JPH087208A - 磁気テープ記録再生装置 - Google Patents

磁気テープ記録再生装置

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JPH087208A
JPH087208A JP6140589A JP14058994A JPH087208A JP H087208 A JPH087208 A JP H087208A JP 6140589 A JP6140589 A JP 6140589A JP 14058994 A JP14058994 A JP 14058994A JP H087208 A JPH087208 A JP H087208A
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recording
magnetic
data
magnetic tape
rotary head
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Katsumi Ikeda
克巳 池田
Takuji Himeno
卓治 姫野
Takashi Ietoku
隆史 家徳
Takanobu Sano
高信 佐野
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Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノントラッキング方式の記録再生装置におい
て、コンピュータ用プログラムなどのデータを正確に記
録・再生できるようにする。 【構成】 回転ヘッドドラム上に所定の回転角だけ離れ
た位置に配置され第1のアジマス角の磁気ヘッドA1及
びA2と、ドラム上に所定の回転角だけ離れた位置に配
置され第2のアジマス角の磁気ヘッドB1及びB2と、
記録信号を磁気ヘッドA1及びB1に供給する記録タイ
ミング制御手段13と、磁気ヘッドA1及びA2の再生
信号を合成すると共に磁気ヘッドB1及びB2の再生信
号を合成する再生信号合成手段14とを備え、記録時に
は、記録タイミング制御手段13の制御で、磁気ヘッド
A1,B1に、回転ヘッドドラム11の1回転毎に交互
に記録信号を供給して磁気テープに記録させ、再生時に
は、各磁気ヘッドA1,A2,B1及びB2から、回転
ヘッドドラム11の各回転毎に再生される信号を再生信
号合成手段14に供給して合成させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データストリーマと称
されるデータ記録再生装置に適用して好適な磁気テープ
記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】回転ヘッドドラム上に配された磁気ヘッ
ドを使用して磁気テープにデジタルデータを記録すると
共に、この記録データを再生する記録再生装置が各種開
発されている。この回転ヘッドドラムを使用した記録再
生装置は、磁気テープの長手方向に対して傾斜したトラ
ックを順次形成させて、データを記録させる。
【0003】この場合、通常は再生時に、磁気ヘッドが
磁気テープ上に形成されたトラックを正確にトレースす
るようにトラッキング制御を行う必要があり、テープの
走行系や回転ヘッドドラムの回転位相などを精密に制御
する必要があり、装置の構成が複雑になっていたと共
に、正確にトラックをトレースできる程度に、ある程度
トラック幅を広くする必要があり、磁気テープへの記録
密度を高くするのに限度があった。
【0004】これに対し本出願人は先に、トラッキング
制御などを必要としない(いわゆるノントラッキング方
式)で、磁気テープから正確に記録データを再生するこ
とができる記録再生装置を開発した。図11はこの記録
再生装置の回転ヘッドドラムの構成を示す図で、図中1
は回転ヘッドドラムを示し、この回転ヘッドドラム1に
は、所定箇所に近接して磁気ヘッドAR と磁気ヘッドB
とが配置されている。この場合、磁気ヘッドAR と磁気
ヘッドBとは、アジマス角を一方と他方に変えてあり、
磁気ヘッドAR は記録専用のヘッドで、磁気ヘッドBは
記録・再生兼用のヘッドである。そして、この磁気ヘッ
ドBと回転角で180°離れた位置に再生専用の磁気ヘ
ッドAP が配置されている。この磁気ヘッドAP のアジ
マス角は、記録専用のヘッドAR と等しくしてある。そ
して、この回転ヘッドドラム1には、磁気テープTが約
100°の角度範囲巻き付けてある。
【0005】この記録再生装置で記録を行う際の処理を
図12及び図14を参照して説明する。まず、磁気テー
プTを一定速度で走行させると共に、回転ヘッドドラム
1を所定速度で回転させて、回転ヘッドドラム1が最初
に1回転する期間で、図12(a)に示すように、磁気
ヘッドAR が磁気テープTを走査するときに記録Raを
行い、図14に示す一方の記録アジマス角の傾斜トラッ
クTaを形成させる。そして、次に回転ヘッドドラム1
が1回転する期間で、図12(b)に示すように、磁気
ヘッドBが磁気テープTを走査するときに記録Rbを行
い、図14に示す他方の記録アジマス角の傾斜トラック
Tbを、トラックTaに隣接して形成させる。以下、回
転ヘッドドラム1の1回転毎にトラックTaとトラック
Tbとを交互に形成させる。
【0006】この場合、図12(a),(b)に示すよ
うに、一方の磁気ヘッドAR 又はBで記録している回転
期間では、他方の磁気ヘッドB又はAR では記録をさせ
ないと共に、再生専用の磁気ヘッドAP は図12(c)
に示すように記録中は全く使用しない。
【0007】次に、再生を行う際の処理を図13及び図
14を参照して説明する。この場合にも、記録時と同様
に磁気テープTを一定速度で走行させると共に、回転ヘ
ッドドラム1を所定速度(記録時と同じ速度)で回転さ
せて、回転ヘッドドラム1が最初に1回転する期間で、
図13(b)に示すように、磁気ヘッドBが磁気テープ
Tを走査するときに再生Paを行い、この再生Paから
約180°ドラムが回転した後に、磁気ヘッドAP が磁
気テープTを走査するときに、図13(c)に示すよう
に再生Pbを行う。この再生Pa,Pbがトラック上を
トレースする軌跡が、図14に示す軌跡Pa,Pbであ
るとする。
【0008】そして、次に回転ヘッドドラム1が最初に
1回転する期間で、図13(b)に示すように、磁気ヘ
ッドBが磁気テープTを走査するときに再生Pcを行
い、この再生Pcから約180°ドラムが回転した後
に、磁気ヘッドAP が磁気テープTを走査するときに、
図13(c)に示すように再生Pdを行う。このとき、
この再生Pc,Pdの軌跡は、図14に示すように、そ
れぞれ軌跡Pa,Pbから約1トラック幅だけずれたも
のとなる。なお、記録専用の磁気ヘッドAR は、図13
(a)に示すように再生中は全く使用しない。この再生
は、図12の記録処理と図13の再生処理とを比較する
と判るように、記録時の2倍の密度で再生されることに
なる。
【0009】このように再生することで、磁気ヘッドA
P での再生信号Pa,Pcでは、一方の記録アジマス角
のトラックTaから再生した信号が得られ、磁気ヘッド
Bでの再生信号Pb,Pdでは、他方の記録アジマス角
のトラックTbから再生した信号が得られる。そして、
本例の場合には再生時のトラッキング制御をしていない
ので、図14に示すように、再生ヘッドの軌跡がトラッ
クの形成状態と一致していないことが考えられるが、再
生信号Paと再生信号Pcとを合成することで、1本の
トラックTaの記録信号がほぼ完全に得られる。同様
に、再生信号Pbと再生信号Pdとを合成することで、
1本のトラックTbの記録信号がほぼ完全に得られる。
【0010】このように、記録時の2倍の密度で再生す
ることで、トラッキング制御をすることなく、正確な記
録信号の再生ができる。従って、この方式によると再生
時のトラッキング制御を考慮しないでトラック幅を設定
することができ、高い記録密度を実現することができ
る。そして、この例では記録時の2倍の密度で再生して
いるにもかかわらず、回転ヘッドドラムの回転速度が記
録と再生で同じであり、回転ヘッドドラムの駆動系の構
成を簡単にすることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この方式の
記録再生装置で記録される信号がオーディオ信号の場合
には、このような再生処理で得られる信号に部分的な欠
落があっても、補間処理で欠落部分の信号を推定して、
オーディオ信号を再生処理する上で不都合がないように
しているが、コンピュータ用プログラムなどのデータを
記録する場合には、再生信号の欠落が完全にないように
する必要があり、上述した方式の記録再生装置の記録再
生処理では充分でなかった。また、コンピュータ用プロ
グラムなどのデータを記録する場合には、記録時にも記
録データの欠落がないように完全な記録ができるように
する必要があった。
【0012】本発明はかかる点に鑑み、簡単な制御で記
録密度を向上させることができるノントラッキング方式
の記録再生装置において、コンピュータ用プログラムな
どのデータを正確に記録・再生できるようにすることを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、例えば図1及
び図3に示すように、回転ヘッドドラムに取付けられた
磁気ヘッドを、この回転ヘッドドラムに所定角度巻き付
けられた磁気テープの長手方向に対して傾斜させて走査
させることにより、第1及び第2のアジマス角の記録ト
ラックを磁気テープ上に順次交互に形成してなる磁気テ
ープ記録再生装置において、回転ヘッドドラム11上の
互いに所定の回転角間隔だけ離れた位置に配置され第1
のアジマス角の第1及び第2の磁気ヘッドA1及びA2
と、回転ヘッドドラム11上の互いに所定の回転角間隔
だけ離れた位置に配置され第2のアジマス角の第3及び
第4の磁気ヘッドB1及びB2と、記録信号を第1及び
第3の磁気ヘッドA1及びB1に供給する記録タイミン
グ制御手段13と、第1及び第2の磁気ヘッドA1及び
A2の再生信号を合成すると共に第3及び第4の磁気ヘ
ッドB1及びB2の再生信号を合成する再生信号合成手
段14とを備え、記録時には、記録タイミング制御手段
13の制御で、第1の磁気ヘッドA1と第3の磁気ヘッ
ドB1とに、回転ヘッドドラム11の1回転毎に交互に
記録信号を供給して磁気テープに記録させ、再生時に
は、第1,第2,第3及び第4の磁気ヘッドA1,A
2,B1及びB2から、回転ヘッドドラム11の各回転
毎に再生される信号を再生信号合成手段14に供給して
合成させるようにしたものである。
【0014】また本発明は、例えば図1及び図3に示す
ように、回転ヘッドドラムに取付けられた磁気ヘッド
を、この回転ヘッドドラムに所定角度巻き付けられた磁
気テープの長手方向に対して傾斜させて走査させること
により、第1及び第2のアジマス角の記録トラックを磁
気テープ上に順次交互に形成してなる磁気テープ記録再
生装置において、回転ヘッドドラム11上の互いに所定
の回転角間隔だけ離れた位置に配置され第1のアジマス
角の第1及び第2の磁気ヘッドA1及びA2と、回転ヘ
ッドドラム11上の互いに所定の回転角間隔だけ離れた
位置に配置され第2のアジマス角の第3及び第4の磁気
ヘッドB1及びB2と、記録信号を第1及び第3の磁気
ヘッドA1及びB1に供給する記録タイミング制御手段
13と、第2及び第4の磁気ヘッドA2及びB2の再生
信号に含まれるエラー検出符号を使用してエラー検出を
行うエラー検出手段13とを備え、記録タイミング制御
手段13の制御で、第1の磁気ヘッドA1と第3の磁気
ヘッドB1とに、回転ヘッドドラム11に交互に記録信
号を供給して磁気テープに記録させると共に、この記録
と並行して第2及び第4の磁気ヘッドA2及びB2の再
生信号をエラー検出手段13で検出して、磁気テープへ
の記録状態の良否判定を行うようにしたものである。
【0015】また、この場合にエラー検出手段での良否
判定で、記録状態が不良であると判定された記録信号
を、所定期間後に再度記録タイミング制御手段13から
第1及び第3の磁気ヘッドA1及びB1に供給して磁気
テープに記録させるようにしたものである。
【0016】
【作用】本発明によると、記録時にはドラムが2回転す
ることで、第1の磁気ヘッドA1と第3の磁気ヘッドB
1とで2本のトラックに記録が行われ、再生時にはドラ
ムの1回転毎に4個の磁気ヘッドA1,A2,B1,B
2でそれぞれ走査が行われ、記録時の4倍の密度で再生
が行われることになる。従って、再生時の走査密度が充
分に高く、記録データを完全に再生することが可能にな
る。この場合、本発明では回転ヘッドドラムの回転速度
が記録と再生で同じであるので、記録時と再生時の回転
ヘッドドラムの回転制御を同じ状態で行え、回転ヘッド
ドラムの制御系の構成を簡単にすることができる。
【0017】また本発明によると、記録と同時に記録ヘ
ッドとは別のヘッドで再生し、再生信号に含まれるエラ
ー検出符号を使用してエラー検出を行うことで、正確に
記録できたか否かの判別が、記録信号と再生信号とを正
確に照合させることなく、エラー検出だけで簡単にでき
る。
【0018】また、この場合に記録状態が不良であると
判定された記録信号を、所定期間後に再度磁気テープに
記録させることで、記録信号の部分的な欠落を防止する
ことができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図10を参
照して説明する。
【0020】本例においては、コンピュータ用のデータ
を記録再生するデータストリーマに適用したもので、ス
トリーマの構成を図1に示し、このストリーマと接続さ
れる外部機器(ホストコンピュータなど)の構成を図2
に示す。
【0021】まず、ストリーマの構成を図1を参照して
説明すると、図1において12は外部の機器と接続する
ためのインターフェースを示し、このインターフェース
12に外部から供給されるデータを、データ処理回路1
3に供給する。このデータ処理回路13は、データ処理
用のメモリ14が接続され、外部から供給されるデータ
を記録用のデータに変換する処理を行うと共に、再生デ
ータを出力用のデータに変換する処理が行われ、外部か
ら供給されるデータを所定ブロックに分割し、各ブロッ
ク毎にブロック番号のデータとエラー訂正符号を付加す
る処理が行われる。これらのデータ処理回路13は、こ
のストリーマの各部の動作を制御するマイクロコンピュ
ータである中央制御装置(CPU)21の制御に基づい
て行われる。
【0022】そして、データ処理回路13で記録用に処
理された記録データを、変調回路15にて記録用の変調
処理を行って記録信号とし、この記録信号をRFアンプ
16,17に供給する。この場合、RFアンプ16とR
Fアンプ17とには、1トラック分の記録データ毎に交
互に供給する(1トラック分のデータは複数ブロックで
構成される)。そして、RFアンプ16には、ロータリ
ートランス18を介して回転ヘッドドラム(図示せず)
内の磁気ヘッドA1,A2が接続してあり、RFアンプ
16で増幅処理された記録RF信号を磁気ヘッドA1に
供給して磁気テープに記録させる。また、RFアンプ1
7には、ロータリートランス18を介して回転ヘッドド
ラム内の磁気ヘッドB1,B2が接続してあり、RFア
ンプ17で増幅処理された記録RF信号を磁気ヘッドB
1に供給して磁気テープに記録させる。
【0023】また、磁気ヘッドA1,A2の再生信号
を、ロータリートランス18を介してRFアンプ16に
供給するようにしてあり、このRFアンプ16で増幅さ
れた再生RF信号を再生信号を検波回路19で検波し
て、再生データとそのクロック成分を検出してデータ処
理回路13に供給する。
【0024】さらに、磁気ヘッドB1,B2の再生信号
を、ロータリートランス18を介してRFアンプ17に
供給するようにしてあり、このRFアンプ17で増幅さ
れた再生RF信号を再生信号を検波回路20で検波し
て、再生データとそのクロック成分を検出してデータ処
理回路13に供給する。
【0025】そして、データ処理回路13では、再生デ
ータをデータメモリ14を使用して1トラックずつのデ
ータに復元する合成処理を行うと共に、再生データに付
加されたエラー訂正符号を使用してエラー検出及びエラ
ー訂正処理を行う。そして、これらの処理により各トラ
ックのデータが完全なデータとなった段階で、インター
フェース12にクロックと共に供給し、接続された外部
の機器側に再生データを伝送させる。
【0026】なお、本例の場合には磁気ヘッドA1と磁
気ヘッドB1とを使用した記録時に、磁気ヘッドA2と
磁気ヘッドB2とを使用して、記録された信号を記録直
後に再生するようにしてあり、この場合にデータ処理回
路13に供給される再生データは、この再生データに含
まれる訂正符号を使用して各ブロック毎にエラー検出を
行う。そして、検出したエラーの有無のデータを、各ブ
ロック毎のアドレスデータを付加してインターフェース
12から外部機器に供給する。
【0027】また、本例の中央制御装置21には制御プ
ログラムなどが記憶されたRAM22が接続される。そ
して、この中央制御装置21からの指令に基づいて、回
転ヘッドドラム用モータ24を、ドラムモータ駆動回路
23の制御で所定速度に回転駆動させる。この場合、回
転ヘッドドラムの回転状態が周波数発生器(FG)25
で検出される。また、この記録再生装置に装着される磁
気テープのドラムへの巻き付けなどを行うコントロール
モータ27を、中央制御装置21からの指令に基づいた
コントロールモータ駆動回路26の制御で駆動させる。
この場合、磁気テープの巻き付け状態などがセンサ28
で検出される。
【0028】ここで、本例の回転ヘッドドラムの磁気ヘ
ッドの配置を図3に示すと、図中11は回転ヘッドドラ
ムを示し、この回転ヘッドドラム11には、所定箇所に
近接して磁気ヘッドA1と磁気ヘッドB1とが配置され
ている。この場合、磁気ヘッドA1と磁気ヘッドB1と
は、アジマス角を一方と他方に変えてあり、1トラック
分だけ磁気ヘッドA1,B1の取付け高さを変えてあ
る。この磁気ヘッドA1,B1は、記録・再生兼用のヘ
ッドである。
【0029】そして、この磁気ヘッドA1,B1と回転
角で180°離れた位置に、2個の再生専用の磁気ヘッ
ドA2,B2が近接して配置してある。この2個の磁気
ヘッドA2と磁気ヘッドB2についても、アジマス角を
一方と他方に変えてある(磁気ヘッドA1とA2が一方
のアジマス角,磁気ヘッドB1とB2が他方のアジマス
角)と共に、1トラック分だけ取付け高さを変えてあ
る。
【0030】そして、一方の組の磁気ヘッドA1,B1
に対する他方の組の磁気ヘッドA2,B2の取付け高さ
を、数トラック分(ここでは6トラックとする)だけず
らしてある。そして、この回転ヘッドドラム1には、磁
気テープTを約100°の角度範囲巻き付けてある。
【0031】このように4個の磁気ヘッドを配置したこ
とで、この回転ヘッドドラム11を1回転させること
で、各磁気ヘッドで図4に示す走査が行われる。即ち、
回転ヘッドドラム11が1回転して、磁気ヘッドA1が
図4にA1として示す軌跡でトラック上を走査したと
き、磁気ヘッドB1はテープ走行方向に対して1トラッ
ク遅れた隣のトラックを走査する軌跡B1が得られ、磁
気ヘッドA2の軌跡A2は磁気ヘッドA1の軌跡A1か
ら6トラック遅れた軌跡となり、磁気ヘッドB2の軌跡
B2は磁気ヘッドB1の軌跡B1から6トラック遅れた
軌跡となる。
【0032】なお、本例の場合には磁気テープを往復使
用するシステムとされ、磁気テープを装着したカセット
の表面を上にして装着したとき、磁気テープの上段の一
方向への記録及び再生ができ、磁気テープを装着したカ
セットの裏面を上にして装着したとき、磁気テープの下
段の他方向への記録及び再生ができるようにしてあり、
図4などに示されるテープパターンは、片方向の記録,
再生パターンだけを示してある。
【0033】また本例の場合には、再生時に磁気ヘッド
の走査軌跡を記録トラックと一致させるトラッキング制
御は行わない。
【0034】次に、このような構成のデータストリーマ
と接続される外部機器の構成を図2に示すと、図中10
は図1に示すデータストリーマ全体を示し、このストリ
ーマ10は、データ変換装置30を介してホストコンピ
ュータ40と接続される。ホストコンピュータ40は、
メインの演算処理部である中央制御装置41と、演算処
理に使用するデータを格納するメモリ42と、ハードデ
ィスクなどを使用した大容量データ記憶部であるディス
クユニット43とを備え、ディスクユニット43はイン
ターフェース44を介して各部とデータの伝送を行うバ
スラインと接続される。このバスラインとしては、デー
タ用のバスラインと、この伝送されるデータのアドレス
データを伝送するためのバスラインとが用意されてい
る。そして、このそれぞれのバスラインには、データ変
換装置30と接続するためのインターフェース45が接
続してある。
【0035】そして、ホストコンピュータ40のインタ
ーフェース45からデータ変換装置30に送出されたデ
ータは、データ変換装置30内でデータストリーマ10
が受信できる構成のデータに変換され、データストリー
マ10内のインターフェース12に伝送される。また、
データストリーマ10内のインターフェース12からデ
ータ変換装置30に送出されたデータは、データ変換装
置30内でホストコンピュータ40が受信できる構成の
データに変換され、ホストコンピュータ40内のインタ
ーフェース44に伝送される。
【0036】次に、本例のデータストリーマを使用して
ホストコンピュータ40から供給されるデータを磁気テ
ープに記録する場合の処理について説明する。図5は、
本例の記録タイミングを示す図で、回転ヘッドドラム1
1が最初に1回転する期間では、図5(c),(d)に
示すように、まず磁気ヘッドA2と磁気ヘッドB2と
が、磁気テープTを走査するタイミングP1,P2で、
隣接した2トラックを再生する(但し記録開始時には記
録トラックが無い部分を再生することになる)。そし
て、図5(a)に示すように、磁気ヘッドA1が磁気テ
ープTを走査するタイミングR1で、1トラック分の記
録が行われる。このとき、別の記録用磁気ヘッドB1で
は、図5(b)に示すように、磁気テープTを走査する
タイミングでも記録が行われない。
【0037】そして、回転ヘッドドラム11が次に1回
転する期間では、図5(c),(d)に示すように、磁
気ヘッドA2と磁気ヘッドB2とが、磁気テープTを走
査するタイミングP3,P4で、隣接した2トラックを
再生する。そして、図5(b)に示すように、磁気ヘッ
ドB1が磁気テープTを走査するタイミングR2で、1
トラック分の記録が行われる。このとき、別の記録用磁
気ヘッドA1では、図5(a)に示すように、磁気テー
プTを走査するタイミングでも記録が行われない。
【0038】このようにして、回転ヘッドドラム11が
1回転する毎に、1トラックずつ記録される。このと
き、アジマス角の異なる磁気ヘッドA1と磁気ヘッドB
1とを交互に使用して記録するので、一方の記録アジマ
ス角のトラックと他方の記録アジマス角のトラックとが
交互に形成される。
【0039】そして、この記録中の磁気ヘッドA1,B
1とは別の磁気ヘッドA2,B2で再生を行っているの
で、記録された信号が直ちに再生される。ここで、本例
では図4に示すように、磁気ヘッドA2,B2で走査す
るトラックが、磁気ヘッドA1,B1で走査するトラッ
クから6トラック遅れたトラックであるので、記録を開
始してから6トラック記録が進んだ時点で、磁気ヘッド
A2,B2で記録された信号が再生されるようになり、
以後6トラックずつ遅れて記録信号が再生される。
【0040】そして、この記録中の再生信号より検出し
た再生データをデータ処理回路13に供給して、この再
生データに含まれる訂正符号を使用して、ブロック毎に
エラー検出を行う。そして、エラーが検出されたときに
は、この記録エラーが発生したブロックのアドレスデー
タ(トラック番号及びブロック番号のデータ)を、デー
タ処理回路13からインターフェース12を介してデー
タ変換装置30に伝送する。データ変換装置30側で
は、この記録エラーが発生した箇所のアドレスデータを
記憶しておく。
【0041】そして、このときにホストコンピュータ4
0から供給される1単位のデータの記録が終了すると、
データ変換装置30では記録エラーが発生した箇所のデ
ータを、ホストコンピュータ40から再度伝送させるよ
うに、ホストコンピュータ40に指令を送る。そして、
この指令によりホストコンピュータ40から出力される
データを、データ変換装置30を介してデータストリー
マ10に伝送させ、再度磁気テープに記録させる処理を
行う。このときにも、図5に示すように、記録された信
号を直後に再生して、記録エラーの有無をチェックし、
記録エラーを検出したときには、さらに同じデータの記
録を繰り返させる。
【0042】このように記録が行われることで、例えば
図6に示すように、1単位のデータD1を磁気テープの
所定箇所に記録したとき、この記録されたデータD1の
中で記録エラーが発生した部分のデータが、このデータ
D1を記録された箇所の後に、データD1′或いはデー
タD1″として再度記録される。なお、このときに再記
録されるデータD1′,D1″としては、記録エラーが
発生したブロックのデータだけでなく、その近傍のデー
タについても再度記録し、データD1′,D1″が少な
くとも数トラック程度のデータとなるようにする。
【0043】このような記録処理が行われることで、こ
のデータストリーマ10に供給されるデータは、確実に
磁気テープに記録され、データの確実な保存ができる。
この場合、記録後に再生した信号は、訂正符号によるエ
ラー検出だけを行うので、記録データと再生データとの
照合などの処理をすることなく簡単に記録エラーの有無
が判り、簡単な構成の回路で確実な記録ができるように
構成できる。
【0044】なお、図6に示すように、記録エラーが発
生した箇所のデータは、磁気テープ上の他の箇所に記録
されることになるが、再生時にはデータ変換装置30
(或いはホストコンピュータ40)の制御で、データの
再生箇所の制御を対応して行うことで、連続した1単位
のデータとして再生させることが可能になる。
【0045】次に、本例のデータストリーマを使用して
磁気テープから記録データを再生してホストコンピュー
タ40に供給する場合の処理について説明する。図7
は、本例の再生タイミングを示す図で、回転ヘッドドラ
ム11が最初に1回転する期間では、図7(c),
(d)に示すように、まず磁気ヘッドA2と磁気ヘッド
B2とが、磁気テープTを走査するタイミングP11,
P12で、隣接した2トラックを再生する。そして、図
7(a),(b)に示すように、磁気ヘッドA1と磁気
ヘッドB1が磁気テープTを走査するタイミングP1
3,P14で、隣接した2トラックを再生する。但し、
タイミングP13,P14の方が、タイミングP11,
P12で再生するトラックよりも6トラックだけ先行し
ている。
【0046】そして、回転ヘッドドラム11が次に1回
転する期間でも同様に、図7(c),(d)に示すよう
に、磁気ヘッドA2と磁気ヘッドB2とが、磁気テープ
Tを走査するタイミングP15,P16で、隣接した2
トラックを再生し、続いて図5(a),(b)に示すよ
うに、磁気ヘッドA1と磁気ヘッドB1が磁気テープT
を走査するタイミングP17,P18で、隣接した2ト
ラックを再生する。
【0047】以下、この1回転毎に4個全てのヘッドA
1,A2,B1,B2を使用した再生を繰り返し行う。
【0048】そして、再生RF信号より検出した再生デ
ータは、データ処理回路13に接続されたデータメモリ
14に書込まれる。ここで、データメモリ14の構成に
ついて説明すると、本例のメモリ14は図8に示すよう
に128トラック分の記憶エリアが用意され、トラック
番号0のエリアからトラック番号127のエリアまで順
に書込まれた後、トラック番号0のエリアに戻って書込
まれ、128トラック分の記憶エリアが循環的に使用さ
れる。
【0049】ここで、例えば或るタイミングで磁気ヘッ
ドA1でトラック番号2の記録信号を再生したとき、こ
のときの再生データはトラック番号2のエリア内の対応
したブロック位置に記憶される。そして、このタイミン
グで磁気ヘッドA2が再生するトラックは、6トラック
遅れたトラック番号8の記録信号となり、この再生デー
タがトラック番号8のエリア内の対応したブロック位置
に記憶される。この場合、トラック番号8のエリアに、
磁気ヘッドA1で再生したデータが既に記憶されている
場合でも、磁気ヘッドA2で再生したデータを書込ませ
て記憶データを更新させる。
【0050】このように再生処理を行うことで、磁気テ
ープの各トラックに記録されたデータが、記録時の4倍
の密度で再生されることになり、再生時の再生ヘッドの
走査密度が充分に高く、磁気テープに記録されたデータ
を完全に再生することが可能になる。以下、このことを
実際の再生状態の一例を示して説明すると、例えば図9
に示すように、磁気テープTにトラックTA1,TB
1,TA2,TB2‥‥とデータが記録されたトラック
が形成されている。この場合、トラックTA1,TA2
‥‥は、磁気ヘッドA1,A2で再生できる記録アジマ
ス角で、トラックTB1,TB2‥‥は、磁気ヘッドB
1,B2で再生できる記録アジマス角であるとする。
【0051】ここで、磁気ヘッドA1,A2で再生でき
る記録アジマス角のトラックTA2に注目して説明す
る。まず、最初に磁気ヘッドA1がテープ上を軌跡で
走査し、続いてドラムの1回転後に磁気ヘッドA1がテ
ープ上を軌跡で走査したとする。以下、1回転ずつ後
に、磁気ヘッドA1がテープ上を軌跡,‥‥と走査
する。このとき、各軌跡,,,は、1トラック
のピッチだけずれている。
【0052】そして、最初に磁気ヘッドA1がテープ上
を軌跡で走査してからドラムが6回転した後に、磁気
ヘッドA2が軌跡とほぼ同じ軌跡′で走査し、続い
てドラムの1回転後に磁気ヘッドA2がテープ上を軌跡
′で走査したとする。以下、1回転ずつ後に、磁気ヘ
ッドA2がテープ上を軌跡′,′‥‥と走査する。
なお、これらの軌跡は、図9に示すようにトラックに対
し若干傾斜しているとする。
【0053】このような走査が行われることで、各軌跡
,,,の走査で、図10(a),(b),
(c),(d)に示すRF信号が再生される。即ち、図
10(a)に示すように、軌跡の走査の最初にトラッ
クTA2の信号が少しだけ再生され、残りの部分でトラ
ックTA1の信号が再生される。また、図10(b)に
示すように、軌跡の走査の最初にトラックTA2の信
号が再生され、後半に少しだけトラックTA1の信号が
再生される。また、図10(c)に示すように、軌跡
の走査の最初にトラックTA3の信号が少しだけ再生さ
れ、残りの部分でトラックTA2の信号が再生される。
さらに、図10(d)に示すように、軌跡の走査の最
初にトラックTA3の信号が再生され、後半に少しだけ
トラックTA2の信号が再生される。
【0054】このとき、1トラックを構成するデータが
24ブロックに分割されているとすると、軌跡の走査
で検出されるトラックTA2のデータのブロック番号
が、図10(e)に示すように、ブロック番号1〜ブロ
ック番号5となり、軌跡の走査で検出されるトラック
TA2のデータのブロック番号が、図10(f)に示す
ように、ブロック番号4〜ブロック番号13となり、軌
跡の走査で検出されるトラックTA2のデータのブロ
ック番号が、図10(g)に示すように、ブロック番号
12〜ブロック番号19となり、軌跡の走査で検出さ
れるトラックTA2のデータのブロック番号が、図10
(h)に示すように、ブロック番号21〜ブロック番号
24となる。
【0055】なお、ここで軌跡の走査のときに、ブロ
ック番号7のデータが再生エラーの発生により欠落した
とする。また、ブロック番号20のデータは、何れの走
査でも再生されなかったとする。
【0056】そして、データ処理回路13に接続された
データメモリ14のトラックTA2の記憶エリアでの各
ブロックのデータの記憶状態は、最初に軌跡の走査に
より再生したデータとして、図10(i)に示すよう
に、ブロック番号1〜ブロック番号5のデータが記憶さ
れる。以下、走査が進むにつれて、再生できたブロック
番号のデータが書込まれることで、図10(j)(k)
(l)に順に示すように、各ブロック番号のデータが順
に揃っていくが、この軌跡〜軌跡の走査が終了した
時点では、ブロック番号7のデータとブロック番号20
のデータが欠落している。
【0057】ここで本例においては、再度磁気ヘッドA
2でほぼ同じ軌跡′,′,′,′の走査が行わ
れて、この軌跡′,′,′,′の走査でブロッ
ク番号7のデータとブロック番号20のデータが再生さ
れ、トラックTA2を構成する全てのブロックのデータ
が最終的に得られることになる。
【0058】このように記録時の4倍の密度で再生され
て磁気テープに記録されたデータを完全に再生できる可
能性が非常に高く、記録されたデータを全て完全に再生
してホストコンピュータ側に伝送できるようになる。従
って、データストリーマとして信頼性が非常に高いもの
になる。この場合、本例では回転ヘッドドラムの回転速
度が記録と再生で同じであるので、記録時と再生時の回
転ヘッドドラムの回転制御を同じ状態で行え、回転ヘッ
ドドラムの制御系の構成を簡単にすることができる。ま
た本例の場合には、磁気テープへの記録密度を高くでき
るノントラッキング方式を採用しているので、この点か
らも高い記録密度の記録・再生ができるデータストリー
マが、簡単な構成で実現できる。
【0059】なお、上述実施例ではコンピュータ用のデ
ータを記録し再生するデータストリーマに適用したが、
オーディオ信号など他のデータを記録し再生する記録再
生装置にも適用できることは勿論である。
【0060】
【発明の効果】本発明によると、記録時の4倍の密度で
再生が行われることになり、再生時の走査密度が充分に
高く、記録データを完全に再生することが可能になる。
この場合、本発明では回転ヘッドドラムの回転速度が記
録と再生で同じであるので、記録時と再生時の回転ヘッ
ドドラムの回転制御を同じ状態で行え、回転ヘッドドラ
ムの制御系の構成を簡単にすることができる。
【0061】また本発明によると、記録と同時に記録ヘ
ッドとは別のヘッドで再生し、再生信号に含まれるエラ
ー検出符号を使用してエラー検出を行うことで、正確に
記録できたか否かの判別が、記録信号と再生信号とを正
確に照合させることなく、エラー検出だけで簡単にでき
る。
【0062】また、この場合に記録状態が不良であると
判定された記録信号を、所定期間後に再度磁気テープに
記録させることで、記録信号の部分的な欠落を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるデータストリーマを示
す構成図である。
【図2】一実施例のシステム構成を示す構成図である。
【図3】一実施例のドラム構成を示す説明図である。
【図4】一実施例によるヘッドのトレース状態を示す説
明図である。
【図5】一実施例の記録処理を示すタイミング図であ
る。
【図6】一実施例の記録状態を示す説明図である。
【図7】一実施例の再生処理を示すタイミング図であ
る。
【図8】一実施例のメモリのエリア構成を示す説明図で
ある。
【図9】一実施例の再生時のヘッド軌跡を示す説明図で
ある。
【図10】一実施例のデータ再生状態を示す説明図であ
る。
【図11】従来のドラム構成を示す説明図である。
【図12】従来の記録処理を示すタイミング図である。
【図13】従来の再生処理を示すタイミング図である。
【図14】従来の記録再生状態をテープ上のトラックパ
ターンで示す説明図である。
【符号の説明】
10 データストリーマ 11 回転ヘッドドラム 13 データ処理回路 14 データメモリ 21 中央制御装置(CPU) 30 データ変換装置 40 ホストコンピュータ A1,A2,B1,B2 磁気ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐野 高信 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ヘッドドラムに取付けられた磁気ヘ
    ッドを、この回転ヘッドドラムに所定角度巻き付けられ
    た磁気テープの長手方向に対して傾斜させて走査させる
    ことにより、第1及び第2のアジマス角の記録トラック
    を上記磁気テープ上に順次交互に形成してなる磁気テー
    プ記録再生装置において、 上記回転ヘッドドラム上の互いに所定の回転角間隔だけ
    離れた位置に配置され上記第1のアジマス角の第1及び
    第2の磁気ヘッドと、 上記回転ヘッドドラム上の互いに所定の回転角間隔だけ
    離れた位置に配置され上記第2のアジマス角の第3及び
    第4の磁気ヘッドと、 記録信号を上記第1及び第3の磁気ヘッドに供給する記
    録タイミング制御手段と、 上記第1及び第2の磁気ヘッドの再生信号を合成すると
    共に、上記第3及び第4の磁気ヘッドの再生信号を合成
    する再生信号合成手段とを備え、 記録時には、上記記録タイミング制御手段の制御で、上
    記第1の磁気ヘッドと上記第3の磁気ヘッドとに、上記
    回転ヘッドドラムの1回転毎に交互に記録信号を供給し
    て上記磁気テープに記録させ、 再生時には、上記第1,第2,第3及び第4の磁気ヘッ
    ドから、上記回転ヘッドドラムの各回転毎に再生される
    信号を上記再生信号合成手段に供給して合成させるよう
    にしたことを特徴とする磁気テープ記録再生装置。
  2. 【請求項2】 回転ヘッドドラムに取付けられた磁気ヘ
    ッドを、この回転ヘッドドラムに所定角度巻き付けられ
    た磁気テープの長手方向に対して傾斜させて走査させる
    ことにより、第1及び第2のアジマス角の記録トラック
    を上記磁気テープ上に順次交互に形成してなる磁気テー
    プ記録再生装置において、 上記回転ヘッドドラム上の互いに所定の回転角間隔だけ
    離れた位置に配置され上記第1のアジマス角の第1及び
    第2の磁気ヘッドと、 上記回転ヘッドドラム上の互いに所定の回転角間隔だけ
    離れた位置に配置され上記第2のアジマス角の第3及び
    第4の磁気ヘッドと、 記録信号を上記第1及び第3の磁気ヘッドに供給する記
    録タイミング制御手段と、 上記第2及び第4の磁気ヘッドの再生信号に含まれるエ
    ラー検出符号を使用してエラー検出を行うエラー検出手
    段とを備え、 上記記録タイミング制御手段の制御で、上記第1の磁気
    ヘッドと上記第3の磁気ヘッドとに、上記回転ヘッドド
    ラムの交互に記録信号を供給して上記磁気テープに記録
    させると共に、 この記録と並行して上記第2及び第4の磁気ヘッドの再
    生信号を上記エラー検出手段で検出して、磁気テープへ
    の記録状態の良否判定を行うようにした磁気テープ記録
    再生装置。
  3. 【請求項3】 上記エラー検出手段での良否判定で、記
    録状態が不良であると判定された記録信号を、所定期間
    後に再度上記記録タイミング制御手段から上記第1及び
    第3の磁気ヘッドに供給して磁気テープに記録させるよ
    うにした請求項2記載の磁気テープ記録再生装置。
JP6140589A 1994-06-22 1994-06-22 磁気テープ記録再生装置 Pending JPH087208A (ja)

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