヒートシール性等の優れた特性が失われる。特に55
〜97℃が好ましい。
特に好ましい代表的な例を商品名であげると、エチレン
にα−オレフィン側鎖として炭素数4個のブテン−1を
導入したUCC社のナックフレックス等とα−オレフィン
側鎖として炭素数6個の4−メチルペンテン−1を導入
した三井石油化学(株)のウルトゼックス等及びα−オ
レフィン側鎖として炭素数6個のヘキセン−1を導入し
たUCC社のTUFLINや日本ユニカー(株)のTUFTHENE等及
びα−オレフィン側鎖として炭素数8個のオクテン−1
を導入したDSM社のスタミレックスやダウケミカル社の
ダウレックスや出光石油化学(株)のモアテック等があ
る。
にα−オレフィン側鎖として炭素数4個のブテン−1を
導入したUCC社のナックフレックス等とα−オレフィン
側鎖として炭素数6個の4−メチルペンテン−1を導入
した三井石油化学(株)のウルトゼックス等及びα−オ
レフィン側鎖として炭素数6個のヘキセン−1を導入し
たUCC社のTUFLINや日本ユニカー(株)のTUFTHENE等及
びα−オレフィン側鎖として炭素数8個のオクテン−1
を導入したDSM社のスタミレックスやダウケミカル社の
ダウレックスや出光石油化学(株)のモアテック等があ
る。
また、遮光性L−LDPE樹脂系フィルム層には、ポリエチ
レン(以後PEと表示)樹脂が3〜50重量%含まれてい
る。
レン(以後PEと表示)樹脂が3〜50重量%含まれてい
る。
3重量%未満ではブロッキング防止効果が不充分であ
り、50重量%をこえると柔軟性や耐寒性、低温ヒートシ
ール性及びフィラー充填特性等の優れた特性が発揮され
なくなる。特に5〜30重量%ふくませるのが好ましい。
り、50重量%をこえると柔軟性や耐寒性、低温ヒートシ
ール性及びフィラー充填特性等の優れた特性が発揮され
なくなる。特に5〜30重量%ふくませるのが好ましい。
このPE樹脂は、密度(ASTM D-1505)が0.930〜0.965g/c
m3である。密度が0.930g/cm3未満では本発明の添加量範
囲ではブロッキング防止性が不充分であり、0.965g/cm3
をこえると塊状の不均一故障やフィッシュアイ故障の発
生が多くなるだけでなくフィルム成形性が悪化し、縦方
向の引裂き強度が低下する。特に0.940〜0.960g/cm3の
高密度ポリエチレン樹脂が好ましい。
m3である。密度が0.930g/cm3未満では本発明の添加量範
囲ではブロッキング防止性が不充分であり、0.965g/cm3
をこえると塊状の不均一故障やフィッシュアイ故障の発
生が多くなるだけでなくフィルム成形性が悪化し、縦方
向の引裂き強度が低下する。特に0.940〜0.960g/cm3の
高密度ポリエチレン樹脂が好ましい。
また、PE樹脂のMFR(ASTM D-1238)が0.4〜5.0g/10分で
ある。MFRが0.4g/10分未満では本発明の主成分樹脂であ
る直鎖状超低密度ポリエチレン樹脂とのブレンド性が悪
く塊状の不均一故障やフィッシュアイ故障の発生が多
く、フィルム成形性も悪く実用化困難である。さらに縦
方向に分子配向しやすく引裂き強度の縦と横の差が大き
くなる。5.0g/10分をこえるとドローダウンが発生しや
すくなり、物理強度が低下し、ブロッキング防止効果が
減少する。特に1.0〜3.0g/10分のポリエチレン樹脂が好
ましい。
ある。MFRが0.4g/10分未満では本発明の主成分樹脂であ
る直鎖状超低密度ポリエチレン樹脂とのブレンド性が悪
く塊状の不均一故障やフィッシュアイ故障の発生が多
く、フィルム成形性も悪く実用化困難である。さらに縦
方向に分子配向しやすく引裂き強度の縦と横の差が大き
くなる。5.0g/10分をこえるとドローダウンが発生しや
すくなり、物理強度が低下し、ブロッキング防止効果が
減少する。特に1.0〜3.0g/10分のポリエチレン樹脂が好
ましい。
そして、PE樹脂のビカット軟化点が110℃以上である。
ビカット軟化点が110℃未満ではブロッキング防止効果
が本発明の添加量範囲では発揮されなくなる。特に好ま
しいのは120〜135℃のポリエチレン樹脂である。
ビカット軟化点が110℃未満ではブロッキング防止効果
が本発明の添加量範囲では発揮されなくなる。特に好ま
しいのは120〜135℃のポリエチレン樹脂である。
さらに、遮光性L−LDPE樹脂系フィルム層には、カーボ
ンブラックが0.1〜15重量%含まれている。0.1重量%未
満では遮光性の確保が不充分な上に、ブロッキング防止
効果、帯電防止効果、酸化防止効果、物理強度向上効果
が減少する。また15重量%をこえると輸送中の製品との
摩擦によりカーボンブラックが離脱し製品に付着して品
質を低下させるだけでなくヒートシール適性、防湿性等
が悪化する。特に好ましいのは0.5〜7.0重量%である。
ンブラックが0.1〜15重量%含まれている。0.1重量%未
満では遮光性の確保が不充分な上に、ブロッキング防止
効果、帯電防止効果、酸化防止効果、物理強度向上効果
が減少する。また15重量%をこえると輸送中の製品との
摩擦によりカーボンブラックが離脱し製品に付着して品
質を低下させるだけでなくヒートシール適性、防湿性等
が悪化する。特に好ましいのは0.5〜7.0重量%である。
このカーボンブラックは原料によりガスブラック、オイ
ルファーネスブラック、アントラセンブラック、アセチ
レンブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラッ
ク、サーマルブラック及びランプブラック等に分類され
る。
ルファーネスブラック、アントラセンブラック、アセチ
レンブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラッ
ク、サーマルブラック及びランプブラック等に分類され
る。
本発明の包装材料では遮光性、コスト、物性向上の目的
ではファーネスカーボンブラックが好ましく、高価では
あるが帯電防止効果を有する遮光性物質としてはアセチ
レン−カーボンブラック、ケッチェンカーボンブラック
が好ましい。必要により前者と後者を必要特性に従って
ミックスすることも好ましい。ただし、ケッチェンカー
ボンブラックは感光物質にかぶり(fog)を生じせしめ
やすく、原料の選択や添加剤や写真感光乳剤での対策が
場合により必要になる。一方、これらのカーボンブラッ
クの中では、ph5〜9特にph6〜8、平均粒子径10〜80m
μのものが好ましく、特にph6〜9、平均粒子径15〜50m
μのアセチレンカーボンブラック又はファーネスカーボ
ンブラックが好ましい。このようなph及び粒子径のもの
を使用することによって、カブリの発生が少なく、感光
度の増減の発生が少なく、遮光能力が大きく、塊状の不
均一故障、フッシュアイ故障及びピンホールが発生しに
くい等の数々の利点を有する包装材料を得ることができ
る。
ではファーネスカーボンブラックが好ましく、高価では
あるが帯電防止効果を有する遮光性物質としてはアセチ
レン−カーボンブラック、ケッチェンカーボンブラック
が好ましい。必要により前者と後者を必要特性に従って
ミックスすることも好ましい。ただし、ケッチェンカー
ボンブラックは感光物質にかぶり(fog)を生じせしめ
やすく、原料の選択や添加剤や写真感光乳剤での対策が
場合により必要になる。一方、これらのカーボンブラッ
クの中では、ph5〜9特にph6〜8、平均粒子径10〜80m
μのものが好ましく、特にph6〜9、平均粒子径15〜50m
μのアセチレンカーボンブラック又はファーネスカーボ
ンブラックが好ましい。このようなph及び粒子径のもの
を使用することによって、カブリの発生が少なく、感光
度の増減の発生が少なく、遮光能力が大きく、塊状の不
均一故障、フッシュアイ故障及びピンホールが発生しに
くい等の数々の利点を有する包装材料を得ることができ
る。
さらにまた、遮光性L−LDPE樹脂系フィルム層には、酸
化防止剤が0.01〜2.0重量%含まれている。酸化防止剤
の添加量が0.01重量%未満では酸化防止効果がほとんど
期待できず、2.0重量%をこえると写真感光材料のかぶ
り(fog)の発生や、感光度の増減変化が大きくなり実
用化に問題がある。又増量効果が少なくコストアップに
なるので経済性に問題がある。特に0.02〜0.5重量%が
好ましい。
化防止剤が0.01〜2.0重量%含まれている。酸化防止剤
の添加量が0.01重量%未満では酸化防止効果がほとんど
期待できず、2.0重量%をこえると写真感光材料のかぶ
り(fog)の発生や、感光度の増減変化が大きくなり実
用化に問題がある。又増量効果が少なくコストアップに
なるので経済性に問題がある。特に0.02〜0.5重量%が
好ましい。
この酸化防止剤の代表例を次に示す。
フェノール系 n−オクタデシル−3(3′,5′−ジ−t−ブチル4′
ヒドロキシフェニル)プロピネート、 2,6ジ−t−ブチル4−メチルフェノール、 2,6ジ−t−ブチル−p−クレゾール、 2,2′−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフ
ェノール)、 4,4′−チオビス(3−メチル6−t−ブチルフェノー
ル)、 4,4′−ブチリデンビス(3−メチル−6−t−ブチル
フェノール)、 ステアリル−β(3,5−ジ−4−ブチル4−ヒドロキシ
フェニル)プロピオネート、 1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t
−ブチルフェニル)ブタン、 1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、 オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4ヒドロ
キシフェニル)プロピオネート、 テトラキス〔メチレン−3(3′,5′−ジ−t−ブチル
−4′−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕メタン
等 硫黄系 ジラウリル−3,3′−チオジプロピオネート、 ジミリスチル−3,3′−チオジプロピオネート、 ラウリルステアリルチオジプロピオネート、ジステアリ
ル−3′−チオジプロピオネート、ジトリデシル−3,
3′−チオジプロピオネート等 燐系 トリノニルフェニルフォスファイト、 トリフェニルフォスファイト等 特に2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール(BHT)や低
揮発性の高分子量フェノール型酸化防止剤(商品名lrga
nox 1010,lrganox 1076,To-panoICA等)やジラウリルチ
オジプロピオネートやジステアリルチオジプロピオネー
トやジアルキスフォスフェート等の1つ以上、特に2つ
以上を併用するのが効果的である。
ヒドロキシフェニル)プロピネート、 2,6ジ−t−ブチル4−メチルフェノール、 2,6ジ−t−ブチル−p−クレゾール、 2,2′−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフ
ェノール)、 4,4′−チオビス(3−メチル6−t−ブチルフェノー
ル)、 4,4′−ブチリデンビス(3−メチル−6−t−ブチル
フェノール)、 ステアリル−β(3,5−ジ−4−ブチル4−ヒドロキシ
フェニル)プロピオネート、 1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t
−ブチルフェニル)ブタン、 1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、 オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4ヒドロ
キシフェニル)プロピオネート、 テトラキス〔メチレン−3(3′,5′−ジ−t−ブチル
−4′−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕メタン
等 硫黄系 ジラウリル−3,3′−チオジプロピオネート、 ジミリスチル−3,3′−チオジプロピオネート、 ラウリルステアリルチオジプロピオネート、ジステアリ
ル−3′−チオジプロピオネート、ジトリデシル−3,
3′−チオジプロピオネート等 燐系 トリノニルフェニルフォスファイト、 トリフェニルフォスファイト等 特に2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール(BHT)や低
揮発性の高分子量フェノール型酸化防止剤(商品名lrga
nox 1010,lrganox 1076,To-panoICA等)やジラウリルチ
オジプロピオネートやジステアリルチオジプロピオネー
トやジアルキスフォスフェート等の1つ以上、特に2つ
以上を併用するのが効果的である。
特に好ましいのはフェノール系酸化防止剤であり、市販
品としてはチバガイギー社のイルガノックス各種と住友
化学(株)のSumilizer BHT,Sumilizer BP-76,Sumilize
r WX-R,Sumilizer BP-101等がある。
品としてはチバガイギー社のイルガノックス各種と住友
化学(株)のSumilizer BHT,Sumilizer BP-76,Sumilize
r WX-R,Sumilizer BP-101等がある。
本発明のL−LDPE樹脂の分子量分布(重量平均分子量/
数平均分子量)がGPC法(ゲル・パーミエーション・ク
ロマトグラフ法)で測定した値が2.5以上になる必要が
ある。好ましくは3.5〜9.0特に4.0〜8.0のものがフィル
ム成形性、物理強度等の点で好ましい。
数平均分子量)がGPC法(ゲル・パーミエーション・ク
ロマトグラフ法)で測定した値が2.5以上になる必要が
ある。好ましくは3.5〜9.0特に4.0〜8.0のものがフィル
ム成形性、物理強度等の点で好ましい。
また、L−LDPE樹脂系フィルムには、脂肪酸アミド系滑
剤を0.01〜1.00重量%含ませることが好ましい。この脂
肪酸アミド系滑剤の代表的な市販品として以下に記載す
るものがある。
剤を0.01〜1.00重量%含ませることが好ましい。この脂
肪酸アミド系滑剤の代表的な市販品として以下に記載す
るものがある。
(1) オレイン酸アミド系滑剤;アーモスリップCP
(ライオン・アクゾ)、ニュートロン(日本精化)、ニ
ュートロンE−18(日本精化)、アマイドO(日東化
学)、アルフロ−E−10(日本油脂)、ダイヤミッドO
−200(日本化成)、ダイヤミッドG−200(日本化成)
等 (2) エルカ酸アミド系滑剤;アルフロ−P−10(日
本油脂)、ニュートロンS(日本精化)等 (3) ステアリン酸アミド系滑剤;アルフローS−10
(日本油脂)、ニュートロン2(日本精化)、ダイヤミ
ッド200(日本化成)等 (4) ビス脂肪酸アミド系滑剤;ビスアマイド(日本
化成)、ダイヤミッド200ビス(日本化成)、アーモワ
ックスEBS(ライオン・アクゾ)等 本発明の感光物質用包装材料は、写真感光材料、食料
品、医薬品、化学物質等あらゆる感光物質の包装に用い
ることができる。特に、わずかなガスや光や湿度により
品質が破壊されるハロゲン化銀写真感光材料、熱現像感
光材料、ジアゾ写真感光材料、直接ポジカラー感光材
料、感光性樹脂、自己現像型写真感光材料、拡散転写型
写真感光材料等の写真感光材料に最適である。
(ライオン・アクゾ)、ニュートロン(日本精化)、ニ
ュートロンE−18(日本精化)、アマイドO(日東化
学)、アルフロ−E−10(日本油脂)、ダイヤミッドO
−200(日本化成)、ダイヤミッドG−200(日本化成)
等 (2) エルカ酸アミド系滑剤;アルフロ−P−10(日
本油脂)、ニュートロンS(日本精化)等 (3) ステアリン酸アミド系滑剤;アルフローS−10
(日本油脂)、ニュートロン2(日本精化)、ダイヤミ
ッド200(日本化成)等 (4) ビス脂肪酸アミド系滑剤;ビスアマイド(日本
化成)、ダイヤミッド200ビス(日本化成)、アーモワ
ックスEBS(ライオン・アクゾ)等 本発明の感光物質用包装材料は、写真感光材料、食料
品、医薬品、化学物質等あらゆる感光物質の包装に用い
ることができる。特に、わずかなガスや光や湿度により
品質が破壊されるハロゲン化銀写真感光材料、熱現像感
光材料、ジアゾ写真感光材料、直接ポジカラー感光材
料、感光性樹脂、自己現像型写真感光材料、拡散転写型
写真感光材料等の写真感光材料に最適である。
本発明の感光物質用包装材料を例えば上記の写真感光材
料に適用する場合、1重平袋、二重平袋、自立袋、1重
ガゼット袋、2重ガゼット袋、単層L−LDPE樹脂系フィ
ルム、多層共押出しL−LDPE樹脂系フィルム、防湿箱の
内貼り、明室装填遮光箱の内貼り、遮光紙(バッキング
ペーパー)リーダー紙等公知のあらゆる形態に使用可能
である。
料に適用する場合、1重平袋、二重平袋、自立袋、1重
ガゼット袋、2重ガゼット袋、単層L−LDPE樹脂系フィ
ルム、多層共押出しL−LDPE樹脂系フィルム、防湿箱の
内貼り、明室装填遮光箱の内貼り、遮光紙(バッキング
ペーパー)リーダー紙等公知のあらゆる形態に使用可能
である。
製袋の方法は使用するL−LDPE樹脂系フィルムの性質に
応じて、ヒートシール、溶断シール、インパルスシー
ル、超音波シール、高周波シールなど、従来公知のプラ
スチックフィルムのシール法による。なお、また適宜の
接着剤、粘着剤などを使用して製袋することも可能であ
る。
応じて、ヒートシール、溶断シール、インパルスシー
ル、超音波シール、高周波シールなど、従来公知のプラ
スチックフィルムのシール法による。なお、また適宜の
接着剤、粘着剤などを使用して製袋することも可能であ
る。
本発明の感光物質用包装材料では、直鎖状超低密度ポリ
エチレン樹脂が柔軟性と耐寒性やヒートシール適性及び
衝撃穴あけ強度、引裂き強度等の物理強度を向上させ、
PE樹脂がブロッキング防止性を発揮しカーボンブラック
が遮光性、帯電防止性及びブロッキング防止性を付与す
るとともに物理強度を向上等させ、酸化防止剤が樹脂を
高温にしても焼けや着色が発生しないようにする。
エチレン樹脂が柔軟性と耐寒性やヒートシール適性及び
衝撃穴あけ強度、引裂き強度等の物理強度を向上させ、
PE樹脂がブロッキング防止性を発揮しカーボンブラック
が遮光性、帯電防止性及びブロッキング防止性を付与す
るとともに物理強度を向上等させ、酸化防止剤が樹脂を
高温にしても焼けや着色が発生しないようにする。
本発明の感光物質用包装材料の実施例を第1図から第8
図に基づいて説明する。
図に基づいて説明する。
第1図から第8図は感光物質用包装材料の層構成を示す
部分断面図である。
部分断面図である。
第1図の感光物質用包装材料は、遮光性L−LDPE樹脂系
フィルム層1aの単一フィルムで構成されている。
フィルム層1aの単一フィルムで構成されている。
第2図の感光物質用包装材料は、遮光性L−LDPE樹脂系
フィルム層1aと遮光性物質を含む熱可塑性樹脂フィルム
2aの二層からなる多層共押出し遮光フィルムIaで構成さ
れている。
フィルム層1aと遮光性物質を含む熱可塑性樹脂フィルム
2aの二層からなる多層共押出し遮光フィルムIaで構成さ
れている。
第3図の感光物質用包装材料は、遮光性L−LDPE樹脂系
フィルム層1a・1aの間に中間層3を積層した三層からな
る多層共押出し遮光フィルムIaで構成されている。
フィルム層1a・1aの間に中間層3を積層した三層からな
る多層共押出し遮光フィルムIaで構成されている。
第4図の感光物質用包装材料は、遮光性L−LDPE樹脂系
フィルム層1aと遮光性物質を含んだ熱可塑性樹脂フィル
ム層2aの間に、遮光性物質を含まない中間層3を積層し
た三層からなる多層共押出し遮光フィルムIaで構成され
ている。
フィルム層1aと遮光性物質を含んだ熱可塑性樹脂フィル
ム層2aの間に、遮光性物質を含まない中間層3を積層し
た三層からなる多層共押出し遮光フィルムIaで構成され
ている。
第5図の感光物質用包装材料は、遮光性L−LDPE樹脂系
フィルム層1aに接着層4を介してフレキシブルシート層
5を積層した三層で構成されている。
フィルム層1aに接着層4を介してフレキシブルシート層
5を積層した三層で構成されている。
第6図の感光物質用包装材料は、遮光性L−LDPE樹脂系
フィルム層1aにヒートシール層7を直接積層して構成さ
れている。
フィルム層1aにヒートシール層7を直接積層して構成さ
れている。
第7図の感光物質用包装材料は、第2図に示す多層共押
出し遮光フィルムIaに接着層4を介してフレキシブルシ
ート層5を積層して構成されている。
出し遮光フィルムIaに接着層4を介してフレキシブルシ
ート層5を積層して構成されている。
第8図の感光物質用包装材料は、第2図に示す多層共押
出し遮光フィルムIaに接着層4を介して金属箔6及びフ
レキシブルシート層5を積層して構成されている。
出し遮光フィルムIaに接着層4を介して金属箔6及びフ
レキシブルシート層5を積層して構成されている。
次に、本発明品I、II、比較品I、II及び従来品Iの特
性を比較した実験結果について説明する。
性を比較した実験結果について説明する。
本発明品I 密度が0.910g/cm3、MFRが2.0g/10分、ビカット軟化点が
93℃のエチレンと4メチルペンテン−1との共重合体樹
脂である直鎖状超低密度ポリエチレン樹脂76.8重量%
と、密度が0.954g/cm3、MFRが1.1g/10分、ビカット軟化
点が126℃のHDPE樹脂20重量%と、ファーネスカーボン
ブラック3重量%と、酸化防止剤0.2重量%とからなる
厚さ70μmの遮光性L−LDPE樹脂系フィルム層のみから
なる包装材料である。
93℃のエチレンと4メチルペンテン−1との共重合体樹
脂である直鎖状超低密度ポリエチレン樹脂76.8重量%
と、密度が0.954g/cm3、MFRが1.1g/10分、ビカット軟化
点が126℃のHDPE樹脂20重量%と、ファーネスカーボン
ブラック3重量%と、酸化防止剤0.2重量%とからなる
厚さ70μmの遮光性L−LDPE樹脂系フィルム層のみから
なる包装材料である。
本発明品II 密度が0.915g/cm3、MFRが2.3g/10分、ビカット軟化点が
97℃のエチレンと4メチルペンテン−1との共重合体樹
脂である直鎖状超低密度ポリエチレン樹脂81.8重量%
と、本発明品Iと同一のHDPE樹脂15重量%と、ファーネ
スカーボンブラック3重量%と、酸化防止剤0.2重量%
とからなる厚さ70μmの遮光性L−LDPE樹脂系フィルム
層のみからなる包装材料である。
97℃のエチレンと4メチルペンテン−1との共重合体樹
脂である直鎖状超低密度ポリエチレン樹脂81.8重量%
と、本発明品Iと同一のHDPE樹脂15重量%と、ファーネ
スカーボンブラック3重量%と、酸化防止剤0.2重量%
とからなる厚さ70μmの遮光性L−LDPE樹脂系フィルム
層のみからなる包装材料である。
比較品I 密度が0.930g/cm3、MFRが2.0g/10分、ビカット軟化点が
112℃のエチレンとオクテン−1の共重合体樹脂である
L−LDPE樹脂97重量%とファーネスカーボンブラック3
重量%とからなる厚さ70μmのフィルム層のみからなる
包装材料である。
112℃のエチレンとオクテン−1の共重合体樹脂である
L−LDPE樹脂97重量%とファーネスカーボンブラック3
重量%とからなる厚さ70μmのフィルム層のみからなる
包装材料である。
比較品II 本発明品Iと同一の直鎖状超低密度ポリエチレン樹脂9
4.5重量%と、ファーネスカーボンブラックが3重量%
と酸化防止剤2.5重量%とからなる厚さ70μmのフィル
ム層のみからなる包装材料である。
4.5重量%と、ファーネスカーボンブラックが3重量%
と酸化防止剤2.5重量%とからなる厚さ70μmのフィル
ム層のみからなる包装材料である。
従来品I 密度が0.923g/cm3、MFRが2.4g/10分のLDPE樹脂96.7重量
%と、ファーネスカーボンブラック3重量%と、酸化防
止剤0.3重量%とからなる厚さ70μmのフィルム層のみ
からなる包装材料である。
%と、ファーネスカーボンブラック3重量%と、酸化防
止剤0.3重量%とからなる厚さ70μmのフィルム層のみ
からなる包装材料である。
実験結果を第1表に示す。
評価は下記による。
◎…非常に優れている ○…優れている ●…可(実用限度内) ▲…問題あり(改良必要) ×…実用不可 ※A写真性 ASA 100の感光度を有する写真シートフィルを各試料を
用いた平袋に入れ完全密封後8万ルックスの光に1時間
さらし、試料の遮光性を写真フィルムを現像してそのか
ぶり(fog)の程度により検出評価する。
用いた平袋に入れ完全密封後8万ルックスの光に1時間
さらし、試料の遮光性を写真フィルムを現像してそのか
ぶり(fog)の程度により検出評価する。
その他に上記完全密封袋に入れた状態で50℃80%RHの部
屋に3日間放置後現像・定着処理し感光度、諧調、濃
度、かぶり(fog)等の変化とタイプ品(50℃80%の部
屋にいれる前の写真シートフィルム)との比較により評
価する。
屋に3日間放置後現像・定着処理し感光度、諧調、濃
度、かぶり(fog)等の変化とタイプ品(50℃80%の部
屋にいれる前の写真シートフィルム)との比較により評
価する。
※Bフィルム成形性 インフレーションフィルム成形機を用いて本発明のイン
フレーションフィルムを成形した時のモーター負荷(電
流値)、バブルの安定性、フロストラインの位置、フィ
ッシュアイ故障や塊状の不均一やフィルムしわやフィル
ム厚みムラ等のインフレーションフィルム成形総合適性
により評価する。
フレーションフィルムを成形した時のモーター負荷(電
流値)、バブルの安定性、フロストラインの位置、フィ
ッシュアイ故障や塊状の不均一やフィルムしわやフィル
ム厚みムラ等のインフレーションフィルム成形総合適性
により評価する。
※Cブロッキング防止性 インフレーション成形した直後の2枚の包装材料(巾15
mm)の開端を片側45gの荷重で剥離角度180度で剥離する
際の抵抗値により剥離抵抗小のものを優れていると判定
した。
mm)の開端を片側45gの荷重で剥離角度180度で剥離する
際の抵抗値により剥離抵抗小のものを優れていると判定
した。
※D製袋適性 本発明の包装材料を用いて密封袋を作成する時に必要な
内、外層の溶融温度差、低温ヒートシール性、ヒートシ
ール強度、ホットタック性、夾雑物シール性、経時ヒー
トシール強度、カーリング等の特性が優れておりピンホ
ールの発生がなく、物流時でも破袋しにくく、低温でも
ヒートシール可能な感光物質用包装袋の製造しやすやよ
り評価する。
内、外層の溶融温度差、低温ヒートシール性、ヒートシ
ール強度、ホットタック性、夾雑物シール性、経時ヒー
トシール強度、カーリング等の特性が優れておりピンホ
ールの発生がなく、物流時でも破袋しにくく、低温でも
ヒートシール可能な感光物質用包装袋の製造しやすやよ
り評価する。
※E物理強度 感光物質用包装材料に要求される引裂き強度(JIS P811
6に準ずる)、衝撃穴あけ強度(JIS P8134に準ずる)、
破裂強度(JIS P8112に準ずる)、ヒートシール強度等
を総合評価する。
6に準ずる)、衝撃穴あけ強度(JIS P8134に準ずる)、
破裂強度(JIS P8112に準ずる)、ヒートシール強度等
を総合評価する。
※Fカーボンブラックの分散性 本発明のカーボンブラックを含むインフレーションフィ
ルムをインフレーションフィルム成形機を用いて製造し
た時の遮光性、フィッシュアイ故障や塊状の不均一故障
の発生度合等により評価する。遮光性評価法は※A写真
性と同一である。
ルムをインフレーションフィルム成形機を用いて製造し
た時の遮光性、フィッシュアイ故障や塊状の不均一故障
の発生度合等により評価する。遮光性評価法は※A写真
性と同一である。
※G柔軟性 剛性(JIS P8125に準ずる)及び二方シール平袋の開口
部(製品挿入部)を折り曲げる時の手の触感により評価
する。
部(製品挿入部)を折り曲げる時の手の触感により評価
する。
本発明は、以上のように構成したので、柔軟で耐寒性や
衝撃穴明け強度が優れ、ブロッキングが発生せず、かつ
カーボンブラックの分散性が優れているので塊状の不均
一故障やフィッシュアイ故障の発生が少なく、さらに低
温ヒートシール性が優れている。
衝撃穴明け強度が優れ、ブロッキングが発生せず、かつ
カーボンブラックの分散性が優れているので塊状の不均
一故障やフィッシュアイ故障の発生が少なく、さらに低
温ヒートシール性が優れている。
第1図から第8図は、本発明の感光物質用包装材料の実
施例の層構成を示す部分断面図である。 1a……遮光性L−LDPE樹脂系フィルム層 2、2a……熱可塑性樹脂フィルム層 3、3a……中間層、4、4a……接着層 5、5a……フレキシブルシート層 Ia……多層共押出し遮光フィルム a;遮光性物質を含んでいることを示す
施例の層構成を示す部分断面図である。 1a……遮光性L−LDPE樹脂系フィルム層 2、2a……熱可塑性樹脂フィルム層 3、3a……中間層、4、4a……接着層 5、5a……フレキシブルシート層 Ia……多層共押出し遮光フィルム a;遮光性物質を含んでいることを示す
Claims (1)
- 【請求項1】密度が0.870〜0.918g/cm3、メルトフロー
レートが0.3〜5.0g/10分、ビカット軟化点が99℃以下の
直鎖状超低密度ポリエチレン樹脂40〜97重量%と、密度
が0.930〜0.965g/cm3、メルトフローレートが0.4〜5.0g
/10分、ビカット軟化点が110℃以上のポリエチレン樹脂
3〜50重量%と、カーボンブラック0.1〜15重量%と、
酸化防止剤0.01〜2.0重量%とを含む遮光性直鎖状低密
度ポリエチレン樹脂系フィルム層を具備することを特徴
とする感光物質用包装材料
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63040302A JPH07101295B2 (ja) | 1988-02-23 | 1988-02-23 | 感光物質用包装材料 |
DE68926542T DE68926542T2 (de) | 1988-02-23 | 1989-02-22 | Verpackungsmaterial für lichtempfindliche Stoffe |
US07/313,870 US5073437A (en) | 1988-02-23 | 1989-02-22 | Packaging material for photosensitive materials |
EP89103071A EP0330168B1 (en) | 1988-02-23 | 1989-02-22 | Packing material for photosensitive materials |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63040302A JPH07101295B2 (ja) | 1988-02-23 | 1988-02-23 | 感光物質用包装材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01214435A JPH01214435A (ja) | 1989-08-28 |
JPH07101295B2 true JPH07101295B2 (ja) | 1995-11-01 |
Family
ID=12576820
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP63040302A Expired - Fee Related JPH07101295B2 (ja) | 1988-02-23 | 1988-02-23 | 感光物質用包装材料 |
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EP (1) | EP0330168B1 (ja) |
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EP0326181B1 (en) * | 1988-01-29 | 1995-04-05 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Packaging material for photosensitive materials |
-
1988
- 1988-02-23 JP JP63040302A patent/JPH07101295B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1989
- 1989-02-22 DE DE68926542T patent/DE68926542T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1989-02-22 EP EP89103071A patent/EP0330168B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1989-02-22 US US07/313,870 patent/US5073437A/en not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
---|---|
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DE68926542T2 (de) | 1996-09-26 |
EP0330168A2 (en) | 1989-08-30 |
US5073437A (en) | 1991-12-17 |
DE68926542D1 (de) | 1996-07-04 |
JPH01214435A (ja) | 1989-08-28 |
EP0330168B1 (en) | 1996-05-29 |
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